JPH0224209B2 - - Google Patents

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JPH0224209B2
JPH0224209B2 JP55166807A JP16680780A JPH0224209B2 JP H0224209 B2 JPH0224209 B2 JP H0224209B2 JP 55166807 A JP55166807 A JP 55166807A JP 16680780 A JP16680780 A JP 16680780A JP H0224209 B2 JPH0224209 B2 JP H0224209B2
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core
plank
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fibrous
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JP55166807A
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JPS56133155A (en
Inventor
Dagurasu Hookinzu Robaato
Aran Hookinzu Jeemuzu
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National Research Development Corp UK
Original Assignee
National Research Development Corp UK
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Publication date
Application filed by National Research Development Corp UK filed Critical National Research Development Corp UK
Publication of JPS56133155A publication Critical patent/JPS56133155A/ja
Publication of JPH0224209B2 publication Critical patent/JPH0224209B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、強化合成樹脂構造物、特に、壁、パ
ネル、外殻およびケーシングを含むガラス繊維強
化プラスチツク(GRP)構造物の製造で使用す
るための適合性強化用厚板に関する。
ガラス繊維―合成樹脂積層板は、ボートおよび
車体構造物を含む広範囲の製品の建造で広く使用
されている。ある場合、たとえば、ボートの上部
構造物または甲板を成形する場合、成形構造物の
強度および剛性を十分なものとするために、積層
強化材を導入することが必要である。そのような
強化材は普通、合成樹脂を含浸させたガラス繊維
層間に軽量材料を挾み込んで形成した所望厚さの
積層構造物である。そのようなサンドイツチ構造
物の心材として普通使用される軽量材料は、木材
たとえばバルサ木材、硬質プラスチツクフオーム
ブロツクまたはプラスチツクフオームシートであ
るのが最も普通である。
低密度ポリウレタンフオームはそのようなサン
ドイツチ構造物の心材として本来木材より安価で
あるが、それをブロツクまたはシート材にする場
合には高価になる。一方、心材としてバルサ木材
またはプラスチツクフオームブロツクを使用する
場合、ガラス繊維強化樹脂の表面層に良く密着す
るが、しかし、心材の表面細孔を充填するのに樹
脂が必要なため不経済となり、またそのような樹
脂充填のために最終サンドイツチ材は重量が大き
