JPH02184395A - 合併式浄化槽 - Google Patents

合併式浄化槽

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JPH02184395A
JPH02184395A JP89589A JP89589A JPH02184395A JP H02184395 A JPH02184395 A JP H02184395A JP 89589 A JP89589 A JP 89589A JP 89589 A JP89589 A JP 89589A JP H02184395 A JPH02184395 A JP H02184395A
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Isao Ishii
勲 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 現在行われている汚水処理方法は活性汚泥法である。ま
ず流入汚水中の大きなゴミである粗大夾雑物や砂を除去
する。これはスクリーン装置で行つ。
大きいゴミを取り除いた後は、小さなゴミを除去する。
この装置を沈澱槽といって沈澱分離作用をさゼるところ
である。これで概略50%の有機物が除去され、ここま
での処理過程を一次処理と呼ぶ。
一次処理では、微生物を使って汚染物質を除去する。は
とんどの処理は好気性微生物を利用する「ばっ気性」で
あって、一般に活性汚泥法といっている。ここで好気性
微生物をひとかたまりのフロック状にしで、次の沈澱槽
でこのフロックを沈澱分離させ、」二澄水を消毒し、B
OD30ppm程度で放流する。なおフロックとは汚水
中の浮遊物が集まって大きくなったものを指しているが
、汚水を処理する活性汚泥法では、好気性微生物が統合
して汚泥片を作る。これが水よりも重いので、上部の水
を分離して処理しやすくする。
さらにBOD20ppm以下にして、N−Pを除去する
ための三次処理をして高度処理を行えば、より一層浄化
された水を分離することができる。
ここで沈澱分離した汚染物質は嫌気性微生物の作用によ
り分解させる。この槽を消化槽といっている。このフロ
ーシートを第1図に示す。
しかし、家庭用の処理装置である個人下水道では、こん
な大がかりな処理行程では費用もかさみ、維持管理も大
変なので、できるだけコンパクトにしなければならない
。では、どういう操作が基本となるのか。まず流入汚水
を沈澱分離槽に入れる。
するとこの槽で物理的に重いものは沈澱、軽いものは浮
」二する。粗大ゴミもこの槽で受入れ、また沈澱した有
機物は嫌気性微生物によって消化分解する仕&F1みも
兼ねさセる。浮上したスカJ、等の汚物は流出しないよ
うに、バッフル(阻止板)でくい止め、中間水を次室に
流出さセる。ここで最小限30%のBODが減少するよ
うである。なおスカムとは嫌気性処理の過程で、底に沈
澱した汚濁物が分解し、メタンガス・炭酸カスを発生し
て軽くなり、水面上に浮上し、上部の空気と接して固形
状になったもの。好気性処理の過程においても、窒素ガ
スの作用でフロックが浮」−する場合もある。
次室に流入した汚水は(lf気性微生物の作用で次処理
するが、ここでは活性汚泥法のように好気性微生物を汚
水中に浮遊させるのではなく、槽の内部にろ材を投入し
て微生物をこのろ材に固着させる方法をとる。これを浸
清ろ床法(今日ではU接触ばっ気性」といっている)と
いうが、この方法だと維持管理も楽で、しかも余剰汚泥
量(1般出汚泥)が少なく、BOD除去効果もよく、小
型としては理想的な処理方法である。次に沈澱・消毒槽
を設けて上澄水を消毒放流する仕組みが一般的である。
もう一つ考えられるのは、この沈澱分離槽にも次処理装
置で使っている接触ろ材を投入する方法である。つまり
−次・二次処理槽ともろ材を投入するというものであり
、−次の方は嫌気性、次の方は好気性微生物を固着させ
る。こうした−次処理を嫌気性ろ床と呼んでいるが、こ
の方法だと前記の沈澱分離槽よりもなお効果的である。
本装置の特徴は、乳酸菌飲料に使った廃容器(内容N6
5mL通称ヤクルト容器)の底を切り取ったものを接触
ろ祠として利用している点にある。このろ材をKろ材と
呼ふ。これについて或研究者は、木ろ材のSS(浮遊固
形物)捕捉能力については評価するが、将来、閉塞問題
が生じると指摘している。
