JPH02286232A - ハニカムパネル - Google Patents

ハニカムパネル

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JPH02286232A
JPH02286232A JP10798189A JP10798189A JPH02286232A JP H02286232 A JPH02286232 A JP H02286232A JP 10798189 A JP10798189 A JP 10798189A JP 10798189 A JP10798189 A JP 10798189A JP H02286232 A JPH02286232 A JP H02286232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate plate
plate
honeycomb
heat insulation
surface plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP10798189A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Amaya
天谷 辰郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はハニカムパネルに関する。すなわち芯材として
ハニカムコアが用いられ、各種の構造材等として使用さ
れるハニカムパネルに関するものである。
「従来の技術」 このようなハニカムパネルは、従来一般に、上下の表面
板間にハニカムコアが接合されたサンドインチパネル状
をなしていた。
そしてこのように表面板間に1層のハニカムコアが設け
られたハニカムパネルは、重量比強度に優れ成形も容易
でコスト面にも優れる等々のハニカムコアの各種特性を
生かし、構造材等として広く各種の用途に用いられてい
た。
「発明が解決しようとする課題」 ところでこのような従来のハニカムパネルにあっては、
次の問題が指摘されていた。
第1に、用途によっては強力な断熱性が要求されること
がある。そしてこのような場合、従来のハニカムパネル
はそのままでは断熱性に限界があるので、例えばその各
セル内に断熱材を充填すること等が行われていたが、コ
スト面に問題が生じるとともに軽量性を損なうおそれも
あった。
第2に、用途によっては更に特殊な複合機能が求められ
ることがある。そして従来のハニカムパネルでは、前述
した本来の各種特性を損なうことなくこのような複合機
能をも備えるようにすることは、非常に困難とされてい
た。
例えば、X線その他有害な電磁波等が発生する場所の構
造材として用いられる場合には、係る電磁波等の減衰性
・透過防止性が要求される。しかし従来のハニカムパネ
ルにあっては、係る特殊な機能をも備えることは困難と
され、このような場所における使用には問題があった。
更に例えば、耐弾性等の強い耐衝撃性が要求されること
もあるが、従来のハニカムパネルにあっては、係る特殊
な機能をも備えるようにすることは容易ではなく、その
使用に問題が指摘されていた。なおこのような場合、例
えば樹脂を含浸させた高弾性高分子繊維の織布板を、ハ
ニカムパネルの表面板として用いることも考えられるが
、これでは耐候性に問題が生じ、織布板が太陽の紫外線
および雨水等に対し弱いので、長期間外気にさらして使
用できないという指摘があった。
従来例ではこのような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、ハニカムコアを上下
の表面板と中間板間に積層し、かつ中間板の材質を少な
くとも一方の表面板と異ならしめてなるごとにより、軽
量性2強度面、コスト面等の緒特性を1員なうことなく
、耐熱性に優れしかも特殊な複合機能をも備えることが
可能な、ハニカムパネルを提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
すなわちこのハニカムパネルは、上下の表面板間に中間
板が介装され、該中間板と上下の該表面板間にそれぞれ
芯材たるハニカムコアが接合されて積層されてなる。そ
して該中間板と少なくとも一方の該表面板とは、異なる
材質よりなっている。
「作 用」 本発明に係るハニカムパネルは、このような手段よりな
