JPH0155719B2 - - Google Patents

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JPH0155719B2
JPH0155719B2 JP58198479A JP19847983A JPH0155719B2 JP H0155719 B2 JPH0155719 B2 JP H0155719B2 JP 58198479 A JP58198479 A JP 58198479A JP 19847983 A JP19847983 A JP 19847983A JP H0155719 B2 JPH0155719 B2 JP H0155719B2
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JP
Japan
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rod
base
operating
interlocking
length
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JP58198479A
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JPS6091097A (ja
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Naoji Nakazawa
Naoki Ebimoto
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SHOTOKU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHOTOKU SEISAKUSHO KK
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、テレビカメラ等の撮影その他にお
いてテレビカメラの位置を高低或いは任意に移動
して撮影するテレビカメラ用ペデスタルに関する
ものである。
(従来の技術) 従来斯種のペデスタルにあつては例えば実公昭
52−16655号公報の如く筒を積層してバランスせ
しめるものが広汎であるが、この筒を積層する方
式にあつては最低高さは最外側の筒の高さに限定
され、最高高さは最内側の筒の上昇位置に限定さ
れ、最高最低の高さは最内側の筒の上昇位置と最
外側の筒の高さに制約されている。この制約され
た高低を伸長縮小せしめるためにより多くの筒を
重層すると共に最外側の筒の高さを低くすること
により達成できるが、多くの筒を重層することに
よりペデスタル自体が大型化されると共に低い筒
を多く重層するため最高高さに伸長するに従いテ
レビカメラの位置が不安定とならざるを得ない。
この最低最高高さを伸長縮小せしめるものとし
て公知のカメラクレーンを小型化する方式で、可
動アームの長さを長くすることにより前者よりも
最高最低の高さを伸長縮小せしめることができ
る。しかしテレビカメラ昇降時の移動軌跡が円弧
となり、テレビカメラと被写体間の距離が変化し
て従来のペデスタルと異る移動位置すなわち鉛直
方向の移動ができないは勿論、可動アームを取付
けた架台が操作者を干渉し或いはカメラ視野内に
入り、その動作範囲が制約される。
このカメラクレーンの小型化方式の欠点を除去
するものとしてパンタグラフ昇降方式があるが、
パンタグラフの段数を増せば最高高さは伸長する
が最低高さが高くなると共にテレビカメラに対し
不安定となり、他方パンタグラフの昇降ストロー
クを伸長せしめれば最高最低高さを伸長縮小する
ことは可能であるが、台車が大きくなりテレビカ
メラを使用する狭いスタジオ内では使用場所が制
限され使用に不適であると共に高い雲台を使用し
ないとチルトダウン時パンタグラフがテレビカメ
ラ視野内に入る欠点がある。
また、鉛直方向に移動して前記のものよりも最
高最低高さを得られる映画カメラ用のものとして
