JPH02167345A - 機械的物性の均一性と耐薬品性に優れた繊維補強熱可塑性樹脂シート - Google Patents

機械的物性の均一性と耐薬品性に優れた繊維補強熱可塑性樹脂シート

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JPH02167345A
JPH02167345A JP22439889A JP22439889A JPH02167345A JP H02167345 A JPH02167345 A JP H02167345A JP 22439889 A JP22439889 A JP 22439889A JP 22439889 A JP22439889 A JP 22439889A JP H02167345 A JPH02167345 A JP H02167345A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、機械的物性の均一性と耐薬品性に優れた繊維
補強熱可塑性樹脂シートに関するものである。
(従来の技術) 熱可塑性相taと補強繊維とからなる繊維補強熱可塑性
樹脂シートは、これまでに種々検討されてきている。
例えば、特開昭57−28135号公報に記載されてい
る「(イ)強化用繊維20〜95重量%と粉末状熱可塑
性樹脂80〜5重量%からなる基本的混合物、(0)該
基本的(昆合物に対して5〜25重量%のポリオレフィ
ンパルプ、 (ハ)該基本的混合物に対して5〜30重
量%の結合剤及び(ニ)該基本的混合物に対して0. 
2〜IO重景%の少なくとも一種の凝集剤を含有してな
る底形用シート状材料」、特開昭58−59224号公
報に記載されているrA、(1)  固体の熱融解性有
機ポリマーと(21m強剤と(3)アニオン性又はカチ
オン性のいずれかの束縛電荷を含むラテックスパイング
ーとからなる希薄水性スラリーを形成させ、B、このス
ラリーを攪拌しながら無機又は有機の凝集剤で凝集させ
、C,マットの形状の固体を集め、そしてり、乾燥する
ことからなる補強ポリマー複合物」、特開昭60−15
8228号公報に記載されている「高い弾性率を有し且
つ大部分が7〜50mmの長さと13μm以下の直径を
有する20〜60重量%の補強繊維と40〜80重量%
とからなる繊維補強シートj等が知られている。
(発明が解決しようとする課B) しかしながら、これらの繊維補強熱可塑性樹脂シートの
機械的物性の均一性と耐薬品性を見ると、優れているも
のもあれば劣っているものもあり、これらの特性を安定
的に付与し得るこれといった解決策は見当たらないのが
現状である。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、このような事情に鑑み、鋭意検討した結
果、繊維補強熱可塑性樹脂シートの坪量変動係数に着目
して、機械的物性の均一性をみると、坪量変動係数と機
械的物性の均一性との間に極めて高い相関があり、かつ
臨界性の存在すること、また坪量変動係数の小さい繊維
補強熱可塑性樹脂シートの耐薬品性はその値に応じて耐
薬品性が優れていることを見出して、本発明を完成した
すなわち、本発明は: 熱可塑性樹脂40〜80重量%、繊維径3〜20I!m
、繊維長1〜50 mmの補強繊維60〜200重量%
からなり、坪量変動係数が15以下である、繊維補強熱
可塑性樹脂シートを提供するものである。
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明に用いる熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン樹脂:ポリスチレン、ゴム
補強ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、ABS樹脂等のスチレン系樹脂:ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエス
テル樹脂:ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46等
のポリアミド樹脂:ポリフェニレンエーテル、変性ポリ
フェニレンエーテル等のポリエーテル樹脂:ポリオキシ
メチレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ボリアリレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリスルホン、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルイミド等の超耐熱樹脂またはポリカーボネート
/ABS、ポリフェニレンエーテル/ポリアミド、ポリ
カーボネート/ポリブチレンテレフタレート、ポリフェ
ニレンエーテル/ポリブチレンテレフタレート等のブレ
ンドポリマー類が挙げられる。
本発明に用いる熱可塑性樹脂は基本的には何でもよいが
、繊維補強の効果が顕著である点では結晶性の熱可塑性
樹脂、その中でも汎用性の熱可塑性樹脂がよく、安価な
