JPH0227765B2 - Kodenatsuchokuryushadanki - Google Patents
KodenatsuchokuryushadankiInfo
- Publication number
- JPH0227765B2 JPH0227765B2 JP9486382A JP9486382A JPH0227765B2 JP H0227765 B2 JPH0227765 B2 JP H0227765B2 JP 9486382 A JP9486382 A JP 9486382A JP 9486382 A JP9486382 A JP 9486382A JP H0227765 B2 JPH0227765 B2 JP H0227765B2
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- high voltage
- circuit breaker
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Links
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Landscapes
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は直流高電圧回路における回路電流を確
実に遮断できる、高電圧直流遮断器に関するもの
である。
実に遮断できる、高電圧直流遮断器に関するもの
である。
直流回路電流の遮断に当つてその回路電圧が低
い場合には、交流回路の場合と同様に回路と直列
に設けた通電断路部、例えば遮断器の電極を開離
させることにより、その間にアークを発生させ、
そのアーク電圧の回路電圧に対する逆電圧作用に
より電流を零にして遮断できる。
い場合には、交流回路の場合と同様に回路と直列
に設けた通電断路部、例えば遮断器の電極を開離
させることにより、その間にアークを発生させ、
そのアーク電圧の回路電圧に対する逆電圧作用に
より電流を零にして遮断できる。
しかしこの方法では回路電圧が高くなるに伴
い、アーク電圧を高くしなければならないため、
遮断器が大型となるのを避けることができないた
め、その使用にはおのづからなる限界を生ずる。
従つて例えば大電力輸送に使用される高電圧直流
送電系統への適用には極めて大きな障害があり、
例えば交直変換器により回路電圧を低下したのち
遮断する方法をとらざるを得ない。
い、アーク電圧を高くしなければならないため、
遮断器が大型となるのを避けることができないた
め、その使用にはおのづからなる限界を生ずる。
従つて例えば大電力輸送に使用される高電圧直流
送電系統への適用には極めて大きな障害があり、
例えば交直変換器により回路電圧を低下したのち
遮断する方法をとらざるを得ない。
本発明は遮断器を大型とすることなく、直流高
電圧回路の電流遮断を確実に行い得る直流遮断器
の提供を目的とするもので、次に図面を用いてそ
の詳細を説明する。
電圧回路の電流遮断を確実に行い得る直流遮断器
の提供を目的とするもので、次に図面を用いてそ
の詳細を説明する。
本発明の要旨とするところは第１図に示す回路
図のように、通電断路部Ａ、例えば空気遮断器、
６弗化硫黄ガスSF6遮断器の電極１と並列に、可
熔通電素子を備えた高電圧発生部Ｂ、例えば水、
６弗化硫黄の液体、テフロンやガラスメラミンな
どの固体粉末などの電気絶縁性の緩衝材２と共
に、電気絶縁性の高耐圧圧力容器３内に、例えば
銀線で作られた可熔通電素子４を封入して形成さ
れた高電圧発生部Ｂを接続した点にある。
図のように、通電断路部Ａ、例えば空気遮断器、
６弗化硫黄ガスSF6遮断器の電極１と並列に、可
熔通電素子を備えた高電圧発生部Ｂ、例えば水、
６弗化硫黄の液体、テフロンやガラスメラミンな
どの固体粉末などの電気絶縁性の緩衝材２と共
に、電気絶縁性の高耐圧圧力容器３内に、例えば
銀線で作られた可熔通電素子４を封入して形成さ
れた高電圧発生部Ｂを接続した点にある。
そして回路５に接続された電極１が、例えば保
守点検などのための開離指令信号S1、または過電
流継電器６により検出された故障電流による開離
指令信号S2により、制御器７から送出される開離
動作信号S3により動作する図示しない駆動機構に
より開離されたとき、可熔通電素子４の熔断作用
により高電圧回路の場合にも、電流I0を充分零に
できるアーク電圧を発生できるようにしたことを
特徴とするものである。
守点検などのための開離指令信号S1、または過電
流継電器６により検出された故障電流による開離
指令信号S2により、制御器７から送出される開離
動作信号S3により動作する図示しない駆動機構に
より開離されたとき、可熔通電素子４の熔断作用
により高電圧回路の場合にも、電流I0を充分零に
できるアーク電圧を発生できるようにしたことを
特徴とするものである。
即ち第２図ａに示す時刻t0において電極１を開
離させると、その間にアークを発生する。すると
