JPH0138954B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 所要レベルにケーシングハンガーを取付ける
ための上向き肩部付きの内面凹みを有するウエル
ヘツド部材と、外下向きのテーパ付きランデイン
グ面を有するハンガーと、大直径の上端と小直径
の下端とを有するほゞ切頭円錐形金属ラツチ部材
とを備え、該ラツチ部材は更にその円周方向の収
縮を許容する間隙と、上記ウエルヘツド部材肩部
に係合する外下向き肩部と、上記上端から上記下
端附近に延長する第１のスロツトと、上記第１の
スロツトの間を上記下端から上記上端附近に延長
する第２のスロツトと、上記両肩部が互に係合し
た時に上記ハンガーのランデイング面を受入れ支
持する内面のテーパ付きランデイング面とを有
し、上記ハンガーのテーパ付きランデイング面が
上記ラツチ部材の上記テーパ付きランデイング面
に係合して上記ラツチ部材肩部を上記ウエルヘツ
ド部材肩部に完全係合させかつ上記ハンガーにか
かる重量を上記ラツチ部材に伝達させ、組立位置
にある上記ハンガーのテーパ付きランデイング面
が上記ラツチ部材肩部の上下で該ラツチ部材の上
記テーパ付きランデイング面と完全係合状態にあ
ることを特徴とするマツドライン・ウエルケーシ
ング・サスペンシヨンシステム。

２ 請求の範囲第１項記載のシステムにおいて、
上記第１のスロツトを上記第２のスロツトより広
くするサスペンシヨンシステム。

３ 請求の範囲第１項記載のシステムにおいて、
ハンガーとラツチ部材とをウエルヘツド部材内を
下げるために上記ラツチ部材を上記ケーシングハ
ンガーの外に近接して囲んで解放可能に支持する
装置を含むサスペンシヨンシステム。

４ 請求の範囲第３項記載のシステムにおいて、
上記解放可能に支持する装置には上記ラツチ部材
の下端附近内側に設けた剪断装置を含むサスペン
シヨンシステム。

５ 請求の範囲第４項記載のシステムにおいて、
上記ラツチ部材は下端附近に内面溝を有し、上記
剪断装置には上記内面溝内のリングと、リング内
を内方に向いたシヤーピンとを含むサスペンシヨ
ンシステム。

６ 所要レベルにケーシングハンガーを取付ける
ための上向き肩部付きの内面凹みを有するウエル
ヘツド部材と、外下向きのテーパ付きランデイン
グ面を有するハンガーと、上拡がり切頭円錐自由
形を有する割リングラツチ部材と、ハンガーとラ
ツチ部材とをウエルヘツド部材内を下げるために
上記ラツチ部材を上記ケーシングハンガーの外面
に近接して囲んで解放可能に支持する装置とを備
え、上記ラツチ部材は外下向き肩部を有し、ラツ
チ部材はウエルヘツド部材の内面凹みに一致した
時に外方に動いてその肩部をウエルヘツド部材肩
部に着座させハンガーのランデイング面に係合支
持する上向きランデイング面を形成し、上記ハン
ガーのテーパ付きランデイング面が上記ラツチ部
材の上記テーパ付きランデイング面に係合して上
記ラツチ部材肩部を上記ウエルヘツド部材肩部に
完全係合させかつ上記ハンガーにかかる重量を上
記ラツチ部材に伝達させ、組立位置にある上記ハ
ンガーのテーパ付きランデイング面が上記ラツチ
部材肩部の上下で該ラツチ部材の上記テーパ付き
ランデイング面と完全係合状態にあることを特徴
とするマツドラインウエルケーシングサスペンシ
ヨンシステム。

７ 請求の範囲第６項記載のシステムにおいて、
上記解放可能に支持する装置には上記ハンガーに
ねじこみ上記ラツチ部材の下端を受ける上向き凹
みを有するリテーナリングと、ラツチ部材の下端
をリテーナリング凹み内に保持する剪断装置とを
含むサスペンシヨンシステム。

８ 請求の範囲第７項記載のシステムにおいて、
上記剪断装置には上記ラツチ部材の内面溝内の位
置としたリングと、上記ラツチ部材の下端を上記
リテーナリング凹み内に解放可能に保持する位置
で上記リングを上記ハンガーに固着するシヤーピ
ンとを含むサスペンシヨンシステム。

技術分野 沖合油井用のマツドラインサスペンシヨンシス
テムはケーシングハンガーから大きなケーシング
重量を支持する必要がある。マツド又はセメント
の存在が故障の原因となつてはならない。マツド
用の十分なバイパスがあり、作動のためのトルク
ツールの不必要であることが望ましい。

米国特許3893717号の開示するケーシングハン
ガーは複数のばね圧を受けたロツクドツク又は割
方向の力を受けたロツクリングを有し、外側ウエ
ル部材の凹みに係合してケーシングハンガーを支
持する。凹み内にマツド又はセメントが充満した
時の欠点はロツクドツグ又は割リングが着座部に
動くのが不確実になる。場合によつて、凹み内の
マツド又はセメントの存在によつてドツグ又はリ
ングが部分的に凹み内に入り、このため着座係合
面積が著しく減少し、座の損傷又はハンガーの歪
みを生ずる。更に、この装置はハンガー支持のた
めの利用し得る支持面積が小さい。

