JPH02173193A - 炭化水素液体の混合 - Google Patents

炭化水素液体の混合

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JPH02173193A
JPH02173193A JP30211088A JP30211088A JPH02173193A JP H02173193 A JPH02173193 A JP H02173193A JP 30211088 A JP30211088 A JP 30211088A JP 30211088 A JP30211088 A JP 30211088A JP H02173193 A JPH02173193 A JP H02173193A
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asphaltenes
mixture
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liquid
crude oil
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JP30211088A
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Ghazi B Dickakian
ガジー・ベイシャ・ディッカキアン
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Exxon Chemical Patents Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は原油の着き垢に関する。1つの面において、本
発明は着き垢を極めて少なくするために炭化水素流れを
混合することに関する。
処理装置の着き垢は石油および化学工業において依然と
してコストのかかる問題である。熱交換器の原油による
着き垢は金属表面に生成する無機質および有機炭素質の
沈積物によるものである。
沈積は原油が加熱される時に起こる化学反応と物理的変
化の組み合わせに起因する。これらの沈積物は圧力損失
を増し、処理流れを妨げそして処理流れからの熱回収を
減少させる。沈積物を分析すると、無機の物質、不溶解
性のコークスおよびアスファルテンの存在が明らかにな
る。
原油はすべて低分子量の油留分と、パラフィン系の溶剤
に不溶性の高分子量留分の2つの主要成分からなる。こ
の高分子量留分はCy−アスファルテンと呼ばれる。本
明細書で用いられている用語「アスファルテン」はパラ
フィン系の溶剤に不溶性のこれらのアスファルテンを意
味する。
原油熱交換器における着き垢は原油組成、アスファルテ
ンの存在、無機物質、処理圧力、および金属表面の温度
などによって異なる。原油の着き垢を生じさせる多くの
メカニズムがあるが試Mによればアスファルテン/油の
非相溶性が主な要因であることが明らかになっている。
アスファルテンの特徴は高い平均分子量と非常に広。・
4+イ量分布(5000まで)である。
サーマルフォーリングテスター(Thermal Fo
uling Te5ter) (TFT)は石油工業に
おいて原油の着き垢を測定するため広く用いられている
。TPT試験では炭素/鋼の加熱器伝熱管を装備した小
型の熱交換器収納箱を経由して原油を循環させ、その間
に原油の出口温度を測定する。着き垢は加熱器表面に形
成される沈積物に起因する流体出口温度の低下によって
測定される。
TPT装置は精油装置熱交換器の着き垢を正確にシミュ
レートしない。実験室において試験をまずまずの時間内
(3−24時間)に行なうために、この試験は入口の油
の温度を高くして着き垢を促進させる。しかしTPTは
着き垢の機構を調査、研究し、そして着き垢防止剤を開
発するだめの貴重な道具である。
着き垢防止化学薬品は着き垢傾向を軽減または抑制する
ために用いられるが此の種の処理方法は高価につく。着
き垢傾向の小さい原油を着き垢傾向の大きい原油と混合
する努力が行なわれているが、実際にはこのような努力
は以下に説明するように原油の着き垢傾向を増大する可
能性がある。
発明の概要 本発明は原油(すなわち液体炭化水素)の着き垢傾向が
液体炭化水素の油留分中の非相溶性アスファルテンに基
づくという発見にある程度依存している。これは原油ま
たは炭化水素液体の芳香族とアスファルテン含有率の比
として表わすことができる。1986年4月8日受理の
、本発明者の共に出願中の米国特許出願第849.60
0号において開示されているとおり、炭化水素液体中の
アスファルテンの相溶性は液体中の芳香族(全芳香族)
含有率によって異なる。したがって、比較的多量のアス
ファルテンを含有する原油はそれがまた比較的多量の芳
