【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]
本発明は結束用自着テープ、さらに詳しくいえ
ば、紙を主体とする書類、新聞、雑誌などを一時
的に結束して運搬や保管などに都合のよい形態と
するための、被結束物との粘着力が極めて小さ
く、かつ接着剤面同士の接着力（以下自着力と称
する）が大きな結束用自着テープに関するもので
ある。
一般の粘着テープは、例えば段ボール箱封かん
用などの包装用として主に用いられる。したがつ
て、該粘着テープにおいては、その使用目的か
ら、自着力はあまり問題視されておらず、もつぱ
ら接着剤面と被着体との粘着物性が問題視されて
いる。そのため、ゴム系粘着剤においては、ゴム
エラストマーと粘着付与性樹脂の選択やその組成
などが、またアクリル系粘着剤においては、共重
合体に使用されるモノマーの選択や重合度の選
定、架橋効果などが主な研究対照となつている。
このような粘着テープは、被着体との粘着力が
極めて大きく、例えば、天然ゴム100重量部とア
ルキルフエノール樹脂若しくは石油樹脂60重量部
から成る天然ゴム系感圧接着剤層を設けた粘着テ
ープの粘着力（粘着テープをステンレススチール
板上に２Kgの荷重で圧着した場合の接着力）は約
800〜1200ｇ／24mm巾であり、また２−エチルヘ
キシルアクリレート単位60重量部、ブチルアクリ
レート単位５重量部、酢酸ビニル単位30重量部及
びアクリル酸単位５重量部を含む共重合体から成
るアクリル系感圧性接着剤層を設けた粘着テープ
の粘着力は約820〜980ｇ／24mm巾である（特開昭
54−96539号公報）。
したがつて、このような粘着力の大きな粘着テ
ープを結束用に使用した場合、該粘着テープは、
その被結束物と接する面において強く接着し、結
束粘着テープを被結束物からはずす際に該被結束
物の一部が粘着テープとともに剥ぎとられて、被
結束物に損傷を与えるため、一般の粘着テープは
結束用自着テープとして用いることはできない。
この結束用自着テープに要求される重要な性質
は、被結束物に対しては極めて弱い粘着性しか示
さないが、接着剤面同士が接合したときに高い自
着性を示すことである。
最近、前記の性質をある程度満足した接着剤組
成物や結束用自着テープが提案され、一部は生野
菜類や生花類などの結束用に実用化されている。
例えばエラストマーに、該エラストマーと相溶性
のある重合体及び粘着付与剤を配合した感圧性接
着剤組成物（特開昭54−96539号公報）、スチレン
−イソプレン−スチレンブロツク共重合体又は該
ブロツク共重合体を主体とするエラストマーに、
粘着付与剤及び添加剤を配合して成る接着剤組成
物を耐水性基材の片面に塗布した、生野菜類、生
花類などの結束用粘着テープ（特開昭56−26968
号公報）などが提案されている。しかしながら、
これらにおいては、自着力は満足しうるものの、
被結束物に対する粘着力はまだ大きく、生野菜類
や生花類の結束には使用しうるが、例えば紙を主
体とした書類、新聞、雑誌などの結束には、紙む
けなどの損傷を与えるので使用することができな
い。
また、ある種のエラストマーに、該エラストマ
ーと相溶性のよい樹脂、C9系石油樹脂及び添加
剤を配合して成る接着剤組成物を耐水性基材の片
面に塗布した結束用感熱自着テープが提案されて
いる（特開昭58−52379号公報）。しかしながら、
このテープは常温では粘着性及び自着性いずれも
全く有しておらず、したがつてこのテープを使用
する場合、被結束物を結束し、該テープの端部に
おいて接着剤が塗布されている面同士を接合して
加熱し、自着させることが必要であつて、結束操
作が煩雑であるという欠点がある。
本発明者らは、このような事情に鑑み、生野菜
類や生花類はもちろんのこと、紙を主体とする書
類、新聞、雑誌などの結束にも使用することがで
き、その上常温で大きな自着力を有する結束用自
着テープを提供すべく鋭意研究を重ねた結果、あ
る特定組成のエラストマーに所定量のフアクチス
を配合して成る接着剤組成物を用い、粘着力が特
定の値以下にかつ自着力が特定の値以上に付与さ
れたテープがその目的に適合しうることを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至つ
た。
すなわち、本発明は、基材の片面に、(A)スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロツク共重合体50〜
80重量％及び天然ゴム50〜20重量％を含有するエ
ラストマー100重量部に対し、(B)フアクチス20〜
40重量部を配合して成る感圧性接着剤組成物層を
設けたテープであつて、その粘着力が10ｇ／10mm
巾以下、かつ接着剤面同士の接着力が400ｇ／10
mm巾以上であることを特徴とする結束用自着テー
プを提供するものである。
本発明のテープにおける接着剤組成物に(A)成分
として用いられるエラストマーは、スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロツク共重合体及び天然ゴ
ムを含有するものであつて、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロツク共重合体50〜80重量％及び
天然ゴム50〜20重量％を含有することが必要であ
る。前記のスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ツク共重合体の含有量が、該エラストマーに対し
て50重量％未満では、自着力が小さく粘着力が大
きくなるし、また80重量％よりも多くなると、十
分な自着力が得られない。
このエラストマーには、前記成分以外に、所望
に応じ、例えばスチレン−ブタジエン−スチレン
ブロツク共重合体のようなＡ−Ｂ−Ａ型の一般的
構成を有するブロツク共重合体や、ポリイソブチ
レンゴム、ポリイソプレンゴム、ブチルゴムなど
の合成ゴムを本発明の目的を損わない範囲で含む
