JPH02104986A - 斜板式プランジャポンプ - Google Patents

斜板式プランジャポンプ

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Publication number
JPH02104986A
JPH02104986A JP63255908A JP25590888A JPH02104986A JP H02104986 A JPH02104986 A JP H02104986A JP 63255908 A JP63255908 A JP 63255908A JP 25590888 A JP25590888 A JP 25590888A JP H02104986 A JPH02104986 A JP H02104986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
swash plate
hole
chamber
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP63255908A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachiro Aoki
青木 八郎
Masakuni Ishikawa
雅邦 石川
Yukio Kazahaya
幸生 風早
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Diesel Kiki Co Ltd filed Critical Diesel Kiki Co Ltd
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Publication of JPH02104986A publication Critical patent/JPH02104986A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はたとえば自動車のサスペンション機構への作動
油供給手段として好適な斜板式プランジャポンプに関す
るものである。
〔従来の技術およびその技術的課題〕
斜板式プランジャポンプは高い圧力が得られる点などか
ら油圧ポンプとして各種産業分野で汎用されているが、
一般に、斜板傾斜角の固定された定容量形のものが多く
、斜板傾斜角を無段階に制御する場合には、一般にポン
プ外に電磁リリーフ弁やサーボ弁などの制御弁を配し、
高圧力をたとえば回転斜板式であればヒンジボール作用
させ、これを動かすことで制御していた。その代表的な
ものとしては、特開昭52−131204号公報にガス
コンプレッサとして示されている技術がある。
ところで自動車類のサスペンション機構として近年、オ
イルサスペンション機構が採用されつつある。この形式
のサスペンション機構に対する作動油供給源としては、
流量特性を無段階に変える必要はなく、道路条件(悪路
、平坦路等)に応じて数段階に変えられることが好適で
あり、しかも車載性等の面から別体の外部制御装置を用
いない小型なものであることが要求される。しかるに前
記先行技術ではこの要求を満足させることができなかっ
た。
本発明は前記のような問題点を解消するために創案され
たもので、その目的とするところは、たとえば自動車の
サスペンション機構に作動油を供給する場合のように、
アクチュエータの作動に必要な量に即した数段階の吐出
モード制御を外部の特別な手段を用いずに簡便に実現す
ることができるこの種の斜板式プランジャポンプを提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、主軸の回転に伴い往
復動するプランジャと、該プランジャのストロークを制
限する斜板とを備え、該斜板の前記主軸に対する傾斜角
度を制御してプランジャのストロークを変更可能にした
プランジャポンプにおいて、斜板の前記主軸に対する最
大傾斜角度を段階的に変更する手段をポンプ本体に一体
的に構成したものである。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図ないし第3図は本発明を斜板非回転型のポンプに
適用した実施例(以下第1実施例と称す)を示している
。なお、第1図は第2図1−1線に沿う断面である。
Aは筒状のハウジング、CはハウジングAの左端に配さ
れたカバー、DはハウジングAの右端に配されたフラン
ジであり、それらはボルトにより一体に係合されている
1は主軸であり、フランジとカバーに設けたラジアル軸
受110,120により回転自在に支承され、フランジ
外部から突出する部分に取付けた図示しないプーリを介
してエンジンにより開動回転されるようになっている。
2は斜板であり、中心の穴により主軸1に遊嵌し、外縁
部の一部に設けた突片がハウジングAから突出し、軸線
に対し傾転のみ可能になっている。
3はバルブプレートであり、該バルブプレートにシリン
ダブロックBの軸線方向先端が摺接している。前記バル
ブプレート3は、カバー〇の内面に接し、回転防止ビン
130により回転が阻止されている。このバルブプレー
ト3は、第2図のようにシャフト1を中心として対称に
弧状のシリンダ吸込みボート140とシリンダ吐出ボー
ト150が形成され、シリンダ吸込みボート140にポ
ンプ吸込みポートEが通じている。170はリング状通
路であり、チャンバFに通じでいる。
シリンダブロックBは、内径側がシャフト1とスプライ
ンにより結合することで一体回転されるようになってお
り、該シリンダブロックBの直近にはヘリカルワッシャ
20がスプライン結合され、シリンダブロックBの内腔
に配したスプリング21のばね受け220に結合したブ
ツシュピン230により押圧されている。
シリンダブロックBには円周上に軸線方向に伸びる複数
のプランジャ穴40が等間隔で形成され、それらプラン
ジャ穴40は先端に前記シリンダ吸込みポート140.
