JPH022574Y2 - - Google Patents

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JPH022574Y2
JPH022574Y2 JP19123484U JP19123484U JPH022574Y2 JP H022574 Y2 JPH022574 Y2 JP H022574Y2 JP 19123484 U JP19123484 U JP 19123484U JP 19123484 U JP19123484 U JP 19123484U JP H022574 Y2 JPH022574 Y2 JP H022574Y2
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ultraviolet
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ultraviolet lamp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、人体に悪影響を及ぼすことなく安全
に使用することができるプラスチツク成形機の金
型の付着除去用として好適な紫外線照射装置に関
する。
[従来の技術] プラスチツクの成形を射出成形により金型を用
いて行う場合、連続的な成形或いは長期にわたる
成形機の使用により、金型の表面にはモールドデ
ポジツトと呼ばれる付着物が付着する。これは、
プラスチツクの成分や、プラスチツクに添加した
安定剤等が熱分解して金型表面に付着することな
どによるものである。このような付着物は成形品
の表面を汚損するなど好ましくない影響を与える
ため、付着が認められた場合には金型表面から完
全に取り除くことが必要である。
そこで従来から、金型付着物を効率的に除去す
る目的の下に、種々の手段が試みられている。一
般的には、金型付着物に対して適当な溶剤を吹き
つけ、溶解させた後に拭き取るという手段が採ら
れる。また本考案者はこれまでに、金型の入れ子
を取り外して超音波洗浄を行う方法を提案し(特
願昭58−77999号;特開昭59−202298号公報参
照)、さらに金型への付着物に紫外線を照射する
ことにより除去する方法も提案している(特願昭
59−108090号;特開昭60−250915号公報参照)。
[考案の解決しようとする問題点] しかしながら、溶剤の吹きつけによる方法は、
付着物の拭き取りに長時間の手作業を要し、又付
着物の成分によつては除去出来ない場合がある。
これによる成形作業の中断又は停止は生産性を非
能率化する。また、大きな金型に付着した付着物
である場合には、超音波洗浄を行うことは困難で
ある。そこで紫外線の照射による方法が注目され
るわけであるが、紫外線の人体への影響を考慮す
ると、金型をいちいち成形機から取り外して照射
を行わねばならない。しかしそのような手段は極
めて煩雑である。そこで本考案者は、適当な遮蔽
を設けて成形機上の金型に直接紫外線を照射する
ことを考えたが、この場合にも不注意の作動によ
る人体への悪影響が懸念される。
[問題点を解決するための手段] 本考案によれば、成形機に容易に取り付けるこ
とができ、しかも完全な遮蔽がなされるまで照射
が行われることのない紫外線照射装置が提供され
ており、これによつて上記の問題点は一挙に解決
される。すなわち本考案は、紫外線ランプと、該
紫外線ランプ及びその電源ユニツトを収容する本
体と、該本体の前面に設けられ紫外線を照射する
開口部と、該開口部を囲つて本体の前面から延設
され紫外線を遮蔽する遮蔽物と、遮蔽物の先端に
配置され際前記電源ユニツトと紫外線ランプ間の
通電を行わせるスイツチと、及び前記本体を成形
機に取り付ける取り付け具とからなることを特徴
とする金型付着物除去用紫外線照射装置である。
本考案において、本体は直方体の金属製シヤー
シから好ましく形成され、その前面、即ち成形機
に取り付けられたときに金型と対向する面には、
開口部が設けられる。この開口部の形状や大きさ
は、照射を必要とする金型上の面積等に応じ、適
宜選択することができる。本体の中には、紫外線
ランプ及びその電源ユニツトが収容される。紫外
線ランプは、前記開口部からの照射が充分に行え
るように配置され、通常はその背後に鏡面の反射
板を備える。しかし開口部以外からは紫外線が漏
れることのないようにすることが肝要であり、そ
のような目的の下に、金属製シヤーシを形成する
板金の接合部分には、適宜シールを施すこともで
きる。
紫外線ランプは管状或いは球状のいずれのタイ
プのものであつても良く、また紫外線とは4〜
400nmの範囲の波長の電磁波を指す。紫外線ラン
プとしては、水銀ランプなどが好ましく用いられ
る。電源ユニツトは、変圧器などからなり、後述
