JPH02260002A - ファジィ制御装置 - Google Patents

ファジィ制御装置

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JPH02260002A
JPH02260002A JP1083409A JP8340989A JPH02260002A JP H02260002 A JPH02260002 A JP H02260002A JP 1083409 A JP1083409 A JP 1083409A JP 8340989 A JP8340989 A JP 8340989A JP H02260002 A JPH02260002 A JP H02260002A
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time
observed values
series
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JP1083409A
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English (en)
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Hiroshi Ekusa
洋 江草
Isao Hayashi
勲 林
Hiroshi Akahori
裕志 赤堀
Noboru Wakami
昇 若見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、制御対象が非線形な場合において、その入出
力データから近未来の状況を予測する、たとえば河川や
ダムの環境変化による状況予測や人間社会の経済活動を
予測推定あるいは制御するファジィ装置に関する。
従来の技術 一般に、生物の神経細胞は他の複数の神経細胞からシナ
プスを介して信号を受は取る。これらの入力信号が閾値
以上であれば神経パルスを発火し、以下であれば発火し
ない。これを工学的に表したのが第7図に示す神経回路
モデルであり、入力Xと出力yの関係は次のようである
yI:f(JT1αIJXIJ+α。)f(z)=1/
(1+exp(−z))ここでαはシナプスをモデルに
反映させる結合強度である。この神経回路モデルをネッ
トワーク結合したものが神経回路網モデルにエーラルネ
ットワーク)である。第8図に3層の神経回路網モデル
の1例を示す。神経回路網モデルの各神経回路モデルは
多入力多出力構造であり、非線形関係を表現できる。こ
こで神経回路網の入出力関係を次式で表現する。
2:NN(X) 次に神経回路網モデルの学習機能について説明する。学
習データとして入出力変数を組にして多数用意しておき
、backpropagatlonアルゴリズムで繰り
返し学習し、結合強度αを更新していくのである。この
学習アルゴリズムを実行すれば、神経回路網モデルは学
習した入力変数に近い値を入力されたとき、出力も同様
に学習に用いた出力変数に近い値を出してくれる。これ
が学習機能の実現である。backpropagati
onアルゴリズムはCD。
E、 Ru+gelhart、 G、 E、HInto
n and R,J、 WllllamS”Learn
lng Representatlons by Ba
ck−PropagatIng Errors、” N
ature、 vol、323. pp、533−53
8. Oct、 s、 198B)のような参考文献が
ある。数学的な証明は以上の参考文献に譲る。
次に神経回路網モデルを用いたファジィ推論について述
べる。ファジィ推論は、数学モデルが記述できないよう
な複雑な制御対象において、人間が従来の経験から得て
いる知識を用いて計算機で実行しようとするものである
。いまある入出力関係を次のような推論ルールで表すと
する。
R1;IFxllg”小さい”and x21s”小さ
い”THE)f y=x+2 R2;  IF xl is ”大きい”and x2
 is”小さい”THEN y=−1/2x+4 R3; IF x2 Is”大きい” THEM y=
2x+5ここで、IF部を前件部、THEN部を後件部
と呼ぶ。
まず、前件部の構造を神経回路網モデルを用いて同定す
る。推論ルールの前件部は第9図(a)のような空間分
割を表わす。各分割は各推論ルールの前件部のファジイ
数によって構成されているので、各分割の境界はあいま
いに分割されている。