シリンダ吐出ポート150と選択的に連通する孔46が
形成される一方、これより背部にはプランジャ4が軸線
方向に摺動自在にはめられている。プランジャ4の頭部
には球面状の自在継手部42が形成され、シュー43の
内面に滑動自在に抱かれている。このシュー43は前記
ヘリカルワッシャ20に嵌合するシュー押え44により
主軸1と一体回転されるようになっていると共に、シュ
ワラシュプレート45に対し摺動可能に接している。
5は必要に応じて設けられる吐出量制御バルブ機構であ
り、第2図のように、軸線に求心状にかつ前記シリンダ
吐出ボート150と交差するごとくカバー〇に形成した
弁穴50に装備されている6前記吐出量制御バルブ機構
5は、カバー〇に固着されたプラグ5aと、弁穴50に
摺動自在に配された筒状スプール5bと、該筒状スプー
ル5bを弁穴奥に向かって押圧するスプリング5cとを
備え、プラグ5aにはポンプ吐出口58が設けられ、外
部の7クチユエータに配管で接続されるようになってい
る。前記スプリング5cは所定の設定流量に達するまで
ポンプ回転数に応じて比例的に流量を流すための調整要
素である。
筒状スプール5bは、内径側に仕切壁を有し、仕切壁の
中心に薄刃状のオリフィス51が設けられている。また
、オリフィス51の上流側にはシリンダ吐出ポート15
0と通じる導入通路52が形成されている。また、オリ
フィス51より下流側局面には内外に通じる半径方向孔
59を備えた制御オリフィスPと、切欠き状の制御オリ
フィスTと、リング状の切欠き溝53とが形成されてい
る。弁穴50には、制御オリフィスTの周りを囲む第1
のリング溝(制御ポート)54と、これと所定の距離を
置いて第2のリング溝(ドレーンポート)55が形成さ
れ、前記第1のリング溝54は、第2図の閉じ状態にお
いて、切欠き溝53を介して第2のリング溝55と連通
し、第2のリング溝55は通路56によりカバーC外に
導かれている。
6は前記斜板2の最大傾転角度を調整する制御プランジ
ャで、前記ハウジングAの環状肉厚部aに形成した軸線
方向孔160に摺動可能に配されている。7は斜板傾転
角増大機構であり、前記制御プランジャ6と円周状でた
とえば180度変位した位置の環状肉厚部aとカバー〇
にかけて配されている。8は本発明で特徴とする最大傾
転角切換え機構であり、前記制御プランジャ6と直列状
にカバーCに配されている。、9は前記最大傾転角切換
え機構8に対する選択操作機構であり、i&大傾転角切
換え機構8と平行状にカバーCに配されている。
制御プランジャ6は、先端が斜板2と接し、後端部外周
には切欠き60が形成されると共に中心には盲状の通路
孔61が穿設され、切欠き60に対応する軸線方向孔1
60部位には、第2図のように前記第1のリング溝54
に通じる屈曲状の第1油路57の他端が通じている。前
記通路孔61は半径方向孔610を有し、該半径方向孔
610は制御プランジャ6が過度に突出するのを防止す
るため、環状肉厚部aに穿設した逃し孔161と通じ得
るようになっている。
斜板傾転角増大機構7は、第1図のように、環状肉厚部
aに形成した貫通孔162を摺動自在なピストン7aと
、貫通孔162と同軸の圧力室163に配され、ピスト
ン7aを常時斜板2に当接するように付勢する比較的弱
いばね力のスプリング7bとを備え、圧力室163は、
第2図のように、第2油路72により前記シリンダ吐出
ポート150と常時通じている。
最大傾転角切換え機構8は、カバー〇に貫設した筒孔8
0に軸線方向位置調整可能にねじ込まれたホルダ8aと
、このホルダ8aに形成した径の異なる2段の通孔83
,84に摺動自在に挿入された切換え用ピストン8bと
、該切換え用ピストン8bの突出長さを調整すべく後部
の通孔(ストローク規制用穴)84にねじ込まれた調整
用スクリュー8cを備え、ホルダ8aと調整用スクリュ
ー8cはナツト8d、8eによりカバー背面、ホルダ背
面にそれぞれ固定されるようになっている。
切換え用ピストン8bは前記制御プランジャ6と同軸上
に配され、後端部に調整用スクリュー8Cに当接するヘ
ッド81を有すると共に、ヘッド下端から所要長さにね
たり細怪部85が形成されており、この細怪部85に対