くなる。バルサ木材もまたプラスチツクフオーム
心材も、特に6ポンド/立方フート未満の低密度
心材として使用する場合、離層および剪断破壊を
生じやすい。
本発明の目的は、合成樹脂を完全に浸潤させた
場合、型の表面に容易に適合させることが出来、
しかも樹脂を硬化させた場合、高強度の剛構造物
となる軽量強化用厚板を提供することである。
本発明の1つの特徴によれば、強化合成樹脂サ
ンドイツチ構造物で使用するたの厚板であつて、
補足的形状の合せ縁面と密な間隔をもつて並行に
配列された複数の心材ストリツプ、およびストリ
ツプの合せ縁面の間に挟まれかつ厚板の外面に対
して平らに置かれている繊維状強化材料を含み、
厚板が未だ繊維状強化材料中に含浸された樹脂の
硬化により比較的弱い構造から比較的強く硬い構
造に変化されなければならない未加工状態にある
間、繊維状強化材料および心材ストリツプが強化
材料を心材ストリツプに結合させるための結合手
段により一体化されていることを特徴とする厚板
が提供される。
厚板に樹脂を浸潤させた場合、厚板は型面に容
易に適合させることが出来、隣接心材ストリツプ
を相対的にちようつがい式に回転させることによ
り、厚板の曲げが可能になる。心材ストリツプに
垂直な方向にも可撓性が必要な場合、ストリツプ
自体を短かく切断するか、または間隔を置いて筋
または溝をつけることが出来る。
マツト、ロービングまたは織布の形態であるガ
ラス繊維材料からなつてもよい繊維状強化材料即
ち繊維材料ウエブは、心材ストリツプの少なくと
も1つの2つの外面に平らに寄り掛かつていても
よい。厚板を構成する隣接心材ストリツプを被覆
するウエブは、各心材ストリツプが各面において
ウエブ材料の少くとも二層により被覆されるよう
に互いに重なり合い、樹脂の硬化の際、隣接心材
ストリツプ間で堅い連結を形成するようになつて
いてもよい。
本発明の他の実施態様では、2つの隣接心材ス
トリツプ間を通る各ウエブは、心材ストリツプの
1つだけの2つの外面に平らに寄り掛かつてお
り、その結果、各心材ストリツプは各面上にウエ
ブ材料の単層を有する。この場合、心材ストリツ
プは、厚板の少なくとも一つの面上のウエブを被
覆しかつウエブを心材ストリツプと接触状態で保
持する部材により心材ストリツプに保持せしめら
れる繊維状材料の連続外層シートの少なくとも1
枚により堅く連結させることが出来る。厚板に合
成樹脂を浸潤した場合、外層シートおよびウエブ
が含浸され、樹脂を硬化すると、実際において、
剛性のある内部強化箱構造物が形成される。心材
ストリツプに適当な低密度材料たとえば低密度ウ
レタンフオームを選ぶことにより、軽量であると
共に高強度を得ることが出来る。
樹脂含浸ウエブにより硬化構造物に強度が付与
されるために、2ポンド/立方フートという低密
度の軽量フオームを心材ストリツプとして使用す
ることが出来る。
集成されたストリツプ、ウエブおよびシート
は、樹脂を浸潤する前に、適当な締結手段たとえ
ば縫合、ステープルまたは接着剤により所定の位
置に保持することが出来る。接着剤を使用する場
合、接着剤は厚板の浸潤に使用される樹脂に可溶
性であつても良く、また心材ストリツプの面に接
触するウエブ側面にのみ適用される不溶性接着剤
であつても良い。
不溶性接着剤を間隔を置いてばらばらに施して
ウエブを心材ストリツプに粘着させることによ
り、満足な結果を得ることが出来る。また、接着
剤は、ウエブを透過することにより外層シートを
保持する働きもするであろう。別法として、心材
ストリツプ、心材ストリツプの対面上のウエブお
よび存在する場合は各外層シートに糸を通して縫
うことにより、ウエブを心材ストリツプの外面と
接触させた状態で保持することが出来る。縫合
は、各心材ストリツプの長手方向に延びる平行な
列で行うことが出来る。縫合には普通の繊維糸を
使用することが出来る。この繊維糸は、厚板を浸
潤した場合樹脂を吸収し、硬化した際厚板の強度
