JPH02269655A - ストロー入り飲料容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） 〈産業上の利用分野〉 本発明は飲料缶や飲料用紙バックなどの飲料容器に関す
るものである。

〈発明の背景〉 近年、ベンダーの普及とともに缶飲料が急速に売れ行き
を伸ばしている。この背景には缶のもつ保存性、持ち運
びの便利性、耐久性等が評価されているものと考えられ
る。このような缶飲料を飲むときには、苫部の一部を開
栓して、ここに直接に口を付けて飲むため、缶の保管方
法によっては大変不衛生であり、ハンカチやティッシュ
ペーパで口を付ける部分を拭く光景も見られるが、この
ようにしても完全な除菌がなされるわけでもない。また
飲用時には上方を（ｒｌＩぐような姿勢となるが、この
ような姿勢は必ずしも他人から見て好ましいものとは言
えず、特に女性にとってはこのような姿勢になることを
気にして人前で缶飲料を飲むことを控える向きがあった
。また缶飲料は持ち運びが便利なことから乗用車内でも
好んで飲まれるが運転者が運転中に上方を仰ぐような姿
勢で缶飲料を飲むと前方が見えな（なり、運転の妨げと
なって危険である。一方、いわゆる紙パツク容器にあっ
ては、その側面にストロ−を取り付けておき、飲用時に
このストロ−を取り外して吸飲用として使用するものが
市販されている。しかしストロ−を包装袋から取り出し
て容器に挿入するという手間がかかり、利便性の面で充
分ではない。

またその一方において、このようなストロ−による飲用
手法を缶飲料に通用すれば、前述の不都合の解消はされ
るものの、ベンダーによる販売形態に適した包装形態の
相違に起因して紙パンクの手法はそのまま踏襲できず、
飲料缶には未だこのようなストロ−付のものは開発され
ていない。

く開発を試みた技術的事項） 本発明はこのような背景に鑑みなされたものであって、
ストロ−を容器外に具えさせておき、使用時にこれを取
り外して使用するという既成概念を完全に覆し、いわば
常識外であった容器内にストロ−を内設するとともに、
開口部の開栓に伴いストロ−の端が容器の外に突出する
ようにしたことにより開口部を開けるだけでストロ−を
口にでき、飲用時に容器の汚染を心配せずに衛生的に飲
め、更に上方を仰ぐようにしなくても飲料缶を立てたま
まの状態で飲むことのできる新規な容器の開発を試みた
ものである。

（発明の構成） 〈目的達成の手段〉 即ち本発明たるストロ−入り飲料容器は、飲料物を密閉
状態に収納し、飲料物を飲む際に開栓する開口部を有す
る飲料容器において、前記飲料容器内部にはストロ−を
内接するとともに、前記開口部を開栓することにより、
前記ストロ−の先端部が前記飲料容器の外側に突出状態
となることを特徴として成るものであり、もって前記目
的を達成しようとするものである。

（発明の作用〉 本発明にあっては、飲料容器内部にストロ−を内設し、
開口部を開栓することによりストロ−の先端部が飲料容
器の外側に突出状態となるから、従来の飲料缶と間様な
方法で開口部を開栓するだけで、何らこれ以上の手を加
えることなしに、簡便に衛生的にしかも不自然な姿勢を
せずに、あらかじめ内設されているストロ−を使用して
飲料物を飲むことができる。

〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
。符号１は本発明を通用するストロ−入り飲料容器であ
って、このものはいわゆるプルオープンタイプの飲料缶
で縦長円筒状の缶胴部２と蓋部３とから成る飲料容器ｌ
ａ内にストロ−を内設したものである。缶胴部２は、例
えばアルミ板またはブリキ板を絞りプレスすることによ
り、中空円筒状の側部４と、この側部４の下部を塞ぐ底
部５とを一体的に形成して成るものである。そしてこの
缶胴部２の上縁には、缶胴部２の開放部分を覆うように
して蓋部３がその周縁を巻き締められて取り付けられる
。この蓋部３はその周縁に巻締部６を形成するとともに
、巻締部６によって囲まれた内側に開口部７とブルリン
グ８とを具えたほぼ円盤状のものである。この開口部７
は蓋部３の中心から巻締部６に向かって広がるような扇
形状に形成されるものであって、この部分は開缶前は溝
７ａによって区切られたリップ片９により塞がれた状態
になっている。尚、本発明たるストロ−入り飲料容器１
は開口部７に口を付けて飲むものではないから、このリ
ップ片９を区切るａｌａは必ずしもリップ片９の全周を
囲むように形成する必要はなく、第３図に示すように例
えば巻締部６に最も近い部分において溝７ａが形成され
ないものであってもよい。因みにこのようにリップ片９
の回りの一部の溝７ａが形成されない場合には、開口部
７を開栓した際にリップ片９が蓋部３から切り離される
ことがなく、リップ片９の不心得な投げ捨てが解消され
る。更に開口部７は第４図に示すように蓋部３の中央部
に設けてもよいし、その形状は第５図に示すように四角
形、円形等であってもよい。即ち本発明たるストロ−入
り飲料容器１にあってはストロ−で飲料物りを飲むもの
であるから、要は開口部７の位置と形状は、後述するよ
うな缶に内設されたストロ−１２の先端部が開栓時に突
出状態となることができるものであればよい。次にリッ
プ片９の裏面には第１．２図に示すようにストロ−１２
の屈曲部１３が一例として接着剤Ｇにより接着されて、
ストロ−１２が飲料容器ｌａ内に内設された状態となっ
ている。尚、ストロ−１２を飲料容″ａｔａ内に内設す
る方法としては、接着剤による方法のほかにも第６図に
示すように後述するリベット部１０に似たリベット状の
係止部１４をリップ片９の裏側に形成し、この係止部１
４に針金状の係止リング１４ａを係止させて、この係止
リング１４ａの中にストロ−１２における屈曲部１３を
係止させる方法がある。また係止リング１４ａは第７図
（ａ）に示すように帯状のものも使用することができる
。更に第７図（ｂ）に示すように蓋部３の裏側に設けた
係止板Ｌ４ｂに蓋部３の表側に貫くようにリベット部１
０を形成し、このリベット部ｌＯにブルリング８をかし
めるとともに、係止板１４ｂの他端に形成した係止リン
グ１４ａの中にストロ−１２における屈曲部１３を係止
させてストロ−１２を飲料容器１ａ内に内設させてもよ
い、尚、ストロ−１２を内設するにあたっては、必ずし
もストロ−１２がリップ片９に係止したり接着したりす
るなど一体化されている必要はない。つまりストロ−１
２の先端部１３ａに対し常時上方への弾性復帰傾向を与
えておくとともに、その復帰傾向が規制されるようにし
て開口部７の内側に圧接状態に収納しておき、開口部７
を開けたときにストロ−１２の自然状態への復帰により
先端部１３ａが突出状態になるようにすることもできる
。勿論、内設されるストロ−１２は長期間飲料物に浸漬
しても変質せず、また飲料物中に有害な物質を溶出せず
、更に加熱による殺菌工程を考慮して熱が加わっても変
形しない材質を選定する。またその形状は缶内への収ま
り状態及びリップ片９との接合状態を考慮すれば、先端
部１３３近くに屈曲部１３を有しているものが好ましい
、またストロ−１２の長さは缶内での収まり状態と缶の
高さに応じて適宜の高さのものを使用する０次に蓋部３
の中心には突起状のリベット部１０が形成されており、
このリベット部１０にはブルリング８が開口部７と反対
方向に向いてかしめられることにより蓋部３に固定され
る。

以上のような構造を有するストロ−入り飲料容器１を使
用するに際しては、第８図に示すように通常の飲料缶を
飲むときの要領でブルリング８にｔｈ先を掛けて手前側
に引いてリップ片９を切り取るようにする。このように
すればストロ−１２の先端部１３ａがリップ片９の切り
取りとともに開口部７から突出状態となる。このような
状態で飲料容器１ａを立てたまま、ストロ−１２を支え
てその先端部１３ａをくわえて飲料物りを飲む。