樹脂材料という点では樹脂の重合段階でパウダー又は顆
粒状のものがよい。
好ましくは、本発明に用いる熱可塑性樹脂は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン:ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステル樹脂:ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
46等のポリアミド樹脂:ポリフェニレンエーテル、変
性ポリフェニレンエーテル等のポリエーテル樹脂:ポリ
オキシメチレン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサ
ルファイド又はこれらの樹脂のブレンド樹脂である。
本発明に用いる補強繊維は、本発明に用いる熱可塑性樹
脂の引張弾性率よりも高い弾性率を持つものであれば何
でも良く、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、セラミ
ック繊維、鉱物繊維等の無機繊維、ステンレス、黄銅等
の金属繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリオキシ
メチレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、l夜品性芳
香族ポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート繊
維、ポリーp−フェニレンテレフタルアξド繊維、ポリ
−m−フェニレンイソフタルアミド繊維等のアラミド繊
維、ポリフェニレンベンゾチアゾール繊維、ポリアクリ
ロニトリル繊維、セルローズ繊維等の有*m維等が挙げ
られる。
なお、本発明に用いる補強繊維は、本発明のシートに要
求される機械的物性、耐熱性、シートを構成する熱可塑
性樹脂との組合せ等を考慮して選択するが、ガラス繊維
、カーボン繊維、セラミック繊維、鉱物繊維等の無機繊
維、ステンレス、黄銅等の金属繊維、液晶芳香族ポリエ
ステル繊維、ポリーp−フェニレンテレフタルアξド繊
維、ボ+J−m−フェニレンイソツクルアミド繊維、ポ
リフェニレンベンゾチアゾール繊維等が好ましい。
補強繊維の径は3〜20μmであり、3μm未満では分
散が困難であり好ましくなく、また、20μmを越える
ときは分散時に折れ易く好ましくない。
補強繊維の長さは1〜50In11であり、50ffl
ffiを越える長さでは均一分散は困難となる。
補強繊維の量は20〜60重量%であり、20重量%未
満では補強効果はあまり認められず、60重量%を越え
るとシートは跪くなるので好ましくない。
必要に応じて、本発明になる繊維補強熱可塑性樹脂シー
トに、少なくとも一種類の無機又は(および)有機充填
剤を1〜50重量%添加できる。
充填剤の例として、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
、水酸化アルごニウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛
、酸化マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、ウ
オラストナイト、ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸ア
ルミニウム、マイカ、ガラスバルーン、石英バルーン、
黒鉛、ホウ素、アルミナ、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ボ
リア、窒化ケイ素、シリカ、ベリリウム、石英、窒化珪
素、酸化ベリリウム、窒化アルミニウム等の無機粉末;
アスベスト、チタン酸カリ、炭素、黒鉛、ホウ素、アル
ミナ、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ボリア、窒化ホウ素、
シリカ、ベリリウム、石英、窒化ケイ素等の無機ウィス
カー;マイクロセルローズ、熱硬化性樹脂の粉末、アラ
ミドパルプ、緻維補強熱可塑性樹脂組成物のマトリック
ス樹脂の融点よりも高い融点好ましくは、50゛C以上
高い融点を有する熱可塑性樹脂の極細繊維、例えば極細
ポリエチレンテレフタレート熱維等又は粉末等が挙げら
れる。
また、本発明の繊維補強熱可塑性樹脂シートに、難燃剤
、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤を、
該シートの機械的物性を損なわない範囲で添加してもよ
い。
抄紙法によって製造された繊維補強熱可塑性樹脂シート
の場合、分散剤、凝集剤、結合剤、歩留向上剤等の抄紙
用助剤を必要量添加してもよい。
なお、繊維補強熱可塑性樹脂シートの厚みは、別設制限
はないが、通常は0.5〜20mmである。
本発明にいう坪量変動係数とは、繊維)11強熱可塑性
樹脂シートの坪量の平均値をMw、標11!偏差をσW
とすると、以下に示す(1)式を用いて計算される■の