応するホルダ部位には、半径方向孔86が配され、この
半径方向孔86は、第3油路82により後記する選択操
作機構9のシリンダポート9Aと通じている。ヘッド8
1は通孔84と半径方向孔85を常時通じさせるための
切欠きまたは細孔810を有している。
選択操作機構9は、ワイヤなど機械的に切換え用ピスト
ン8bを出没させる要素であってもよいが、この実施例
では2位置3ポートの電磁切換えバルブを用いている。
すなわち、第3図のように。
カバーCに穿設された弁穴90に摺動自在なスプール9
aと、電磁ソレノイドを内蔵し、これに対する通電でス
プール9aを動かす電磁部9bとを備えており、電磁部
9bはたとえば車載のコントロールユニットに接続され
ている。
弁穴90にはシリンダポート9Aを中心にして両側にタ
ンクポート9TとポンプポートPsが形成されている。
前記タンクポート9Tは、第2図のように、第4油路9
2aにより前記リング状通路170を介してチャンバF
と、シリンダポート9Aは先のように第3油路82によ
り半径方向孔86と、また、ポンプポートPsは第5油
路92bにより前記第2油路72とそれぞれ内部連通し
ている。
スプール9aは、端部が電磁部9bのブツシュロッド9
1に結合され、中央のランド部95を境として両側に2
つのロッド部93.94が形成されており、実施例では
、電磁部9bがオフの状態において、ロッド部93がタ
ンクポート9Tとシリンダボー)−9Aとを連通させ、
このときに他方のロッド部94は、シリンダポート9A
とポンプポートP3とを遮断する関係に構成されている
これは電磁部9bの通電時にスプール9aが引き動作を
行う形式としたためで、勿論これに限定されるものでは
ない、そして、スプール9aには中心に通路孔95が穿
設され、該通路孔95は、先端側が弁穴90の底すなわ
ちハウジングHの端面と切欠き溝96により通じ、後端
側がポート97を介してタンクポート9Tと通じている
なお、最大傾転角切換え機構8は実施例では1段である
が、必要に応じ複数段としてもよい。
その他第1図において、250は制御プランジャ6と最
大傾転角切換え機構8との間をシールするシールリング
である。
第4図ないし第9図は本発明を回転斜板式ポンプに適用
した実施例(以下第2実施例と称す)を示している。第
4図において、Aは右端にボスを有する円筒断面のハウ
ジング、BはハウジングAの左端に配されたプランジャ
ブロックであり、ハウジングAとの間でチャンバFを構
成すると共に、円周上に複数(図示のものでは5個)の
プランジャ用穴40を形成している。Cはカバーであり
プランジャブロックBの左端面にボルトにより結合され
、中心の開口にプランジャブロックBのボスbが貫通し
ている。そして、ハウジングAの壁面には、作動油類の
吸込み口Eが設けられている。
1は主軸であり、軸方向両端がハウジングAとプランジ
ャブロックBのそれぞれのボスの内腔12a、12bに
設けたラジアル軸受13a、1.3bにより支承され、
外部のプーリを介してエンジンにより駆動回転されるよ
うになっている、この主軸1は、ハウジングAの内壁に
近い位置に第1の切欠き14aが、また、プランジャブ
ロックBのボスbの内腔入口に近い位置に第2の切欠き
14bがそれぞれ形成されており、それら第1と第2の
切欠き14a、14bは通孔15a、15bを介して主
軸中心の通路穴16と連通し、通路穴16は後記するチ
エツクバルブ機構10を介してプランジャプロッタ内腔
の端室Gに通じている。
主軸1の端部にはスラストフランジ200が圧入固定さ
れており、該スラストフランジ200のボス部には前記
第1の切欠き14aと常時通じる複数個の通孔201が
設けられている。
スラストフランジ200内には、後記する斜板の傾斜角
度を制御するための機構として椀状のパワーピストン7
が組込まれている。このパワーピストン7は主軸1の軸
方向に摺動可能となっており、外周面がシールリング7
0によりスラストフランジ200と接することにより主
軸1の周りに圧力室71を構成している。
前記スラストフランジ200にはドライブハブ400が
ビンを介してリンク401により連結され、回転力の伝
