JPH0196206A - ヒドロキシル官能性グラフト共重合体 - Google Patents

ヒドロキシル官能性グラフト共重合体

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Publication number
JPH0196206A
JPH0196206A JP25345387A JP25345387A JPH0196206A JP H0196206 A JPH0196206 A JP H0196206A JP 25345387 A JP25345387 A JP 25345387A JP 25345387 A JP25345387 A JP 25345387A JP H0196206 A JPH0196206 A JP H0196206A
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JP
Japan
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vinyl monomer
functional
hydroxyl
monomer component
graft copolymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP25345387A
Other languages
English (en)
Inventor
Suryya Kumar Das
スリヤ・クマル・ダス
Rostyslaw Dowbenko
ロスティスロー・ダウベンコ
Jr Samuel Porter
サミュエル・ポーター,ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PPG Industries Inc
Original Assignee
PPG Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH0196206A publication Critical patent/JPH0196206A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鼠泉よΔ秒肚立」 本発明はヒドロキシル官能性グラフト共重合体、   
 −更に詳しくはレオロジー制御剤を外部から添加する
必要がなく、優れたたるみ抵抗性を現わす透明なコーテ
ィング剤を製造するのに特に有用なグラフト共重合体に
関する。
従来技術と解決すべき問題点 近年、揮発性有機内容物を少なくしたコーティング剤の
開発に向かう傾向が増大している。この目的を達成する
ための接近は、低分子量重合体から製せられる高固体に
向かって動いていることである。しかしこのような高固
体は一般に、たるみを最少にし、金属色素を用いる場合
の金属色素模様(metallic pigment 
pattern)の調節するため、たとえばミクロゲル
のようなしオロジー制御剤を必要とする。レオロジー制
御剤は全くしばしばフィルムに曇ったまたは黄色味を与
えることにより透明なコーティング剤の透明度を減退さ
せるので、その調節剤の存在は不利になる可能性がある
。更に、レオロジー制御剤はキュア処理フィルムを単調
な外観にするので、しばしば光沢が減退する。
それ故、レオロジー制御剤を外部から加える必要がなく
良好な光沢、たるみ抵抗性お、よび金属色素模様の調節
性を現わし、水のように透明なコーティング剤を得るこ
とができる高固形分コーティング剤を製造する方法が必
要である。
発明の構成と効果 本発明によれば、エポキシ基含有重合体の存在下、少な
くともカルボキシル官能性ビニル単量体部分を含むビニ
ル単量体成分をビニル付加重合することにより製造され
る非ゲル化ヒドロキシル官能性グラフト共重合体を提供
することができる。
また良好なたるみ抵抗性および金属色素模様調節性を有
する液体ヒドロキシ官能性グラフト共重合体から製造さ
れるコーティング剤を提供することができる。
詳細な説明 本発明の非ゲル化ヒドロキシ官能性グラフト共重合体は
、遊離基重合開始によるビニル単量体成分のビニル付加
重合により製造される。この重合は、エポキシ基含有重
合体の存在下に行なわれる。
エポキシ基含有重合体またはビニル単量体成分のいずれ
かは、その少なくとも一方がヒドロキシル官能基を含む
限りヒドロキシル官能基を含むことができる。ビニル単
量体成分とエポキシ基含有重合体の双方がヒドロキシル
官能性であるのが好ましい。
非ゲル化という語は、グラフト共重合体が適当な溶媒中
、本質的に不溶性成分を含有することなく溶解性である
ことを意味するものと理解されるべきである。適当な溶
媒の例は、テトラヒドロフラン、アセトン、キシレンお
よび他の同様な通常の有機溶媒を包含する。ゲル化され