米国特許3493243号に開示するハンガーシート
装置は懸吊するセグメントを有するリングをハン
ガー本体にねじこみ、下方にねじこむことによつ
てセグメントをトルクツールとの着座位置に動か
す。着座のための回転はうまくいかないことがあ
り、固定用のトルクツールを必要とする。

米国特許3179448号に開示するケーシングハン
ガーに設けた（スリツプ装置）ロツクリングは下
面から延長する複数のスロツトが頂部附近で終
り、頂部から延長するスロツトが底部附近で終
る。リングの外面は歯付き円筒形であり、内側は
テーパし、エキスパンダによつて外方に押圧す
る。油井孔内にパツカー及びアンカーを支持する
ためには多年スリツプが使用されているが、ケー
シングハンガーの著しく重い重量はスリツプ上に
支持できない。

米国特許2339771号には単に交互の上下のスロ
ツト付きのテーパしたシールリングを有するカツ
プリングを示す。

背景技術 本発明はケーシングを油井内に支支持するため
の新しいマツドラインサスペンシヨンシステムに
関する。本発明システムにはハンガーと、ウエル
ヘツド部材と、割リングとしほゞ切頭円維形のラ
ツチ部材とを含み、ウエルヘツド部材は肩部を形
成した凹みを有し、ハンガーはランニング間ハン
ガー上にラツチ部材を保持する解放可能の装置を
有し、ラツチ部材は肩部付きの突出部を有してラ
ツチ部材がウエルヘツドの凹みに対向した時に拡
張してウエルヘツド肩部に係合し、ラツチ部材は
この位置に保持されハンガーをウエルヘツド部材
内に支障する。剪断装置によつてハンガーの下降
着座を可能にする。

本発明の目的は新しいマツドラインウエルケー
シングサスペンシヨンシステムを提供し、大きな
ケーシング重量を支持し、単に上方に引張るだけ
で完全に回収可能である。

他の目的は新しいマツドラインウエルケーシン
グサスペンシヨンシステムを提供し、着座溝内に
マツト、セメント又は他の油井屑が存在しても正
しい着座を行なう。

別の目的は、新しいマツドラインウエルケーシ
ングサスペンシヨンシステムを提供し、標準のケ
ーシングハンガーを使用可能とする。

他の目的は、新しいマツドラインウエルケーシ
ングサスペンシヨンシステムを提供し、セツテイ
ングのための回転を必要とせず、ハンガーから外
すことなくランニングツールにより上方のセメン
トを洗滌可能とする。

他の目的は新しいマツドラインウエルケーシン
グサスペンシヨンシステム用の新しいラツチ装置
を提供し、重量でセツトされ、引込位置と共にハ
ンガーと共に下降し、ランデイング凹みと一致す
る位置に動いた時に拡張して凹み内に入り、ほゞ
テーパしたランデイングの座となるようにする。

【図面の簡単な説明】

本発明の上述の及び他の目的と利点とを以下図
面について説明する。

第１図は本発明による新しいハンガーとラツチ
部材がウエル内を下降する断面図。

第２図は新しいサスペンシヨンシステムのラツ
チ部材がウエルヘツド部材のランデイング凹み内
に係合した断面図。

第３図はウエルヘツド部材内に着座したハンガ
ーの断面図。

第４図は第３図と同様であり、ランニングツー
ルが上方に動いて洗滌ポートを開いた断面図。

第５図は本発明による新しいラツチ部材の斜視
図。

第６図はラツチ部材のセグメントの１個のみを
示す外面図。

第７図は第６図の７−７線に沿う断面図であ
る。

発明を実施するための最良の形態 第１図に示す通り、ケーシングコネクタ付きラ
ンニングツール１２に支持されたハンガー１０は
ケーシング１３と共にライザー１４内を動く。ラ
ツチ部材１６はハンガー１０の下向きランデイン
グ面１８の下部を囲む。ツール１２は左ねじ３０
によつてハンガー１０にねじこまれ、洗滌ポート
２０を有する。ポート２０は取付間はハンガー１
０の上端より下方にあり、シール２２，２４，２
６がポート２０の上下をねじ部３０上のハンガー
１０の内面２８に対してシールする。

ハンガー１０はほゞ管状であり、ランデイング
面１８の下方の凹んだ円筒面３２と面３２の下端
の外ねじ３４とを有する。ケーシング３６を図示
の通りハンガー１０の下端にねじこむ。ハンガー
１０の内面凹み３８は上向き肩部４０を有し、図
示しない次の小直径のハンガーのランデイング用
とする。