達を受けるようになっている。前記ドライブハブ400
の内径側は、主軸1に摺動自在にはめられたヒンジボー
ル402と球面座により嵌合しており、ヒンジボール4
02は軸線方向両端に初期傾斜角設定用のシム17と調
整シム18が接し、一端がパワーピストン7により支え
られ、他端が後記する最大傾転角切換え機構8に一端を
受けられたスプリング19で支えられるようになってい
る。このスプリング19はポンプ運転停止時にヒンジボ
ール402が動かないように位置決めするだけの弱いば
ね力のものである。
2は斜板としてのワブルプレートであり、背面側と内径
側を前記ドライブハブ400に軸受210.211で支
持され、前面側をバランスリング202により支えらえ
ることで主軸1と一体回転されるようになっている。さ
らにワブルプレート2には半径方向にローラ(ないしボ
ール)203が設けられ、これがハウジングAに設けら
れているトラックにはめられることで回転が拘束され、
軸方向だけ摺動できるようになっている。
4はプランジャであり、プランジャブロックBの各プラ
ンジャ用穴40にはめられ、前部にはカバー〇との間に
プランジャ室Hが形成され、背部は前記ワブルプレート
2と球ジヨイント410゜411により連結されている
。そして、各プランジャ室Hの近傍にはチャンバFと通
じる吸入ポート140が設けられ、この吸入ポート14
0は吸入チエツクバルブ210を介してプランジャ室H
に通じている。さらに、前記プランジャブロックBのボ
スbの基部とカバーCの内径部の間にはリング状の吐出
室Jが形成され、この吐出室Jとプランジャ室Hとの間
に、吐出弁としてリーフバルブ22が張設されている。
リーフバルブ22は第4図と第5図のようにプランジャ
ごとに求心状にのびるスプリング舌片22aを有し、全
体がプランジャブロックBとカバーC間に挟持されてい
る。スプリング舌片22aは第9図のようにプランジャ
ブロックBに当接し、吐出圧により変位してカバー〇の
曲率状ストッパ面23に接し、これにより繰返し変位に
よってもリーフバルブ22が破損しないようになってい
る。
5は吐出量制御バルブ機構であり、第4図のように、プ
ランジャ用穴40と周方向で変位した位置のプランジャ
ブロックB外径側から求心状に取付けられている。この
吐出制御バルブ機構5は、第4a図に拡大して示すよう
に、プランジャブロックBにねじ込まれたプラグ5aと
、これと同心の筒状スプール5bとを有し、プラグ5a
にはアクチュエータと接続するポンプ吐出口58が設け
られている。
吐出制御バルブ機構5は第1実施例と同じ構成である。
すなわち、筒状スプール5aはプランジャブロックBに
形成した部会50に摺動自在に納められ、スプリング5
cにより求心方向に付勢されている。筒状スプール5b
の上端は前記吐出室Jからの吐出通路150に到り、こ
の部位に吐出油を筒内に導く導入通路52が形成され、
それよりも下流側に薄刃状のオリフィス51が設けられ
さらにオリフィス51よりも下流側には外周に通じる半
径方向孔59が配設され、それよりも下流側には、弁穴
50に段設した第1と第2のリング溝54,55にポン
プ停止時にまたがる切欠き溝53が形成されている。こ
の実施例では、前記半径方向孔59の下縁から切欠き溝
53までの距離2、は、第1のリング溝@Q、と、Qi
>a−に構成されているが、これに限定されるものでは
なく、+21≦02でもよい。この関係は第1実施例に
おいても同様である。
第1のリング溝54は通路57により主軸端部を囲む端
室Gに通じており、また、第2のリング溝55は通路5
6によりチャンバFに連通している。
10はチエツクバルブ機構であり、第6図に示すように
、一端が端室Gに開口する筒室100と、これと同心で
かつ通路穴16に通じる拡大した径の通路室101と、
これらに沿って摺動可能なチエツクバルブ100aとを
有している。チエツクバルブ100aは駆動側に底を向
けたカップ状をなし、底端面には通路室101と通路穴
16を結ぶWI#102を有し、筒壁には通路室101
と筒室1.00とを連通・遮断する通路孔103が設け
られている。そして、チエツクバルブ100aの後方に