しかし、本発明者はろ材特有の長所を生かし、閉塞の欠
陥を除去できれば水質の維持は可能だと考え、試行錯誤
の末、つぎのよ・うな方法を考え、現在では成功の域に
達した。
■木ろ材のSS捕捉力が大である点を生かすため、逆利
用−−本ろ材に対し、SS負荷の抑制を図る。
■電力、つまりエネルギーを制御する。すなわち、出力
の低いブロワ−に切替える。
■−一時的流入する風呂排水などに対処するための簡易
流量調整器をつける。
この三点を可能にするためには、SSを一次処理装置内
に残留させることが必要である。そこで当時の実験装置
では変形二階タンクであったものを多室形に変更した。
変形二階型は、下部が消化槽、上部がスロワ1へ(細穴
)で仕切った沈澱槽、つきが二次処理装置、すなわち、
木ろ材を充填しまた接触ばっ気槽で構成されている。問
題になるのは一時的な流量負荷、たとえば、風呂排水が
多量に流入すれば、どうしてもSSばスロットを通過し
て沈澱槽に流入し、それが二次処理装置へ流出すること
になる。また流量変動に対処できなければせっかくの本
ろ材の効果も失することになる。要するにSS流出防止
と一時的な流量変動に対処する装置が必要になる。
−例では、洗濯水と風呂排水の流入で沈澱槽より多量の
SS流出を見た。その対策として一次処理装置を多室形
に変更した。つまり、2槽または3槽、および予備ろ過
槽を設けた。予備ろ過槽とは嫌気性処理で腐敗槽におい
て固液分離された中間水が、ろ材(以前は砕石であった
)を下から上へ通過する際、物理的にろ祠によってろ過
を行い、大きな浮遊物を除いて、好気性処理へ移流させ
る槽のこと。さらに流量調整装置が必要であるが、家庭
槽などのような小型では設置が困難である。
したがって、これに対処するためには簡単な調整装置の
開発、または流量変動に対してのクツションをもたせる
ために一次処理装置の容量を大きめにとる方法が効果的
である。浄化機能に大きな影響を与えるのは流入水量と
水質の変動にある。流量調整槽は、朝夕などの一時的な
流量負荷に対処するには、汚水の流量を調整することに
よって水理学的条件を整える装置である。そうしなげれ
ば生物処理は満足に行えないと同時に、−時的流入によ
る流速のためせっかくの生物膜の流出も起きる。
こうするごとムこより、予備ろ過槽流出水のSSは流入
水の4分の1以下にまで除去できるとともに(SS 1
70 p pm→42 p prn、除去率75%)、
二次処理装置へ入るB OD負荷量を相当量低減するこ
とが可能となった。また二次処理装置のろ祠ば2段に分
割した。
つぎに沈澱槽をへて、再利用(1−イレリザイクル、樹
木散水)するため利水槽(節易な砂ろ過装置)を用いた
本発明に従う「石井式」水循環システムの立面図を第2
図・第3図に示す。
第2図は旧基準式(欧米式)単独処理槽を改造した1号
基である。処理水は1−イレへのりザイクルのばか余剰
水を樹木への散水に利用している。
雨量の少ない夏、秋季において番よ水利用の点で特に効
果的である。
表1に、これまでに設置された「石井式」水循環システ
ムの稼働年月、使用人員、容量、水質、再利用の用途な
どを示す。
2号基は、1983年、園芸農家に設置し、6年近くを
経過している。処理水は1号基と同様にトイレへの再利
用、果樹園散水に全量を利用しており、現在もなおりO
D I P pmを維持している。
3号基は、1984年1月公務員宅に設置、トイレリサ
イクル、庭園散水を行っている。性能は1.2号基と同
様である。
4号基は使用後、3年半を経ている。水質は前記よ同様
な成績をあげている。
5号基は、福岡県久山町、小早用町長(環境問題で全国
的に有名)が直接本施設を視察、学校に採用した。19
85年に設置され、3年を経過している。使用人員41
3名、給食、座圧などの全排水を処理、県内のモデル装
置として脚光を浴びた。本装置の処理水貯留タンクには
水面下2mに文字板があL/l(類似透視度31)、常
時これが見えなければ不可となっている。BODはtp
pmを維持しており、トイレへの再利用装置も設置され
ている。
6号基は、福岡県朝倉町のを名な三重連水車のすく横の
家に設置したもので、2年半を経35している。最近の
検査結果によると、透視度肝では1m以」二である。
7号基は、宮崎県日南市において1984年に設置され
、4年以−にを経過している。事業所、家庭兼用の大形
槽であり、トイレリサイクルおよび樹木散水を行ってい