このあいまい分割を第9図(b)に示す神経回路網モデ
ルを用いて行い、前件部のファジイ数のメンバシップ値
を決定する。そしてあいまい分割を第9図(C)の斜線
のように分割する。第9図(a)を数値として表した第
9図(d)、第9図(b)の神経回路網モデルを表した
第9図(e)、各ルールに属する度合を表した第9図(
f)を用いてより詳細に説明する。
いま、各ルールR1、R2,R3に分割される各入出力
データ(xi、x2.y)を考える。たとえば、第9図
(d)で1番目の入力値は(xi 、X2)=(0,1
,0,2)であり、R1に属している。いま、R1に属
する度合いを(0,1)で表わすと、第9図(f)のよ
うに(R1、R2、R3)=(1,0,0)となる。そ
れらの関係を第10図にまとめる。第9図(e)に示す
神経回路網モデルの入力層に(xi +x2)を、また
出力層に(R1、R2、R3)を割り付けた後学習し、
その結果適当に入力値を入力すると、各ルールに属する
度合いとして、出力の推定の実数値μ(O≦μ≦1)が
得られる。たとえば%  (x1+x2)”(0,4+
0.4)のとき(μl、μ2.μ3)=(R1、R2,
R3)=(0,5,0,2,0,3)となる。ここで、
この度合いを各ルールの前件部のファジイ数のメンバシ
ップ値とする。また最終的に推論ルールを表わす空間分
割は、第9図(C)のような柔軟な空間分割となる。
次に後件部の構造の同定を行う。これは各ルールに一つ
づつ神経回路網モデルを割り当て、各々の入出力関係(
入カニ xi、x2出カニy)を基に学習を行えばよい
上記の方法に従って、前件部、および後件部の構造が決
定された場合の推論ルールは次のように表現できる。
Rsi IF  x=(xl、x2) is AsTH
EN ys :NN(xl、x2) s=1.2.3こ
こで、As(s:1.2.3)は前件部のファジィ集合
を表わす。
次に、ニューラルネット駆動型ファジィ推論の構成図を
第11図に示す。19は前件部の神経回路網モデル、2
0.21.22は後件部の神経回路網モデルである。第
11図では各制御ルールの前件部のメンバシップ値μ1
(X)(1=1.2.3)と後件部の推定値yl(1=
1.2.3)とを積演算×し、各ルール間での和演算十
の結果から、推定値y′が得られることを示している。
以上神経回路網モデルを用いたファジィ推論の1例につ
いて述べたが、詳しくは参考文献(林勲、高木美行 神
経回路網モデルによるファジィ推論の定式化 第4回フ
ァジィシステムシンポジウム講演論文集1988年5月
30.31日)等がある。
発明が解決しようとする課題 このような従来例によるファジィ制御装置においては、
時間に依存しない入出力データを用いて神経回路網モデ
ルを決定し、出力を推定していた。
しかし時間的に因果関係のある時系列データ等を単にば
らばらな入出力データとして取扱い神経回路網モデルを
学習しても良好な結果は得られない。
また、時間的因果関係が少しずつ変動していくような制
御対象に対して具体的に適応する手段がなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、観測値が
時系列データで時間的に因果関係があっても、正確に近
未来を予測するファジィ制御装置を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 本発明は、制御対象の時系列の観測値から近未来の観測
値を予測する場合において、1入力変数から検出される
時系列の観測値をファジィ推論演算手段で並列演算する
に際し、現在から時系列順に観測値を取り込み、時系列
の観測値を入力データと出力データに分け、入力データ
には少なくとも1つの入力変数から検出される複数個の
時系列観測値を用い、その対の出力データには入力デー
タよりも時間的遅れのある観測値を用い、ファジィ推論
演算手段内の神経回路網モデルを決定する構造同定手段
とを備えたファジィ制御装置である。
また、本発明は、予測した近未来の観測値と予測された
真値の観測値の偏差が、所定の値以上になったときファ
ジィ推論演算手段内の神経回路網モデルの構造同定を行
うことを特徴とするファジィ制御装置である。
さらに本発明は、観測値が記憶容量を越える場合は時系
列で記憶されている入出力データの組から、各々の入出
力データの組の中で変動傾向が類似しているものを探索
し、少なくとも1つを残して消去していくことを特徴と
するファジィ制御装置である。
作用 本発明は前記した構成より、神経回路網モデルを内蔵し
