JPH02223469A - 感圧複写紙用染料溶剤の製造方法 - Google Patents

感圧複写紙用染料溶剤の製造方法

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JPH02223469A
JPH02223469A JP1309001A JP30900189A JPH02223469A JP H02223469 A JPH02223469 A JP H02223469A JP 1309001 A JP1309001 A JP 1309001A JP 30900189 A JP30900189 A JP 30900189A JP H02223469 A JPH02223469 A JP H02223469A
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JP
Japan
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nitrogen concentration
pressure
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dye solvent
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Pending
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JP1309001A
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English (en)
Inventor
Takuro Iwama
岩間 卓郎
Yoshihiko Morishita
森下 良彦
Taisuke Nishida
西田 岱輔
Tadashi Fujitani
藤谷 義
Yasuyuki Takigawa
瀧川 泰行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感圧複写紙用染料溶剤の製造方法に関する。
[従来の技術とその課題] 感圧複写紙用染料溶剤として、例えば特開昭47−41
908号〜特開昭47−41914号や特公昭49−5
928号に示されるアルキルナフタレン、特開昭47−
31718号、特開昭4726213号、特公昭49−
2126号に示されるジアリルエタンじ等のものか現在
市販されている。しかし、これらの溶剤は染料の溶解性
が悪い欠点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、染料
の溶解度が極めて高く、しかも、高品質の感圧複写紙用
染料溶剤を容易に得ることができる感圧複写紙用染料溶
剤の製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、所定の窒素濃度を有するアントラセン油に水
添度1〜8の水添処理を施して窒素濃度が10〜100
0 ppmの水添物を得る工程と、該水添物に250〜
350℃の沸点範囲で精密蒸留を施して窒素濃度が1〜
100 ppmの留分を得る工程とを具備することを特
徴とする感圧複写紙用染料溶剤の製造方法である。
ここで、窒素濃度が、7000〜8000 ppmのア
ントラセン油は、例えばコールタールを蒸留して得るこ
とができる。
アントラセン油に施す水添度1〜8の水添処理によって
、アントラセン浦中に存在する酸素、窒素、硫黄等のへ
テロ原子を除去すると同時に、核水素化を達成して水添
物の流動性を増すことかできるものである。すなわち、
水添度が1朱?bYjの場合は、感圧紙製造ラインのゴ
ムの膨潤防止効果及び窒素濃度低減効果を十分に発揮す
ることがてぎない。また、水添度が8を越える場合は、
染!::[の溶解度向上および水添化物の軽質化防止を
十分に達成できない。かかる観点からこの水添処理のよ
り好ましい範囲は、2.0〜5.0である。
また、水添処理の際に使用する触媒としては、コバルト
、ニッケル、モリブデンの1又は2以上からなる金属又
は硫化物をアルミナ、珪藻土のいずれかからなる担体に
担持させたものが好ましい。
この場合、温度等の他の条件は、温度350〜450℃
、圧力50〜200Kg/Cm2 、水素モル比3〜1
5、LH3V0.3〜2.0の範囲内で設定するのが好
ましい。
また、アントラセン油には、必要に応じて水添処理の前
に、蒸留、酸洗、抽出のいずれかの処理またはこれらの
組み合わせの処理を施すのが好ましい。
アントラセン油または脱晶アントラセン油に施す蒸留処
理によって、アントラセン油中に存在するカルバゾール