電極１を流れていた電流I0はアーク電圧の逆電圧
作用により、その全量が高電圧発生部Ｂの可熔通
電素子４に転流する。その結果電極１を流れる電
流は零となるため、この間の発生アークは消滅し
て電極間の絶縁耐力は高い値に戻る。そこで今可
熔通電素子４として十分細い線を用いれば、可熔
通電素子４は転流電流によるジユール損失のため
発熱し、その温度が融点に達すると時刻t1におい
て熔断する。その結果熔断部分にアークを発生す
るが、可熔通電素子４は周囲を電気絶縁性の緩衝
材２、即ち消弧性の媒質によつて包囲され、しか
も高耐圧圧力容器３内に封じこまれている。その
結果そこには極めて高電圧のアークが第２図ｂの
様に瞬間的に発生するが、この場合アーク電圧
Vsmaxは緩衝材２の充填密度によつて定まり、
その密度が大となればなる程高くなる。従つてそ
の密度を適当に選定して、アーク電圧Vsmaxを
回路電圧の例えば1.5〜1.6倍程度にすれば、回路
電圧に対する充分な逆電圧作用が働き、高電圧回
路がもつインダクタンスに貯蔵された電流による
電磁エネルギの緩衝材２への吸収が終る第２図の
時刻t2に達すると、電流は零となつて遮断を完了
する。
離させると、その間にアークを発生する。すると
電極１を流れていた電流I0はアーク電圧の逆電圧
作用により、その全量が高電圧発生部Ｂの可熔通
電素子４に転流する。その結果電極１を流れる電
流は零となるため、この間の発生アークは消滅し
て電極間の絶縁耐力は高い値に戻る。そこで今可
熔通電素子４として十分細い線を用いれば、可熔
通電素子４は転流電流によるジユール損失のため
発熱し、その温度が融点に達すると時刻t1におい
て熔断する。その結果熔断部分にアークを発生す
るが、可熔通電素子４は周囲を電気絶縁性の緩衝
材２、即ち消弧性の媒質によつて包囲され、しか
も高耐圧圧力容器３内に封じこまれている。その
結果そこには極めて高電圧のアークが第２図ｂの
様に瞬間的に発生するが、この場合アーク電圧
Vsmaxは緩衝材２の充填密度によつて定まり、
その密度が大となればなる程高くなる。従つてそ
の密度を適当に選定して、アーク電圧Vsmaxを
回路電圧の例えば1.5〜1.6倍程度にすれば、回路
電圧に対する充分な逆電圧作用が働き、高電圧回
路がもつインダクタンスに貯蔵された電流による
電磁エネルギの緩衝材２への吸収が終る第２図の
時刻t2に達すると、電流は零となつて遮断を完了
する。
なおこの場合回路のインダクタンスが大きい場
合には、これに貯蔵される電磁エネルギも大とな
ることから、これに耐える耐圧力容器３を製作す
るのに困難を伴うことが屡々あり、出来たとして
も価額が高価となる。これを避けるには第１図中
に点線によつて図示するように、高電圧発生部Ｂ
と並列にエネルギ吸収部Ｃ、例えば酸化亜鉛形避
雷器などの適当な値の抵抗成分をもつエネルギ吸
収部Ｃを接続して、高電圧発生部Ｂに発生した高
電圧により、高電圧発生部Ｂの電流をエネルギ吸
収部Ｃに転流させ、最終的にこれがもつ抵抗成分
によつて電磁エネルギを消費させることにより、
回路電流を遮断するのが得策である。
合には、これに貯蔵される電磁エネルギも大とな
ることから、これに耐える耐圧力容器３を製作す
るのに困難を伴うことが屡々あり、出来たとして
も価額が高価となる。これを避けるには第１図中
に点線によつて図示するように、高電圧発生部Ｂ
と並列にエネルギ吸収部Ｃ、例えば酸化亜鉛形避
雷器などの適当な値の抵抗成分をもつエネルギ吸
収部Ｃを接続して、高電圧発生部Ｂに発生した高
電圧により、高電圧発生部Ｂの電流をエネルギ吸
収部Ｃに転流させ、最終的にこれがもつ抵抗成分
によつて電磁エネルギを消費させることにより、
回路電流を遮断するのが得策である。
また高電圧発生部Ｂの可熔通電素子４は回路電
流の遮断毎に消滅するので、新しいものと交換装
着する必要があり、その操作が面倒である。また
交換を忘れたときには事故を招くおそれが大き
い。そのためには例えば第３図に示す回路図のよ
うに、予め用意したB1，B2…BN、複数箇の高電
圧発生部Ｂを、タツプ切換器８ａ，８ｂにより切
換えて並列接続する方法をとることができる。こ
の場合タツプ切換器８の切換えは、第１図中に示
す再開路指令信号S4による通電断路部Ａの再閉路
後発せられる切換信号S5によつて自動的に行うよ
うにしてもよい。
流の遮断毎に消滅するので、新しいものと交換装
着する必要があり、その操作が面倒である。また
交換を忘れたときには事故を招くおそれが大き
い。そのためには例えば第３図に示す回路図のよ
うに、予め用意したB1，B2…BN、複数箇の高電
圧発生部Ｂを、タツプ切換器８ａ，８ｂにより切
換えて並列接続する方法をとることができる。こ
の場合タツプ切換器８の切換えは、第１図中に示
す再開路指令信号S4による通電断路部Ａの再閉路
後発せられる切換信号S5によつて自動的に行うよ
うにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば直流高電圧回路における電流を確実に遮断しう
