JPH0138729Y2 - - Google Patents

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JPH0138729Y2
JPH0138729Y2 JP1981142254U JP14225481U JPH0138729Y2 JP H0138729 Y2 JPH0138729 Y2 JP H0138729Y2 JP 1981142254 U JP1981142254 U JP 1981142254U JP 14225481 U JP14225481 U JP 14225481U JP H0138729 Y2 JPH0138729 Y2 JP H0138729Y2
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JP
Japan
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bobbin
coil
lower flange
karage
pin
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JP1981142254U
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JPS5848028U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、V.T.R用消去ヘツド等における磁
気ヘツド用ボビンに係り、ボビンに巻回したコイ
ルを損傷することなくヘツド部のフロントコアを
容易に挿入できるよう構成した磁気ヘツド用ボビ
ンに関するものである。
従来、この種のボビン1の形状は第1図イ,ロ
に示すようになつているため、ヘツド部のE形コ
ア等のフロントコア2を挿着する際にはフロント
コア2の外足2a先端部でボビン1に巻回したコ
イル3及びカラゲ線3aを引つ掛けたり、又は巻
き終りのカラゲ線3aの処理がむずかしいもので
あつた。従つてフロントコア2の挿着が困難であ
るだけでなく自動巻線ができないという欠点があ
つた。
すなわち、コイル3の線径が0.08φではフロン
トコア2の外足2aに接触することなく円滑に挿
着できても、Q値を向上させるために、線径
0.16φのコイル3にしたことろボビン1には3層
しな巻けず、第2図に示す如く巻き終りのカラゲ
線3aはカラゲピン1aに引き廻される時、3層
の上を通ることになり、実質4層と同じになりフ
ロントコア2の外足2aに接触してボビン1をフ
ロントコア2に挿着できないという欠点があつ
た。
そこで巻き終りカラゲ線3aは手作業にてボビ
ン1のカラゲピン1aにもつていかざるを得ない
という煩らわしさがあつた。また、現在の磁気ヘ
ツドでは外形寸法上の制約からボビンを長くした
りすることが不可能なので、どうしてもカラゲ線
をフロントコアの外足に接触しない面にもつてく
る以外に方策がないものであり、手作業に頼つて
いた。従つて自動巻線機が使用できず生産性が低
いものであつた。
なお、上述したQ値向上対策としてはQ=ωL/R L:インダクタンス、R:リアクタンスであるか
ら、巻線を増やしてL(巻数の2乗に比例)を上
げるか、又はコイル線径を太くしてRを下げ、或
いは両者を同時に採用してもよい。しかしながら
ここではコイルの巻数を増やすと従来との互換性
がなくなるため、そのまゝ使用できないものであ
るからコイル線径を太くする方法を採つた。
この考案は、上述した従来の欠点を改善するた
めになされたものであり、ボビンと一体に巻線の
巻き終り線をカラゲるためにE形フロントコアの
外足挿入部を除いた位置に中継点の突起を設けて
組立て容易なボビン形状とした磁気ヘツド用ボビ
ンを提供するものである。
以下、この考案による実施例を第3図ないし第
5図にもとづいて具体的に説明する。第3図はこ
の考案による樹脂製ボビン10の斜視図、第4図
は側面図でありコイルを巻回するボビンの上側鍔
部10aの上部に端子ピン11,11を固着した
端子取付部12が設けられており、この端子取付
部12には、コイルの巻き初め、巻き終りのカラ
ゲピン13,13が固着されている。
また、上記ボビン10の下側鍔部10bには挿
着されるE形フロントコアの外足側を除いたカラ
ゲピン13側に位置して、コイルの中継点となる
カラゲボツチ14が一体的に突出し形成されてい
る。
上記カラゲボツチ14はボビン10に巻回した
コイルの巻き終り部の中継点となるものであり、
図示の如く、下側鍔部10bの半分程の厚さ、す
なわちコイル線径が下側鍔部10bより外側には
み出ないように形成されている。
従つて上述したように形成されたボビン10に
コイルを巻回した場合は第5図に示すように、カ
ラゲボツチ14を中継点としてカラゲ線をカラゲ
ピン13まで引きまわされるので、カラゲピン1
3及びカラゲボツチ14側のみ実質的に1層増え
る形となり、E形フロントコアの外足側には規定
の巻層数が保持されて干渉するなどの弊害が起ら
ないようになつている。
以上詳細に説明したように、この考案による磁
気ヘツド用ボビンによれば、簡単な形状であり、
コイルの巻き方は必らず中継点のカラゲボツチに
中継させるので、コイルの巻き終りカラゲ線はE
形フロントコアの外足側に位置せず、挿着が容易
である。従つて、自動巻線機が使用できるととも
に、コイル線径を太くしてQ値を向上させること
も可能である等実用上の効果を奏する。また巻線
を一旦係止する手段としてカラゲボツチを用いる
ので、溝を用いるものに比べ、巻線の溝内への誘
導作業及び溝の角部による断線の回避についての
特別の配慮を要せず、また細い溝の加工上の問題
もなく、容易に実施可能なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは従来のボビンを示す斜視図及び
巻線状態を示す正面図、第2図は従来のコイルボ
ビンにE形フロントコアを挿着時の正面図、第3
図ないし第4図はこの考案によるボビンの斜視図
及び側面図、第5図はこの考案によるボビンにコ
イルを巻線した状態を示す正面図である。 10……ボビン、10b……下側鍔部、11…
…端子ピン、12……端子取付部、13……カラ
ゲピン、14……カラゲボツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ボビンに巻回したコイルにE形のフロントコ
    アを挿着した、V.T.R.の磁気消去ヘツド等の
    磁気ヘツドにおいて、上記ボビンの上側鍔部に
    端子ピンを固着した端子取付部が設けられると
    ともにコイルのカラゲピンを固着し、上記ボビ
    ンの下側鍔部には挿着されるE形フロントコア
    の外足側を除いたカラゲピン側に位置してコイ
    ルの中継点となるカラゲボツチを一体的に突設
    したことを特徴とする磁気ヘツド用ボビン。 2 上記ボビンの下側鍔部に突設したカラゲボツ
    チを下側鍔部の半分程の厚さで、コイル線径が
    下側鍔部より外側に出ないように形成したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の磁気ヘツド用ボビン。
JP14225481U 1981-09-25 1981-09-25 磁気ヘツド用ボビン Granted JPS5848028U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14225481U JPS5848028U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 磁気ヘツド用ボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14225481U JPS5848028U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 磁気ヘツド用ボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5848028U JPS5848028U (ja) 1983-03-31
JPH0138729Y2 true JPH0138729Y2 (ja) 1989-11-20

Family

ID=29935293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14225481U Granted JPS5848028U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 磁気ヘツド用ボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5848028U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51122612U (ja) * 1975-03-31 1976-10-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5848028U (ja) 1983-03-31

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