JPH02266920A - 繊維強化プラスチック材の製造装置 - Google Patents
繊維強化プラスチック材の製造装置Info
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- JPH02266920A JPH02266920A JP1087974A JP8797489A JPH02266920A JP H02266920 A JPH02266920 A JP H02266920A JP 1087974 A JP1087974 A JP 1087974A JP 8797489 A JP8797489 A JP 8797489A JP H02266920 A JPH02266920 A JP H02266920A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、三次元織物材等を使用する各種の繊維強化プ
ラスチック材を高品質で&l!lする装置に関する。
ラスチック材を高品質で&l!lする装置に関する。
近時、はぼ部品形状に予め織られた織物、即ち−mに三
次元織物と称される織物が世界的規模で盛んに開発され
るようになった。これらのうち比較的に単純な形状の部
材に対しては、三次元織物材へ樹脂を圧入する方式また
は、三次元織物材に例エバフィルム状の樹脂をナイロン
フィルムバッグ内で相対させバッグ内を所望の圧力まで
減圧した後、オーブン内で加熱することにより樹脂を三
次元織物材に含浸し、その後オートクレーブ又はプレス
により加熱加圧硬化する方式が行なわれている。
次元織物と称される織物が世界的規模で盛んに開発され
るようになった。これらのうち比較的に単純な形状の部
材に対しては、三次元織物材へ樹脂を圧入する方式また
は、三次元織物材に例エバフィルム状の樹脂をナイロン
フィルムバッグ内で相対させバッグ内を所望の圧力まで
減圧した後、オーブン内で加熱することにより樹脂を三
次元織物材に含浸し、その後オートクレーブ又はプレス
により加熱加圧硬化する方式が行なわれている。
上記の従来の技術のうち、三次元織物にフィルム伏の樹
脂をナイロンフィルムバッグ内で相対させバッグ内を所
望の圧力まで減圧した後、オーブン内で加熱することに
より含浸し、その後オートクレーブ又はプレスにより加
熱加圧硬化する方式では、次の1lJ1践点があった。
脂をナイロンフィルムバッグ内で相対させバッグ内を所
望の圧力まで減圧した後、オーブン内で加熱することに
より含浸し、その後オートクレーブ又はプレスにより加
熱加圧硬化する方式では、次の1lJ1践点があった。
即ち、減圧下で樹脂を含浸させるため、揮発成分のガス
化によって樹脂含浸後の織物中にボイドが内在する。ま
た、バッグ内を真空にすることによって、バッグ外から
織物材へ外気圧が作用し、織物材が板厚方向に圧縮され
織物材の占める体積が減少することによって、その後の
加圧加熱硬化に必要十分な樹脂の含浸が困難となり、硬
化後の成形品中にボイドが残存する。
化によって樹脂含浸後の織物中にボイドが内在する。ま
た、バッグ内を真空にすることによって、バッグ外から
織物材へ外気圧が作用し、織物材が板厚方向に圧縮され
織物材の占める体積が減少することによって、その後の
加圧加熱硬化に必要十分な樹脂の含浸が困難となり、硬
化後の成形品中にボイドが残存する。
本発明は、これらの問題点を改善するために提寓するも
のであって、従来の製造技術に対し、真空容器内で織物
材に圧力を作用させないで樹脂を含浸することができ、
織物材中に十分な樹脂を付与することによって、高品賞
の繊維強化プラスチック材を得ることのできるmm強化
プラスチック材の製造装置を提供しようとするものであ
る。
のであって、従来の製造技術に対し、真空容器内で織物
材に圧力を作用させないで樹脂を含浸することができ、
織物材中に十分な樹脂を付与することによって、高品賞
の繊維強化プラスチック材を得ることのできるmm強化
プラスチック材の製造装置を提供しようとするものであ
る。
(Lllllを解決するための手段〕
本発明の繊維強化プラスチック材の製造装置は、真空容
器、同真空容器内に配置され加熱源を備えその間に織物
材と樹脂材が挿入される対向して対をなす金型、同金型
の少くとも一方に接続された金型移動装置、及び同金型
