JPH02286862A - インテグレーティッド・ターボ・ラムジェットエンジン - Google Patents

インテグレーティッド・ターボ・ラムジェットエンジン

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Publication number
JPH02286862A
JPH02286862A JP2099143A JP9914390A JPH02286862A JP H02286862 A JPH02286862 A JP H02286862A JP 2099143 A JP2099143 A JP 2099143A JP 9914390 A JP9914390 A JP 9914390A JP H02286862 A JPH02286862 A JP H02286862A
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JP
Japan
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turbo
ring
cone
air inlet
engine
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Pending
Application number
JP2099143A
Other languages
English (en)
Inventor
Heinrich Enderle
ハインリッヒ・エンデルレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MTU Aero Engines AG
Original Assignee
MTU Motoren und Turbinen Union Muenchen GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by MTU Motoren und Turbinen Union Muenchen GmbH filed Critical MTU Motoren und Turbinen Union Muenchen GmbH
Publication of JPH02286862A publication Critical patent/JPH02286862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K3/00Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan
    • F02K3/02Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber
    • F02K3/04Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type
    • F02K3/075Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type controlling flow ratio between flows
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
    • F02C7/04Air intakes for gas-turbine plants or jet-propulsion plants
    • F02C7/042Air intakes for gas-turbine plants or jet-propulsion plants having variable geometry
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K7/00Plants in which the working fluid is used in a jet only, i.e. the plants not having a turbine or other engine driving a compressor or a ducted fan; Control thereof
    • F02K7/10Plants in which the working fluid is used in a jet only, i.e. the plants not having a turbine or other engine driving a compressor or a ducted fan; Control thereof characterised by having ram-action compression, i.e. aero-thermo-dynamic-ducts or ram-jet engines