る。水質はBODl、6ppmと極めて良好である。
8号基は宮崎型公民館(集会人員200名)に試験設置
されたもので、使用開始後2年半になる。
BODは1.lppmを維持している。
9号基および10号基は、鹿児島県の第1工業大学で県
の助成金により設置したもので、それぞれ4年目、3年
目に入っており、最近の水質検査の結果では、それぞれ
BODo、8.1.7ppm、透視度は両恭とも100
(BODがlppm程度に相当)を超えている。
11号基は、1986年1月設置、8世帯アパトで実験
中のもので、2年半を経過している。
処理水は散水方式となっており、水質は良好である。
12号基は、1987年3月、長崎県長与町役所員宅に
設置したもので7人使用中であるが、役場の水質調査で
は、BODlppmとの報告を受しプだ。
13号基は、1987年6刀、福岡県朝倉町の寺院に設
置したもので、最近の水質は透視度100を示していた
14号基は1988年5月、佐賀県市役所員宅に試験設
置し、その処理水はトイレ、樹木散水に利用している。
使用人員7人、使用後の期間はまだ短いが、透視度は1
00以七を示している。
15号基は1988年8月、久留米布の野田、久留米大
助教授宅に試験設置したミニザイズのもので、車庫内に
設置されている。目下、透視度は100以上で見学者が
絶え間なく、感心されている。実用化1号基であろう。
1、6 M基は、1988年9月、鳥栖布のブリデス1
〜ン・カントリークラブに設置されたもので、流入水の
BODlooppm、流量は100L/日以上である。
この浄化槽には、Kろ材(ヤクルト廃容器)が80万個
使用されている。処理水は透視度100以上であり、芝
生の散水用に再利用されている。
一次処理 家庭単位の下水処理技術は、対象とする人員が5〜10
人程度であるから、従来の合併処理のようにいろいろの
単位装置があっては困る。つまり、装置が多くなるほど
管理が複雑となり、費用もそれだけ加算されるからであ
る。要は、簡易にして水質を公共下水道の処理能力基」
二にすることである。
汚水を処理する場合の基本は、まず粗大ゴミのような大
きな汚染物質を取り除くことからはじまる。次に高いB
ODfi度を除去するには、−次処理として嫌気性微生
物の力でBODを1100pp以下にする。それから好
気性微生物によって汚水を二次処理して2ppm程度に
下げる。仕」二けとして微細SSを除去するため簡易砂
ろ過を通ず。
それだけの操作を行えば処理水をBOD 1 p pm
レベルにまで浄化することができる。
このように微生物を利用することが本処理に限らず、す
べての生活系排水処理には必要不可欠である。これを化
学的に処理するとすれば薬品代の費用がかさむし、活性
炭を使えばこれまた相当なコスト高になる。さらに油分
離装置を設置するとしても管理に手をとられる。
本システムのフローシートを第4図に示す。
一般に合併処理では500Å以下の規模として沈澱分離
槽タイプが用いられるが、本装置では単独処理の散水ろ
圧力式、多室型を使用している。
1槽、2槽、予備ろ過槽があり、3槽を増設する場合も
ある。通常1槽と残りの容量を半々にとればよい。
流入水については、l・イレのほか、台所、風呂、洗濯
排水を一緒に流し込み、これらの汚水汚物を貯留させる
が、これを腐敗槽(正確には第一腐敗槽、構造基準の沈
澱分離槽とはいささか趣を異にしている)と名づけでい
る。ここで沈澱分離作用によって粗大ゴミを除去すると
同時にメタン菌などの嫌気性細菌によって分解させ、そ
の中間水を次の腐敗槽(第二腐敗槽)に導く。ここで嫌
気性分解を終えた中間水中の微細固形物を取り除くため
にろ材をくくらせる(予備ろ過槽)。ここまではいまの
汚水処理でも用いているので目新しいことではない。私
はこれを一次処理と呼んでいる。
BODでいえば、流入水が平均して130〜200pp
mであるが、−次処理で70〜100ppmまで低下し
てくる。
そのためには、汚水の滞留時間か少なくとも4日は必要
である。1人10200ρが生活系排水として流される
ので、たとえば5人槽の場合、次処理の容量は、5人y
2ooff/人・BX40−4留以−トとなる。
滞留時間が長いはと、嫌気性分解作用が高くなるのは当
然のことであるが、これは汚水中の分子組織である炭素
、水素、酸素、窒素、リン、硫黄などの各分子構造が嫌
気性分解をうけるに従い、その組織が単純化され、好気