値を言う。
繊維補強熱可塑性樹脂シートの坪量の平均値Mwと、標
準偏差σWの求め方は以下の通りである。
該シートのX線フィルムの光学濃度Yと、それに対応す
るシートの坪ftW (g/n()との間には、以下に
示す(2)式が成立する。
X−−A+/! o gY+B   ・・・(2)(A
、Bはいずれも正定数である。) この(2)式を基に、静岡県製紙工業試験場で開発され
た地合判別器(静岡県製紙工業試験場報告第33号9〜
21頁参照)を用いて、第1図に示すブロックダイヤグ
ラムに則って、マイクロコンピュータ−を用いて演算処
理して求めるものである。
なお、織組補強熱可塑性樹脂ソートのソフトX線の照射
によるX線フィルムの作成は、照射線源5OFTEXI
−1005、使用するフィルムはFJIX−RAY  
FILM、照射条件は電圧32KVP、電流3mA、時
間140秒である。
但し、測定する繊維補強熱可塑性樹脂シートの厚みは1
〜4fflIlのものである。
また、X線フィルムを用いて光学濃度を測定する条件は
、検出スボントの大きさ100μmX100μm、走査
スピード60mm/分、測定長93゜12mm、サンプ
リング間隔45.46μm、サンプリング点数2048
点である。
機械的物性の均一性の判断は、機械的物性の平均値をP
m(曲げ強さとアイゾツト衝撃強さを均一性の判断基準
の物性項目として選択)、その標準偏差をσmとすると
、以下に示す(3)式で計算される機械的物性の変動係
数Uの値の大小をもってする。
機械的物性の均一性の判断はケースバイケースであり、
−概に決することは難しいが、一応Uの値で5以下であ
るならば均一であると判断できる。
坪量の変動係数は15以下、好ましくは10以下である
坪量変動係数は、その性質から小さければ小さい程よい
。後述する製造法において、工業的(経済的)観点から
すれば、その下限は凡そ2程度である0坪量変動係数が
15以下の場合には、繊維補強熱可塑性樹脂シート中の
補強繊維の分散性は良くなると共に、繊維の絡み合い、
樹脂の偏在も減少して、シートの表面平滑性と機械的物
性の均一性は向上し、シートの品質は安定する。さらに
、坪量変動係数が10以下になると、この傾向は更に大
きくなるので好ましい。
一方、坪量変動係数が15を越えると、繊維補強熱可塑
性樹脂シート中の補強繊維の分散性は悪くなり、該シー
トの機械的物性の均一性と耐薬品性は低下して品質の安
定性は不良となるので好ましくない。
本発明の繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造には、種々
の公知の技術を用いることができる。
例えば、熱可塑性樹脂繊維と補強繊維とから、乾式不織
布の製造法によって、繊維補強熱可塑性樹脂シートの原
反を製造し、次いで、ホントブレスを用いて該樹脂を溶
融すると共に補強噛維と結合一体化させる方法がある。
また、特開昭57−28135号公報、特開昭58−5
9224号公報等に記載されているように、粉末状熱可
塑性樹脂と補強繊維とから、抄紙法によって、繊維補強
熱可塑性樹脂シートの原反を製造し、インライン又はオ
フラインでベルトプレス等のホットプレスを用いて、該
樹脂を溶融すると共に補強繊維と結合一体化させる方法
がある。
いずれの製造方法を採用するにしても、例えば、0.5
−以上の厚みのシートを作成する場合には、シート原反
を複数枚積層してホットプレスを通すことになる。
シートを積層する際に、スキン層とコア層の補強繊維の
配合割合を変えたり、あるいはスキン層とコア層で異な
った熱可塑性樹脂を用いることが出来る。
坪量変動係数15以下の繊維補強熱可塑性樹脂シート又
はペレットを製造するには、 (1)  補強繊維の嵩密度を上げるために用いられて
いる集束剤を完全に除去すること、その手段としては、
例えば、水溶性の集束剤で固められている補強繊維のチ
ョツプドストランドの場合、先ず該チョツプドストラン
ドを高濃度の集束剤除去液に浸漬後、デツカ−、バルブ
レスフィルター等を用いて脱水′a縮し、続いて、濃縮
脱水されたチョツプドストランドスラリーを水で希釈後
、ハイミキサー、薄刃ビーター等を用いて解繊する方法
が挙げられるが、解繊処理のポイントは、繊維の切断、
再凝集、絡み合いを生じない条件を選択することである
また、更に重要なことは、(2)解繊処理した補強繊維
と熱可塑性樹脂(通常パウダー)とを、ウェブ形成に至
る迄均一分散状態に保持すること、その手段としては、
例えば、■ 抄紙工程では、−船釣に後段はどスラリー
濃度を低くするが、分散剤、増粘剤等の抄紙助剤濃度は
一定濃度を維持するようにすること、■ ウェブ形成時
のスラリー濃度は極力低くすること、■ ポンプ、配管
等を含むスラリー輸送ラインにおいて、補強繊維が凝集
したり絡み合ったりしないよう工夫することが挙げられ
る。
(実施例) 次に、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、
これに限定されるものではない。
実施例1 (a)MFI  14のポリプロピレン粉末と、このポ
