JPH0130847B2 - - Google Patents

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JPH0130847B2
JPH0130847B2 JP21726684A JP21726684A JPH0130847B2 JP H0130847 B2 JPH0130847 B2 JP H0130847B2 JP 21726684 A JP21726684 A JP 21726684A JP 21726684 A JP21726684 A JP 21726684A JP H0130847 B2 JPH0130847 B2 JP H0130847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
heat exchanger
main body
discharged
heat
Prior art date
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Expired
Application number
JP21726684A
Other languages
English (en)
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JPS6197302A (ja
Inventor
Shigehiro Imai
Hirokuni Mihara
Junichi Yoshida
Masao Oomori
Hiroshi Kurokawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Mitsui Zosen KK
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Mitsui Zosen KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd, Mitsui Zosen KK filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP21726684A priority Critical patent/JPS6197302A/ja
Publication of JPS6197302A publication Critical patent/JPS6197302A/ja
Publication of JPH0130847B2 publication Critical patent/JPH0130847B2/ja
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、スチレン系重合体等の重合体中に含
有されている溶剤やモノマー等の揮発性物質を短
時間に効率的に除去する装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
重合工程より送り出されたスチレン系重合体等
の重合体は、完全に反応している場合は殆どな
く、大概その重合体中には未反応のモノマーや溶
剤等の揮発性物質が含まれている。この揮発性物
質は重合体の品質を低下ないし劣化させ、更にこ
の重合体より得られた製品の品質を悪化させるも
のであるので早期に除去する必要がある。従つ
て、重合体の品質を向上するために重合工程より
移送された重合体を揮発性物質除去装置によつて
処理している。
この揮発性物質除去装置としては重合体を発泡
させ、分散させた後、堅型多管式熱交換器に通し
て昇温し、気液分離区域でフラツシユさせる装置
(特公昭48−29797号、特開昭51−134781号)が知
られている。
しかし、これらの装置では、 重合体を発泡させる必要がある。
揮発性物質の除去効率が充分ではない。
装置全体として大型、複雑となる等の欠点が
あつた。
〔発明の目的〕
本発明は、前記従来のスチレン系重合体等の重
合体中の揮発性物質除去装置の有する欠点を解消
したもので、熱交換効率が極めて良く、しかも短
時間に処理でき、小型化された揮発性物質を除去
するための装置を提供することを目的とするもの
である。
〔発明の概要〕
前記目的を達成するための本発明の構成は、減
圧可能な本体にプレートフイン型の熱交換器を設
け、この熱交換器には熱媒体が供給されて排出さ
れる管路と、重合体を供給する管路とが別に設け
られ、重合体が前記管路より熱交換器に供給さ
れ、そして加熱され、更に本体中に前記熱交換器
の一方から吐出されるように構成されていること
を特徴とするものである。
本発明の装置に適用される重合体には制限はな
いが、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルス
チレン等のスチレン系モノマーの単独重合体もし
くは共重合体、スチレン系モノマーとアクリロニ
トリル、アクリル酸メチル、メタアクリル酸メチ
ル等のモノマーとの共重合体、スチレン系モノマ
ーと共重合可能なゴム状物との共重合体等のスチ
レン系重合体が特に好適である。
〔実施例〕
次に、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明の実施例に係るスチレン系重合
体中の揮発性物質除去装置の概要を示す側断面図
であつて、ジヤケツト2を有する本体1中に熱交
換装置3が設けられている。熱交換装置3は本体
1の外部に設けることもできる。前記ジヤケツト
2には下部に設けた供給口4より熱媒体hを供給
し、排出口5より排出して本体1の壁面を加熱す
る。
本発明における熱交換装置3としては、特にプ
レートフイン型の熱交換器6が使用される。
プレートフイン型の熱交換器のフイン型式とし
ては、プレーン型(平板フイン)、ルーバ型、
セレート型(片状フイン)、パーホレイト型
(孔明きフイン)、ヘリボーン型(波型フイン)
等種々のものが使用できるが、特にセレート型が
好ましい。
流動方式としては直交流型、向流型、並行流型
及びそれらの組合せ型のいずれでもよいが、構造
上の点から特に直交流型が好ましい。
なお、熱交換装置としては他に多管式熱交換器
があるが、加熱効率が悪く、装置も大型となるた
め好ましくない。
ここでは、直交流型のプレートフイン型熱交換
器を例にとり説明する。
この熱交換器6は熱媒体Hを通過させる横通路
と、重合体Pを通過させる縦通路が設けられてお
り、横通路に熱媒体Hを供給管7より供給し、排
出管8より排出する。
重合体Pは、入口ノズル10、配管11を経由
して前記熱交換器6の上部に設けられている重合
体供給室9に供給され、分散されて熱交換器6の