はビン100bにより支持された孔付きワッシャ100
cが配され、これに一端を支承されたスプリング100
dによりチエツクバルブ100aは駆動側に押圧されて
いる。
本発明で特徴とする最大傾転角切換え機構8は。
第7図に示されている。すなわち、この機構は。
プランジャブロックBの内腔12b入ロゾーンに相当す
る主軸1に外嵌する制御バルブ800aと。
この制御バルブ800aに外嵌する切換えチエツクバル
ブ800bとを備え、これら制御バルブ800aと切換
えチエツクバルブ5oob及び主軸1により空腔内には
切換えチャンバLが構成されている。
前記制御バルブ800aは主軸1の軸線方向に移動可能
となっており、右端が調整シム18を介してヒンジボー
ルに当接するようになっている。
また、左端は切換えチャンバLに配した波形のスプリン
グワッシャ800により一定以上の移動が制限されるよ
うになっている。そして、制御バルブ800aにはこれ
が右方に移動したときに第2の切欠き14bと連通ずる
通路孔801が設けられ、また、右端域には、主軸1と
の間に逃げ溝8o2が形成されている。この逃げ溝80
2は、パワーピストン7が過大にストロークしたときに
第2の切欠き14bと連通し、圧力室71内の高圧を通
路穴16を介してチャンバFに導き、これによりストロ
ークを制限して安全を確保する機能をはたすものである
切換えチエツクバルブ800bは、外周がプランジャブ
ロックBの内腔12bに接しつつ回転するようになって
いると共に、制御バルブ800aの左端部に取付けたス
ナップリング803により左方への摺動が制限され、か
つ反スナップリング側は調整シム18間に介装したスプ
リング19により押圧されている。そして、切換えチエ
ツクバルブ800bにはリング状室804が形成される
と共に、左端にはこれと切換えチャンバLとを連通させ
る通路孔805が設けられている。さらに内腔12bの
入口には、切換えチャンバLに導入された吐出圧により
切換えチエツクバルブ800bが移動したときに、これ
の右端と接して位置決めするスラスト受は部材(ワッシ
ャまたはベアリング)806がスナップリング807に
より固定されている。
9は前記最大傾転角切換え機構8の動きを制御する選択
操作機構であり、第5図のように、吐出制御バルブ機構
5と円周方向で変位した位置のプランジャブロックBに
求心状に組込まれている。
この選択振作機構9は、第8図に示すように、内部に配
されたスプリング9Cにより中心側の位置調整シム90
1に当接するように押圧されるアーマチュアとしての筒
状スプール9aを備え、電磁部9bの通電によりスプリ
ング9Cに抗して位置調整シム901から離間する方向
に動くようになっている。
筒状スプール9aは上端と中間に弁穴90に摺接する2
つの環状突起902,903を有し、プランジャブロッ
クBには、筒状スプール9aの中心通路を介して常時チ
ャンバFに通じる低圧通路孔906が穿設され、それよ
りも上方には、筒状スプール9aの非作動時に下部の環
状突起903で連通が遮断され、筒状弁体9aの作動時
に弁穴90を介して相互に連通ずるように通路孔904
と吐出圧導入通路孔905が近接して穿設されており、
通路孔904の先端は前記切換えチャンバしに通じ、吐
出圧導入通路孔905は前記吐出室Jと通じている。
〔実施例の作用〕
次に本実施例の動作と作用を説明する。
第1実施例においては、主軸1が回転すれば、これと一
体にプランジャブロックB、ヘリカルワッシャ20、プ
ランジャ4、シュー43及びシュー押え44が回転する
。シュー43がシュー押え44により常に斜板2と接触
しているため、プランジャブロックBの回転によりプラ
ンジャ4は斜板2の傾転角に対応するように軸方向にス
トロークする0作動油は、ポンプ吸込みポートEからシ
リンダ吸込みポート140に流入する。
前記シリンダ吸込みポート140に流入した作動油は、
孔46からプランジャ穴40に入り、プランジャの前進
ストロークで圧縮された後、プランジャブロックBの回
転角により孔46がシリンダ吐出ポート150に連通し
たときに吐出される。
シリンダ吐出ポート150に圧入された吐出油は、吐出
