JPH02213375A - ウォータースライダーの滑降路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はウォータースライダーの滑降路に関し、特に側
面を断面形状が懸垂曲線となる曲面としたことを特徴と
するものである。

（従来の技術） ウォータースライダーは適度に傾斜した樋状の滑降路に
水を流して水流をつくり１、この水流と共に滑走面を流
れるようにして滑り降りるもので、一種の滑り白である
。　このウォータースライダーは水流が潤滑剤として作
用するので滑降面の摩擦抵抗が極めて小さく、しがも摩
擦熱の発生に対処する必要が無いので、滑降路を数十メ
ートル反型はそれ以上に長く形成することが出来るうえ
、滑降速度を速くすること出来るのである。

（従来技術の問題点） 殊に、ウォータースライダーは滑降路が随所で弯曲して
形成されていて、旋回したり、蛇行したりしていてスピ
ード惑に加えてスリル惑が得ら°れるようになっている
のであるが、反面、滑降路の弯曲した部分ではその部分
から直線状の部分に移るときに体が俯伏せになって滑降
面で鼻を擦る事故が生じると云う不具合があった。

そのため、このような不具合の生じる虞れのない安全な
ウォータースライダーの開発が望まれていた。

（発明の概要） 上記した点に鑑み、本発明者は従来のウォータースライ
ダーの滑降路の構造について究明し、その結果、不具合
を生じる原因は滑降面の断面形状が円形を成しているこ
とに起因することを見出した。

即ち、第２図に示すように、滑降路２が弯曲して形成さ
れている部分では、ここを滑り降りる人の体ｍは、慣性
によって直進しようとする力（滑降路２から外方へ出よ
うとする力）ｐが作用しているので、滑降路２の外寄り
に移行してＡ−Ｂのコースを滑降する。

そして、Ｂ点ではこの方ｐは滑降路２と並行になり体ｍ
を外方へ移行させようとする作用が無くなるので、体ｍ
は再び中心線上に戻って滑り降りること・なる、　この
ようなことから、滑降路２のこの部分では滑降面は外周
側の側面２１が高く形成されていて１人が滑降路２から
飛び出さないようになっている。

ところで滑降路２が弯曲して形成されている部分では、
滑降路２の弯曲度とその部分を滑り降りる人の滑降速度
にもよるが、滑降路２が下傾していることもあって、Ｂ
点では第３図に示すように体ｍが滑降面の曲率中心Ｏよ
りも高くまで上昇することがある。　ところが２先に述
べたようにこの点Ｂでは力ρは滑降路２に並行する方向
に向いていて１体ｍを滑降路２の外方へ出そうとする力
、即ち、滑降路２の側面２１に押し付けようとする力と
して作用しないので、体ｍは宙に浮いた状態となる。

加えて、既に述べたように従来のウォータースライダー
の滑降路２は、断面形状が円形を成しているため、側面
２１の傾斜角度が９０度、もしくはそれ以上であって１
体ｍが真横、若しくは僅かに下向きになっていること・
、このような状態のときは１人はｉｍをくの字に曲げる
傾向があること等から体ｍは必然的に俯伏せになって落
ドする傾向が生じるのである。　しかもそのとき体ｍは
図中反時計方向に約９０度回転するので、顔面が滑り面
に当たり、鼻が滑り面と擦れること・なるのである。

本発明は従来のウォータースライダーの滑降路のか・る
不具合を解消したもので、滑降路の側面の傾斜角度が少
なくとも６０度以上の部分は断面形状が懸垂曲線となる
曲面として１体ｍが何れの高さにまで上昇しても常に上
向きになっていて側面に沿って落下するようにし、併せ
て滑降路を安定した構造にしたものである。

（作　用） 本発明に係るウォータースライダーの滑降路は、滑降面
を断面形状が懸垂曲線となる曲面とすることにより滑降
路が弯曲した部分で体が何れの高さにまで上昇しても常
に上向きになっていて、背中が側面に接触し、この面に
沿って滑らかに落下する。

（実施例） 以下１本発明に係るウォータースライダーの滑降路を図
示の実施例に基づいて具体的に説明する。

第１図は滑降路が時計方向に弯曲した部分の縦断面図を
示すもので１図中符号１は滑降路である。

この滑降路１の基本的な構造については従来のものと変
わるところはない、　即ち、このものはポリエステル樹
脂その他の堅牢な材料を用いて樋状に形成されており、
その滑降面は平滑に仕上げられている。

そしてその滑降面の形状は断面形状が懸垂曲を満足する
曲面になっている。

このように形成されていることにより、滑降路１は形状
が安定するうえ、滑降路１の弯曲している部分を滑降す
るときは体が滑降面の側面１１に沿って滑らかに上昇し
、その部分を通過すると木が俯伏せになることなく滑ら
かに降下すること１なる。

ところで、滑降面の傾斜角度が６０度程度以下の部分（
滑り面１２）では体が滑降中に俯伏せになる可能性はな
い、　従って滑り面１２は必ずしも断面形状が懸垂曲線
となる曲面にする必要はない、　−例として、この面１
２を断面形状がサイクロイド曲線となる曲面とする。　
するとこの滑り面１２は断面形状が懸垂曲線となる曲面
としたものに比べて中心付近の曲率が太きくなリ、この
面を滑る人の背中の形状に近くなるのでそれだけ背中と
の接触面積が広くなり滑り易くなるのである。

（効　果） 以上詳述したように本発明に係るウォータースライダー
の滑降路は、滑降面を断面形状が懸垂曲線となる曲面と
したものであり、このように形成することにより、滑降
路１は形状が安定するうえ、滑降路１の弯曲している部
分を滑降するときは体が滑降面の側面１１に沿って滑ら
かに上昇し、その部分を通過すると体が俯伏せになるこ
となく滑らかに降下する。　従って、滑降路１が弯曲し
ている部分で鼻を擦すような事故が無くなるので、滑降
路を随所で蛇行させたり、旋回させたりすることができ
るようになって、極めて安全で、しかもスリル感のある
ものとすることが出来るのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る滑降路の一例を示す縦断面図、第
２図は滑降路の一部を模式的に示す平面図、第３図は従
来の滑降路の一例を模式的に示す縦断面図である。 １：滑降路　　　　　　　　１１：ｍ　　面１２：滑り
面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ウォータースライダーの滑降路であつて、滑降面の傾
   斜角度が少なくとも６０度以上の部分は断面形状が懸垂
   曲線となる曲面としたことを特徴とするウォータースラ
   イダーの滑降路