を増大させるであろうからである。
また、ウエブを個々の心材ストリツプと予め集
成することが出来る。この場合、ウエブを各スト
リツプのまわりに部分的にまたは完全に巻き付け
ることが出来る。心材ストリツプが成形プラスチ
ツクフオーム製である場合、フオームが完全に硬
化する前に、繊維状ウエブを各ストリツプのまわ
りに巻き付け、フオームがウエブの隙間に侵入
し、ウエブをストリツプの表面に接着させるよう
にすることが出来る。たとえば、心材ストリツプ
を被覆する繊維状ウエブを構成するガラス繊維管
状スリーブに各フオーム心材ストリツプを流し込
み成形するかまたは成形後、上記スリーブに挿入
することが出来る。
軽量合成樹脂、好ましくはポリウレタンフオー
ムの心材ストリツプは、高い強度対重量比のため
に好ましいけれども、他の軽量材料の心材ストリ
ツプを使用するかまたはたとえばプラスチツクま
たは金属押出管の中空心材ストリツプを使用する
ことが実際に有利であることが見い出され得る。
隣接心材ストリツプの合せ縁面は、1つのスト
リツプの凸状横断面の丸い縁およびその隣接スト
リツプの補足的凹状横断面の丸い縁からなり、こ
れらの縁は互いに協働するようになつているのが
好ましい。したがつて、各心材ストリツプは、1
つの長手方向縁に凸状の丸い面をおよび対向する
長手方向縁の凹状の丸い面を有し、その結果、厚
板に樹脂を浸潤する前でもおよび後でも隣接心材
ストリツプ間で相対的なちようつがい式回転を自
由に行うことが出来る。
心材ストリツプ間のウエブ中への樹脂流れを改
良するために、心材ストリツプ間で各1対の合せ
縁面の少くとも1つの面に横溝形式の流路を設け
るのが好ましい。
本発明の他の目的は、手の込んだ枠組または型
の使用を必要とせずかつ高強度構造物を与える、
壁の製造方法を提供することである。
本発明の他の特徴によれば、前記の厚板を強化
合成樹脂サンドイツチ壁構造物の形成に使用する
方法が提供される。この方法は、複数の心材スト
リツプブロツクおよび複数の繊維状材料層を用意
し、第一の前記心材ブロツクを底部ブロツクコー
スとして配置し、前記第一の心材ブロツクをこの
心材ブロツクの上面を横断して延びかつその少な
くとも1つの面に結合された第一の前記繊維状材
料層で被覆し、続く前記心材ブロツクを前記底部
コース上に重ねられた引き続くコースとして配置
し、各配置毎に前記引き続くコース心材ブロツク
をこの引き続くコースの上面を横断して延びかつ
引き続くコースが配置されている心材ブロツクの
少なくとも1つの面において、既に配置された心
材ブロツクの上面を横断して延びる繊維状材料層
に重なつている他の前記繊維状材料層で被覆する
ことにより現場で前記厚板を製造し、適用の前お
よび/または間および/または後に前記繊維状材
料層を樹脂で含浸して繊維材料層を前記心材スト
リツプとおよび互いに他と結合させ、心材ブロツ
クに対して繊維状材料層をを保持させながら前記
配置された引き続くコースを所望の形に形成し、
前記樹脂で前記引き続いて配置されたコースを前
記所望の形に固定させることからなる。したがつ
て、この構造物は、固有剛性を有し、さらに、こ
の構造物は実際には多数の別々に結合された引張
層から構成されるので、引張層と下のブロツク間
の局部的分離から生じる問題を起し難い。
底部ブロツクコースに適用される繊維状材料の
第一層は、ブロツクコースの両面に結合させるこ
とが出来、続く繊維状材料層は上記両面上の第一
層に重ね合せられる。ある場合には、繊維状材料
の各層を下の層の両面に結合させることは実際的
でないかも知れない。たとえば、本発明の方法
は、垂直面を有する現存の固定壁の前に保護また
は装飾壁を建造するために使用することが出来
る。この場合、繊維状材料の第一層は、底部ブロ
ツクコースの前面および底部コース上の垂直面に
結合することが出来、続く繊維状材料層は底部ブ
ロツクコースの上記前面上の第一層に重ね合せ、
続くブロツクコース上の上記垂直面に結合させる