縦通路を経由して加熱された後、減圧状態にある
本体1中に重合体流pとして吐出されるように構
成されている。なお、符号Tで示した部材は温度
検知端である。
熱交換装置3は、第2図ないし第6図に示すよ
うに、プレートフイン型の熱交換器6の横通路の
両側に熱媒体室15が設けられ、これらにそれぞ
れ供給管7と排出管8とが接続されている。そし
て縦通路側の上部に重合体供給室9が設けられ、
重合体Pを供給する配管11が接続されている。
プレートフイン型の熱交換器6は、第5図及び
第6図に示すように断面が凹凸状あるいは波板状
に形成された金属板(フイン)16A,17Aを
仕切板18を介して直交させて結合(ロウ付等)
させた構造物であつて、金属板(フイン)16A
で多数の縦通路16を形成し、金属板(フイン)
17Aで多数の横通路17を形成している。
従つて、縦横の通路は蜂の巣状に開口されてお
り、例えば縦通路16を取つて見れば重合体は多
数の紐状となつて熱交換器6内を流動し、縦通路
16の出口においてシート状あるいは太い紐状に
吐出されることになる。
また、この重合体Pが通過する縦通路16の両
側に仕切板18によつて分離された熱媒体Hの横
通路17が隣接して配置されているので、熱の授
受は極めて良好である。
重合体Pは、入口ノズル10、配管11を経由
して熱交換装置3の重合体供給室9内に供給さ
れ、縦通路16を通過する間に横通路17中の高
温の熱媒体Hによつて所定の温度に加熱された
後、熱交換装置3の下部に開口されている縦通路
16の開口端より減圧状態に保持されている本体
1中に吐出される。
この場合、重合体Pは縦通路16内を通過する
間に隣接する横通路17内を流通する熱媒体Hに
よつて効率的に加熱されて所定の範囲に粘度が低
下しており、含有されている揮発性物質が排出さ
れ易い状態となつている。
前記のように粘度が低下した重合体Pが減圧状
態に維持されている本体1内に重合体流pとして
吐出されると、その内部より瞬間的に揮発性物質
が蒸発(あるいはフラツシユ)するので重合体流
pはあたかも薄いシート状あるいは紐状になつて
本体1中を降下し、その下部に設けられている排
出口19より排出される。また、重合体流p中よ
り蒸発した揮発性物質Bは排出口20より排出さ
れ、必要に応じて処理される。
〔発明の効果〕
本発明は、特にプレートフイン型の熱交換器6
を使用して熱交換装置3を構成し、一方の通路に
加熱媒体Hを、他方の通路に重合体Pを供給し、
しかも加熱された重合体Pは減圧状態に維持され
ている本体1中に重合体流pとしてシート状ある
いは紐状に分離された状態で吐出するように構成
した点に特徴がある。
従つて、本発明によれば次の効果を奏すること
ができる。
(1) プレートフイン型の熱交換器6を使用して熱
交換装置3を構成しているので、重合体Pを熱
媒体Hによつて直接に加熱したような状態とな
り、加熱効率が極めて良好である。
従つて、短時間に重合体Pを加熱することが
でき、この重合体P中に含有されている揮発性
物質Bを減圧状態に維持されている本体1内に
おいて効果的に蒸発あるいはフラツシユさせて
除去することができる。
(2) プレートフイン型の熱交換器6は小型軽量で
あるにも拘らず高伝熱率であるので、重合体P
を大量に加熱処理することができる。このこと
は熱交換装置3を小型化し、揮発性物質Bの除
去装置全体を小型化することが可能となる。
(3) 本発明に係る装置によれば、重合体Pを短時
間に処理することができるので、重合体Pの重
合度に変化を与えたり、劣化させたりすること
がなく、従つて、この重合体より得られた製品
の品質を向上させることができる。
本発明に係る装置の実施例においては、プレー
トフイン型の熱交換器6の通路より加熱された重
合体Pを減圧状態にある本体1中に直接に吐出し
ているが、この熱交換器6の開口端にオリフイス
板を設け、これによつて吐出される重合体Pの断
面形状を例えば丸型、星型、Y型やX型とし、更
にこのオリフイス板の孔あるいは切欠き部の大き
さを調節することによつて重合体に適した吐出口
を形成し、最も揮発性物質が蒸発し易い条件にす
ることによつて重合体流pが流下する距離を短縮
することができ、その結果、装置を小型化するこ
とができる場合もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る重合体中より揮
発性物質を除去する装置の概略を示す正断面図、
第2図は加熱装置を示す側面図、第3図は同平面
図、第4図は同底面図、第5図は第4図のA部拡
大図、第6図は第5図のY−Y矢視断面図であ
る。 1……本体、2……ジヤケツト、3……熱交換
装置、4……供給口、5……排出口、6……熱交
換器、7……供給管、8……排出管、10……入
口ノズル、11……配管、15……熱媒体室、1
6……縦通路、17……横通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 減圧可能な本体にプレートフイン型の熱交換
    器を設け、この熱交換器には熱媒体が供給されて
    排出される管路と、重合体が供給される管路とが
    別に設けられ、重合体が前記管路より熱交換器に
    供給され、そして加熱され、更に本体中に前記熱
    交換器の一方から吐出されるように構成されてい
    ることを特徴とする重合体中より揮発性物質を除
    去する装置。
JP21726684A 1984-10-18 1984-10-18 重合体中より揮発性物質を除去する装置 Granted JPS6197302A (ja)

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JP21726684A JPS6197302A (ja) 1984-10-18 1984-10-18 重合体中より揮発性物質を除去する装置

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JP21726684A JPS6197302A (ja) 1984-10-18 1984-10-18 重合体中より揮発性物質を除去する装置

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Publication Number Publication Date
JPS6197302A JPS6197302A (ja) 1986-05-15
JPH0130847B2 true JPH0130847B2 (ja) 1989-06-22

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