JPH02254405A - 空間光変調器 - Google Patents

空間光変調器

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Publication number
JPH02254405A
JPH02254405A JP7759089A JP7759089A JPH02254405A JP H02254405 A JPH02254405 A JP H02254405A JP 7759089 A JP7759089 A JP 7759089A JP 7759089 A JP7759089 A JP 7759089A JP H02254405 A JPH02254405 A JP H02254405A
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JP
Japan
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total reflection
reflection attenuation
light
intensity
control
Prior art date
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Application number
JP7759089A
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English (en)
Inventor
Yasushi Atsuta
熱田 裕史
Kanji Nishii
西井 完治
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光情報処理、光通信、光応用計測などに用い
られる空間光変調器に関する。
従来の技術 2次元情報を2次元のまま処理する並列光情報処理にお
いて、空間光変調器が使用される。第15図は従来の空
間光変調器の一例を示す模式側面図である。同図におい
て、1は入力画像であり、2はそれを照らす照明光源、
3は結像レンズであり、入力画像2は、ガラス基板4と
透明電極5を経て光導伝体層6上に結像される。7は結
像光8を遮断するフィルタ、9は液晶、10は透明電極
、11はガラス基板であり、透明電極5.10には電圧
が印加される。先導伝体層6には入力画像1の強度分布
に応じた導電率分布が形成され、それによって液晶9に
電位分布が印加され、電界効果、動的散乱効果などの電
気光学効果の分布を誘起する。12は被変調光となるコ
ヒーレント光でアリ、ダイクロイックミラー13によっ
て反射され、液晶を透過して電気光学効果により2次元
的変調を受けて、出射する。
このように従来の空間光変調器は、変調の空間分布を施
す材料として液晶や電気光学結晶が用いられ、屈折率(
複屈折性)の空間分布が作られる。
これに偏光子と検光子を組み合わせ、光の強度分布に変
換するなどして使用される。何れも印加電圧の空間分布
を作る必要があり、その方法として離散分布型と連続分
布型がある。離散分布型は透明電極をマトリックス状に
離散的に配設して行う方法であり、連続分布型は光導伝
体層や電気光学結晶を連続的に設け、光で書き込んで行
う方法である。また、被変調光の光路によって、透過型
と反射型がある。透過型は光が液晶や電気光学結晶を通
り抜けて変調される方法であり、反射型は光が一旦液晶
や電気光学結晶を通り抜け、誘電体ミラーによって反射
され1.再び液晶や電気光学結晶を通って入射画に出て
きて変調される方法である。
発明が解決しようとする課題 これら従来の空間光変調器においては、変調される光、
すなわち被変調光が液晶や電気光学結晶の内部に〜旦入
り、偏光作用を受けて出てくる。
これは透過型だけでなく、従来の反射型でも同様である
。液晶や電気光学結晶には複屈折性の空間分布が作られ
、屈折率は微視的には複雑に分布するため、均質で−様
な光の透過媒体ではない。離散分布型であれば、マトリ
ックス状に配置された透明電極も透過しなければならず
、均質性はさらに損なわれる。
また当然、液晶や電気光学結晶は原理的に有限な厚みを
必要とするが、このような均質でない媒体に被変調光を
透過させることにより、偏光作用を得る反面、それに伴
って光の波面が乱される。
つまり、散乱、スペックルノイズ、あるいは収差の乱れ
といった悪影響も同時に被変調光が被ることになる。こ
のことが被変調光のSN比や光の利用効率の低下、分解
能の低下といった問題を生じていた。さらに従来の空間
光変調器は、その変調原理から機能的柔軟性に乏しく、
例えば空間光変調器単体で種々の論理演算機能を実現す
るといった多機能化を図ることも困難であった。
本発明はこのような点に鑑みて、複屈折性が無く屈折率
の−様な均質媒体だけに被変調光を透過させることによ
り、波面を乱すことなく偏光作用も介さず直接的に2次
元的強度分布となる変調を与えることができ、しかも種
々の変調機能、論理演算機能を有する空間光変調器を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の技術的な手段は、被変調光が入射および出射し
、光学定数の制御されない均質な媒体と、前記媒体の界
面にて被変調光を全反射させる反射面と、前記反射面に
おける全反射を、エバネッセント波からのエネルギー吸
収により減衰させる全反射減衰手段と、前記全反射の減
衰量を2次元的に変化させる全反射減衰制御手段を設け
ることを特徴とする。
作用 本発明は、光学ガラスのような均質な媒体の界面におい
て被変調光を全反射させ、全反射面の反対側に滲み出る
エバネッセント波からの部分的エネルギー吸収により全
反射を減衰させ、反射する被変調光に2次元的強度分布
を与える。被変調光は、偏光作用を介さず直接的に振幅
変化の空間分布を与えられ、均質な媒体だけを透過する
ため、屈折率の作用で波面を乱されることはない。従っ
て従来の空間光変調器で液晶や電気光学結晶に被変調光
が入り込むことによって生じていた、光の散乱、スペッ
クルノイズ、あるいは収差の乱れといった悪影響は無く
せる。また反射率の高い全反射現象を利用するため光の
利用効率を高くでき、併せて表面ポラリトンなどの作用
により大きな全反射減衰状態が可能であり、高い振幅変
調度が得られSN比の良好な空間光変調器を実現できる
また、前記手段を組み合わせることによりアナログ的強
度分布の制御光をもとに振幅変調、面積階調変調、離散
分布変調、連続分布変調、反転変調、2値化変調など種
々の変調機能を可能とする。
さらに、ディジタル的強度分布の制御光をもとに否定、
論理積、否定的論理積、論理和、否定的論理和の並列演
算を行う論理回路、あるいは双安定機能を有する光メモ
リーとしての動作も可能とする。
また、制御光強度に対する全反射減衰量の増減量、増減
方向、増減閾値を電気的に設定可能にすることもでき、
種々の機能切り換えの可能な多機能空間光変調器をも実
現できる。
実施例 以下、本発明の空間光変調器における実施例を図面にも
とづいて説明する。
第1図は本発明の空間変調器の第1の実施例の模式側面
図であり、離散的に配設した全反射減衰手段と、反射面
の反対方向から照射する制御光の強度に応じて全反射減
衰量を変化させる、離散的に配設した全反射減衰制御手
段などを設ける。そして波面を乱すことなく偏光作用も
介さず直接的に2次元的強度分布となる変調を与え、し
かも種々の変調機能、論理演算機能を有する空間光変調
器を実現するものである。同図において、21は光学ガ