    • F02K7/16Composite ram-jet/turbo-jet engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ターボ循環とラム循環用の共通の空気入口
と、環状のターボ空気入口管路と、これを同心的に取り
巻き、外側がエンジンケーシングと境をなしているラム
空気入口管路と、入口円錐形物と、共通の空気入口の気
流を2つの入口管路の1つに方向転換させるための可動
手段を持つ、極超音速飛行機用のインチグレーティラド
・ターボ・ラムジエ”)トエンジンに関する。
〔従来技術〕
普通の飛行場で離陸と着陸が可能で、数マツハの飛行速
度が出せる極超音速飛行機の開発が進められている。こ
の種の極超音速飛行機は高速長距離輸送機あるいは普通
に離陸する宇宙輸送機として使用することができるもの
で、達成可能のマツへ数は、高度的30kmで、4から
8マツへの間である。
この種の飛行機を駆動するためのエンジンは従来のエン
ジンコンセプトでは達成できない様々な要求を満たすも
のでなければならない。例えばマツハ1以下の低飛行速
度から最高速度まで十分な出力が出せるものである。こ
のためターボとラムエンジンを組み合わせる方法が提案
されている。
このエンジンは低飛行速度では再燃焼装置を装備したあ
るいは装備しないガスタービンジェット推進エンジンと
して作動し、一定の飛行速度を上回るとラムジェットエ
ンジン(RAM運転)として作動するものである。
この種のエンジンはガスタービンの両側に閉鎖可能のバ
ルブが装備され、再燃焼装置がガスタービンの下流で同
時にラムジェット燃焼室として使われるものである。こ
のため、ガスタービンの外側に環状のラム空気入口管路
を同心的に取り付け、ラムジェット運転の場合にはこの
管路を通してガスタービンを迂回して流入空気を直接燃
焼室に導く。これを行うために流入管路の部分とタービ
ンのうしろに可動ガイドプレートが装備されており、こ
れが気流を、内側に同心的に取り付けられたターボ空気
入口管路に、すなわちガスタービンコアエンジンを通し
て導くか、又は外側に同心的に取り付けられたラムジェ
ット入口管路に選択的に導く。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種の切り替え可能エンジンの大きな問題点は、エン
ジンの外寸をできるかぎり小さくしなければならないこ
とである。その最小寸法は両空気入口管路と、コアエン
ジンの中心部分に必要な内寸の横断面によって決まる。
考えられつる構造的に非常な単純な入口管路への給気方
法は、第1の場所ではラム空気入口管路を閉鎖し、第2
の場所ではターボ入口管路を閉鎖する、軸方向にスライ
ド可能のガイドブレートリングを取り付けることである
。しかしこのような解決方法には、入口管路の経路が複
雑なものとなり、最小直径を超える外寸のエンジンが必
要になるという欠点がある。この場合、直径の増大は数
デシ、メートルの範囲であるが、横断面が大きくなるた
め、高速時には空力抵抗が高まる。
したがって、この発明の目的は、エンジンの外寸を大き
くすることなしに、気流を両入口管路に方向転換させる
ことができる、上記タイプのターボ・ラムジェットエン
ジンを形成することにある。
〔課題を解決するための手段〕
発明に基づき、この目的は請求項第1項の特徴部分の記
載によって解決することができる。
すなわち、本発明によるインテグレーティッド・ターボ
・ラムジェットエンジンは、ターボ循環とラム循環用の
共通の空気入口と、環状のターボ空気入口管路と、これ
を同、心的に取り巻き、外側がエンジンケーシングによ
って限定されているラム空気入口管路と、入口円錐形物
と、共通の空気入口の気流を2つの入口管路の1つに方
向転換させるための可動手段を持つ、極超音速飛行機用
のインテグレーティッド・ターボ・ラムジェットエンジ
ンにおいて、前記可動手段が、エンジンケーシング10
によって軸方向にスライドすることができる、ラム空気
入口管路16を閉鎖するためのガイドリング14と、ガ
イドリング14に対して半径方向に内在し、逆方向にス
ライドすることができる、ターボ空気入口管路12を閉
鎖するためのリング円錐形物15を包含し、管路の壁面
を形成するガイドリング14の輪郭24 、29とリン
グ円錐形物15が流入に好都合な状態に形成されている
ことを特徴とする。
この発明の本質的な長所は、入口管路によって決まった
最小直径を保持しても、両入口管路への気流の方向転換
が可能で、同時に低損失の流入管路のケーシングの輪郭
を得ることができることである。さらにこのような設計
によって、ターボ運転からラムジェット運転に切り替え
た瞬間の臨界状態においても、タービンのうしろのバル
ブを使い、特定の目的に合った流入空気を、連続的に、
一方の入口管路から他方の入口管路に方向転換させるこ
とよって、エンジンの出力を保持することができること
である。
この発明のその他の長所としては、閉鎖部材の構造長さ
が短いことと、調節装置の行程が短いことが挙げられる
。またラムジェット運転の場合、加熱した入口円錐形物