香族を含有する時はその着き垢傾向は強くない。しかし
パラフィン系原油のように原油の低分子量留分が飽和物
である時低分子量油とアスファルテンの非相溶性が強い
着き垢傾向をもたらす。
本発明は1つの面において原油の混合方法を目的として
おり、その方法は次から成る:a、芳香族/アスファル
テン比の高い(すなわちアスファルテンが原油内で相溶
性である)w、油を選ぶこと; b、芳香族/アスファルテン比の低い(すなわち原油は
非相溶性のアスファルテンを含有する)原油を選ぶこと
;そして C1原油混合物中のアスファルテンの親和性が実質的に
維持されるような比で前記原油を混合すること。
段階Cは、混合された芳香族のアスファルテンに対する
比が予め定められた水準を超えて確実に維持されるよう
に傾繁に監視することが必要である。
本発明の別の面において、混合操作は次によって行なわ
れる: a、実質的にパラフィン系の油を選定すること;b、 
アスファルテンを含有する原油を選ぶこと;そして C1混合された芳香族のアスファルテンに対する比をあ
る予め定められた水準より上に維持できるようにパラフ
ィン系油と原油を混合すること。
相溶性を維持するために予め定められる芳香族/アスフ
ァルテン比の水準は原油の着き垢傾向を含め色々な要因
によって変化する。しかし−船釣には2種類の原油を混
合する場合に予め定められる水準は各原油の着き垢傾向
の中間の値である。
パラフィン系の液体を原油と混合する場合、芳香族/ア
スファルテンの比は着き垢の問題をもたらす過度の減少
を防止するために制御される。一般に、15より大きな
芳香族/アスファルテン比を維持するように混合すると
着き垢傾向が小さいか中程度の混合物が造られる。モし
て20およびそれより大きな芳香族/アスファルテン比
は着き垢傾向の小さい混合物を与える。
好ましい具体例の説明 本発明の方法を、主として原油同志の混合およびパラフ
ィン系の液体と原油との混合に関して説明する。しかし
本技術分野における熟練者にとっては、少くとも1つの
炭化水素液体がアスファルテンを含有するならどのよう
な炭化水素液体の混合にもこの方法が用いられることは
明白である。
この方法は(a)原油中の非相溶性アスファルテンの尺
度となり、したがって原油の着き垢傾向を示す、原油中
のアスファルテンに対する芳香族の重量比を直接または
間接に決定すること;および(b)予め定められた水準
より高い比、好ましくは15より大であり最も好ましく
は19より大きい比を維持するように原油を混合するこ
とを必要とする。
予め定められる水準は選ばれる原油によって異なりそし
て其の時の条件に応じて変化する。いくつかの例におい
ては予め定められる水準が着き垢傾向の低い混合物向け
の水準である。他の例においては、最適値が着き垢傾向
が中程度の混合物向けの水準であってよい。
本発明は炭化水素液体中のアスファルテンの非相溶性(
例えば芳香族/アスファルテン比)に基づいて炭化水素
油の着き垢傾向を決定することを必要とする。これは次
のような数種の方法によって決定できる:前述の米′国
特許出願第849,600号に開示されている方法、(
b)1985年4月8日受理の米国特許出願第720.
840号に開示されている高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)法、(c)それぞれ1985年4月15日
と1986年2月18日受理の、共に出願中の米国特許
出願第723.598号および第830.386号に開
示されているクロマトグラフィーによる分離法、ならび
にそれぞれ1986年9月24日と1987年3月11
日受理の米国特許出願第910,910号および第02
4.730号に開示されている方法と装置。これら6件
の米国特許出願は参考として本明細書に特に組み込まれ
ている。他の方法には炭化水素液体中の芳香族性を決定
する目的で炭素ないし水素原子の核磁気共鳴(NMR)
分光法の使用が含まれる、そしてこの芳香族性はアスフ
ァルテンと比較され相溶性を示す比を与える。
アスファルテンの非相溶性を決定するための好ましい方
法は前述の米国特許出願に開示されているクロマトグラ
フィー分離によるものである。結果は着き垢指数として
表わされる。アメリカ特許出願第849,600号およ
び一第910,910号に開示されているように、着き
垢指数は0−100のスケールでありそして以下に基づ
いて着き垢傾向を示す。
小        20+          0−2
0   0−15中程度      16−19   
    21−40   16−39大       
 0−15        41−100    40
+着き垢指数はクロマトグラフィー分離法(アスファル
テンの非相溶性を決定するため)の結果を、よく知られ
たTFT法による結果と比較することによって具体化さ
れた。
