JPH0141188Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141188Y2 JPH0141188Y2 JP1985165217U JP16521785U JPH0141188Y2 JP H0141188 Y2 JPH0141188 Y2 JP H0141188Y2 JP 1985165217 U JP1985165217 U JP 1985165217U JP 16521785 U JP16521785 U JP 16521785U JP H0141188 Y2 JPH0141188 Y2 JP H0141188Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling fluid
- conductor
- fluid injection
- induction heating
- stepped shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 27
- 239000012809 cooling fluid Substances 0.000 claims description 25
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 20
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- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 18
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims description 7
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は段付き軸を移動焼入れする誘導加熱焼
入れ装置の構造に関する。
入れ装置の構造に関する。
(従来の技術)
誘導加熱コイルを用いて部材を移動焼入れする
場合、コイル導体の自己冷却用冷却流体の所要流
量と焼入れ用冷却流体の所要流量とを比較する
と、 自己冷却用流量<<焼入れ用流量 の関係となるので、復巻導体からなる誘導加熱コ
イルでは、第2図aに示すように、誘導加熱コイ
ルC′の相対移動後方側の導体c2を前方側の導体
c1よりも大断面積として内部に孔径が大なる焼
入れ用冷却流体通路を確保することで、当該導体
c2に冷却流体噴射ジヤケツトを兼ねさせるか、
あるいは第2図bに示すように、導体c1,c2
からなる誘導加熱コイルC″と非導電性の合成樹
脂材、例えばベークライト等を用いて製作した冷
却流体噴射ジヤケツトJ′とを連結枠Fで連結して
一体化し、冷却流体噴射ジヤケツトJ′が誘動加熱
コイルC″の相対移動後方を追随移動可能に構成
するようにしている。
場合、コイル導体の自己冷却用冷却流体の所要流
量と焼入れ用冷却流体の所要流量とを比較する
と、 自己冷却用流量<<焼入れ用流量 の関係となるので、復巻導体からなる誘導加熱コ
イルでは、第2図aに示すように、誘導加熱コイ
ルC′の相対移動後方側の導体c2を前方側の導体
c1よりも大断面積として内部に孔径が大なる焼
入れ用冷却流体通路を確保することで、当該導体
c2に冷却流体噴射ジヤケツトを兼ねさせるか、
あるいは第2図bに示すように、導体c1,c2
からなる誘導加熱コイルC″と非導電性の合成樹
脂材、例えばベークライト等を用いて製作した冷
却流体噴射ジヤケツトJ′とを連結枠Fで連結して
一体化し、冷却流体噴射ジヤケツトJ′が誘動加熱
コイルC″の相対移動後方を追随移動可能に構成
するようにしている。
ところで、段付き軸の段肩を含む軸表面を移動
焼入れする場合は、二重斜線部分Hで示す如きパ
ターンの加熱・焼入れが要請されるので、導体c
1および特に段肩の加熱パターンを重視した導体
c2からなる復巻の誘導加熱コイルが使用される
が、上記段肩に要請されるパターンHと段部が存
在する関係上、導体c2を大断面積とする第2図
aの構成を採ることは出来ず、また第2図bに示
された誘導加熱コイルC″と冷却流体噴射ジヤケ
ツトJ′とを直列接続する構成も採ることは出来な
い。そのため、従来段付き軸用誘導加熱焼入ね装
置は、第2図cに示すように、段付き軸周とそれ
ぞれ所定位置で対向する如く復巻に巻回した導体
c1,c2からなる誘導加熱コイルC″と、上記
導体c2の外周方向に配置した劣却流体噴射ジヤ
ケツトJ′とを連結枠Fに固定して一体化した構成
としている。
焼入れする場合は、二重斜線部分Hで示す如きパ
ターンの加熱・焼入れが要請されるので、導体c
1および特に段肩の加熱パターンを重視した導体
c2からなる復巻の誘導加熱コイルが使用される
が、上記段肩に要請されるパターンHと段部が存
在する関係上、導体c2を大断面積とする第2図
aの構成を採ることは出来ず、また第2図bに示
された誘導加熱コイルC″と冷却流体噴射ジヤケ
ツトJ′とを直列接続する構成も採ることは出来な
い。そのため、従来段付き軸用誘導加熱焼入ね装
置は、第2図cに示すように、段付き軸周とそれ
ぞれ所定位置で対向する如く復巻に巻回した導体
c1,c2からなる誘導加熱コイルC″と、上記
導体c2の外周方向に配置した劣却流体噴射ジヤ
ケツトJ′とを連結枠Fに固定して一体化した構成
としている。
(従来技術に存する問題点)
従来段付き軸用誘導加熱焼入れ装置は、誘導加
熱コイルC″とその外周方向に配置される冷却流