量制御バルブ機構5を通り、ここで吐出量を制御され、
ポンプ吐出口58からアクチュエータに吐出される。
一方、吐出油は第2油路72を通って傾転角制御機構7
の圧力室163に入り、ピストン7aを押圧する。これ
により、斜板2をプランジャ4から受ける傾転角減少方
向の力にうまく対応させることができる。
この実施例においては、吐出量制御バルブ機構5がある
ため、次のような作用がある。すなわち、筒状スプール
5aは比較的弱いセット力のスプリング5cにより弁穴
50に押込まれているだけであるため、第2図の状態か
ら吐出が開始されるとオリフィス51の前後に生ずる差
圧に応じて筒状スプール5aはスプリング5Cを押し縮
めながら右方へ動き始め、吐出流量はポンプ回転数の増
加に比例して増加する。
この状態からのポンプ回転数がさらに増し、吐出流量が
所定値Q工を超えたとき、すなわちオリフィス前後の差
圧が一定値を超えると、制御オリフィスTで第2のリン
グ溝すなわちドレーンポート55は閉じられる一方、制
御オリフィスPを介して半径方向孔59が第1のリング
溝すなわち制御ポート54と合致する。この結果、オリ
フィス51を通過した吐出油は第1油路57を経て制御
プランジャ6の切欠き60および通路孔61に逃される
。この吐出圧により制御プランジャ6は第1図の状態か
ら右方へと移動する。これにより斜板2は傾転角が減少
し、すなわちシャフト軸線と直角方向に近づけられ、プ
ランジャ4のストロークが減少し、シリンダ吐出ポート
150に吐出する吐出量が減少する。
従って、ポンプ回転数が一定以上でポンプの回転数の増
加に反比例するように一回転あたりのポンプ吐出量が減
少され、ポンプ吐出量を一定に制御することができる。
次に本発明の特徴である吐出量のステップ変換動作を説
明する。たとえば、悪路走行時などアクチュエータに大
きな油量が必要なときには、選択操作機構9の電磁部9
bに通電しないでおく。このときには、スプール9aは
第3図のように前進しており、この状態において、拡大
した通孔84の作動油は、細径部85から最大傾転角切
換機構8の半径方向孔86に流入し、第3油路82→シ
リンダボート9A→ロツド部93→タンクボート9T→
第4油路92a→リング状通路170を経てチャンバF
に通じる。従って切換えピストン8bはフリーの状態に
おかれ、制御プランジャ6はばね7bにより第1図と第
3図に示すような許容最大傾転角位置に保持され、従っ
てポンプ吐出量は第10図(a)の吐出モードとなる。
これに対し、たとえば平坦路走行時などアクチュエータ
の必要流量が少なくてもよい場合には。
電磁部9bを通電する。これによりスプール9aは第3
図の状態から、第3a図のように下方に移し、ロッド部
94によりシリンダポート9AとポンプポートPsとが
連通され、タンクポート9Tとシリンダポート9Aが遮
断される。ポンプポートPsが第5油路92bによりシ
リンダ吐出ポート150と通じているため、吐出油はシ
リンダポート9Aから第3油路82を通って最大傾転角
切換え機構8の半径方向孔86に流入し、細径部85を
通って拡大した通孔84を満たす。
これにより切換え用ピストン8bは第3a図のように上
方に抑圧移動し、この切換え用ピストン8bに後端が接
している制御プランジャ6も上方へ移動する。これによ
り、斜板2はシャフト軸線と直角に近づく方向、すなわ
ち最大傾転角が小さくなるように変位させられる。すな
わち、小さな最大傾転角モードに切換えられる。この結
果、ポンプ吐出量は、第10図(b)の■曲線のように
、制御される。すなおち、ポンプ同一回転数N工におい
ても、吐出量Q2に減少され、高いポンプ回転数N、に
おいてはじめて吐出量はQlになる。
前記切換え用ピストン8bのストロークSはホルダ8a
または/および調整スクリュー8cを操作することによ
り、自由に調整することが可能であり、従ってポンプ使
用条件に即応した大小2モードの斜板最大傾転角を設定
することができる。
次に第2実施例の動作と作用を説明する。
プーリが図示しないVベルトを介してエンジンで回転さ
れると主軸1は回転し、それによりスラストフランジ2
00、リンク401を介してドライブハブ400および
