JPH0143432Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143432Y2 JPH0143432Y2 JP1987146517U JP14651787U JPH0143432Y2 JP H0143432 Y2 JPH0143432 Y2 JP H0143432Y2 JP 1987146517 U JP1987146517 U JP 1987146517U JP 14651787 U JP14651787 U JP 14651787U JP H0143432 Y2 JPH0143432 Y2 JP H0143432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- annular plate
- web
- pieces
- annular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 13
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、繊維ウエブを高圧のウオータージ
エツトで処理し、交絡したウエブをサクシヨンシ
リンダで脱水処理を行なうサクシヨンシリンダに
関するものである。
エツトで処理し、交絡したウエブをサクシヨンシ
リンダで脱水処理を行なうサクシヨンシリンダに
関するものである。
従来のシリンダは、シリンダ用筒体の全周に無
数の透孔を設けて形成したものと、ジグザグ状に
屈曲した屈曲板をシリンダを形成するよう多数枚
並列させて亀甲孔を設けたものとがある。
数の透孔を設けて形成したものと、ジグザグ状に
屈曲した屈曲板をシリンダを形成するよう多数枚
並列させて亀甲孔を設けたものとがある。
筒体に透孔を設けた場合、開孔率が約40〜50%
となるので、ウエブ全幅に有効に作用させること
ができず効率が著しく低下する問題があつた。
となるので、ウエブ全幅に有効に作用させること
ができず効率が著しく低下する問題があつた。
また、亀甲孔を設けた場合前記透孔よりも開孔
率が少し多くなる程度である。
率が少し多くなる程度である。
このような開口率の場合、ウエブの表面全体に
は高圧のウオータージエツトによりムラのない水
流を受けるが、裏面(シリンダの周面に接触する
側)にあつては、透孔のない部分や屈曲板の外周
縁と接触する部分が多くなつて水流の通過を阻害
し、水流がスムーズにシリンダ内に通過する部分
と水流の通過で抵抗を受ける部分とができ、その
比率は約同等になる。このためサクシヨンシリン
ダにより吸引した繊維のウエブの交絡にムラがで
き、その現象は、屈曲板の全周接触により無端状
の縁(亀甲孔の輪郭線)となつて表れる問題があ
つた。
は高圧のウオータージエツトによりムラのない水
流を受けるが、裏面(シリンダの周面に接触する
側)にあつては、透孔のない部分や屈曲板の外周
縁と接触する部分が多くなつて水流の通過を阻害
し、水流がスムーズにシリンダ内に通過する部分
と水流の通過で抵抗を受ける部分とができ、その
比率は約同等になる。このためサクシヨンシリン
ダにより吸引した繊維のウエブの交絡にムラがで
き、その現象は、屈曲板の全周接触により無端状
の縁(亀甲孔の輪郭線)となつて表れる問題があ
つた。
上記の問題点を解決するために、この考案はピ
ースを介して所定の間隔を維持するよう多数枚並
列させた環状板と、サイドリングに両端を係合さ
せると共に、前記ピース及び環状板に貫通させた
締付け棒とから成るシリンダにおいて、上記ピー
スの外周方向に向く先端鋭角面を千鳥状に配置
し、又環状板の外周に開口率をアツプさせる切欠
きを設けて構成したものである。
ースを介して所定の間隔を維持するよう多数枚並
列させた環状板と、サイドリングに両端を係合さ
せると共に、前記ピース及び環状板に貫通させた
締付け棒とから成るシリンダにおいて、上記ピー
スの外周方向に向く先端鋭角面を千鳥状に配置
し、又環状板の外周に開口率をアツプさせる切欠
きを設けて構成したものである。
繊維は通常の方法によりカードにかけられコン
ベヤで運ばれウエブの上面から高圧のウオーター
ジエツトで処理される。交絡したウエブはサクシ
ヨンシリンダにて脱水されコンベアにて次工程へ
送られ必要水分含量になるまで乾燥される。
ベヤで運ばれウエブの上面から高圧のウオーター
ジエツトで処理される。交絡したウエブはサクシ
ヨンシリンダにて脱水されコンベアにて次工程へ
送られ必要水分含量になるまで乾燥される。
シリンダに外接したウエブの表面には、水流を
噴射し繊維を交絡すると共に、切欠きにより環状
板とウエブ裏面との接触を極端に減少してウエブ
裏面側繊維に水流の通過をスムーズにし、裏面側
の交絡効率を向上させる。この様な装置で行なう
とウオータージエツトの水流がサクシヨンシリン
ダで吸引された場合開孔立が大であるためスムー
ズに水流が通過し製品には網状の整つたネツトレ
ースができる。
噴射し繊維を交絡すると共に、切欠きにより環状
板とウエブ裏面との接触を極端に減少してウエブ
裏面側繊維に水流の通過をスムーズにし、裏面側
の交絡効率を向上させる。この様な装置で行なう
とウオータージエツトの水流がサクシヨンシリン
ダで吸引された場合開孔立が大であるためスムー
ズに水流が通過し製品には網状の整つたネツトレ
ースができる。
第1図において、Aは不織布のウエブを外部よ
りウオータージエツトし、内部からの吸引により
繊維を交絡させるシリンダである。
りウオータージエツトし、内部からの吸引により
繊維を交絡させるシリンダである。
上記のシリンダAは、第1図から第4図で示し
たように左右一対のサイドリング1,1′と、こ
の両サイドリング1,1′間でピース2を介し所
定の間隔を維持するよう多数枚並列させた環状板
3と、サイドリング1,1′に両端を係合させる
と共に、前記ピース2及び環状板3に貫通させた
締付け棒4とで構成されている。
たように左右一対のサイドリング1,1′と、こ
の両サイドリング1,1′間でピース2を介し所