た物質は三次元の架橋マトリックスであって、これは通
常の有機溶媒に溶解させることができず、その分子量は
ゲル透過クロマトグラフィーにより決定することができ
ない。加うるにゲル化された物質の存在は重合体生成物
のレオロジーを妨げ、スプレー施用の間の噴霧性を低下
させ、コーティング適用時における流動性を低下させる
結果となると考えられる。
更にヒドロキシル官能性(基)とは広く、ビニル単量体
成分のヒドロキシル官能性ビニル単量体に由来するヒド
ロキシル官能性(基)を意味する。またエポキシ基とカ
ルボキシル基との反応により生成する副生部分が存在す
る。
ビニル単量体成分は、少なくともカルボキシル官能性ビ
ニル単量体を含む。更にビニル単量体成分はエポキシ基
含有ビニル単量体を含まないのが好ましい。適当なカル
ボキシル官能性ビニル単量体の例は、アクリル酸、メタ
クリル酸および不飽和ジカルボン酸(たとえばマレイン
酸、フマル酸、イタコン酸)のモノエステル類(たとえ
ばマレイン酸のモノ(ヒドロキシエチル)およびモノ(
ヒドロキシプロピル)エステル類)を包含する。ビニル
単量体成分の平衡成分は、重合し得るビニル不飽和結合
を含む他の種々のビニル単量体を包含する。
たとえばアクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプ
ロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピルおよびメ
タクリル酸2−ヒドロキシブチルのようなヒドロキシル
官能性ビニル単量体があげられる。またアクリルアミド
;アクリルアミドとホルムアルデヒドの反応生成物のよ
うなN−メチロール−アクリルアミド;N−ブトキシメ
チルアクリルアミド;メタクリル酸tert−ブチルア
ミノエチル;メタクリル酸スルホエチル:およびアルキ
ル部分に炭素原子1−18個(好ましくは炭素原子1〜
6個)を含むアクリル酸アルキルおよびメタクリル酸ア
ルキル(たとえば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、
(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸へブ
チル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ
)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル
、(メタ)アクリル酸イソデシルおよび(メタ)アクリ
ル酸イソボルニル)なども有用である。またスチレン、
p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリルおよびビニルエーテル類(
たとえば酢酸ビニルまたはビニルパーサテート(vin
yl versatate)も有用である。必要に応じ
て上記単量体の混合物も使用できる。
本発明の好ましい実施態様において、ビニル単量体成分
はヒドロキシル官能基を含み、それ故上記例示のヒドロ
キシル官能性ビニル単量体または単量体の混合物の部分
を含む。
ビニル単量体の成分中のカルボキシル官能性ビニル単量
体の量は、一般に約1.5〜15重量%(%はビニル単
量体成分全重量に基づく%)の範囲である。カルボキシ
ル官能性ビニル単量体の量は通常、約1.5〜IO重量
%、好ましくは約1.5〜4重量%、より好ましくは約
2.5〜3重量%の範囲である。
エポキシ基含有重合体は、好ましくは少なくともエポキ
シ官能性ビニル単量体部分を含むビニル単量体成分(た
とえばアクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル
またはアリルグリシジルエーテル)のビニル付加重合に
より製せられるアクリル酸エポキシ官能性エステルであ
る。かかるビニル単量体の平衡成分は、上記のようなも
のから選ぶことができる。本発明の好ましい実施態様の
一つにおいて、エポキシ基含有重合体またはヒドロキシ
ル官能基を含み、それ故ヒドロキシル可能性ビニル単量
体から誘導される比例部分を含む。
エポキシ基含有重合体中に存在するエポキシ官能性ビニ
ル単量体の量は、一般に3〜30重量%(%はエポキシ
基含有重合体の製造に使用する単量体の総重量に基づく
%である)の範囲である。
エポキシ官能性ビニル単量体の量は通常、約3〜20重
量%、好ましくは約3〜lO重量%、より好ましくは約
4〜8重量%の範囲である。
エポキシ基含有重合体は、一般にポリスチレン標準品を
用いるゲル透過クロマトグラフィーによる数平均分子量
的t、ooo〜50.000、好ましくはt、000〜
5,000.より好ましくは2゜000〜3,000を
有する。
本発明のヒドロキシル官能性グラフト共重合体製造のた
めのグラフト重合反応は、ビニル単量体成分のカルボキ
