JPH02229886A - 炭化水素の熱分解炉 - Google Patents

炭化水素の熱分解炉

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JPH02229886A
JPH02229886A JP668490A JP668490A JPH02229886A JP H02229886 A JPH02229886 A JP H02229886A JP 668490 A JP668490 A JP 668490A JP 668490 A JP668490 A JP 668490A JP H02229886 A JPH02229886 A JP H02229886A
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coil
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coils
radiant
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JP668490A
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Kenji Arisaki
有崎 虔治
Hisashi Morimoto
尚志 森本
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭化水素の熱分解炉に係り、特に管内流体の熱
分解反応を最適化させるに好適な熱分解炉に関するもの
である. 〔従来の技術〕 ナフサをはじめとする炭化水素の熱分解炉はその主生産
物であるエチレンはもとより副産物のプロピレン収率の
向上、あるいは両者の比率変化など多目的化が進んでお
り、当該反応を起させる所のラジアントコイルの形状に
一大変化をきたしている. 例えば、第12図,第13図は従来の一般的構造を示し
ているが,分解炉本体1の火炉2の長手中央上にラジア
ントコイル3が配置されている.コイル南側の側面には
バーナ4が多数設置され、第14図に示す如く,各種タ
イプのラジアントコイル形状が設置されると共に,使用
目的によって使い分けられている.タイブ1(第14図
(a))は最もオーソドックスなコ,イル形状で、これ
をベースにタイプ2(同図(b)) 、タイブ3(同図
(C))といった形状が最近の主流になりつつある.こ
れらは合流方式と呼ばれ,コイル入口側は多パスで構成
し中間部で合流合体して出口側においては1パスとする
.多パス部は比較的小径管,合流後は大径管を用い、管
内の流体流速を概ね,等しくするようにしている。この
目的は第15図に示す如く火炉内でのラジアントコイル
長に沿ったヒートフラックす分布においてコイル内の流
体温度分布は第16図のAに示すようになる.一方コイ
ル内の反応上からは,コイル入口部で極力早く流体温度
を上げてやることが望ましいことは知られており、従っ
て、第16図のBを指向することになる.このためには
、コイル入口側で極力大量の伝熱能力を有することが重
要となり、その為にコイル入口側を多パス化し、且つ小
径管化することによって、伝熱量,すなわちヒートフラ
ックスの増大を図っているものである。タイプ4(第1
4図(d))はこの理屈を極限迄展開したもので、スト
レートタイプと呼ばれているもので、いわゆるハイシビ
アリテイクラッキングに対するテイブ2〜タイプ3など
の異形である. 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、エチレンの熱分解生成反応では、前述の温度
分布と共にコイル内の炭化水素分圧を下げる方が反応は
促進する.従って,コイル内の流体圧力損失を低くする
方が良い.しかるに、タイプ1からタイプ3に示す如く
、全て180゜ベンドを有するヘアビン構造からなって
おり,このベンド部における圧損が大きい比率を占める
.この意味でベンドをなくした構造が望ましく、タイプ
4は理想的である。しかし、これでは伝熱上からのコイ
ル管長が確保できない。一方、確保しようとすれば、小
径管を多数列に配置し、非常に高レベルのヒートフラッ
クスを与えるなど、超苛酷な運転とせざるをえない。ま
た小径管とした為のデコーキング期間の短期化など難点
があり、極く一部で採用されているもののも主流には至
っていないのが実体である. 本発明の目的は,前述の従来技術における合流方式のコ
イルにおける欠点をなくし、コイル入口側で必要とする
伝熱量を確保すると共に、ベンド構造をなくして管内圧
力損失を小さくシ,従来は実質的に設置不可能であった
コイル配置を可能にすると共に,コイル設置スペースを
低減化できる熱分解炉を提供するにある. 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成する為、本発明に係る炭化水素の熱分解
炉は,火炉にプロセス流体用の反応管が配置されている
