JPH0126620B2 - - Google Patents

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JPH0126620B2
JPH0126620B2 JP27056384A JP27056384A JPH0126620B2 JP H0126620 B2 JPH0126620 B2 JP H0126620B2 JP 27056384 A JP27056384 A JP 27056384A JP 27056384 A JP27056384 A JP 27056384A JP H0126620 B2 JPH0126620 B2 JP H0126620B2
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Japan
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combustion gas
gas stream
carbon black
injected
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Boo Rii Kamu
Ei Shinpukin Aran
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Cabot Corp
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Cabot Corp
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Publication of JPH0126620B2 publication Critical patent/JPH0126620B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は重要な適用が多数ある、フアーネスブ
ラツクの製造に関するものである。これらはゴム
及びプラスチツクでの増量剤、顔料、及び強化剤
としての用途を包含する。一般に、カーボンブラ
ツクを製造するフアーネス法では、1256〓(1800
〓)よりも高い温度の密閉転化帯域で、天然ガス
又は循環原料のような炭化水素仕込み原料を熱分
解及び(又は)不完全燃焼させて、カーボンブラ
ツクを生成することを包含する。転化帯域から出
てくるガスに同伴されるカーボンブラツクを、次
に、工業界で普通に使用する適切な任意の装置で
冷却して収集する。ゴム調製品に生じさせる履暦
特性を改良することのできる同様な特性のフアー
ネス ブラツクを生成することも好ましい。更
に、ある一定の場合には、カーボンブラツクの着
色力を調節、あるいは制御する方法があることは
非常に有利である。 従つて、本発明の主要目的は、カーボンブラツ
クの着色力を抑制する、カーボンブラツク製造の
新規の改良方法を提供することである。 本発明の別の目的は、着色力の弱いカーボンブ
ラツク製造の改良方法が提供することである。 本発明の他の異なつた目的、利点及び特徴は、
下記の詳細な記載及び特許請求の範囲を考慮すれ
ば、当業界の熟達者には明白になるであろう。 本発明によつて、上記及び更に別の目的は、米
国再発布特許第28974号明細書で開示し、且つ特
許請求したタイプのカーボンブラツクを生成する
モジユラー法、すなわち段階化法を変更して達成
されることが見い出された。段階化法は、高温の
ガス状燃焼生成物が生成される、最初に準備した
主要(第一段階)燃焼帯域、未噴霧状態の一様な
流れ(凝集性ジエツト)形態の液体炭化水素仕込
み原料を、燃焼ガス気流の外部又は内部の周辺か
ら、予備形成させた高温のガス気流中に、実質的
に直角に注入する第二、すなわち移行帯域、及び
急冷によつて反応を停止させる前に、カーボンブ
ラツクの生成が起こる第三帯域(反応帯域)から
成る。 仕込み原料を燃焼ガス気流の外部周辺から注入
する上記のタイプの方法では、燃焼ガスを使用し
切らないで装置を流通させる可能性がある。これ