やリング円錐形物を、冷却空気の吹き込みによる薄膜冷
却によって、効果的に冷却することができることである
この発明のさらに有利な改良においては、ガイドリツプ
にはほぼ円錐形に先細りとなっている正面と、それに接
続し、はぼ円錐形に広がっている裏面を有していること
である。したがってガイドリングはほぼV字形の構造で
ある。この場合、正面はターボ運転においてターボ入口
管路の流入輪郭が空気力学的に好ましいものとなるよう
に形成されている。この運転状態ではガイドリングはそ
の軸方向の後方位置にあり、その正面は、外部ケーシン
グからターボ入口管路の外部境界ともなっている中間ケ
ーシングまでの壁面の輪郭において流入損失ができるだ
け少なくなるように形成されている。ガイドリングの裏
面は、ラムジェット運転の場合、リング円錐形物と一緒
に作用して、ラム空気入口管路と接続したリング管路と
なるように形成されている。このため裏面は主として円
錐形に形成されている方が好ましい。
ラムジェット運転の場合、ガイドリングはその軸方向の
前方位置にある。この場合、リング円錐形物もガイドリ
ング内の少し後方にかつ半径方向の内側に配置されてい
る。またガイドリングの裏面はラム空気入口管路の外壁
の前部となる。同時にリング円錐形物は入口円錐形物か
ら中間ケーシングまでの流入が安定して行われるように
形成されている。
ガイドリングの正面と裏面間のリングエツジ部分は、ラ
ムジェット運転の場合に、この部分での流入損失ができ
るだけ少なくなるように形成されている。
この発明のその他の有利な改良としては、リング円錐形
物と入口円錐彫物間に形成されたリング管路が、少なく
ともラム空気入口管路の横断面を持つように、リング円
錐形物の軸方向の前方位置が決められていることである
。このような設計の長所は、ターボ運転からラムジェッ
ト運転に切り替えた場合に、ラム空気入口管路が開放後
、ガイドリングが前方にスライドされることにより、ラ
ム空気入口管路への十分な給気が行なえることである。
リング円錐形物の形状は入口円錐形物の輪郭の延長とす
ることが好ましく、必要に応じて湾曲を持たせることも
できる。この場合、入口円錐形物が外部湾曲(凸形)の
場合には、流入方向から見て同じ形状の彎曲となること
が望ましい。
リング円錐形物は調節装置を使って軸方向に可動させる
ことができる。この場合、軸方向の案内とロックが一定
の場所で同時に行われる。
〔作 用〕
この発明に基づいた形成では、ターボ運転からラムジェ
ット運転に切り替えるために、ガイドリングを軸方向の
後方位置から前方位置にスライドさせることができるよ
うになっている。そして引き続きリング円錐形物が軸方
・向の前方位置から後方位置にスライドされる。それと
ほぼ同時にガイドリングが前方に移動することにより、
コアエンジンの下流に配置された閉鎖バルブが閉じ、空
気がターボ入口管路に吸い込まれないようになっている
。つまりガイドリングが前方に移動するとラム空気入口
管路が開放され、流入空気はこの管路に導かれる。引き
続きリング円錐形物が前方位置から後方位置にスライド
され、この終端位置でターボ入口管路を完全に閉鎖する
ガイドリングとリング円錐形物の対立した運動を連続的
に行うのではな(、部分的にあるいは完全に同時に行う
ことも可能である。これによりターボ運転からラムジェ
ット運転への、あるいはその逆の切り替え時間が短縮さ
れ、有利なものとなる。
〔実施例〕
以下に添付図面に基づいてこの発明の説明を行う。
第1図はインチグレーティラド・ターボ・ラムシェツト
エンジンの軸方向断面図、第2図はこのエンジンのラム
ジェット運転での断面図、第3図はこのエンジンのター
ボ運転での同一断面図である。
第1図は、ターボ運転からラムジェット運転に切り替え
ることができる、インテグレーティッド・ターボ・ラム
ジェットエンジン1の軸方向断面図である。このエンジ
ンは、ターボ運転では再燃焼装置の噴射装置として働き
、ラムジェット運転ではラムジェット噴射装置として働
く噴射装置3を持つガスタービン2で構成されている。
この場合、ラム空気はガスタービン2を迂回して環状の
管路4を介して、噴射装置3のうしろに配置された再燃
焼装置管33に直接供給される。
ガスタービン2は6段のコンプレッサー5と燃焼室6で
構成されており、1段のタービン7が接続されている。
コンプレッサー5とタービン7は共通のシャフト8を介
して互いに接続されている。
こノ発明の枠内で、必要に応じ、このエンジンを2シヤ
フトあるいは3シヤフトエンジンとすることも可能であ
る。重力と、ガスタービン2に発生するガス力は、周囲
に配分された複数の支持リブ9a 、 9bを介して、
飛行機に固定されているエンジンケーシングlOに導か
れる。
第1図に示した位置ではターボ・ラムジェットエンジン
1はターボ運転状態にある。つまり共通の空気入口11
に流入する空気はターボ空気入口管路12に導かれ、ガ
スタービン出口13でガスタービン2を離れ、噴射装置
3の周囲を流れ、再燃焼装置管33に流入する。