実公昭34−10550号公報の如く、長手状の作動杆
の一方に搭載具を他方に滑子等の滑動機構を設
け、その長手状の作動杆を枢支せしめて、その枢
支点を基点として上下せしめる所謂スコツトラツ
セル方式を採用したものもあるが、この公知例に
あつては、最高高さはその作動杆の長さを長くす
ることにより所望高さに選択できる利点はある
が、最低高さをとるとき長い作動杆であればある
程滑子等の滑動機構の滑動長さが長くなるため、
この滑動機構を可動台内に収納するとすれば、可
動台自体が大型化され狭い場所での可動範囲が制
限されて細い撮影ができず、また通常一般に使用
されている可動台に採用する場合には滑子等の滑
動機構が可動台の長さより後方に移動突出するの
で、通常大きさの可動台の長さより以上の作動範
囲が必要となり撮影時その可動台より後方に移動
する場所を予め予測して撮影する面倒さを余儀な
く要求され、何れの場合もテレビカメラ用として
狭いスタジオ内では使用場所が制限されるので不
適であり、他方通常一般に使用されている可動台
の大きさ内にこの滑動機構を採用するとしても最
低高さは可動台の長さに比例するので最低高さが
高くなりスコツトラツセル方式の利点を利用でき
ない。
(発明が解決しようとする問題点) 本特定発明乃至本第三発明の第一目的は、従来
のテレビカメラ用の筒積層式及びパンタグラフ式
のペデスタルと同様にその作動範囲を限られた大
きさの可動台の長さ内としてかつ筒積層式、カメ
ラクレーン式、パンタグラフ式の各ペデスタルよ
りも限られた大きさの可動台で最高、最低の高さ
を伸長、縮小できる所謂可動台の大きさに比して
最高最低の高さを大きくでき、しかもそのカメラ
軌跡をスコツトラツセル式のペデスタルと同様に
鉛直線上で使用できるものを提供せんとするにあ
る。同第二目的は構造を簡単にしてかつカメラマ
ンがパン、チルト、ズーム、フオーカスの操作と
同時に簡単な操作で操作できる堅牢な安定性のあ
るものを安価に提供せんとするにある。本第二発
明の第三目的はバランス機構によるアンバランス
を吸収してより完全なバランス機構を提供せんと
するにある。また本第三発明の第三の目的はテレ
ビカメラ等を常に水平に位置せしめてテレビカメ
ラを操作し易いようにせんとするにある。
(問題点を解決するための手段) 本特定発明のテレビカメラ用ペデスタルは、基
杆と連動杆の基端側を各別に枢支せしめて固定節
を形成せしめ、その基杆と連動杆との他端側にテ
レビカメラ等を搭載する作動杆を枢支せしめて四
節リンク機構を形成せしめると共に各杆の長さを
作動杆の先端が略々鉛直に昇降できる長さでかつ
各杆の作動範囲を限られた大きさの可動台の長さ
範囲内に特定し、前記作動杆を任意に停止できる
基杆と連動杆との間隔を縮小方向に付勢された張
設体と基杆と作動杆の枢支角度を拡大する方向に
付勢された反発体とよりなるバランス機構を具備
せしめることによつて解決せしめんとするもので
ある。
また本第二発明のテレビカメラ用ペデスタル
は、基杆と連動杆の基端側に各別に枢支せしめて
固定節を形成せしめ、その基杆と連動杆の他端側
にテレビカメラ等を搭載する作動杆を枢支せしめ
て四節リンク機構を形成せしめると共に各杆の長
さを作動杆の先端が略々鉛直に昇降できる長さで
かつ各杆の作動範囲を限られた大きさの可動台の
長さ範囲内に特定し、前記作動杆を任意位置に停
止できる基杆と連動杆との間隔を縮小方向に付勢
された張設体と基杆と作動杆の枢支角度を拡大す
る方向に付勢された反発体とよりなるバランス機
構を具備せしめ、かつその機構中にワイヤー減速
機を介して定トルクバネを有する回転により巻取
径を変化せしめる巻取ドラムを連結せしめること
によつて解決せしめんとするにある。
また本第三発明のテレビカメラ用ペデスタル
は、基杆と連動杆の基端側を各別に枢支せしめて
固定節を形成せしめ、その基杆と連動杆との他端
側にテレビカメラ等を搭載する作動杆を枢支せし
めて四節リンク機構を形成せしめると共に各杆の
長さを作動杆の先端が略々鉛直に昇降できる長さ