次に本発明たるストロ−入り飲料容器１の第二の実施例
について説明する。第二の実施例は第一の実施例におい
て開口部７の形状を変えたものである。即ち第９図に示
すように開口部７が巻締部６に近い位置から蓋部３の中
心部にかけて広がった扇伏に形成されるとともに、リベ
ット部１０が開口部７の巻締部６寄りに設けられていて
、そこからリップ片９に重なるようにして蓋部３の中゛
央部に向かってブルリング８が設けられる。

このようなストロ−入り飲料容器１を使用するに際して
は、第１０図に示すようにブルリング８に指を掛けて一
旦プルリング８を巻締部６側に起こした後、今度は逆に
蓋部３の中央部に向かうようにしてリップ片９を切り取
ってゆく。

このようにすればストロ−１２の先端部１３ａがちょう
ど巻締部６の外側へ突出状態となるがら、ストロ−１２
の位置を直さなくてもそのままの状態で飲料物りを飲む
ことができる。

更に本発明たるストロ−入り飲料容器工は缶飲料のほか
に例えば紙製容器、ガラス製容器など這々の飲料容器に
応用することができる。その−例として紙容器への応用
例を示すと、第１１図に示すように牛乳などを入れて販
売されている紙パツクのストロ−差込口をやや縦長状に
して開口部７とし、この開口部７を塞ぐシール１５にス
トロ−１２の屈曲部１３を一例として接着剤Ｇで接着し
て、ストロ−１２が飲料容器１ａに内設されるようにす
る。

このようなストロ−入り飲料容器１を使用する場合には
、シール１５を飲料容器１ａから剥がし取ることにより
ストロ−１２の先端部１３ａが飲料容器ｌａの外側に突
出状態になり、この状態でストロ−１２を使用して飲料
物りを飲む。尚ガラス製容器についても缶、紙製容器と
同様にしてストロ−を内設した容器とすることができる
（発明の効果） 本発明にあっては飲料容器１ａ内部にストロ−１２が内
設されているから、上方を仰ぐような姿勢をしなくても
缶を立てたままの状態で飲料物りを飲むことができる。

従って不作法にならずに缶飲料を飲むことができ、更に
車内などの狭い場所でも飲みやすいものとなる。

また従来の缶と同様な開栓操作をするだけで内設された
ストロ−１２が缶の外側に突出状態になる。従って従来
からあるようなストロ−が容器側面に付いているものと
異なり、ストロ−を容器から外して容器に差し込む操作
をしなくても、開栓操作だけでストロ−１２を使用して
飲料物りを飲むことができる。

更にまたストロ−Ｉ２が缶内に収まっているから、スト
ロ−が空気中に浮遊している菌に汚染されることがなく
、またペングーで販売する場合にも何らの支障がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明たるストロ−入り飲料容器の使用状態を
示す一部破断斜視図、第２図は同上側面の断面図、第３
図は溝がリップ片の一部に形成されていない場合の開栓
時の状態を示す斜視図、第４図は開口部が蓋部の中央部
に設けられた状態を示す平面図、第５図は種々の開口部
の形状を示す平面図、第６図はストロ−〇内設方法を示
す断面図、第７図はストロ−の内設方法の他の実施例を
示す断面図、第８図は開口部を開けたときのストロ−の
状態を示す説明図、第９ＦｙＪは本発明たるストロ−入
り飲料容器の他の実施例を示すｆＩ４視図１第１０図は
他の実施例の開口部を開けたときのストロ−の状態を示
す説明図、第１１図は飲料容器を紙パツクとした実施例
を示す斜視図である。 １；ストロ−入り飲料容器 工ａ；飲料容器 ２；缶胴部 ３；蓋部 ４；側部 ５；底部 ６；巻締部 ７；開口部 ７ａＨ溝 ８；ブルリング ９；リップ片 ｌＯ：リベット部 １２；ストロ− １３；屈曲部 １３ａ；先端部 １４；係止部 １４ａ；係止リング １４ｂ；係止板 １５；シール Ｄ　； 飲料物 Ｇ　； 接着剤

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 飲料物を密閉状態に収納し、飲料物を飲む際に開栓する
   開口部を有する飲料容器において、前記飲料容器内部に
   はストローを内接するとともに、前記開口部を開栓する
   ことにより、前記ストローの先端部が前記飲料容器の外
   側に突出状態となることを特徴とするストロー入り飲料
   容器。