等の塩基性窒素化合物やジベンゾチオフェン等の硫黄化
合物を除去して感圧複写紙用染料溶剤の高品質化を達成
できる。かかる蒸留処理には、高段数、高還流比のもの
が好ましい。
アントラセン油または脱晶アントラセン油に施ず酸洗処
理によって、アントラセン油中に存在するフェナントリ
ジン等の塩基性窒素化合物を除去して感圧複写紙用染料
溶剤の高品質化を達成できる。かかる酸洗処理には、酢
酸等の酸を使用するの好ましい。なお、硫酸は、水添処
理の際に用いる触媒を劣化させるので使用してはならな
い。
アントラセン油または脱晶アントラセン油に施す抽出処
理によって、アントラセン油中に存在する極性窒素化合
物を除去して感圧複写紙用染料溶剤の高品質化を達成で
きる。かかる抽出処理は、例えば、ジエチレングリコー
ル:オイル=1:1のような極性溶媒によるのが好まし
い。
アントラセン油に施す脱晶処理によって、アントラセン
油中に存在するカルバゾール等の高融点窒素化合物や結
晶性窒素化合物を除去して感圧複写紙用染料溶剤の高品
質化を達成できる。
また、250〜350℃の範囲の精密蒸留により、水添
物中に含まれる感圧複写紙用溶剤に不適当な臭気の強い
重質分や色相を悪くする重質分を除去できるものである
。すなわち、蒸留温度が250℃未満の場合は、脱臭化
を十分に行なうことができない。また、蒸留温度が35
0℃を越える場合は、窒素濃度の低減化を十分に行なう
ことができない。かかる観点から精密蒸留のより好まし
い範囲は、290〜330℃である。
また、必要に応じて精密蒸留した留分に白土処理を施し
て窒素濃度が10 ppm以下の無色透明の感圧複写紙
用染料溶剤を得るようにしても良い。
なお、水添度とは、以下のものを意味する。
第1図は、水源池のNMRによるピーク特性を示してい
る。ここで、5 ppm以下は、脂肪族水素(アルキル
、ナフテン)、5ppm以上を芳香族水素に帰属するこ
とができるので、 と定義した。
[作用] 本発明にかかる感圧複写紙用染料溶剤の製造方法によれ
ば、原料のアントラセン油に水添塵1〜8の水添処理を
施し、さらに得られた水添化物に250〜350℃の範
囲で精密蒸留を施すので、染料の溶解度が極めて高く、
しかも、高品質の感圧複写紙用染料溶剤を容易に得るこ
とができる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1 窒素濃度が約8000 ppmのアントラセン油に水添
塵4.0の水添処理を施して、窒素濃度が約800 p
pmの水添物を得た。ここで、水添処理の具体的条件は
、下記第1表に示す通りである。
次に、この水添物に精密蒸留(20torr、100段
、還流比=10)を施し、300〜315℃の沸点範囲
の留分を得た。この留分は、窒素濃度が約80 ppm
であったので、更に白土処理を施し、窒素濃度が数pp
mの無色透明な感圧複写紙用染料溶剤を得た。
実施例2 窒素濃度が約7000 ppmの脱晶アントラセン油に
粗蒸留(15段、還流比3)を施し、315〜350℃
の沸点範囲の留分を得た。この留分に水添塵3.6の水
添処理を施して、窒素濃度が1000 ppmの水添物
を得た。ここで、水添処理の具体的条件は、下記第2表
に示す通りである。
次に、この水添物に精密蒸留(50段、還流比10)を
施し、300〜315℃の沸点範囲の留分を得た。この
留分は、窒素濃度が約100 ppmであったので、更
に白土処理を施し、窒素濃度が数pp+++の無色透明
な感圧複写紙用染料溶剤を得た。
実施例3 窒素濃度が約70001)I)mの脱晶アントラセン油
に精密蒸留(100段、還流比10)を施し、320〜
330℃の沸点範囲の留分を得た。この留分の窒素濃度
は、2500 ppmであった。これに水添塵3.5の
水添処理を施して、窒素濃度が30 ppmの水添物を
得た。ここで、水添処理の具体的条件は、下記第3表に
示す通りである。
次に、この水添物に精密蒸留(100段、還流比5)を
施し、300〜317℃の沸点範囲にカットし、窒素濃
度が数ppmの無色透明な感圧複写紙用染料溶剤を得た
実施例4 窒素濃度が約8000 ppmのアントラセン油に酢酸
によって酸洗処理を施して、アントラセン油中に存在す
る塩基性窒素化合物を除去した。次いで、これに水添塵
4,0の水添処理を施して窒素濃度が約500 ppm
の水添化物を得た。ここで、水添処理の具体的条件は、
下記第4表に示す通りである。
次に、この水添化物に300〜315°Cの範囲で精密
蒸留(20torr、100段、還流比10)を施して
窒素濃度が、約50 ppn+の留分からなる感圧複写
紙用染料溶剤を得た。
実施例5 窒素濃度が約7000 ppmの脱晶アントラセン油に
ジエチレングリコール:オイル−1:1のような極性溶
媒による抽出を施して極性窒素化合物を除去した。次い
で、これに水添塵4.0の水添処理を施して窒素濃度が
約200 ppmの水添化物を得た。ここで、水添処理
の具体的条件は、下記第1表に示す通りである。
次に、この水添化物に300〜315℃の範囲で精密蒸
留(20torr、100段、還流比10)を施して窒
素濃度が、約201)I)IIIの留分からなる感圧複
写紙用染料溶剤を得た。
実施例6 窒素濃度が約7000 ppmの脱晶アントラセン油に
315〜350°Cの範囲で粗蒸留(100torr、
15段、還流比5)を施す。次に粗蒸留後の脱晶アント
ラセン油に酢酸によって酸洗して、アン!・ラセン油中
に存在する塩基性窒素化合物を除去し、更に、これにジ
エチレングリコール;オイル−に1のような極性溶媒に
よる抽出を施して極性窒素化合物を除去した。次いで、
これに水添度4.0の水添処理を施して窒素濃度が約1
50 ppmの水添化物を得た。ここで、水添処理の具
体的条件は、下記第1表に示す通りである。
次に、この水添化物に300〜315℃の範囲で精密蒸
留(20torr、100段、還流比10)を施して窒
素濃度が、約151)pmの留分からなる感圧複写紙用
染料溶剤を得た。
このようにして得た実施例1〜6の圧抜写紙用染料溶剤
の性状を、従来の製法で得られた比較例1.2の感圧複
写紙用染料溶剤と比較したところ下記第5表に示す通り
であった。
]1 なお、比較例1はジアリルエタン系の感圧複写紙用染料
溶剤であり、比較例2はアルキルナフタレン系の感圧複
写紙用染料溶剤である。
第5表から明らかなように実施例1〜6の感圧複写紙用
染料溶剤は、優れた特性を具備し、かつ、市販されてい
る比較例1品、比較例2品よりも遥かに高い染料溶解特
性を持つことが分かった。
第1表 第3表 第2表 第4表 ] 4 第5表 [発明の効果] 以上説明した如く、本発明にかかる感圧複写紙用染料溶
剤の製造方法によれば、染料の溶解度が極めて高く、し
かも、高品質の感圧複写紙用染料溶剤を容易に得ること
ができるするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、水添油のNMRによる吸収強度を示す特性図
である。 *感圧複写紙用染料溶剤100[g]に溶解する染料で
あるCVL (クリスタルノくイオレ・ソトラクトン)
の重量[g]

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の窒素濃度を有するアントラセン油に水添度
    1〜8の水添処理を施して窒素濃度が10〜1000p
    pmの水添物を得る工程と、該水添物に250〜350
    ℃の沸点範囲で精密蒸留を施して窒素濃度が1〜100
    ppmの留分を得る工程とを具備することを特徴とする
    感圧複写紙用染料溶剤の製造方法。
  2. (2)水添処理の際に使用する触媒が、コバルト、ニッ
    ケル、モリブデンの1又は2以上からなる金属又は硫化
    物をアルミナ、珪藻土のいずれかからなる担体に担持さ
    せたものである請求項第1項記載の感圧複写紙用染料溶
    剤の製造方法。
  3. (3)アントラセン油の窒素濃度が、7000〜800
    0ppmである請求項第1項記載の感圧複写紙用染料溶
    剤の製造方法。
  4. (4)アントラセン油は、窒素濃度が、約7000pp
    mであり、脱晶したものである請求項第1項記載の感圧
    複写紙用染料溶剤の製造方法。
  5. (5)アントラセン油は、水添処理の前に酸洗、蒸留、
    抽出のいずれかの処理またはこれらの組み合わせの処理
    が施されるものである請求項第3項記載の感圧複写紙用
    染料溶剤の製造方法。
  6. (6)アントラセン油は、水添処理の前に蒸留、酸洗、
    抽出、酸洗及び抽出、のいずれかの処理が施されるもの
    である請求項第4項記載の感圧複写紙用染料溶剤の製造
    方法。
JP1309001A 1988-11-30 1989-11-30 感圧複写紙用染料溶剤の製造方法 Pending JPH02223469A (ja)

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JP63-302495 1988-11-30
JP63-302497 1988-11-30
JP63-302491 1988-11-30
JP63-302492 1988-11-30
JP30248988 1988-11-30
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