JPH02169301A - スペアタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、１つのリムによりタイヤ外径をコントロール
でき、前、後輪径の異なる車両に装備しうるスペアタイ
ヤに関する。

〔従来の技術〕

例えば、ライトバンなど小型貨物車の分野にあっても低
床化が進んでいる。その際後輪は小径かつ荷重を担受す
るため耐高荷重性を、又前輪は、操縦安定性を夫々要求
される。

このような異質の要請をともに充足させるため、後輪に
おいてその径を前輪の径に比べて小径としかつ偏平率が
５０〜６０％のワイドなタイヤを装着する車両が出現し
ており、従ってこのような車両には２種類のタイヤが装
着されることとなる。

〔発明が解決しようとするｌ！ｉＭ） 従って前記のような車両のスペアタイヤは、前輪、後輪
の夫々について用意せねばならず、スペアを整えるため
には費用が嵩む一方、スペアタイヤを積込むことによっ
て積載容量が圧縮されることとなる。

本発明は、基準タイヤと略同径に形成されたスペアタイ
ヤ基体に取付可能な増径環体を設けることを基本として
、前、後輪の径の異なる車両に対して共用しうるスペア
タイヤの提供を目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するために本発明のスペアタイヤにあっ
ては、前輪、後輪の一方に用いる基準タイヤと、該基準
タイヤよりも直径が大かつ他方に用いる大径タイヤとに
共用するためのスペアタイヤであって、リムホイールに
前記基準タイヤと略同径のタイヤ部を設けたスペアタイ
ヤ基体の前記タイヤ部を覆うトロイド状をなしかつ該ス
ペアタイヤ基体に取付可能かつ取付けにより前記大径タ
イヤと同径となる増径環体を設けている。

〔作用〕

スペアタイヤ基体そのもので基準タイヤのスペアタイヤ
となり、又スペアタイヤ基体に増径環体を取付けること
によって大径タイヤのスペアタイヤとして供しうる。

従って、１つのリムホイールでタイヤ外径がコントロー
ルでき、前、後輪の径が異なる車両であっても１個のス
ペアタイヤを装備すれば足りる。

〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

図において本発明のスペアタイヤ１は、前後輪の径が異
なる車両に対して共用しうるスペア用のタイヤである。

本実施例では、スペアタイヤ１は、後輪Ｒが前輪Ｆに比
べて小径の小型貨物車用の緊急スペア用として形成され
る。又このような小型貨物車にあっては、後輪Ｒは前輪
Ｆに比べて大きな荷重を受ける一方、前輪には操縦安定
性が必要となる。

本実施例では、第５図に示すごとく後輪Ｒには基準タイ
ヤ２を、前輪Ｆには前記基準タイヤ２に比べて直径が大
の大径タイヤ３を夫々装着している。

基準タイヤ２には、リムホイール４と該リムホイール４
に基準タイヤ２と同径のタイヤ部５を設けることによっ
て形成されるスペアタイヤ基体６がそのスペア用のタイ
ヤをなす。

リムホイール４は、円形の板体を樅向きに配したリム部
１３と、該リム部１３外周面に内周面が沿う円筒状のリ
ムシート部１４とからなり、リムシート部１４の両側に
はフランジ１５．１５を立上げている。

前記リム部１３にはリムホイール４を車両に取付ける複
数本のボルト孔１６−・が透設される。

前記リムシート部１４には、外周面１４ａに沿いかつ４
〜１６等分、本実施例では８等分されて放射状に配され
る複数本の透孔１７・・−が軸方向に２列設けられる。

又リムシート部１４の両側の側縁１４ｂ、１４ｂにはリ
ムホイール４の軸方向に穿設される複数個、本実施例で
は８個のネジ孔１９−・−が前記透孔１７と位置を違え
てかつ等分の間隔を隔てて夫々設けられる。

前記フランジ１５は、その内向き面１５ａが半径方向外
側に向かって５〜３０度の角度で開く外開きに形成され
る。

タイヤ部５は、前記リムホイール４の外周面１４ａの外
側に嵌着される円環体であり、内側に配される内環部２
１と該内環部の外側に嵌合わされる外環部２２とからな
る。

内環部２１は、軽量なゴム又は合成樹脂を用いて形成さ
れるとともに前記リムホイールに着座する内面中央部に
環状に取巻く空腔２３を設ける一方、外環部２２は硬質
のゴムを用いることによって耐摩耗性を高めている。又
外環部２２の外周面は基準タイヤ２トレッド面をなす。

