JPH0136171Y2 - - Google Patents

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JPH0136171Y2
JPH0136171Y2 JP8281285U JP8281285U JPH0136171Y2 JP H0136171 Y2 JPH0136171 Y2 JP H0136171Y2 JP 8281285 U JP8281285 U JP 8281285U JP 8281285 U JP8281285 U JP 8281285U JP H0136171 Y2 JPH0136171 Y2 JP H0136171Y2
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JP
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water storage
storage container
lens barrel
flame
burner
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガスの炎を利用する万華鏡装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の万華鏡は両端を塞いだ丸い筒の中に断面
三角形の鏡筒を作り、その中に色模様の小さな紙
片を入れ、手で筒を回しながら筒の一端に設けた
覗き孔から覗いて鏡筒に写る形状の変化を楽しむ
おもちやである。
従つて、鏡筒内に入れられる紙片の定められた
形状のみによる定形的な模様の変化しか得られ
ず、規模も小さなものである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題は紙片の代りに
炎を利用し、無限的な模様の変化を実現する今ま
で類を見ない全つたく新規な万華鏡装置を提供す
ることである。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するために本考案が講ずる技術
手段は、 a 前面に覗き窓を開口したダークボツクス、 b 両端を開口した筒状に形成され一端開口を上
記覗き窓に臨ませてダークボツクス内に設ける
鏡筒、 c 鏡筒の他端開口背後のダークボツクス内に配
設する1乃至複数のバーナー、 d 水を貯溜した貯水容器と、この貯水容器内に
浮遊状に漬けられ、かつ内部に金属塩化物水溶
液を収容し、液面上の空間部を上記バーナー及
び燃料ガスの供給管に夫々連絡する密閉容器
と、上記貯水容器の底部に設けられると共に発
振ユニツトに連絡して貯水容器内の水を振動さ
せる高周波振動子からなるガス炎着色装置、 を備えることである。
(作用) 而して、本発明の上記構成によれば、高周波振
動子の振動により、金属塩化物水溶液が霧化して
燃料ガス中に混入し、燃料ガスと共にバーナーに
供給されるのでバーナーの炎は金属塩化物水溶液
の金属成分の炎色反応により、その金属特有の色
に着色される。
そして、この炎は鏡筒を構成する鏡に様々に反
射し非常に美しい変化のある模様が現出され、こ
れを覗き窓から覗いて見ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明す
る。
図中aはダークボツクスで、内面を黒く塗つた
箱よりなり、正面には覗き窓1を備えた扉9、上
面には排気フード10を備えた排気口11を夫々
設け、下部には中仕切板12を介してガス炎着色
装置収納スペース13を一体に形成する。
そして上記ダークボツクスaには一端が覗き窓
1に臨む鏡筒bと、この鏡筒b他端に対応するガ
スバーナーcを内設すると共にガス炎着色装置d
をガス炎着色装置収納スペース13に配備する。
覗き窓1は扉9に三角形に開設され、その開口
縁をフード14が扉9表面に取り付けられる。
鏡筒bは鏡15を組み合わせて作製した断面三
角形の筒体で両端が開口している。
また鏡筒bは軸方向を前後方向とし前端が覗き
窓1の大きさに相当する太さを有し、後端に向か
つて深さが漸減する形状に形成される。
そして、上記鏡筒bは軸心が水平になるように
取付用ブラケツト16を介して扉9裏側に取着
し、前端部を覗き窓1に嵌合せしめる。
ガスバーナーcは鏡筒bの後端開口部背後のダ
ークボツクスa内空間に1乃至複数(図示例では
4個)配備する。
ガスバーナーcは、連絡パイプ17を介してガ
ス炎着色装置dに連絡する銅管18の先端に接続
して設ける。
ガスバーナーcはその炎口に形成される炎が1
個の花や1枚の花びら或いは葉等所望の形状を呈
するように形成するのが望ましい。
例えば炎が図面において符号Aで示す1輪の花
のような形状を呈するようになすには、バーナー
cは先端を閉塞した円筒状に形成して、その先端
部周面に小円形状の炎口を数個周方向に等間隔毎
に開穿し、符号Bで示す1ひらの花びらのような
形状を呈するようになすには、筒状のバーナーc
の先端を直線状に押し潰して、その先端部中央を
1個所四角形に切欠いて炎口を形成する。
ガス炎着色装置dは高周波振動子8を備える貯
水容器3と、この貯水容器3内に収められる密閉
容器6を備え、密閉容器6をガスバーナーc及び
燃料ガス供給源に連絡し、高周波振動子8を発振
ユニツト7に連絡する。
上記貯水容器3は上方を開口した器であり、内
部に水19を貯溜し、この水19に漬けて密閉容
器6を浮遊状に収容する。
また貯水容器19の底部には高周波振動子8を
設ける。
この高周波振動子8は発振ユニツト7に電気的
に連絡し、発振ユニツト7からの給電により振動
するものであつて、この振動を貯水容器19内の
水に伝達させ、更にこの水の中に漬けられた密閉
容器6を振動させる。
密閉容器6は上面を開口した下部容器6aと、
この下部容器6aの上面開口を密閉するように設
けられる上部容器6bとからなり、上部容器6b
には夫々上方に延びて開口する円筒状の注入口部
20と、排出口部21が設けられる。
上記上部容器6bの注入口部20と、排出口部
21は夫々中仕切板12に開設した透孔22から
ダークボツクスa内に臨み、注入口部20開口に
はダークボツクスa内から着脱し得る栓23が嵌
着又は螺着され、排出口部21開口にはこれをバ
ーナーcに連絡する連絡パイプ17が接続され
る。
また排入口部22の中途部には燃料ガスの供給
管5が接続される。
そして、この密閉容器6は注入口部20より金
属塩化物水溶液24を注入し、これを下部容器6
aに貯溜する。
尚、上記密閉容器6はバーナーcの数に対応す
る数だけ設け、夫々に異なる金属塩化物水溶液2
4を入れ別々のバーナーcに連絡する。
金属塩化物水溶液24は、炎色反応を起こす金
属、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、バリウム、銅等を溶