移動装置の作動力と移動速度の制御機構を備えたことを
特徴とする。
器、同真空容器内に配置され加熱源を備えその間に織物
材と樹脂材が挿入される対向して対をなす金型、同金型
の少くとも一方に接続された金型移動装置、及び同金型
移動装置の作動力と移動速度の制御機構を備えたことを
特徴とする。
本発明では、真空容器内の対向する金型間で、三次元織
物等の織物材と樹脂材とが金型の加熱源によって加熱さ
れる。これによって、樹脂材が溶融し、毛細管現象によ
って織物材へ含浸する。真空容器内は減圧されているた
めに、織物材中の空気等が吸引され、溶融した樹脂は一
様に、かっ、十分に織物材中に含浸する。
物等の織物材と樹脂材とが金型の加熱源によって加熱さ
れる。これによって、樹脂材が溶融し、毛細管現象によ
って織物材へ含浸する。真空容器内は減圧されているた
めに、織物材中の空気等が吸引され、溶融した樹脂は一
様に、かっ、十分に織物材中に含浸する。
また、この含浸工程において、金型移動装置によって、
少くとも一方の金型を他方の金型へ向って移動させる。
少くとも一方の金型を他方の金型へ向って移動させる。
この際、制御機構によって金型移動装置の作動力は、小
さい値に設定され、またその金型の移動速度は、含浸に
よつて樹脂材の厚さの減少に見合う速度に設定される。
さい値に設定され、またその金型の移動速度は、含浸に
よつて樹脂材の厚さの減少に見合う速度に設定される。
このようにして、織物材には圧力がかからない状態で、
樹脂材の厚さの減少に伴ってほぼ定速の低い速度で金型
が互いに接近するように移動する。織物材には圧力が加
えられないために体積の減少がなく、また樹脂材は常に
金型に接しており、効率のよい加熱が行なわれる。これ
によって、樹脂材は効果的に溶融され、体積減少のない
織物材へ一様に、かつ十分に含浸される。
樹脂材の厚さの減少に伴ってほぼ定速の低い速度で金型
が互いに接近するように移動する。織物材には圧力が加
えられないために体積の減少がなく、また樹脂材は常に
金型に接しており、効率のよい加熱が行なわれる。これ
によって、樹脂材は効果的に溶融され、体積減少のない
織物材へ一様に、かつ十分に含浸される。
含浸が終了すると、金型の作動力を上げて、加圧し、必
要あれば加熱源によって加熱して、樹脂を硬化させる。
要あれば加熱源によって加熱して、樹脂を硬化させる。
この際には、従来の方式における減圧下における硬化の
ように揮発分がガス化することがなく、織物材中にボイ
ドが発生することが避けられる。
ように揮発分がガス化することがなく、織物材中にボイ
ドが発生することが避けられる。
また、対向する型が垂直又は傾斜した状態に設置されて
いる場合においても、本発明では、上記のように樹脂材
の溶融・含浸に伴う厚さの減少を補償するように、2個
の型の少くとも一方を他方に向って移動させることによ
って、重力の影響による樹脂の垂れによる隙間の発生が
防止される。
いる場合においても、本発明では、上記のように樹脂材
の溶融・含浸に伴う厚さの減少を補償するように、2個
の型の少くとも一方を他方に向って移動させることによ
って、重力の影響による樹脂の垂れによる隙間の発生が
防止される。
これによって、溶融された樹脂を織物材の上部まで十分
に含浸させることができ、また、加熱効率の低下を避け
ることができる。
に含浸させることができ、また、加熱効率の低下を避け
ることができる。
(実施例〕
本発明の第一の実施例を第1図ないし第5図によって説
明する。
明する。
第1図に示すように、真空容器1の内部にシリンダ2に
よって可動する上型3および支柱4に固定された下型5
が設けられている。第1図には、下型5上にエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂材6および炭素繊維等の三次元織物
材7が重ね合わせておかれている状態を示している。な
お、真空容器lには真空容器lの内部を減圧するための
引き口8が装着されており、上型3及び下型5には加熱
1[9が内蔵されている。
よって可動する上型3および支柱4に固定された下型5
が設けられている。第1図には、下型5上にエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂材6および炭素繊維等の三次元織物