ヒンジボール402が回転する。ワブルプレート2はロ
ーラ203がトラックにはまっているため回転せず、ド
ライブハブ400とスラストフランジ200によるカム
運動により揺動し、それにより球ジヨイント410,4
11を介してプランジャ4を軸線方向に往復動させる。
作動油はポンプ吸込み口EからチャンバFに送入され、
チャンバFに開孔している吸入ポート140から吸入チ
エツク弁210を経てプランジャ室Hに入り、前記プラ
ンジャ4の運動により圧縮。
高圧化される。高圧化した作動油はリーフバルブ22の
スプリング舌片22aを変位させて吐出室Jに流入し、
通路150および導入孔52を介して吐出制御バルブ機
構5の筒状スプール5bに流入し、オリフィス51を通
りプラグ5aのポンプ吐出口58からアクチュエータに
供給される。
吐出制御バルブ機構5の動きと制御は第1実施例と同じ
である。すなわち、筒状スプール5bのオリフィス51
を通過する流量が設定流量Q4を超えると、オリフィス
前後の圧力差により半径方向孔59が第1のリング溝5
4と通じ、吐出室、■の吐出液が逃される。この吐出液
は通路57を介して主軸端が位置する端室Gに流入し、
第6図の矢印のように、孔付きワッシャ1ooc→筒室
100→通路孔103→通路室101→溝102を通し
て通路穴16に入り1通孔15a→第1の切欠き14a
→通孔201を通ってパワーピストン7の圧力室71に
入る。
これによりパワーピストン7はスプリング19の付勢力
に抗して左方に移動し、ヒンジボール402を左方に移
動させる。この結果、ヒンジボール402に球面座で外
嵌しているドライブハブ400およびこれに保持されて
いるワブルプレート2は傾斜角が軸線と直角に近づくよ
うに変化させられる。それによりプランジャ4のストロ
ークが減少し、吐出室Jへの吐出流量が減少する。
そして、第1実施例で述べたように、オイルサスペンシ
ョン機構への作動油の供給を平坦走行時と悪路走行時で
変えるような場合は、電磁切換えバルブ機構10をオン
、オフ作動させる。すなわち。
選択操作機構9の電磁部9bに通電しない場合には、切
換えチャンバLは通路孔904→弁穴9゜→低圧通路孔
906によりチャンバFと通じるため低圧となっており
、従って第7図(b)のように、制御バルブ800aが
波形スプリングワッシャ800に当接する位置まで後退
し、切換えチエツクバルブ800bの通路孔801は主
軸1の第2の切欠き14bから離間し、通路穴16と切
換えチャンバLとの連通が遮断されている。従って、こ
のときにはスプリング19は伸長しており、ワブルプレ
ート2の最大傾斜角は大きく、従って吐出量を第10図
(a)のように大きくすることができる。
一方、電磁部9bに通電すれば、筒状スプール9aはス
プリング9cに抗して下方に吸引され、これにより下部
の環状突起903で通路孔904と低圧通路孔906と
の連通が遮断され、同時に弁穴90を介して通路孔90
4と吐出圧導入通路孔905が連通ずる。このため、吐
出室Jの吐出油は1通路孔904→吐出圧導入通路孔9
05を経て切換えチャンバLに導かれる。
この切換えチャンバLの高圧化により、切換えチエツク
バルブ800aおよびこれに外嵌する制御バルブ800
bは第7図(a)のように右方に抑圧移動され、制御バ
ルブ5oobはスラスト受は部材806に接しつつ主軸
1の回転に追従する。
そして、この制御バルブ5oobの右方への移動により
スプリング19は圧縮される。
前記切換えチエツクバルブ800aの移動により通路孔
801は主軸1の第2の切欠き14bと連通ずるため、
吐出液は制御バルブ800bの通路孔805→リング状
室804→通路孔801を介して主軸1の通路穴16に
流入し、第6図の状態にあるチエツクバルブ100aを
スプリング100dに抗して左方に移動させる。これに
より通路孔103が筒室100に到るため、通路室10
1と端室Gは遮断され、吐出圧は専らパワーピストン7
に作用し、ヒンジボール402を前記付勢力に抗して左
方に押圧し、ワブルプレート2を軸線と直角方向に近づ
くように働く。これにより切換えチエツクバルブ800
aは左方に移動し、この動きは制御バルブ800aが主