上述のとおり本発明の混合方法は多くの用途に用いられ
るがその中の2例について以下に説明する。
着き垢傾向の大きい原油と着き垢傾向の小さい原油の混
合 本発明のこの具体例において、原油は精製装置に導入さ
れる前に、原油混合物の着き垢傾向が予め定められた水
準以下に維持されるように制御された比で混合される。
実際には、各原油の着き垢傾向を前述の方法の中の1つ
によって決定し、そして原油の各種混合比に対する特性
曲線を、各種の混合比の時の着き垢傾向について作成す
る。この曲線は概略の最適比を示す。
本発明のこの適用法は特定の例について説明されるのが
最もよい。
実施例■ 着き垢傾向の小さい混合物を造るために着き垢傾向の小
さい原油を着き垢傾向の大きい原油と適切な割合いで混
合する必要があった。原油の組成および着き垢特性を前
述のHPLC法およびTFT法で決定すると次のとおり
であった。
1表 全芳香族(重量%) Cアアスファルテン(重量%) 芳香族/アスファルテン比本 TPT−着き垢(△T、 ’F)林 着き垢傾向 原油A  原油B 41.0   14.0 0.87   1.3 48.0   11.0 11.0   56.0 小     犬 H表に示される容積比で原油Aと原油Bを混合し、混合
物の全芳香族、アスファルテンおよびTF丁着さ垢を調
べた。
■表 原油混合物組成(容積%) 原油A             75    50 
   25原油B             25  
  50    75全芳香族(重量%)30,3  
 26.6   19.2C7アスフアルテン(重量%
)    0.98   1.15   1.13芳香
族/アスファルテン比本  30.9   23−1 
  17.0TFr−着き垢本本          
20     16    30着き垢傾向     
      小    小   中程度本 11PLc
法にて決定。
ヰ 700°F(371、1°C)加熱器温度4時間。
第1図は1表および■表のデータのグラフによる説明で
あって、原油へおよび原油Bならびにそれらの混合物の
芳香族/アスファルテン比に基づく着き垢傾向を示す。
第1図の曲線から明らかなように、着き垢傾向の小さい
原油に対する着き垢指数範囲に基づいて着き垢傾向が小
であると考えられる混合物は原油Aの約60から100
容積%までと原油BのOから40容積%までで構成され
る。
実施例■ 薄層りOマl−グラフA −(Thin Layer 
ChromaL。
graphy)に基づく試験装置[米国特許出願第91
0.910号に記述されており、またエクソンケミカル
カンパニー(Exxon Chemical Co、)
のAFC”フォーリングアナライザー(Fouling
 Analyzer)に該当する]を用いて別の実験を
行なった。
それぞれ低い着き垢特性と高い着き垢特性を持つ原油C
とDを原油Cの次の容積比で混合した(0%、5%、1
0%、25%、30%、35%、40%、50%、75
%、100%)。2種類の原油および各種の混合物の着
き垢特性をエクソンのAFCT+′フォーリングアナラ
イザーを用いて測定した。その結果を第2図にグラフと
して示す。第2図より明らかなように、30%までの原
油Cが混合に用いることができそしてなお、低−中程度
の着き垢特性を持つ混合物をもたらす。
原油とパラフィン系液体との混合: 配管内輸送または貯蔵のような各種の目的でアスファル
テンを殆んど含有しないパラフィン系の生成物を原油と
混合する必要のあることが多い。
原油中のアスファルテンが少ない時、混合する炭化水素
は共にアスファルテン分が少ないから、必要なだけの比
で混合してもよいと考えるかも分らない、そして着き垢
傾向は小さいと考えるであろう。しかし試験によれば、
凝縮物、液化LPGまたは液化天然ガスあるいはC3な
いしCいC6ないしC6のパラフィン系炭化水素のよう
なパラフィン系炭化水素を混合する時、着き垢傾向が小
ないし中程度の原油の着き垢傾向が、大きな着き垢傾向
の水準にまでも増加することが明らかになっている。
この理由は、飽和された炭化水素を加えると前述のとお
り着き垢に影響を与える芳香族/アスファルテンの比が
増すからである。
本発明の1つの面において、アスファルテンを含有する
原油のような炭化水素液体を、LPGまたはC3、Cい
C5、C6の炭化水素、凝縮物および同様なカットまた
はこれらのカットの混合物のような実質的にパラフィン
系の炭化水素液体と混合する方法を提供する。
前述の例における如く、この方法はHP L Cおよび
TLC9折方法ならびにTFT法を用いることができる
これらの方法によって、混合すべき炭化水素液の各々に
対し、そして各種の比において、着き垢傾向が決定され
る。それから特性曲線が作成されそして最適混合比が選
ばれる。特定の原油およびパラフィン系炭化水素液に関