は、例えば、炭化水素仕込み原料が、燃焼ガスの
流通する領域を完全に満たさないために、燃焼ガ
ス形態の未使用の熱を逃がす場合に起こる。反応
器の大きさが増大するにつれて、これの起こる傾
向が大きくなる。この不経済な燃焼ガスの損失を
防止するために、米国特許第3922335号明細書で
は、移行帯域の外部周辺から注入された仕込み原
料が到達しない燃焼ガス気流の内側領域に、追加
の仕込み原料を注入することを開示している。特
許では、追加の液体炭化水素仕込み原料を、実質
的に横断するやり方で、且つ燃焼ガス気流の中心
又は中心部から外向きに反応器の壁に向かう方向
に、燃焼ガス気流の中心部に注入するのに通す探
査子のような適切な装置の使用を記載している。
そうすることによつて、燃焼ガスが小油滴をせん
断し、微粉砕し、且つ分散しようとする目的に完
全に使用されることを示している。燃焼ガス気流
の内側領域への仕込み原料の注入は、仕込み原料
を移行帯域の外部周辺から燃焼ガス気流の内側に
向かつて注入するのと同一の平面で起こる。米国
特許第3922335号明細書に記載の方法では、格別
に高い生産量と高い収率を示すこと、及び高品位
のカーボンブラツクを生成する能力のあることを
示している。 しかしながら、上記の方法と同様な方式でカー
ボンブラツクを生成するが、特性の異なるカーボ
ンブラツクの生成が要望される場合がある。詳細
には、良好な履歴特性があり、且つ着色力が普通
よりも弱いカーボンブラツクの生成が好ましいこ
とがある。履歴が改良され、且つ着色力が制御さ
れているカーボンブラツクを製造できるようにし
ている本発明のモジユラー法、すなわち段階化法
の部分変更では、液体炭化水素仕込み原料の一部
を、未噴霧状態の一様な流れの形態で、燃焼ガス
気流が最高速度に到達していない位置で、すなわ
ち移行帯域のほぼ中間点の前で、燃焼ガス気流中
に、それの周辺から実質的に半径方向に注入する
ことを包含している。仕込み原料を燃焼ガス気流
の外部又は内部の周辺から、障害のないオリフイ
スを通して、実質的に半径方向に、速度の遅い気
流中に注入する。しかしながら、仕込み原料は、
速度の遅い燃焼ガス気流中に、内部周部から、半
径方向に外向きに燃焼ガス気流中に注入するのが
好ましい。本発明の段階化方法では、燃焼ガス気
流は移行帯域のほぼ中間点で最高速度に到達す
る。すなわち、例えば、探査子を通して注入をし
ようとする場合には、仕込み原料が速度の遅い燃
焼ガス気流に入るように、探査子を最初の、すな
わち主要な燃焼帯域中に挿入することによる、部
分変更を行うことができる。仕込み原料を速度の
遅い燃焼ガス気流中に注入する実際の個所、すな
わち平面は、所望のカーボンブラツクの特定の品
位又はタイプによつて、かなり変化させることが
できる。 本発明のカーボンブラツクを製造するときに使
用する高温の燃焼ガスの製造では、適切な燃焼室
内で、液体又は気体の燃料及び、空気、酸素、空
気と酸素との混合物などのような適切な酸化剤気
流を反応させる。燃焼室内で酸化剤気流と反応さ
せて高温の燃焼ガスを発生させるのに使用する適
切な燃料の中には、水素、一酸化炭素、メタン、
アセチレン、アルコール及びケロシンのような、
すぐ燃え易いガス、蒸気又は液体の流れのどれで
もを包含する。しかしながら、炭素含有化合物の
含有量の多い燃料、詳細には、炭化水素を使用す
るのが一般に好ましい。例えば、天然ガス及び改
良又は強化天然ガスのようなメタンの濃い気流、
並びにエタン、プロパン、ブタン、及びペンタン
分画、燃料油などを包含する種々の炭化水素ガス
及び液体並びに製油所副生成物のような多量の炭
化水素を含有する他の流れは優れた燃料である。
本明細書に関する限り、主要燃焼では、モジユラ
ー法の第一段階で使用する酸化剤の量を、第一段
階の炭化水素が完全燃焼して二酸化炭素と水とを
生成するのに理論上必要とする酸化剤の量に対応
して示す。このようにして、高い線速度で流れる
高温の燃焼ガス気流が発生する。その上更に、燃
焼室と反応室との間の圧力差は、少なくとも1.0
ポンド/平方インチ(6.9キロパスカル)、好まし
