JPH02144903A - 箔巻変圧器 - Google Patents

箔巻変圧器

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Publication number
JPH02144903A
JPH02144903A JP29823388A JP29823388A JPH02144903A JP H02144903 A JPH02144903 A JP H02144903A JP 29823388 A JP29823388 A JP 29823388A JP 29823388 A JP29823388 A JP 29823388A JP H02144903 A JPH02144903 A JP H02144903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
magnetic flux
reduced
leakage magnetic
conductive metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP29823388A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hirose
広瀬 英夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29823388A priority Critical patent/JPH02144903A/ja
Publication of JPH02144903A publication Critical patent/JPH02144903A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、金属シートと絶縁シートを重ねて鉄心に巻回
し、絶縁媒体を封入したタンク内に収納した箔巻変圧器
に関するものである。
(従来の技術) 従来より箔巻変圧器に用いられているシート状巻線は、
巻線占積率が優れていること、電位分布が良好なこと、
製造が簡単なことなどの利点を有し繁用されているが、
その利用は比較的小容但の変圧器に限られていた。
しかし、より高電圧・人容最の変圧器を実現させるため
には、巻線に対する冷却能率をざらに向上させ、且つ、
高い絶縁能力を巻線に持たせることが不可欠となってお
り、このため、巻線内に冷媒の流通する冷却パネルを内
蔵させ、巻線から発生する熱を直接的に冷却するように
構成することが考えられている。この種の変圧器として
は、特開昭54−168613@公報に示されたものが
知られている。即ち、第一4図に示した様に、鉄心脚1
の周囲に金属シート2と絶縁シート3を重ねて巻回して
巻線が構成され、タンク8内に収納されている。このタ
ンク8は、一般に軟鋼などの溝道材用金属で構成されて
いる。また、前記巻線は内側巻線4と外側巻線5とから
成り、これらの各巻線内には環状の冷却パネル6が内蔵
されている。
なお、この冷却パネル6は、冷媒を内部に送り込む導入
ノズル、冷媒を外部に送り出す導出ノズル及び導入され
た冷媒の流通路である冷却パネル本体とから構成され、
内部に冷媒が流れるための狭い隙間を形成できるように
、2枚の金属板の周辺を溶接などによって封じたもので
ある。そして、この隙間にフロンR−113やフロリナ
ートFC75などの冷媒をポンプ7で常時流し込み、冷
媒に巻線内で発生した熱を奪い取らせることで冷却を行
っている。また、熱を吸収した冷媒は、導出ノズルによ
り巻線の外部に送り出され、タンク8の外部に設けられ
た冷却器9内で冷却され、再度冷却パネル6内に送り込
まれる。
なお、冷媒は冷却パネル6に送り込まれる前に、−旦果
液管10に集められるが、この集液管10はタンク8な
どと同電位のアース電位を保持しているため、金属シー
ト2と同電位を有する冷却パネル6との接続は、絶縁パ
イプ11を介して行なわれている。また、冷却パネル6
は金属シート2を熱伝導により冷却するため、金属シー
ト2必るいは絶縁シート3に接触しており、ざらに巻線
内に巻き込まれているため、冷却パネル6にもほぼ同電
圧が印加され、この金属シート2や冷却パネル6と外部
との絶縁は、タンク8内に封入されたSF6ガスなどの
絶縁ガスによってなされている。
この様な箔巻変圧器は、従来の平角線状の導体を用いた
変圧器に比較して、大幅な小形化及び軽量化が可能で、
絶縁信頼性が高いなどの利点を有している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の様な構成を有する箔巻変圧器において
は、変圧器の容量が大きくなると、巻線4.5からの漏
れ磁束量が大きくなり、巻線4゜5自身や軟鋼製のタン
ク8において大きな渦電流損を発生させ、局部過熱を引
き起こす。即ち、第5図に示した様に、巻線4,5から
発生した漏れ磁束12は、タンク8内の絶縁空間13及
びタンク8を介してループを形成する。この様に漏れ磁
束12がタンク8に入射すると、タンク8内に漏れ磁束
12を打消す方向に渦電流が発生するが、タンクを構成
する軟鋼などの構造材用金属は電気抵抗が大きいため、
タンク8内に大きな過電流損失が発生する。
一方、巻線4,5を構成する金属シート2にも渦電流損
が発生する。即ち、漏れ磁束12は金属シート2を横切
って最短の磁路(磁気エネルギーが最小)でループを形
成しようとするが、金属シート2の上下方向の幅が大き
いため、金属シート2内に漏れ磁束12の半径方向への
漏れを打消す向きに渦電流が流れる。この渦電流は、特
に、金属シート2の上下端に集中して流れ、大ぎな損失
を発生させる。また、この様な現象は、従来の平角導体
を用いた変圧器に比べ、シート状導体を用いた箔巻変圧
器において、その導体の幅が広い分だけ顕著に現れる。
そして、この損失は、巻線に局部過熱を起こす危険性が
あるばかりでなく、巻線の冷却効率を高める必要性から
、冷却パネルを増設する必要が生じ、コストが増大し、
巻線の大形化を招いていた。
また、前述した様な渦電流がタンクを流れないようにす
るために、タンク全体をアルミなどの導電性にすぐれた
金属で構成することが考えられるが、−船釣に、アルミ
などの良導電性金属は、従来から用いられている軟鋼材
に比べて強度が劣るため、タンク内に封入された絶縁媒
体の内圧強度に耐え得るようにするためには、その板厚
を厚くしなければならなかった。そのため、軟鋼材に比
べて高価なアルミなどの良導電性金属てタンク全体を構
成することは、コストの増大を招くといった欠点がめっ