ラツチ部材１６は第５，６，７図に詳細に示
し、好適な例で金属製の割リング４２であり、上
部開放の複数のスロツト４４が下方にリング４２
の底部附近の位置まで延長し、複数の上方外方に
延長する指４６を形成する。スロツト４８をリン
グ４２の底部に開放し、上方に各指４６の中央部
を通つて延長して指４６の上端より下方の孔５０
で終わる。リング４２は図示通り割リングであ
り、自由状態では両端間は離れ、第５図に示す通
り、切頭円維形即ち上拡がりの形状とする。リン
グ４２の内側に上部のテーパしたランデイング面
５２、内面５４、下部環状リブ５６，５８を形成
し、両リブ間に環状溝即ち凹み６０を有する。リ
ング４２の外面には上部斜面部６２、面６３、環
状肩部６４を有する。肩部６４は下向きであり僅
に内方に傾斜し第２図について後述する通りウエ
ルヘツド部材６８の内面の肩部６６に係合する。
肩部６４の下方でリング４２に環状突出部７０と
下部テーパ面７２とを設ける。第５，６，７図に
示す通り、ラツチ部材１６は中空のほゞ切頭円維
形金属部材であり、上端は下端より大きな直径で
あり、部材の円周方向の収縮を可能にする間隙を
有する。

ランニングのためには、ラツチ部材１６をハン
ガー１０の面３２を囲ませ、ハンガー１０にシア
ーピン７６によつて固着したリング７４をリブ５
６，５８の間の凹み６０内とする。リテーナ７８
を外ねじ３４にねじこみ、リテーナの環状凹み８
０内にリング４２の下端を接触させてラツチ部材
をハンガー１０の面３２を小さな間隔で囲む開係
位置とする。第１図に示す通り、ランニング位置
におけるラツチ部材１６は面３２に近接し、指４
６の外上方隅はライザー１４の内部を滑動してハ
ンガー１０がラツチ部材１６と共に下げられる。

ハンガー１０が降下してラツチ部材１６がウエ
ルヘツド部材６８の内面の凹み８２に達すれば、
第２図に示す通りライザー１４の拘束から離れて
外方に動き凹み８２内に入る。更に僅に下降すれ
ば、肩部６４は肩部６６に係合し、面６３は凹み
８２内に着座する。ラツチ部材１６がウエルヘツ
ド部材６８内に着座すれば、ハンガー１０を更に
下降させればピン７６は剪断し、ハンガー１０は
ラツチ部材内を滑動し、ハンガー１０のランデイ
ング面１８が第３図に示す通りラツチ部材１６の
ランデイング面５２に係合する。肩部６４が肩部
６６に僅に係合しただけでもラツチ部材１６を凹
み８２内に保持し、ピン７６を剪断するに十分で
ある。ハンガー１０がラツチ部材１６内を下降す
れば、ランデイング面１８はラツチ部材１６の面
５２に係合し、ラツチ部材１６を押して、泥、セ
メント等の油井内屑物が凹み８２内であつても凹
み８２内に完全に押しこむ。面５２に対する面１
８の楔作用は十分な力を生じ、ラツチ部材１６を
凹み８２内に確実に完全に着座させる。この位置
で、ハンガー１０とケーシング３６とはラツチ部
材１６によつてウエルヘツド部材６８で支持され
る。所要に応じて、ハンガー１０、ラツチ部材１
６、ケーシング３６を含む管ストリングはケーシ
ング１３を上げることによつて回収できる。これ
によつて、ツール１２、ハンガー１０、ケーシン
グ３６、リテーナ７８が上る。ラツチ部材１６の
下端はリテーナ７８の凹み８０内に保持されるた
め、ラツチ部材１６は上り、斜視部６２はウエル
ヘツド部材６８の内面の内方上方向きのテーパ面
８６に接触する。面８６はラツチ部材の上端を内
方に案内してランニング位置としライザー１４の
接合部におけるラツチ部材１６の外方運動がある
が斜面部６２が接合部の下向き内縁に接触した時
にラツチ部材は内方に案内されるため克服され
る。

ハンガー１０のライデイングが終了すればセメ
ントを流入してケーシング３６を固定する。ラツ
チ部材１６を通る上方流はスロツト４４を通る。
ラツチ部材１６とハンガー１０とが着座した時に
ラツチ部材１６のスロツト４４は十分な開口を有
し、セメンテイングの流れを妨害しない。ハンガ
ー１０はケーシング３６の孔９０とほゞ同じ直径
の全開の孔８８を有する。セメンテイングの完了
後、ケーシング１３とランニングツール１２とを
ほゞ６回転右に廻しツール１２をハンガー１０に
対して回転させる。この結果ねじ部３０の一部が
ねじ戻され、ポート２０は第４図に示す通りハン
ガー１０の上端上に離れる。次にポート２０を通
る循環を行ない環状スペース内を上方に流れる洗
滌水によつてランニングツール１２の上方のセメ
ントを洗い落す。ポンプ停止の後にケーシング１
３とランニングツール１２とを６回転左に廻し、
ポート２０を閉鎖する。この位置でケーシング３
６とハンガー１０とはこの位置にセメント付けさ
れ、この孔を通つてさく井を行ない得る。