性に移行するに従って分解が促進されると考えられるか
らである。反対に容量が小さいと滞留時間が短く、腐敗
現象を起こす余裕がないため分子構造は簡素化されない
ところで、この沈澱分離槽に替わって嫌気性ろ床という
ものがある。この装置は一次処理におiJる嫌気性分解
作用を促進させるためにろ利を分離槽に入れたものであ
り、従来の好気性分解の接触材に相当する。
このろiJを投入するにあたって接触ばっ気槽のろ材の
ように全箇所に充填したのでは汚泥の抜取り作業が困難
となり、また上部にスカムが発生ずるため、できる限り
水深の中間に設置し、スカム、汚泥の発生に支障のない
箇所に充填しなければならない。嫌気ろ床は、ろ材に嫌
気性微生物を付着させ、有機物に、ろ材に固着した微生
物によって安定した嫌気性分解を得させようとするのが
目的であり、構造基準では、■ポー1.5+(n5)X
o、4となっている。これを前述の沈澱分離槽と比較す
ると、5人槽では2.5ボに対し、1、 5rrrとな
る。ただし嫌気槽はあまり小さくしてはいけない。
評定基準では、あくまでもBOD20ppm以下を処理
するという前提であるのに比べて、本システムではBO
D I P Tl1mレヘルである。そのためには嫌気
性分解が行われやすい槽の容量が必要であり、いくら嫌
気性ろ床を設置しても容量が小さければ、たとえば風呂
排水など一時的な流入変動では汚水の滞留時間もなく、
素通りして嫌気性の意味は失われてしまう。
したがって嫌気性分解を全うするには、−次処理槽での
充分な滞留時間が必要である。
本装置が、一般の処理施設とちがい、なぜBODlpp
mレヘルという驚異的な水質が得られるのであろうか。
それは第一に、小型槽といえども流量調整器をそなえて
いるからである。
現在、他の小型合併浄化槽にはこの装置が取り付けられ
ていない。風呂排水や台所排水が一時的に多量に流入し
た場合は、その汚水は滞留時間が保てないまま流出して
しまう。逆に夜間など使用しない場合には汚水の滞留時
間は長く、こうした変動があると浄化が向上しないのは
当然である。
いままでの合併処理槽に流量調整装置が義務づけられて
いるのはそのためである。
では、なぜ従来の小型合併浄化槽ではこれが省略されて
いるのか。おそらく家庭までも義務づけるとなると装置
が複雑となり、コンパクト化に逆行するというわけであ
ろう。
しかし単独処理ではあるまいし、下水道に替わる合併処
理というキャッチフレーズとして取り組んでいるのだっ
たら、浄化の決め手となる流量調整を省略したのは疑問
に思う。
私が開発した簡易流量調整装置とは、誰もがすく取りつ
げけられる簡単なもので、これには二通りある。
一つは家庭のロータンクにあるフロート(浮き)を利用
しているが、その様子を第5図に示す。
予備ろ過槽の水面にフロートが浮かんでいる。したがっ
て、風呂排水などが流入ずれば第一腐敗槽と第二槽、予
備ろ過槽の連通している水面が上昇するだけフロートも
上昇する。それで、これと−体になっている片側の棒の
先のブラシが小さな移流穴を往来するので、穴の閉塞は
起こらない。これによって小穴より流入している少量の
汚水が二次処理装置へ流れ込む。この小穴の径はその家
の排水量に応じた口径にすればよく、終日少量ずつばっ
気槽へ流入している。
もう一つの方法は、移流管の下部に終日汚水が流入する
ように、だいたい5+n+n程度の小穴をあける。この
小穴が汚水と直接接触すれば固形物の流人で閉塞を生じ
る。そのため小穴をキャップで被い、その周囲に小穴以
下の穴をあける(150程度穿つ)ことにより、これを
経た汚水のみが調整器の小穴から流入することになる。
その様子を第6図に示す。ギャップは定期的な管理の都
度、穴口を洗浄すればよい。実験では設置6力月を経過
しても閉塞は生じていない。場合によっては1年以上も
放置しているのもある。しかし万一を考慮して、水量が
オーバーした場合についてはト部の管より流出する仕組
みにより、槽があふれる心配はない。以」二の三方法が
「方弁式」水循環システムの流量調整法である。
これを利用すれば、−次処理流出水は24時間均一(実
際は水圧の関係で水位がト昇するほど流入量は多くなる
か、流入穴が小さいので目に見えた差は生じない)に二
次処理装置へ移流しているし、浄化が効率よく行われる
次処理 小型合併浄化槽の場合では、従来の活性汚泥法は二次処
理に不向きである。小型では管理を極力省力化しなげれ
