JPH0141871Y2 - - Google Patents

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JPH0141871Y2
JPH0141871Y2 JP16617082U JP16617082U JPH0141871Y2 JP H0141871 Y2 JPH0141871 Y2 JP H0141871Y2 JP 16617082 U JP16617082 U JP 16617082U JP 16617082 U JP16617082 U JP 16617082U JP H0141871 Y2 JPH0141871 Y2 JP H0141871Y2
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radiator
cooling water
rust preventive
preventive agent
reserve tank
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JP16617082U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は、水冷エンジンの冷却水放熱用に使
用されるラジエータに付設し、ラジエータ内の冷
却水中に混入した防錆剤が劣化した場合に、新た
な防錆剤を自動的に補給してラジエータの内部に
於ける発錆を有効に防止するラジエータに於ける
冷却水の濃度補償装置に関する。なお本明細書で
は、冷却水中の防錆剤の濃度を冷却水の濃度と称
している。
(背景技術) 冷却水放熱用のラジエータは、例えば第1図に
示すように、多数の通液管1,1とフイン2,2
とから成るコア部3の両端部に、座板4,4を介
して入口管5を有する上タンク(横流れ式ラジエ
ータの場合、一方のタンク)6と、出口管7を有
する下タンク(横流れ式ラジエータの場合、他方
のタンク)8とを固着したものである。冷却水の
放熱に使用する場合は、入口管5から上タンク6
内に送り込んだ冷却水を通液管1,1を通じて下
タンク8に向けて流下させ、更に出口管7から排
出すれば、この冷却水は通液管1,1を流下する
間にコア部3を流通する空気との間で熱交換を行
なつて放熱される。9は、このようなラジエータ
の給水口10の側面に設けた枝管11とホース1
2により接続されたリザーブタンクで、上記ラジ
エータ内の冷却水温度の昇降に伴つて、ラジエー
タ内から押し出された冷却水を貯溜したり、或は
ラジエータ内に冷却水を補給したりする。即ち、
冷却水の温度が上昇し、その体積が増大した場
合、ラジエータ内に収まり切れなくなつた冷却水
はホース12を通じてリザーブタンク9内に送ら
れて一時貯溜される。次に、冷却水の温度が低下
してその体積が減少すると、それまでリザーブタ
ンク9内に貯溜されていた冷却水がホース12を
通じてラジエータ内に吸引されて温度低下に伴う
体積減少分を補充する。
ところで、上述のようなラジエータやリザーブ
タンク内に入れられる冷却水中には、防錆剤を混
ぜた不凍液を混入してラジエータやリザーブタン
クの金属部分が内側から錆びるのを防止してい
る。ところが、このような不凍液に含まれる防錆
剤は次第に劣化して防錆作用が弱くなるため、あ
る程度以上使用したならば交換しなければならな
いが、冷却水ごとに交換する作業は面倒であるた
めしばしば交換を忘れて腐蝕が進み、ラジエータ
等に水漏れ故障を生じる場合があつた。
(本考案の目的) 本考案は、上述のような腐蝕による水漏れ故障
を未然に防止するため、冷却水に混入した不凍液
に含まれる防錆剤がラジエータ等の金属部分の防
錆を十分に行なえない程度に劣化した場合に、自
動的に新らしい防錆剤を冷却水中に混入させるラ
ジエータに於ける冷却水の濃度補償装置を提供す
ることを目的としている。
(本考案の構成) 本考案のラジエータに於ける冷却水の濃度補償
装置は、高濃度の防錆剤(防錆剤を混ぜた不凍液
を含む。以下同じ)。を充填してその開口部をラ
ジエータやリザーブタンクを構成する金属よりも
腐蝕し易い金属製の薄板で塞いだ補充容器を、上
記開口部を下にし、かつこの開口を塞ぐ金属薄板
をリザーブタンク内に常に貯溜されている冷却水
中に漬けた状態でこのリザーブタンクに付設して
構成している。
(本考案の作用) 上述のように構成される本考案のラジエータに
於ける冷却水の濃度補償装置は、ラジエータ内の
冷却水の防錆剤が劣化すると、ラジエータやリザ
ーブタンクの金属部分に発錆するよりも前に補充
容器の開口部を塞ぐ金属薄板が腐蝕してこの容器
内の新しい防錆剤を冷却水中に混入し、ラジエー
タやリザーブタンクが腐蝕するのを未然に防止す
るように作用する。
(本考案の実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第2図は本考案の濃度補償装置の全体構成を示
す略縦断面図、第3図は第2図のA部拡大断面図
である。合成樹脂又は金属により造られ、底部近
くにラジエータに通じるホース12の一端を接続
したリザーブタンク9の底部には、側方に向けて
中空の延出部13が形成されており、この延出部
13の上面に補充容器14の口部を装着するため
の接続部15が設けられている。この接続部15
は、内周面に雌ねじを設けた円筒部16の下端に
内向きフランジ17を形成したもので、上記延出
部13はこの接続部15により内外を通じてい
る。一方、リザーブタンク9と同様に合成樹脂又
は金属により造られた補充容器14内には高濃度
