JPH02190130A - 微小水棲動物採集器 - Google Patents

微小水棲動物採集器

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JPH02190130A
JPH02190130A JP979889A JP979889A JPH02190130A JP H02190130 A JPH02190130 A JP H02190130A JP 979889 A JP979889 A JP 979889A JP 979889 A JP979889 A JP 979889A JP H02190130 A JPH02190130 A JP H02190130A
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JP
Japan
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light
aquatic animal
water
main body
optical fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP979889A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kobayashi
正博 小林
Yoshihiro Shimoniihara
下新原 義弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02190130A publication Critical patent/JPH02190130A/ja
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  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 我が国の裁培漁業の基盤をなす水槽動物の種苗生産技術
は、社会的にも学問的見地からも優れており、国際的見
地からも高い評価を受けている。
種苗生産技術に加えて、当該種苗に与える餌、即ち初期
飼料の確保は未だ十分なものとはいえない状態にある。
従来より初期飼料としてプラインシュリンプが用いられ
ているが、ハシチンブレイトが低いため飼料として高価
なものとなり、稚魚1尾の生産コストが高価なものとな
らざるを得す、成魚の価格も当然高価なものとならざる
を得ない状態にある。
初期飼料はコペポータ、ワムシ類、アルテミア類が代表
的なものでその栄養も豊富なためその価値は高く稚魚や
稚エビの初期飼料として欠くことのできないものである
〔従来の技術] 従来より、之等の初期飼料を陸上にて培養する試みもな
されているが、培養に使用する水質の管理が難しく、か
つ、微小動物にも飼を与える必要があるがこの飼は更に
超微生物であることが必要なため歩留のよい培養結果は
得られていない。特にワムシ類はその飼育条件が適正な
条件よりずれると甲殻の硬いワムシとなり稚魚や稚エビ
類の初期飼料としての適性を欠いたものとなる。
また、アルテミアの場合には、海水を濾過して一応粒状
物を除外した試水に通気して生ずる気泡の飛沫を集めた
サスペンションがその飼料として使用しうろことが一応
確認されているがこのサスペンションの質が均一なもの
ではなく海水の取水場所、時期等によってのバラツキが
大きく初期飼料として利用するにはその性能は満足でき
るものではない。
また他の微小水棲動物の採集方法としては太陽電池に結
合した白色光を夜間点燈し水棲動物を集めているがその
蝟集効果は余り良好なものではない。更に、栽培漁業業
界はブラインシュランプの代用飼料として水棲プランク
トンの活用を進めているが、プランクトンの採集はプラ
ンクトン補集ネットを備えた舟を走らせ、このプランク
トンネット中に捕集したプランクトンを回収する自然採
集法にて行われている。この方法では初期飼料の採集効
率は悪(、プランクトンネット中には汚損微生物も同時
に捕集されるという不都合も存在している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のプランクトンネットを利用した微小水棲動物の採
集法はその採集効率が低いこと、汚損微生物も同時に捕
集されるという不都合が存在しており、このような難点
のない微小水棲動物採集装置の開発が大きく望まれる現
状にある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者等は上記要望に答え得る微小水棲動物採
集具を開発することを目的として検討中のところ、光源
に結合した光ファイバの発光部を海水等の微小水棲動物
の生息域へ投入放置するとこれらの微小水棲動物が光フ
ァイバの発光部近傍へ蝟集するという特徴を見つけ出し
、この特徴を利用した水棲微小動物の採集効率が高く、
かつ汚損微生物の捕捉のない微小水棲動物採集具を開発
すべく検討した結果本発明を完成したものであり、その
要旨とするところは、該電源部に結合した光源及び該光
源に発光用光ファイバの光入射部を対向配置し、これら
を−体化水密構造としうる本体と発光用光ファイバの発
光部を本体外部に導き、発光用ファイバの発光部周囲に
水棲動物導入部を設け、水棲動物導入部下端部に水棲動
物捕集部を設けたことを特徴とする微小水棲動物採集器
にある。
以下図面により本発明の微小水棲動物採集器について説
明する。
第1図は本発明の採集器の一例を示す断面図である。同
図中2は光源3となるランプを点燈させるための電源で
ある電池であり、光源3には発光用光ファイバ5の光入
射端面11が対向配設されており、4は光源よりの光を
発光用光フプイハ端面への入射効率を高めるための反斜
鏡である。電源2、光源3発光用光フアイバの入射端1
1及び反射鏡は本発明の採集器を水中に投入した場合浸
水によりこれらの機能停止が起らないよう、耐水性を備
えたプラスチック材で容器状とした本体1内に光源、電
源、光フアイバ光入射端部を水密構造となるように収納
する。該本体はランプ交換や電池交換を行なえるように
取りはずし部9がネジ構造としておくのがよい。
本体1の近傍−第1図においては本体の下端部−には本
発明の採集器を水面に浮かせるための浮力体8を設けて
おくことにより、従来開発されてきたプランクトン捕集
ネットの如く舟などで引張ることなく水面に静止状態で
