JPH02202693A - 自動販売機の飲料売切検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シロップ飲料などを販売するカップ式飲料自
動販売機、ないし飲料デイスペンサを対象とした自動販
売機の飲料売切検知装置に関する。

〔従来の技術］ 機内にシロップなどの飲料を貯蔵する飲料容器として、
昨今ではルートマンによる自動販売機からの飲料容器の
回収などの手間を省くこと、並びに飲料を衛生的に保つ
ことを狙いに、ビニール製ハ、グなどで作られた可撓性
の密閉容器に飲料を収容したワンウェイ方式の使い捨て
飲料容器を採用し、該飲料容器より飲料をポンプにより
吸い上げ送液してカップに供給するようにした自動販売
機の実用化が進められている。

また、かかる可撓性密閉容器としての飲料容器を採用し
た自動販売機の飲料売切検知装置として、前記した飲料
容器が空になるとポンプ動作によりポンプ吸込側の配管
圧力が負圧となることを利用し、ポンプ吸込側に圧力ス
イッチを接続して飲料売切状態を検出するようにした飲
料売切検知装置が同し出願人より実公昭６１−６５３８
として既に提案されている。

ここで、上記提案による飲料売切検知装置の概要を第３
図で説明する０図において、１はビニール製の密閉バッ
グにシロップなどの飲料２を収容した飲料容器、３は飲
料容器を納めたダンボール製の外装箱、４はカップ５を
載置するベンドステージであり、飲料容器１とペンドス
テージ４の上方位置との間には吸込、吐出口に逆止弁６
ａを備えた容置形ポンプとしての飲料送液用ポンプ６、
流量調整器７．冷却水槽８内に浸漬した冷却コイル９、
および飲料弁１０などを含む飲料供給ライン１１が配管
されており、さらにポンプ６の吸込側には売切検出用と
しての圧力スイッチ１２が接続されている。この圧力ス
イッチ１２は、例えばダイヤフラムにマイクロスイッチ
を組合せたものであり、飲料の販売進行により飲料容器
ｌが空の状態になって飲料供給ライン１１のポンプ吸込
側の負圧が増大すると、この負圧増大により圧力スイッ
チ１２が動作して売切信号を出力する。

なお、図示はシロップ供給ラインのみを示しており、実
際の飲料販売時にはシロノブの他にカップ５に炭酸水、
希釈用冷水、氷などを加えて清涼飲料が調合される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記した従来の飲料売切検知方式では、売切
検知動作の機能面で高い信幀性が得られない欠点がある
。すなわち、第４図の圧力検出方式では、飲料容器１に
十分な飲料２が残留している通常の販売時でも、飲料で
あるシロップ粘度の変化、ポンプの送液動作などが原因
でポンプ吸込側の負圧変動幅が大きく現れて圧力スイッ
チ１２が誤動作する問題があり、そのためにＸ際の使用
に際しての圧力スイッチの動作圧力設定が極めて難しく
、自動販売機の運用面でも売切検出に十分な信鎖性が得
られない。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、ポン
プ吐出側の配管圧力が通常販売状態では比較的安定し、
かつ飲料容器の液切れ時には大きく変化するごとに着目
し、これを基に飲料売切を確実に検出できるようにした
高信軽性の飲料売切検知装置を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明の飲料売切検知装置
は、ポンプ吐出側の飲料供給ラインに対し、定容積のケ
ース内に電極を装備して飲料を無を検出する電極式売切
検出器を介装するとともに、該電極式売切検出器とポン
プとの間に逆止弁を介してポンプの送液圧よりも低いガ
ス圧に設定した炭酸ガス源を接続して構成するものとす
る。

〔作用〕

上記の構成で、ｔｉ式売切検出器は飲料リザーバを兼ね
たケース内に一対の電極を配し、ケース内の飲料有無に
対応する電極間の抵抗変化を検出して売切検知を行うも
のであり、ケース内に飲料が充満していれば電極間の抵
抗は飲料の導電性で低抵抗を示し、ケース内で飲料の液
面が低下して電極が液面上に露呈する状態になると電極
間の抵抗が飛躍的に増加する。

ところで、飲料容器内に飲料が残っている通常の販売状
態では、販売動作ごとに前記ケースに飲料がポンプ送液
により補充され、ケース内部が飲料で充満しているので
電極間の抵抗は低抵抗値である。また、この状態ではポ
ンプ吐出側の配管圧力が炭酸ガス源のガス圧よりも高（
保持されているので、炭酸ガス源に連なる逆止弁が閉じ
て炭酸ガスの系内放出はない。

これに対して、飲料容器が空の状態になると、販売動作
に伴うポンプによる飲料送液が途絶えてポンプの吐出圧
力が減少し、かつ飲料供給ラインの飲料弁が開放するた
めにポンプ吐出側の配管圧力が低下する。したがってこ
の圧力低下が炭酸ガス源の設定圧以下に低下すると逆止
弁を押し開いて炭酸ガスが系内に放出するようになる。

これにより、電極式売切検出器のケース内部に溜ってい
た飲料がケース内に流入した炭酸ガス圧でケース外に排
出されると同時にケース内部が炭酸ガスで満たされる。

これにより電極間の抵抗が大幅に増加し、したがって外
部回路で電極間の抵抗変化を検出することにより、飲料
売切状態が確実に検知できる。なお、この場合に売切検
出器のケース容積をあらかじめカップ１杯分の飲料に必
要な容積に設定して飲料リザーバの機能を持たせておけ
ば、飲料容器が空になった際でも炭酸ガス圧による飲料
送液でカップ１杯分の販売を保証することが可能である
。

