JPH02105890A - 燃料 - Google Patents
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- JPH02105890A JPH02105890A JP26025188A JP26025188A JPH02105890A JP H02105890 A JPH02105890 A JP H02105890A JP 26025188 A JP26025188 A JP 26025188A JP 26025188 A JP26025188 A JP 26025188A JP H02105890 A JPH02105890 A JP H02105890A
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Landscapes
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ボイラやエンジン等の燃料で、詳しくは、灯
油、軽油、重油で代表される石油等の液体燃料に、その
液体燃料に対する体積比で5〜50%の量の水を添加し
、分散させてエマルジョン化することにより、タグ引火
点試験器、ペンスキーマルテンス引火点試験器を用いて
の試験において引火点ができないようにしてある燃料に
関する。
油、軽油、重油で代表される石油等の液体燃料に、その
液体燃料に対する体積比で5〜50%の量の水を添加し
、分散させてエマルジョン化することにより、タグ引火
点試験器、ペンスキーマルテンス引火点試験器を用いて
の試験において引火点ができないようにしてある燃料に
関する。
上記のエマルジョン化した燃料は、運搬や貯蔵時におけ
る防火面で非常に有用である。そのようなエマルジョン
化した燃料として、従来では、水を1〜100μm程度
の粒径にして分散させたものが知られている。
る防火面で非常に有用である。そのようなエマルジョン
化した燃料として、従来では、水を1〜100μm程度
の粒径にして分散させたものが知られている。
ところが、前記従来の燃料によるときは、エマルジョン
として安定している期間が短いものであった。
として安定している期間が短いものであった。
例えば、体積比で軽油80に水20を添加した燃料のエ
マルジョンとして安定している期間は、〔1〕水を1μ
mの粒径で分散させた場合で3〜4日、[:2]10μ
mの粒径で分散させた場合で3〜5時間、[3〕100
μmの粒径で分散させた場合で10〜15分である。
マルジョンとして安定している期間は、〔1〕水を1μ
mの粒径で分散させた場合で3〜4日、[:2]10μ
mの粒径で分散させた場合で3〜5時間、[3〕100
μmの粒径で分散させた場合で10〜15分である。
また、安定化のために、界面活性剤であるポリオキシエ
チレンアルキルアリルエーテルを水に対して重量比で2
%の量をもって添加した燃料であっても、安定期間は、
〔1〕の場合で3.5〜4ケ月、〔2〕の場合で5〜7
日、〔3〕の場合で2〜3日である。
チレンアルキルアリルエーテルを水に対して重量比で2
%の量をもって添加した燃料であっても、安定期間は、
〔1〕の場合で3.5〜4ケ月、〔2〕の場合で5〜7
日、〔3〕の場合で2〜3日である。
従って、今日では、運搬や貯蔵の安全性をより一層向上
し、かつ、経済性も向上する上で、界面活性剤を用いな
くても、エマルジョンとして1ケ月程度以上の長期間に
わたって安定している燃料が強く要望されている。
し、かつ、経済性も向上する上で、界面活性剤を用いな
くても、エマルジョンとして1ケ月程度以上の長期間に
わたって安定している燃料が強く要望されている。
本発明の目的は、前記の要望に対応し得る燃料を提供す
る点にある。
る点にある。
本発明による燃料の特徴は、液体燃料に、その液体燃料
に対する体積比で5〜50%の量の水を添加し、その水
を粒径0.2μm以下にして分散させてある点にある。
に対する体積比で5〜50%の量の水を添加し、その水
を粒径0.2μm以下にして分散させてある点にある。
前記水に対して1〜10重量%の量の界面活性剤を上記
の燃料に添加させることが好ましい。
の燃料に添加させることが好ましい。
窒素含有の有機化合物又はアンモニウム塩を含む界面活
性剤を、水に対して1〜10重量%の量をもって上記の
燃料に添加することが望ましい。
性剤を、水に対して1〜10重量%の量をもって上記の
燃料に添加することが望ましい。
前記水として、熱分解によりアンモニアを発生させる化
合物又はアンモニアを、液体燃料に対して0.05〜5
重量%の量をもって添加されたものを用いることが好ま
しい。
合物又はアンモニアを、液体燃料に対して0.05〜5
重量%の量をもって添加されたものを用いることが好ま
しい。
体積比で、液体燃料の一例である軽油80に水20を添
加し、エマルジョン化した燃料として、水を0.2μm
(7)ri径にして分散させた本発明適用の燃料、水
を1μmの粒径にして分散させた燃料、水を10μmの
粒径にして分散させた燃料、水を100μmの粒径にし
て分散させた燃料、前記各燃料に界面活性剤としてポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテルを水に対して重
量比で2%の量をもって添加した燃料を用意し、それら
燃料夫々について、エマルジョンとして安定している期
間を調べた。結果は表1の通りである。
加し、エマルジョン化した燃料として、水を0.2μm
(7)ri径にして分散させた本発明適用の燃料、水
を1μmの粒径にして分散させた燃料、水を10μmの
粒径にして分散させた燃料、水を100μmの粒径にし
て分散させた燃料、前記各燃料に界面活性剤としてポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテルを水に対して重
量比で2%の量をもって添加した燃料を用意し、それら
燃料夫々について、エマルジョンとして安定している期
間を調べた。結果は表1の通りである。
表 1
表1から明らかなように、水を0.2μm以下の粒径に
して分散させることによって、界面活性剤を用いなくと
