JPH02191Y2 - - Google Patents

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JPH02191Y2
JPH02191Y2 JP1984153613U JP15361384U JPH02191Y2 JP H02191 Y2 JPH02191 Y2 JP H02191Y2 JP 1984153613 U JP1984153613 U JP 1984153613U JP 15361384 U JP15361384 U JP 15361384U JP H02191 Y2 JPH02191 Y2 JP H02191Y2
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face
mask body
mask
connector
anesthesia
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JP1984153613U
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  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は手術時などに行なう麻酔において麻
酔ガスを患者に吸入させるための麻酔用マスクに
関するものである。
「従来の技術」 従来、麻酔用マスクとして、第4図ないし第6
図に示す構造のものが知られている。この麻酔用
マスクは、図に示すように、マスク本体1とこの
マスク本体1の周縁部1aに一体的かつ気密に取
りつけられている軟質パツド部2とから構成され
ている。
上記マスク本体1は、透明な合成樹脂から構成
されており、ほぼ卵の殻を長手方向に半等分した
椀状に形成されている。このマスク本体1のほぼ
中央には孔が穿設され、この孔には短軸円筒状の
ゴム製の連結突口3が気密に嵌着されている。こ
の連結突口3の内径寸法は周知の呼吸回路Bのコ
ネクターCの外径寸法と同寸法に設定されてい
る。
上記軟質パツド部2は、合成ゴムから構成され
ており、中空環状なパツド本体4とこのパツド本
体4の内周部分に一体に形成されている取付縁部
5とからなつている。上記パツド本体4は、環状
に連続した管状部材であり、その底面形状は標準
的な患者の鼻口部の環状周辺部分の起伏に沿う形
状となつている。このパツド本体4の一側部(図
の上方、患者の鼻梁当接部分)には柔軟チユーブ
4aが連結されており、このパツド本体4の環状
をなす内部空間(以下、空気室と称す)4bに所
望とする空気を注入し得るようになつている。所
定量の空気を空気室4bに注入し、閉栓すること
によつてパツド本体4に適度な弾性を付与するこ
とができる。また、上記取付縁部5は、2枚一組
の舌片状部材であり、上記マスク本体1の周縁部
1aを気密的に狭持し、マスク本体1とパツド本
体4とを一体的に連結する役目を果している。
しかして、上記構成の麻酔用マスクによれば、
第6図に示すように麻酔ガス源に接続された呼吸
回路BのコネクターCをマスク本体4の連結突口
3に嵌入、連結し、軟質パツド部2を患者の顔面
に密着させれば、麻酔ガスを外部に逃がすことな
く、効率的に患者に吸入させることができる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、術中においては、患者の容態、特に
麻酔が適正に行なわれているか否か等の判断をし
ばしば患者の顔を観察することにより行なつてい
る。例えば、患者が酸素不足となつていれば、口
唇部が紫色となる。いわゆるチアノーゼ反応によ
り知ることができる。そのために上記従来の麻酔
マスクでは、そのマスク本体1を透明にすること
によつて患者の顔面を観察しやすくしている。し
かし、マスク本体1は透明ではあるものの全体が
大きく湾曲しているため、患者の口もとが歪んで
しまいよく観察できない。また、図に示すよう
に、連結突口3は黒色の合成ゴムで構成されると
ともに、マスク本体1の中央部に位置しているの
で、上部から見るとチアノーゼ反応を確認するこ
とのできる口唇部を覆つており、口唇部の状態を
確認しにくい。しかも、第6図に示すように、こ
の連結突口3に不透明なコネクタCが連結される
と、ほとんど口唇部の確認はできなくなつてしま
う。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
顔面の観察を容易、確実に行なうことのできる麻
酔用マスクを提供することを目的とするものであ
る。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、前記目的を達成させるために次の
ような構成としている。即ち、麻酔ガス源に接続
されている呼吸回路のコネクター連結用の連結突
口を有する透明で、ほぼ椀状のマスク本体と、 環状な空気室を持ち、前記マスク本体の周縁部
に一体的、かつ気密に取り付けられ、使用時に患
者の鼻口周辺部分を囲むようにして顔面に密着す
る軟質パツド部とからなる麻酔用マスクにおい
て、 前記マスク本体の周縁部近傍の側面部分に前記
コネクター連結用の連結突口を、前記マスク本体
の内側に突出しないように一体に設けるととも
に、前記椀状のマスク本体の中央部分を、前記軟
質パツド部の顔面に密着する側の端部から離間し
た顔面、口唇部明視位置で切り取り、この切り取
り部分に透明偏平な顔面観察部を一体に形成して
いる。
「作用」 上記構成によれば、連結突口がマスク本体の側
面部分にあるので、この連結突口に不透明なコネ
クターを連結しても、患者の口唇部を観察するた
めの部位であるマスク本体の中央部を覆いかくす
ことが全くない。しかも、このマスク本体の中央
部は顔面観察部の形成によつて透明扁平となつて
いるので、観察される顔面に歪みが生じることが
ない。その結果、マスク装着中においても患者の
顔面の観察を容易、確実に行なうことができる。
以下、この考案を実施例によりさらに詳しく説
明する。
「実施例」 第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すもので、図中、第4図ないし第6図と共通する
部分には同一符号を付して説明を簡略化する。図
中符号10はマスク本体を示すもので、このマス
ク本体10は従来同様透明な合成樹脂材料により
一体成形されてなるものである。このマスク本体
10の中央部は、前記従来の椀状のマスク本体1
の中央部分を、前記軟質パツド部2の顔面に密着
する側の端部から離間した顔面、口唇部明視位置
で切り取り、この切り取り部分に透明偏平な面
(以下、顔面観察部と称す)10aを一体に形成