熱分解炉において、前記反応管は,入口側が2パスで出
口側が1パスで、かつ、火炉内において各パスが合流し
、しかもベンド部を有していない垂直管配列構造にした
ことを特徴とするものである. 〔作用〕 本発明によれば、コイル入口側を多パス小径管で構成し
中間部にて合流させるコンパインドコイルとし、ベンド
を使用することなしに垂直管配列構造に配置して圧力損
失を小さくすることが出来る. 〔実施例〕 以下に本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。
第1実施例 本実施例は、火炉内配管の入口側を火炉下部に配設した
場合である. 第1図に本発明の一実施例に係る熱分解炉の概念図を示
す.火炉2は、下部で広く上部で狭くなった形状を有し
,下部においてラジアントコイル3が火炉巾方向に2列
に配置されている.これらは火炉中間部で曲管を介して
火炉長手中央上に1列に配置されている.火炉下部から
は、各ラジアントコイル3が間側より均等加熱されるべ
くパーナ4が3列に配置されると共に、コイルが1列化
された後も同じ目的でバーナ8が別個に配置されている
.なお、この2段に配置したバーナ4及び8によってコ
イル入口側と出口側の伝熱量コントロールもある程度可
能としている. 第2図はラジアントコイルの形状を示す説明図である.
コイルの合流方法は第3図に示す如く、入口側を2パス
以上の多パスとし出口側で1パスに合流後、更に出口部
で再度合流させて後続のクエンチャーに導くことも可能
である.なお,第3図(a)は4−2−1コイル、(b
)は6−2−1コイルを示す. 本実施例の作用を第1図を用いて説明する。プロセス流
体はコンペクションコイル6で予熱された後、クロスオ
ーバ管7を介して火炉2の炉床部9より火炉内に炉長手
方向に2列で導入される。
ラジアントコイル3は炉床部を入口部とし、火炉内2を
中間部迄上昇し、ここで曲管及び合流フイッティングに
よって合流されると共に火炉長平方向の中央上に1列配
置となって上昇し、天井IQを通して後続のクエンチャ
−5に導入される.ラジアントコイル3は火炉上部の出
口部において第2図に示す如く隣接するコイル毎に再び
合流させてもよい.火炉2の下部では2列配置されたラ
ジアントコイル3の両側にバーナ4が設置され,コイル
に対し均等加熱を可能としている.また大炉上部のコイ
ル出口側に対しては、調整バーナ8がコイル間側に設置
されている.この構造によれば,第16図のBに示す如
く、コイル入口側で急速に流体温度を上昇させることに
対し,多パスで小径管化したコイルに対しバーナ4を適
切に選定することにより、達成可能にすると共に,出口
側に対しては調整バーナ8をコントロールすることによ
って調整が可能となる.この流体温度分布の要求度合に
よってコイル的には第3図の如く選定が出きる.また第
4図はラジアントコイル3の管内圧力分布を示すが、A
は従来コイルの場合を示し、前述のベンド部圧損が全体
の約30%を占めてぃるが、本例コイルによってBの如
くベンド部圧損を大半なくすことが可能となる. 本実施例によれば、コイル入口側での伝熱量を増大させ
るべく、小径管,多パスを構成すると共に、管内圧力損
失に影響する180゜ベンド類を使用することなしに、
当初の目的を達成することが可能となる.また、火炉下
部(コイル入口側)を2列配列とすることで,従来の1
列配列の場合に比べ設置スペースが半減出きると共に、
特に入口側が3パス以上では,1列配置においては構造
上から実質不可能であったものが、本実施例では容易に
配置可能となるなど、その効果は極めて大きい. 第2実施例 本実施例は、火炉内配管の入口側を火炉上部に配設した
場合である. 第5図は本発明の他に実施例に係る熱分解炉の概念図で
ある.同図中、本体1は中央にラジアントコイル(反応
管)12.13が垂直に配している.バーナ4がコイル
をはさんで両サイドに,調整バーナ8が天井アーチ部に
配置してある。コンペクションバンク6′に存るコンベ
クションコイル6で原料炭化水素を予熱してラジアント
コイル入口より天井10を貫通してラジアントコイル1
3に流入し、垂直に下り、中間でベンド14で合体して
更に垂直に下り,コイル12は出口より炉床を貫通して
クエンチャ5で,急冷し、顕熱は高圧スチームとしてス
チームドラム15で回収,分解ガス16となる.燃焼排
ガスは必要とあればIP・ヒーター18、IDF19を
介してスタック20より大気へ廃棄する. コイルは第6図に示すフォーク状の形態のもとが第11
図に示す如く炉の長手力向に連続的に配してある,第6
図のA−A方向からコイルの配列をみると第7図のよう
に1列オンライン形成をなし、また第6図のB−B方向
からみると第8図に示す如く2列千鳥配列になっている
.コイル13の配列された部分の火炉は直上で第5図に
示す如く燃焼ガスの流路をせばめるように側壁24を形
成している.したがって、コイル12の全部は火炉内に
