JPH01502394A - ウラニウム及び石油の探鉱方法 - Google Patents

ウラニウム及び石油の探鉱方法

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JPH01502394A
JPH01502394A JP87500904A JP50090487A JPH01502394A JP H01502394 A JPH01502394 A JP H01502394A JP 87500904 A JP87500904 A JP 87500904A JP 50090487 A JP50090487 A JP 50090487A JP H01502394 A JPH01502394 A JP H01502394A
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ホックマン,マーク ブレット マックイーウエン
ウィプマ,ピーター ヨハネス マリア
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は鉱物及び石油の探鉱方法、特に人工熱ルミネセンス分析方法を使用し ての探鉱方法に関する。さらにこの発明は、熱ルミネセンス分析技術によるウラ ニウムおよび石油鉱床への距離を測定する方法に関するものである。
発明の前景 熱ルミネセンス(TL)は、トラップに捕捉された過剰電子とそれに対応する電 子の欠落している所(正孔)の熱的な活性化によって生じる光放射である。また 、この活性化は光放射の起因となる正孔と電子との再結合を誘起させる。
結晶内への電離放射線の入射は原子itから電子を移動させ、自由電子と正孔( 電子を失った場所)を生じさせることになる。大部分の電子と正孔は直ちに再結 合をするが、非伝導性鉱物内の数パーセントの正孔と過剰電子は格子欠陥と不純 物のトラップに捕捉される。
ウラニウム鉱床のTL調査において幅広く使用されている鉱物として石英がある 。この石英はシリコン位置においてSi”に取り代わってA I ”が存在した 正孔トラップを有していることがよく知られている。また、0″−が欠落してい る場所でも電子をトラップすることができる0石英内の正孔トラップ数は電子ト ラップ数より名いt、の−1″本スが一姑昂トラップされLf孔と電子の数は同 数でなければならないので、電子のトラップメカニズムは結果としてTL倍信号 強さに影響を及ぼす有力な要因となる。
これらのトラップされた電荷は正孔と電子との再結合を誘発する熱的活性化によ って解放される。もし、再結合が特定の場所で発生した場合は可視光線が発光さ れることになり、この光りをグローピークとして測定し記録することができる。
電子と正孔は結晶場エネルギーが相違する場所でトラップされるので、それらを 解放するために異なる活性化熱量が必要とされる。したがって、ある温度範囲内 においてグロー曲線を表わすグロービークが記録される。また、この石英は約1 90℃、260℃、350℃の3種類の上位レベルのグローピークと150℃、 220℃の下位レベルのグローピークを有する典型的な物質として知られている 。
石英のグロー曲線の形状とその強度は、格子欠陥及びトラップ、各結晶場エネル ギー、トラップ密度や電荷占有としての作用をする不純物等の幾つかの要素に起 因する。電荷占有比率は電離放射線あるいは加熱等の外的物理作用に影響を受け るものであり、また電荷占有はTL倍信号強さに影響を与えるのでこれまで線量 計としてTLが使用されてきた。
現在、ウラニウム鉱床を探鉱する一般的な技術は地球化学、土壌ラドン調査、α 測定や放射分析等の技術を有している。これらの技術は鉱化作用の付近における 娘核種あるいはウラニウム等の検出方法に依存している。
さらに、ウラニウム鉱床に関する探鉱技術のほかに熱ルミネセンス分析技術を石 油熟成の測定用として使用することも可能である。
石油熟成の測定に関し人工熱ルミネセンス(TL)の使用目的は、含油盆地(o il−bearing basin)の可能性のある場所での堆積物(通常は、 砂岩あるいは炭酸塩)の古温度の測定をすることである。この測定は、基本的な TLグロー曲線が温度関数として形状と強度を変化させることを利用したもので ある。一連の堆積物についてTLグロー曲線に影響を及ぼす温度条件を正確に知 ることができれば、過去の堆積物温度を示す情報として使用することが可能であ り、特に石油においては狭い温度範囲(100’Cから180℃)で成熱するた めこれらの温度情報は明らかに有用である。