し手順を以下に説明する。
1種類またはそれ以上の揮発性炭化水素(例えばLPG
)の混合物において、加圧TFT法が用いることができ
る。またC、からC6までのパラフィン(好ましくはC
6からC1まで、そして最も好ましくはペンタン)のよ
うな不揮発性のパラフィン系液体の特性曲線が揮発性留
分に対して用いられる。例えばペンタンと問題の原油と
の各種の量の混合物に基づく特性曲線がTLC法によっ
て作られそして揮発性炭化水素と問題の原油との望まし
い比を決定するのに用いられる。以下に述べる第3図は
原油Fが大量のパラフィン系液体を許容できないことを
示す。一方実験4の原油Eは比較的大量のパラフィン系
油を許容できる。第3図と第4図の曲線は揮発性パラフ
ィン(例えばLPG、 C3およびCt)とそれぞれ原
油FおよびEとの望ましい混合物を決定するのに用いら
れる。ペンタン許容試験を用うる他の原油に関する同様
な実験は15−20容積パーセントまでのペンタンおよ
びLPGのような他のパラフィン系の液体(相関関係に
よる)を許容し得る幾種類かの原油があることを示す。
ペンタン/原油混合物を用いた、TLC法に基づくアラ
スカ原油の試験によってペンタンの約40ないし45容
積%においてアスファルテンの着き垢が始まることが明
らかになった。同じ原油とLPGの80/20容積比を
用いた加圧オートクレーブ内のアスファルテン凝集試験
ではアスファルテンの分離は認められなかった。しかし
同じ原油に関する同様な試験では、LPGの50容積%
以上でアスファルテンの甚だしい分離が認められた。ブ
タンおよびブタン含有のパラフィン系液体を用いて、ブ
タンまl;はブタン混合物の蒸発を防止するため室温よ
り低い温度におけるTLC法により特性曲線を作成する
ことができる。
実施例m 原油(F)およびn−ペンタンを各種の容積比(0%、
1%、2%、5%、7.5%、15%、および20%の
ペンタン)で混合した。
原油/ペンタン混合物の着き垢特性をエクソンAFC”
フォーリングアナライザーによって測定しlこ 。
第3図において明らかなとおり、原油にペンタン(すな
わちパラフィン系炭化水素)を加えるとその着き垢特性
が増す。
実施例■ 着き垢傾向の小さい原油(E)と着き垢傾向の小さい凝
縮物を0%、10%、20%、30%、40%、50%
、60%、70%、80%、90%および100%の凝
縮物濃度で混合した。原油(E)、凝縮物;およびそれ
らの各種混合物の着き垢特性を前述のエクソンAFC”
フォーリングアナライザーによって測定した。着き垢結
果を第4図にグラフで示す。
第4図から重大な着き垢の問題を生ずることなく1:l
までの凝縮物/yK油混合比が可能であることが明らか
である。
分析方法 次の方法が原油または混合物の着き垢傾向を決定するの
に用いられる。これらの方法は原油または炭化水素液体
の低分子量留分内のアスファルテンの非相溶性を直接ま
たは間接に指示する方法である。
HP L C法二原油または他の炭化水素液体の着き垢
特性は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用い
脱アスフアルテン処理された液体の組成を定量的に決定
することによって測定される。HPLC法によって、炭
化水素液体は飽和の部分と芳香族の部分に分けられる。
飽和部分にはアルカン、シクロアルカンおよび置換され
たアルカンが含まれる。芳香族の部分には中性の芳香族
化合物および極性の芳香族化合物が含まれる。これらの
化合物は1またはそれ以上の環を含有する不飽和の環状
炭化水素である。手順は出願者の共に出願中の既述の米
国特許出願第720,840号に詳細に記載されている
−船釣に、HPLC技術はり、R,スナイダー(Sny
der)著述の、「イントロダク7ヨン ツウ モダン
 リキッド クロマトグラフ(−J(“Introdu
ction  t。
Modern Liquid Chromatogra
phy’つと題する本に記載されている。
薄層クロマトグラフィー:低分子量油中のアスファルテ
ン非相溶性はまた出願者の共に出願中の既述の米国特許
出願第723,598号、第830 、386号、第9
10,910号および第024 、730号に開示され
ている手順に基づいて決定することができる。
TLC法は原油のような炭化水素液体サンプルの滴をT
LCのフィルムまたは膜上に置き、サンプルを放射状に
外に向って広がらせる。当該共に出願中の特許出願にお
いて開示されているとおり、油中のアスファルテンの非
相溶性のために滴は環を形成する、そしてその環は光学
的分析によって原油の着き垢傾向の指標を与える。19
86年9月24日受理の、共に出願中の米国特許出願第
910,910号に開示する計器を原油の着き垢傾向を
光学的に決定するために用いることができる。