浮かせた状態で水棲動物の採集を行なう。発光用光ファ
イバ5の発光部51は水密構造の本体の外部へ導かれて
おり水中で発光できるように配置されている。
発光用光ファイバの発光部51の周りには微小水棲動物
を蝟集するための水棲動物導入部6が設けられこの水棲
動物導入部6は通常網目間隔が5〜10nnの網で構成
するのがよく、この水棲動物導入部はその取付材12に
て本体に取付ける。この水棲動物導入部の網目間隔を5
〜10I!1I11のものとすることにより大きな不要
の水棲動物の侵入をきたすことなくプランクトンやしら
すうなぎの如き微小水棲動物を効率よく集めることかで
きる。
水棲動物導入部6の下端には発光用光フアイバ近傍に蝟
集した水棲動物を捕集するためのメツシュ状ネット7を
設けである。
10は本発明の採集器の夜間浮標を示す発光部であり、
通常光ファイバにて作ったものを用いるのが便利である
発光用光ファイバより発光される光は種々の波長のもの
とすることができるが、光源として青色発光用のLED
を用い発光用光ファイバとしてプラスチック光ファイバ
を用いることにより、微小水棲動物の蝟集効果を極めて
高いものとすることができる。
本発明の採集器は一定の海域にはX゛静止た状態で浮か
せておくだけで発光用光ファイバが発する光に呼応して
微小水棲動物が蝟集し、その導入部から容易に本発明の
採集器内へ入る。
蝟集した微小動物を飼として集ってくる小魚類は微小水
棲動物導入部の大きさに阻まれ本採集器内に入ることが
できないので、その蝟集効果は極めて高い。
また本発明の採集器は舟で水中を引張りまわす必要がな
いため微小動物の汚損微生物を取り込むことはなく目的
とする微小動物の採集効率を高めることができる。
本発明の採集器で用いる発光用光ファイバは種々のもの
を用い得るが若草色の発光を最も効率よくなし得るプラ
スチック系光ファイバを用いた場合動物性プランクトン
やシラスウナギ、タイの稚魚、モジャコ、コアジ稚魚や
イセエビ、クルマエビの稚エビ等を効率よく捕集するこ
とができるため、初期飼料の捕集器としてばかりでなく
、栽培魚業用の種苗採集器としても有効に利用すること
ができる。
また、光源としてはプラスチック光ファイバの透光性の
最も良好な波長域である500〜700III11の光
を発光しうる青色発光LEDを用いるのが好しく、発光
用光ファイバからの発光は連続発光とするのが好しい。
捕集ネットの目金(網目の大きさ)は採集する微小水棲
動物の種類によって選定するのがよ(、この選定により
魚類や甲殻類、タコ等の個体の選考を自由に行なうこと
ができる。特に甲殻類のイセエビ、クルマエビ等におい
てはその成育過程まで核分裂によって脱皮するという現
象があり、稚エビに変態する前のステージではコペポー
ダは初期飼料として是非共必要な飼料であるが本発明の
採集器を用、いるとコベポーダの採集も良好に行なうこ
とができる。
将来に向けての栽培魚業に於ては種苗の効率的な確保と
種苗に与える初期飼料の効率的採集こそ時代の要求する
急務であり、本発明の光ファイバを用いた採集器は若草
色の発光によって動物性プランクトン等の微小水棲動物
を蝟集させ、更に常設のネットに収容し採集する方法に
極めて効率よく適用できるものである。
第1図に示した如き構造の本発明の微小水棲動物採集器
を用い発光用光ファイバより若草色、緑色、暗緑色の光
を夫々発光させ、24′Cの海水中で動物性プランクト
ンの蝟集効果を確めたところ発光光として蝟集効率は若
草色、緑色、暗緑色の順であった。
若草色の点灯による蝟集では点灯后2分では約2000
から2700個体のコペポーダ及びワムシが採集でき、
この内コベボーダの個体数は72%強であった。
第2図の本発明の微小水棲動物採集器としての他の態様
を示す図であり、この採集器は微小水棲動物としてとく
にシラスウナギを対象とするものである。この採集器に
おいては、本体1の下端面に水中において半球状に開く
機構、例えば傘の骨の開閉機構を利用した開閉具を設け
、この開閉具の先端23をひもや、ワイヤー状のもので
本体1の下端につるすようにするのがよい。この開閉具
の上端面には目の荒いネット状物よりなるシラスウナギ
導入部を設け、その下端部に捕集ネット7を設ける。2
1は当該採集器を水中に固定するための突きさし棒とす
るか又は、綾棒の下端にアンカー保留部を設けることに
より、海流等による遺失を防ぐことができる。このシラ
スウナギ採集器はその導入網目の大きさを適宜なものと
することにより、入手によらず極めて効率よくシラスウ
ナギを採集でき、その取扱い性も極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の微小水棲動物採集器の一例を示す図で
あり、第2図は本発明の他の態様を示す図である。 特許出願人 小  林  正  博 〃   三菱レイヨン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電源部に結合した光源及び該光源に発光用光ファイ
    バの光入射部を対向配置し、これらを一体化水密構造と
    しうる本体と発光用光ファイバの発光部を本体外部に導
    き、発光用光ファイバの発光部周囲に水棲動物導入部を
    、該水棲動物導入部下端部に水棲動物捕集部を設けたこ
    とを特徴とする水棲動物採集器。 2、本体近傍に浮力体を設けたことを特徴とする請求項
    第1項記載の微小水棲動物採集器。
JP979889A 1989-01-20 1989-01-20 微小水棲動物採集器 Pending JPH02190130A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107094721A (zh) * 2017-07-10 2017-08-29 佛山市水创科联生态科技有限公司 野外原生大型溞富集装置以及富集方法
CN109156396A (zh) * 2018-08-31 2019-01-08 南宁致侨农业有限公司 用于开放水域的泥鳅养殖箱
CN109156399A (zh) * 2018-08-31 2019-01-08 南宁致侨农业有限公司 泥鳅专用养殖装置
KR102203796B1 (ko) * 2020-08-26 2021-01-15 대한민국 플랑크톤 채집장치

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