JPH01320386A - 弁のオーバーライド機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、機械的に操作されて弁部材の位置の反転を行
わせることができる弁又はチョークの作動装置に結合さ
れるオーバーライド機構に関する。

（ロ）従来の技術 ベーカー等の米国特許第４，１９４，７１８号は、チョ
ークに備えられ、ハンドホイールで操作できるオーバー
ライド機構の従来技術の実例である。このオーバーライ
ド機構は、ゲートを手動的に動かすために手動操作装置
をゲートに結合し、又ゲートの作動を行わせるために手
動操作装置をゲートがら切り離す装置を備えている。

ボイルの米国特許第３，３７８，２２４号は、ピストン
を貫通する軸上にねじ係合するスリーブを有するハンド
ホイールと共にピストン作動されるゲート弁を開示する
。ハンドホイールの回転によってピストンと弁部材の両
方が動かされる。

米国特許第４，１８９，９８０号は、割り入り駆動ナツ
トとカム作用システムとを有し、そのカム作用システム
が回転システムと協働して割り入り駆動ナツトを駆動ね
じに係合させ、そこでナツトを回すことにより駆動ねじ
とこれに結合した弁部材とを動かす如く構成された手動
制御装置を開示している。

米国特許第３，６２８，３９７号は、ピストンの上部分
に取り付けられたポールナツトと、ボンネットの頂部に
取り付けられたボール軸とを有し、その回転によってピ
ストンと弁部材とを動かすようになっている弁部材を開
示する。通常操作時にはピストンの運動がボール軸を回
転させる。

米国特許第４，２１３，４８０号は、ナツトが駆動ステ
ムにねじ係合し、又駆動スリーブと入り子穴に嵌合して
スプライン結合される如く構成された弁のオーバーライ
ド機構を開示する。スリーブの回転がナツトを回転させ
、そこでナツトは１つのストップ面に係合し、これによ
ってゲートを動かす。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、操作が容易な弁の改良されたオーバー
ライド８１楕を提供することである。

本発明の他の目的は、作動装置の位置と条件に関係なく
弁の操作を行うことができる弁の改良されたオーバーラ
イド機構を提供することである。

本発明の更に他の目的は、通常の弁操作に干渉せず、し
かも簡単に弁位置の制御を行うことができるオーバーラ
イド機構を備えた改良された弁を提供することである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の改良された弁才−バーライド機構は、弁部材ス
テムと結合するための装置を第１端部に有するオーバー
ライドステム、このオーバーライドステム上にねじ係合
し、そのステムを軸方向に動かすことによって弁部材を
これの開き位置と閉じ位置とに動かすための作動装置、
この作動装置の回転を阻止する装置、オーバーライドス
テムを作動装置内で回転させるためオーバーライドステ
ムの他端部に設けられる装置を備え、上記回転によって
オーバーライドステムと弁部材ステムとが軸方向に動か
されて作動装置を動かすことなく弁部材を動かす如く構
成される。上記回転阻止装置に回転阻止ピンが備えられ
、上記回転させる装置とオーバーライドステムとの間の
相対回転を阻止する。

（ホ）実施例 本発明の改良されたオーバーライド機構１０は第１図と
第２図において２つの端部位置で示される。最初、第１
図に示される位置でオーバーライドｉ構の諸成分が説明
され、それから第２図で位置の変化が説明される。機構
１０は、作動装置１２、オーバーライドステム１４、機
械的駆動装置１６、及び作動装置を装架する下部ヘッド
１８を備える。下部ヘッド１８は内ねじ２０を有し、こ
のねじによって後に第５図に示されるように弁２２が結
合される。

作動装置１２は図示の実施例において圧力応動作動装置
とされているが、その低機械型、電気型等のような型式
の作動装置にすることもできる。

作動装置１２は、下部ヘッド１８に適当に固定且つ緘封
されるシリンダスリーブ２４、下部環状ばねプレート２
６、内部スリーブ２８、上部環状ばねプレート３０、ば
ね３２と３４、ピストン３６、及び、スリーブ２４の上
側内部にねじ込み且つ緘封される上部へラドシール部材
３８を備える。ボート３９がスリーブ２４を貫通して、
ピストン３６の上面とヘッド３８の下面との間の環状ス
ペースまで延在する。下部環状ばねプレート２６は、ス
リーブ２４の内部の溝４２内に嵌着されるステ・ｙプリ
ング４０によってスリーブ２４内に支持される。内部ス
リーブ２８の内部に内方突出部４４が設けられて上向き
肩部４６を形成する。上部環状ばねプレート３０はピス
トン３６の下端部に対して当たり、これによってばね３
２．３４の力がピストンに加わってピストンを上方位置
の方へ偏倚する。ピストン３６は内ねじ５０をもった環
状の上方へ延出するスリーブ４８を備え、その内ねじ５
０はオーバーライドステへ１４の外面に設けられたねじ
５２と係合する。回転阻止ピン５４が、スリーブ４８の
外面に設けられて軸方向に延在するスロット５６内に部
分的に嵌入してスナップリング５８によって留められ、
且つ上部ヘッドシール部材３８の内面に設けられて軸方
向に延在するスロット６０内に部分的に嵌入して、ピス
トン３６と、これにねじ込まれたオーバーライドステム
１４との回転を阻止する。スリーブ４８と部材３８とに
対するピン５４の関係は第３図に明瞭に示される。