あって輻射伝熱主体の加熱方式となり、コイル13の部
分の大部分は対流伝熱主体となっている.また,必要と
あれば、第9図に示す如くコイル13に長手フィン25
を設けると伝熱は更に促進される. ここで伝熱の形態を第10図にて説明すると,反応の開
始は対流ゾーンにあり、輻射伝熱部の入口ではかなりの
反応が進んでいることになる.反応熱は一定であるので
,火炉での伝熱量の絶対量が小さくなり,したがって、
燃料投入量が少なくすむことになる.なお,反応管は必
要最少限の管径と管長が必要となるので、従来法と比べ
て天井部は高くなり、反応管(コイル)12と13の全
体の高さは相当高くなることは当然である。
t発明の効果〕 以上詳述したように、本発明によれば、コイル入口側を
多パス小径管で構成し中間部にて合流させる.いわゆる
コンバインドコイルにおいて,ベンドを使用することな
しに配置できて,圧力損失を小さくすると共に、従来方
式に比べ設置スベースを格段に低減可能となる.また入
口側が3パス以上の場合など,従来の1列配列では構造
上から配置が不可能であったものを可能ならしめる.さ
らには、入口側と出口側が上下に分離される為.伝熱量
のコントロールが従来方式よりも改良され最適化により
近ずけうるなど、その貢献度は非常に大きい.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る熱分解炉構造の概念図
、第2図はその配管例の説明図、第3図(a),(b)
は各々配管形状例を示す図.第4図は配管長さ方向と管
内圧力分布の関係を示す図、第5図は他の実施例を示す
図,第6図はその配管合流部を示す説明図、第7図は第
6図のA−A断面図,第8図は第6図のB−B断面図,
第9図は配管にフィンを設けた場合の断面図、第10[
は上記他の実施例に係る熱分解炉の温度特性を示す図、
第11図は配管形状例を示す図,第12図及び第13図
は各々従来の熱分解炉の概念図、第14図(a)〜(d
)は各々その配管形状例を示す図,第15図は配管長さ
方向のヒートフラックス分布を示す図、第16図は配管
長さ方向の管内流体温度分布を示す図である。 1・・・分解炉本体,2・・・火炉、3・・・ラジアン
トコイル(反応管)、4・・・バーナ、5・・・クエン
チャ、6・・・コンペクションコイル、9・・・炉床、
10・・・天井、12・・・反応管(輻射部)、13・
・・反応管(対流部)、14・・・2又ベンド、24・
・・側壁、25・・・フィン.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、火炉にプロセス流体用の反応管が配置されてい
    る熱分解炉において、前記反応管は、入口側が2パスで
    出口側が1パスで、かつ、火炉内において各パスが合流
    し、しかもベンド部を有していない垂直管配列構造にし
    たことを特徴とする炭化水素の熱分解炉。
JP668490A 1990-01-16 1990-01-16 炭化水素の熱分解炉 Expired - Lifetime JPH0649868B2 (ja)

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JP668490A JPH0649868B2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 炭化水素の熱分解炉

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JP668490A JPH0649868B2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 炭化水素の熱分解炉

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05125367A (ja) * 1991-07-16 1993-05-21 Stone & Webster Eng Corp 熱分解炉及び熱分解方法
JP2017503739A (ja) * 2013-11-15 2017-02-02 リンデ アクチエンゲゼルシャフトLinde Aktiengesellschaft 水蒸気改質および炭化水素の水蒸気クラッキングを行うための方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05125367A (ja) * 1991-07-16 1993-05-21 Stone & Webster Eng Corp 熱分解炉及び熱分解方法
JP2017503739A (ja) * 2013-11-15 2017-02-02 リンデ アクチエンゲゼルシャフトLinde Aktiengesellschaft 水蒸気改質および炭化水素の水蒸気クラッキングを行うための方法および装置

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