る高電圧直流遮断器を提供しうるもので、直流送
電系統は勿論他の直流高電圧回路に用いて実用的
効果は大きい。
ば直流高電圧回路における電流を確実に遮断しう
る高電圧直流遮断器を提供しうるもので、直流送
電系統は勿論他の直流高電圧回路に用いて実用的
効果は大きい。
第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２
図ａ，ｂは遮断器の電流と端子電圧の時間特性
図、第３図は高電圧発生部の交換のための回路例
図である。 Ａ……通電断路部、１……電極、Ｂ……高電圧
発生部、２……絶縁性緩衝材（消弧材）、３……
高耐圧圧力容器、４……可熔通電素子、S1，S2…
…開離指令信号、S3……開離動作信号、S4……再
閉路指令信号、S5……タツプ切換器の切換信号、
５……回路、６……過電流継電器、７……制御
器、Ｃ……エネルギ吸収部、８ａ，８ｂ……タツ
プ切換器。
図ａ，ｂは遮断器の電流と端子電圧の時間特性
図、第３図は高電圧発生部の交換のための回路例
図である。 Ａ……通電断路部、１……電極、Ｂ……高電圧
発生部、２……絶縁性緩衝材（消弧材）、３……
高耐圧圧力容器、４……可熔通電素子、S1，S2…
…開離指令信号、S3……開離動作信号、S4……再
閉路指令信号、S5……タツプ切換器の切換信号、
５……回路、６……過電流継電器、７……制御
器、Ｃ……エネルギ吸収部、８ａ，８ｂ……タツ
プ切換器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 遮断器のような通電断路部と並列に、可熔通
電素子が電気絶縁性の緩衝材と共に高耐圧圧力容
器内に封じこまれて、回路電圧に対する逆電圧作
用により電流を遮断しうる大きさのアーク電圧を
発生する高電圧発生部が接続されたことを特徴と
るする高電圧直流遮断器。 ２ 電磁エネルギ吸収用の避雷器のような抵抗素
子が更に高電圧発生部に並列接続されたことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の高電圧直流
遮断器。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項におい
て、高電圧発生部を複数個とし、これをタツプ切
換器を介して並列接続し、その切換えにより新し
い高電圧発生部を交換接続できるようにしたこと
を特徴とする高電圧直流遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9486382A JPH0227765B2 (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | Kodenatsuchokuryushadanki |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9486382A JPH0227765B2 (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | Kodenatsuchokuryushadanki |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58214235A JPS58214235A (ja) | 1983-12-13 |
| JPH0227765B2 true JPH0227765B2 (ja) | 1990-06-19 |
Family
ID=14121868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9486382A Expired - Lifetime JPH0227765B2 (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | Kodenatsuchokuryushadanki |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0227765B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3489981A4 (en) * | 2016-07-19 | 2019-08-07 | Sony Corporation | SWITCHING DEVICE, MOBILE BODY AND POWER SUPPLY SYSTEM |
-
1982
- 1982-06-04 JP JP9486382A patent/JPH0227765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58214235A (ja) | 1983-12-13 |
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