ことが出来る。
繊維状材料は、関連のブロツクコースの面に接
着剤結合により結合させるのが好ましい。別法と
して、結合は、くぎ、ねじ、リベツト、ピンまた
はひもを下のブロツクコースを貫通させるかまた
はくい込ませることにより行うことが出来る。ブ
ロツクコースがフオーム材料製の場合、繊維状材
料層は、その層およびその下のフオーム材料に糸
を通すことにより結合させることが出来る。
繊維状材料は接着剤となる樹脂をガラス繊維布
に含浸させたものからなるものでよい。また、繊
維状材料はたとえば、編織布に塗料または糊剤を
含浸させたものでもよい。編織布の含浸は、布層
をブロツクコースに適用前および(または)適用
後に行うことが出来る。したがつて、本発明の方
法の1つの有効な適用においては、布層を可溶性
接着剤またはサイズ剤により一時的に所定の位置
に保持しながら壁を平らな形で立て、その壁パネ
ルの取扱いを容易にすることが出来る。壁を立
て、設置したら、一時的接着剤またはサイズ剤を
軟化させる樹脂または接着剤で布層を「浸潤」
し、壁パネルを所望の形状に成形し、その後に樹
脂を完全に硬化させて剛性構造物とすることが出
来る。
また、本発明は、少なくとも2つのブロツクコ
ースまたは細長い部材の連続コース間に繊維状材
料の層を挿入し、各層の材料は下のコースの少な
くとも1つの面に結合させ、そして連続コース間
の層は上記面上に重ね合せたものからなる壁パネ
ルまたは類似構造物を包含する。壁の製造で使用
されるブロツクまたは細長い部材は、プラスチツ
クフオーム材料または木材からなるのが好まし
い。
本発明を図面により説明する。
第1図を参照するに、合成樹脂を浸潤してガラ
ス繊維強化プラスチツク(GRP)の層と積層す
る前の適合性強化用厚板1の断面が示される。
強化用厚板1は、複数個の同一の心材ストリツ
プ2を補足的形状の合せ縁面と並行して配列した
ものからなる。図示の例では、各心材ストリツプ
2は、凸状横断面の丸い長手方向縁面3および凸
状縁面3を補足する凹状横断面の対向する丸い長
手方向縁面4を有する。各ストリツプ2は、平行
な平らな横面5,6を有し、これらの面は対向す
る長手方向縁面3,4と連結している。
隣接心材ストリツプ2は、ガラス繊維マツト、
ロービングまたは織布状の繊維状材料のウエブ7
により分離されている。各ウエブ7は、隣接する
心材ストリツプ2の合せ縁面3,4間に挿入さ
れ、ウエブ7が横切る凸状縁面3に隣接する外側
の横面5,6に平らに寄り掛かつている。図示の
ように、各ウエブ7は、心材ストリツプ2の1つ
の2つの横面5,6および凸状縁面3を被覆して
いる。各ウエブ7は実際には各横面5,6の一部
のみを被覆していてもよく、または心材ストリツ
プ2を越えて隣接心材ストリツプにまで延在し、
隣接ストリツプの面5,6上のウエブと重なつて
いてもよい。図示の配列では、合せ縁面3,4に
より隣接心材ストリツプ2間で相対的ちようつが
い式回転を自由に行うことが出来、その結果、厚
板に合成樹脂を浸潤する前でもまた後でも、厚板
を曲げることにより型面に適合させることが出来
るという利点が得られる。
個々のウエブで被覆された心材ストリツプ2
は、心材ストリツプ2の横面5,6上のウエブ7
を被覆する繊維状材料の外層連続シート8,9に
より連結される。外層シート8,9は、ウエブ7
と同様に、マツトまたはロービング状のガラス繊
維材料で形成することが出来るが、しかし織布状
のガラス繊維材料で形成するのが好ましい。
集成された強化用厚板1は、乾燥状態におい
て、心材ストリツプ2と平行に延びる平行な縫合
列10により保持されており、各縫合列10は、
外層シート8,9、心材ストリツプ2の1つおよ
びこの心材ストリツプの対向横面5,6上のウエ
ブ7を貫通していて、ウエブ7および外層シート
8,9を心材ストリツプの横面5,6に対して平
らになるように保持している。縫合10には合成
繊維系を使用することが出来る。そのような糸