定するのにどのような方法でも使用できる。例えばNM
Rは原油の芳香族化合物を決定するのに用いられる、そ
して通常の定量分析がアスファルテンを決定するのに用
いられる。芳香族/アスファルテンの比が原油中のアス
ファルテンの相溶性または非相溶性を示す。
他の適用先 好ましい具体例の説明は本発明を原油の混合およびアル
カンまたはパラフィン系の油と原油の混合に関して用い
ることに重点を置いてきた。本技術分野の熟練者にはア
スファルテンの相溶性が望まれる他の適用先を考え付け
るであろう。これらの中に、供給原料流れ、およびナフ
サ留分、混合ガス油および石油精製または化学的操作か
ら造られる他の副生物などと残油との混合が含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は2種類の原油およびそれらの各種混合
物の着き垢傾向を示すプロットである。 第3図はn−ペンタンおよびn−ペンタン/原油の各種
混合物の着き垢特性を示すプロットである。 第4図は原油および凝縮物ならびに各種の混合比の原油
/凝縮物の着き垢特性を示すプロットである。 特許出願代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着き垢傾向の軽減された炭化水素液体混合物を形成
    するための2種類の炭化水素液体を混合する方法であっ
    て、当該方法は、 (a)その油留分と相溶性のないアスファルテンを含有
    する第1の炭化水素液体を選ぶこと;(b)実質的にア
    スファルテンを含有しないか、あるいはその中に含まれ
    るアスファルテンがその油留分中で第1の炭化水素液体
    の油留分中のアスファルテンよりも相溶性の大きい第2
    の炭化水素液体を選ぶこと; (c)2種類の炭化水素液体を混合して流れを形成させ
    ること; (d)混合流れ中の非相溶性アスファルテンの水準を決
    定すること;および (e)段階(d)に対応して、混合物中の非相溶性アス
    ファルテンの水準を第1の炭化水素液体中の非相溶性ア
    スファルテンの水準より大幅に低く維持するように、段
    階(c)において加えられる各炭化水素液体の相対割合
    いを調節すること の各段階を含む方法。 2、段階(d)が第1および第2の炭化水素液体サンプ
    ルの各種の混合割合いにおける非相溶性アスファルテン
    を決定することを含み;そして段階(e)が、第1の炭
    化水素液体に比較して、混合物の非相溶性アスファルテ
    ンが大幅に低い水準を示す混合割合いになるように炭化
    水素液体の相対割合いを調節することを含む請求項1に
    記載の方法。 3、決定の段階(d)において混合物の芳香族/アスフ
    ァルテン比が示される請求項1に記載の方法。 4、決定の段階(d)が混合物のサンプルから不親和性
    のアスファルテンを分離するクロマトグラフィー法によ
    る請求項3に記載の方法。 5、クロマトグラフィー法が、混合物の滴を薄層クロマ
    トグラフィーのフィルムまたは膜上に置くことおよび滴
    を放射線状に外方に移動させることを含み、不親和性ア
    スファルテンが油留分から分離し、油留分と相溶性成分
    から成る母体領域の内部に暗色の環を形成する請求項4
    に記載の方法。 6、薄層クロマトグラフィーのフィルムまたは膜上の環
    の光学的特性を測定することをさらに含み、母体領域に
    対する強度と面積が混合物中の不親和性アスファルテン
    の水準の指標となる請求項5に記載の方法。 7、第1と第2の炭化水素液体を選ぶ段階(a)と(b
    )がアスファルテン油に対する芳香族の比を示す各液体
    の特性を決定することを含み、そして段階(d)と(e
    )は芳香族/アスファルテン油の比を示す混合物の特性
    を監視すること、および混合物中の芳香族/アスファル
    テン油の比を予め定められた水準より高く維持するよう
    に各炭化水素液体の相対割合いを制御することを含む請
    求項1に記載の方法。 8、段階(d)が混合物中の芳香族/アスファルテン油
    の比を監視することを含み、および段階(e)が芳香族
    /アスファルテン油の比を予め定められた水準より上に
    維持するように各液体の割合いを調節することを含む請
    求項1に記載の方法。 9、着き垢傾向の軽減された炭化水素混合物を形成する
    ための2種類の炭化水素液体を混合する方法であって、
    当該方法は (a)その油留分と相溶性のないアスファルテンを含有
    する第1の炭化水素液体を選ぶこと、および第1の炭化
    水素液体の着き垢傾向を決定すること; (b)実質的にアスファルテンを含有しないか、その中