ラスにて作られるプリズムであり、被変調光22の入射
面21A1  それを全反射させる反射面21B1  
および出射面21Gを有する。被変調光22はレーザー
光源などによって作られるコヒーレントな平行光束とし
、ここではTM波(横方向磁界波)とする。23は光学
ガラスにて作られるガラス基板であり、制御光24を入
射させる。制御光24は、入力画像などによって作られ
る2次元的強度分布を有するインコヒーレントな光束と
するが、コヒーレントな光束でもかまわない。ガラス基
板23には、透明電極25、先導伝体層26、離散的に
配列された縦効果型の圧電素子27、および圧電素子2
7の各々には対向電極28を設ける。対向電極28の表
面は反射面21Bと近接して対向させ、透明電極25と
対向電極28の間には電源V+にて所定の電圧を印加す
る。この対向電極28への電圧は、スイッチング手段2
9により個別の印加も可能とする。また30.31も縦
効果型の圧電素子であり、反射面21Bの周囲に設け、
電源v2、V3によって各々電圧を印加、制御可能とす
る。32.33はスペーサとなる所定の厚みの膜であり
、反射面21Bと対向電極28との間の基準ギャップ厚
みを設定する。そしてプリズム21とガラス基板23と
は、このスペーサ32.33と圧電素子30.31を設
ける周辺部分にて連結される。
このような構成の第1の実施例において、反射面21B
にて被変調光22を全反射させ、反対側に滲み出るエバ
ネッセント波からエネルギーを部分的に吸収することに
より全反射を減衰させ、反射する被変調光22に振幅変
化の空間分布を与えることを行う。
まず、そこで利用する基本的な物理現象について説明し
ておく。第2図は全反射におけるエバネッセント波から
のエネルギー吸収のよる反射率変化(反射光強度変化)
の例を示す特性図である。
同図において、横軸に示すギャップ厚みとは、反射面の
反対側に接近させたエネルギー吸収手段つまり全反射減
衰手段と反射面との距離であり、P点がギャップの無い
接触状態である。
特性にはFTR曲線とATR曲線で示されるように2種
類ある。FTR曲線の特性はFrustratedTo
tal Reflectlonと呼ばれ、反射面の反対
側からギャップ媒質よりも屈折率の高いガラスなどの光
透過物質を8点から接近させた際に、全反射状態がこわ
され次第に透過光が発生し始め、P点の透過状態に移行
する物理現象である。またATR曲線の特性はAtte
nuated Total Reflectionと呼
ばれ、反射面の反対側から銀、銅、アルミなどの金属物
質を8点から接近させた際に、表面ポラリトンの励起に
よるエネルギー吸収によって反射光が次第に減衰して極
小値Q点に達し、再び全反射状態に移行する物理現象で
ある。表面ポラリトンとは、電磁波と表面分極波(表面
プラズモン、表面励起子、表面マグノンなど〕が結合し
た素励起であり、表面プラズモン、あるいは表面プラズ
モンポラリトンと呼ばれることもある。
FTR曲線では反射光の一部が透過光に換わるとみなせ
るが、ATR曲線では反射光が減衰しているだけで透過
光は無い。どちらの特性(反射率とギャップ厚みの関係
)も、光の波長、偏光方向、入射角、プリズムやギャッ
プの屈折率、吸収手段の材質(誘電率、屈折率)などに
よって詳細が決められる。特にATR曲線はそれらの構
成によって種々の設定が可能であるが、Q点のギャップ
厚み寸法は大体1〜2μm程度になる。本発明ではこれ
らFTR曲線やATR曲線に関係する特定のパラメータ
を変化させ、反射光のエネルギーを部分的に吸収するこ
とにより、被変調光に2次元的強度分布を与えることを
行う。
再び第1図に戻って、第1の実施例の説明を続ける。透
明電極25と全ての対向電極28との間に一定の電圧を
印加しておき、制御光24を光導伝体層26上に結像さ
せる。光導伝体層26には結像の強度分布に応じて導1
!率分布が形成され、それによって圧電素子27の各々
に加わる電圧、従って電界強度が決められ、機械的変位
の分布を発生させ、それを対向電極28の位置変化とす
る。
対向電極28は銀や銅で形成する全反射減衰手段でもあ
り、反射面21Bとのギャップ厚みを予め第2図のAT
R曲線横軸のQ点に設定しておく。このときのギャップ
厚みの設定は、対向電極28の表面を同一平面に加工し
スペーサ32.33でおして微調整を行う。制御光24
による圧電素子27の動作範囲が第2図のQR間もしく
はQP間の範囲の動きに対応するよう、ゲインを設定し
ておくことにより、制御光24の強度に応じて全反射の
減衰量が変わる。つまり制御光24の強度分布に応じて
、対向電極28は第2図Q点からR点またはP点に向か
って離散的に移動し、2次元的に\振幅変調された被変
調光22の出射光22Aを作り出すことができる。また
、ギャップ厚みを予め第2図のR点もしくはP点に設定
しておき、対向電極28をQ点に向かって移動させた場
合には、制御光24の強度分布を反転させた振幅変調を
行うことができる。また第2図のFTR曲線のQP間を
利用して類似の変調を行うこともできる。その場合、対
向電極25自身またはその上に着色フィルタなどの光を
透過し吸収させる手段を全反射減衰手段として施し、P
点からQ点に向かって、あるいはQ点からP点に向かっ
て動作させる。このようにして、アナログ的強度分布を
した制御光を入射させ、その強度増加に伴い全反射減衰
量を減少させる全反射減衰制御手段を設け、制御光と同
傾向のアナログ的強度分布を有する被変調光を得ること
が可能となる。また制御光の強度増加に伴い全反射減衰
量を増加させる全反射減衰制御手段を設け、制御光と反
転イメージのアナログ的強度分布の被変調光を得ること
が可能となる。
また本実施例では第1図において、制御光24の強度分
布に依らず、スイッチング素子29にて圧電素子27各
々の印加電圧を制御し、電気信号により2次元的な振幅
変調を行うことができる。
第1図では圧電素子27各々には同一の電圧が加わる図
としているが、各々異なる電圧に制御して印加されるよ
うな回路としてもよく、またこれは圧電素子27各々の
特性ばらつきの補正手段として用いることもできる。ま
た周囲に設けた圧電素子30.31は、ギャップ厚みの
微調整だけでなく、圧電素子27によって2次元的分布
を与えられた被変調光22を、さらに−括して振幅変調
をかけるといった使い方もできる。
さらに本実施例は、011に符号化された強度分布を有
する光学的2次元ディジタル情報を並列で論理演算する
種々の論理回路として動作させることもできる。第3図
(a)は2値化回路と否定回路、第3図(b)は論理積
回路、否定的論理積回路、論理和回路、否定論理和回路
の動作説明に用いる空間光変調器の模式側面図であり、
第1図をさらに簡略化して描いである。第1図のプリズ
ム21とガラス基板23に挟まれる部分を、第3図では
一括して制御層34として示す。第3図において、入力
光X1 Yは制御層34に対して制御光として作用させ
、出力光Zは反射によって得られる被変調光である。出
力光Zの入射光は強度が2次元的に一定の光を用い、そ
の値を1とする。
また、入力光Xの強度増加により出力光強度を増加させ
て変調する方法を順方向制御と呼び、入力光Xの強度増
加により出力光強度を減少させて変調する方法を逆方向
制御と呼ぶことにする。
また第4図はここでの論理回路に使用する、圧電素子2
7(第1図)の変位−電界特性のヒステリシス曲線を示
す図であり、同曲線は圧電材料や構成によって設定でき
、電界の履歴と方向、電界値によって変位すなわちギャ