オーバーライドステム１４は、ピストンスリーブ４８の
内部のねじ５０内に係合するねじ５２、上部の軸方向に
延在するスロット６２、下部の下向き肩部６４、及び、
弁部材継手６８と係合する下部のねじ６６を備える。弁
部材継手６８は下部横方向スロット７０を備え、このス
ロット内に弁部材ステム７４の円形Ｔ形突出部７２が係
合してオーバーライドステム１４と弁部材ステム７４と
の間の結合を行う。突出部７２と弁部材ステム７４は第
５図に示される。

機械的駆動装置１６は駆動部材７６を備え、この駆動部
材は、六角ナツトのような適当な係合装置８０が係合す
る外部中実部分７８と、内部スロット８４をもったスリ
ーブ部分８２とを有する。スロット８４内に回転阻止ピ
ン８６が設置され、スナップリング８８によって留めら
れる。又スリーブ部分８２内に中実部分７８によって上
部ストップ面９０が形成される。係合装置８０にハンド
ホイール又は遠隔操作装置が滑動され、駆動装置１６が
回わされる。ステム１４とピストンスリーブ４８との間
のねじ係合が右手ねしで行われているとすれば、ステム
１４の外端部を反時計方向に回転させると、ピストン３
６は全く動くことなく、ステム１４がピストンスリーブ
４８内でねしにより上方向へ動かされ、これによって弁
２２の弁部材をこれの上方又は外方位置へ動かす。この
運動はステム１４の外端部がストップ面９０に係合する
ことによって停止される。ステム１４の回転が時計方向
であれば、ステムは、これの肩部６４が内部スリーブ肩
部４６にぶつかるまで、ピストンスリーブ４８内でねじ
により下方向へ動かされる。

上部へラドシール部材３８の外端部にキャップ９２がね
じ込まれる。このキャップは、駆動装置１６のスリーブ
部分８２をぴったり取り囲む外部内方向延出フランジを
有する。駆動装置１６のスリーブ部分８２の外向き肩部
９６とキャップ９２の内部との間に適当なベアリング装
置９４が備えられる。ヘッド部材３８にスカート９８が
ねじ付きピン１００によって固定される。スカート９８
は駆動装置１６を保護するようにこれを取り囲んで外方
へ延出するが、係合装置８０にハンドホイールのハブま
たは遠隔操作装置（図示せず）を適切に係合できるよう
に係合袋Ｗ８０から半径方向外方へ充分な間隔をもって
離されなければならない。

弁２２は体部１０２を備え、この体部は弁２２の入口と
出口を形成するボート１０４と１０６、及びこれらと連
通する弁室１０８を有する。弁室１０８内に弁部材又は
ゲー１−１１０が適当な緘封ブッシング１１２の間に挟
まれて設置される。ゲート１１０は、これのボー１−１
１４がボート１０４．１０６と整合して弁２２に流れを
通すか、あるいは又ボート１１４がボート１０４．１０
６から外れて弁を遮断するように、動かされる。体部１
０２にボンネット１１６が取付けられ、このボンネット
は下部ヘッド１８の内ねじ２０にねじ込まれる。ゲート
１１０に弁部材ステム７４が結合される。ステム７４は
、弁継手部材６８のス゛ロット７０内に係合するＴ形突
出部７２を備える。

通常操作時においては、作動装置１２は常時圧力流体と
ばね力に応答して動いてゲート１１０を所要の位置に動
かす０作動装置１２の機能が働らかなくなった場合、ハ
ンドホイール又は遠隔操作装置（例えば水中弁の場合）
の適当な工具が係合装置８０に係合せられ、これによっ
て駆動装置１６が適切に回わされる。この駆動装置の回
転によってオーバーライドステム１４が回わされ、ゲ−
１−１１０を弁体部１０２内で所要の位置へ動かす。ス
トップ面９０へのステム１４の外端部の係合が、ゲー１
−１１０の１つの方向への運動の完了したことを表示し
、そして内部スリーブ２８の肩部４６へのステム肩部６
４の係合が、ゲート１１０の反対方向への運動の完了し
たことを表示する。