軸1の第2の切欠き14bを通過した時に終了し、通路
孔801が遮断される。従って、ワブルプレート5に許
容される最大傾斜角は小さくなり、吐出量は小さく制限
される。それ故、選択操作機構9のオンオフにより第1
0図(b)のように、吐出量モードを回転数に応じて2
段にステップ切換えできる。
なお1選択操作機構9が非作動の状態では、制御バルブ
800aは波形スプリングワッシャ800に当接してお
り、この状態でパワーピストン7が左方へリフトしてヒ
ンジボール402が制御バルブ900aに当接し、なお
もリフトすると、波形スプリングワッシャ800は弾性
変形する。そして、第7図(b)のようにQ、たけリフ
トすると、逃げ溝802が第2の切欠き1.4bと通じ
るため、パワーピストン7の圧力室71の圧力は直接チ
ャンバFに逃され、安全が確保される。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によるときには、斜板式プランジャ
ポンプにおいて、斜板の主軸に対する最大傾斜角度を段
階的に変更することができるため。
オイルサスペンション機構で代表されるように機器の必
要流量に即した効率のよい制御を行うことができる。し
かも、斜板の主軸に対する最大傾斜角度を段階的に変更
する手段がポンプ本体と別体でなく、ポンプ本体に一体
的に組込まれ、ポンプ自体で上記特性を得ることができ
るため、システムを簡潔化することができ、車載性と取
扱い作業性を良くすることができるなどのすぐれた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す縦断側面図、第2図
は第1図■−■線に沿う断面図、第3図は第2図m−m
線に沿う断面図、第3a図は選択操作機構を作動したと
きの状態を示す断面図、第4図は本発明の第2実施例を
示す縦断側面図、第4a図はその一部拡大図、第5図は
同じく第4図のカバーを除去した状態の部分切欠正面図
、第6図は第4図におけるチエツクバルブ機構の拡大図
、第7図(a)(b)は第4図における傾転角切換え機
構の動きを示す拡大図、第8図は第5図■−■線に沿う
断面図、第9図は第4図における吐出室の一部拡大図、
第10図(a)(b)は本発明によるポンプ回転数と吐
出量の関係を示すグラフである。 A・・・ハウジング、B・・・プランジャブロック、C
・・・カバー、1・・・主軸、2・・・斜板(ワブルプ
レート)、4・・・プランジャ、6・・・制御プランジ
ャ、8・・・最大傾転角切換え機構、9・・・選択操作
機構特許出願人   ヂーゼルV&器株式会社代 理 
人   弁理士 黒 1)泰 弘第3図 第3a図 第6図 簿7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  主軸の回転に伴い往復動するプランジャと、該プラン
    ジャのストロークを制限する斜板とを備え、該斜板の前
    記主軸に対する傾斜角度を制御してプランジヤのストロ
    ークを変更可能にしたプランジャポンプにおいて、斜板
    の前記主軸に対する最大傾斜角度を段階的に変更する手
    段をポンプ本体に一体的に構成したことを特徴とする斜
    板式プランジャポンプ。
JP63255908A 1988-10-13 1988-10-13 斜板式プランジャポンプ Pending JPH02104986A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495670U (ja) * 1991-01-21 1992-08-19
JP2010112464A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Kayaba Ind Co Ltd リーフバルブ

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JPH0495670U (ja) * 1991-01-21 1992-08-19
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