ことができる。
このエラストマーの自着力は、含まれる成分の
種類及び含有割合によつて異なるが、通常50〜
300ｇ／10mm巾の範囲である。この自着力とは、
幅10mm、長さ約15cmの粘着テープ片をとり、その
中央部で長さ約25mmにわたつて、相対するテープ
のエツジがずれないように接着剤同士を接合さ
せ、その部分を質量２Kgのローラで圧着し、その
後直ちに接着剤同士が接合していない両端部をた
がいに逆方向に引き離し、速度20mm／分で引張つ
たときの抵抗値をいう。
また、接着剤組成物に(B)成分として用いられる
フアクチスは、該組成物の粘着力を増加せずに、
自着力を飛躍的に増大させるためのものであつ
て、その配合量は前記エラストマー100重量部に
対して20〜40重量部の範囲である。この量が20重
量部未満か、あるいは40重量部を超えると自着力
が小さくなりすぎ、不適当である。このフアクチ
スとしては、例えばなたね油や大豆などの植物
油、あるいは魚油を硫黄で加熱加硫したもの、該
植物油を塩化硫黄で常温加硫したもの、脂肪酸グ
リセリドを原料としたものなどが挙げられる。
この接着剤組成物には、所望に応じ、本発明の
目的を損わない範囲で、前記の必須成分以外に、
該エラストマーと相溶性のある樹脂や、添加剤を
配合してもよい。この組成物に用いることのでき
る樹脂としては、例えばポリテルペン、ロジンエ
ステル、石油系樹脂などが挙げられ、これらの樹
脂の配合量は該エラストマー100重量部に対し、
通常30重量部以下である。この量が30重量部を超
えると、粘着力が大きくなりすぎて不適当であ
る。
本発明テープに用いられる基材としては、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、無可塑化ポリ
塩化ビニル、ボリエステルなどのフイルムが挙げ
られ、その厚さが通常20〜60μ程度のものが好ま
しく使用される。また、この基材には、所望に応
じ着色剤を配合したり、あるいは印刷により所望
の色に着色してもよいし、また、被結束物の商品
名などの事項を表示することもできる。
本発明テープは、前記の接着剤組成物の溶液
を、通常の粘着テープを製造するのに用いられて
いる方法に従つて、基材の片面に塗布したのち、
溶剤を揮散させ、次いで芯体上に巻取つたのち、
所望の幅に切断することによつて製造される。該
基材上の接着剤層の厚さは、乾燥後において10〜
50μの範囲が適当である。
前記の接着剤組成物の溶液は次のようにして調
製することができる。まずエラストマーとフアク
チスと、場合によつては樹脂をバンバリーミキサ
ーやゴム練りロールなどで混練して均一な混合物
とし、次いでこの混合物をヘキサン、トルエン又
はそれらの混合物などの有機溶剤に溶解して固形
分含量が10〜40重量％の範囲になるように溶液と
する。
このようにして得られた本発明の結束用自着テ
ープは、自着力が400ｇ／10mm巾以上、粘着力が
10ｇ／10mm巾以下であることが必要である。自着
力が400ｇ／10mm巾未満では、該テープの接着剤
面同士の結束力が弱すぎて剥れやすく、また粘着
力が10ｇ／10mm巾を超えると、紙類などの結束に
用いることができなくなる。ここでいう粘着力と
は、幅10mmの粘着テープをステンレススチールの
パネルに質量２Kgのローラで圧着し、遊びの部分
をパネル面に対して180度折り返し、引き離し速
度300mm／分で引張つたときの抵抗値をいう。
本発明の結束用自着テープは、生野菜類や生花
類などの結束にはもちろんのこと、種々の物品の
結束に用いることができ、特に従来使用が困難で
あつた紙を主体とする書類、新聞、雑誌などの結
束にも有効であつて、極めて商品価値の高いもの
である。
次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。
なお、実施例中に示されている物性は、以下の
ようにして測定したものである。
(1) 自着力：
巾10mm、長さ15cmの試料テープ２枚をたがい
に25mmにわたつて重ねて貼り合わせ、その部分
を重量２Kgのローラで圧着したのち、未接着の
両端を支持して、これを引き剥がす方向に20
mm／分の割合で引張つたときの抵抗値を求め、
以下の基準に従つて評価した。
〇…400ｇ／10mm以上
△…300ｇ／10mm以上400ｇ／10mm未満
×…300ｇ／10mm未満
(2) 粘着力：
JIS−Z1522の粘着力の測定法に準じた方法
で測定し、以下の基準に従つて評価した。
〇…10ｇ／10mm以下
△…10ｇ／10mmを超え100ｇ／10mm未満
×…100ｇ／10mm以上
実施例
スチレン−イソプレン−スチレン型ブロツク共
重合体（シエル化学製、「カリフレツクスTR−
1107」）と、天然ゴムと、フアクチス（天満サブ
化工製、「白サブＳ」）とを次表に示す割合で混合
し、バンバリーミキサーで10分間混練したのち、
これにトルエンを加え、濃度30％の溶液を調製し
た。
このようにして得た溶液を、テープ状ポリプロ
ピレン基材上に塗布し乾燥することによつて結束
用自着テープを製造した。このものの物性を次表
に示す。
また、フアクチス含量０重量部(A)、20重量部
(B)、40重量部(C)、60重量部(D)のものについて調べ
たエラストマー比率の変化と自着力の関係を示す
グラフを図面に示した。
このグラフから明らかなように、結束用自着テ
ープに必要な自着力は、フアクチス含量を20〜40
重量部配合することによつて得られる。