ばならないが、それには生物膜方式の方がはるかに効率
がよい。そのなかで、回転板接触方式では施工、管理面
で実情にそくわないので、結局接触ばっ気力式が最適で
あるといえる。
生物には運動エネルギーを使い放しにせず、これを最大
限に維持することが必要である。人間にたとえていえば
、昼勤いたら夜はヘッドで休む、働き通しで夜も寝ない
でいれば10日も生命は保てない。現在、汚水処理で行
われている生活汚泥法では、汚水は旋回流になっていて
、そのなかの微生物は死ぬまで運動づくめてちょっとの
休憩もない。こんな状態では微生物が与えられた食糧を
充分に食べることができないのは当然である。
微生物を活性化するためには人間同様に休息の場として
ヘッドを作り、微生物をここで休息させる必要がある。
そういう考え方を主体に研究されたのが生物膜法である
。[方弁式J水循環システムでは、このヘッドにKろ材
を使用している。
Kろ材が、なぜ微生物のヘッドにふされしいかといえば
、1個の容量が65m1と小さく、それを数多く用いる
ことによって、微生物が((着する面積を最大限に利用
できることである。さらに水流が回る効率(水旋回効率
)がよいこと、プラスチックだから腐蝕しないこと(耐
蝕性)、凹凸があるため容器間にすき間が都合よく配置
されうろこと(ろ材の空隙性)、容器が薄く丈夫なこと
(ろ材厚、堅ろう性に冨む)、微生物付着が容易である
こと(何着難易度)などが考えられる。同時に資源リザ
イクルという廃物利用も大きな利点の一つである。微生
物の分布は汚水中の酸素濃度に適応して決まる。人間の
場合は空気中にある21パーセントの酸素に適応してお
り、これより酸素が少なければ酸欠となり、多ければ肺
細胞が破壊されるが、微生物にも各個性に応した酸素濃
度がある。
ところが、現在行われている活性汚泥法では全域にわた
ってばっ気するので、どこのDOをとってもほぼ均一で
あり、これでは微生物の数や種類は限られてくる。一方
にろ材は先が細く、中央がくぼんでおり、下部が大きく
、形状が変化に冨んでおり、しかも小容量のため、これ
を充填した槽内部のDoはゼロから飽和まで多様に分布
している。したがって微生物は各自、自分の適したD○
箇所で繁殖できる。
本装置は、以上述べた特徴を有しているため高度の浄化
が可能となる。
接触ばっ気槽の構造について説明する。ろ床内部の様子
を第7図・第8図・第9図に示す。槽の中心に径12.
5cmの円筒を入れ、下底の25cm上方に棚を設けて
この上に載せる。この円筒の中央に細い管を水深の3分
の2まで挿入する。円筒の周囲にKろ材をランダムに詰
め込みブロワ−によって圧力空気を吹き込めば、水流は
槽全体に循環する。同時に汚水と空気中の酸素が混合し
、好気性微生物を中心とした有機物の分解が可能となる
。微生物は人間と同様に酸素を摂取しながら汚水中の有
機物を食料として先ず吸収し、つづいて有機物を体内へ
入れるが、これを酸化分解という。
さらにこの槽内の微生物はKろ材の内外面に付着し、微
生物の数が多くなると厚さを増してい(。
この厚さが増してくると膜内まで通っていた汚水中の酸
素が浸透しなくなって、ろ膜内部は無酸素状態となる。
するとその後は酸素がなくても繁殖する通性嫌気性の細
菌がはびこり、いままで好気性微生物だけだったのがい
ろいろな種類の微生物も力■ねって有機物を食べてくれ
るようになり、それだけ浄化作用か促進する。なお通性
嫌気性菌とは酸素があってもなくても生活することので
きるバクテリアのことで、この微生物をうまく利用する
ことによって浄化を加速することができる。ここまでの
浄化処理によってBODは3〜sppm程度に下がって
しまう。さらに、同じ方法で再度第2ろ床へ導くと残っ
た汚れはほとんどなくなり、BOD ]〜2 p p 
rn程度になる。最後に仕上げとしてろ過槽に導く、こ
こは、下部に、木炭、中間に砂利袋、上部に荒砂利袋を
それぞれ15〜20cm積層しただけの室である。ここ
を通って処理が完了すると、BODがIPT)m程度の
きれいな水に変わる。
Kろ祠はすでに実用化の段階に至っている。BODばl
ppmレヘルであり、特に大型のもので番コ久山町が2
8万個に及ふKろ材を使用し浄化している。
一般的に生物膜法で使っている接触ばっ気相ろ材は千差
万別である。大きく分けて粒状ろ材、ひも状ろ利、平板
波状ろ材、網状ろ材などがある。
ところで、これらを使ったばっ気槽内部の流速は、2.