シル基とエポキシ基を含む骨格となる重合体中のエポキ
シ基の縮合反応により起こる。骨格重合体のエポキシ基
のビニル単量体成分のカルボキシル基に対する比は、一
般に(1:0゜5)〜(0,5:1)の範囲である。
グラフト共重合体を製造するためのビニル付加重合は、
通常約125〜200℃、好ましくは140〜160℃
で行なわれる。一般に広い種類の物質から選ばれる遊離
基開始剤を存在せしめる。
適当な種類の物質は過酸化物、ヒドロペルオキシドおよ
びアゾ開始剤を包含する。これらの開始剤の例は、過酸
化ジーtert−ブチル、過酸化ジクミル、過酢酸アミ
ル、クメンヒドロペルオキシド、2.5−ジメチル−2
,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、
ヘキシン−3−tert−ブチル−クミルペルオキシド
、過酸化tert−アミル、2.5−ジヒドロペルオキ
シ−2,5−ジメチルヘキサン、ベルオキシニ炭酸ジ(
n−プロピル)および2.2°−アゾビス(2,4−ジ
メチル−4−メトキシ−バレロニトリル)を包含する。
開始剤の量は、通常約3〜8%(%はビニル単量体成分
全重量に基づく%である)の量で存在仕しめるが、非常
に広範囲に変えることができる。
また一般にビニル付加重合処理の間に好ましい反応温度
維持の助けとなる溶媒を存在せしめる。かかる溶媒の例
は、メチルアミルケトン、芳香族石油留分、酢酸2−エ
チルヘキシルおよびエクステート(EXTATE)60
0およびエクステート(EXTATE’)700の商標
名でエクソン・ケミカル・コーポレイション(Exxo
n ChemicalCorporat 1on)から
商業的に入手される溶媒のような高沸点エステル溶媒を
包含する。
本発明のグラフト共重合体は、たとえば自動車の適用に
有効な透明コーティング剤のような高固形分コーティン
グ剤の製造におけるフィルム形成(賦形)剤として有用
である。得られたコーティング剤は、一般に最高3.5
0ボンド/ガロン、好ましくは最高3.1ボンド/ガロ
ンの低揮発性有機内容物を有し、キュアしたフィルムは
良好な物性を有する。本発明のグラフト共重合体は通常
、ポリスチレン標準品を用いるGPCにより試験した極
大分子1約4,000〜20,000、好ましくは約e
、o o o〜12,000を有する。本発明のグラフ
ト共重合体の一つの非常に重要な利点は、それから製造
したコーティング剤が外部からレオロジー制御剤を添加
する必要なくすぐれた光沢、たるみ抵抗性および金属性
色素模様調整性を現わすことである。加うるに特に透明
なコーティング剤においてこのコーティング剤は顕著な
透明性を現わす。すてに述べたように透明なコーティン
グ剤に外部からレオロジー制御剤を加えて含有せしめれ
ば、しばしば濁りある外観となるかまたは黄色味を帯び
てくる。もちろんもし必要であれば外部からレオロジー
制御剤を加えることらできる。
本発明のコーティング剤の製造において、通常グラフト
共重合体中に存在するヒドロキシル官能基と反応するこ
とができるキユアリング剤を、該グラフト共重合体と組
み合わせる。
適当なキユアリング剤の例はアミノ樹脂、フェノール樹
脂およびポリイソシアネートキユアリング剤(ブロック
処理したイソシアネート類を包含する)である。典型的
にアミノ樹脂キユアリング剤と組み合わせてキュア促進
触媒たとえばp−トルエンスルホン酸、ジノニルナフタ
リンジスルホン酸およびこれら双方のアミンブロック型
のような酸触媒およびブロック化酸触媒を使用する。
また本発明のコーティング剤の製剤および適用を容易に
するため、典型的には最少量の溶媒を使用する。コーテ
ィング剤成分と両立し得る有機溶媒を利用する。グラフ
ト共重合体、キユアリング剤および触媒の量は、もちろ
ん多くの要因、就中コーティング剤中の特定の成分およ
びコーティング剤の予定される使用目的に依存して広範
囲に変わる。前記キユアリング剤を、次の通り、より完
全に詳述する。
アミノ樹脂縮合物はホルムアルデヒドとアミンまたはア
ミドの反応により得られる。最も普通のアミン類または
アミド類は、メラミン、尿素またはベンゾグアナミンで
あって、かつこれらが好ましい。しかし他のアミン類お
よびアミド類との縮合物、たとえばトリアジン類、トリ
アゾール類、グアニジン類、グアナミン類ならびにかか
る化合物のアルキルおよびアリールジ置換誘導体(アル
キルおよび/ま几はアリール置換尿素およびアルキルお
よび/またはアリール置換メラミンおよびベンゾグアナ
ミン)とのアルデヒド縮合物を使用することができる。
これらの化合物として、N。
N−ジメチル尿素、N−フェニル尿素、ジシアンジアミ
ド、ホルモグアナミン、アセトグアナミン、6−メチル
−2,4−ジアミノ−1,3,5−)リアジン、3.5
−ジアミノトリアゾール、トリアミノピリミジン、2.