体噴射ジヤケツトJ′とを連結枠Fで連結・固定す
る構成をとるため、装置全体が大型化することを
免れない。また誘導加熱コイルC″と冷却流体噴
射ジヤケツトJ′とをそれぞれ正確に連結枠に固定
しないと両者間に芯ずれを生じ、これがため加
熱・冷却効果にむらが発生するので、組立には細
心の注意が必要とされる。そのうえ、通常非導電
性の合成樹脂材からなる冷却流体噴射ジヤケツト
J′の冷却流体噴射口は噴射流により摩耗するので
長期使用に耐えないなど、種々の問題点があつ
た。
熱コイルC″とその外周方向に配置される冷却流
体噴射ジヤケツトJ′とを連結枠Fで連結・固定す
る構成をとるため、装置全体が大型化することを
免れない。また誘導加熱コイルC″と冷却流体噴
射ジヤケツトJ′とをそれぞれ正確に連結枠に固定
しないと両者間に芯ずれを生じ、これがため加
熱・冷却効果にむらが発生するので、組立には細
心の注意が必要とされる。そのうえ、通常非導電
性の合成樹脂材からなる冷却流体噴射ジヤケツト
J′の冷却流体噴射口は噴射流により摩耗するので
長期使用に耐えないなど、種々の問題点があつ
た。
(考案の目的)
本考案は、段付き軸の段肩を含む軸表面を移動
焼入れする従来装置における上述した問題点を解
消するためになされたもので、装置の小型化を計
るとともに、芯ずれの虞が一切なく、しかも耐久
性に優れた段付き軸用誘導加熱焼入れ装置を提供
することを目的とする。
焼入れする従来装置における上述した問題点を解
消するためになされたもので、装置の小型化を計
るとともに、芯ずれの虞が一切なく、しかも耐久
性に優れた段付き軸用誘導加熱焼入れ装置を提供
することを目的とする。
(考案の構成)
本考案の構成は、
(1) 段付き軸の段肩を含む軸表面を移動焼入れす
る復巻の導体からなる加熱コイルを具えた装置
において、 (2) 相対移動前方側の導体の全外周縁を張出し、
かつ屈折して後方側の導体を外周方向から包蔵
する所定厚みを具えた屈折部に形成し、 (3) 当該屈折部の内部に所定断面積の通路を設け
て焼入れ用冷却流体供給源に接続せしめるとと
に当該通路と相対移動後方側端面との間に後方
の軸線を斜めに指向する複数の冷却流体噴射口
を孔設し、 (4)屈折部を冷却流体噴射ジヤケツトとした ことを特徴とする段付き軸用誘導加熱焼入ね装置
にある。
る復巻の導体からなる加熱コイルを具えた装置
において、 (2) 相対移動前方側の導体の全外周縁を張出し、
かつ屈折して後方側の導体を外周方向から包蔵
する所定厚みを具えた屈折部に形成し、 (3) 当該屈折部の内部に所定断面積の通路を設け
て焼入れ用冷却流体供給源に接続せしめるとと
に当該通路と相対移動後方側端面との間に後方
の軸線を斜めに指向する複数の冷却流体噴射口
を孔設し、 (4)屈折部を冷却流体噴射ジヤケツトとした ことを特徴とする段付き軸用誘導加熱焼入ね装置
にある。
(考案の作用)
本考案は、連結枠を不要として装置を小型化
し、芯ずれを皆無とし、装置自体を頑丈な構造と
して熱歪を防止するとともに冷却流体噴射口の耐
久性を確保する作用がある。
し、芯ずれを皆無とし、装置自体を頑丈な構造と
して熱歪を防止するとともに冷却流体噴射口の耐
久性を確保する作用がある。
(実施例)
本考案を第1図に示す実施例に従つて以下に詳
述する。
述する。
図において、Cは本考案段付き軸用誘導加熱焼
入れ装置であつて、当該装置Cは段付き軸Wに対
して矢印方向へ相対移動可能である。1および2
はそれぞれ相対移動前方側および後方側に位置す
る如く巻回され、段付き軸Wとそれぞれ所定間隔
を隔てて対向する導体である。上記導体1は11
として示す如く、その全外周縁を外方に張り出し
たうえ、導体2の外周方向へ屈折するように形成
され、屈折し伸延した先端部は上記導体2の外端
面レベルとほぼ同一レベルに達している。従つ
て、導体1の上記屈折部11は導体2を全巾にわ
たり外周方向から包蔵した状態にある。而して、
屈折部11は所定断面積を有し、その内部は図示
上・下方向を厚い管壁とした中央部分に大径の空
所3が孔設されている。当該空所3は図示しない
管路を介して焼入れ用冷却流体供給源に接続さ
れ、冷却流体通路となつている。また、屈折部1
1の下方の管壁から相対移動後方側端面に向かつ
て4として示す冷却流体噴射口が全周にわたり多
数孔設してあり、当該冷却流体噴射口4は移後方
の軸線を斜めに指向している。従つて屈折部11
は冷却流体噴射ジヤケツトに構成されていること
となる。
入れ装置であつて、当該装置Cは段付き軸Wに対
して矢印方向へ相対移動可能である。1および2
はそれぞれ相対移動前方側および後方側に位置す
る如く巻回され、段付き軸Wとそれぞれ所定間隔
を隔てて対向する導体である。上記導体1は11
として示す如く、その全外周縁を外方に張り出し
たうえ、導体2の外周方向へ屈折するように形成
され、屈折し伸延した先端部は上記導体2の外端
面レベルとほぼ同一レベルに達している。従つ
て、導体1の上記屈折部11は導体2を全巾にわ
たり外周方向から包蔵した状態にある。而して、
屈折部11は所定断面積を有し、その内部は図示
上・下方向を厚い管壁とした中央部分に大径の空
所3が孔設されている。当該空所3は図示しない
管路を介して焼入れ用冷却流体供給源に接続さ
れ、冷却流体通路となつている。また、屈折部1
1の下方の管壁から相対移動後方側端面に向かつ
て4として示す冷却流体噴射口が全周にわたり多
数孔設してあり、当該冷却流体噴射口4は移後方
の軸線を斜めに指向している。従つて屈折部11