図示したターボ運転からラムジェット運転に切り替える
ためには、空気入口110部分でガイドリング14とリ
ング円錐形物15を互いに反対方向に軸方向にスライド
させる。その結果、ターボ空気入口管路12が閉鎮され
、この外部に同心的に配置されたラム空気入口管路16
を開放する。これにより、空気入口11に到達した気流
は、ガスタービン2を迂回してラム空気入口管路16と
管路4を経て、直接、再燃焼装置管33に供給される。
ラムジェット運転の場合、同時に閉鎖リング17が、第
1図に示した位置とは逆に、軸方向の後方にスライドし
、これによってガスタービン出口13を閉鎖する。
本発明に基づくガイドリング14とリング円錐形物15
の、ラムジェット運転とターボ運転における作用が第2
図と第3図に拡大して描かれている。
第2図に示した位置ではターボ・ラムジェットエンジン
1はラムジェット運転状態にある。したがってターボ空
気入口管路12はリング円錐形物15によって閉鎖され
ている。同時にラム空気入口管路16は共通の空気入口
11と接続している。そのためガイドリング14はその
軸方向の前方終端位置にある。リング円錐形物15は、
空気力学的に見て、空気入口110部分でエアジェツト
を導く入口円錐形物1Bの延長をなす形状となっている
。この場合、リング円錐形物15は、内側が入口円錐形
物18に、外側が中間ケーシング19に密閉状態で付着
した形となっている。中間ケーシング19は、ターボ空
気入口管路12と、これを放射状に取り巻くラム空気入
口管路16を分離している。リング円錐形物15は必要
に応じ、調節装置20を使って軸方向の後方終端位置か
ら前方にスライドすることができる。またこれによって
停止および案内も行われる。この調節装置20は入口内
錐形物18で支持されている。
しかしこの調節装置を中間ケーシング19に取り付け、
棒状物を介してリング円錐形物15の下部エツジと接続
することも可能である。このような配置は中間ケーシン
グ19に十分な厚みがある場合には目的に合致したもの
となる。
図示した位置では前部エツジ21がエンジンケーシング
lOと密着している。後部エツジ22は環状の形状体2
3と密閉状態で付着した形となっている。
ガイドリング14の裏面24は、形状体23と共に空気
入口11にある気流を損失なくラム空気入口管路16に
導くことができる形状となっている。ガイドリング14
はガイドリング調節装置25を使ってリング円錐形物1
5とは逆の軸方向に移動させることができる。この場合
、ガイドリング14は形状体23に沿って案内される。
両調節装置2(12)と25はそれぞれ別個に駆動する
ことができる。
さらに形状体23を使わずに、その分だけガイドリング
14を長くすることも可能である。しかしこのような配
置を行うためには放射状の外部支持リブ列9bを軸方向
の後方に移動しなければならないため、ガスタービン2
からエンジンケーシング10に好ましくないガス力ふよ
び重力が導かれるという短所がある。ともかくラムジェ
ット運転では、すべての可動部分、特にガイドリング1
4とリング円錐形15が固く張り支えられ、密閉効果を
持つ。
そしてすべての駆動エレメントと案内エレメント、特に
調節装置20.25、連接棒27フよび支持棒26が密
閉状態で、熱に対する保護を行って取り付けられており
、約22(16)にの熱い空気の流入を防いでいる。軸
方向への案内と固定を行っているガイドリング調節装置
は形状体23の中に格納され熱気から隔離される。
第3図はターボ運転状態にある本発明に基づく装置であ
る。つまりターボ空気入口管路12と共通の空気入口1
1が連接されており、ラム空気入口管路16が閉鎖され
ている。このためリング円錐形物15は、第2図とは反
対に、軸方向の前方にスライドした位置にある。この移
動は調節装置20を使って行われる。リング円錐形物1
5は放射状に整列させた支持棒26を介して調節装置2
(12)と接続している。
支持棒26は軸方向に可動する連接・案内棒27とも連
接している。連接・案内棒27と支持棒2Gの横断面は
流入に好都合な形状となっている。この場合、流線形の
横断面とすることによって流入に好ましい輪郭以外に大
きな曲げ強さを得ることができる。
入口円錐形物18には軸方向に若干の溝28があり、ラ
ムジェット運転の場合には支持棒26がこの中に入るの
で、入口円錐形物18の流入に好都合な輪郭の妨げとは
ならない。ターボ運転の場合、ガイドリング14はその
軸方向の後方終端位置にある。この場合、形状体23は
気流に対して完全に隔離されている。またガイドリング
14の正面29はエンジンケーシング10の内側から中
間ケーシング19までの流入輪郭ができるだけ好ましい
状態となるように形成されている。
またその上流の前部断片は凹状で、その後部断片は凸状
に形成されている。そしてその輪郭は、正面29の横断
面において、入口円錐形物18の裏面と一緒に、空気入
口11からターボ空気入口管路12までが狭くなるよう