でかつ各杆の作動範囲を限られた大きさの可動台
の長さ範囲内に特定し、前記作動杆を任意に停止
できる基杆と連動杆との間隔を縮小方向に付勢さ
れた張設体と基杆と作動杆の枢支角度を拡大する
方向に付勢された反発体とよりなるバランス機構
を具備せしめ、かつ前記基杆と作動杆にその基杆
並びに作動杆と協同して平行四辺形を形成せしめ
る補助杆を夫々設けることによつて解決せしめん
とするものである。
(作用) 本特定発明乃至第三発明においては、基杆と連
動杆の基端側を各別に枢支せしめて固定節を形成
せしめ、その基杆と連動杆との他端側にテレビカ
メラを搭載する作動杆を枢支せしめて四節リンク
機構を形成せしめると共に各杆の長さを作動杆の
先端が略々鉛直に昇降できる長さに特定したの
で、作動杆に搭載されたテレビカメラは従来の筒
積層式、カメラクレーン式及び又はパンタグラフ
式よりも最高、最低高さをとれると共にその最高
最低高さにおいて常に鉛直方向に昇降する。しか
もその昇降動作は、各杆の作動範囲を限られた大
きさの可動台の長さ範囲内に特定したので、限ら
れた大きさの可動台の設置場所内で昇降し、スコ
ツトラツセル式よりも狭い場所で限られた大きさ
の可動台の長さに比較して最高、最低の昇降範囲
を大きく使用できる。また作動杆に搭載されたテ
レビカメラの荷重により、基杆、連動杆及び作動
杆で構成されるリンク機構を上下に折畳む方向に
作動せしめ、換言すれば基杆と作動杆の挟む角が
小さくなり基杆の下側と連動杆の上側との間隔が
大きくなるが、作動杆を自動的に停止できる基杆
と連動杆との間隔を縮小方向に付勢された張設体
と基杆と作動杆の枢支角度を拡大する方向に付勢
された反発体とよりなるバランス機構を具備せし
めたので、基杆と作動杆の挟む角にその角度を大
きくする方向に働く反発体と基杆の下部と連動杆
の上部にその間隔を小さくする方向に働く張設体
とにより鉛直方向に働らくテレビカメラの荷重を
バランスせしめて任意位置で停止せしめることが
できる。
更に本第二発明においては、そのバランス機構
中にワイヤー減速機を介して定トルクバネを有す
る回転により巻取径を変化せしめる巻取ドラムを
連結せしめたので、前記四節リンク機構の作動と
連動するバランス機構、すなわち張設体と反発体
の歪み及び又は伸びの変化に比例する力の出力の
アンバランスは、定トルクバネの出力軸にそのア
ンバランス量に反比例して巻取径が変化する巻取
ドラムを連結させてそのアンバランス量に比例し
たワイヤー張力を発生させ、そのワイヤー張力を
ワイヤー減速機を介して基杆の基端にトルクを与
えることにより定トルクバネにより吸収せしめる
ことができる。
また本第三発明においては、基杆と作動杆に協
同して平行四辺形を形成せしめる補助杆を夫々設
けたので、作動杆に搭載されたテレビカメラを常
に水平な同一姿勢を保持して昇降することができ
る。
(実施例) 本特定発明乃至第三発明を添付図面の一実施例
によつて更に詳細を説明する。図中1は基杆、2
は連動杆で、この実施例では限られた大きさの可
動台A上に相対する基杆1,1と相対する連動杆
2,2の基端を相対する各杆を一組として各別に
枢支軸S1,S2により枢支せしめて可動台A自体で
相対する基杆1,1と相対する連動杆2,2とに
より相対する固定節を形成せしめたものを示した
が、本特定発明乃至本第三発明にあつては基杆1
と連動杆2の基端側を枢支せしめて固定節を形成
できれば良く、この実施例に限定されるものでは
ない。3はテレビカメラを搭載する作動杆で、こ
の実施例ではその作動杆3を相対せしめてその相
対する作動杆3,3の一端と相対する基杆1,1
及び相対する連動杆2,2の他端に相対する各杆
を一組として枢支軸S3,S4により枢支せしめて、
その相対する作動杆3,3を相対する基杆1,1
の枢支軸S3より更に伸長せしめてその伸長せしめ
た相対する作動杆3,3の両尖端にテレビカメラ
の搭載具Bを架設したものを示したが、本特定発
明乃至本第三発明にあつては基杆1及び連動杆2
の基端側を固定節とする四節リンク機構を形成せ