6−ドリエチルトリアミンー1.3.5−トリアジンな
どが例示される。
使用するアルデヒドは最もしばしばホルムアルデヒドで
あるが、アセトアルデヒド、クロトンアルデヒドおよび
フルフラールのような他のアルデヒドを使用することが
できる。
アミノ樹脂はメチロールまたは同様のアルキロール基を
包含し、このアルキロール基の少なくとも一部をアルコ
ールと反応させてエーテル化し、有機溶媒可溶性樹脂を
得るのが好ましい。この目的のためのメタノール、エタ
ノール、ブタノールおよびヘキサノールのようなアルコ
ール類を包含する一部アルコール類を使用することがで
きる。
使用するアミノ樹脂は、メタノール、エタノール、ブタ
ノールのような炭素数1〜4のアルコールまたはその混
合物でエーテル化したメラミンまたは尿素−もしくはベ
ンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物であるのが好
ましい。
またキユアリング剤としてポリイソシアネート類および
ブロック処理したポリイソシアネート類も使用すること
ができる。適当なポリイソシアネート類の例は、トルエ
ンジイソシアネートおよび4.4゛−メチレン−ビス(
シクロヘキシルイソシアネート)のようなポリイソシア
ネート単量体、イソホロンジイソシアネートおよびNG
O−プレポリマー類(たとえば上記のようなポリイソシ
アネート単量体とポリエステルまたはポリエーテルポリ
オール類の反応生成物)を包含する。特に有用なイソシ
アネート類は、イソホロンジイソシアネートおよびバイ
エル(B ayer)からデスモダル(DE S M 
OD U R) Nとして商業的に入手できるI。
6−へキサメチレンジイソシアネートから得られるビウ
レツトである。ポリイソシアネートはこれを必要に応じ
てブロック処理することができる。
適当なブロッキング剤は加熱温度でブロックしない物質
たとえばメタノールのような低級脂肪族アルコール類、
メチルエチルケトンオキシムのようなオキシム類および
ε−カプロラクタムのようなラクタム類である。ブロッ
ク処理したイソシアネート類を用い、安定なワンパック
を形成させることができる。遊離イソシアネート基との
多官能性イソシアネート類を用いてツーバック型の室温
キュア可能系列を形成させることができる。これらの系
列において、生成物およびイソシアネートキユアリング
剤を適用する直前に両者を混合する。
本発明のキユアリング剤として使用することができるフ
ェノール樹脂は、アルデヒドとフェノールの縮合により
製造される。最も多く使用されるアルデヒドはホルムア
ルデヒドであるが、アセトアルデヒドのような他のアル
デヒド類も使用できる。必要に応じてパラホルムアルデ
ヒドおよびヘキサメチレンテトラミンのようなメチレン
放出剤およびアルデヒド放出剤をアルデヒド剤として使
用することができる。種々のフェノール類を使用するこ
とができる。使用するフェノール類はたとえばフェノー
ル自体、クレゾールまたは芳香環上の水素を、直鎖、分
枝鎖または環状構造の炭化水素ラジカルで置換した置換
フェノールであることができる。フェノール類の混合物
もしばしば用いられる。これらの樹脂の製造に用いられ
る特定の例のフェノール類は、p−フェニルフェノール
、p−tert−ブチルフェノール、p−tert−ア
ミルフェノール、シクロペンチルフェノールおよび不飽
和炭化水素置換フェノール類たとえばオルト、メタまた
はパラ位にブテニル基を含有するモノブテニルフェノー
ル類(この二重結合は炭化水素鎖の種々の位置にあって
もよい)を包含する。普通のフェノール樹脂はフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂である。
加うるに本発明のコーティング剤に、色素、充填剤、可
塑剤、抗酸化剤、界面活性剤および流動性調節剤のよう
な他の種々の最適成分を含有させてもよい。
コーティング剤をブラッシ塗布、浸漬、流動被覆などを
含む通常の方法により適用することができるが、典型的
にスプレー法で適用する。またコーティング剤を木、金
属およびガラスを含む種々の基質表面上に適用すること
ができる。
次に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。本発
明が実施例の詳細な記載の範囲に限定されるものと理解
されるべきではない。
実施例■ この実施例で、本発明の液状非ゲル化ヒドロキシル官能
性グラフト共重合体の製造を説明する。
A、エポキシ基含有アクリル重合体の製造投入番号  
成分          重量部(g)■ アロマティ
ク−100’      366.80■ スチレン 