以上の記述から、本発明のオーバーライド機構が操作簡
単であり、そして作動装置のピストンがどの位置で動か
なくなっても弁部材を確実に作動できることが理解され
よう６本発明のａｍは又、ダイパーがハンドホイールを
機構に取り付は回わすことによって弁位置を変える作業
が簡単にでき、あるいは遠隔操作装置を結合して機構を
簡単且つ迅速に操作できるので、水中作業も容易に行え
るようにする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の改良されたオーバーライド機構の１つ
の位置における軸方向断面図、第２図は第１図のオーバ
ーライド機構の同様な軸方向断面図であるが、機構が作
動装置に関係なく操作されて反対位置になり、弁部材を
軸方向に動かした状態を示す図面。第３図はオーバーラ
イドステムが回わされたときの作動装置ピストンの回転
を阻止するピンを示す第２図の３−３線における断面図
。 第４図はオーバーライドステムとこれを取り囲む駆動ス
リーブとの間に設置される回転阻止ピンを示す第２図の
４−４線における断面図。第５図は弁ステムに結合され
てその操作を制御する本発明のオーバーライド機構を備
えた弁の断面図。 １０・・・オーバーライド機構、１２・・・作動装置、
１４・・・オーバーライドステム、１６・・・駆動装置
、２２・・・弁、２４・・・シリンダスリーブ、３２，
３４・・・ばね、３６・・・ピストン、４６．６４・・
・肩部、５０．５２・・・ねじ、５４．８６・・・回転
阻止ピン、６８・・・弁部材継手、７４・・・弁部材ス
テム、７６・・・駆動部材、９０・・・ストップ面、１
０２・・・弁体部、１０４，１０６・・・ボート、１０
８・・・弁室、１１０・・・ゲート （外４名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、弁のオーバーライド機構において、 可動部分を有する作動装置、 弁部材ステムに結合するための装置を有するオーバーラ
   イドステム、 該オーバーライドステムを回転させるための駆動装置 を備え、該オーバーライドステムは該作動装置の該可動
   部分に貫通してねじ係合し、又、 該作動装置の該可動部分の回転を阻止し、これによって
   、該駆動装置により該オーバーライドステムが回転させ
   られると該ステムが該作動装置の該可動部分内でねじに
   より動かされ、該結合装置を該弁部材ステムの方へ動か
   すことができるようにする該可動部分の回転阻止装置 を備えるオーバーライド機構。 ２、該作動装置が圧力応動作動装置であり、該作動装置
   の該可動部分がピストンである請求項１記載のオーバー
   ライド機構。 ３、該オーバーライドステムの回転による軸方向運動に
   対するストップを形成する装置を備える請求項１記載の
   オーバーライド機構。 ４、該オーバーライドステムの回転による軸方向運動を
   限定するように該オーバーライドステムに係合する１対
   のストップを備える請求項１記載のオーバーライド機構
   。 ５、該回転阻止装置が、 非回転部分を有する該作動装置、 該作動装置の該非回転部分と該可動部分とに設けられる
   対向したスロット内に設置されて該作動装置の該可動部
   分の回転を阻止する少なくとも１つの回転阻止ピン を備える請求項１記載のオーバーライド機構。 ６、弁において、 入口、出口、及びこれらと連通する弁室を有する体部、 該弁室内に置かれ、そこで動いて該入口と該出口との間
   の流れの開閉を行う弁部材、 可動部分と不動部分とを有する作動装置、 該弁部材を該作動装置の該可動部分へ結合するステム を備え、該ステムと該作動装置の該可動部分との間の結
   合がねじ結合であり、又、 該作動装置の該可動部分の回転を阻止する装置、該ステ
   ムの外端部に結合されて該ステムを回転させる駆動装置 を備え、該作動装置の該可動部分内の該ステムの回転が
   該ステムと該弁部材との軸方向運動を起させる如き構成
   の弁。 ７、該回転阻止装置が、 該作動装置の該不動部分と該可動部分とに設けられる相
   互に対向するスロット、及び、 該可動部分のスロット内に部分的に、且つ該不動部分の
   対向するスロット内に部分的に設置され、該可動部分の
   軸方向運動を許すがその回転は阻止するピン を備える請求項６記載の弁。 ８、該作動装置が圧力応動作動装置であり、該可動部分
   がピストンである請求項６記載の弁。 ９、該ステムの回転による軸方向運動を限定するストッ
   プ装置を備える請求項８記載の弁。 １０、該ストップ装置が、 該ステム上の肩部、 該作動装置上の内部肩部 を備え、該ステム肩部は該ステムの１つの方向の回転に
   よる軸方向運動の所要の端部で該作動装置内部肩部に係
   合し、又、 該駆動装置上のストップ面、 該駆動装置を該作動装置の該不動部分に結合する装置 を備え、該ステムの端部が該ステムの第２方向の回転に
   よる軸方向運動の所要の端部で該駆動装置の該ストップ
   に係合する請求項９記載の弁。