たファジィ推論を用い、時系列の観測値を入力データと
出力データに分け、入力データとして複数個の時系列観
測値を用い、その対の出力データとしては入力値よりも
時間的遅れのある観測値と対応させて神経回路網モデル
の学習を行うことによって、未来予測型のファジィ推論
を構成する。
また、学習に用いる入出力データを、時系列順に古いデ
ータから新しいデータへ更新記憶し、予測した近未来の
観測値と予測された真値の観測値の偏差が、所定の値以
上になったとき神経回路網モデルの学習を行うことによ
り、神経回路網モデルの学習効果を高める。
また、時系列で並んでいる入出力データの組を記憶更新
する際、各々の入出力データの組の中で変動傾向が数値
的に類似しているものを探索し、少なくとも1つを残し
て消去していくことによって、有効な入出力データを残
し、神経回路網モデルの学習効果を高める。
実施例 第1図は、本発明の第1の実施例を示すファジィ制御装
置の構成図である。第1図において1は順次観測される
時系列の観測値を新しい観測値から時系列順に記憶し、
ニューラルネット駆動型ファジィ推論演算部4に複数個
並列に出力する時系列データ変換部、2は観測値を神経
回路網モデルの決定のために入力データと出力データに
分けて記憶する観測値記憶部、3は観測値記憶部の入出
力データからニューラルネット駆動型ファジィ推論演算
に必要なメンバシップ関数や推論規則を導出し、ニュー
ラルネット駆動型ファジィ推論演算部4に与える構造同
定演算部、4は複数の時系列の観測値を入力とし、その
時系列観測値よりも未来の推定値を出力するニューラル
ネット駆動型ファジィ推論演算部である。
以上のように構成された本実施例の制御装置の構成図を
用いて、近未来の観測値を導出する手順を述べる。
まず、時系列データ変換部1を説明する。制御対象から
順次観測される時系列の観測値を新しい観測値から時系
列順に記憶しニューラルネット駆動型ファジィ推論演算
部4に複数個並列に出力する。たとえば3出力のときは
、 入力x(t)   出力x(t)、x(t−1)、x(
t−2)入力x(t+1)  出力x(t+1)、x(
t)、x(t−1)入力x(t+2)  出力x(t+
2)、x(t+1)、x(t)x(t):観測値 t:
時間 のように出力していけば良い。またこの時系列データ変
換部1は観測値の種類によって複数存在してもよい。
つぎに観測値記憶部2は観測値を神経回路網モデルの決
定のために入力データと出力データに分けて記憶する。
いま、観測値の種類が複数ある時、推定したい近未来の
観測値を7 (t)とすると、入力x(t) 、x(t
−1)、x(t−2)  出力y(t+n)入力x(t
+1) 、x(t) 、x(t−1)  出力y(t+
1+n)入力x(t+2) 、x(t+1)、x(t)
  出力y(t+2+n)x(t)、y(t):観測値
 t:時間n:自然数のような順序で記憶管理する。た
とえば入力データx(t)、x(t−1)、x(t−2
)に対してt秒後の観測値として出力データy(t+n
)が対応づけられ記憶される。
次に構造同定演算部3は上述の観測値記憶部の入出力デ
ータから神経回路網モデルの学習を行うとともに、二エ
ーラルネット駆動型ファジィ推論演算に必要なメンバシ
ップ関数や推論規則を導出し、ニューラルネット駆動型
ファジィ推論演算部4に与える。
ニューラルネット駆動型ファジィ推論演算部4では時系
列データ変換部1から時系列観測値が与えられ近未来の
観測値の推定値が求められる。
すなわち、 入力x(t)、x(t−1)、x(t−2)  出力y
’(t+n)入力x(t+1)、x(t)、x(t−1
)  出力y’(t+I+n)入力x(t÷2) 、x
(t+1)、x(t)  出力y’(t+2+n)X(
t):[測値 y’(t):推定値t:時間n:自然数 つぎに第2図に本発明を河川の流出量予測に用いる例を
示す。観測値としては、降水量、水位、流出量の3つが
あり、これらの情報を基にn時間後の流出量を予測する
。入出力の関係はたとえば、入力xl(t)、xl(t
−1)、xl(t−2)  出力y’(t+n)x2(
t)、x2(t−1)、x2(t−2)y(t) 、y
(t−1) 、y(t−2)xi(を戸降水量x2(t
):水位y(t):流出量y’(を十n):流出量の推
定値 であり、3種類の観測値の各々3個の時系列の入力デー
タから1個の出力データを予測する。第2図をみるとx
i(降水量)が少し下がり、x2(水位)が上がり、y