The present invention relates to a self-adhesive binding tape, and more specifically, a self-adhesive binding tape for temporarily binding paper-based documents, newspapers, magazines, etc., into a form convenient for transportation, storage, etc. The present invention relates to a self-adhesive binding tape that has extremely low adhesive strength and high adhesive strength between adhesive surfaces (hereinafter referred to as self-adhesive strength). General adhesive tapes are mainly used for packaging, such as for sealing cardboard boxes. Therefore, in view of the intended use of the adhesive tape, the self-adhesion strength is not so much of an issue, but the adhesive properties between the adhesive surface and the adherend are more of an issue. Therefore, for rubber adhesives, the selection and composition of the rubber elastomer and tackifying resin, and for acrylic adhesives, the selection of monomers used in the copolymer, the selection of the degree of polymerization, and the crosslinking effect. etc. are the main research controls. Such adhesive tapes have extremely high adhesion to the adherend; for example, adhesive tapes with a natural rubber-based pressure-sensitive adhesive layer made of 100 parts by weight of natural rubber and 60 parts by weight of alkylphenol resin or petroleum resin. The adhesive strength (adhesive strength when adhesive tape is pressed onto a stainless steel plate with a load of 2 kg) is approximately
An acrylic pressure-sensitive material having a width of 800 to 1200 g/24 mm and consisting of a copolymer containing 60 parts by weight of 2-ethylhexyl acrylate units, 5 parts by weight of butyl acrylate units, 30 parts by weight of vinyl acetate units, and 5 parts by weight of acrylic acid units. The adhesive strength of the adhesive tape with an adhesive layer is approximately 820 to 980 g/24 mm width (Japanese Patent Application Publication No.
54-96539). Therefore, when such adhesive tape with high adhesive strength is used for binding, the adhesive tape has the following properties:
It adheres strongly on the surface that comes into contact with the objects to be bound, and when the binding adhesive tape is removed from the objects, part of the objects to be bound will be peeled off together with the adhesive tape, damaging the objects. Adhesive tape cannot be used as self-adhesive binding tape. An important property required of this self-adhesive binding tape is that it exhibits extremely weak adhesion to objects to be bound, but exhibits high self-adhesion when the adhesive surfaces are joined together. Recently, adhesive compositions and self-adhesive binding tapes that satisfy the above-mentioned properties to some extent have been proposed, and some of them have been put into practical use for binding raw vegetables, fresh flowers, and the like.