の防錆剤18が充填されており、開口部は金属薄
板19により塞がれている。この金属薄板19
は、ラジエータ等の冷却水が流通する部分を構成
する金属材よりも腐蝕し易い金属により造られて
おり、例えばラジエータ等が真鍮により造られる
場合はアルミニウムにより、ラジエータ等が防蝕
加工を施されたアルミニウム製の場合、防蝕加工
を施さないアルミニウムにより造る。このような
金属薄板により開口部を塞がれた補充容器14
は、上記開口部の外周に形成した雄ねじをリザー
ブタンク9の接続部15の円筒部16の内周面に
形成した雌ねじに螺合させて、このリザーブタン
ク9に液密に接合する。この状態で補充容器14
の下端開口を塞ぐ金属薄板19は常に冷却水中に
漬かるようにリザーブタンク9内に冷却水を入れ
ておく。
このため、冷却水中に混入した防錆剤が十分に
防錆能力を有する間は、上記金属薄板19により
補充容器14内とリザーブタンク9内とが仕切ら
れて、この容器14内の高濃度の防錆剤18がリ
ザーブタンク9内の冷却水中に混入することはな
いが、冷却水中の防錆剤が劣化すると、ラジエー
タ等が腐蝕するよりも前に上記金属薄板19が腐
蝕して孔があき、補充容器14内の高濃度の防錆
剤がリザーブタンク9内の冷却水中に混入する。
このリザーブタンク9内の冷却水は、エンジンの
運転、停止に伴う冷却水の体積変化によりラジエ
ータ内の冷却水と入れ換わるため、ラジエータ内
にも新しい防錆剤が入り、ラジエータ等の金属部
分の腐蝕を有効に防止する。金属薄板19に孔が
あいた補充容器はいずれ新しいものと交換してお
く。
なお、補充容器14内に充填する防錆剤はでき
るだけ高濃度のもの程効果が大きいが、少くとも
通常使用される冷却水中に含まれる防錆剤よりも
高濃度であれば足りる。この場合、通常冷却水中
にロングライフクーラントとして混入される防錆
剤を含む不凍液の濃度は30〜50%程度であり、こ
の濃度が15%以下になると十分な防錆効果を発揮
できないため、補充容器14内にこのような防錆
剤を含む不凍液を充填する場合、不凍液の濃度は
50%以上とすることが必要である。
(本考案の効果) 本考案のラジエータに於ける冷却水の濃度補償
装置は以上に述べた通り構成され作用するため、
冷却水中に混入した防錆剤の劣化に伴うラジエー
タ等の腐蝕を未然に防止でき、ラジエータの漏水
故障を少なくできる等、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はリザーブタンクを設けたラジエータの
正面図、第2図は本考案装置の全体構成を示す略
縦断面図、第3図は第2図のA部拡大断面図であ
る。 1:通液管、2:フイン、3:コア部、4:座
板、5:入口管、6:上タンク、7:出口管、
8:下タンク、9:リザーブタンク、10:給水
口、11:枝管、12:ホース、13:延出部、
14:補充容器、15:接続部、16:円筒部、
17:内向フランジ、18:防錆剤、19:金属
薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータとホース12を介して連結されたリ
    ザーブタンク9の下部側方に形成した中空の延出
    部13の上面に高濃度の防錆剤を充填した補充容
    器14を開口を下にして液密に接続し、この補充
    容器14の下端開口をラジエータを構成する金属
    よりも腐蝕し易い金属により造つた金属薄板19
    により塞いで成るラジエータに於ける冷却水の濃
    度補償装置。
JP16617082U 1982-11-04 1982-11-04 ラジエ−タに於ける冷却水の濃度補償装置 Granted JPS5970026U (ja)

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JP16617082U JPS5970026U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 ラジエ−タに於ける冷却水の濃度補償装置

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JP16617082U JPS5970026U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 ラジエ−タに於ける冷却水の濃度補償装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5970026U JPS5970026U (ja) 1984-05-12
JPH0141871Y2 true JPH0141871Y2 (ja) 1989-12-08

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ID=30363859

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JP16617082U Granted JPS5970026U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 ラジエ−タに於ける冷却水の濃度補償装置

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JPS5970026U (ja) 1984-05-12

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