JPH02159253A - Ｍｒイメージング装置用フアントム台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＭＲイメージング装置（ＭＲＩ）の性能確認
のために用いるファントムの載置台に係り、特に横方向
、矢状方向、冠状方向の３方向載置を１個の載置台で出
来るように発明したファントム台に関する。

〔従来の技術〕

ファントム台に関する公知例および他社情報は、見当ら
ない。

自社においては１円筒又は球形のファントムを静磁場中
心に配置する場合、プラスチックス発泡材などの小片を
用いて、高さの調節、倒れ、転がり防止および固定を行
っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、ファントムの配置位置精度。

固定方法の点について配慮がされておらず、ファントム
を静磁場内に配置する場合の位置精度および固定に多く
の時間を要するなどの問題があった。

本発明の目的は、ファントムを静磁場の所定の位置に、
短時間に容易に一定の精度で固定することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、ファントム台を設け、該ファントム台に、
ファントムを嵌め込む溝を設け、該溝にファントムを嵌
め込むことにより、達成される。

〔作用〕

本発明のファントム台は、ファントムを横方向。

矢状方向、冠状方向の３方向に載置出来る凹部を施すこ
とによって、３方向いずれの方向にも載置出来る。該フ
ァントム台は構造が簡単であるため、誤動作することは
ない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図により説明す
る６ 第１図は、本実施例を示す概念図である。静磁場を発生
する磁石１の静磁場空間２に核磁気共鳴信号に位置情報
を与える傾斜磁場発生コイル３がある。

傾斜磁場発生コイル３の内部空間に、核磁気共鳴現象を
発生させるための、高周波エネルギーを照射する照射コ
イル４がある。

照射コイル４の内部空間に、核磁気共鳴信号を受信する
受信コイル即ちプローブ５が、プローブ台６に載置され
て、位置する。

プローブ５の中に、ファントム台７に載置されて、ファ
ントム８がある。

プローブ台６は、試料台９に取付けられ、磁石１の外部
から、静磁場空間２即ち、照射コイル４の内部空間に、
挿入される。

以上の構成により核磁気共鳴イメージング装置（以下Ｍ
ＨＩと略称）のファントム８を用いて画像評価を行う場
合、ファントム８を静磁場空間２、即ち、プローブ５の
内部空間に、載置する方向として、横方向、矢状方向、
冠状方向の３方向に載置する必要がある。このようにプ
ローブ５の内部空間に、ファントム８を載置する方法に
関する。

第２図は、ファントム台７に、横方向、矢状方向、冠状
方向の３方向に、ファントム８を載置した状態を示す平
面図２−ａと正面図２−ｂである。

破線で示す位置が横方向の撮影位置であり、−点鎖線で
示す位置が矢状方向の撮影位置であり、実線で示す位置
が冠状方向の撮影位置である。

第２図において、Ｚ軸と直角方向が横方向であり、Ｘ軸
と直角方向が矢状方向であり、Ｙ軸と直角方向が冠状方
向である。

第２図において、ファントム台７にファントム８を載置
する場合、各々の方向において、ＸＹＺの３軸交点が一
致するように、ファントム台７のファントム８取付部分
の寸法を決めれば、該３方向に載置しても、磁場中心と
一致する。

第３図において、φはファントム８の外径、Ｗはファン
トム８の幅、Ｗ／２はファントム８の幅の１／２を示す
、この場合、Ｘ軸、Ｙ軸、Ｚ軸は静磁場空間２およびプ
ローブ５のそれぞれの軸と一致する。

以上の仕様を満足するファントム台であれば、１個のフ
ァントム台で、横方向、矢状方向、冠状方向のファント
ム８の載置を１個のファントム台７で、その目的が達成
出来る。

第３図において、ファントム台７の底部をＲ状にしであ
るのは、プローブ５の内側形状に合せたものであり、フ
ァントム台をどのような方法で、何に載置するかによっ
て、より合理的な形状にすればよい。

該ファントム８は、円形状をしているので、自由に回転
させることが出来る。又ファントム８又は、ファントム
台７の一定の場所に印を付けるか目盛を設けておけば、
回転量が定量的に知ることが出来る。

ファントム台の構造物は、アクリル板からの切削加工し
たものをアクリル系の接着剤で接着組立するのが、性能
がよく、製作費が割安で、外観がよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、１個のファントム台で横方向。

矢状方向、冠状方向の３方向の載置を１個のファントム
台で、その目的を達成出来るので、作業能率を向上する
と共に、製作費も１／３で済むため費用も節減出来る効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す装置全体の構成図、第
２図は本発明の使用方法を示す概念図、第３図は本発明
の具体的製作方法を示す概念図である。 １・・・磁石、２・・・静磁場空間、３・・・傾斜磁場
コイル。 ４・・・照射コイル、５・・・プローブ、６・・・プロ
ーブ台、７・・・ファントム台、８・・・ファントム、
９・・・試料台。 第２図 −ｄ ２−し 第３図 −ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ＭＲイメージング装置の性能確認に用いる人体模型
   （以下ファントムと略称）の載置台即ち、ファントム台
   において、横方向、矢状方向、冠状方向の３方向の載置
   が出来ることを特徴としたＭＲイメージング装置用ファ
   ントム台。 ２、１項において、横方向、矢状方向、冠状方向いずれ
   の場合もファントムの中心が磁場空間の中心に、一致す
   ることを特徴としたＭＲイメージング装置用ファントム
   台。 ３、１項において、基準となる板上に、該３方向の凹部
   を設けたことを特徴としたＭＲイメージング装置用ファ
   ントム台。 ４、１項において、該ファントム台の底部を該ファント
   ム台を載置する受信コイル（プローブ）の内側形状と同
   一形状にしたことを特徴としたＭＲイメージング装置用
   ファントム台。 ５、１項において、該ファントム台を非導電性部材によ
   つて構成したことを特徴としたＭＲイメージング装置用
   ファントム台。