8〜10.6m/分、平均値は6.70m/分となって
いる。
木ろ材の流速について説明すると、表2に示すように9
号基について流量反射板の半径側をrl]5(・m程度
切りとり、流量測定用コードを差し込み測定した結果で
は、平均上昇速度は1秒間に0.32mとなり、その流
量は、1日当たり490Mとなる。また、平均下降速度
は0.3m/分となった。その結果、1日当たりの水流
の循環回数は282回となり、この水流が1日ろ床内を
回転している。一般ろ材の平均流速は前述のとおり、6
゜7m/分なので、「方弁式」水循環システムにおける
流速との比は0.3m+6.7m=0.04(倍)とな
る。したがって、「方弁式」水循環システムで用いるK
ろ材は他の一般ろ材に比べて、はるかに流速がゆるやか
であることが分かった。
この遅い流速が浄化に寄与している。
ばっ気槽内部の溶存酸素変化を私は、Do勾配と名づげ
ている。たとえば、表2によれば水面のDoは5.4p
pmであり、1m下部でのDOは4.5ppmである。
よって1mの距離におけるDoの差は、5.4−4.5
=0.9ppmとなり、D○勾配は0.9である。
表−2流量測定表(第9図×印測定箇所)このように、
「方弁式」水循環システムにおいてはDO勾配がはっき
りと存在している。表3は9号基におけるD○勾配で、
0.8〜1.0の間にあり、はぼ一定に保たれているこ
とが分る。このようなりO勾配の存在によって、多様な
微生物の活動が可能となり、BOD浄化が促進される。
これに対して、従来の活性汚泥法では、Doは至るとこ
ろで均一であり、したがってDO勾配は0である。
各種のる材を採用している接触ばっ気力式においても同
様で、Do勾配は0に近い。
第10図に示している筒状ろ材では1箇所に閉塞が起こ
れば、その部分における水の移動は停止する。したがっ
て1つの筒空間を考えた場合、その周辺においては汚水
全体のBOD除去機能は失われる。これを防止するには
、第11図のように、ろ材上下に水みちとしてのバイパ
スが必要である。
これをKろ材で考えた場合、Kろ材の集合体(約2万個
)は空隙に冨み、無数のバイパスによって繋がっている
ので、それだけSS捕捉力が犬となる。第12図・第1
3図にその様子を示す。Kろ材に閉塞の兆候があっても
以上の機能から、それは局所のみにとどまり、食物連鎖
によって分解される。
この様子を微生物挙動について解析してみよう。
本装置のばっ気による水流は、−船釣な処理施設に比べ
てゆるやかであり、しかもその水流は、なかにほろ材と
平行流となるところもあれば、鋭角・直角・鈍角と、多
様な衝突を繰り返す水の流れもある。この場合は、当然
ろ過も成り立つが、流速が極めてゆるやかなため、ろ床
間隙にDO勾配ができ上がってはいるものの、下槽にな
るに従いDO濃度は低下する。そこでDO濃度変化、水
質変化に伴う生物相が、それに応して出現しているとい
う可能性が大きい。しかも、下方の横位置にあるKろ材
内部は、はとんどが嫌気化し、生物膜全体から見れば好
気・嫌気性微生物の共存体系にあり、特に下底の方には
嫌気性微生物が集積していると推定される。
このように、汚水の流速は、一部を除いて多岐に分かれ
、滞留箇所もできるだろうし、とくに逆および横状の位
置内にある汚水のDoば微少、もしくは皆無に近いと考
えられる。しかし、こ・ういう状態にある汚水も、やが
てはる拐外のある方向からの流入汚水で追い出し現象を
受け、再びその汚水は好気性変化にもどる。この過程を
たびたび繰り返すことによって、上・下層の生物相の多
様化のみならず、水質変化に応じた生物相の出現は、食
物連鎖過程に活性化を与えることになる。
ここで注目したいのは、Kろ材内部の汚水り。
は低値であり、一方、ろ材間空隙の汚水は高値を示して
いることである。相対的に異なったタイプの汚水が混合
するところに効率の良い浄化工程が導き出されると思う
。ただし、この場合、両者のDo差は、第1ろ床の方が
はなはだしく、第2ろ床では、かなりDO濃度は過大と
なっていると思われる。本装置の特徴は、Kろ材の形が
変化に冨んでおり、しかも内容量が65m1という小容
量であるため、ろ床内には全汚水量の約60%におよぶ
汚水が数千の小閉鎖氷塊を形成し、それが流入、滞留、
微量移動、流出という変化を繰り返していることにある
。要約すれば、Kろ材がそれぞれ1個の浄化槽であり、
約2万個の浄化装置が設置されていると考えてもよい。
ここで、送風量を多くすれば、追い出し現象がはやまり
、内部DOの変化は縮小し、通例の生物脱法の処理内容
と一致する。元来、生物膜法は、DOが生物j1りの表
面側から拡散によって供給され、生物膜内で順次消費さ