も1ケ月程度、エマルジョンとして安定しており、界面
活性剤を用いると、半年以上エマルジョンとして安定し
ていることが判った。
して分散させることによって、界面活性剤を用いなくと
も1ケ月程度、エマルジョンとして安定しており、界面
活性剤を用いると、半年以上エマルジョンとして安定し
ていることが判った。
又、界面活性剤として、窒素含有の有機化合物又はアン
モニウム塩を含むものを用いた場合および、水として熱
分解によりアンモニアを発生させる化合物又はアンモニ
アを添加されたものを用いた場合には、燃料時にアンモ
ニアが発生し、そのアンモニアと排ガス中のNOx (
NO,N02)とが、 6NO+4NHs→5N2+ 6H206N02+8N
)+3→7N2+ t2H20のように反応し、NOx
除去を図り得る。しかも、前記有機化合物やアンモニウ
ム塩、化合物、アンモニアは、前記のように燃料がエマ
ルジョンとして長期間安定していることにより、長期間
にわたって燃料中に均等に分散しているため、最後まで
前記の脱NOx作用を保持できる。
モニウム塩を含むものを用いた場合および、水として熱
分解によりアンモニアを発生させる化合物又はアンモニ
アを添加されたものを用いた場合には、燃料時にアンモ
ニアが発生し、そのアンモニアと排ガス中のNOx (
NO,N02)とが、 6NO+4NHs→5N2+ 6H206N02+8N
)+3→7N2+ t2H20のように反応し、NOx
除去を図り得る。しかも、前記有機化合物やアンモニウ
ム塩、化合物、アンモニアは、前記のように燃料がエマ
ルジョンとして長期間安定していることにより、長期間
にわたって燃料中に均等に分散しているため、最後まで
前記の脱NOx作用を保持できる。
以上のように、本発明によれば、界面活性剤を用いず経
済的にエマルジョンとして安定している期間を1ケ月程
度以上にできるエマルジョン化した燃料を提供できるよ
うになった。
済的にエマルジョンとして安定している期間を1ケ月程
度以上にできるエマルジョン化した燃料を提供できるよ
うになった。
特に、請求項1記載のようにした場合は、より一層、エ
マルジョンとして安定している期間を長くできるのであ
る。
マルジョンとして安定している期間を長くできるのであ
る。
更に、エマルジョンとして安定している点を利用して請
求項3や4のようにする場合には、燃料時にNOXの発
生を低減できる燃料とできる。
求項3や4のようにする場合には、燃料時にNOXの発
生を低減できる燃料とできる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
ボイラやエンジン等の燃料は、液体燃料の一例である軽
油7Qccに、アンモニア0.6gが添加された水3Q
ccを添加し、前記水を粒径0.2μm以下にして分散
させたものである。
油7Qccに、アンモニア0.6gが添加された水3Q
ccを添加し、前記水を粒径0.2μm以下にして分散
させたものである。
前記水を分散させる手段、つまり、エマルジョン化する
手段としては、攪拌式、超音波式、高圧衝撃式等の各種
のエマルジョン化装置を単独使用、或いは、併用して行
う手段がある。
手段としては、攪拌式、超音波式、高圧衝撃式等の各種
のエマルジョン化装置を単独使用、或いは、併用して行
う手段がある。
上記のエマルジョ〉′化した燃料は、ペンスキーマルテ
ンス引火点試験器を用いての引火点の測定では引火点が
ないものであった。
ンス引火点試験器を用いての引火点の測定では引火点が
ないものであった。
また、上記燃料について、エマルジョンが安定している
期間を調べたが、その安定期間は1ヶ月以上であった。
期間を調べたが、その安定期間は1ヶ月以上であった。
加えて、上記燃料をディーゼルエンジンに使用した。そ
の場合、軽油単独で使用した場合に較べてNOxが約3
5%低減することが判明した。
の場合、軽油単独で使用した場合に較べてNOxが約3
5%低減することが判明した。
以下、本発明の別実施例を示す。
液体燃料としては、軽油の他、灯油、へ重油、B重油で
代表される石油等を挙げることができる。
代表される石油等を挙げることができる。
上記実施例では、界面活性剤を用いない燃料を示したが
、燃料としては、界面活性剤を、水に対して1〜10重
量%の量をもって添加したものであっても良い。この場
合、先に示したように燃料がエマルジョンとして安定し
ている期間を長くできる。界面活性剤としては、ポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン有機酸
塩等の非イオン系界面活性剤を挙げることができる。ま
た、界面活性剤は、窒素含有の有機化合物やアンモニウ
ム塩を含むものであっても良い。それらとしては、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン等の非イオン系界面活性
剤や、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド等の
カチオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルア
リルエーテルサルフェートアンモニウム塩等のアニオン
系界面活性剤を挙げることができる。そして、窒素含有
の有機化合物やアンモニウム塩を含む界面活性剤を用い
る場合には、エマルジョンとして安定している期間の延
長化を図れることはもちろん、上述した実施例と同様に
、燃焼時に、界面活性剤中の有機化合物やアンモニウム
塩の熱分解によりアンモニアが発生し、記述のNOx除
去の反応が生じて、NOXの低減化が行われる。
、燃料としては、界面活性剤を、水に対して1〜10重
量%の量をもって添加したものであっても良い。この場
合、先に示したように燃料がエマルジョンとして安定し
ている期間を長くできる。界面活性剤としては、ポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン有機酸
塩等の非イオン系界面活性剤を挙げることができる。ま
た、界面活性剤は、窒素含有の有機化合物やアンモニウ