ップ厚みが決まる。
本実施例ではギャップ厚みの初期値、制御方向、印加電
圧を所定の関係に設定して、一つの構成で種々の論理演
算機能をもつ空間変調器として動作させることができ、
次に回路機能別に説明する。
〔2値化回路〕 第3図(a)にて入力光Xの強度を出力光Zに2値化す
る回路である。第2図において、ギャップ厚みの初期値
をQ+点としてR1点(変位の飽和点とする)まで順方
向制御を行う。そのため第4図におけるH点を出発点と
して、■、1点を経て飽和するまで、入力光Xの強度増
加に応じた負の電界が加わるよう、予め電源V+(第1
図)にて印加電圧の極性を設定しておく。印加電圧の値
は1点に対応する入力光Xの値が0.5となるよう、ま
た1点に対応する入力光Xの値が1となるよう設定して
おく。さらにギャップ厚みの初期値が01点となるよう
、電源V2、V2 (第1図)にて印加電圧を設定して
おく。このような状態から入力光Xの強度が0から増え
るに従い、先導保体層2θ(第1図)の導電率が上がり
、圧電素子26には負の電界が加わって収縮し始め、ギ
ャップ厚みが次第に増大する。しかしその量は、第4図
のヒステリシス曲線によって最初は少なく、1点を過ぎ
てから急激に増大し、1点を過ぎて飽和する。従って第
2図のATR曲線では95点を出発してR8点に到達す
る動作となり、第5図(a)のような入力光Xと出力光
Zとの強度の関係が得られる。第5図(a)において、
H1■、1点は第4図のそれに対応する。出力光Zの強
度は入力光X=0゜5まではほとんど0であるが、この
閾値を越えるとほぼ1が得られ、X=1以゛上では安定
した1が得られる。閾値を設定するIJ間は、第4図の
ヒステリシス曲線および第2図のATR曲線において、
できるだけ急峻に立つ形の特性設定をするとよい。入力
光Xと出力光Zの関係を下記に示す。
このようにして、制御光の強度増加が所定値までは全反
射減衰量の減少を抑え、前記所定値を越えると全反射減
衰量を急激に減少させ一定値に飽和させる全反射減衰制
御手段を設け、制御光を2値化した強度分布の被変調光
を得ることができる。
〔否定回路〕
第3図(a)にて強度的に2値化された入力光Xの否定
(N0T)を出力光Zに得る回路であり、第2図におい
てギャップ厚みの初期値をR+点として、Q+点まで逆
方向制御を1行う。Q+点は変位の飽和点とする。その
ため第4図におけるに点を出発点として、入力光Xの強
度増加に応じた正の電界が加わるよう、予め電源V+(
第1図)にて印加電圧を設定しておく。印加電圧の値は
L点に対応する入力光Xの値が0.5となるよう、また
M点に対応する入力光Xの値が1となるよう設定してお
く。さらにギャップ厚みの初期値がR+点となるよう、
電源V2.V2(第1図)にて印加電圧の極性を設定し
ておく。このような状態から入力光Xの強度が増えるに
従い、光導伝体層2BC第1図)の導電率が上がり、圧
電素子26には正の電界が加わって伸長し始め、ギャッ
プ厚みが次第に減少する。しかしその量は第4図のヒス
テリシス曲線によって最初は少なく、L点を過ぎてから
急激に増大し、M点を過ぎて飽和する。従って第2図の
ATR曲線では、R1点を出発してQ+点に到達する動
作となり、第5図(b)のような入力光Xと出力光Zと
の強度の関係が得られる。第5図(b)において、K、
L、M点は第4図のそれに対応する。出力光Zの強度は
入力光X=0.5までは1であるが、X=1に近づくに
つれて0が得られ、否定の関係となる。閾値を設定する
LM間は、第4図のヒステリシス曲線および第2図のA
TR曲線において、できるだけ急峻な形の特性設定をす
れば、否定的2値化回路としても機能させられる。入力
光Xと出力光Zの関係を下記に示す。
このようにして、011に符号化されたディジタル的強
度分布の制御光を入射させ、その強度が0のとき全反射
減衰量をほぼ最小とし、強度が1からOの間で全反射減
衰量を増加させ、強度が1のとき全反射減衰量をほぼ最
大にする全反射減衰制御手段を設け、制御光の論理的否
定に対応するディジタル的強度分布の被変調光を得るこ
とができる。また、制御光の強度増加が所定値までは全
反射減衰量の増加を抑え、所定値を越えると全反射減衰
量を急激に増加させ一定値に飽和させる全反射減衰制御
手段を設けると、制御光を2値化反転した強度分布の被
変調光を得ることができる。
〔論理積回路〕
第3図(b)にて強度的に2値化された入力光XとYの
論理積(AND)を出力光Zに得る回路であり、第2図
においてギャップ厚みの初期値を01点としてR7点ま
で順方向制御を行う。R1点は変位の飽和点とする。そ
のため第4図におけるH点を出発点として、入力光X、
Yの強度和の増加に応じた負の電界が加わるように予め
電源V+(第1図)にて印加電圧の極性を設定しておく
。印加電圧の値は1点に対応する入力光X+Yの値が1
となるよう、また1点に対応する入力光Xの値が2とな
るよう設定しておく。さらにギャップ厚みの初期値がQ
、点となるように電源V2.V3(第1図)にて印加電
圧を設定する。このような状態から入力光X+YがOか
ら増えるに従い、光導伝体層26(第1図)の導電率が
上がり、圧電素子28には負の電界が加わって収縮し始
め、ギャップ厚みが次第に増大する。しかしその量は第
4図のヒステリシス曲線によって最初は少なく1点を過
ぎてから増大し、1点を過ぎて飽和する。従って第2図
のATR曲線では度の関係が得られる。第5図(C)に
おいて%HII、J点は第4図に対応する。出力光Zの
強度は入力光X+Y= 1まではほとんど0であるが、
X十Y=2に近づくにつれて1が得られ、すなわち論理
積の関係となる。
このようにして、0,1に符号化されたディジタル的強
度分布の制御光を複数(n)入射させ、その強度和が0
からn−1のとき全反射減衰量をほぼ最大としてその減
少を抑え、強度和がn−1からnの間で全反射減衰量を
減少させ、強度和がnのとき全反射減衰量をほぼ最小に
する全反射減衰制御手段を設け、制御光の論理積に対応
するディジタル的強度分布の被変調光を得ることができ
る。
〔否定的論理積回路〕
第3図(b)にて強度的に2値化された入力光XとYの
否定的論理積(NAND)を出力光Zに得る回路であり
、第2図においてギャップ厚みの初期値をR1点として
NQI点(変位の飽和点とする)まで逆方向制御を行う
。そのため第4図におけるに点を出発点として、入力光
X、Yの強度和の増加に応じた正の電界が加わるよう、
予め電源V+(第1図)にて印加電圧の極性を設定して
おく。印加電圧の値は、L点に対応する入力光X+Yの
値が1となるよう、またM点に対応する入力光Xの値が
2となるよう設定しておく。さらにギャップ厚みの初期
値がR5点となるように[源V2.V3(第1図)にて
印加電圧を設定しておく。このような状態から入力光X
+YがOから増えるに従い、光導伝体層26(第1図)
の導電率が上がり、圧電素子26には正の電界が加わっ
て伸長し始め、ギャップ厚みが次第に減少する。しかし
その量は第4図のヒステリシス曲線によって最初は少な
く、L点を過ぎてから増大し、M点を過ぎて飽和する。
従って第2図のATR曲線ではR2点を出発して01点
に到達する動作となり、第5図(d)のような入力光X
+Yと出力光Zとの強度の関係が得られる。第5図(d
)において、K、L、M点は第4図に対応する。出力光
Zの強度は入力光x+y= tまではほとんど1である
が、X+Y=2に近づくにつれて0が得られ、すなわち
否定的論理積の関係となる。
このようにして、0,1に符号化されたディジタル的強