れるというわけで、表面部には好気性、深部は嫌気性生
物の共存となるが、本施設ではいくぶんその趣を異にし
ている。
一般に、生物膜法における浄化率を考えた場合、それば
生物反応、拡散、基質、酸素、乱流なとの諸因子の関数
と見なされる。本装置における生物膜法では、基質除去
の活性度が高いことば水質検査で見られるが、これは微
生物反応速度因子と基質拡散因子が高いために起こるも
のと考えられる。
本装置では、生物相が多様性に冨み、しかもこれらの生
物が捕食、被食の関係で結ばれ、これらがたがいに絡み
合って、食物網を完成している。
そ・ういう生態系としての安定性が維持されているため
、大腸菌群の検査では極端にその数値が低いという特徴
もある。
肌落生物膜は、下部の嫌気性微生物により処理されるた
め、下底は消化汚泥を形成している。色相は深黒色で、
臭気もほとんどなく、完全な消化汚泥に化していること
が採泥により判明している。
このようにKろ材は形の変化が多彩で、しかも小容量の
薄い閉じ込められたろ材であり、さらに表面積効率が大
であるなどの好条件を備えている。
本装置の第一の利点は余剰汚泥量が少ないことである。
下水道を含めて一般下水処理は活性汚泥法を採用してい
るし、自治体においては余剰汚泥量の増加による処分に
苦慮している。本方式では発生汚泥量の推定は従来の2
0%にも満たないと考えれるが、これは前述のとおりD
O勾配の存在と食物連鎖が活発に営まれ、有機物が徹底
的に酸化分解されていることによる。
その実態として、既存データから灰分(強熱残留物)比
率を計算した。
灰分比率を、表−4,5,6より計算した結果を表−7
に示している。単独処理は15%であり、合併処理にお
ける長時間ばっ気性では25%、「方弁式J水循環シス
テムでは47%で、有機物量が減少していることが分か
る。
このことからも分かるように、従来の゛活性汚泥法にお
いては、有機物は分解が効率よくなされないまま余剰汚
泥として排出されている。これに対し[方弁式J水循環
システムでは灰分化率が高い、すなわち有機物の多くが
分解されており、したがって、その分だシり余剰汚泥の
発生量が少ないので、下水道におiJる汚泥発生量と比
較すれば5分の1以下と考えてよい。
本発明「万邦式」水循環システムにおける処理水はBO
Dカ月ppmレヘルであるが、CODは従来の活性汚泥
法の5割程度である。これは従来の活性汚泥法にあって
は酸化が充分でないため、余剰汚泥にはかなりのCOD
量が含有されている。
実測によると含水率97%の余剰汚泥では、CODは5
000ppm程度である。したがって、その分だけ放流
水のCOD値を低くしているわけである。
本装置では、汚泥の酸化分解が長期間にわたって行われ
るため、余剰汚泥量が極めて少なく、当然汚泥に含まれ
る総COD量も少ない。従来の余剰汚泥の酸化分解時の
C01)分が処理水に移行してゆくと考えられ、これが
CODを減少させない原因である。したがって浄化効率
から考えた場合は逆に好ましい現象といえる。
これを具体的にいうと、従来の活性汚泥法において流入
水質のBOD20ppm、その除去率90%、lη泥の
含水率98%における余剰汚泥は、年間はぼ1日の流入
量に相当する。したがってCOD量は単位体積(1rr
r)当たり生成lη泥中、1日に10g、放流水中にも
同じく10g、合計20g排出される。一方、「方弁式
J水循環システムにおける汚泥発生量は汚泥中に2g、
処理水中に5g、合計7gである。両者を比較すれば、
7ε:20gとなり、COD減少率は下水道に比べて3
分の1であることが分かる。
機能的な維持管理のための下水道が使用される間には、
メンテナンスにエネルギーが消費される。
したがって小都市以下にあっては、設置後の維持費で財
政に破綻をきたしているところも生じている。それば、
メンテナンスに要する多大な費用のためである。本発明
「方弁式J水循環システムにあっては、メンテナンスが
ほとんど不要である。
1年毎のブ!コツ−のパンキン取替と清掃にとどまり、
管理は初年度における処理経緯を把握すれば充分にこと
足りる。現在設置している「万邦式」水循環システム乙
こおいては、通常の管理は一切実施していない。ただデ
ータ整理のための監視を続行しているに過ぎない。維持
管理が不可欠とされている下水道と比べて、木システJ
、では部品交換のめが必要といっても過言ではない。
BOD除去においては抜群の効果が認められるが、窒素
除去効果についてはどうであろうか。これを本システム
の9号、10号基について調査したデータにより述べて
のよう。
9号基においては、以前に処理水の貯留槽より、流入水