したがって、この発明は熱ルミネセンス分析技術を利用した鉱物あるいは石油の 探鉱方法を提供することを目的とする。
発明の要旨 外的物理作用は結晶内でのトラップ密度にも影響を及ぼすため、グロー曲線の形 状及び強度は固定変量となる。過去において外的物理作用を受けた状態の゛記憶 °としてのこの特性は鉱物及び石油の探鉱として使用されるものであり、人工熱 ルミネセンス分析によって検出することが可能である。例えば、ウラニウムから の放射線放出は石英のトラップ密度に影響を及ぼし、その結果TLグロー曲線の 形状及び強度は固定変量となる。したがって、過去に放射線にさらされた状態の 記憶としてこの石英が有する特性は、ウラニウム探鉱に使用され人工TL分析に よって検出することが可能となっている。
この発明の特徴について略述すれば、鉱物あるいは石油鉱床とサンプル採取場所 との距離の測定において、サンプル内の結晶格子トラップを実質的に満たすに十 分な量のガンマ放射線をサンプルへ照射するとともに、サンプルの周囲温度を昇 温させるために加熱し、複数のグローピーク温度におけるルミネセンス放射の強 度を測定し、ルミネセンス強度と鉱石あるいは石油鉱床とサンプル採取場所との 距離を示すサンプルが受けた外的物理作用の度合いを測定するために外的物理作 用の影響度が既知の基準サンプルのルミネセンス強度との比較をすることを特徴 とする結晶サンプルの熱ルミネセンス分析を使用する鉱物または石油の探鉱方法 である。
熱ルミネセンスは地質学において2種類の利用方法がある。第1は、電離放射線 による電荷のトラップへの充填あるいは飽和に関することであり、放射線量の増 加によりTL強度も増加するということである。これらはTL年代測定に適用さ れる原理であり、特に、考古学に適用されるもので、一般的には太陽からの紫外 線により初期に漂白された鉱物を含有する堆積物に適用される。第2は、古温度 あるいは電離放射線等の外的物理作用によって生じたトラップ数の変化に関する ものである。これらの変化は第1図に示すグロー曲線として表示され、サンプル が受けた過去及び現在にわたる総ての外的物理作用を表す。したがって、例えば ウラニウム探鉱、地球化学、土壌ラドン調査、α測定や放射分析等の技術分野に わたってTL分析を使用する利点としては、これらTLの作用が鉱化作用の生じ る付近のウラニウムあるいはウラニウム含有物の検知に依存するとゆうことであ る。しかし、TLは現在における放射線量に依存するのと同様に過去における放 射線量にも依存するので、ホスト石英格子への放射線増感あるいは損傷検知は鉱 化作用場所までの距離に依存するものではない。第3紀における堆積物(Ter tiλryrole front type deposit)のような連続的 に累積した堆積物の場合は、現在鉱石より数キロに渡る範囲でTLにより放射線 ゛効果を認めることができる。このような技術は、乾燥して著しく風化し、例外 的なTLを引き起こす過去の放射線効果が鉱石内外より完全に消えてしまった環 境に対して有効であることは既に自明なことである。
この発明のその他の特徴としては、堆積物試料の古温度を測定するための堆積物 試料の熱ルミネセンス分析において、既知な熱レジームにおける堆積物の熱ルミ ネセンス特性を試験し、堆積物試料の古温度を確定するためにその堆積物の熱ル ミネセンス特性と比較する石油の探鉱方法である。
実施例 この発明は、上述した事柄を必ずしも必要とするものではなく以下に2つの実施 例に基づいて更に詳細に説明する。ただし、この発明はこれら実施例に述べる事 柄あるいはその組み合わせに限定または制約を受けるものではない。
第1の実施例においてウラニウムの探鉱方法について説明する。
TL分析は適当なサンプルの準備に始まる。このサンプルを用意する目的は単鉱 物質である石英の粒子を取り出し、結晶格子トラップを十分に満たすに要するレ ベルの照射を行うことである。
岩石、岩石、かけら、砂等がサンプルとして適している。これらを押しつぶして 粉にし、ふるいにかけて30から150メツシユBBSの粒を取り出す、この粒 度はTL方法においてβとγ線に対するα線の影響を最小にするように選定され 、その後サンプルの表面に付着した塵や泥等を取り除くために超音波洗浄を行い 、次にアセトンで洗浄して放置乾燥させる。しかし、長石とジルコンのような微 量鉱物はなおも僅かに存在するため1.2アンペア以上の電流で逆スロープ(r everse 5lope)を1°として7ランツ(frλntz)電磁分離器 に通す。石英はパイマグネティク(bimλgnetic)であり、分離器の磁 気の流れの中に押しやられる。しかし、非磁性の長石とジルコンは磁気的影響の 存在しない方へ自然落下するため約99%の純度の石英を得ることができる。