度分布の制御光を複数(n)入射させ、その速度和がO
からn−1のとき全反射減衰量をほぼ最小としてその増
加を抑え、速度和がn−1からnの間で全反射減衰量を
増加させ、速度和がnのとき全反射減衰量をほぼ最大に
する全反射減衰制御手段を設け、制御光の否定的論理積
に対応するディジタル的強度分布の被変調光を得ること
ができる。
〔論理和回路〕
第3図(b)にて強度的に2値化された入力光XとYの
論理和(OR)を出力光Zに得る回路であり、第2図に
おいてギャップ厚みの初期値をQ、点として、R1点(
変位の飽和点とする)まで順方向制御を行う。
そのため第4図におけるH点を出発点として、入力光X
、Yの速度和の増加に応じた負の電界が加わるように、
予め電源V+(第1図)にて印加電圧の極性を設定して
おく。印加電圧の値は、1点に対応する入力光X+Yの
値が0.5となるように、また3点に対応する入力光X
の値が1となるように設定しておく。さらに、ギャップ
厚みの初期値がQ+点となるよう、電源Va、Vs(第
1図)にて印加電圧を設定しておく。
このような状態から入力光X+Yが0から増えるに従い
、光導伝体層26(第1図)の導電率が上がり、圧電素
子26には負の電界が加わって収縮し始めギャップ厚み
が増大する。しかし、その量は、第4図のヒステリシス
曲線によって最初は少なく、1点を過ぎてから増大し、
3点を過ぎて飽和する。従って第2図のATR曲線では
01点を出発してR+点に到達する動作となり、第5図
(e)のような入力光X+Yと出力光Zとの強度の関係
が得られる。
第5図(e)において、H,I、3点は第4図のそれに
対応する。出力光Zの強度は入力光X+Y=0.5まで
はほとんど0であるが、X+Y=1に近づくにつれて1
が得られ、すなわち論理和の関係となる。
このようにして、0.1に符号化されたディジタル的強
度分布の制御光を複数(、n)入射させ、その速度和が
0のとき全反射減衰量をほぼ最大としてその減少を抑え
、速度和が0から1の間で全反射減衰量を減少させ、速
度和が1からnのとき全反射減衰量をほぼ最小にする全
反射減衰制御手段を設け、制御光の論理和に対応するデ
ィジタル的強度分布の被変調光を得ることができる。
〔否定的論理和回路〕
第3図(b)にて強度的に2値化された入力光Xとφ。
否定的論理和(NAND)を出力光Zに得る回路であり
、第2図においてギャップ厚みの初期値を20点として
、01点まで逆方向制御を行う。Q+点は変位の飽和点
とする。そのため第4図におけるに点を出発点として、
入力光X1 Yの速度和の増加に応じた正の電界゛が加
わるよう、予め電源V+(第1図)にて印加電圧の極性
を設定しておく。印加電圧の値は、L点に対応する入力
光X+Yの値が0.5となるよう、またM点に対応する
入力光Xの値が1となるよう設定しておく。さらにギャ
ップ厚みの初期値がR+点となるよう、電源V2.V3
(第1図)にて印加電圧を設定しておく。
このような状態から入力光X+Yが0から増えるに従い
、先導保体層26(第1図)の導電率が上がり、圧電素
子26には正の電界が加わって伸長し始めギャップ厚み
が減少する。しかしその量は、第4図のヒステリシス曲
線によって最初は少なく、L点に達してから急激に増大
し、M点以降で飽和する。従って第2図のATR曲線で
はR+点を出発してQ+点に到達する動作となり、第5
図(f)のような入力光X+Yと出力光Zとの強度の関
係が得られる。
第5図(f)において、K、  L、  M点は第4図
のそれに対応する。出力光Zの強度は入力光X十Y=0
.5まではほとんど1であるが、X+Y=1に近づくに
つれてOが得られ、すなわち否定的論理積の関係となる
このようにして、0.1に符号化されたディジタル的強
度分布の制御光を複数(n)入射させ、その強度和がO
のとき全反射減衰量をほぼ最小としてその増加を抑え、
強度和がOから1の間で全反射減衰量を増加させ、強度
和が1からnのとき全反射減衰量をほぼ最大にする全反
射減衰制御手段を設け、制御光の否定的論理和に対応す
るディジタル的強度分布の被変調光を得ることができる
以上のように本実施例では、第2図ATR曲線のQR側
領域を利用して、種々の論理回路として動作させること
ができる。なお出力光Zの入射光は説明では一様光とし
たが、これにアナログ的あるいはディジタル的強度分布
を与えておき、入力光X1 Yの論理演算によって形成
した反射率分布との並列乗算や論理積演算を行うといっ
た使い方もできる。また第2図では、ATR曲線のPQ
側領域あるいは同図FTR曲線を利用してもよく、それ
らを混用してもよい。なお、ATR曲線、FTR曲線と
も順方向制御においては、動作の到達点以降において反
射率が最大値に飽和するため変位の飽和特性は必ずしも
必要ない。しかし、逆方向制御においては、ATR曲線
では全反射減衰領域が限られるため、変位の飽和特性が
必要である。
なお、本実施例では圧電素子の変位の飽和特性を利用し
たが、光導伝体層の導電率の飽和特性を用いても実現で
きる。もちろん印加電圧値による変位の制限を行っても
よい。FTR曲線ではギャップ厚みが無くなれば、自ず
と変位が規制されるため飽和特性は必ずしも必要ない。
またATR曲線では全反射減衰領域が限られるため、順
方向制御における動作の出発点Q点付近において、入力
光に対する不感手段が必要である。本実施例では出発点
をQ点からQ+点にずらすと共に、圧電素子の非線形特
性を用いたが、光導伝体層に非線形特性、つまり入力光
が少ないとき導電率変化も少なくなるような特性を与え
てもよい。
また、入力光側から予めバイアス光を照射し、その光量
を可変するなどして、順方向制御、逆方向制御における
動作の出発点(第4図のI、に点)を移動させ、回路特
性を所望に設定、変化させることもできる。
第6図(a)は第1の実施例において、制御光35.3
Bの入射側にもプリズム37を用いた側面図であり、制
御層38は後記する他の実施例でもかまわない。第6図
(b)のように入射面と出射面を複数有するn角錐プリ
ズム39を被変調光側、あるいは制御光側に設けること
もできる。迷光を生じなくするためnは4以上の偶数と
するとよい。本発明の空間光変調器は反射型であるため
、強度の異なる被変調光(出力光)40を異なる方向か
ら複数入射させて、同時に同じ変調をかけるという使い
方ができる。制御光(入力光)35.36についても、
バイアス光を異なる方向から入射させるとか、2本以上
の異なる複数光束で変調をかけるという使い方もできる
。このように角錐プリズムを使用することで、より3次
元回路的な光路構成が可能となる。
第7図は第1の実施例において、被変調光42を制御層
43の反対側に帰還させた側面図であり、光双安定機能
、画像メモリー機能を有する空間光変調器として動作可
能なことを示す。第7図において、制御Ni42は後記
する他の実施例でもかまわない。44.45はプリズム
部材であり、まず被変調光42はプリズム部材45の入
射面45Aから入射させた制御光(入力光)46によっ
て変調を受ける。制御層42の動作としてここだは先の
2値化回路の動作とし、第2図のQR方向に順方向制御
を行う場合で説明する。被変調光48の強度を予め2と
しておくと、制御光46の強度の閾値(例えば065)
以上の所に対応する被変調光46の強度が2となる。制
御光46は面45Bから入射させてもかまわない。次に
被変調光42をプリズム部材44に設けたハーフミラ−
面44Aによって、例えば1: 1に振幅分割し、半分
を出力光47として透過出射させ、残りを帰還光48と
して反射帰還させる。帰還光48は全反射を繰り返させ