は、厚板が浸潤を受けた場合樹脂を吸収し、集成
体の強度を増大させるであろう。縫合列10を心
材ストリツプ2の長手方向と平行に配列すること
により、隣接心材ストリツプ2間で相対的ちよう
つがい式回転を行うことによつて厚板の屈曲が自
由に行えることが認められるであろう。何となれ
ば、そのような屈曲には、縫合列10の糸グルー
プの下の外層シート8,9を構成するガラス繊維
の滑動が伴うからである。
図示の実施態様では、縫合列10は二重縫合あ
る。しかしながら、鎖縫合を含む他の縫合法も使
用することが出来る。
心材ストリツプ2は、硬質低密度ポリウレタン
フオームからなり、このフオームはは、各ストリ
ツプ2がストリツプの残りの部分より密度が大き
い表面「外皮」を有するように所要の形状に成形
されるのが好ましく、それによつて、ストリツプ
2の表面からの過剰吸収に基づく樹脂の無駄を生
じることなく低密度フオームを使用することが出
来る。理想的には、フオーム心材ストリツプ2の
製造は、各ストリツプが、積層樹脂、普通はポリ
エステル樹脂がストリツプの表面と鍵を形成する
ことが出来るほど十分な表面粗さおよび多孔度を
有するように制御される。
複合板1がポリエステル樹脂で完全に浸潤され
たら、ウエブ7および外層シート8,9は樹脂が
含浸され、その結果、複合板は型面に容易に適合
させることが可能になる。しかしながら、樹脂が
いつたん硬化したら、生成箱状構造物は、高い強
度および剛性を有するであろう。
隣接心材ストリツプの合せ縁面3,4間に挿入
されたウエブ7への樹脂の流れを良くするため
に、合せ縁面3,4の一方または両方に、この例
では凹状縁面4の溝11により形成される横断流
路を設けることが出来る。
ある実用的目的には、厚板1の一面にのみ外層
シート8,9を設けても良い。集成された厚板
は、公知の複合ブロツク心材強化材と同様に可撓
性およびドレープ性が大きくなる。しかしなが
ら、両面に外層シート8,9を設けるのが好まし
い。何となれば、2つのシート8,9は、隣接心
材ストリツプ2間の相対的ちようつがい式運動に
かかわらず、心材ストリツプ2を互いに合せ係合
状態にしつかり保持する働きをするからである。
図示の強化用厚板は、ガラス繊維積層構造物の
強化にまたは現存の構造物の絶縁ライニングとし
て使用することが出来る。強化用厚板の使用方法
は、積層ガラス繊維強化プラスチツク(GRP)
がまた型の中にある間に、かつ理想的には合成樹
脂が完全に硬化する前に厚板を適用する方法であ
ろう。強化用厚板の形材を、ナイフまたははさみ
を用いて長さに合せて切断し、一面に樹脂を完全
に浸潤する。次いで、厚板の湿つた面を強化すべ
き成形積層板の表面にプレスを用いてはりつけ、
次いで、強化用厚板の露出面にブラシまたはロー
ラを用いて樹脂を浸潤させる。この段階で、必要
に応じて追加のガラス繊維材料を添加して強度を
さらに増大させてもよい。
図示の厚板をガラス繊維積層構造物の強化に使
用することとは別に、厚板はそれ自体、内部強化
自立性構造物または絶縁クラツドを形成するため
に使用することも出来る。したがつて、厚板を乾
燥状態で所望の形状に曲げてたとえばガスタンク
または容器の曲面壁を形成することが出来る。厚
板は、一時的な骨組を用いて所要の形状に保持す
ることが出来る。次に、厚板の両側に合成樹脂が
浸潤され、樹脂が硬化した後骨組は除去される。
第2図は、本発明の他の面による壁12の構造
を示す。壁12は、プラスチツクフオームまたは
ハネカム材料のブロツク、またはたとえば木材の
ビームまたは厚板の形態であることが出来る細長
い心材部材12A,12B,12C,12D…の
重ね合せられたコースから構成される。
ブロツクの底部コース12Aが横たえられた
後、コースは引張材料たとえば樹脂を含浸させた
ガラス繊維布の第一層13Aで被覆される。布層
13Aは、図示のように角が丸くなつているのが
便利である底部コース12Aの上面にかけられ、