くは約1.5ポンド/平方インチ(1.03キロパスカ
ル)から10ポンド/平方インチ(6.9キロパスカ
ル)が好ましいことを見い出した。これらの条件
下で、所望のカーボンブラツク生成物を生成する
のに十分適切な、カーボンブラツクを生成する液
体炭化水素仕込み原料を微粉砕するのに十分な運
動エネルギーのあるガス状燃焼生成物の気流が生
成される。結果として生じる、主要燃焼帯域から
出てくる燃焼ガス気流は少なくとも約2400〓
(1316℃)の温度に達し、最も好ましい温度は少
なくとも約3000〓(1649℃)よりも上である。高
温の燃焼ガスは、所望によつては、例えば通常の
ベンチユリー管によつて、先細にするか、又は制
御することのできる、直径の小さい囲われた移行
段階に燃焼ガスを導入することによつて、加速さ
れる高い線速度で下流方向に推進される。 本発明の方法では、使用する液体仕込み原料全
量の残部を、燃焼ガス気流が最高速度に達した個
所、すなわち転移帯域のほぼ中間で、燃焼ガス気
流の内部又は外部の周辺から、実質的に半径方向
に、外向き又は内向きの方向に、燃焼ガス中に注
入する。仕込み原料は障害のないオリフイスを通
して、未噴霧状態の一様な流れの形態で、移行帯
域で、燃焼ガス中にそれの外部又は内部の周辺か
ら、実質的に半径方向に注入するが、燃焼ガス気
流の外部周辺から注入するのが好ましい。液体仕
込み原料を注入する、この技法によつて、ゴム配
合物に履歴の改良を生じさせることのできるカー
ボンブラツクを生成する。 本発明の方法の第二段階では、燃焼ガスは高速
度で流れ、且つガスの速度頭は少なくとも約1.0
ポンド/平方インチ(6.9キロパスカル)である。
移行帯域すなわち第二帯域の燃焼ガス中に注入す
る、カーボンブラツク生成液体炭化水素仕込み原
料は、妥当な貫通ができて、高温の燃焼ガス及び
液体炭化水素仕込み原料を確実に高率に混合し、
且つせん断するのに十分な圧力で注入しなければ
ならない。液体仕込み原料は、燃焼ガス気流の内
側領域、すなわち中心部の中に十分貫通する複数
の未噴霧状態の一様な流れ(凝集性ジエツト)の
形態で、高温の燃焼ガス気流の外部又は内部の周
辺から、実質的に直角に注入する。 反応条件下で容易に揮発することのできる炭化
水素仕込み原料として、本明細書で使用に適切な
のは、アセチレンのような不飽和炭化水素、エチ
レン、プロピレン及びブチレンのようなオレフイ
ン、ベンゼン、トルエン及びキシレンのような芳
香族、一定の飽和炭化水素、及びケロシン、ナフ
タリン、テレピン、エチレン タール、芳香族環
式原料のような揮発性炭化水素などである。 モジユラー法の第三段階は、急冷によつて反応
を停止させる前に、カーボンブラツク生成反応を
起こすのに十分な滞留時間のとれる反応帯域であ
る。各場合の滞留時間は、過程の特殊な条件、及
び所望する特殊なカーボンブラツクによる。 カーボンブラツク生成反応が所望時間進行した
後に、少なくとも一組の噴射ノズルを使用して、
水のような急冷液体を噴霧して、反応を停止させ
る。次に、懸濁しているカーボンブラツク生成物
を含有する高温の流出ガスを下流に流し、ここで
カーボンブラツクの冷却、分離及び収集の工程を
通常の方法で行う。例えば、ガス気流からのカー
ボンブラツクの分離は、沈殿装置、サイクロン分
離器、バツグフイルター、又はこれらの組み合わ
せのような通常の装置で容易に行なわれる。 本発明を実施する場合には、燃焼ガスが最高速
度に到達した個所で、主要燃焼帯域中に注入する
仕込み原料の量は、着色力価の低いカーボンブラ
ツクを生成する過程のためになり、且つカーボン
ブラツクを含有するゴム組成物に対して履歴特性
に改良を加える、任意の量又は割合である。仕込
み原料の約20%から約80%までの量を、燃焼ガス
気流が最高速度に到達した個所よりも前に注入
し、仕込み原料の残りの量を、燃焼ガス気流が最
高速度に到達した移行帯域内の個所に注入するの
が好ましい。特に好ましい実施態様では、仕込み
原料の約40%から約60%までの量を、燃焼ガス気
流が最高速度に到達した個所よりも前に注入し、