材7が重ね合わせておかれている状態を示している。な
お、真空容器lには真空容器lの内部を減圧するための
引き口8が装着されており、上型3及び下型5には加熱
1[9が内蔵されている。
第5図に示すように、上記シリンダ2の両端に設けられ
た配管24.25は、切替弁2Gに接続され、同切曽弁
20は、また油溜め23に接続された配管27及び流量
調整弁21.11圧弁22を介して図示しない油圧源に
接続された配管26に接続されて、配管24゜25と配
管26.27との接続関係が切替えられるようになって
いる。
た配管24.25は、切替弁2Gに接続され、同切曽弁
20は、また油溜め23に接続された配管27及び流量
調整弁21.11圧弁22を介して図示しない油圧源に
接続された配管26に接続されて、配管24゜25と配
管26.27との接続関係が切替えられるようになって
いる。
第2図は成形開始の状態を示し、引き口8より真空引き
を行ない真空容器1の内部を減圧する。
を行ない真空容器1の内部を減圧する。
シリンダ2は作動されておらず、上型3は三次元織物材
7の真上にあるが熱硬化性樹脂材6および三次元°織物
材7には加圧力は作用しない状態におかれており、三次
元織物材7が板厚方向に圧縮されることはない。三次元
織物材7中の空気等は、真空容器1内の減圧によって同
織物材7中から徘出される。
7の真上にあるが熱硬化性樹脂材6および三次元°織物
材7には加圧力は作用しない状態におかれており、三次
元織物材7が板厚方向に圧縮されることはない。三次元
織物材7中の空気等は、真空容器1内の減圧によって同
織物材7中から徘出される。
この状態で、加熱源9により上型3及び下型5を所望の
昇温速度で加熱する。一方、加熱に伴って、熱硬化性樹
脂材6が溶融し、三次元織物材7への含浸が盛んになっ
た時点で、調圧弁22、流量調整弁21を介して、圧油
をシリンダ2の上側に供給すると共にシリンダ2の下側
の油を油溜め23に排出する。これによって、シリンダ
2は下降し、上型3も下型5へ向って下方へ移動する。
昇温速度で加熱する。一方、加熱に伴って、熱硬化性樹
脂材6が溶融し、三次元織物材7への含浸が盛んになっ
た時点で、調圧弁22、流量調整弁21を介して、圧油
をシリンダ2の上側に供給すると共にシリンダ2の下側
の油を油溜め23に排出する。これによって、シリンダ
2は下降し、上型3も下型5へ向って下方へ移動する。
この際調圧弁22によって、上型3を下方へ押す作動力
は例えばlokg/am”程度の低い値に設定され、ま
た流量調整弁21によって油量が調整されて、上型3は
熱硬化性樹脂材6の含浸による厚さの減少に見合う微速
で移動する。このようにして、上型3と下型5は、三次
元織物材7と熱硬化性樹脂材6に接触しながら、しかも
三次元織物材7に圧力が加えられない状態で微速移動す
る。これによって、三次元織物材7の体積の減少がなく
、しかも熱硬化性樹脂材6は効率よく加熱されて溶融し
、三次元織物材7の上表面まで一様に十分な量の樹脂が
含浸される。
は例えばlokg/am”程度の低い値に設定され、ま
た流量調整弁21によって油量が調整されて、上型3は
熱硬化性樹脂材6の含浸による厚さの減少に見合う微速
で移動する。このようにして、上型3と下型5は、三次
元織物材7と熱硬化性樹脂材6に接触しながら、しかも
三次元織物材7に圧力が加えられない状態で微速移動す
る。これによって、三次元織物材7の体積の減少がなく
、しかも熱硬化性樹脂材6は効率よく加熱されて溶融し
、三次元織物材7の上表面まで一様に十分な量の樹脂が
含浸される。
その後、真空容器lの内部を大荒圧に戻した後に更に次
のごとく最終硬化に至らしめる。
のごとく最終硬化に至らしめる。
即ち、第4図に示すように、上型3をシリンダ2の作動
によって下方向にゆっくりと下げ、調圧弁22を操作し
て樹脂が含浸された三次元織物材7に所定の圧力を印加
した上、上型3および下型5を硬化温度に昇温しで最終
硬化に至らしめる。この際には、加圧下での加熱硬化が
行なわれるために、揮発分のガス化が避けられ、三次元
織物材7にボイドが発生することがない。
によって下方向にゆっくりと下げ、調圧弁22を操作し
て樹脂が含浸された三次元織物材7に所定の圧力を印加
した上、上型3および下型5を硬化温度に昇温しで最終
硬化に至らしめる。この際には、加圧下での加熱硬化が