ることで、制御層43の反対側43Aに像方向を一致す
る。従って制御光46を取り去っても、被変調光42は
元の制御光46の場合と同様の変調を受は続け、同様の
出力光47が得られ続ける。すなわち、双安定機能を有
する画像メモリーを実現できる。帰還光48はプリズム
入射面45Aから48Aの方向に出射させ、迷光になら
ないようにする。
このようにして、制御光の強度増加に伴い全反射減衰量
を減少させる全反射減衰制御手段と、反射面から出射し
た被変調光を出力光と帰還光に振幅分割するビームスプ
リッタと、帰還光を全反射減衰制御手段に導いて照射さ
せる導光手段を設け、制御光を取り去った後にその強度
分布に対応する強度分布を出力光に得ることができる。
ここでいう対応とは必ずしも同じということではなく、
特定の関係で対応ずけられることも含める。
なお、本実施例の光変調の考え方を用いれば、空間光変
調器としてだけでなく、1本の光束(制御光)の総光量
に応じて動作する単一の光変調器、光閾値素子、あるい
は光双安定素子として構成でき、動作させられることは
いうまでもない。
以上に述べてきたように本発明の第1の実施例では、離
散的に配設した全反射減衰手段と、反射面の反対方向か
ら照射する制御光の強度に応じて全反射減衰量を変化さ
せる、離散的に配設した全反射減衰制御手段などを設け
る。そして均質な媒体の界面において被変調光を全反射
させ、エバネッセント波からの部分的エネルギー吸収に
より全反射を減衰させ、反射する被変調光に2次元的強
度分布を与える。被変調光は、偏光作用を介さず直接的
に振幅変化の空間分布を与えられ、均質な媒体だけを透
過するため、屈折率の作用で波面を乱されることはない
従って、従来の空間光変調器で液晶や電気光学結晶に被
変調光が入り込むことによって生じていた、光の散乱、
スペックルノイズ、あるいは収差の乱れといった悪影響
は無くせる。また全反射現象を利用するため光の利用効
率を高くでき、併せて表面ポラリトンなどの作用により
大きな全反射減衰状態が可能であり、高い振幅変調度が
得られSN比の良好な空間光変調器を実現できる。さら
にアナログ的強度分布め制御光をもとに、振幅変調、離
散分布変調、反転変調、2値化変調など種々の変調機能
を可能とする。またディジタル的強度分布の制御光をも
とに、否定、論理積、否定的論理積、論理和、否定的論
理和の論理演算を行う2次元論理回路機能を可能とする
。また光双安定機能、画像メモリー機能を備えた空間光
変調器が実現できる。また電気的に設定可能な電界強度
によって全反射減衰量を変化させる全反射減衰制御手段
や、全反射減衰量を一括して変化させる全反射減衰制御
手段によって、制御光強度に対する全反射減衰量の増減
量、増減方向、増減閾値を電気的に設定可能にすること
もできる。これにより機能切り換えの可能な多機能空間
光変調器を実現できる。変調時や設定変更時のギャップ
厚みの操作範囲は0.5〜1μm程度の微小量であり、
変位発生手段にとっては比較的高速の動作が可能となる
なお、本実施例は第1図のように、離散的に設けた圧電
素子27の変位が完全に分離できるためディジタル処理
に適し、rまた透明電極25と先導伝体層26とは連続
膜として配設するため、制御光の散乱を防止できること
も効果として付は加えておく。
第8図は本発明の空間変調尭の第2の実施例を示す模式
側面図である。連続的に配設した全反射減衰手段と、制
御光の強度に応じて全反射減衰量を変化させるW1散的
に配設した全反射減衰制御手段などを設ける。全反射減
衰制御手段の変位発生手段として、静電力によってギャ
ップ厚みを可変する構成の空間光変調器である。
同図において、51は光学ガラスにて作られるプリズム
であり、52は被変調光となるコヒーレントな平行光束
である。53は光学ガラスにて作られるガラス基板であ
り、制御光54を入射させる。ガラス基板53には、離
散的に配列した透明電極55、光導伝体層56、空隙5
7、およびSi基板などから作られる可撓膜58と銀や
銅などで作った対向電極59を設ける。対向電極59は
連続的に設け、プリズム51の反射面51Aと対向させ
る。60.61はスペーサとなる所定厚みの膜であり、
プリズム51と対向電極59との間のギャップ厚みを設
定する。透明電極55と対向電極59の間には電源Vに
て所定の電圧を印加するが、この対向電極59への電圧
は、スイッチング手段62により個別の印加も可能とす
る。
このような構成において、反射面51Aにて被変調光5
2を全反射させ、第1の実施例のようにエバネッセント
波からエネルギーを部分的に吸収することにより、被変
調光52に振幅変化の空間分布を与えることを行う。す
なわち、制御光54の強度分布に応じて光導伝体層56
の導電率を変化させ、発生する静電力により可撓膜58
と対向電極59をたわませ、反射面51Aと対向電極5
9の間のギャップ厚みを変化させる。そして第2図のA
TR曲線に従って全反射の減衰量を変化させ、被変調光
52に変調を与えることができる。スイッチング手段6
2により、電気信号によって2次元的な振幅変調が可能
なことは第1の実施例と同様である。
なお、可撓膜58と対向電極59は膜強度と全反射減衰
条件を満足すれば、同一材料で一体化してもよい。また
、ギャップを隔てて反射面51Aに銀などの金属膜を設
けておいても、第2図のATR曲線の特性が得られる。
その構成は第1の実施例では離散化した電極間で短絡す
る恐れがあり難しいが、本実施例であれば適用できる。
また可撓膜58を電極として通電し、対向電極59の代
わりに光透過吸収膜として、第2図のFTR曲線を用い
て変調を行うこともできる。また、第1の実施例に示し
たギャップ厚みを一括して制御する手段(第1図の圧電
素子30.31)を本実施例にも設けてもよい。
以上のような第2の実施例では、連続的に配設した全反
射減衰手段と、離散的に配設した全反射減衰制御手段を
設けて、種々の空間光変調器を実現できる。機能に応じ
て、第1の実施例で説明したような種々の特性設定を行
うが、いうまでもな(第1、第3、その他の実施例の構
成と組み合わせることもできる。特に本実施例は、変位
発生手段として静電力によってたわませる可撓膜を設け
ることにより、たわみ形伏を凹面や凸面にできる。
これにより離散化された各ドツトの大きさを変えるよう
な面積階調変調を光学的に与えることができるため、ア
ナログ的画像の処理に適する。
第9図は本発明の第3の実施例を示す模式側面図であり
、全反射減衰手段、全反射減衰制御手段とも連続的に設
けた空間光変調器である。同図において、65はプリズ
ムであり、66は被変調光となるコヒーレントな平行光
束である。67はガラス基板であり、制御光68を入射
させる。ガラス基板67には、連続的に設けた透明電極
θ9、光導伝体層70、圧電材料層71、銀や銅などで
作った対向電極72を設ける。対向電極72は、プリズ
ム65の反射面65Aとギャップを介して対向させる。
73.74はスペーサとなる所定厚みの膜であり、プリ
ズム65と対向電極72との間のギャップ厚みを設定し
、透明電極69と対向電極72の間には電源Vにて所定
の電圧を印加する。
このような構成において、反射面85Aにて被変調光6
6を全反射させ、第1の実施例のように工バネッセント
波からエネルギーを部分的に吸収することにより、被変
調光66に振幅変化の空間分布を与えることを行う。す
なわち、制御光66の強度分布に応じて先導伝体層70
の導電率を変化させ、発生する電界により圧電材料層7
1に部分的変位を生じさせ、反射面85Aと対向電極7