          205.80アクリル酸ブチル 
       195.30メタクリル酸ブチル   
   181.30アクリル酸ヒドロキシプロピル  
68.60メタクリル酸グリシジル     26.0
4■ アロマティク−1007,50 ペルオキシ酢酸アミル’      67.60■ ア
ロマティク−10035,00 ■ アロマティク−t o 0      21.00
注)15この溶媒はエクソン(E xxon)から商業
的に入手し得る芳香族石油留分である。
2、イソパル(ISOPAR)K中6%溶液としてペン
ワルト社(Pennwalt Corp、)から人手し
得る(イソパル(ISOPAR)Kはエクソンの商標で
ある)。
適切に設備した反応容器に(I)を投入し、加熱還流す
る。投入(I[)と(II[)を共に連続的に3時間に
渡って添加する。添加終了後、投入(■)と(V)を加
え、反応混合物を還流温度で4時間保持する。
最後に反応混合物を室温に冷やす。得られたエポキシ官
能性重合体は、ポリスチレン標準品を用いるゲル透過ク
ロマトグラフィー(GPC)により分析した極大分子f
f1449.9;110℃、1時間で試験した全固形分
含有率60.5%;ガードナー粘度値D:および酸価1
.2を有する。
B、非ゲル化ヒドロキシル官能性グラフト共重合体の製
造 アクリル重合体     1174.9アロマティク−
100344,4 ■ メタクリル酸メチル       10.2スチレ
ン            201.6アクリル酸ブヂ
ル        200.9メタクリル酸ブチル  
     190.4アクリル酸ヒドロキシプロピル 
 776.3アクリル酸            31
.8■ ペルオキシ酢酸アミル      141.1
アロマティク−10013,4 ■ アロマティク−10035,0 ■ アロマティク−t o 0      21.0■
 酢酸ブチル           266.5適切に
設備した反応容器に(1)を投入し、加熱還流する。投
入(If)と(III)を共に連続的に3時間に渡って
添加する。添加の間、温度を約150℃以上に保持する
ため、共沸蒸留により溶媒15゜39を除く。添加終了
後、投入(■)と(V)を加え、反応混合物を還流温度
で4時間保持する。最後に反応混合物を室温に冷やし、
粘度を低下させるため投入(VI)を加える。得られた
生成物は、ポリスチレン標準品を用いるGPCにより分
析した極大分子量8929.ガードナー粘度値X−,1
10℃、1時間で試験した全固形分含有率65%:およ
び酸価1〜2を有する。
実施例■ この実施例は前記実施例Iと同様である。但し開始剤は
過酸ジーtert−ブチルである。
A、エポキシ基含有アクリル重合体の製造投入番号  
区分          重量部(y)■ アクロマテ
イク−1002934,4■ スチレン       
     1646.4アクリル酸ブチル      
  1563.2メタクリル酸ブチル      14
50.4アクリル酸ヒドロキシプロピル  548.8
メタクリル酸グリシジル     273.6■ アク
ロマテイク−100268,8過酸化ノーtert−ブ
チル     273.6■ アクロマテイク−100
280,0■ アクロマテイク−100168,0適切
に設備した反応容器に(1)を投入し、加熱還流する。
次いで投入(II)を、31.7ストロークの速度で加
え、この間、投入(I)を3時間に渡って210gの割
合で添加する。添加終了時、投入(IV)と(V)を加
え、混合物を還流温度で4時間保持する。反応混合物が
室温に冷えるのを許容する。
得られたエポキシ官能性アクリル重合体は、ポリスチレ
ン標準を用いるGPCにより分析した極大分子ff15
303;110℃、1時間における全固形分含有率63
,1%;ガードナー粘度値Q;および酸価0を有する。
B、非ゲル化ヒドロキシ官能性グラフト共重合体の製造 アクリル重合体      1175.8アク口マテイ
ク−100344,4 ■ メタクリル酸メチル       lO12スチレ
ン            201.6アクリル酸ブチ
ル        200.9メタクリル酸ブチル  
     190.4アクリル酸ヒドロキシプロピル 
 776.3アクリル酸            31
,8■ アクロマテイク−10070,0 過酸化ジーtert−ブチル     70.7■ ア
クロマテイク−10035,0 ■ アクロマテイク−10021,0 ■ 酢酸ブチル           25g、0適切
に設備した反応容器に(I)を投入し、加熱還流する。
これに投入(II)と(I)を共に連続的に3時間に渡
って添加する。添加終了時、投入(IV)と(V)を加