行なわれるために、揮発分のガス化が避けられ、三次元
織物材7にボイドが発生することがない。
以上のように、本実施例によって得られた成形品にはボ
イドがほとんど認められず、かつ熱硬化性樹脂が十分に
含浸された高品質を有している。
イドがほとんど認められず、かつ熱硬化性樹脂が十分に
含浸された高品質を有している。
なお、熱硬化性樹脂材6の三次元織物材7への含浸速度
、及び含浸が盛んになる時点は、各温度における樹脂の
粘度特性や三次元織物材の盛り方密度等に依存するので
、これらを予め実験等によって求めておき、これに基づ
いて上記含浸工程における上記上型3の移動速度及びシ
リンダ2の作動力を流量調整弁21.調圧弁22によっ
て制御する。
、及び含浸が盛んになる時点は、各温度における樹脂の
粘度特性や三次元織物材の盛り方密度等に依存するので
、これらを予め実験等によって求めておき、これに基づ
いて上記含浸工程における上記上型3の移動速度及びシ
リンダ2の作動力を流量調整弁21.調圧弁22によっ
て制御する。
垂直に保持された平板状の三次元織物材へ熱硬化性樹脂
を含浸・硬化する本発明の第二の実施例を第6図及び第
7図によって説明する。
を含浸・硬化する本発明の第二の実施例を第6図及び第
7図によって説明する。
本実施例は、第6図に示すように、第1図で説明した装
置を90度右方向へ回転し、対向する上型及び下型を垂
直状態に保持された左方型lOと右方型11としたもの
であり、特に製品が比較的に広い面積を持つ場合、装置
の設置面積を小さくできることにおいて有利である。
置を90度右方向へ回転し、対向する上型及び下型を垂
直状態に保持された左方型lOと右方型11としたもの
であり、特に製品が比較的に広い面積を持つ場合、装置
の設置面積を小さくできることにおいて有利である。
本実施例では、成形開始の状態にあって先ず室温状態に
おいて、支柱4によって真空容器l内部に固定された左
方型10にフィルム状に加工された熱硬化性樹脂材12
をその粘着性を利用して固定する0次に三次元織物材7
を熱硬化性樹脂材12にあてて熱硬化性樹脂材12の粘
着性を利用して固定し、その後右方型11をシリンダ2
の作動により左方に移動させ三次元織物材7を圧縮しな
いよう軽く接触させることにより第7図に示すように、
成形の準備を完了する。
おいて、支柱4によって真空容器l内部に固定された左
方型10にフィルム状に加工された熱硬化性樹脂材12
をその粘着性を利用して固定する0次に三次元織物材7
を熱硬化性樹脂材12にあてて熱硬化性樹脂材12の粘
着性を利用して固定し、その後右方型11をシリンダ2
の作動により左方に移動させ三次元織物材7を圧縮しな
いよう軽く接触させることにより第7図に示すように、
成形の準備を完了する。
次に、真空容器1の内部を減圧し型に埋設された加熱源
9により左方型10および右方型11を加熱し樹脂含浸
を開始する。昇温に伴い熱硬化性樹脂材12の三次元織
物材7への含浸が盛んになった時点で、上記第一の実施
例におけると同時に、熱硬化性樹脂材6の厚さの減少に
あわせシリンダ2の左方向への微速移動を開始する。こ
れにより、三次元織物材7へ圧縮力を加えることなく、
熱硬化性樹脂の含浸による左方型10と三次元織物材7
の隙間を調整し、加熱効率を上げると共に重力の影響に
よる樹脂の垂れによって特に型内にセットされた織物材
の上部において樹脂の含浸不良が生じることを防止する
。
9により左方型10および右方型11を加熱し樹脂含浸
を開始する。昇温に伴い熱硬化性樹脂材12の三次元織
物材7への含浸が盛んになった時点で、上記第一の実施
例におけると同時に、熱硬化性樹脂材6の厚さの減少に
あわせシリンダ2の左方向への微速移動を開始する。こ
れにより、三次元織物材7へ圧縮力を加えることなく、
熱硬化性樹脂の含浸による左方型10と三次元織物材7
の隙間を調整し、加熱効率を上げると共に重力の影響に
よる樹脂の垂れによって特に型内にセットされた織物材
の上部において樹脂の含浸不良が生じることを防止する
。
含浸完了後、適切な時期に真空容器l内部を大気に戻す
とともにシリンダ2を等圧加圧に切り替え、三次元織物
材7に所望の圧力を印加し更に昇温を続けて硬化温度に
到達させ硬化温度で一定時間保持した後降温を開始する
0両型の温度が概ね常温に戻ったら型から成形品を取り