引張材料は底部コース12Aを形成するブロツク
の対向面に、この場合は接着剤結合により結合さ
れる。引張材料は、ブロツクコース12Aの上面
および対向面に接着剤で結合されながらコースの
上面にプレスで押しつけられる。たとえば、接着
剤は、ブロツクコース12Aの対向面上の引張層
を形成する布にブラシで塗り込むことが出来、刷
毛塗りは層13Aを緊張させるように下方に向け
て行うのが効果的である。層13Aが適用された
後、ブロツクの次のコース12Bが底部コースの
上面の所定位置に置かれ、引張材料13Aの層は
2つのコース間にはさまれる。ブロツクの第二コ
ース12Bおよび続くコースの底面は、コース1
2Dおよび12Eの場合に明瞭に示されているよ
うに、底部コース12A上の引張材料13Aの層
上に滑り嵌めされるような輪郭であるのが適当で
ある。次に、層13Aを形成するものと同り引張
材料の第二層13Bが第二コース12Bに適用さ
れ、第二層13Bはブロツクの第二コース12B
の上面を横切り、そしてブロツクの第二コース1
2Bの外面に接着剤で結合される。第2図に示す
ように、引張層13Bは、さらに、ブロツクの底
部コース12Aの外面を被覆するのに十分な長さ
を有し、層13Bは底部コース12Aの外面にす
でに結合された第一層13Aに結合される。
次に、第2図に示すように、ブロツクの第三コ
ース12Cは、第二層13Bを間にはさんで第二
コース12B上に重ねられ、続くコース12D,
12Eは、重なり合う引張材料13C,13Dの
層を間にはさんで積層される。得られる壁構造物
は、剛性がありかつ好ましくは軽量の心材のコー
スを、各々、心材に結合された引張強度および剛
性を壁に付与する引張材料のケーシングに効果的
に収納して重ね合せたものからなるであろう。壁
は、心材の各連続コース間に引張材料の単層と各
コースの外面の各々の上に存在する二重層を有す
るであろう。したがつて、仕上り壁の外面は、第
2図に示すように、引張材料で完全に被覆され、
引張材料の連続層は互いに実質的に同一平面をな
すであろう。したがつて、形成され壁の外面は、
所望に応じて装飾仕上または表面層を受け入れる
ことが出来る滑らかな仕上りとなるであろう。第
2図に示す建造方法により、モルタルを使用する
ことなくまた特殊技術を使用することなく強度の
大きい壁をつくることが出来る。さらに、この壁
は、特別に成形した型または枠組を使用すること
なく直立させることが出来る。
ある構造物には、第3図に示すように、半円形
横断面の補足的縁を有する心材のコースを形成す
ることが望ましい場合がある。この構造により、
連続コース12A,12B,12Cおよび12D
を互いに、引張材料の層13A,13B,13C
および13Dを間にはさんで重ねた場合、相対的
回転が自由になる。得られる構造物は、引張層に
含浸する接着剤が完全硬化する前に、図示のよう
に所望の形状に曲げることが出来る。この壁構造
物は、樹脂が硬化する前に、集成されたコースに
ピンを挿入することにより一時的に所望の形状に
保持することが出来る。
また、この壁は、可溶性接着剤または糊剤を用
いて各層13A,13B組合せコース12A,1
2Bとの間に一時的結合を形成することにより所
望の曲がつた形状に応じて立て、壁の外面に、接
着剤またはサイズ剤を軟化して壁を所望の形状に
することを可能にする樹脂を浸潤させ、次いで樹
脂を完全に硬化して剛性壁構造物を形成すること
が出来る。
壁を現存の垂直壁または他の面に立てかける場
合、現存の壁面に面するブロツクの各コースの後
面上で引張層を下方に向けて被覆することは一般
に実際的でない。この場合、引張層の適用方法は
逆にすることが出来る:すなわち、隣接コースの
各1対間に挿入された引張層は、心材要素または
ブロツクの下部コースよりは、上部コース上を上
方に向つて延在させることが出来る。別の例とし
て、第4図に示すように、引張層は、現存の垂直