2の間のギャップ厚みを変化させる。そして第2図のA
TR曲線に従って、全反射の減衰量を変化させ、被変調
光66に変調を与えることができる。また、第1の実施
例に示したギャップ厚みを一括して制御する手段(第1
図の圧電素子30.31)を本実施例にも設けてもよい
このような第3の実施例では、連続的に全反射減衰手段
と反射減衰制御手段を設けて、種々の空間光変調器を実
現できる。いうまでもなく第1、第3、その他の実施例
の構成と組み合わせることもできる。特に本実施例は連
続的に変位の分布を形成できるため、連続分布変調を与
えることができ、アナログ的画像の処理に適する。
第10図は本発明の第4の実施例を示す模式側面図であ
り、ギャップを無くした空間光変調器である。同図にお
いて、77はプリズムであり、78は被変調光となるコ
ヒーレントな平行光束である。79は制御光、80は連
続的に設けた透明電極、81は光導伝体層、82は電界
強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料層、83は
銀や銅などで作った対向電極である。対向電極83は、
反射面77Aと所定の厚みの絶縁体層84を介して対向
させる。透明電極80と対向電極83との間には電源V
にて所定の電圧を印加する。このような構成において、
反射面77Aにて被変調光78を全反射させ、エバネッ
セント波からのエネルギー吸収を部分的に変化すること
により、被変調光78に振幅変化の空間分布を与えるこ
とを行う。すなわち、制御光79の強度分布に応じて先
導伝体履81の導電率を変化させ、発生する電界により
電気光学材料層82に屈折率変化を生じさせる。
この場合、第2図のATR曲線が少しの屈折率変化によ
って変化するという現象を利用する。
このような第4の実施例では、全反射減衰制御手段は電
界によって屈折率を変化させる電気光学材料と、電気光
学材料を挟んで配設した電極を設け、電極の一方は反射
面の反対側にあって、表面ポラリトンを発生させる全反
射減衰手段として空間光変調器を実現できる。本実施例
はギャップを無くせるので構成が簡単になり、また連続
的に変位の分布を形成できるため、連続分布変調を与几
ることかできアナログ的画像の処理に適する。
以下、本発明において制御光を用いない構成の空間光変
調器の実施例を幾つか示しておく。第11図は本発明の
第5の実施例を示す模式側面図である。同図において、
86はプリズム、87は被変調光、88は絶縁性の基板
、89は連続的に設けた電極、90は電界強度に応じて
変位を発生する圧電素子、91は銀や銅などで作った対
向電極である。対向電極91は、スペーサ92.93に
より、反射面86Aと所定の厚みのギャップを介して対
向させる。電極89と対向電極91との間には電源Vに
て所定の電圧を印加し、スイッチング手段94により個
別の印加を可能とする。反射面88Aにおいて被変調光
87を全反射させ、エバネッセント波からのエネルギー
吸収を部分的に変化することにより、強度の−様な被変
調光87に所望の強度分布を与えることを行う。また、
被変調光87にディジタル的、あるいはアナログ的に強
度分布を与えておき、電気信号によって形成した反射面
86Aの反射率分布との並列乗算を行うとしった使い方
もできる。なお、圧電素子90の代わりに第2の実施例
(第8図)のような静電力による変位発生手段、あるい
はその他の変位発生手段を用いてもよい。いうまでもな
(第3、第4など他の実施例における構成の一部を適用
、あるいは組み合わせて用いることもできる。
このように第5の実施例では、離散的な全反射減衰手段
(対向電極91)を設け、電気信号のみによって制御す
る空間光変調器を実現できる。基板88に光透過の必要
性がなく、透明電極や先導伝体層も不要になるため、材
料や製造プロセスの選択幅が広がる。また基板88を導
電性金属とし電極89と一体にすることなども可能とな
る。
第12図は本発明の第6の実施例を示す模式側面図であ
り、第5の実施例と同じく制御光を用いない空間光変調
器の別の実施例である。同図において、98はプリズム
、97は被変調光、98は電界強度に応じて変位を発生
する圧電材料基板、99は離散的に設けた電極、100
は銀や銅などで作った対向電極である。対向電極100
は、スペーサ101.102により、反射面96Aと所
定の厚みのギャップを介して対向させる。電極99と対
向電極100との間には電源Vにて所定の電圧を印加し
、スイッチング手段103により個別の印加を可能とす
る。反射面9eAにおいて被変調光97を全反射させ、
エバネッセント波からのエネルギー吸収を部分的に変化
することにより、被変調光97に所望の強度分布を与え
るなど、第5の実施例と同様な使い方ができる。
このように第6の実施例では、連続的な全反射減衰手段
(対向電極100)を設け、電気信号のみによって制御
できる空間光変調器を実現できる。
透明電極や光導伝体層が不要になるため、材料や製造プ
ロセスの選択幅が広がる。基板として圧電材料基板98
を用いるなど簡素な構成が可能となり、圧電材料の代わ
り炉型界によって屈折率の変化する電気光学結晶の基板
を使用することもできる。
第13図は本発明の第7の実施例を示す模式側面図であ
り、制御光や電気信号を用いない空間光変調器である。
同図において、106はプリズム、107は被変調光、
108は絶縁性の基板である。
109は凹凸による特定の分布を形成した変調パターン
であり、銀や銅などの金属か光透過吸収材料で作り、第
2図のATR曲線、FTR曲線に従って所望の反射率分
布が得られるよう、ギャップ厚みの分布を形成する。1
10.111は電界強度に応じて変位を発生する圧電素
子であり、電極112.113、および114,115
によって電源V+、Vaの所定の電圧を印加する。スペ
ーサ116.117により、反射面106人と所定の厚
みのギャップを介して対向させる。反射面106Aにお
いて被変調光107を全反射させ、エバネッセント波か
らの部分的エネルギー吸収により、被変調光107に特
定の強度分布を与えられる。また先の印加電圧の制御に
より、−括して特定の2次元分布の振幅変調をかけると
いった使い方もできる。
このような第7の実施例では、制御光や電気信号を用い
ることなく、基準パターンとするような特定の2次元パ
ターンの振幅変調を与えることのできる空間光変調を実
現できる。この変調パターンは微細加工技術を用いて、
複雑な形状を作ることが可能である。また圧電素子11
0,111によりギャップ厚みを微調整し易いため、変
調パターン109の交換も容易である。
第14図は本発明の第8の実施例を示す模式側面図であ
り、第7の実施例と同じく制御光や電気信号を用いない
空間光変調器の別の実施例である。
同図において、121はプリズム、122は被変調光、
123は絶縁性の基板、124は銀や銅などの薄膜で特
定の分布を形成した変調パターン、125は銀や銅など
の対向金属、126,127は電界強度に応じて変位を
発生する圧電素子であり、電極128.129および1
30,131によって電源V+、V2の所定の電圧を印
加する。導電性のスペーサ132,133を介して、変
調パターン124と対向金属124との間のギャップ厚
みを所定に形成する。反射面121Aにおいて被変調光
122を全反射させ、エバネッセント波からの部分的エ
ネルギー吸収により、被変調光122に特定の強度分布
を与えられる。
このような第8の実施例では、制御光や電気信号を用い
ることなく、基準パターンとするような特定の2次元パ