(t)(流出量)が少し上がるときは、n時間後の流出
量の推定値はV’  (t+n)となることを示してい
る。
以上のように第1の実施例によれば、このようにして得
られた未来推定値は、過去の時間的因果関係に基づいた
値であり、真値にかなり近い値をもとめることができる
第3図は、本発明の第2の実施例を示すファジィ制aI
装置の構成図である。第3図において、5は順次観測さ
れる時系列の観測値を新しい観測値から時系列順に記憶
し、ニューラルネット駆動型ファジィ推論演算部8に複
数個出力する時系列データ変換部、6は観測値を神経回
路網モデルの決定のために入力データと出力データに分
けて記憶する観測値記憶管理部、7は観測値記憶管理部
の入出力データからニューラルネット駆動型ファジィ推
論演算に必要なメンバシップ関数や推論規則を導出し、
二二−ラルネット駆動型ファジィ推論演算部8に与える
構造同定演算部、8は複数の時系列の観測値を入力とし
、その時系列観測値よりも未来の推定値を出力するニュ
ーラルネット駆動型ファジィ推論演算部、9は構造同定
演算時期を決定する同定時期決定部である。
以上のように構成された本実施例の制御装置の構成図を
用いて、構造同定演算時期を決定する手順を述べる。
時系列データ変換部5は第1の実施例の時系列データ変
換部1と同様である。制御対象から順次観測される時系
列の観測値を新しい観測値から時系列順に記憶しニュー
ラルネット駆動型ファジィ推論演算部8に複数個並列に
出力する。たとえば3出力のときは、 入力x(t)   出力x(t)、x(t−1)、x(
t−2)入力x(t+1)  出力x(t+1)、x(
t)、x(t−t)入力x(t+2)  出力x(t+
2)、x(t+1)、x(t)x(t):観測値 t:
時間 のように出力していけば良い。またこの時系列データ変
換部5は観測値の種類によって複数存在してもよい。
つぎに観測値記憶管理部8は観測値を神経回路網モデル
の決定のために入力データと出力データに分けて記憶す
る。いま、観測値の種類が複数ある時、推定値したい近
未来の観測値をy (t)とすると、 入力x(t)、x(t−1) 、x(t−2)  出力
y(t+n)入力x(t+1) 、x(t)、x(t−
1)  出力y(t+l+n)入力x(t+2) +x
(t”l)、X(t)  出力y(t+2+n)x(t
)、y(t):観測値 t:時間n:自然数のような順
序で記憶管理する。たとえば入力データx(t)、x(
t−1)、x(t−2)に対してt秒後の対象観測値が
出力データy(t+n)として対応づけられ記憶される
。また記憶容量には限界があるので、古いデ−タから消
去し新しいデータに順次更新していく。
次に構造同定演算部7は上述の観測値記憶管理部の入出
力データから神経回路網モデルの学習を行い、ニューラ
ルネット駆動型ファジィ推論演算に必要なメンバシップ
関数や推論規則を導出し、ニューラルネット駆動型ファ
ジィ推論演算部8に与える。同定時期は同定時期決定部
9から与えられる。
ニューラルネット駆動型ファジィ推論演算部8は第1の
実施例のニューラルネット駆動型ファジィ推論演算部4
と同様、時系列観測値を入力とし近未来の観測値の推定
値が求められる。すなわち、入力X(t)、X(t−1
)、x(t−2)  出力y’(t+n)入力x(t+
1)、x(t) 、x(t−1)  出力y’(t+1
+n)入力x(t+2)、x(t+1)、x(t)  
出力y’(t+2+n)x(t):観測値 y’(t)
:推定値 t;時間n:自然数同定時期決定部9は構造
同定演算時期を決定する。近未来の観測値の推定値y’
(t+n)とn秒後に観測される真値の観測値y(t+
n)の偏差が、ある値以上になったとき構造同定演算部
7により所定の演算を行う。
I y’(t+n)−y(t+n) I >c  c:
定数以上のように第2の実施例によれば、このようにし
て得られた未来推定値は、過去の時間的因果関係に基づ
いた値であり・、また観測値の予測結果が真値と合わな
くなったとき、新しい入出力データを基に再び神経回路
網モデルを学習させることで、一定期間ごとに同定を行
う方法よりも真値に近い予測値を安定に出力することが
できる。
同様に第4図は、本発明の第3の実施例を示すファジィ
制御装置の構、成図である。第4図において、10は順
次観測される時系列の観測値を新しい観測値から時系列
順に記憶し、ニューラルネット駆動型ファジィ推論演算
部13に複数個出力する時系列データ変換部、11は観