TL方法においては、放射線を照射し空格子トラップを十分に満たすことが重要 な点である。放射線量の多少に拘わらず人工TLは発生するものであるが、総て の格子トラップが満たされた時に最適条件となり、サンプル間の比較は(ウラニ ウムからの放射線にさらされた結果)確実にトラップ密度の相違を示すものとな る。コバル)60のガンマ放射線の5X10’から10@rλds間の放射線量 が通常使用され、1時間につき2.5X10’radsより大きい線量比率で照 射される。次にサンプルを直射光(人工TL作用を引き起こすことが可能な光り )から保護するためにアルミフォイルで包み、放射線ルミネセンスあるいはリン 光が衰えて消え去るまで24時間から72時間放置する。次に、約15から20 ミリグラムの石英粒を半径1cmの標準的なリトルモアサイエンティフィクイク ウップメント社(Littlemore scientificequipme nt)のTL装置内のヒーティングストリップ(heating 5trip) 上に配置したステンレス板に載せる。
加熱率は約1.23℃/ s e c o n dであり、オーブンガスは高純 度の窒素を使用し、倍増型光電管(photomultiplier)の8%は 約1364ボルトとする。測定後にサンプルの重さを量り、グローピーク温度、 強度および強度のパーセントと比率等のパラメータを計算する。
人工TL (ATL)の主な利点は、石英に累積した放射能効果がまず第1に温 度が最適レベルを越えた後に減少傾向に転じる低温度グローピーク(LT)の強 度増加へ関係するということである。この間に中間温度グローピーク(MT)も 放射線の影響をうけて最高強度に到達するまで増加し、その後減少する。放射線 の累積的照射におけるこの段階では高温度グローピーク(HT)のみは増加を続 けるが、放射線損傷の極めて高いレベルにおいてはHTに関しても減少する。こ のグローピークの強度変化とそれによるグローピーク比率は第1図に略図する。
強度は種々の変動を生じるものであるが、ウラニウム探鉱に関して通常限定され た値を有する。したがって、総比率としての複数のグローピーク比率あるいは1 つのグローピーク(通常、HTピーク)のパーセント比率はウラニウム鉱化作用 場所への距離をモニターするものとして使用される。この後者のパラメータは強 度に限り同じ変化をするものではない。
第1図(λ)はバックグラウンド放射能量より多い放射能の影響を受けた石英の グロー曲線示す。石英は数種のグローピークを有しており、そのグロービークの 生じる温度は加熱率によって決定される。したがって、(これは実際のグロー曲 線とゆうよりあらかじめ予想されたグロー曲線変動を示すものであるので)石英 に関して公知な総てのグローピークではなく3種類のグローピークのみを図表に 示す、この3種類のグロービークとは低温度、中温度、高温度のグローピーク( LT、MT、HT)である。
放射線量の増加により増感(sensitization)は開始する。増感は 約5X10’rλd gsLmmλの放射で始まることが予想される。5X10 ’rad以上の量ではLTグロービークの強度が増加し、他のグロービークを不 明瞭にする。このLTビークでの強度増加は初期の強度に対して2または3オ一 ダ程度である。
これを第1図(b)に示す。LTグロービークの増感は10’−10”rλd  gammλ 放射量の付近まで持続される。これらレベル量を越えると、しTグ ローピークの減感(de−sensitization)を生じるものが予想さ れる。LTビーク強度の減少を第1図(c)に示す。第1図(d)はMTグロー ピークも減感した時に予想されるグロー曲線の形状を示す。これらが生じる時の 放射線量は10”−10”radのガンマ放射範囲内と考えられるが正確には知 られていない。さらに照射することにより、LTとMTピークの強度が減少して いる間に(第1図(e))HTビークのみは強度を増加し続けることになる。放 射線量は10″′rλdよりは高いガンマ放射量と同等、あるいは10′′また は10”radのガンマ放射と同等の高さにすべきである。第1図(e)に示す ようなグロー曲線は、ウラニウム鉱化作用あるいはウラニウム鉱化作用の非常に 近い所に対してほぼ一定な関係を有することが経験上知られている。