に形成されている。これにより、流入を加速し、流入が
スムーズに行われるようになっている。
ガイドリング14の内側は中間ケーシング19と、外側
はエンジンケーシング1(12)と密着しており、これ
によってガスタービン出口13から出る排気ガスが、管
路4を経てターボ入口管路12に逆流することを防いで
いる。ガイドリング14の外部密閉は密閉力を低減する
ために形状体23に対して行うようにしてもよい。
ガイドリング14と形状体23の長さは、ガイドリング
14の後部エツジ22が支持リブ9bの少し手前で終わ
るように調整されている。しかしこの支持リブ9bは力
の伝達ができるだけ好ましいものとなるように支持リブ
9aと放射状に同列にすべきである。
エンジンケーシング10は、ラムジェット運転の場合に
高温が発生するため、絶縁ケーシングとして形成されて
いる。厚みが大きいのはそのためである。しかしターボ
運転の場合にはこのような厚みが不必要であるため、エ
ンジンケーシング10の外寸を大きくしないで、3(1
6)部分の内側を凹状に湾曲させ、ガイドリング14の
正面29への移行を改善し、流入横断面を保持しながら
入口円錐形物18の直径を大きくすることが可能である
リング円錐形物15の軸方向の前方部分では、リング円
錐形物15と入口円錐形物18とで形成されるリング管
路31の横断面が、少なくともラム空気入口管路16の
横断面となるようにすることが望ましい。この場合、エ
ンジンケーシング10、リング円錐形物15および入口
円錐形物18は、エンジンケーシング1(12)とリン
グ円錐形物15間のリング管路32からリング管路31
までの流入横断面の割合が入口と出口で同じとなるよう
に調整されている。
これはターボ運転からラムジェット運転に切り替えた場
合に、リング管路31にある気流をラム空気入口管路1
6に方向転換するためである。切り替えを行うためには
、まずガイドリング14を前方にスライドする。これに
よってリング円錐形物15とエンジンケーシングlOの
間の外部リング管路32が徐々に閉鎖される。同時にラ
ム空気入口管路16が開放し、その結果、内部リング管
路31にある気流が徐々にターボ空気入口管路12から
ラム空気入口管路16に方向転換する。そしてガイドリ
ング14が前方に移動し、同時にガスタービン出口13
の閉鎖リング17(第1図)が後方にスライドされ、ガ
スタービン2を介しての流入が停止したあと、気流も強
制的にラム空気入口管路16に導かれる。引き続きリン
グ円錐形物15が後方に移動することにより、入口円錐
形物18から中間ケーシング19の外壁までの流入に好
都合な輪郭が形成される。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、入口管路によって決まっ
た最小直径を保持しても、両入口管路への気流の方向転
換が可能で、同時に低損失の流入管路のケーシングの輪
郭を得ることができるものである。さらにこのような設
計によって、ターボ運転からラムジェット運転に切り替
えた瞬間の臨界状態においても、タービンのうしろのバ
ルブを使い、特定の目的に合った流入空気を、連続的に
、一方の入口管路から他方の入口管路に方向転換させる
ことよって、エンジンの出力を保持することができるも
のである。
この発明のその他の長所としては、閉鎖部材の構造長さ
が短いことと、調節装置の行程が短いことが挙げられる
。またラムジェット運転の場合、加熱した入口円錐形物
やリング円錐形物を、冷却空気の吹き込みによる薄膜冷
却によって、効果的に冷却することができることである
【図面の簡単な説明】
第1図はインテグレーティッド・ターボ・ラムジェット
エンジンの軸方向断面図、第2図はこのエンジンのラム
ジェット運転での断面図、第3図はこのエンジンのター
ボ運転での同一断面図である。 10・・・・・・エンジンケーシング、16・・・・・
・ラム空気入口管路、14・・・・・・ガイドリング、
12・・・・・・ターボ空気入口管路、15・・・・・
・リング円錐形物、24 、29・・・・・・輪郭。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ターボ循環とラム循環用の共通の空気入口と、環
    状のターボ空気入口管路と、これを同心的に取り巻き、
    外側がエンジンケーシングによって限定されているラム
    空気入口管路と、入口円錐形物と、共通の空気入口の気
    流を2つの入口管路の1つに方向転換させるための可動
    手段を持つ、極超音速飛行機用のインテグレーティッド
    ・ターボ・ラムジェットエンジンにおいて、前記可動手
    段が、エンジンケーシング(10)によって軸方向にス
    ライドすることができる、ラム空気入口管路(16)を
    閉鎖するためのガイドリング(14)と、ガイドリング
    (14)に対して半径方向に内在し、逆方向にスライド
    することができる、ターボ空気入口管路(12)を閉鎖
    するためのリング円錐形物(15)を包含し、管路の壁