しめ、各杆の長さを作動杆3,3の先端が略々鉛
直に昇降できる長さでかつ各杆の作動範囲を限ら
れた大きさの可動台の長さ範囲内に特定せしめた
ものであれば良く、限られた大きさの可動台の長
さ範囲内においてこの固定節を有して作動杆3,
3の先端を略々鉛直方向に昇降できる四節リンク
機構を形成できる限りこの実施例構造に限定され
るものではない。バランス機構としてこの実施例
では基杆1,1の下方側と連動杆2,2の上方側
間に張設体(コイルバネ)4,4を張設すると共
に基杆1,1と作動杆3,3との枢支軸S3が捩れ
角の中心となるように作動杆3,3(及び後述の
補助連結子11,11)間に反発体(捩りコイル
バネ)5を装架し、前記基杆1,1の基端側の枢
支軸S1に固定した扇形プーリー6にワイヤーW1
の一端を固定し、そのワイヤーW1の他端をワイ
ヤー(滑車)減速機7に固定し、そのワイヤー
(滑車)減速機7に装架したワイヤーW2を回転に
より巻取径を変化せしめる巻取ドラム8に連結
し、かつその巻取ドラム8を常時一回転方向へ付
勢されている定トルクバネ88の出力軸に設けた
もので、ワイヤー減速機7は扇形プーリー6と連
動する可動子7aにワイヤーW2の基端を固定し、
その可動子7aに設けた滑車7b,7b′と固定子
7cに設けた滑車7d,7d′,7d″間に前記可動
子7aに固定せしめたワイヤーW2を装架し、か
つそのワイヤーW2を案内輪7e,7f,7gを
介して定トルクバネ88の出力軸に設けた巻取ド
ラム8に連結せしめたものを示したが、本特定発
明乃至第三発明においては前記固定節を有する四
節リンク機構を基杆1と連動杆2との間隔を縮小
方向に付勢された張設体4,4と基杆1と作動杆
3の枢支角度を拡大する方向に付勢された反発体
5とによりバランスできるのであればこの実施例
に限らず他の機構でも良く、また第二発明におい
てはそのバランス機構中ワイヤーW1,W2、ワイ
ヤー減速機7、巻取径を変化せしめる巻取ドラム
8を連結せしめた定トルクバネ88を具備すれば
良くこの実施例に限定されるものではない。基杆
1,1と作動杆3,3と協同して平行四辺形とな
る補助杆9,9は、その補助杆9,9の基端側を
限られた大きさの可動台A上に枢支軸S5により枢
支せしめてその他端を枢支軸S6により補助杆1
0,10と連結せしめると共にその枢支軸S6を補
助連結子11,11を介して基杆1,1及び作動
杆3,3の枢支軸S3に枢支せしめ、補助杆10,
10の他端を雲台取付枠兼用の自在子12を介し
て作動杆3,3の他端を枢支軸S7により枢支せし
めたものを示したが、本第三発明における補助杆
9,9,10,10は基杆1,1及び作動杆3,
3に対して平行四辺形を構成し、その基杆1,1
及び作動杆3,3と協同して作動するものであれ
ば良く、この実施例に限定するものではない。な
お13はテレビカメラの搭載具Bに設けたカメラ
昇降の操作子である。
次に第6図乃至第8図の作動説明図によつて本
特定発明乃至本第三発明のバランス機構を説明す
る。
第6図の基杆1の枢支軸S1の傾角をθとする
と、作動杆3の上端の搭載具Bに加わるテレビカ
メラ等の重量による荷重は基杆1の枢支軸S1の軸
トルクTBとなり、基杆1、連動杆2及び作動杆
3の長さや取付(枢支)位置により多少の変化は
あるが、軸トルクTBは、KB(比例定数)sinθに比
例する。
同様に張設体(コイルバネ)4のバネ力は枢支
軸S1のトルクT4となり、これは略々K4(比例定
数)sinθ・cosθに比例する。
また反発体(捩りコイルバネ)5のバネ力は枢
支軸S1のトルクT5となり、略々K5(比例定数)傾
角θに比例する。
従つて、第8図に示すように、 TV=TB−(T4+T5) がアンバランストルクとなる。
張設体4及び反発体5のバネ定数を適当に選定
すれば動作範囲の任意の傾角θに対しアンバラン
ストルクTVを基杆1、連動杆2、作動杆3の枢
支軸S1,S2,S3,S4における摩擦によるトルクよ
り小さくすることができる。すなわち搭載具Bに
搭載したテレビカメラを任意の位置に停止するこ