オクロ(Ok 1 o)ウラニウム鉱床での天然の反応を示すコア(円筒形試料 )より採取した試験サンプルは全く人工TLを示さなかった。このことは第1図 (f)に示してあり、TLによって識別可能な石英の放射線損傷の終点を表示す るものである。
3種のグロービークより得られるデータを有用なものとするために、TL変動図 表は概略の解明方法として発達してきた。それらは垂直軸上の他のグロービーク の1つあるいは双方の要因に対して水平軸上に1変数をプロットする(MTでも よいが、通常はHTグロービークのパーセント)。これらは通常他の2種のグロ ーピーク比率、例えばLT/MTあるいはLT/HTが使用されるが、LTまた はMTグローピークの強度あるいはLTまたはMTグローピークのパーセントの どちらでも可能である。これらは個々のサンプルあるいは一群のサンプルに対す る放射線効果の比較を可能にする。
第1図に示されたグロー曲線及び事例研究において観測されたグロー白線変動に 基づく主なデータを利用する方法は変動図表を必要とするものであり、これら変 動図表の一般的な実例を第2図に示す。
第2図はX軸上に高温度(HT)ピークのパーセントをプロットし、その他の変 数を7輪上に示したものである。Y軸上の変数は放射線増感の状態あるいは、低 温度(LT)ピーク強度、中温度(MT)ピーク強度(多数の中アルゴンキアン 砂岩(Middle 1)roterozoic 5andstones)によ るような)に拘わらず突出した範囲の減感またはその双方あるいは低温度と中温 度グローピークとの比率に依存するものである。
バックグラウンド放射線量あるいは低放射線量において、石英サンプルは非常に 低いI(Tピークパーセントと高いLTあるいはMTピーク強度を存する。した がって、このようなサンプルを第2図左手上方隅に表示する。サンプルへの照射 の増加により、HTのピーク強度(とそこでのHTビークパーセント)の増加中 にLTあるいはMTのピーク強度は減少する。それで第2図の左上方隅より増感 の増大する範囲を通過して下降する。放射は継続されるため、結局、LTあるい はMTまたはその双方のグローピークの強度は、HTのみが増加を続ける間に( 第1図(e))減少することになるだろう。
このサンプルを、強く放射線損傷を受けたサンプルにしたがって第 、2図右下 方隅にプロットする。様々な事例研究における多数のウラニウム鉱石サンプルを 理論に従って変動図表の右下方隅にプロブトしである。
次に、第2の実施例において石油の探鉱及び成熟測定に関する方法を説明する。
石油成熟においての人工TLの用途は含油盆地の可能性のある所での堆積物の古 温度を測定することである。
数種類の石英、例えば合成石英、脈石英、様々な変成石英や火成石英等における 種々の温度レジーム(r6gime)を経た格子欠陥の安定性に関する実験的研 究によって、−炭種々の温度レジームに対応する各石英のTL特性を知ることが できれば、各堆積層位の調査に適用することが出来る。経験上の方法としては、 リン灰石とビトリナイト(マセラル)の反射度により横方向の温度変動が知られ ている堆積層位から採取した石英を使用することである。
南オーストラリアのクーパベイスン(Cooper Bλ5in)のような古い 構造盆地(例えば、二畳紀)等は測定に適している。
このクーバベイスンの最下部の一部には高い熱流を発する放射性花コウ岩が含ま れていることが知られている。この花コウ岩は古<(!5億年)ウラニウム鉱床 の付近における石英に類似した高い放射線損傷とみなすことが出来る均一なTL グロー曲線を示す石英を含んでいる。この低部から得られた堆積鉱物は放射性花 コウ岩のTL特性と同等なTL特性を有する石英を含んでおり、ビトリナイト反 射調査及び乾性ガス(成熟した)、ガスの存在しない(老熟)あるいは湿性ガス を発生する熱レジームあるいはオイル(未成熟)に示されるように種々の温度変 化を受けており、堆積層は新局を受けている。産出源を立証できる石英は経験上 の実験的研究に対し理想的なものである。
古温度の測定としての石英の利用方法はさらにビトリナイト反射、有機化学、イ ライト(粘土)結晶性、例えば放射線損傷を受けた石英を含有する物質、大成石 英、脈石英の破片等から温度が知られている場所の特定の範囲における石英の破 片をそれぞれ比較することである。これら石英の破片をミクロ的に調査すること ができアニール特性が互いに相違することが判明した場合は、鉱物の年令によっ て変動しない古温度情報を得ることができる。