え、混合物を還流温度で4時間保持する。最後に反応混
合物が室温に冷えるのを許容し、投入(VI)を加えて
粘度を低下させる。得られた生成物は、110℃、1時
間における全固形分含有率63.9%;ガードナー粘度
値Z−7;酸価8゜4を有する。
実施例■ この実施例は、フィルム形成剤として面記実施例■のヒ
ドロキシル官能性グラフト共重合体を用いる透明なコー
ティング剤の製造および評価を説明するものである。こ
のコーティング剤を、グラフト共重合体なしで製せられ
た対照コーティング剤と比較した。
対照コーティング剤は、実施例■のグラフト重合体の代
わりにフィルム形成剤が実施例■・A項のアクリル重合
体であること以外は後記コーティング剤と同一である。
また外部から加えるしオロジー制御剤は、米国特許第4
,147,688号イグザンブルHに記載のようなミク
ロゲル型で使用した。添加したミクロゲルの量は4.5
9(樹脂固体1009に基づいて2%)である。加うる
に酢酸ブチルの代わりにキシレンを用いた。
グラフト共重合体           70.50テ
イ゛ヌビン(TINUVIN)328!′   3.0
0酢酸ブチル              30.00
シメル(CYMEL)1130’       50.
00ブロック化酸触媒52.50 ポリアクリル酸ブチルI10.75 メタノール              600酢酸ブ
チル              25.00注、(3
)−このベンゾトリアゾール紫外線安定剤はチバーガイ
ギー社(C1ba−G iegy Corp、)から商
業的に入手できる。
(4)−この50%メチル化、50%ブチル化したメラ
ミン−ホルムアルデヒド縮合物はアメリカン・シアナミ
ド(American Cyanamid)から商業的
に入手できる。
(5)−このブロック化酸触媒はジイソプロパツールア
ミンでブロック化したジノニルナフタリンジスルホン酸
である。
(6)−これは流動性調節剤および抗クレーター形成剤
である。
樹脂固体含有ff153.2%を有するコーティング剤
は、各成分を共におだやかに撹拌しながら混和すること
により製造される。これを、ユニープライム(UNI−
PRIMER)コーティング剤(PP G ・I nd
ustries、 I nc、からED3150として
商業的に入手できる)で被覆したスチール板に適用する
。この下塗りした板を、PPG・I ndustrie
s、 E nc、からUBC9021として商業的に入
手し得るコーティング剤で乾燥フィルム0.57ミルの
厚さにベースコーティングする。このベースコーティン
グ板を2分間フラッシュ処理し、本発明の前記透明コー
ティング剤を乾燥フィルム1.5ミルの厚さで適用し、
285°F(141’F)で25分間焼き付けする。対
照板に対照透明コーティング剤を適用し、同一方法で評
価する。各板のキュア処理したフィルムの外観(透明度
)、20゜光沢(水平/垂直)ならびにイメージの顕著
性(DOI)およびたるみ量を評価する。フィルムの外
観(透明度)は、視覚的検査により決定する。
光沢は光沢計を用い20°で測定する。
たるみは板を焼き付は後測定する。各板を棚上、水平に
45°の角度で置き、板の端からたるみ量をcmで測定
する。
DOIはI’R社から商業的に入手し得るC−ボックス
で測定する。DOIを測定するため、測定すべきフィル
ム表面上に異なるサイズのCシリーズを投射する。各サ
イズのCは0〜100の数字的評価(0はCoの開口部
に対して反射的透明性がないこと、100はCの開口部
に対して最大の反射的透明度を有することを現わす)、
その中間にある数値は、それぞれの変化に対応する透明
度を示す。
結果を次に示す。
上記結果は、本発明のグラフト共重合体を用いて製造さ
れたコーティング剤が対照品に比較してフィルムが水の
ごときすぐれた透明性、良好な光沢、DOIおよびたる
み抵抗性を有し、外部から添加するレオロジー制御剤を
必要としないことを示すものである。外部からレオロジ
ー制御剤を加えて使用した対照コーティング剤は、透明
度以外の性質がグラフト共重合体を使用したコーティン
グ剤に匹敵するがフィルムは黄色味を帯びているのでフ
ィルムの透明性は貧弱である。
特許出願人 ピーピーシ・インダストリーズ・インコー
ホレイテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エポキシ基含有重合体の存在下、少なくともカルボ
    キシル官能性ビニル単量体部分を含むビニル単量体成分
    のビニル付加重合により製造される非ゲル化ヒドロキシ
    ル官能性グラフト共重合体。 2、ビニル単量体成分がヒドロキシル官能基を含む特許
    請求の範囲第1項記載の非ゲル化グラフト共重合体。 3、エポキシ基含有重合体がヒドロキシル官能基を含む
    特許請求の範囲第1項記載の非ゲル化グラフト共重合体
    。 4、エポキシ基含有重合体とビニル単量体成分の双方が
    ヒドロキシル官能基を含む特許請求の範囲第1項記載の
    非ゲル化グラフト共重合体。 5、ビニル単量体成分がアクリル酸2−ヒドロキシエチ
    ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒ
    ドロキシプロピルおよびメタクリル酸ヒドロキシプロピ
    ルから選ばれるヒドロキシル官能性ビニル単量体を含む
    特許請求の範囲第4項記載の非ゲル化グラフト共重合体
    。 6、ビニル単量体成分のカルボキシル官能性ビニル単量
    体が、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸モノエス
    テルおよびフマル酸モノエステルから選ばれる特許請求
    の範囲第1項記載の非ゲル化グラフト共重合体。 7、エポキシ基含有重合体がアクリル重合体である特許
    請求の範囲第1項記載の非ゲル化グラフト共重合体。 8、エポキシ基含有アクリル重合体の存在下、少なくと
    もヒドロキシル官能性ビニル単量体とカルボキシル官能
    性ビニル単量体の双方部分を含むビニル単量体成分のビ
    ニル付加重合により製造される非ゲル化ヒドロキシル官
    能性グラフト共重合体。 9、アクリル重合体中のエポキシド基のビニル単量体成
    分中のカルボキシル基に対する比が、(1:0.5)〜
    (0.5:1)の範囲である特許請求の範囲第8項記載
    の非ゲル化グラフト共重合体。 10、エポキシ基含有重合体の存在下、少なくともカル
    ボキシル官能性ビニル単量体部分を含むビニル単量体成
    分のビニル付加重合により製造される非ゲル化ヒドロキ
    シル官能性グラフト共重合体;および該非ゲル化ヒドロ
    キシル官能性グラフト共重合体をキュア(cure)す
    るのに適合したキュアリング剤(curing age
    nt)から成るコーティング剤。 11、ビニル単量体成分がヒドロキシル官能基を含む特
    許請求の範囲第10項記載のコーティング剤。 12、エポキシ基含有重合体がヒドロキシル官能基を含
    む特許請求の範囲第10項記載のコーティング剤。 13、エポキシ基含有重合体とビニル単量体成分の双方
    がヒドロキシル官能基を含む特許請求の範囲第10項記
    載のコーティング剤。 14、キュアリング剤がアミノ樹脂、フェノール樹脂お
    よびポリイソシアネート類から選ばれる特許請求の範囲
    第10項記載のコーティング剤。 15、コーティング剤が高固形分コーティング剤である
    特許請求の範囲第10項記載のコーティング剤。 16、外部から加えるレオロジー制御剤を本質的に含ま
    ない特許請求の範囲第10項記載のコーティング剤。
JP25345387A 1987-09-18 1987-10-06 ヒドロキシル官能性グラフト共重合体 Pending JPH0196206A (ja)

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EP87113660A EP0307504A1 (en) 1986-07-21 1987-09-18 Hydroxyl functional graft copolymers

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3028359A (en) * 1959-04-27 1962-04-03 Interchem Corp Ethoxyline graft copolymers containing the norbornene nucleus and coating compositions made therefrom

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3028359A (en) * 1959-04-27 1962-04-03 Interchem Corp Ethoxyline graft copolymers containing the norbornene nucleus and coating compositions made therefrom

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