JPH01276986A - クランプ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機の色差信号のクランプ回
路に関するものである。

従来の技術 近年、テレビジョン受像機におけるデジタル信号処理が
盛んになシ、色差信号の形で処理されることも多くなっ
ている。色差信号は輝度信号に比べてその帯域が狭いた
めにＲ−Ｙ信号、Ｂ　−Ｙ信与を時分割で１つのＡ／Ｄ
変換器を用いて変換することが一般的になっている。こ
の場合、Ａ／Ｄ変換器の入力では直流再生された色差信
号が必要である。

、以下、図面を参照しながら、上述した従来のクランプ
回路について説明する。

第２図は従来のクランプ回路である。クロマ信号１はＲ
−Ｙ復調器２、Ｂ−Ｙ復調器３にて復調され、それぞれ
Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号となる。

Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの経路はそれぞれ同型であるので、Ｒ−
Ｙについてのみ説明する。Ｒ−Ｙ色差信号は、導線４を
通ってコンデンサ６を介し、スイッチ１Ｑの一端に入力
される。

スイッチ１０はＲ−Ｙ信号とＢ　−Ｙ信号を時分割で切
・臭えて、帯域の狭い色差信号を一つのＡ／Ｄ変換器で
変換するためのスイッチである。スイッチ１０で切換え
られた信号は、コンデンサ１１を介１−でクランプ商略
１２に入力され、Ａ／Ｄ変換器１３でデジタル信号に変
換された後、メモリ１４に送られる。

ここで、スイッチ１０に入力される前にＲ−Ｙ信号とＢ
−Ｙ信号の直流再生をおこなうために、コンデンサ６の
一端がその出力にスイッチ２２を介して、定められた直
流電圧を与えるエミッタフォロワトランジスタ２０のエ
ミッタに接続される。

このエミッタ、７７０フトランジスタ２ｏのベースは電
源より抵抗１８．１９で分割された電圧が与えられてい
る。クランプ用のスイッチ２２は色差信号のブランキン
グ期間にあるクランプパルス３゜によりクランプされ、
エミッタフォロワ２０のエミッタ電位と等しい電位とな
る。Ｂ　−Ｙ信号の回路も同様になる。

クランプ用のスイッチ２２．２３で色差信号のブランキ
ング期間の直流電位をそろえられたＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙ信号
は時分割スイッチ１０で時分割され、クランプ回路１２
でＡ／Ｄ変換器１３のダイナミックレンジの中央の電圧
に再度クランプされんΦ変換される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、色差出力の直流レベルはＲ−Ｙ復調器、
Ｂ−Ｙ復ｆｌ器にて挿入され之ブランキング期間の直流
レベルのみを基準としているため、テレビジョン受像機
では、ブランキング期間にあるフライバックパルスの妨
害を避けることは困難であり、このため直流再生が正確
に行われず、受慮機で出画したときに、白バランスがく
ずれるとｅう問題があった。

第３図を用いてこの様子を示す。ａはＲ−Ｙ色差出力、
ｂはＢ−Ｙ色差出力を示す。色差出力の直流レベルは（
ａ）または（ｂ）に示すレベルが正しいレベルであり、
このレベルを直流レベルとしてクランプすれば良い。し
かし、受像機の約１　ｏｏｏｖ　Ｏｐの７２イバツクパ
ルスもこの期間にちゃ、その影響が色差出力のブランキ
ング期間に現れる。第３図の（ａ）　、（ｂ）に破線で
その様子を示す。この妨害により、クラン１パルスでク
ランプされるべき直流の基準レベルが変化し、ａ’　、
　ｂ’に示すように直流再生後のクランプレベルがずれ
てしまう。例えば、Ａ／Ｄ変換入力は一般にｌＶｐｐ　
の信号を扱うが、これに対しフライバンクの妨害が、約
１０　ｍＶｏｐあると画面上で検知されるレベルとなる
。特に、色差出力は、最終的にＧ−Ｙマトリクス回路に
よりＧ−Ｙ信号を作シ出すが、その関係はＧ　−Ｙ　＝
　−Ｋｒ　（Ｒ−Ｙ　）　−Ｋｂ　（Ｂ　−Ｙ）となり
、Ｒ−ＹとＢ　−Ｙ信号の直流レベルが同方向にシフト
した場合、Ｇ−Ｙ信号は逆方向にシフトし、浩果的に白
バランスは大きく崩れる要因となる。

本発明は、かかる問題点に鑑み、色差出力の直流レベル
の基準になるブランキング期間にある妨害信号を除去し
て正確に直流再生を行うことのできる回路を提供するこ
とを目的とする−ものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明のクランプ回路は、
テレビジョン信号の色差出力信号源から容量を介して差
動増＠器の一方の差動入力に色差信号を加えると共に、
その入力端と定められた直流電圧をあたえるエミッタフ
ォロワトランジスタのエミッタとの間を導通と非導通Ｋ
ｆ、Ｉｌｌ換えるスイッチ手段を設け、この色差出力信
号源の接地点から抵抗器と容量を介してエミッタフォロ
ワトランジスタのベースに接続し、この差劫増＋ｆｉ器
の他方の入力には定められた直流電圧を与え、スイッチ
手段を色差信号のブランキング期間に導通させて色差出
力信号源と差動増幅器の間で生じた不要信号を！除去す
るようにしたものである。