た。
ざらに、アルミなどの良導電性金属は、軟鋼材に比べて
線膨脹係数が約2倍以上大きいため、タンク内の温度が
上昇した場合に、その伸び、変形も大きくなるという欠
点もめった。
本発明は以上の欠点を解消するために提案されたもので
、その目的は、タンク内に発生する渦電流損を低減し、
局部過熱を防止すると共に、巻線に発生する渦電流損も
低減できる、高品質、高性能の箔巻変圧器を提供するこ
とにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、鉄心に金属シートと絶縁シートとを重ねて巻
回して巻線を形成し、絶縁媒体を封入したタンク内に収
納して成る箔巻変圧器において、前記タンクの巻線と対
向する部分を良導電性金属より構成し、タンクの他の部
分を前記良導電性金属より線膨脹係数の小さい他の金属
から構成したことを特徴とするものである。
(作用) 本発明の箔巻変圧器によれば、漏れ磁束を発生する巻線
部分と対向するタンク部分を良導電性金属より構成する
ことにより、このタンク部分を電磁シールドの様に作用
させ、漏れ磁束を電磁的に反発させることができる。
また、タンクの他の部分を線膨脹係数の小さい他の金属
から構成することにより、タンク内の温度上昇に伴うタ
ンクの変形を最小限に抑えることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて
具体的に説明する。なお、第4図及び第5図に示した従
来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省略
する。
本実施例においては、第1図に示した様に、タンク20
がその中央部を構成するタンク本体20aと、その両端
部に取付けられるカバー20bとから構成され、タンク
内部に収納される巻線4゜5部分と対向するタンク本体
20aが、アルミなどの良導電性金属より構成され、一
方、両端に配設されるカバ−20b部分が、線膨脹係数
の小さい軟鋼材より構成されている。
この様な構成を有する本実施例の箔巻変圧器においては
、第2図に示した様に、巻線4,5からの漏れ磁束12
は、必だかも電磁シールドの様に作用するアルミなどの
良導電性金属から構成されたタンク本体20aにより反
発されるため、タンク20a部分に入射する磁束が減り
、その結果、タンク20aに発生する損失も減少し、タ
ンクの局部過熱も防止される。また、タンク20aによ
り漏れ磁束12が反発されるため、特に外側巻線5部分
において、漏れ磁束が巻線の外側に漏れにくくなる。そ
のため、漏れ磁束の半径方向への漏れを打消す向きに流
れる電流が少なくなり、それに伴って渦電流損の発生も
小さくなる。
さらに、第3図(A>(B)に示した様に、−般に、タ
ンクは内部に封入された絶縁媒体の内圧及び温度上昇に
よって、図中破線で示した様に変形する。また、アルミ
などの良導電性金属は、従来から用いられている軟鋼材
に比べて線膨脹係数が大きく、且つ、強度も劣るため、
この様な変形量は大きくなるが、本実施例においては、
タンク本体20aの両端部に、線膨脹係数が小さく、且
つ、強度の大きい軟鋼材より構成したカバー20bを配
設しているので、アルミなどの良導電性金属より構成し
たタンク本体20aの変形量を低減することができる。
[発明の効果] 以上述べた様に、本発明によれば、タンクの巻線と対向
する部分を良導電性金属より構成し、タンクの他の部分
を線膨脹係数の小さい他の金属から構成するという簡単
な手段によって、タンク内に発生する渦電流損を低減し
、局部過熱を防止すると共に、巻線に発生する渦電流損
も低減できる、高品質、高性能の箔巻変圧器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の箔巻変圧器の一実施例を示す平面図、
第2図はその作用を示すための断面図、第3図はタンク
に生ずる変形を示すもので、(A>は平面図、(B)は
そのA−A断面図、第4図は従来の箔巻変圧器の構成を
示す断面図、第5図はその作用を示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 鉄心に金属シートと絶縁シートとを重ねて巻回して巻線
    を形成し、絶縁媒体を封入したタンク内に収納して成る
    箔巻変圧器において、 前記タンクの巻線と対向する部分を良導電性金属より構
    成し、タンクの他の部分を前記良導電性金属より線膨脹
    係数の小さい他の金属から構成したことを特徴とする箔
    巻変圧器。
JP29823388A 1988-11-28 1988-11-28 箔巻変圧器 Pending JPH02144903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29823388A JPH02144903A (ja) 1988-11-28 1988-11-28 箔巻変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29823388A JPH02144903A (ja) 1988-11-28 1988-11-28 箔巻変圧器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02144903A true JPH02144903A (ja) 1990-06-04

Family

ID=17856959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29823388A Pending JPH02144903A (ja) 1988-11-28 1988-11-28 箔巻変圧器

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JP (1) JPH02144903A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1315180A1 (de) * 2001-11-14 2003-05-28 ABB Sécheron SA Transformator und Einspeiseschaltung für Mehrsystem-Triebfahrzeuge

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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