もし、アニールが初期の状態、つまり低順位のトラップを起こさない状態に復帰 することを意味する場合、数種の増感された物質(あるいは放射線損傷を受けた 物質)のグローピークの比較は、一度堆積物の年令を知ることができた場合に古 温度測定方法に適応できる。
古温度測定としてTLの使用を支持する理論的解釈は、種々のグローピークが累 積的な時間及び温度状態の変化に対して異なった反応を示すということである。
すなわち油成熟層(130℃と想定されている)内で温度影響を受けたサンプル のグローピークは異なった特徴の反応を示すとゆうことである。130℃以下の グローピークについては総て消えてしまい、130℃以上のグローピークは完全 にあるいは一部的に消えてしまう(アニール時間に依存して)。
ところが、さらに高温度のグローピークは全くあるい一部しか影響を受けない。
サンプルの周囲温度が通常の温度に戻った場合、130℃以下のグローピークを も含めて総てのグローピークは再び増加する。したがって、種々のグローピーク の強度比率は過去のアニール状態に関係する重要な情報を提供してくれる。
アニール特性の一般論を導き出す試みにおいて、第1段階は種々の時間及び温度 条件に対して堆積物盆地における一般的な鉱物(石英、方解石、リン灰石、ジル コン、長石等)のTL特徴の試験である。これらは次の3つの方法で達成できる 。
A、 時間及び温度に関してTLグロービークの特徴を示す方程式を導き出すた めに、種々の鉱石に関する実験室でのアニール調査を多種多様な石英の調査より 始める。また、地質学上重要な時間の推論の妥当性を評価するため堆積盆地にお いて自然に存在する鉱石のサンプルについてアニール調査の比較検討をすること もこのような研究の一つである。この点に関しては、既ににメルボルン(Mel boutne)大学のフィショントラック実験室において測定された、それら自 然に存在する鉱石と同等のサンプルが実用的なものとなっている。
B、 他の方法で既に測定された時間及び温度の多様なアニール条件におけるサ ンプルは試験に使用することが可能であり、(A)から導き出した方程式をさら に改善するものである。
C0種々の堆積盆地からTLグロー曲線の変化を調査するシュミレーシヨンにお ける研究は各堆積盆地における多様な熱アニール状態を理解するための実験的な 基礎を備えており、これら研究は、種々の堆積盆地は異なる古温度測定条件によ るであろうし、また過去のTL地質温度測定調査は時間及び温度の異なるアニー ル条件より同一のグロー曲線が生じることを示しているので、まさに(A)及び (B)の研究と同様に必要なものである。
以前の方法に代わるものは石英と方解石等のように非常に異なるアニール特性を 有した堆積物から得られる2つの鉱石の初期の状態、つまり低順位のトラップを 起こさない状態への復帰を誘発するアニールを比較することである。この試みよ り得られるアニール方程式の数は未知の岩屑性鉱石の起源や堆積以前の鉱石のア ニール方法に対して十分に対処が可能である。
〕 国際調査報告 US、37?56’a9EE7BD”a21”:’、2ンILO’14FR21 j0347C3134:’ε却 1135θ2?6LIS 4053772 A uz61ax177” cx−1ul+un u’= 41561382A/ン 0307E°゛V

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.鉱物あるいは石油鉱床とサンプル採取場所との距離測定について結晶サンプ ルの熱ルミネセンス分析を使用する方法において、サンプル内の結晶格子トラッ ブを実質的に満たすに十分な量のガンマ放射線をサンプルへ照射すると共に、サ ンプルの周囲温度を昇温させるために加熱し、複数のグローピーク温度における ルミネセンス放射の強度を測定し、前記ルミネセンス強度と鉱石あるいは石油鉱 床とサンプル採取場所との距離を示す前記サンプルが受けた外的物理作用の程度 を測定するために外的物理作用の影響度が既知の基準サンプルのルミネセンス強 度との比較をすることを特徴とする鉱石または石油の探鉱方法。
  2. 2.前記サンプルヘのガンマ放射線の照射以前に、前記サンプルより実質的に微 量鉱物を除去することを特徴とする請求の範囲第1項記載の鉱石または石油の探 鉱方法。