リプロピレンに対してアごン型の非イオン界面活性剤を
0. 2重量%添加してなる3、0重量%のスラリー水
、 (b)  繊維径10μm、繊維長6μmのガラス繊維
からなる補強繊維と、この補強繊維に対してボリエチレ
ングリコールエステル型の分散剤を0゜15重量%添加
してなる1、0重量%の補強繊維スラリー水を夫々調製
した後、(a) : (b)を1=3の割合で混合して
、ポリプロピレン50重量%と補強繊維50重量%とか
らなる1、5重量%のスラリー水を作威し、次いで、こ
のスラリー水をポリエチレングリコールエステル型の分
り剤を0.03重量%含む水で希釈して、スラリー濃度
を0゜4重量%とした後、手抄きシートマシンを用いて
坪M2.600gのウェブを作成した。
なお、補強繊維の解繊処理は、以下の要領で行った。
繊維径10μm、繊維長6III11のガラス繊維をラ
ウリルエーテル型の浸透剤(集束剤除去)を0゜5重量
%含む水に10重量%投入して、10重量%の補強繊維
スラリー水を作成し、次いで、バルブレスフィルターを
用いて該スラリー水を脱水濃縮して、水分約50重量%
を含む補強繊維のケークを作成し、該ケークを水で希釈
して、再び10重量%の補強繊維スラリー水とし、ハイ
ミキサーで短時間処理後、更に水で希釈して該スラリー
水の濃度を5重量%とした後、薄刃ビータ−を用いて解
繊処理を行った。
このスラリー水をベースとして、補強繊維に対してポリ
エチレングリコールエステル型の分散剤を0.15重量
%含む1.0重量%の補強繊維スラリー水を調製した。
この際、該シートマシンでの攪拌の程度を1!鮪して、
地合の異なるウェブを5種類作戒した。
次いで、地合の異なるウェブ別に同一地合ウェブを10
枚積層してプレスを用いて脱水し、引き続き、120°
Cで1時間乾燥した後、シート成型プレスを用いて、温
度190°C1圧力10kg/cdの条件で16分間加
熱し、続いて温度25°C5圧力15kg/c−の条件
で20分間冷却して厚さ2ffi11の繊維補強熱可塑
性樹脂シートを形成した。
このシートの特性は、第1表に示す通りであり、坪量変
動係数と機械的物性の均一性の関係は第2図、第3図に
示す通りである。
実施例2 (a)MFI  14のポリプロピレン粉末と、このポ
リプロピレンに対してポリオキシエチレン型の非イオン
界面活性剤を0.1重量%添加してなる3、0重量%の
スラリー水、(bl  !Ml維径lOμm、繊維長1
3閣のガラス繊維からなる補強繊維と、この補強繊維に
対してポリエチレングリコールエステル型の分散剤を0
.10重量%の補強スラリーを夫々調製した後、(a)
 : (b)を1:3の割合で混合して、ポリプロピレ
ン50重量%と補強繊維50重量%とからなる1、5重
量%のスラリー水を作成し、 ポリエチレングリコールエステル型の分散剤を0.03
重量%含む水で希釈してスラリー濃度を1.0重量%と
した後、スラリーポンプを用いて定量フィードし、途中
の管路で、このスラリー水に含まれるポリプロピレンに
対してポリオキシエチレン型の非イオン界面活性剤を0
.1重量%添加すると共に、空気を所定量フィードし、
次いでスタティックミキサーを用いて発泡倍率4前後の
泡を含むスラリー水を形成した後、該スラリー水を手抄
きシートマシンフィードして秤量520gのウェブを作
成した。
なお、補強繊維の解繊処理は実施例1と同一要領で行っ
た。
この際、スラリーポンプの吐出量を変化させて、スタテ
ィクミキサーでのシェアレイトを変えることにより、地
合の異なるウェブを2種類作成した。
次いで、地合の異なるウェブ別に、同一地合のウェブを
5枚積層してプレスを用いて脱水し、弓き続き120°
Cで1時間乾燥した後、シート成形プレスを用いて、温
度190’c、圧力10kg/cJの条件で16分間加
熱し、続いて温度25°C1圧力15kg/c4の条件
で20分間冷却して厚さ2mmの繊維補強熱可塑性樹脂
シートを形成した。
このシートの特性は第2表に示すとおりである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の繊維補強熱可塑性樹脂シ
ートは、機械的物性の均一性と耐薬品性に優れているこ
とから、品質の安定した繊維補強熱可塑性樹脂シートを
提供できるという優れた効果を奏するので、その工業的
利用価値は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、坪量変動件数を演算処理するシステムのブロ
ックダイヤグラムを示す。 第2図は、坪量変動係数と曲げ強度変動係数の関係を示
すグラフである。 第3図は、坪量変動係数とアイゾツト衝撃強度変動係数
の関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂40〜80重量%、繊維径3〜20μm、
    繊維長1〜50mmの補強繊維60〜200重量%から
    なり、坪量変動係数が15以下である、繊維補強熱可塑
    性樹脂シート。
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