ム塩を含むものであっても良い。それらとしては、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン等の非イオン系界面活性
剤や、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド等の
カチオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルア
リルエーテルサルフェートアンモニウム塩等のアニオン
系界面活性剤を挙げることができる。そして、窒素含有
の有機化合物やアンモニウム塩を含む界面活性剤を用い
る場合には、エマルジョンとして安定している期間の延
長化を図れることはもちろん、上述した実施例と同様に
、燃焼時に、界面活性剤中の有機化合物やアンモニウム
塩の熱分解によりアンモニアが発生し、記述のNOx除
去の反応が生じて、NOXの低減化が行われる。
上記実施例では、水にアンモニアを添加したが、アンモ
ニアに代えて、熱分解によりアンモニアを発生する化合
物を水に添加して実施しても良い。前記熱分解によりア
ンモニアを発生する化合物としては、ギ酸アンモニウム
、炭酸7ンモニウム、シ二つ酸アンモニウム等を挙ケる
ことができる。
ニアに代えて、熱分解によりアンモニアを発生する化合
物を水に添加して実施しても良い。前記熱分解によりア
ンモニアを発生する化合物としては、ギ酸アンモニウム
、炭酸7ンモニウム、シ二つ酸アンモニウム等を挙ケる
ことができる。
上記実施例では、水にアンモニアを添加することで、N
[lXの低減化を図ったが、前述したように、界面活性
剤として、窒素含有の有機化合物やアンモニウム塩を含
む界面活性剤を用いることでNOXの低減化を図っても
良く、また、水にアンモニアを添加することおよび窒素
含有の有機化合物やアンモニウム塩を含む界面活性剤を
用いることでNOxの低減化を図っても良い。
[lXの低減化を図ったが、前述したように、界面活性
剤として、窒素含有の有機化合物やアンモニウム塩を含
む界面活性剤を用いることでNOXの低減化を図っても
良く、また、水にアンモニアを添加することおよび窒素
含有の有機化合物やアンモニウム塩を含む界面活性剤を
用いることでNOxの低減化を図っても良い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、液体燃料に、その液体燃料に対する体積比で5〜5
0%の量の水を添加し、その水を粒径0.2μm以下に
して分散させてある燃料。 2、前記水に対して1〜10重量%の量の界面活性剤を
添加してある請求項1記載の燃料。 3、窒素含有の有機化合物又はアンモニウム塩を含む界
面活性剤を、水に対して1〜10重量%の量をもって添
加してある請求項1記載の燃料。 4、前記水が、熱分解によりアンモニアを発生させる化
合物又はアンモニアを、液体燃料に対して0.05〜5
重量%の量をもって添加されたものである請求項1乃至
3のいずれかに記載の燃料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26025188A JPH02105890A (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 燃料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26025188A JPH02105890A (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 燃料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105890A true JPH02105890A (ja) | 1990-04-18 |
Family
ID=17345452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26025188A Pending JPH02105890A (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 燃料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02105890A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996020261A1 (fr) * | 1994-12-27 | 1996-07-04 | Masanori Matsuda | Nouveau carburant liquide |
EP1949954A1 (en) | 2007-01-26 | 2008-07-30 | Value Supplier & Developer Corporation | Emulsion production apparatus |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP26025188A patent/JPH02105890A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996020261A1 (fr) * | 1994-12-27 | 1996-07-04 | Masanori Matsuda | Nouveau carburant liquide |
EP1949954A1 (en) | 2007-01-26 | 2008-07-30 | Value Supplier & Developer Corporation | Emulsion production apparatus |
US7448793B2 (en) | 2007-01-26 | 2008-11-11 | Value Supplier & Developer Corporation | Emulsion production apparatus |
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