測値を神経回路網モデルの決定のために入力データと出
力データに分けて記憶する観測値記憶最適管理部、12
は観測値記憶最適管理部の入出力データからニューラル
ネット駆動型ファジィ推論演算に必要なメンバシップ関
数や推論規則を導出し、ニューラルネット駆動型ファジ
ィ推論演算部13に与える構造同定演算部、13は複数
の時系列の観測値を入力とし、その時系列観測値よりも
未来の推定値を出力するニューラルネット駆動型ファジ
ィ推論演算部、14は構造同定演算時期を決定する同定
時期決定部である。観測値記憶管理部11以外は第2の
実施例と同様の機能を有している。
以上のように構成された本実施例の制御装置の構成図を
もとに、観測値記憶管理部11の機能を述べる。
まず第5図で入出力データの記憶吠況について説明する
。第5図(a)は観測値の時刻歴応答の1例で初期振動
がなくなり、定常状態になろうとしているところを示し
ている。一方、第5図(b)はその時の観測値を時系列
順に2つずつ入力データにしたものである。第5図(b
)をみると定常状態のときに取り込まれた観測値により
つくられた入力データが数値的にかたまっていることが
わかる。これは第2の実施例による古い入出力データか
ら消去していく方法だと、このまま定常状態が続けば観
測値記憶最適管理部11の入出力データはすべて数値的
に近い値となり、神経回路網モデルを非常にせまい範囲
の入出力関係で学習させることを示している。すなわち
再び観測値が振動してきた場合に適応できな(なる。そ
こで観測値記憶最適管理部11の手順を第6図のように
する。
ステップ15で観測値を順次入力し入出力データに分類
する。
入力x(t) 、x(t−1)、x(t−2)  出力
y(t+n)入力x(t+1)、x(t)、x(t−1
)  出力y(t+1+n)入力x(t+2) 、x(
t+1)、x(t)  出力y(t+2+n)x(t)
、y(t):fi!測値 t:時間n:自然数つぎにス
テップ1eで入出力データ間の変動傾向を距離を計算す
ることによって調べる。たとえば上のステップ15の入
出力データの1行目と2行目の距離は、 + x(t)−x(t+t) + + + x(t)−
x(t−t) ++ l  x(t−1)−x(t−2
)l  + I  y(t+1+n)−y(t+n)I
  :AA:距離 で等測的に表すことができる。ステップ17で最短距離
を出した2つの入出力データの組を抽出し、ステップ1
8でその一方を消去する。以上のステップを繰り返すこ
とにより定常状態等による入出力データの集中を防止す
ることができる。
以上のように第3の実施例によれば、このようにして得
られた入出力データは、過去の諸現象を偏りなく表して
おり、神経回路網モデルを学習するときの効果的な入出
力関係になっている。
発明の詳細 な説明したように、本発明は前記した構成より、神経回
路網モデルを内蔵したファジィ推論を用い、時系列の観
測値を入力データと出力データに分け、入力データとし
て複数個の時系列観測値を用い、その対の出力データと
しては入力値よりも時間的遅れのある観測値と対応させ
て神経回路網モデルの学習を行うことによって、未来予
測型のファジィ推論を実現している。
また、学習に用いる入出力データを、時系列順に古いデ
ータから新しいデータへ更新記憶し、予測した近未来の
観測値とn秒後に観測される真値の観測値の偏差が所定
の値以上になったとき神経回路網モデルの学習を行うこ
とにより、神経回路網モデルの学習効果を高めている。
また、時系列で並んでいる入出力データの組を記憶更新
する際、各々の入出力データの組の中で変動傾向が数値
的に類似しているものを探索し、少なくとも1つを残し
て消去していくことによって、有効な入出力データを残
し、神経回路網モデルの学習効果を高めている。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明における一実施例のファジィ制御装
置の構成図、第2図は第1の発明をもとに河川の流出量
予測を示した説明図、第3図は第2の発明における一実
施例のファジィ制御装置の構成図、第4図は第3の発明
における一実施例のファジィ制御装置の構成図、第5図
は第3の発明の詳細な説明するための図、第6図は第3
の発明におけるフローチャート、第7図は神経回路モデ
ル、第8図は神経回路網モデル、第9図は神経回路網モ
デルの学習を説明するための図、第10図は入出力関係
表、第11図は従来例におけるニューラルネット駆動型