壁面に対しては上方に向けて、そして直ぐ下の心
材要素のコースの外面上を下方に向けて延在して
いてもよい。したがつて、第4図を参照するに、
心材要素の底部コース12Aは、底部コース12
Aの上面を横断し、次いで現存の垂直壁面Sに対
して上方に延在する引張層13Aを有し、この引
張層13Aは底部コース12Aの外面上を下方に
延在し、そして前と同様にしてその外面に結合さ
れる。次の続くコース12Bは、前に適用された
引張層13Aの上方に延びる部分に結合され、さ
らに、もう1つの引張層13Bは、第二コース1
2Bの上面に適用される。引張材料に各層13
A,13Bは、各コースの各側面で、2つのコー
スの高さに実質的に等しい高さにわたつて垂直に
延在する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1つの実施態様による適合
性強化用厚板の部分破断図、第2図は、本発明の
方法による壁の製造を説明する部分断面斜視図、
第3図は本発明の他の実施態様による壁の垂直横
断面図、第4図は、建造過程にある本発明の壁の
垂直横断面図である。 1…強化用厚板、2…心材ストリツプ、3,4
…縁面、5,6…横面、7…ウエブ、8,9…シ
ート、10…縫合、11…溝、12…壁、12
A,12B,12C,12D…心材、13A,1
3B,13C,13D…布層、S…垂直壁面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強化合成樹脂サンドイツチ構造物で使用する
    ための厚板であつて、補足的形状の合せ縁面3,
    4と密な間隔をもつて並行に配列された複数の心
    材ストリツプ2、およびストリツプ2の合せ縁面
    3,4の間に挟まれかつ厚板1の外面に対して平
    らに置かれている繊維状強化材料7,8を含み、
    厚板1が未だ繊維状強化材料7,8中に含浸され
    た樹脂の硬化により比較的弱い構造から比較的強
    く硬い構造に変化されなければならない未加工状
    態にある間、繊維状強化材料7,8および心材ス
    トリツプ2が強化材料7,8を心材ストリツプ2
    に結合させるための結合手段10により一体化さ
    れて前記厚板1を形成していることを特徴とする
    厚板。 2 繊維状強化材料が、それぞれが連合された心
    材ストリツプ2の一方の合せ縁面3の周りに延び
    て少くともその心材ストリツプ2の2つの外面
    5,6に対して平らに置かれている複数の長尺材
    料7の形にあり、繊維状強化材料からなる少くと
    も1の連続外層シート8が厚板1の少なくとも一
    方の前記外面上の前記長尺材料7を被覆し、繊維
    状強化材料7,8を心材ストリツプ2に結合させ
    るための前記結合手段10により心材ストリツプ
    2に対して保持されている、請求項1記載の厚
    板。 3 結合手段が繊維状強化材料7を間隔のあいた
    所々で心材ストリツプ2に結合する接着剤からな
    る、請求項1または2記載の厚板。 4 結合手段が心材ストリツプ2、厚板1の両面
    上の長尺材料7および存在する場合には外層シー
    ト8を貫通する縫合10からなる、請求項1また
    は2記載の厚板。 5 互いに隣接する心材ストリツプ2の合せ縁面
    3,4が一方のストリツプ2上の補足的凹状断面
    を有する丸い縁面と協働する他方のストリツプ2
    上の凸状断面を有する丸い縁面を含み、前記結合
    手段が少くとも樹脂で湿潤されたときには厚板1
    が屈曲するのを可能とするようなものである、請
    求項1〜4のいずれかに記載の厚板。 6 前記接着剤が樹脂可溶性である、請求項3に
    従属する請求項5記載の厚板。 7 縫合10が各心材ストリツプ2の長手方向に
    延びる平行列として配列され、縫合10に対して
    繊維状強化材料の滑動が可能である請求項4に従