ターンの振幅変調を与えることのできる空間光変調を実
現できる。本実施例では変調パターンはプリズム121
に薄膜として形成でき、複雑な形状を作ることが可能で
ある。
発明の効果 以上のように本発明の空間光変調器によれば、従来の空
間光変調器で液晶や電気光学結晶に被変調光が入り込む
ことによって生じていた、光の散乱、スペックルノイズ
、あるいは収差の乱れといった悪影響は無くせる。また
、全反射現象を利用するため光の利用効率を高くでき、
併せて表面ポラリトンなどの作用により大きな全反射減
衰状態を可能とする。そのため高い振幅変調度が得られ
、SN比の良好な空間光変調器を実現できる。さらに、
光学ガラスを用いて全反射面の形成が容易なことから、
大口径化も行い易い。また、振幅変調、面積階調変調、
離散分布変調、連続分布変調、反転変調、2値化変調な
ど種々の変調機能を可能とする。さらに、否定、論理積
、否定的論理積、論理和、否定的論理和の並列演算を行
う多機能な論理回路、あるいは双安定機能を有する光メ
モリーとしての動作も可能とする。また、電気的に種々
の機能を切り換えることが可能な多機能空間光変調器を
も実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空間光変調器における第1の実施例を
示す模式側面図、第2図は全反射におけるエバネッセン
ト波からのエネルギー吸収による反射率変化を示す特性
図、第3図(a)、(b)は第1の実施例を適用した論
理回路の動作説明に用いる模式側面図、第4図は第1の
実施例による論理回路における圧電素子の変位−電界特
性を示す特性図、第5図(a)から(f)は各論理回路
の動作における入力光と出力光の強度関係を示す特性図
、第6図(a)は第1の実施例においてプリズムの応用
を示す模式側面図、同じく(b)は角錐プリズムの斜視
図、第7図は第1の実施例を適坩した光双安定機能、Z
画像メモリー機能を有する空間光変調器を示す模式側面
図、第8図は本発明の空間光変調器における第2の実施
例を示す模式側面図、第9図は本発明の空間光変調器に
おける第3の実施例を示す模式側面図、第10図は本発
明の空間光変調器における第4の実施例を示す模式側面
図、第11図は本発明の空間光変調器における第5の実
施例を示す模式側面図、第12図は本発明の空間光変調
器における第6の実施例を示す模式側面図、第13図は
本発明の空間光変調器における第7の実施例を示す模式
側面図、第14図は本発明の空間光変調器における第8
の実施例を示す模式側面図、第15図は従来の空間光変
調器を示す模式側面図である。 21・・プリズム、21B・・反射面、22・・被変調
光、23・・ガラス基板、24・・制御光、25・・透
明電極、26・・光導伝体層、27,30.31・・圧
電素子、28・・対向電極、29・・スイッチング手段
、32.33・・スペーサ、35.36・・制御光、3
7・・プリズム、38・・制御層、39・・角錐プリズ
ム、40・・被変調光、42・・被変調光、43・・制
御層、44.45・・プリズム部材、44A・・ハーフ
ミラ−面、46・・制御光(入力光)、47・・出力光
、48・・帰還光、51・・プリズム、52・・被変調
光、53・・ガラス基板、54・・制御光、55・・透
明電極、56・・先導伝体層、57・・空隙、58・・
可挟膜、59・・対向電極、80.61・・スペーサ、
62・・スイッチング手段、65・・プリズム、66・
・被変調光、67・・ガラス基板、68・・制御光、6
9・・透明電極、70・・先導伝体層、71・・圧電材
料層、72・・対向電極、73.74・・スペーサ、7
7・・プリズム、78・・被変調光、79・・制御光、
80・・透明電極、81・・光導伝体層、82・・電気
光学材料層、83・・対向電極、84・・絶縁体層、8
6・・プリズム、87・・被変調光、88・・基板、8
9・・電極、90・・圧電素子、91・・対向電極、9
2.93・・スペーサ、94・・スイッチング手段、9
6・・プリズム、97・・被変調光、98・・圧電材料
基板、99・・電極、100・・対向電極、101.1
02・・スペーサ、103・・スイッチング手段、10
6・・プリズム、 107・・被変調光、 108・・
基板、109・・変調パターン、110,111・・圧
電素子、112〜115・・電極、116.117・・
スペーサ、 121・・プリズム、、122・・被変調
光、123・・基板、124・・変調パターン、125
・・対向金属、126.127・・圧電素子、128〜
131・・電極、 132.133・・スペーサ。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか1名32.33
−一一スマーサ 帛 囚 晶 図 (cL) cb> 第 図 察埼薙 区 懺 纂 図 入力光 入力光 ×千Y 第 第 凶 図 λ力光X+Y へカ光X士Y 入力元X+Y 帛 図 (C1) 句−級変訓尤 第 図 第11図 65−一一プソズム 86−−−プソズ°ム 9ノ−ガ笥電雀 第12図 0J 第13図 106−7’ソス゛ム lノ乙、tt7 −−スヘζ −ブ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被変調光が入射および出射し、光学定数の制御さ
    れない均質な媒体と、前記媒体の界面にて被変調光を全
    反射させる反射面と、前記反射面における全反射を、エ
    バネッセント波からのエネルギー吸収により減衰させる
    全反射減衰手段と、前記全反射の減衰量を2次元的に変
    化させる全反射減衰制御手段を設けた空間光変調器。
  2. (2)被変調光が入射および出射し、光学定数の制御さ
    れない均質な媒体と、前記媒体の界面にて被変調光を全
    反射させる反射面と、前記反射面における全反射を、エ
    バネッセント波からのエネルギー吸収により予め形成し
    た特定分布でのみ減衰させる全反射減衰手段を設けた空
    間光変調器。
  3. (3)請求1項または2において、全反射減衰手段は反
    射面の反対側に表面ポラリトンを発生させる金属膜、ま
    たは金属体からなることを特徴とする空間光変調器。
  4. (4)請求項1または2において、全反射減衰手段は反
    射面の反対側にエバネッセント波から被変調光を透過す
    る光透過体からなることを特徴とする空間光変調器。
  5. (5)請求項1において、全反射減衰手段は連続的もし
    くは離散的に設け、全反射減衰制御手段は連続的もしく
    は離散的に配設したことを特徴とする空間光変調器。
  6. (6)請求項1または2において、全反射減衰制御手段
    は全反射減衰量を反射面全体にわたって一括して変化さ
    せることを特徴とする空間光変調器。
  7. (7)請求項1において、全反射減衰制御手段は印加電
    圧により設定可変な電界強度によって全反射減衰量を変
    化させることを特徴とする空間光変調器。
  8. (8)請求項1において、全反射減衰制御手段は反射面
    の反対方向から照射する制御光の強度に応じて全反射減
    衰量を変化させることを特徴とする空間光変調器。
  9. (9)請求項7または8において、全反射減衰制御手段
    は所定の電圧が印加され制御光を入射させ透明電極と、
    前記制御光の強度に応じて導電率を変化させる光導伝体
    を備えることを特徴とする空間光変調器。
  10. (10)請求項7において、全反射減衰制御手段は電気