のスイツチが入ると適当な電気的接続を介して紫
外線ランプを点灯する。電源ユニツトからは通
常、本体の外部へと電源コードが引き出され、交
流電源へと接続される。しかし直流電源を用いる
などして、電源ユニツトを本体内で閉じたものと
することもできる。
本体の前面からは、紫外線の遮蔽物が、開口部
を囲んで延設される。この遮蔽物は、紫外線の照
射される開口部から付着物の付いた金型面までの
間を遮蔽して、紫外線を該金型面にのみ照射し、
人体等に対する悪影響が生じないようにするため
のものである。従つて遮蔽物は開口部の周囲を囲
み、本体の前面から金型へ向かつて延び、そして
その先端が金型面と密着するように構成されるの
が好ましい。またその材質は、遮蔽という目的に
適うものであれば特に限定はない。好ましくは金
属、金属箔をラミネート即ち積層したプラスチツ
ク製のシート、フイルム、ガラス繊維クロス等で
ある。あるいは、紫外線を遮蔽する塗料を塗布し
たプラスチツク製のシート、フイルム、ガラスク
ロス等も用いられうる。さらに、本装置を成形機
に取り付けた際の取り付け位置の自由度を増すた
めに、遮蔽物はその長さを調節自在とするのが望
ましい。例えば、可撓性の、蛇腹状に形成した遮
蔽物は、これらの要求に合致する。金型面との密
着性を向上させるために、遮蔽物の先端に磁石を
設けることや、蛇腹状の遮蔽物の先端までの長さ
が均一になるよう、蛇腹にスプリングを取り付け
るなどの改変は適宜可能である。
本考案においては、遮蔽により前記電源ユニツ
トから紫外線ランプへの通電を行うスイツチが備
えられる。これは前記遮蔽物の先端に、該先端が
金型面と密着したときに閉じるリミツトスイツチ
を配置することからなる。このスイツチは、電源
ユニツトと紫外線ランプとを通電するメインスイ
ツチとすることもでき、またメインスイツチを他
に設け、このスイツチは専ら安全装置として機能
させることもできる。しかし望ましくは後者であ
る。
本考案によれば、本体は成形機に対し、適当な
取り付け具をもつて取り付けられる、これは、本
体を成形機に係脱自在とする取り付け具であれば
どのようなものであつても構わないが、金型が成
形機上にある状況を考えると、成形機の上下に渡
された二対のタイバーに対して取り付けを行うよ
うにするのが効果的である。すなわち例えば、上
部のタイバーから本装置を吊り下げるように、或
いは下部のタイバーにより本装置を支持するよう
にして、取り付けを行うものである。
本考案の紫外線照射装置は、以上を基本的な構
成とするが、これらの他にも、必要に応じて種々
の構成要素を備えうることは明らかである。例え
ば紫外線ランプにより装置内部に発生する熱を除
去するための冷却装置や、メインスイツチのオン
オフを示すインジケータその他を、要求に応じて
設けることができる。
[実施例] 添付の図面中、まず第1図を参照すると、紫外
線照射装置1は、直方体の金属製の本体2の前面
に、開口部3を有している。本体2内には管状の
紫外線ランプ4が反射鏡5と共に配置され、開口
部3から装置の前方へと紫外線を照射しうるよう
になつている。6は電源ユニツトであつて、紫外
線ランプ4と同じく本体2内に配置されており、
図示しないコードにより外部の交流電源へと接続
される。本体2の前面から、開口部3を囲んで前
方へと延設されているものは、遮蔽物たる蛇腹7
である。この蛇腹7は金属より形成されており、
その先端は矩形に構成されて、成形機の金型の面
と密着するようになつている。この蛇腹7の先端
下部に、リミツトスイツチ8が設けられている。
勿論このリミツトスイツチは、金属性の蛇腹7と
絶縁されていなければならない。このリミツトス
イツチ8は、機械的な接触により接点が閉じる形
式のもので、蛇腹7の先端の矩形面が金型面と密
着して初めて接点が閉じるような位置に取着され
る。図示しないメインスイツチを入れた後にリミ
ツトスイツチ8が閉じることによつて、電源ユニ
ツト6から紫外線ランプ4への通電が行われ、紫
外線が照射される。本体2の上部には、成形機へ
の取り付け手段として、成形機上部を渡るタイバ
ーから紫外線照射装置1を吊り下げる吊手9が四
隅に配置されている。これらの吊手9は、例えば
帯状の金属片の一端部を略半円形に曲げることに
より作成される。吊手9を本体2に対して10の
部分で蝶番止めすることにより、タイバーに対す
る取り付けが容易になると共に、一対のタイバー
の間の間隔の広狭にも対応できるようになる。本
体2の上部には、吊手9の他に、紫外線ランプの
照射により発生する熱に対処するための冷却装置
11が設けられている。冷却装置11の中には図
示しない放熱用のフアンが収容されており、電源
ユニツト6によつて駆動される。
[作用] 次に、第2図をも参照しながら本考案に係る紫