るので、次のごとく作用する。
このハニカムパネルは、ハニカムコアを上下の表面板と
中間板間に積層し、かつ中間板の材質を少なくとも一方
の表面板と異ならしめてなる。
そこで第1に、ハニカムコアが中間板を介し積層されて
いるので、それぞれのセルの空気層により断熱性が一段
と向上する。そしてこれは充填等によらず実現されるの
で、コスト面に優れ軽量性をt員なうこともない。なお
断熱性は、表面板および中間板の材質を、適宜選択する
ことによって更に向上する。
第2に、中間板の材質を少なくとも一方の表面板と異な
らしめ、適宜選択して組み合わすことにより、用途に応
じ必要とされる特殊な複合機能をも容易に備えることが
できる。
すなわち例えば、中間板に鉛等を用いることにより、X
線その他有害な電磁波等の減衰性・透過防止性に優れる
という特殊な複合機能をも備えることが可能であり、又
例えば、中間板に樹脂を含浸させた高弾性高分子繊維の
織布板を用いることにより、耐弾性等の耐衝撃性に優れ
るという特殊な複合機能をも、耐候性を損なうことなく
備えることが可能となる。
第3に、しかもこれらは、軽量性1強度面、コスト面等
の特性をほとんど損なうことなく、実現される。
「実 施 例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて詳細に
説明する。
まずその構成等について説明する。
第1図は、本発明の実施例を示す要部の正面概略図であ
る。第2図はその斜視図である。
このハニカムパネルは、上下の表面板1.2間に中間板
3が介装され、中間板3と上下の表面板1.2間にそれ
ぞれ芯材たるハニカムコア4,5が、接合されて積層さ
れてなる。そして中間板3と少なくとも一方の表面板l
又は2とは、異なる材質よりなっている。
これらについて詳述すると、まずハニカムコア4.5は
、セル壁により形成された正六角形その他の中空柱状の
セル6の平面的集合体よりなる。
その素材としては、アルミニウムの薄板が代表的に用い
られるが、その他各種金属、プラスチックの薄板、紙製
の薄板等も、用途に応じ適宜選択して用いられる。又ハ
ニカムコア4,5は、次の各特性を備えてなることが知
られている。すなわち、まず重量比強度に優れ、高い軽
量性とともに高い剛性・強度を有してなる。又平面精度
に優れ成形も容易であり、コスト面にも優れている。更
にセル6内の空気層により、断熱性とエアクツション性
を備え、又セル6が平面的に集合してなることにより、
高い衝撃力分散性を備えている。
そしてこのようなハニカムコア4.5の上下の両セル端
面が、それぞれ表面板1.2および中間板3に、接着剤
等により接合されている。上下の表面板1.2としては
、表面硬度が高く損傷防止面に優れたアルミニウム等金
属の板体、又は断熱性その他に優れた強化プラスチック
等樹脂の板体等が、用途に応じ適宜選択して用いられる
中間板3としては、X線その他有害な電磁波等の減衰性
・透過防止性に特に優れた鉛、その他アルミニウム等金
属の板体、断熱性その他に優れた強化プラスチック等樹
脂の板体等が、用途に応じ適宜選択して用いられる。
又中間板3としては、例えば樹脂を含浸させた高弾性高
分子繊維の織布板も用いられる。係る織布板は、ポリエ
チレン繊維、パラ系アラミド繊維等の高弾性高分子繊維
の織布に、樹脂を含浸せしめることにより得られ、適宜
枚数が積層して用いられる。そしてこの樹脂を含浸させ
た高弾性高分子繊維の織布板は、その特性たる高張力性
に基づく伸び変形により、例えば被弾した弾丸、その他
外部から加えられた衝撃力・運動エネルギーを吸収して
減衰させるという、優れた耐弾性等の耐衝撃性を備えて
いる。しかしながら係る織布板は、耐候性に問題があり
、例えば太陽の紫外線に対する耐久性が劣り、長期間外
気にさらして使用できないという欠点が知られている。
 以上が構成等の説明である。
以下その作動等について説明する。
このハニカムパネルでは、ハニカムコア4,5が平行な
上下の表面板1,2と中間板3間にそれぞれ芯材として
介装され接合により積層されている。そして中間板3の
材質を、少なくとも一方の表面板l又は2と異ならしめ
てなる。このハニカムパネルは、このようなサンドイッ
チパル状をなすので、次の第1.第2.第3のごとくな
る。
第1に、このハニカムパネルでは、ハニカムコア4,5