作　　用 本発明は、上記した構成により、色差出力信号源の接地
点から色差出力信号源の出力インピーダンスに等しい抵
抗とコンデンサを介して色差出力にあられれる妨害信号
と等しい妨害信号を受けるように配置し、その妨害成分
をクランプ回路の基準直流電圧をつくるエミッタフォロ
ワトランジスタのベースに与え、妨害成分を含んだまま
クランプすると共に、差動増幅器の一方の入力端に入力
し、他方の入力端には等しい妨害を含んだ直流電圧を与
えるようにしたので差動増幅器の同相入力・除去能力を
利用して、妨害信号を除去することができるものである
。

実施例 以下、本発明の一実施例のクランプ回路について、図面
を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例におけるクランプ回路を示すも
のである。第１図に於て、第２図に於ける従来例と異な
るところのみ説明する。

Ｒ−Ｙ復調器２、Ｂ−Ｙ復調器３を含むＩＣ１７の接地
点２７から、復調器の出力インピーダンスに等しい抵抗
器２６及びクランプのコンデンサ６．７と等しいコンデ
ンサ２ｅを介して、エミッタフォロワ２ｏのベースに接
続されている。

エミッタフォロワトランジスタ２００ベースは抵抗１８
．１９により成源電圧を分割し、クランプの基準となる
直流電圧を作っている。エミッタフォロワトランジスタ
２ｏのエミッタ電圧は、クランプの基準となると共に、
差動増幅器８及び差動増ｌｐＭ器９の他方の差動入力に
接続されている。

差動増幅器８．９の他方の差動入力にはＲ−Ｙ。

Ｂ−Ｙの色差出力信号が加わる。

また、抵抗２６とコンデンサ２６をつなぐ導線３２はＲ
−Ｙ復調器２の出力、Ｂ　−Ｙ復調器３の出力の導ｍ４
及び６と極力同一の配置にする様にし、フライバックパ
ルスに対して同じ影響を受けるように配置しなければな
らない。

この結果、差動増幅器８．９の２つの差動入力にはほぼ
同じ影響を受けた信号及び直流電圧が入力される。した
がって、差動増幅器８．９の出力にはフライバックパル
スの影響が打ち消されて、妨害のないブランキング期間
を持った色差信号を得ることができる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、テレビジボン信号の色
差出力信号源から容量を介して差動増幅器の一方の差動
入力に色差信号を加えると共に、その入力端と定められ
た直流電圧を４烏るエミッタフォロワトランジスタのエ
ミッタとの間を導通と非導通とに切換えるスイッチ手段
を設け、この色差出力信号源の接地点から抵抗器と容量
を介してエミッタフォロワトランジスタのベースに接続
し、差動増：ｐｘａの他方の入力には定められた直流電
圧を与え、このスイッチ手段を色差信号のブランキング
期間に導通させて色差出力信号源と差動増幅器の間で生
じた不要信号を除去するようにしたことにより、特に色
差出力のブランキング期間に生じるフライバックパルス
の影響により、色差出力に含まれる直流レベルの信号を
乱されることなく、Ａ／Ｄ変換器に信号を入力すること
ができ、デジタル信号処理した後、再びＤ／Ａ変換し、
Ｇ−Ｙマトリクス回路でＧ−Ｙ信号をｌ’Ｄり、陰極線
管を駆動する場合でも白バランスの崩れない画面を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるクランプ回路の回路
図、第２図は従来例のクランプ回路の回路図、第３図は
各部の波形を示す波形図である。 ２・・・・・・Ｒ−Ｙ復調器、３・・・・・・Ｂ−Ｙ復
調器、６゜７・・・・・・クランプコンデンサ、２２，
２３・・・・・・クランプスイッチ、８，９・・・・・
・差動増幅器、２ｏ・・・・・・エミッタフォロワ、２
５・・・・・・抵抗器、２６・・・・・・コンデンサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テレビジョン信号の色差出力信号源から容量を介して差
   動増幅器の一方の差動入力に色差信号を加えると共に、
   その入力端と定められた直流電圧を与えるエミッタフォ
   ロワトランジスタのエミッタとの間の導通と非導通とを
   切換えるスイッチ手段を設け、前記色差出力信号源の接
   地点を抵抗器と容量を介して前記エミッタフォロワトラ
   ンジスタのベースに接続し、前記差動増幅器の他方の入
   力には前記定められた直流電圧を与え、前記スイッチ手
   段を色差信号のブランキング期間に導通させて前記色差
   出力信号源と差動増幅器の間で生じた不要信号を除去す
   るようにしたことを特徴とするクランプ回路。