とができる。
更に基杆1の枢支軸S1にこのアンバランストル
クTVに相当するトルクを別途に加えれば TB=T4+T5+TV となり、動作範囲の任意の傾角θに対しすべてバ
ランスさせることができることを第7図に示す。
第7図において、定トルクバネ88の出力軸
(巻取ドラムと同軸)は常に一定のトルクTCが発
生しているので、同軸の巻取ドラム8に巻掛るワ
イヤーの張力Pは 一定トルクTC/巻取ドラムの半径r となる。
従つて、巻取ドラムの半径rをアンバランスト
ルクTVに反比例させておけば、ワイヤーW2
W1の張力はアンバランストルクTVに比例し、こ
のワイヤーW2,W1をワイヤー減速機7を介して
ワイヤーW2と連動するワイヤーW1と連結し、こ
のワイヤーW1を枢支軸S1に固定した扇形プーリ
ー6に連結すれば枢支軸S1にアンバランストルク
TVを与えることができる。
このアンバランストルクTVは第8図に示すよ
うに基杆1の傾角θによつて変化するが傾角θと
巻取ドラム8の回転数との関係は扇形プーリー6
の半径とワイヤー減速機7の減速比とにより1対
1の対応があるので、傾角θに対応したアンバラ
ンストルクTVの値から巻取ドラム8の回転位置
(回転数)と巻取径が決定され、この巻取径に応
じて螺旋状にワイヤーW2を巻回せしめれば回転
により巻取径を変化せしめることができる。
(発明の効果) 本特定発明乃至第三発明においては基杆と連動
杆との基端側を各別に枢支せしめて固定節を形成
せしめ、その基杆と連動杆との他端側にテレビカ
メラ等を搭載する作動杆を枢支せしめて四節リン
ク機構を形成せしめると共に各杆の長さを作動杆
の先端が略々鉛直に昇降できる長さでかつ各杆の
作動範囲を限られた大きさの可動台の長さ範囲内
に特定し、前記作動杆を任意に停止できる基杆と
連動杆との間隔を縮小方向に付勢された張設体と
基杆と作動杆の枢支角度を拡大する方向に付勢さ
れた反発体とよりなるバランス機構を結合せしめ
たから、四節リンク機構の長さの特定によりテレ
ビカメラを搭載した作動杆は常に略々鉛直に昇降
して昇降し乍らの撮影時にも被写体に対し等距離
を保持せしめて所謂ピンボケのない撮影を行うこ
とができ、作動杆上にテレビカメラを搭載して可
動せしめると任意に停止できるバランス機構を結
合せしめているので、所望位置に停止して従来の
積層筒式ペデスタルと同様に操作して使用でき、
特に本特定発明乃至本第三発明においては固定節
を有する四節リンク機構と各杆の作動範囲を限ら
れた大きさの可動台の長さ範囲内に特定したこと
により、積層筒式或いはパンタグラフ式と同様に
限られた大きさの可動台の長さ範囲内で昇降でき
ると共にスコツトラツセル式の如く滑動機構の滑
動長さに相応する可動台の大きさの大型化または
滑動機構の滑動長さの場所を必要とせず限られた
大きさの可動台の長さ範囲内で可動台の大きさに
比較して最大、最小限の高さの昇降範囲を大きく
することができるので、スコツトラツセル式のも
のよりも小型で狭い範囲内でスコツトラツセル式
と同様に使用でき、しかも筒積層ペデスタルと同
様な小型のものでも昇降範囲の最高最低幅を積層
筒式及びパンタグラフ式ペデスタルでは達成でき
ない極めて大きい昇降範囲を保持せしめることが
できると共に、作動杆と連動杆は協同して移動す
るのでカメラクレーンの如く可動アームを取付け
た架台が操作者を干渉したり或いはカメラ視野内
に入る虞も全くなく、パンタグラフ式に比し安定
して操作でき、各杆、固定節、四節リンク機構、
枢支、並びに張設体と反発体とのバランス機構よ
りなる簡単な構成を採用したので堅牢でかつ保守
点検に便であるはもとより操作子のみで操作でき
ると共に操作子を釈放すると自動的にスムースに
停止して安定性のあるものを安価に提供すること
ができる。
また本第二発明においては前記のほかにバラン
ス機構中にワイヤー、減速機を介して定トルクバ
ネを有する回転により巻取径を変化せしめる巻取
ドラムを連結したので、前記張設体と反発体で構
成されるバランス機構中におけるアンバランスを