は冷却流体噴射ジヤケツトに構成されていること
となる。
上記構成とした本考案段付き軸用誘導加熱焼入
れ装置は、銅材製導体と同質の屈折部11上方に
位置する厚い管壁が環芯となつて導体部分および
シヤケツト部分を保持するので、極めて頑丈な構
造といえる。また頑丈な環芯を共通とするがゆえ
に、従来の如き導体−ジヤケツト間に芯ずれを生
ずる筈はなく、かつ熱歪が有効に防止される。
れ装置は、銅材製導体と同質の屈折部11上方に
位置する厚い管壁が環芯となつて導体部分および
シヤケツト部分を保持するので、極めて頑丈な構
造といえる。また頑丈な環芯を共通とするがゆえ
に、従来の如き導体−ジヤケツト間に芯ずれを生
ずる筈はなく、かつ熱歪が有効に防止される。
さらに当然のこと乍ら、従来必要であつた連結
材も不要である。
材も不要である。
その上、冷却流体噴射口も厚い銅材管壁に孔設
してあり、従来のベークライト材に比べてはるか
に摩耗し難い。
してあり、従来のベークライト材に比べてはるか
に摩耗し難い。
(考案の効果)
本考案に係る段付き軸用誘導加熱焼入れ装置C
により、装置の小型化が達成され、加熱・冷却む
らの発生がなく仕上がり精度が向上し、丈夫な構
造で耐久性に優れているので長期使用が可能とな
り、そのうえ芯合わせが不要であり、齎らされる
効果は多大であつて、賞用されるところとなる。
により、装置の小型化が達成され、加熱・冷却む
らの発生がなく仕上がり精度が向上し、丈夫な構
造で耐久性に優れているので長期使用が可能とな
り、そのうえ芯合わせが不要であり、齎らされる
効果は多大であつて、賞用されるところとなる。
第1図は本考案段付き軸用誘導加熱焼入れ装置
の実施例の正面断面図、第2図aおよびbはそれ
ぞれ復巻誘導加熱コイルと冷却流体噴射ジヤケツ
トとの関係を説明する正面断面図、第2図cは従
来段付き軸誘導加熱焼入れ装置の正面断面図であ
る。 W……段付き軸、C……段付き軸用誘導加熱焼
入ね装置、1……相対移動前方側導体、11……
屈折部=冷却流体噴射ジヤケツト、2……相対移
動後方側導体、3……冷却流体通路、4……冷却
流体噴射口。
の実施例の正面断面図、第2図aおよびbはそれ
ぞれ復巻誘導加熱コイルと冷却流体噴射ジヤケツ
トとの関係を説明する正面断面図、第2図cは従
来段付き軸誘導加熱焼入れ装置の正面断面図であ
る。 W……段付き軸、C……段付き軸用誘導加熱焼
入ね装置、1……相対移動前方側導体、11……
屈折部=冷却流体噴射ジヤケツト、2……相対移
動後方側導体、3……冷却流体通路、4……冷却
流体噴射口。
Claims (1)
- 段付き軸の段肩を含む軸表面を移動焼入れする
復巻の導体からなる加熱コイルを具えた装置にお
いて、相対移動前方側の導体の全外周縁を張出
し、かつ屈折して後方側の導体を外周方向から包
蔵する所定厚みを具えた屈折部に形成し、当該屈
折部の内部に所定断面積の通路を設けて焼入れ用
冷却流体供給源に接続せしめるとともに当該通路
と相対移動後方側端面との間に後方の軸線を斜め
に指向する複数の冷却流体噴射口を孔設し、屈折
部を冷却流体噴射ジヤケツトとしたことを特徴と
する段付き軸用誘導加熱焼入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985165217U JPH0141188Y2 (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985165217U JPH0141188Y2 (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6273497U JPS6273497U (ja) | 1987-05-11 |
JPH0141188Y2 true JPH0141188Y2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=31095050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985165217U Expired JPH0141188Y2 (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0141188Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000096130A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 高周波焼入コイル体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2523429Y2 (ja) * | 1992-06-01 | 1997-01-22 | 富士電子工業株式会社 | 高周波加熱コイル |
-
1985
- 1985-10-29 JP JP1985165217U patent/JPH0141188Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000096130A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 高周波焼入コイル体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6273497U (ja) | 1987-05-11 |
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