For example, a pressure-sensitive adhesive composition containing an elastomer, a polymer compatible with the elastomer, and a tackifier (Japanese Unexamined Patent Publication No. 1983-96539), a styrene-isoprene-styrene block copolymer, or a styrene-isoprene-styrene block copolymer, or a styrene-isoprene-styrene block copolymer or For elastomers mainly composed of polymers,
Adhesive tape for binding raw vegetables, fresh flowers, etc., in which an adhesive composition containing a tackifier and additives is applied to one side of a water-resistant base material (Japanese Patent Laid-Open No. 56-26968
Publication No. 2), etc. have been proposed. however,
In these cases, although the self-adhesion strength is satisfactory,
It still has strong adhesion to objects to be bound, and can be used to bind raw vegetables and flowers, but it can be used to bind paper-based documents, newspapers, magazines, etc., as it may cause damage such as peeling the paper. cannot be used. In addition, heat-sensitive self-adhesive tape for binding is made by coating a certain type of elastomer with a resin that is compatible with the elastomer, a C9 petroleum resin, and additives on one side of a water-resistant base material. has been proposed (Japanese Unexamined Patent Publication No. 58-52379). however,
This tape has no adhesive or self-adhesive properties at room temperature. Therefore, when using this tape, the objects to be bound are bound together and adhesive is applied to the ends of the tape. It is necessary to bond the surfaces together and heat them to make them self-adhesive, which has the disadvantage that the binding operation is complicated. In view of these circumstances, the inventors of the present invention have discovered that it can be used to bind not only fresh vegetables and flowers, but also paper-based documents, newspapers, magazines, etc. As a result of intensive research in order to provide a self-adhesive binding tape with self-adhesive strength, we have developed an adhesive composition that is made of an elastomer with a specific composition and a predetermined amount of factis, and the adhesive strength is below a specific value. The inventors also discovered that a tape having a self-adhesive force greater than a certain value can be suitable for the purpose, and based on this knowledge, the present invention was completed. That is, in the present invention, on one side of the base material, (A) styrene-isoprene-styrene block copolymer 50~
For 100 parts by weight of an elastomer containing 80% by weight and 50-20% by weight of natural rubber, (B) 20-20% by weight of Factis
A tape provided with a pressure-sensitive adhesive composition layer containing 40 parts by weight, the adhesive strength of which is 10 g/10 mm.
Width or less, and adhesive force between adhesive surfaces is 400g/10
The present invention provides a self-adhesive binding tape characterized by having a width of mm or more. The elastomer used as component (A) in the adhesive composition in the tape of the present invention contains a styrene-isoprene-styrene block copolymer and natural rubber, and is a styrene-isoprene-styrene block copolymer containing 50% styrene-isoprene-styrene block copolymer. It is necessary to contain ~80% by weight and 50-20% by weight of natural rubber. If the content of the styrene-isoprene-styrene block copolymer is less than 50% by weight with respect to the elastomer, the self-adhesive strength will be low and the adhesive strength will be large, and if it exceeds 80% by weight, the self-adhesive strength will be large. I can't get enough grip. In addition to the above-mentioned components, this elastomer may also contain, if desired, a block copolymer having a general structure of the A-B-A type, such as a styrene-butadiene-styrene block copolymer, polyisobutylene rubber, polyisobutylene rubber, etc. Synthetic rubbers such as isoprene rubber and butyl rubber can be included within the range that does not impair the object of the present invention. The self-adhesive strength of this elastomer varies depending on the type and content ratio of the components contained, but it is usually 50~
The range is 300g/10mm width. What is this self-adhesion force?
Take a piece of adhesive tape with a width of 10 mm and a length of about 15 cm. Apply adhesive to the center of the tape over a length of about 25 mm so that the edges of the opposing tapes do not shift, and roll that part with a roller weighing 2 kg. This is the resistance value when the adhesive is crimped at a speed of 20 mm/min, and then immediately the ends where the adhesive is not joined are pulled apart in opposite directions and pulled at a speed of 20 mm/min. In addition, Factis used as component (B) in the adhesive composition does not increase the adhesive strength of the composition.
It is intended to dramatically increase the self-adhesive strength, and its amount is in the range of 20 to 40 parts by weight per 100 parts by weight of the elastomer. If this amount is less than 20 parts by weight or exceeds 40 parts by weight, the self-adhesive strength will be too small, which is inappropriate. Examples of this factis include vegetable oils such as rapeseed oil and soybean oil, or fish oils heated and vulcanized with sulfur, those vegetable oils vulcanized at room temperature with sulfur chloride, and those made from fatty acid glycerides. If desired, this adhesive composition may contain, in addition to the above-mentioned essential components, to the extent that it does not impair the purpose of the present invention.