したような形状となつている。従つて、この顔面
観察部10aを介して顔面を見るならば、歪みを
生じることなく観察することができる。また、こ
のマスク本体10の一側面(第1図では左下方)
には前記コネクターCと連結する雄型の連結突口
10bが一体に形成されている。この連結突口1
0bは比較的面積の少ないマスク本体10の側面
部分にも形成できるようにコネクターCに対し雄
型となつている。この連結突口10bの一体成形
化によつて、従来のように連結突口部分がマスク
本体10の内側で突出することがなくなり、しか
も、この連結突口10bは顔面の中で一番高い鼻
の上に位置するのではなく、側方に位置するよう
になつているので、上記顔面観察部10aを比較
的大きくとることができ、しかも、それに伴なつ
てマスク内の体積を大幅に減少させることがで
き、その結果、麻酔ガス吸入のためのいわゆる死
腔(デツドスペース)を可能な限り少なくするこ
とが可能となつている。
なお、図中符号11はマスクを顔面に固定する
ためのマスクバンド(図示せず)をマスクに取り
つける時に使用するフツクを示すものである。こ
れらフツク11…は、この実施例ではマスク本体
10の側面部分に固定されている。
しかして、上記構成の麻酔用マスクによれば、
第3図に示すように、呼吸回路BのコネクターC
を連結し、麻酔を始めても、図に示すように、コ
ネクターCは全く顔面観察部10aを覆いかくす
ことがなく、そのため、麻酔中における患者の顔
面の観察を容易、かつ確実に行なうことができ
る。
なお、上記実施例において軟質パツド部は、従
来同様不透明な合成ゴム製のものとしたが、この
軟質パツド部を形状はそのままで、透明な柔軟材
料により構成するようにしてもよい。このように
すれば、顔面に向かう光量を増大させることがで
き、より一層顔面の観察を容易にすることができ
る。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案に係る麻酔用マ
スクによれば、呼吸回路のコネクターとの連結突
口がマスク本体の側面部分にあるので、この連結
突口に不透明なコネクターを連結しても、患者の
口唇部等を観察するための部位であるマスク本体
の中央部を覆いかくすことが全くない。しかも、
このマスク本体の中央部は椀状のマスク本体の中
央部分を、前記軟質パツド部の顔面に密着する側
の端部から離間した顔面、口唇部明視位置で切り
取り、この切り取り部分に透明偏平な顔面観察部
を一体に形成したので、この顔面観察部の形成に
よつて透明扁平となつているので、観察される顔
面に歪みが生じることがない。その結果、マスク
装着中においても患者の顔面の観察を容易、確実
に行なうことができる。さらに顔面観察部の形成
によつて、マスクのデツド・スペースが削減され
るという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案に係る麻酔用マ
スクの一実施例を示すもので、第1図は正面図、
第2図は側面図、第3図は呼吸回路を取り付けた
状態の正面図、第4図ないし第6図は従来の麻酔
用マスクを示すもので、第4図は正面図、第5図
は側面図、第6図は呼吸回路を取り付けた状態の
正面図である。 2……軟質パツド部、10……マスク本体、1
0a……顔面観察部、10b……連結突口、B…
…呼吸回路、C……コネクター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 麻酔ガス源に接続されている呼吸回路のコネク
    ター連結用の連結突口を有する透明で、ほぼ椀状
    のマスク本体と、 環状な空気室を持ち、前記マスク本体の周縁部
    に一体的、かつ気密に取り付けられ、使用時に患
    者の鼻口周辺部分を囲むようにして顔面に密着す
    る軟質パツド部とからなる麻酔用マスクにおい
    て、 前記マスク本体の周縁部近傍の側面部分に前記
    コネクター連結用の連結突口を、前記マスク本体
    の内側に突出しないように一体に設けるととも
    に、前記椀状のマスク本体の中央部分を、前記軟
    質パツド部の顔面に密着する側の端部から離間し
    た顔面、口唇部明視位置で切り取り、この切り取
    り部分に透明偏平な顔面観察部を一体に形成した
    ことを特徴とする麻酔用マスク。
JP1984153613U 1984-10-11 1984-10-11 Expired JPH02191Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984153613U JPH02191Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

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JPS6167747U JPS6167747U (ja) 1986-05-09
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019922A (ja) * 1997-02-10 2011-02-03 Resmed Ltd マスクおよびそのための通気アセンブリ
US8833371B2 (en) 1997-02-10 2014-09-16 Resmed Limited Mask and vent assembly therefor

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DE10201682A1 (de) 2002-01-17 2003-07-31 Map Medizin Technologie Gmbh Atemmaskenanordnung
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DE10151984C5 (de) 2001-10-22 2008-07-17 Map Medizin-Technologie Gmbh Applikationsvorrichtung für eine Atemmaskenanordnung
AU2005253641B2 (en) 2004-06-16 2011-12-01 ResMed Pty Ltd Cushion for a respiratory mask assembly
JP2012045267A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Univ Of Tokushima Gl法麻酔用マスク

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