出して一連の作業を完了する。
とともにシリンダ2を等圧加圧に切り替え、三次元織物
材7に所望の圧力を印加し更に昇温を続けて硬化温度に
到達させ硬化温度で一定時間保持した後降温を開始する
0両型の温度が概ね常温に戻ったら型から成形品を取り
出して一連の作業を完了する。
本実施例は、上記第一の実施例のもつ作用及び効果に加
えて、以上のように、金型が垂直状態に設置された場合
において、重力の影響による熱硬化性樹脂の垂れによる
含浸不良が防止され、高品質の製品を得ることができる
。
えて、以上のように、金型が垂直状態に設置された場合
において、重力の影響による熱硬化性樹脂の垂れによる
含浸不良が防止され、高品質の製品を得ることができる
。
なお、上記の実施例では、一方の型を他方の型に向って
移動させるようにしているが、両方の型を移動させるよ
うにしてもよい。
移動させるようにしているが、両方の型を移動させるよ
うにしてもよい。
また、上記実施例は、熱硬化性樹脂を織物材に含浸させ
るようにしているが、本発明の装置は、熱硬化性樹脂を
織物材に含浸させる場合に適用することもできる。この
場合、含浸後の硬化に当っては、金型による加熱は行な
わず、加圧のみを行なって樹脂を硬化させるようにする
。
るようにしているが、本発明の装置は、熱硬化性樹脂を
織物材に含浸させる場合に適用することもできる。この
場合、含浸後の硬化に当っては、金型による加熱は行な
わず、加圧のみを行なって樹脂を硬化させるようにする
。
本発明は次の効果を挙げることができる。
(1) 真空容器中で減圧下で樹脂を含浸させること
により、織物材に一様に十分な樹脂の含浸を行なうこと
ができるので、高品質な製品が成形できる。
により、織物材に一様に十分な樹脂の含浸を行なうこと
ができるので、高品質な製品が成形できる。
(2)型の少くとも一方を織物に圧縮力を与えることな
く徐々に移動させ、樹脂材の厚さの減少を補償すること
によって加熱効率を向上すると共に、重力の影響による
樹脂の垂れを防止し、傾斜若しくは垂直状態にセットさ
れた織物材への…脂含浸を十分に達成することができる
。
く徐々に移動させ、樹脂材の厚さの減少を補償すること
によって加熱効率を向上すると共に、重力の影響による
樹脂の垂れを防止し、傾斜若しくは垂直状態にセットさ
れた織物材への…脂含浸を十分に達成することができる
。
(3)樹脂の含浸された織物材を型で加圧して硬化成形
させるために、揮発成分のガス化がなく織物材中のボイ
ドの発生を防止することができる。
させるために、揮発成分のガス化がなく織物材中のボイ
ドの発生を防止することができる。
第1図は本発明の第一の実施例に係る装置の説明図、第
2図は同実施例の成形開始の状態の説明図、第3図は同
実施例の成形途中の状態の説明図、第4図は同実施例の
最終硬化状態の説明図、第5図は同実施例のシリンダの
作動油圧系統の説明図、第6図は本発明の第二の実施例
に係る装置の説明図、第7図は金型が垂直状態で対向す
る装置の図、第8図は同実施例の成形開始の状態の説明
図。 l・・・真空容器、 2・・・シリンダ、3・
・・上型、 4・・・支柱、6・・・熱硬化
性樹脂材、 8・・・引き口、 10・・・左方型、 12・・・フィルム状熱硬化性樹脂材、21・・・流量
調整弁、 5・・・下型、 7・・・三次元織物材、 9・・・加熱源、 11・・・右方型、 20・・・切替弁、 22・・・調圧弁。 手 続 補 正 書 (方式) 平成セ年ε月2り日 特 許 庁 長 官 殿 l。 事件の表示 平成1年 特 許 願 第87974号 2゜ 発明の名称 繊維強化プラスチック材の製造装置 3゜ 補正をする者 説明図」を削除する。 第 図 第 図
2図は同実施例の成形開始の状態の説明図、第3図は同
実施例の成形途中の状態の説明図、第4図は同実施例の
最終硬化状態の説明図、第5図は同実施例のシリンダの
作動油圧系統の説明図、第6図は本発明の第二の実施例
に係る装置の説明図、第7図は金型が垂直状態で対向す
る装置の図、第8図は同実施例の成形開始の状態の説明
図。 l・・・真空容器、 2・・・シリンダ、3・
・・上型、 4・・・支柱、6・・・熱硬化
性樹脂材、 8・・・引き口、 10・・・左方型、 12・・・フィルム状熱硬化性樹脂材、21・・・流量