仕込み原料の残りの量を、燃焼ガス気流が最高速
度に到達した転移帯域内の個所に注入する。 一つ以上の平面又は個所で仕込み原料の注入を
行う、本発明の段階化反応器法を実施する場合に
は、仕込み原料を注入するときに通すオリフイス
は、交差するような角度で、あらかじめ配置、あ
るいは設置した。こうすることによつて、仕込み
原料は、燃焼ガス気流の広い横断面積にくまなく
注入される。しかしながら、今や、仕込み原料を
注入するときに通すオリフイスの角度を、60゜よ
りも小さい角度から、角度が0゜であるオリフイス
の位置を回転して、オリフイスのなす角度を60゜
よりも小さい角度から0゜にし、オリフイスを気流
の方向に一直線上に位置させると、着色力の著し
く弱いカーボンブラツクを生成することになるこ
とを見い出した。オリフイス間の角度は0゜から約
30゜までの範囲にわたるのが好ましく、最も好ま
しい角度は0゜である。回転させるオリフイスは、
仕込み原料を、燃焼ガス気流中に最高速度の個所
で注入するときに通すもの、あるいは仕込み原料
を速度の遅い燃焼ガス気流中に注入するのに使用
するもの、のどちらでもよい。しかしながら、仕
込み原料を速度の遅い燃焼ガス気流中に注入する
ときに通すオリフイスを回転するのが好ましい。 本発明によつて製造したカーボンブラツクの分
析並びに物理特性の評価にあたつて、下記の試験
過程を使用する。 ヨウ素吸着数 これはASTM D−1510−70に従つて測定す
る。 着色力 カーボンブラツク試料の着色力はASTM
D3265−76aに従つて、工業色合い標準黒色に比
較して測定する。 フタル酸ジブチル(DBP)吸収数 カーボンブラツクのDBP吸収数はASTM
D2414−76に従つて測定する。報告した結果で
は、カーボンブラツクが綿毛状又は小球状の形態
をしているか否かを示す。 破砕DBP吸収数(CDBP) カーボンブラツク ペレツトに破砕処理を施し
てから、ASTM D−3493−79に従つてストラク
チヤーを測定する。 モジユラス及び引つ張り強さ これらの物理特性はASTM D−412に記載の
手順に従つて測定する。要するに、モジユラス測
定は、加硫ゴム試料を、それの元の長さの300%
まで引つ張る場合に測定される、平方インチ当た
りポンドの引つ張り強さに関するものである。引
つ張り強さの測定は加硫ゴム試料を裂く、又は破
るのに必要な引つ張りの平方インチ当たりのポン
ド数を求めることである。 押し出し成形収縮 これはASTM D−2230−37(方法B)に従つ
て測定する。 反発力 これはASTM D−1054に記載の方法に従つて
測定する。 下記の実施例を参考にすることによつて本発明
は更に容易に理解されるであろう。いつたん本発
明を十分に開示すれば、本発明には、当然、当業
界の熟達者にとつては明白になる他の多くの形態
があり、従つて、これらの実施例は単に説明のた
めに示すものであつて、決して本発明の範囲を制
限しようとするものでないことが是認されるであ
ろう。 実施例 1 本実施例では、燃焼ガス生成用反応体、すなわ
ち、燃料および酸化剤を別個の流れとして、ある
いは予備燃焼させたガス反応生成物としての何れ
かで主燃焼帯域へ供給する装置、および、カーボ
ンブラツクを生成する炭化水素原料を供給するた
めの装置であつて長手方向と円周方向の両方向に
動いて原料を半径方向内向き又は外向きに燃焼ガ
ス中に注入する位置を調節できる装置、の両方の
装置を装備してある適切な反応装置を使用した。
装置は金属のような適切な、どんな材料で組み立
ててもよく、且つ耐熱性断熱材を設けるか、又は
再循環する冷却媒体(好ましくは水である)で取
り巻くかしてもよい。その上、反応装置には、温
度及び圧力の記録装置、噴射ノズルのようなカー
ボンブラツク生成反応消止装置、カーボンブラツ
ク生成物を冷却する装置、及びカーボンブラツク
を他の好ましくない副生成物から分離し、且つ採
取する装置を装備する。本実施例を実施するに当
つては、主要燃焼240%を得ることができる、主
要な、すなわち第一段階の燃焼では、どんな適切