ファジィ推論の構成図。 1.5.10・・・時系列データ変換部、2・・・観測
値記憶部、6.11・・・観測値記憶管理部、11・・
・観測値記憶最適管理部、3.7.12・・・構造同定
演算部、4.8.13・・・ニューラルネット駆動型フ
ァジィ推論演算部、9.14・・・同定時期決定部。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ばか18窮2図 特開 奪 図 落 図 (Lン 埼間 冨 図 (トフ [渕11【χ(t〕 第 図 第 図 第 図 (幻 第10図 (シ2 tC) 第 y′ l ^2

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 制御対象の時系列の観測値から近未来の観測値
    を予測する場合において、ファジィ推論のメンバシップ
    関数及び推論ルールの決定に神経回路網モデルを適用し
    たファジィ推論演算手段と、1入力変数から検出される
    時系列の観測値を記憶し、記憶された観測値を前記ファ
    ジィ推論演算手段に並列に複数個出力する少なくとも1
    つの時系列データ変換手段と、現在から時系列順に観測
    値を取り込み、時系列の観測値を入力データと出力デー
    タに分け、入力データには少なくとも1つの入力変数か
    ら検出される複数個の時系列観測値を用い、その対の出
    力データには入力データよりも時間的遅れのある観測値
    を用い、対応させて記憶する観測値記憶部と、前記観測
    値記憶部に記憶された入出力データを用いて前記ファジ
    ィ推論演算手段内の神経回路網モデルを決定する構造同
    定手段とを備えたことを特徴とするファジィ制御装置。
  2. (2) 制御対象の時系列の観測値から近未来の観測値
    を予測する場合において、ファジィ推論のメンバシップ
    関数及び推論ルールの決定に神経回路網モデルを適用し
    たファジィ推論演算手段と、1入力変数から検出される
    時系列の観測値を記憶し、記憶された観測値を前記ファ
    ジィ推論演算手段に並列に複数個出力する少なくとも1
    つの時系列データ変換手段と、現在から時系列順に観測
    値を取り込み、時系列の観測値を入力データと出力デー
    タに分け、入力データには少なくとも1つの入力変数か
    ら検出される複数個の時系列観測値を用い、その対の出
    力データには入力データよりも時間的遅れのある観測値
    を用い、対応させて記憶し、さらに記憶容量を越える場
    合は古いデータから消去していく観測値記憶管理部と、
    前記観測値記憶管理部に記憶された入出力データを用い
    て前記ファジィ推論演算手段内の神経回路網モデルを決
    定する構造同定手段と、予測した近未来の観測値と予測
    された真値の観測値の偏差が、所定の値以上になったと
    き前記構造同定を行う同定時期決定手段とを備えたこと
    を特徴とするファジィ制御装置。
  3. (3) 制御対象の時系列の観測値から近未来の観測値
    を予測する場合において、ファジィ推論のメンバシップ
    関数及び推論ルールの決定に神経回路網モデルを適用し
    たファジィ推論演算手段と、1入力変数から検出される
    時系列の観測値を記憶し、記憶された観測値を前記ファ
    ジィ推論演算手段に並列に複数個出力する少なくとも1
    つの時系列データ変換手段と、現在から時系列順に観測
    値を取り込み、時系列の観測値を入力データと出力デー
    タに分け、入力データには少なくとも1つの入力変数か
    ら検出される複数個の時系列観測値を用い、その対の出
    力データには入力データよりも時間的遅れのある観測値
    を用い、対応させて記憶し、さらに記憶容量を越える場
    合は時系列で記憶されている入出力データの組から、各
    々の入出力データの組の中で変動傾向が類似しているも
    のを探索し、少なくとも1つを残して消去していく観測
    値記憶最適管理部と、前記観測値記憶最適管理部に記憶
    された入出力データを用いて前記ファジィ推論演算手段
    内の神経回路網モデルを決定する構造同定手段と、前記
    構造同定を行う時期を決定する同定時期決定手段とを備
    えたことを特徴とするファジィ制御装置。
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