調整弁、 5・・・下型、 7・・・三次元織物材、 9・・・加熱源、 11・・・右方型、 20・・・切替弁、 22・・・調圧弁。 手 続 補 正 書 (方式) 平成セ年ε月2り日 特 許 庁 長 官 殿 l。 事件の表示 平成1年 特 許 願 第87974号 2゜ 発明の名称 繊維強化プラスチック材の製造装置 3゜ 補正をする者 説明図」を削除する。 第 図 第 図
Claims (1)
- 真空容器、同真空容器内に配置され加熱源を備えその間
に織物材と、樹脂材が挿入される対向して対をなす金型
、同金型の少くとも一方に接続された金型移動装置、及
び同金型移動装置の作動力と移動速度の制御機構を備え
たことを特徴とする繊維強化プラスチック材の製造装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087974A JPH02266920A (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 繊維強化プラスチック材の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087974A JPH02266920A (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 繊維強化プラスチック材の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02266920A true JPH02266920A (ja) | 1990-10-31 |
JPH0581433B2 JPH0581433B2 (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=13929810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1087974A Granted JPH02266920A (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 繊維強化プラスチック材の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02266920A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045079A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | Ntn株式会社 | 含浸装置 |
US20160075056A1 (en) * | 2014-09-15 | 2016-03-17 | Ching-Long Ong | Fiber composite material microwave curing device with an endless conveyor belt and a method for curing composite material using the microwave curing device |
-
1989
- 1989-04-10 JP JP1087974A patent/JPH02266920A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045079A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | Ntn株式会社 | 含浸装置 |
US20160075056A1 (en) * | 2014-09-15 | 2016-03-17 | Ching-Long Ong | Fiber composite material microwave curing device with an endless conveyor belt and a method for curing composite material using the microwave curing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581433B2 (ja) | 1993-11-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |