JPH02216443A - 複数共存試料の界面動電位測定方法およびその装置 - Google Patents

複数共存試料の界面動電位測定方法およびその装置

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JPH02216443A
JPH02216443A JP30461388A JP30461388A JPH02216443A JP H02216443 A JPH02216443 A JP H02216443A JP 30461388 A JP30461388 A JP 30461388A JP 30461388 A JP30461388 A JP 30461388A JP H02216443 A JPH02216443 A JP H02216443A
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JP
Japan
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potential
samples
sample
gaseous
powder
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Pending
Application number
JP30461388A
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English (en)
Inventor
Masami Tsunekawa
恒川 昌美
Yasuo Kanda
神田 保生
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KANDA GIKEN SERVICE KK
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KANDA GIKEN SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、溶液中に共存する複数の粉体試料のゼータ電
位を各試料について同時に測定する新規の方法およびそ
の装置に関するものである。
(従来の技術と解決しようとする問題点)従来の粉体試
料のゼータ電位の測定は、単独試料を対象に顕微鏡電気
泳動法、流動電位法により主に行われているが、これら
の方法はそのまま複数共存試料にフいての測定に用いる
ことができない。例えば、流動電位法では、測定セルに
混合試料を入れることになるため、得られる測定値は種
々の要因の複合的な影響を受けた結果としての値であり
、物理的意味か不明である。また、電気泳動法において
は、最近レーザ・ドツプラー法を応用した装置があり、
この装置では試料の電気易動度の分布を測定できるため
、複数共存試料について個々の試料のゼータ電位を見掛
は請求めることが可能であるけれども、この測定系では
異種試料相互間でヘテロ凝集が生ずるので、測定値は必
ずしも各鉱物のゼータ電位を正確に反映したものとはな
らない。このように、複数共存試料について個々の試料
のゼータ電位を正確に測定できる装置・方法は現在のと
ころない。しかしながら、鉱業、化学工業、水処理など
をはじめとする多くの産業分野で行われている粉体湿式
処理プロセスの多くは、複数の粉体試料が溶液中に共存
する系で行われている。これらのプロセスにおける操業
上、技術上の諸問題は、粉体の界面化学的性質に起因す
るものが多く、複数試料共存系における各試料の界面性
状、特にゼータ電位などを把握することが、粉体湿式処
理の分野で永年の課題となっている。
しかし、適切な測定方法および装置がないなどの技術上
の制約から、複数試料共存系での検討はほとんど行われ
ていないのが現状である。
(発明の目的) 本発明は、このような問題を解消するため、複数試料共
存系において、ヘテロ凝集の影響を受けることなく、各
試料のゼータ電位を同時に測定できる方法およびその装
置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 以下に、本発明の方法および装置を図面に基づいて詳細
に説明する。第1図は、本発明の装置を示したものであ
る。装置内には、2つの試料セルa’、b(6)があり
、2種類の粉体試料について同時に測定が行えるように
なっている。試料セル(6)の両端には多孔円盤状の白
金電極(3)があり、粉体充填層を固定できるようにな
っている。
白金電極は銅線(5)を経て直流電位差計(7)に接続
され、白金電極間の電位差は記録計(8)に入力される
。本装置では、溶液を流動させる駆動力として、N、ガ
ス圧を用いている。N、ガスは、3個の三方電磁弁(I
1)と同図には示されていないが21のプログラム・タ
イマーにより、左右いずれかの方向から一定時間間隔で
交互に、繰り返し送気できるように工夫されており、従
来の市販の流動電位測定装置に見られるような手動によ
る切り換え操作の煩雑さ、あるいは一方向のみからの送
気による測定の不十分さが除かれ、長時間測定が可能な
ことより、経時変化の測定もできるようになっている。
N、ガスの圧力は、両液溜め上部の連結管を通して圧力
センサー(lO)により測定され、記録計(9)に入力
される。
第1図の試料セル(6)に粉体試料を密に充填し、溶液
を試料セル、液溜め(1)および連結部に満たし、次に
、一方の液溜めの上部に所定圧のN、ガスを送気するこ
とにより液の上面を加圧し、他方の液溜めの上部を大気
に開放すると、溶液の流動が起こり、粉体層の両端の白
金電極(3)間に電位差(流動電位)が生ずる。この時
の流動電位、ゼータ電位などの関係は、次のHelmh
oltzS moluchowskiの式で表される。
ζ=4πληE / sΔP      (1)ここで
、ζはゼータ電位、λは液体の比伝導度、Eは流動電位
、ηは液体の粘性係数、εは液体の誘電率、ΔPは液体
を流動させる圧力(粉体層両端での圧力差)である。
N、ガスの通気力向を、左右交互に一定時間間隔で交替
させ、左右いずれに加圧しても安定な流動電位が得られ
るようになった時点で流動電位の値を読む。また同時に
溶液を採取し、λを測定する。この操作を種々のN、ガ
ス圧のもとで行うと、流動電位と圧力差との間に第2図
に示す直線関係が得られるので、この直線の勾配E/Δ
Pを上式に代入して、ゼータ電位を計算する。ここで、
ΔPは、(両液溜め上部の気体の圧力差 −2)である
なお、本装置は、一つの試料セルのみを用いることによ
り単独試料についても測定を行うことができる。この場
合、△Pとして両液溜め上部の気体の圧力差を用いる。
(実施例) 本発明の方法および装置の実施例を第3図および第4図
に示す。
第3図は、実施例1として同一のガラスピーズ試料のゼ
ータ電位を複数試料共存系で測定した結果を示したもの
であり、測定セルaおよびbに充填した試料についての
結果をそれぞれ試料aおよびbとして示しである。同図
より明らかなように、両者の値はよく一致しており、本
方法および装置により複数共存試料のゼータ電位を正確
に、同時に測定することができる。
第4図は、実施例2として測定セルbにのみ試料を充填
して単独試料系で測定を行った場合の結果を示したもの
であり、比較のため複数試料共存系での試料すの値もあ
わせて図示しである。同図に示されているように、両者
の値はよく一致しており、本方法および装置により、単
独試料および複数共存試料のいずれのゼータ電位も正確
に測定することができる。
(発明の効果) 本発明の方法および装置により、複数の粉体試料が溶液
中に共存する系で、各試料のゼータ電位を同時に、かつ
正確に測定することが初めて可能になり、粉体湿式処理
プロセスの技術開発および研究開発を進めるうえで特に
効果がある。
4 図の簡単な説明 第1図は本発明の装置図、第2図は本発明の方法におけ
る流動電位と圧力差との関係を示す図、第3図は実施例
2における複数試料共存系での測定結果を示す図、第4
図は実施例2における単独試料系と複数試料共存系での
測定結果の比較を示す図である。
l:液溜め、2:ボールジヨイント、3:白金電極、4
:白金線、5:銅線、6.試料セル、7:直流電位差計
、8:記録計、9:増幅器、10圧カセンサー l監:
三方電磁弁 図 面 Nつ 第  2  図 第3図 第  1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)多孔円盤状の電極を両端に有する円柱状セルが2個
    あり、2種類の粉体試料をそれぞれ別のセルに分けて充
    填することにより形成された2つの粉体充填層を通して
    、両試料と十分接触させた溶液を流動させることにより
    、セル両端の電極間に生じさせた電位差から、両試料の
    界面動電位(ゼータ電位)をそれぞれ同時に測定する方
    法。 2)多孔円盤状の電極を両端に有する円柱状セルが2個
    あり、2種類の粉体試料をそれぞれ別のセルに分けて充
    填することにより形成された2つの粉体充填層を通して
    、両試料と十分接触させた溶液を、左右いずれかの方向
    から一定時間間隔で交互に、繰り返し流動させることに
    より、セル両端の電極間に生じさせた電位差から、両試
    料の界面動電位(ゼータ電位)をそれぞれ同時に測定す
    る装置。
JP30461388A 1988-11-30 1988-11-30 複数共存試料の界面動電位測定方法およびその装置 Pending JPH02216443A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2944952A1 (de) 2014-05-13 2015-11-18 Anton Paar GmbH System zum ermitteln des zetapotenzials zum charakterisieren einer fest-flüssig-phasengrenze mit gesteuerter druckprofilbeaufschlagung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2944952A1 (de) 2014-05-13 2015-11-18 Anton Paar GmbH System zum ermitteln des zetapotenzials zum charakterisieren einer fest-flüssig-phasengrenze mit gesteuerter druckprofilbeaufschlagung
US9933377B2 (en) 2014-05-13 2018-04-03 Anton Paar Gmbh System for determining the zeta potential for characterizing a solid/liquid interface with controlled profile pressure loading

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