JPH0220578Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は石油ストーブ等の燃焼筒に関するもの
である。

（従来例の構成とその問題点） 従来の燃焼筒は第１図に示すように、中央から
複数の小孔を穿設した内炎筒１と外炎筒２と外筒
３と、該外筒３上に載置した耐熱ガラス筒４とを
同心に配し、上部には外炎筒に固着された環状リ
ング５で耐熱ガラス筒４の上端を支持していたも
のである。

通常耐熱ガラス筒の真円度、高さ等の寸法はバ
ラツキが大きいため、環状リング５で強く押さえ
過ぎになつたときは製品輸送時や燃焼使用時に割
れたり欠けたりする欠点があり、高さが低い場合
はガダツキのため輸送時の振動で割れ、欠けたり
するほか燃焼着火時に燃焼筒を傾けて復帰する場
合、騒音が発生して不快感を与え、さらに片寄り
による燃焼不良の欠点があつた。

（考案の目的） 本考案は以上の欠点をなくすためバラツキのあ
る耐熱ガラス筒４でも弾力的に支持して割れ、欠
けを防止すると共に、片寄りによる燃焼不良も防
止できるようにしたものである。

（考案の構成） 本考案は中央から複数の小孔を穿設した内炎
筒、外炎筒、外筒と外筒上に載置した耐熱ガラス
筒とを同心に配置した燃焼筒において、外炎筒上
端に外方へ折曲された複数の支持片を設け該支持
片にて耐熱ガラス筒の上端を弾力的に支持するよ
うにしたものである。

（実施例） 本考案の実施例を図面と共に説明する。従来例
の燃焼筒にあつて外炎筒２の上端に複数の外方へ
折曲げられた支持片６にて耐熱ガラス筒４の上端
を弾力的に支持するようにしている。この場合、
耐熱ガラス筒４のバラツキにより対応させて突片
６を適宜折曲げ角度を変えることにより無理なく
弾力的に支持される。

なお、支持片４は図のように外炎筒２と一体に
形成してもよく、図示していないが別材の支持片
４をスポツト溶接等にて固着してもよいものであ
る。

（考案の効果） 本考案は以上の構成により、バラツキのある耐
熱ガラス筒にも対応させて装着することができ、
また弾力的に支持される利点のほか耐熱ガラス筒
の片寄りを防止できる効果も得られるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の燃焼筒を示す断面図、第２
図、第３図は本考案実施例の要部断面図、第４
図、第５図は本考案実施例の芯外筒要部の斜面図
である。 １は内炎筒、２は外炎筒、３は外筒、４は耐熱
ガラス筒、５は環状リング、６は支持片。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央から複数の小孔を穿設した内炎筒、外炎
   筒、外筒と外筒上に載置した耐熱ガラス筒とを同
   心に配置した燃焼筒において、 外炎筒上端に外方へ折曲された複数の支持片を
   設け該支持片にて耐熱ガラス筒の上端を弾力的に
   支持するようにした燃焼筒。