が中間板3を介し上下に遮断された状態で積層されてい
るので、それぞれのセル6の空気層により断熱性が一層
向上する。そしてこれは、従来例のごとく断熱材の充填
等によらず実現されるので、コスト面に優れ軽量性を損
なうこともない。
なおこの断熱性は、表面板1.2又は中間板3として例
えば強化プラスチック等を用いることによって、更に向
上する。
このように第1に、このハニカムパネルは断熱性に優れ
ている。
第2に、このハニカムパネルでは、中間板3の材質を少
なくとも一方の表面板1又は2と異ならしめ、適宜選択
して組み合わすことにより、用途に応じ必要とされる特
殊な複合機能をも容易に備えることができる。これにつ
いて2つの例により説明する。
すなわち例えばまず、中間板3に鉛等を用いることによ
り、X線その他有害な電磁波等の減衰性・透過防止性に
優れるという特殊な複合機能をも備えることが可能にな
る。もってこのハニカムパネルは、係る電磁波等が発生
する場所の構造材としても使用可能となる。
次に例えば、中間板3に樹脂を含浸させた高弾性高分子
繊維の織布板を用いることにより、耐弾性等の耐衝撃性
に優れるという特殊な複合機能を、耐候性を損なうこと
なく備えることが可能になる。
すなわち、例えば被弾した弾丸その他外部から加えられ
た衝撃力・運動エネルギーは、ハニカムコア4の衝撃力
分散性によりまず分散され、次に中間板3たる樹脂を含
浸させた高弾性高分子繊維の織布板の高張力性に基づく
伸び変形により、吸収されて減衰する。なおこの伸び変
形は、次のハニカムコア5のエアクツション性により、
確実に補完される。又このような衝撃力・運動エネルギ
ーは、ハニカムコア5の衝撃力分散性により、更に分散
され更に減衰される。勿論表面板1,2の材質によって
は、更に確実に減衰されることになる。
そしてこのような中間板3たる樹脂を含浸させた高弾性
高分子繊維の織布板は、例えば、太陽の紫外線に対する
耐久性に劣る等耐候性に劣るが、その前後がハニカムコ
ア4.5そして表面板1゜2により、確実に被覆されて
いる。そこで係る中間板3が直接外気にさらされるよう
なことはなく、このハニカムパネルは耐候性に優れ、太
陽の紫外線にも強く耐久性があり、長期間直接外気にさ
らしての使用も可能となる。
このように第2に、このハニカムパネルは、例えば電磁
波等の減衰性・透過防止性、又例えば耐弾性等の耐衝撃
性、その他の特殊な複合機能をも、適宜容易に備えるこ
とができる。
第3に、しかもこれらは、ハニカムパネル本来の軽量性
2強度面、コスト面等の特性をほとんど損なうことなく
、実現される。
このハニカムパネルは、以上述べた第1.第2゜第3の
ごとくなる。
次にこのようなハニカムパネルの4つの具体例について
述べておく。
■上側すなわち外側として用いる側の表面板1としてア
ルミニウムの板体を用い、ハニカムコア4として紙製の
ものを用い、中間板3として鉛の板体を用い、ハニカム
コア5として紙製のものを用い、下側すなわち内側とし
て用いる側の表面板2としてアルミニウムの板体を用い
る。この例のように構成されたハニカムパネルは、断熱
性とともに、特にX線その他有害な電磁波等の減衰性・
透過防止性に優れている。
■上側すなわち外側の表面板lとしてアルミニウムの板
体を用い、ハニカムコア4としてアルミニウムの薄板型
のものを用い、中間板3として強化プラスチックの板体
を用い、ハニカムコア5としてアルミニウムの薄板型の
ものを用い、下側すなわち内側の表面板2として強化プ
ラスチックの板体を用いる。この例のように構成された
ハニカムパネルは、断熱性に特に優れるとともに、上側
すなわち外側の表面板1による損傷防止その他の強度面
に優れている。
■上側すなわち外側の表面板1として強化プラスチック
の板体を用い、ハニカムコア4としてアラミツドの薄板
型のものを用い、中間板3としてアルミニウムの板体を
用い、ハニカムコア5としてアラミツドの薄板型のもの
を用い、下側すなわち内側の表面板2として強化プラス
チックの機体を用いる。この例のように構成されたハニ
カムパネルは、断熱性に特に優れるとともに、有害な電
磁波の減衰性・透過防止性も備えている。
■上側すなわち外側の表面板1としてアルミニウムの板
体を用い、ハニカムコア4として紙製のものを用い、中
間板3として樹脂を含浸させた高弾性高分子繊維の織布