タイヤ部５は、円周方向に４〜１６等分、本実施例では
８等分することによって形成されるタイヤ片２４の集合
体からなる。

タイヤ片２４はその内面に前記透孔１７を通るボルト２
６をネジ止めしうる螺孔２７を具え、前記ボルト２６に
よって個々のタイヤ片２４−・の夫々がフランジ１５．
１５の間でリムホイール４に固定される。従ってリムホ
イール４にタイヤ片２４を一連に組付けることによって
タイヤ部５を形成することができる。

このようにリムホイール３とタイヤ部５によってスペア
タイヤ基体６が形成される。

増径環体７は、前記タイヤ部５の外側を包む外片３１の
両側に側片３２．３２を検出した内側が開口するトロイ
ド状の基部３３と該基部３３の各側片３２．３２からタ
イヤ半径方向内側に向かって張り出しかつリムホイール
４のフランジ１５．１５の各外側面に添着する張出し部
３４．３４を具える。

前記基部３４の内面は、タイヤ部５の表面に合致する形
状に形成されかつ該基部３４の内部にポリエステル等の
有機繊維コードを配列したカーカスプライからなるカー
カス３５を埋設する。

又増径環体７は前記タイヤ部と同様に円周方向に複数等
分、本実施例では８等分することにより形成される増径
管片３６・−の集合体であり、リムホイール４の前記ネ
ジ孔１９に螺入されるボルト３７が挿通しうる取付孔３
９が前記張出し部３４に設けられる。各増径管片３６は
、前記ボルト３７によってタイヤ部５が取付くリムホイ
ール４に順次取付けることにより増径環体７を形成しう
る。

本実施例において、リムホイール４の前記透孔１７とネ
ジ孔１９との位置をずらしており、従ってタイヤ部５の
接合部と増径環体７の接合部とがランプする。

然して、リムホイール４にタイヤ部５を取付けることに
よってスペアタイヤ基体６が形成され、このスペアタイ
ヤ基体６の外径が基準タイヤ２と同径となる。又基準タ
イヤ２に増径環体７を嵌着することにより外径が大径タ
イヤ３と同径になしうるため、本発明のスペアタイヤ１
は、１つのリムホイール４への装着によって基準タイヤ
２、大径タイヤ３、双方の、スペア用として機能させう
る。

なお本発明において、タイヤ部５は空腔を設けることな
くソリッド体に形成することもでき、ソリッド体とする
ことによりスペアタイヤ基体の耐圧強度を高めうる。

又本発明のスペアタイヤは、前輪が後輪に比べてタイヤ
半径が小であるような車両のスペア用としても利用でき
、本発明は種々なＵＳのものに変形できる。

〔発明の効果〕

叙上のごとく本発明のスペアタイヤは、リムホイールに
基準タイヤと略同径のタイヤ部を設けてスペアタイヤ基
体を形成したため、スペアタイヤ基体を基準タイヤのス
ペアとして利用でき、又スペアタイヤ基体にタイヤ部を
覆う増径環体を取付けることによって大径タイヤのスペ
アとして利用できる。このように１つのリムホイールに
よって外径の異なる２種類のタイヤのスペア用として機
能しうるため、タイヤのスペアを経済的に提供できかつ
車両における荷物の積載する空間を拡大しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図はその
一部分解正面図、第３図はスペアタイヤ基体を例示する
断面図、第４図は増径環体を示す断面図、第５図は本発
明のスペアタイヤを装着しうる車両の一例を示す側面図
である。 ２−基準タイヤ、　　　　３−大径タイヤ、４−　リム
ホイール、　　　５−・−タイヤ部、６−・−スペアタ
イヤ基体、　　７−増径環体、Ｆ・−前輪、　　　　　
　　Ｒ・・−後輪。 第１　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　前輪、後輪の一方に用いる基準タイヤと、該基準タ
   イヤよりも直径が大かつ他方に用いる大径タイヤとに共
   用するためのスペアタイヤであって、リムホイールに前
   記基準タイヤと略同径のタイヤ部を設けたスペアタイヤ
   基体と、前記タイヤ部を覆うトロイド状をなしかつ該ス
   ペアタイヤ基体に取付可能かつ取付けにより前記大径タ
   イヤと同径となる増径環体とを具えてなるスペアタイヤ
   。