  3. 3.前記サンブルヘのガンマ放射線の照射後に、リン光あるいは放射線ルミネセ ンスが影響のない程度まで減表するようにサンプルを保護することを特徴とする 請求の範囲第1項あるいは第項記載の鉱石または石油の探鉱方法。
  4. 4.前記ガンマ放射線レベルは5×105と1×106radsの間であり、2 .5×105rads/hourよりも高い比率で放射することを特徴とする請 求の範囲第1項から第3項のいずれかに記載した鉱石または石油の探鉱方法。
  5. 5.前記サンプルをガンマ放射線の照射以前に粉砕し、30から150メッシュ の粒度にすることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載し た鉱石または石油の探鉱方法。
  6. 6.ウラニウム鉱床とサンプルの採取場所との距離を測定するために石英サンプ ルの熱ルミネセンス分析を使用するウラニウムの探鉱方法において、長石、ジル コン及び他の微量鉱物を実質的に除去するために石英サンプルを処理し、サンプ ル内の結晶格子トラップを実質的に満たすに十分な量のガンマ放射線を石英サン プルへ照射し、リン光あるいは放射線ルミネセンスを影響のない程度まで減衰さ せるために直射光から石英サンプルを保護し、石英サンプルを加熱し、複数のグ ローピーク温度におけるルミネセンス放射強度を測定し、サンプルが影響を受け た自然発生した放射線の量を測定するために照射された放射線量が既知の基準サ ンプルのルミネセンス強度と前記ルミネセンス強度との比較をすることを特徴と する探鉱方法。
  7. 7.低温度、中温度及び高温度グローピークに前記石英サンプルのルミネセンス 強度が対応し、高温度グローピークのルミネセンス強度と低温度グローピークの ルミネセンス強度あるいは中温度グローピークのルミネセンス強度のいずれかと の関係を前記基準サンプルと比較することを特徴とする請求の範囲第6項記載の 探鉱方法。
  8. 8.低温度、中君度及び高温度グローピークに前記石英サンプルのルミネセンス 強度が対応し、高温度グローピークのルミネセンス強度と、低温度と中温度グロ ーピーク間のルミネセンス強度比率あるいは低温度と高温度グローピーク間のル ミネセンス強度比率のいずれかとの関係を前記基準サンプルと比較することを特 徴とする請求の範囲第6項記載の探鉱方法。
  9. 9.砂岩サンプルの古温度を測定するために前記砂岩サンプルの熱ルミネセンス 分析を使用する石油の探鉱方法において、長石、ジルコン及び他の微量鉱物を実 質的に除去するように砂岩サンプルを処理し、サンプル内の結晶格子トラップを 実質的に満たすに十分な量のガンマ放射線を砂岩サンプルへ照射し、リン光ある いは放射線ルミネセンスを影響のない程度まで減衰させるために直射光から砂岩 サンプルを保護し、砂岩サンプルを加熱し、複数のグローピーク温度におけるル ミネセンス放射強度を測定し、砂岩サンプルの古温度を測定するために古温度が 既知である基準サンプルのルミネセンス強度と前記ルミネセンス強度との比較を することを特徴とする探鉱方法。
  10. 10.低温度、中温度及び高温度グローピークに前記砂岩サンプルのルミネセン ス強度が対応し、高温度グローピークのルミネセンス強度と低温度グローピーク のルミネセンス強度あるいは中温度グローピークのルミネセンス強度のいずれか との関係を前記基準サンプルと比較することを特徴とする請求の範囲第9項記載 の探鉱方法。
  11. 11.低温度、中温度及び高温度グローピークに前記砂岩サンプルのルミネセン ス強度が対応し、高温度グローピークのルミネセンス強度と、低温度と中温度グ ローピーク間のルミネセンス強度比率あるいは低温度と高温度グローピーク間の ルミネセンス強度比率のいずれかとの関係を前記基準サンプルと比較することを 特徴とする請求の範囲第9項記載の探鉱方法。
  12. 12.実質的に図面に示され、基づき、開示された事柄を特徴とする鉱物及び石 油の探鉱方法。
  13. 13.実質的に図面に示され、基づき、開示された事柄を特徴とするウラニウム の探鉱方法。
  14. 14.実質的に図面に示され、基づき、開示された事柄を特徴とする石油の探鉱 方法。
JP87500904A 1986-01-24 1987-01-23 ウラニウム及び石油の探鉱方法 Pending JPH01502394A (ja)

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