液中に0.1%程度溶解させたものである。
而して、貯水容器3の振動子8を作動させる
と、振動子8からの振動は水19を介して密閉容
器6に伝わり、該密閉容器6内の溶液24を振動
させる。溶液24は振動すると徐々に霧化し、供
給管5から導入される燃料ガス中に混入する。密
閉容器6内の空間に充満した混合ガス(燃料ガス
Bと霧化した溶液24との混合ガス)は連絡パイ
プ17から銅管18を経てバーナーcへ送られ
る。
従つて、バーナーcの炎口に形成される炎25
は燃料ガス中に含まれる金属成分の炎色反応によ
り、その金属特有の色、例えばリチウムは深紅、
ナトリウムは黄、カリウムは紫、カルシウムは燈
赤、ストロナチウムは深紅、バリウムは黄緑、銅
は緑、の炎となり、この着色された炎25がバー
ナーcの形状、構造若しくは炎口の形状に応じて
様々な形状、模様を表出する。
そして、これを覗き窓1から覗いて見ると、上
記着色された炎25が鏡筒bに写り、更にこれが
鏡筒bを構成する鏡15に様々に反射し、非常に
美しい万華鏡として楽しむことができる。
この際、上記実施例では鏡筒bの太さを前端か
ら後端に向けて漸減せしめたので、第3図に示す
様に陵線が円弧若しくはドーム状に表われ、従来
の万華鏡にはない面白さが生ずる。
尚、鏡筒3は全長を同じ太さに形成すること
も、三角形以外の断面、例えば五角型、六角形等
の多角形断面若しくは円形断面に形成することが
任意である。
また、上記ガス炎着色装置dは前述のように1
つのバーナーcに対して密閉容器6を1つ宛設け
て夫々の密閉容器6に異なる金属塩化物水溶液2
4を収容すれば、全てのバーナーcの炎25を全
て異なる色にすることができ、極めて美しいが、
全てのバーナーc若しくはいくつかづつのバーナ
ーcに1つの密閉容器6を配備することも勿論任
意である。
更に、1つのバーナーに対して異なる金属塩化
物水溶液24を使用する複数のガス炎着色装置d
を接続し、これらをタイマーで切り換えて作動さ
せることにより、炎25の色を次々に変化させる
ことができ一層楽しいものとすることができる。
尚、図中26は遮熱板で、ダークボツクスaの
背板27と適宜間隔を存してバーナーc背後に設
けられており、前面は黒く塗られている。
(効果) 本考案は以上のように構成したので、下記の利
点がある。
(1) ガスの炎を鏡筒に写して見るので、炎のゆら
ぎ等により鏡筒に写る形状が千変万化するので
模様の変化が無限である。
(2) ガスの炎を金属の炎色の反応を利用して着色
するので、上記(1)の効果と相俟つて非常に美し
く、また変化がある。
(3) ガスの供給量を変化させることにより模様の
形状、大きさや色合いを自由に変化させること
ができる。
(4) 金属塩化物を変えることにより色を様々に変
えることができる。
(5) 1つのバーナーに対して異なる金属塩化物水
溶液を使用する複数のガス炎着色装置を接続
し、これらをタイマーで切り換えて作動させる
ことにより、炎の色を自動的に次々変化させる
こともでき、一層楽しいものとすることができ
る。
(6) バーナーの種類、形状、炎の色、色の変化の
タイミングを任意に組み立てることができ、そ
の組み立てに応じて動きのある色彩豊で美しい
模様が見れる万華鏡を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す万華鏡装置の
縦断側面図、第2図は正面図で一部切欠して示
す、第3図は覗き窓に近づいて覗いた状態の一例
を示す正面図である。 a:ダークボツクス、b:鏡筒、c:ガスバー
ナー、d:ガス炎着色装置、1:覗き窓、2:
水、3:貯水容器、4:金属塩化物水溶液、5:
燃料ガス供給管、6:密閉容器、7:発振ユニツ
ト、8:高周波振動子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 a 前面に覗き窓を開口したダークボツクス、 b 両端を開口した筒状に形成され一端開口を上
    記覗き窓に臨ませてダークボツクス内に設ける
    鏡筒、 c 鏡筒の他端開口背後のダークボツクス内に配
    設する1乃至複数のバーナー、 d 水を貯溜した貯水容器と、この貯水容器内に
    浮遊状に漬けられ、かつ内部に金属塩化物水溶
    液を収容し、液面上の空間部を上記バーナー及
    び燃料ガスの供給管に夫々連絡する密閉容器
    と、上記貯水容器の底部に設けられると共に発
    振ユニツトに連絡して貯水容器内の水を振動さ
    せる高周波振動子からなるガス炎着色装置、 を備えてなる万華鏡装置。
JP8281285U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0136171Y2 (ja)

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JP8281285U JPH0136171Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JPS61198917U JPS61198917U (ja) 1986-12-12
JPH0136171Y2 true JPH0136171Y2 (ja) 1989-11-02

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ID=30630865

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JP8281285U Expired JPH0136171Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5757548A (en) * 1995-02-14 1998-05-26 Shimomukai; Yoshihito Kaleidoscope, and pattern generating apparatus and pattern generating method utilizing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5757548A (en) * 1995-02-14 1998-05-26 Shimomukai; Yoshihito Kaleidoscope, and pattern generating apparatus and pattern generating method utilizing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61198917U (ja) 1986-12-12

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