板を用い、ハニカムコア5として紙製のものを用い、下
側すなわち内側の表面板2としてアルミニウムの板体を
用いる。この例のように構成されたハニカムパネルは、
耐熱性とともに、特に耐弾性等の耐衝撃性に優れかつ耐
候性にも優れてなる。
このハニカムパネルは、例えばこれらの具体例のごとく
構成され、もってそれぞれ異なった複合機能を備えてな
る。
以上が作動等の説明である。
なお以上説明した実施例のハニカムパネルにあっては、
2枚の表面板1.2と1枚の中間板3と2層に積層され
たハニカムコア4,5とが用いられた構成よりなるが、
これらの枚数・層数等はこれに限定されるものではなく
、例えば2枚の表面板1. 2と2枚の中間板3.3と
3層に積層されたハニカムコア4,5.・・・とでハニ
カムパネルを構成するようにしてもよい。
「発明の効果」 本発明に係るハニカムパネルは、以上説明したごとく、
ハニカムコアを上下の表面板と中間板間に積層し、かつ
中間板の材質を少なくとも一方の表面板と異ならしめて
なることにより、次の効果を発揮する。
第1に断熱性に優れている。すなわち、ハニカムコアが
積層されているので、それぞれのセルの空気層により断
熱性が一段と向上するとともに、表面板および中間板の
材質によっても更に断熱性が向上する。
第2に、用途により特殊な複合機能をも備えることが可
能となる。例えば用途に応じ適宜、X線等有害な電磁波
等の優れた減衰性・透過防止性をも備えることが可能と
なり、又優れた耐弾性等の耐衝撃性を耐候性を損なうこ
となく備えることが可能となり、更にその他各種の特殊
な複合機能をも備えることが可能であり、特殊な場所・
用途にも広く使用できるようになる。
第3に、しかもこれらは、軽量性1強度面、コスト面等
の本来の緒特性をほとんど損なうことなく、同時に実現
される。もって各種の構造材等として、極めて広い用途
に用いることができるようになる。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃される等
、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るハニカムパネルの実施例を示す
、要部の正面概略図である。 第2図は、 その斜視図である。 1・・・ 2・・・ 3・・・ 4・・・ 5・・・ 6・・・ 表面板 表面板 中間板 ハニカムコア ハニカムコア セル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 上下の表面板間に中間板が介装され、該中間板と上下の
    該表面板間にそれぞれ芯材たるハニカムコアが接合され
    て積層され、かつ該中間板と少なくとも一方の該表面板
    とは異なる材質よりなっていること、 を特徴とするハニカムパネル。
JP10798189A 1989-04-26 1989-04-26 ハニカムパネル Pending JPH02286232A (ja)

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JP10798189A JPH02286232A (ja) 1989-04-26 1989-04-26 ハニカムパネル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020015187A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 昭和飛行機工業株式会社 ハニカムパネル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821427B2 (ja) * 1974-01-28 1983-04-30 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション タ−ゲツトジヨウノヒヨウジマ−クノ イチオケンシユツスルソウチ
JPS62210397A (ja) * 1986-02-22 1987-09-16 アクゾ・ナ−ムロ−ゼ・フエンノ−トシヤツプ セラミツク衝撃層を有する装甲板複合体

Patent Citations (2)

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