外線照射装置の作用について説明する。プラスチ
ツクの射出成形に用いられる成形機12には、金
型13及び14が装備されており、これらの金型
を組合せ、図示しないノズルより樹脂を射出注入
することにより、成形が行われるようになつてい
る。成形機12の上部には一対の上部タイバー1
5が、またその下部にはやはり一対の下部タイバ
ー16が渡つており、吊手9を上部タイバー15
に掛けることにより紫外線照射装置1は第2図に
示されているように成形機12に取り付けられ
る。ここでは金型13の金型面17上に付着物が
あるものとすると、メインスイツチを入れた後
に、蛇腹7はその先端の矩形面が金型面17と密
着するよう伸ばされる。蛇腹7と金型面17とが
密着することにより、リミツトスイツチ8が閉
じ、電源ユニツト6から紫外線ランプ4への通電
が行われて、開口部3を通過した紫外線により、
金型面17上の付着物に照射が行われる。照射の
間、冷却装置11の作用により放熱が行われ、紫
外線照射装置1が過熱しないようにされる。
照射は約3分〜15分程度で充分であり、照射後
成形操作を数回繰り返すことにより、付着物は容
易に除去される。強固に付着している場合でも、
照射後に溶剤を吹き付け、拭き取れば、付着物は
極めて容易に除去しうる。照射が終了した後は、
吊手9を上部タイバー15から取り外して、紫外
線照射装置1を次の金型の付着物の除去に備え
る。
[考案の効果] 本考案によれば、照射はリミツトスイツチが閉
じるまで行われることがないから、取り扱いに不
慣れな者でも安全に操作でき、紫外線による人体
への悪影響を未然に防止できるという何よりの効
果がある。また紫外線を用いて、金型付着物の除
去を極めて効率良く行うことができる。即ち、最
初に述べた紫外線照射による方法の利点を、金型
の取り外しなどの不便を伴うことなく享受できる
のである。従つて生産性を上げることができ、経
済性が高まる。さらに本考案に係る紫外線照射装
置は構造も簡単であり、コンパクトで持ち運びに
も便利であるから、金型付着物を除去するための
装置として極めて良好なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る紫外線照射装置を一部破
断して示す斜視図、第2図は第1図の装置を成形
機に取り付けた状態を示す正面図である。 1……紫外線照射装置、2……本体、3……開
口部、4……紫外線ランプ、5……反射鏡、6…
…電源ユニツト、7……蛇腹、8……リミツトス
イツチ、9……吊手、10……蝶番部、11……
冷却部、12……成形機、13……金型、14…
…金型、15……上部タイバー、16……下部タ
イバー、17……金型面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 紫外線ランプと、該紫外線ランプ及びその電
    源ユニツトを収容する本体と、該本体の前面に
    設けられ紫外線を照射する開口部と、該開口部
    を囲つて本体の前面から延設され紫外線を遮蔽
    する遮蔽物と、遮蔽物の先端に配置され前記電
    源ユニツトと紫外線ランプ間の通電を行わせる
    スイツチと、及び前記本体を成形機に取り付け
    る取り付け具とからなることを特徴とする金型
    付着物除去用紫外線照射装置。 2 前記スイツチは遮蔽物の先端に配置されたリ
    ミツトスイツチである実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の装置。 3 遮蔽物は蛇腹状に形成した材料からなる実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の装
    置。 4 遮蔽物は金属材料、又は金属箔をラミネート
    したプラスチツク製のシート、フイルムもしく
    はガラス繊維クロスの材料よりなる実用新案登
    録請求の範囲第1項から第3項のいずれかに記
    載の装置。 5 遮蔽物は紫外線を遮蔽する塗料を塗布したプ
    ラスチツク製のシート、フイルムもしくはガラ
    スクロスよりなる実用新案登録請求の範囲第1
    項から第3項のいずれかに記載の装置。 6 本体はその上部に放熱用の冷却装置を備えて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項から第5項
    のいずれかに記載の装置。
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JPS61105117U JPS61105117U (ja) 1986-07-04
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