    面を形成するガイドリング(14)の輪郭(24、29
    )とリング円錐形物(15)が流入に好都合な状態に形
    成されていることを特徴とするインテグレーティッド・
    ターボ・ラムジェットエンジン。
  2. (2)前記ガイドリング(14)の輪郭が流入側(29
    )では円錐形に細くなっており、流出側(24)では円
    錐形に広くなっていることを特徴とする請求項1記載の
    ターボ・ラムジェットエンジン。
  3. (3)ガイドリング(14)の流入側(29)において
    も、エンジンケーシング(10)からターボ空気入口管
    路(12)とラム空気入口管路(16)間の中間ケーシ
    ング(19)までの流入輪郭が空気力学的に見て好都合
    な状態に形成されていることを特徴とする請求項2記載
    のターボ・ラムジェットエンジン。
  4. (4)ガイドリング(14)の流出側(24)が、ラム
    ジェット運転時において、リング円錐形物(15)と共
    に、ラム空気入口管路(16)の入口を形成しているこ
    とを特徴とする請求項2記載のターボ・ラムジェットエ
    ンジン。
  5. (5)ガイドリング(14)の流入側(29)の前部は
    内部湾曲(凹状)であり、後部は外部湾曲(凸状)であ
    ることを特徴とする請求項2記載のターボ・ラムジェッ
    トエンジン。
  6. (6)ガイドリング(14)はラムジェット運転時にエ
    ンジンケーシング(10)に取り付けられた環状の形状
    体(23)に差し込むことができ、この形状体がガイド
    リング(14)の流出側の輪郭(24)を形成すること
    を特徴とする請求項2記載のターボ・ラムジェットエン
    ジン。
  7. (7)ガイドリング(14)はその後部終端位置におい
    て、外側は形状体(23)に沿って、内側は中間ケーシ
    ング(19)に沿って密閉されていることを特徴とする
    請求項2記載のターボ・ラムジェットエンジン。
  8. (8)リング円錐形物(15)はその後部位置において
    外側は中間ケーシング(19)の前部エッジ部によって
    密閉され、内側が入口円錐形物(18)と密閉状態で密
    着することを特徴とする請求項1記載のターボ・ラムジ
    ェットエンジン。
  9. (9)リング円錐形物(15)の軸方向の前方向位置は
    、リング円錐形物(15)と入口円錐形物(18)間に
    形成されたリング管路(31)の横断面が、少なくとも
    ラム空気入口管路(16)の横断面となるように決めら
    れていることを特徴とする請求項8記載のターボ・ラム
    ジェットエンジン。
  10. (10)エンジンケーシング(10)、リング円錐形物
    (15)および入口円錐形物(18)において、エンジ
    ン円錐形物(15)の軸方向に延びた範囲で、エンジン
    ケーシング(10)とリング円錐形物(15)間のリン
    グ管路(32)からリング管路(31)までの流入横断
    面の割合が入口と出口で同じとなるように調整されてい
    ることを特徴とする請求項2記載のターボ・ラムジェッ
    トエンジン。
  11. (11)リング円錐形物(15)には、内周に沿って、
    内側に放射状に整列させた複数の支持棒(26)が取り
    付けられており、この支持棒が、軸方向に整列させた連
    接・案内棒(27)を介して、入口円錐形物(18)に
    取り付けられた調節装置(20)と接続されていること
    を特徴とする請求項1記載のターボ・ラムジェットエン
    ジン。
  12. (12)ターボ運転からラムジェット運転に切り替える
    ため、ガイドリング(14)をその軸方向の後方位置か
    ら前方にスライドさせることができ、リング円錐形物(
    15)をその軸方向の前方位置から後方にスライドさせ
    ることができることを特徴とする請求項1記載のターボ
    ・ラムジェットエンジン。
  13. (13)入口円錐形物(18)に支持棒(26)を収容
    するための放射状の溝(28)が設けられていることを
    特徴とする請求項11記載のターボ・ラムジェットエン
    ジン。
  14. (14)リング円錐形物(15)には、その外側に沿っ
    て、軸方向に整列させた複数の連接・案内棒が取り付け
    られており、この連接・案内棒が中間ケーシングに取り
    付けられた調節装置と結合されていることを特徴とする
    請求項1記載のターボ・ラムジェットエンジン。
JP2099143A 1989-04-14 1990-04-12 インテグレーティッド・ターボ・ラムジェットエンジン Pending JPH02286862A (ja)

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