    信号により電界強度の2次元分布を設定可能な離散電極
    を備えることを特徴とする空間光変調器。
  11. (11)請求項1または6において、全反射減衰制御手
    段は、機械的変位を発生させて全反射減衰手段と全反射
    面との距離を変える変位発生手段を備えることを特徴と
    する空間光変調器。
  12. (12)請求項11において、全反射減衰制御手段は変
    位発生手段を挟んで配設した電極を有し、前記電極の一
    方は反射面の反対側にあって、表面ポラリトンを発生さ
    せる全反射減衰手段としたことを特徴とする空間光変調
    器。
  13. (13)請求項7、11または12において、変位発生
    手段は縦効果型の圧電材料を特徴とする空間光変調器。
  14. (14)請求項1において、全反射減衰制御手段は全反
    射減衰の面積を連続的に変化させることを特徴とする空
    間光変調器。
  15. (15)請求項7、11、12または14において、変
    位発生手段に静電力によってたわませる可撓膜を設けた
    ことを特徴とする空間光変調器。
  16. (16)請求項7において、全反射減衰制御手段は、電
    界によって屈折率を変化させる電気光学材料と、前記電
    気光学材料を挟んで配設した電極を有し、前記電極の一
    方は反射面の反対側にあって、表面ポラリトンを発生さ
    せるものであることを特徴とする空間光変調器。
  17. (17)請求項1または2において、均質な媒体は、異
    なる方向から複数の被変調光が入射および出射する複数
    の入射面と出射面を有するn角錘プリズム(nは4以上
    の偶数)、もしくはその一部からなることを特徴とする
    空間光変調器。
  18. (18)請求項8において、全反射減衰制御手段アナロ
    グ的強度分布をした制御光を入射させ、その強度増加に
    伴い全反射減衰量を減少させるものであり、前記制御光
    と同傾向のアナログ的強度分布を有する被変調光を発生
    させることを特徴とする空間光変調器。
  19. (19)請求項8において、全反射減衰制御手段は、ア
    ナログ的強度分布をした制御光を入射させ、その強度増
    加に伴い全反射減衰量を増加させるものであり、前記制
    御光と反転イメージのアナログ的強度分布の被変調光を
    発生させることを特徴とする空間光変調器。
  20. (20)請求項8において、全反射減衰制御手段は、制
    御光の強度増加が所定値までは全反射減衰量の減少を抑
    え、前記所定値を越えると全反射減衰量を急激に減少さ
    せ一定値に飽和させるものであり、前記制御光を2値化
    した強度分布の被変調光を発生させることを特徴とする
    空間光変調器。
  21. (21)請求項8において、全反射減衰制御手段は、制
    御光の強度増加が所定値までは全反射減衰量の増加を抑
    え、前記所定値を越えると全反射減衰量を急激に増加さ
    せ一定値に飽和させるものであり、前記制御光を2値化
    反転した強度分布の被変調光を発生させることを特徴と
    する空間光変調器。
  22. (22)請求項8において、全反射減衰制御手段は、0
    、1に符号化されたディジタル的強度分布の制御光を入
    射させ、その強度が0のとき全反射減衰量をほぼ最小と
    し、前記強度が1から0の間で前記全反射減衰量を増加
    させ、前記強度が1のとき前記全反射減衰量をほぼ最大
    にするものであり、を設け、前記制御光の論理的否定に
    対応するディジタル的強度分布の被変調光を発生させる
    ことを特徴とする空間光変調器。
  23. (23)請求項8において、全反射減衰制御手段は、0
    、1に符号化されたディジタル的強度分布の制御光を複
    数(n)入射させ、その強度和が0からn−1のとき全
    反射減衰量をほぼ最大としてその減少を抑え、前記強度
    和がn−1からnの間で前記全反射減衰量を減少させ、
    前記強度和がnのとき前記全反射減衰量をほぼ最小にす
    るものであり、前記制御光の論理積に対応するディジタ
    ル的強度分布の被変調光を発生させることを特徴とする
    空間光変調器。
  24. (24)請求項8において、全反射減衰制御手段は、0
    、1に符号化されたディジタル的強度分布の制御光を複
    数(n)入射させ、その強度和が0からn−1のとき全
    反射減衰量をほぼ最小としてその増加を抑え、前記強度
    和がn−1からnの間で前記全反射減衰量を増加させ、
    前記強度和がnのとき前記全反射減衰量をほぼ最大にす
    るものであり、前記制御光の否定的論理積に対応するデ
    ィジタル的強度分布の被変調光を発生させることを特徴
    とする空間光変調器。
  25. (25)請求項8において、全反射減衰制御手段は、0
    、1に符号化されたディジタル的強度分布の制御光を複
    数(n)入射させ、その強度和が0のとき全反射減衰量
    をほぼ最大としてその減少を抑え、前記強度和が0から
    1の間で前記全反射減衰量を減少させ、前記強度和が1
    からnのとき前記全反射減衰量をほぼ最小にするもので
    あり、前記制御光の論理和に対応するディジタル的強度
    分布の被変調光を発生させることを特徴とする空間光変
    調器。
  26. (26)請求項8において、全反射減衰制御手段は、0
    、1に符号化されたディジタル的強度分布の制御光を複
    数(n)入射させ、その強度和が0のとき全反射減衰量
    をほぼ最小としてその増加を抑え、前記強度和が0から
    1の間で前記全反射減衰量を増加させ、前記強度和が1
    からnのとき前記全反射減衰量をほぼ最大にするもので
    あり、前記制御光の否定的論理和に対応するディジタル
    的強度分布の被変調光を発生させることを特徴とする空
    間光変調器。
  27. (27)請求項8において、前記全反射減衰制御手段は
    、制御光の強度増加に伴い全反射減衰量を減少させるも
    のであり、反射面から出射した被変調光を出力光と帰還
    光に振幅分割するビームスプリッタと、前記帰還光を前
    記全反射減衰制御手段に導いて照射させる導光手段を設
    け、前記制御光を取り去った後にその強度分布に対応す
    る強度分布を前記出力光に発生させることを特徴とする
    空間光変調器。
  28. (28)請求項8において、制御光強度に対する全反射
    減衰量の増減方向と増減閾値とを電気的に変更可能な全
    反射減衰制御手段を設け、前記変更によって機能切り換
    えを行うことを特徴とする空間光変調器。
  29. (29)請求項8において、全反射減衰制御手段にヒス
    テリシス特性を有する変位発生手段を設け、その非線形
    性により、制御光の強度増加に対する全反射減衰量の変
    化の抑制、および/または全反射減衰量の飽和を設定し
    たことを特徴とする空間光変調器。
  30. (30)請求項8において、全反射減衰制御手段に飽和
    特性を有する光導伝体を設け、その飽和特性によって制
    御光の強度増加に対する全反射減衰量の飽和を設定した
    ことを特徴とする空間光変調器。
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