Resins and additives that are compatible with the elastomer may be blended. Examples of resins that can be used in this composition include polyterpenes, rosin esters, petroleum resins, etc. The amount of these resins is based on 100 parts by weight of the elastomer.
It is usually 30 parts by weight or less. If this amount exceeds 30 parts by weight, the adhesive strength will become too large, which is inappropriate. Examples of the base material used in the tape of the present invention include films of polyethylene, polypropylene, unplasticized polyvinyl chloride, polyester, etc., and those having a thickness of usually about 20 to 60 microns are preferably used. Furthermore, this base material may be mixed with a coloring agent or may be colored in a desired color by printing, or information such as the product name of the product to be bound may be displayed. The tape of the present invention is produced by applying a solution of the adhesive composition described above to one side of a base material in accordance with the method used for manufacturing ordinary adhesive tapes.
After volatilizing the solvent and then winding it onto the core,
Manufactured by cutting to desired width. The thickness of the adhesive layer on the base material after drying is 10~
A range of 50μ is appropriate. A solution of the adhesive composition described above can be prepared as follows. First, the elastomer and the fibers, and in some cases the resin, are kneaded using a Banbury mixer or rubber kneading roll to form a homogeneous mixture, and then this mixture is dissolved in an organic solvent such as hexane, toluene, or a mixture thereof to reduce the solid content. Prepare a solution so that the content ranges from 10 to 40% by weight. The self-adhesive binding tape of the present invention thus obtained has a self-adhesive strength of 400 g/10 mm width or more and an adhesive strength of
It must be less than 10g/10mm width. If the self-adhesive strength is less than 400g/10mm width, the binding strength between the adhesive surfaces of the tape will be too weak and it will easily peel off, and if the adhesive strength exceeds 10g/10mm width, it cannot be used for binding papers, etc. It disappears. The adhesive force here refers to the adhesive strength when a 10 mm wide adhesive tape is pressed onto a stainless steel panel using a 2 kg roller, the loose part is folded back 180 degrees to the panel surface, and the tape is pulled apart at a speed of 300 mm/min. Refers to resistance value. The self-adhesive binding tape of the present invention can be used not only for binding raw vegetables and fresh flowers, but also for binding various articles, especially documents mainly made of paper, which has traditionally been difficult to use. It is also effective for binding newspapers, magazines, etc., and has extremely high commercial value. Next, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples. The physical properties shown in the examples were measured as follows. (1) Self-adhesion strength: Two sample tapes with a width of 10 mm and a length of 15 cm are pasted together over a distance of 25 mm, and that part is crimped with a roller weighing 2 kg, then both unbonded ends are supported, 20 in the direction of tearing this off.
Find the resistance value when pulled at a rate of mm/min,
Evaluation was made according to the following criteria. 〇...400g/10mm or more △...300g/10mm or more and less than 400g/10mm ×...less than 300g/10mm (2) Adhesive strength: Measured according to the method for measuring adhesive strength of JIS-Z1522, and in accordance with the following standards. I evaluated it. 〇…10g/10mm or less △…More than 10g/10mm and less than 100g/10mm ×…100g/10mm or more Example Styrene-Isoprene-Styrene type block copolymer (Ciel Chemical, “Califlex TR-
1107''), natural rubber, and Fucutis (manufactured by Tenma Sub Kako, ``White Sub S'') in the proportions shown in the table below, and after kneading for 10 minutes with a Banbury mixer,
Toluene was added to this to prepare a solution with a concentration of 30%. The solution thus obtained was applied onto a tape-shaped polypropylene base material and dried to produce a self-adhesive binding tape. The physical properties of this material are shown in the table below. In addition, Factis content 0 parts by weight (A), 20 parts by weight
(B), 40 parts by weight (C), and 60 parts by weight (D) are shown in the drawing as graphs showing the relationship between changes in elastomer ratio and self-adhesion strength. As is clear from this graph, the self-adhesive strength required for self-adhesive binding tape has a fiber content of 20 to 40.
It can be obtained by blending parts by weight.
【表】【table】
【表】【table】
【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]
図面は、本発明の結束用自着テープにおける各
成分の比率と自着力の関係を示すグラフである。
The drawing is a graph showing the relationship between the ratio of each component and the self-adhesive strength in the self-adhesive binding tape of the present invention.