    に含まれるアスファルテンがその油留分中で第1の炭化
    水素液体の油留分中のアスファルテンよりも相溶性の大
    きい第2の炭化水素液体を選ぶこと; (c)2種類の炭化水素液体を混合すること;(d)混
    合物中の不親和性アスファルテンの水準を示す混合物の
    特性を決定すること;およ び (e)段階(d)に対応して、混合物内の不親和性アス
    ファルテンの水準を、当該第1の炭化水素液体の着き垢
    傾向よりも大幅に小さい着き垢傾向を示す予め定められ
    た水準より低く維持するように各炭化水素液体の相対割
    合いを調節すること の各段階を含む方法。 10、低分子量の油留分とその中で不親和性のアスファ
    ルテンを含有する第1の原油と、低分子量の油留分を含
    有し、かつアスファルテンを実質的に含有しないか、第
    1の原油中のアスファルテンよりも油留分内で一層相溶
    性のあるアスファルテンを含有する第2の原油との混合
    方法であって、当該方法は (a)原油を連続的に混合して流れを形成させること; (b)混合流れ中の非相溶性アスファルテンを測定する
    ことによって混合流れを監視するこ と;そして (c)監視の段階に対応して、予め定められた水準であ
    って第1の原油中の非相溶性アスファルテンよりも大幅
    に低いものより低く混合物流れ中の非相溶性アスファル
    テンを維持するように第1と第2の原油の混合比を制御
    すること の各段階を含む方法。 11、非相溶性のアスファルテンを含有する第1の原油
    と第1の原油よりも相溶性の良いアスファルテンを含有
    する第2の原油を混合する方法であって当該方法は、 (a)第1の原油を第2の原油と混合して混合物を形成
    すること; (b)混合物中の非相溶性アスファルテンを監視するこ
    と;そして (c)監視の段階に対応して、混合物の芳香族/アスフ
    ァルテン比を少なくとも第1の原油のそれより上に維持
    するように混合比を調節すること の各段階を含む方法。 12、混合物中のアスファルテンに対する芳香族の比を
    重量で15より大きく維持するように混合を行なう請求
    項11に記載の方法。 13、アスファルテンに対する芳香族の比を重量で19
    より大きく維持するように混合を行なう請求項12に記
    載の方法。 14、アスファルテンを含有し、着き垢傾向が小乃至中
    程度である炭化水素液体を実質的にパラフィン系である
    液体と混合する方法であって、(a)炭化水素液体とパ
    ラフィン系の液体を混合すること; (b)混合物中の非相溶性アスファルテンを監視するこ
    と;および (c)混合物中のアスファルテンが増加して炭化水素液
    体のそれより実質的に大きい着き垢傾向を示す予め定め
    られた水準より高くなるのを防止するために混合比を制
    御すること を含む方法。 15、パラフィン系の液体が大気圧条件において揮発性
    であり、そして監視段階(b)がC_5からC_8まで
    のパラフィン系液体と当該炭化水素液体の混合物中の非
    相溶性アスファルテンを測定して、炭化水素液体とC_
    5からC_8までのパラフィン系液体との容積比であっ
    てその時に着き垢傾向が炭化水素液体のそれよりも大幅
    に増すものを決定することを含み、そして段階(c)が
    液体炭化水素/パラフィン系液体の混合比を段階(b)
    において定められた比より上に維持することを含む請求
    項14に記載の方法。 16、炭化水素液体が原油であり、そしてC_5からC
    _8までのパラフィン系液体がペンタンである請求項1
    5に記載の方法。 17、軽減された着き垢傾向の炭化水素液体混合物を形
    成するための2種類の炭化水素液体を混合する方法であ
    って当該方法は (a)その油留分と親和性のないアスファルテンを含有
    する第1の炭化水素液体を選ぶこと;(b)実質的にア
    スファルテンを含有しないか、その中に含まれるアスフ
    ァルテンがその油留分中で第1の炭化水素液体の油留分
    中のアスファルテンよりも相溶性の大きい第2の炭化水
    素液体を選ぶこと; (c)第1および第2の炭化水素液体の各種の容積比に
    おいて非相溶性アスファルテンの水準を決定すること;
    および (d)段階(c)に対応して、混合物中の非相溶性アス
    ファルテンの水準を第1の炭化水素液体の非相溶性アス
    ファルテンの水準より大幅に低く維持するように第1と
    第2の炭化水素液体を混合すること を含む方法。
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