    属する請求項5記載の厚板。 8 心材ストリツプ2の間に、各対の合せ縁面
    3,4の少くとも一方内の横断溝の形の樹脂流路
    11が設けられている、請求項1〜7のいずれか
    に記載の厚板。 9 強化合成樹脂サンドイツチ構造物で使用する
    ための厚板であつて、補足的形状の合せ縁面3,
    4と密な間隔をもつて並行に配列された複数の心
    材ストリツプ2、およびストリツプ2の合せ縁面
    3,4の間に挟まれかつ厚板1の外面に対して平
    らに置かれている繊維状強化材料7,8を含み、
    厚板1が未だ繊維状強化材料7,8中に含浸され
    た樹脂の硬化により比較的弱い構造から比較的強
    く硬い構造に変化されなければならない未加工状
    態にある間、繊維状強化材料7,8および心材ス
    トリツプ2が強化材料7,8を心材ストリツプ2
    に結合させるための結合手段10により一体化さ
    れている厚板を、強化合成樹脂サンドイツチ壁構
    造物の形成に使用する方法であつて、複数の心材
    ストリツプブロツク12および複数の繊維状材料
    層13を用意し、第一の前記心材ブロツクを底部
    ブロツクコース12Aとして配置し、前記第一の
    心材ブロツクをこの心材ブロツクの上面を横断し
    て延びかつその少なくとも1つの面に結合された
    第一の前記繊維状材料層13Aで被覆し、続く前
    記心材ブロツク12B,12C…を前記底部コー
    ス12A上に重ねられた引き続くコースとして配
    置し、各配置毎に前記引き続くコース心材ブロツ
    クをこの引き続くコースの上面を横断して延びか
    つ引き続くコースが配置されている心材ブロツク
    の少なくとも1つの面において、既に配置された
    心材ブロツク12の上面を横断して延びる繊維状
    材料層13に重なつている他の前記繊維状材料層
    13B,13C…で被覆することにより現場で前
    記厚板を製造し、適用の前および/または間およ
    び/または後に前記繊維状材料層を樹脂で含浸し
    て繊維材料層を前記心材ストリツプとおよび互い
    に他と結合させ、心材ブロツクに対して繊維状材
    料層を保持させながら前記配置された引き続くコ
    ースを所望の形に形成し、前記樹脂で前記引き続
    いて配置されたコースを前記所望の形に固定させ
    ることからなる方法。 10 底部ブロツクコース12Aに適用される繊
    維状材料の第一の層13Aが、ブロツクコースの
    両面に結合され、そして繊維状材料のもう1つの
    層13Bが上記両面上の第一の層13Aに重ね合
    せられる、請求項9記載の方法。 11 壁が垂直面Sの前に立てられ、繊維状材料
    の第一の層13Aが底部ブロツクコース12Aの
    前面および上記底部コース上の垂直面Sに結合さ
    れ、そして繊維状材料のもう1つの層13Bが、
    底部ブロツクコース12Aの上記前面上の第一の
    層上に重ね合せられかつ続くブロツクコース12
    B上の上記垂直面Sに結合される、請求項9記載
    の方法。 12 各ブロツクコース12の上面が、丸い縁を
    有し、その丸い縁上で繊維材料の各層13が張力
    を掛けられる、請求項9または10記載の方法。 13 繊維状材料層13がガラス繊維布からな
    る、請求項9〜12のいずれかに記載の方法。 14 ブロツクが、プラスチツクフオーム材料ま
    たは木材からつくられる、請求項9〜13のいず
    れかに記載の方法。 15 繊維状材料が、塗料または糊剤が含浸され
    た繊維布からなる、請求項9〜13のいずれかに
    記載の方法。
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