定の間隔を維持するよう多数枚並列させた環状板
3と、サイドリング1,1′に両端を係合させる
と共に、前記ピース2及び環状板3に貫通させた
締付け棒4とで構成されている。
上記のピース2は、環状板3の全周に等間隔を
存して多数配置すると共に、片方のサイドリング
1からそれぞれのピース2及び環状板3をへて残
る片方サイドリング1′の各一致する透孔5に
(サイドリング1,1′の透孔は図示省略)締付け
棒4を貫通させ、そして締付け棒4の端のネジ部
6にナツト7をねじ込んで両サイドリング1,
1′を引き寄せている。
存して多数配置すると共に、片方のサイドリング
1からそれぞれのピース2及び環状板3をへて残
る片方サイドリング1′の各一致する透孔5に
(サイドリング1,1′の透孔は図示省略)締付け
棒4を貫通させ、そして締付け棒4の端のネジ部
6にナツト7をねじ込んで両サイドリング1,
1′を引き寄せている。
又サイドリング1,1′とピース2と環状板3
とに一致する透孔8を設けて、この透孔8に貫通
させた杆9により上記ピース2の回転が止められ
るようになつている。
とに一致する透孔8を設けて、この透孔8に貫通
させた杆9により上記ピース2の回転が止められ
るようになつている。
更に、各ピース2のシリンダA外周側に位置す
る先端には、鋭角面10が設けられており、上記
の鋭角面10は千鳥状に向きをかえてある。
る先端には、鋭角面10が設けられており、上記
の鋭角面10は千鳥状に向きをかえてある。
上記鋭角面10の千鳥状配列は、第4図で示し
たように各締付け棒4のピース2の鋭角面を交互
に逆向きとなるように配列するとよい。
たように各締付け棒4のピース2の鋭角面を交互
に逆向きとなるように配列するとよい。
なお、各ピース2の先端縁は、環状板の外周縁
に一致させてシリンダAの表面に突出しないよう
になつている。
に一致させてシリンダAの表面に突出しないよう
になつている。
又各環状板3の外周縁には、開口率を約92〜94
%近くにアツプさせる切欠き11が設けられてい
る。
%近くにアツプさせる切欠き11が設けられてい
る。
上記の切欠き11は、環状板3の全周に形成さ
れ、しかもピース2の側面により閉鎖されないよ
うに配置され、又上記の切欠き11は図示の場合
倒立台形に切欠いてあるが、その他の形状であつ
てもよい。
れ、しかもピース2の側面により閉鎖されないよ
うに配置され、又上記の切欠き11は図示の場合
倒立台形に切欠いてあるが、その他の形状であつ
てもよい。
又、図示省略してあるが、シリンダAの外周全
面には、ネツトが張り付けてある。
面には、ネツトが張り付けてある。
以上のように、この考案に係るサクシヨンシリ
ンダによれば、並列する多数の環状板の外周縁に
多数の切欠きを設けてあるので、開口率を著しく
アツプすることができる。
ンダによれば、並列する多数の環状板の外周縁に
多数の切欠きを設けてあるので、開口率を著しく
アツプすることができる。
このため、ウエブ裏面と環状板外周縁との接触
を極端に減少させて、ウエブ裏面へも水流がスム
ーズに通過しやすくし、交絡ムラをなくすること
ができる。
を極端に減少させて、ウエブ裏面へも水流がスム
ーズに通過しやすくし、交絡ムラをなくすること
ができる。
第1図はこの考案に係るサクシヨンシリンダの
正面図、第2図は同上の要部を示す縦断側面図、
第3図は鋭角面の配列を示す平面図、第4図は要
部の分解斜視図である。 A……シリンダ、1,1′……サイドリング、
2……ピース、3……環状板、4……締付け棒、
10……鋭角面、11……切欠き。
正面図、第2図は同上の要部を示す縦断側面図、
第3図は鋭角面の配列を示す平面図、第4図は要
部の分解斜視図である。 A……シリンダ、1,1′……サイドリング、
2……ピース、3……環状板、4……締付け棒、
10……鋭角面、11……切欠き。
Claims (1)
- ピースを介して所定の間隔を維持するよう多数
枚並列させた環状板と、サイドリングに両端を係
合させると共に、前記ピース及び環状板に貫通さ
せた締付け棒とから成るシリンダにおいて、上記
ピースの外周方向に向く先端鋭角面を千鳥状に配
置し、又環状板の外周に開口率をアツプさせる切
欠きを設けたことを特徴とするサクシヨンシリン
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987146517U JPH0143432Y2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987146517U JPH0143432Y2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6453789U JPS6453789U (ja) | 1989-04-03 |
JPH0143432Y2 true JPH0143432Y2 (ja) | 1989-12-15 |
Family
ID=31416082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987146517U Expired JPH0143432Y2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0143432Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023150536A (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-16 | 株式会社コーワ | ロール |
-
1987
- 1987-09-25 JP JP1987146517U patent/JPH0143432Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6453789U (ja) | 1989-04-03 |
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