吸収し極めてスムースな安定した動作を行うこと
のできるものを提供することができる。
更にまた本第三発明にあつては基杆と作動杆に
その基杆並びに作動杆と協同して平行四辺形を形
成せしめる補助杆を設けたので、テレビカメラを
搭載した作動杆をその如何に拘らず常に水平に保
持することができるので、撮影に際し使用し易い
ものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本特定発明乃至本第三発明の一実
施例を示すもので、第1図は一部を省略した側面
図、第2図は同第1図の平面図、第3図は一部の
拡大側面図、第4図は第3図の要部の平面図、第
5図は巻取ドラム及び定トルクバネの斜視図、第
6図乃至第8図は作動説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基杆と連動杆の基端側を各別に枢支せしめて
    固定節を形成せしめ、その基杆と連動杆との他端
    側にテレビカメラ等を搭載する作動杆を枢支せし
    めて四節リンク機構を形成せしめると共に各杆の
    長さを作動杆の先端が略々鉛直に昇降できる長さ
    でかつ各杆の作動範囲を限られた大きさの可動台
    の長さ範囲内に特定し、前記作動杆を任意に停止
    できる基杆と連動杆との間隔を縮小方向に付勢さ
    れた張設体と基杆と作動杆の枢支角度を拡大する
    方向に付勢された反発体とよりなるバランス機構
    を具備せしめたテレビカメラ用ペデスタル。 2 基杆と連動杆の基端側を各別に枢支せしめて
    固定節を形成せしめ、その基杆と連動杆との他端
    側にテレビカメラ等を搭載する作動杆を枢支せし
    めて四節リンク機構を形成せしめると共に各杆の
    長さを作動杆の先端が略々鉛直に昇降できる長さ
    でかつ各杆の作動範囲を限られた大きさの可動台
    の長さ範囲内に特定し、前記作動杆を任意に停止
    できる基杆と連動杆との間隔を縮小方向に付勢さ
    れた張設体と基杆と作動杆の枢支角度を拡大する
    方向に付勢された反発体とよりなるバランス機構
    を具備せしめ、かつそのバランス機構中にワイヤ
    ー減速機を介して定トルクバネを有する回転によ
    り巻取径を変化せしめる巻取ドラムを連結せしめ
    たテレビカメラ用ペデスタル。 3 基杆と連動杆の基端側を各別に枢支せしめて
    固定節を形成せしめ、その基杆と連動杆との他端
    側にテレビカメラ等を搭載する作動杆を枢支せし
    めて四節リンク機構を形成せしめると共に各杆の
    長さを作動杆の先端が略々鉛直に昇降できる長さ
    でかつ各杆の作動範囲を限られた大きさの可動台
    の長さ範囲内に特定し、前記作動杆を任意に停止
    できる基杆と連動杆との間隔を縮小方向に付勢さ
    れた張設体と基杆と作動杆の枢支角度を拡大する
    方向に付勢された反発体とよりなるバランス機構
    を具備せしめ、かつ前記基杆と作動杆にその基杆
    並びに作動杆と協同して平行四辺形を形成せしめ
    る補助杆を夫々設けたテレビカメラ用ペデスタ
    ル。
JP19847983A 1983-10-24 1983-10-24 テレビカメラ用ペデスタル Granted JPS6091097A (ja)

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JPS5517875A (en) * 1978-07-25 1980-02-07 Kouno Giken Kk Sound time base compression and expansion reproducing device

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JPS6091097A (ja) 1985-05-22

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