〔実施例〕

第１図は本発明実施例に飲料売切検知装置を組み込んだ
シロップ飲料の供給系統図、第２図、第３図は電極式売
切検出器の構成図を示すものであり、第４図に対応する
同一部材には同じ符号が付しである。

すなわち、本発明により飲料供給ライン１１に対し、ポ
ンプ６の吐出側管路に流量調整器７と一体に組合せた電
極式売切検出器１４が介装され、さらに該売切検出器１
４とポンプ６との中間には逆止弁１５を介して炭酸ガス
源１６が接続されている。ここで、電極式売切検出器１
４の構造は第２図、第３図に明示されているごとくであ
り、底部に飲料人口１７が開口する定容積（カップ１杯
分に対応する量の飲料を保証する容積）のケース１８の
内部には上部の流量調整器７に通じるサイフオン式出口
管１９の他に、一対の電極２０が対向配備されている。

なお、２１はガスバージ機構、２２は電極間の抵抗変化
を検出する外部回路である。また、第１図に示した炭酸
ガス５１６は、例えば炭酸水製造用カーボネータへ炭酸
ガスを供給するガス源として機内に据付けた炭酸ガス圧
力ボンベが利用され、飲料供給ライン１１に向けて供給
する放出ガス圧は圧力調整器２３で通常の販売時におけ
るポンプ６の飲料送液圧よりも低い圧力に設定されてい
る。

次に上記構成による飲料売切検知動作について説明する
。まず、飲料容器１に飲料が残っている通常の販売状態
では、販売動作ごとにポンプ６の送液動作で飲料容器１
から吸い上げた飲料２が流量調整器７．冷却コイル８．
および飲料弁１０（販売動作時に開放動作する）を通じ
てカップ５に送液、供給される。また、この状態ではポ
ンプ吐出側の配管圧力はポンプ６の高い送液圧に保持さ
れており、したがって逆止弁１５が閉じて炭酸ガス源１
６からの系内ガス放出はない、さらに、売切検゛出器１
４のケース１８の内部はポンプ送液により飲料で満たさ
れ、電極２０は飲料に浸漬して電極間の抵抗は低抵抗値
を示しており、この状態では飲料売切信号が出力されな
い、また、所定量の飲料を供給して販売動作が終了すれ
ば、飲料弁１０が閉じるので、販売待機中もこの圧力状
態が維持される。

一方、販売が進んで飲料容器１が空の状態になれば可撓
性の密閉バッグが押し潰され、販売動作時にポンプ６が
運転されてもポンプからの飲料吐出がなく、かつ飲料弁
１０も大気側に開放するため、ポンプ吐出側の配管圧力
が通常販売時の状態と比べて大幅に低下するようになる
。そして配管圧力が炭酸ガス源１６の設定ガス圧以下に
低下すれば、逆止弁１５が開放して炭酸ガス源１６より
飲料供給ライン１１の系内に向けて炭酸ガスが放出され
る。この場合にポンプ６は逆止弁６ａを内蔵しているの
で炭酸ガスがポンプ６側に逆流することはなく、系内に
放出された炭酸ガスは売切検出器１４のケース１８内に
流れ込む、これにより、いままでケース１８の内部を満
たしていた飲料は炭酸ガス圧を受け、出口管１９を通じ
て押し出し式に下流側へ送出されるとともに、ケース内
部を炭酸ガスが満たすようになり、この結果として電極
２０間の抵抗が大幅に増加し、その抵抗変化を外部回路
２２が検出して売切信号を出力する。なお、売切信号は
制御部の回路で自己保持され、飲料容器ｌを交換して回
路をリセットするまで出力し続ける。また、売切信号に
よる販売停止制御に伴い飲料弁１０が閉じるので、僅か
な遅れで飲料供給ライン１１の系内圧力と炭酸ガス源１
６のガス圧がバランスして炭酸ガス放出も自動的に停止
する。

〔発明の効果〕

本発明による飲料売切検知装置は、以上説明したように
構成されているで、次記の効果を奏する。

すなわち、ポンプ吸込側の配管圧力を検出して飲料売切
検知を行う従来方式に変えて、ポンプ吐出側に電極式売
切検出器を設け、かつ飲料容器の液切れに伴うポンプ吐
出側の配管圧力低下により炭酸ガス源から炭酸ガスを系
内に放出して電極式売切検出器を作動させるよう構成し
たことにより、（１）通常販売時における配管圧力変動
の影響を殆ど受けることなく、飲料容器が空になった際
の売切状態を的確に検出でき、運用面での信頼性の大幅
な向上が図れる。

（２）炭酸ガス源の放出ガス圧を自由に設定でき、した
がって自動販売機の機種でポンプの送液圧が異なる場合
、ないし飲料の種類によりシロップ粘度などの性状が異
なる場合でも、炭酸ガス源のガス圧設定を変更するのみ
で容易に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の飲料売切検出装置を備えた飲料
供給ラインの系統図、第２図、第３図は第１図における
電極式売切検出器の構造を示す縦断面図、横断面図、第
４図は従来の飲料売切検知方式を示す飲料供給ラインの
系統図である０図において、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）飲料送液用ポンプを含む飲料供給ラインに可撓性の
   密閉バッグにシロップなどの飲料を収容した飲料容器を
   接続し、該飲料容器より飲料をポンプにより吸い上げ送
   液してカップに供給する自動販売機の飲料売切検知装置
   であって、ポンプ吐出側の飲料供給ラインに対し、定容
   積のケース内に電極を装備して飲料有無を検出する電極
   式売切検出器を介装するとともに、該電極式売切検出器
   とポンプとの間に逆止弁を介してポンプの送液圧よりも
   低いガス圧に設定した炭酸ガス源を接続したことを特徴
   とする自動販売機の飲料売切検出装置。