量の3〜10倍率で一次処理糟への返送を試みたが、従
来の数値となんら変化はなかった。
この理論では、脱窒作用は第一腐敗槽における嫌気性微
生物を利用し、水素供与体として汚水を利用することに
よりNOエ (亜硝酸と硝酸性窒素の合計)を最終的に
ばN2 (窒素ガス)として放出すればよい。また、二
次処理のる床生物膜には好気性と嫌気性徴η:物が共存
しており、かなりの脱窒を期待していた。しかし、本発
明の場合は、処理水の返送を繰り返さなくても、流入水
のみでも脱窒効果のあることが分かった。これを表−8
に示しているが、56%におよんでいる。通常の接触ば
っ気性では20〜30%、下水道で使用されている活性
汚泥法にあっては20%程度である。
これと仕較すれば、かなりの脱窒作用がある。
表−8窒素濃度日間平均値及除去率 窒素除去平均値56% 脱窒という使命からすれば除去率90%は達成したいと
ころだが、コストをかけずにそれを実現しなくてはなら
ない。達成するための早道としては、タイマーを使って
断続ばっ気、すなわち2時間ばっ気、停止を交互に繰り
返して行う方法がある。これは、千葉県水質保全研究所
によって開発されている。同研究所の報告によれば窒素
27ppmが2.3ppmとなり、90%以上の除去効
果があるといえる。この方法は、アンモニア性窒素を硝
化細菌の作用で亜硝酸より硝酸態の窒素に酸化させ(硝
化行程)、その後に嫌気性下において脱窒素細菌の作用
で窒素ガスとして飛散させる(脱窒行程)。この方法が
エネルギーも要さず、施設も不要である。
これが成功すれか、BOD同様、窒素もほとんど除去さ
れるし、この方法を取り入れて進めて行きたいと考えて
いる。
汚水中の窒素は、当初アンモニア窒素の形態にあり、そ
れが酸化分解されて亜硝酸性窒素となり、最終的には硝
酸性窒素に移行する。したがってアンモニア性窒素を多
く含有しているlり水は、いまだに浄化が進んでおらず
、硝酸性窒素に移行するほど浄化行程か首尾よく進行し
ているといえる。
このように下水処理の場合、窒素化合物の形態の変移に
より下水浄化の過程を知ることができる。
その点、本発明システJ、の処理水では、硝酸性窒素か
はとんとである。
現在の下水梢敷設6,1.部会Qごあ11.て+)l、
1人140万円と公表されている。したがって、4人家
族では約600万円の投資となる。、これが町利地域と
もなれは長い管渠が必要となり、1世帯1000万円と
いわれる。ごのほか、下水管渠より使用世帯につなぐ費
用か数10万円を要1ろ。
これに比・\、本発明水循環システムG3I格段に安価
でしかも水質が従来の下水道と比較にならぬほと良好で
、即刻設置可能であり、繍(つ管理や工不ルキー経費も
わずかになる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1同は従来の下水処理のフローソー)、第2図は本発
明Qこ従うシステムの概略図、第3図は本発明に従うシ
ステムの平面図、第4図は本発明に従う水循環シスj、
テのフローシー1−3第5図は簡易流量調整器の−・例
を示す図、第6図は調整器の作用を説明するだめの図、
第7図611−ろ床内部の図、第8図ばKろ材の図、第
9し1はろ床の説明しl、第10・11図は筒状ろ祠の
作用の説明し1、第12・13図はKろ材の配置の説明
図。 (ツヤχぺ)) 屑 恢 ↑ 0≦ 第11 図 筒状ろ料のバイパス 第13 図 にゲ村Q不規則@装置(B) 第10図 筒状ろ村Q問窓 第12図 にろ君っ不規す4西装置(A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流量調整器を備え、相互間にすき間が生じる形状
    の接触ろ材を用いたことを特徴とする合併式浄化槽。
JP89589A 1989-01-06 1989-01-06 合併式浄化槽 Pending JPH02184395A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04131490U (ja) * 1991-05-21 1992-12-03 株式会社クボタ 浄化槽
JPH0739994U (ja) * 1993-12-29 1995-07-18 重春 中尾 浄化槽

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JPS6219294A (ja) * 1985-07-17 1987-01-28 Asahi Nichinan Seisou Koushiya:Kk し尿浄化槽

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