なバーナでも使用することができる。主要燃焼が
240%の第一段階燃焼ガスは、400キロ標準立方フ
イート/時(3146m3/秒)の速度で、680〓(633
〓)まで予備加熱した空気、及び17.2キロ標準立
方フイート/時(0.135m3/秒)の速度で天然ガ
スを装置の燃焼帯域中に仕込むことによつて作
り、これで高い線速度で下流方向に流れる燃焼ガ
ス気流を発生させる。各の寸法が0.089インチ
(2.26mm)の障害のないオリフイス3個を通して、
全流速630g/時(0.662/秒)で導入しようと
する適切な液体炭化水素質仕込み原料の半量を、
燃焼ガス気流が最高速度に到達する平面の上流14
インチ(355.6mm)の個所、すなわち移行帯域の
ほぼ中間個所で、半径方向に、外向きに、未噴霧
状態の一様な流れとして燃焼ガス気流中に導入す
る。迅速に流れる燃焼ガス気流は、燃焼ガス気流
の線速度を増大させるために、横断面の直径が小
さくなつている第二帯域、すなわち移行帯域中に
流入する。次に、液体仕込み原料の残り半分を、
燃焼ガス気流が最高速度に到達する移行帯域のほ
ぼ中間の個所で、各の寸法が0.089インチ(2.26
mm)の障害のないオリフイス3個を通して、燃焼
ガスの中心部に向けて、外部周辺から内方に、生
じた高温の燃焼ガス気流中に、未噴霧状態の一様
な流れの形態で、実質的に直角に導入する。装置
の移行帯域は、直径が10.4インチであり、且つ長
さは11インチ(279mm)である。反応器の横断面
の直径は18インチ(457mm)であり、且つ燃焼ガ
ス気流が最高速度に到達した平面、すなわち移行
帯域のほぼ中間個所、の下流7フイート(2.13
mm)の個所で急冷して反応を停止させる。工程全
体の燃焼が35%になるように反応を行う。本実施
例では、仕込み原料を低速度の燃焼ガス気流中に
導入するときに通すオリフイスは、仕込み原料を
移行帯域のほぼ中間個所に導入するときに通すオ
リフイスに対して、仕込み原料の注入が60゜の角
度で起こるようなやり方で周囲に設置した。この
カーボンブラツクの分析及び性能の特性を第1表
〜第3表に記載するが、表ではこのカーボンブラ
ツクを実施例2のカーボンブラツクに対する対照
として使用する。 実施例 2 実施例1の過程に従い、且つ同一装置を使用し
て、主要燃焼帯域中に、速度400標準キロ立方フ
イート/時(3.146m3/秒)で、700〓(644〓)
に予備加熱した空気、及び速度17.2標準キロ立方
フイート/時(0.135m3/秒)で天然ガスを仕込
んで、所望の240%の第一工程燃焼火炎を生成さ
せる。次に、全流速625g/時(0.657/秒)で
導入しようとする液体仕込み原料の60%を、燃焼
ガス気流がその最高速度に到達した個所の上流14
インチ(355.6mm)の位置で、内部周辺から半径
方向に外向きに、燃焼ガス気流中に導入する。こ
こで使用する仕込み原料は、炭素含有量が88.6重
量%、水素含有量が7.82重量%、硫黄含有量が
3.2重量%、水素対炭素比が1.05、BMCI相関指数
(Bureau of Mines Correlation lndex)が128、
ASTM−D−287による比重が1.09、ASTM−D
−287によるAPI比重〔Association of the
Petroleum lndustry(API)表示法による。〕が
−1.1、130〓でのSSU粘度(second of Saybolt
Universal.ASTM−D−88)が292、210〓での
SSU粘度(ASTM−D−88)が55、及びアスフ
アルテン含有量が4.3重量%のエクソン
(EXXON)油である。仕込み原料は、各の直径
が0.1インチ(2.54mm)の障害のないオリフイス
3個を通して、半径方向に未噴霧状態の一様な流
れとして注入する。液体仕込み原料の残り40%
は、燃焼ガス気流が最高速度に到点した個所、す
なわち移行帯域のほぼ中間個所で、各の大きさが
0.078インチ(1.98mm)の障害のないオリフイス
3個を通して、燃焼ガス気流中に、それの周辺か
ら未噴霧状態の一様の流れとして、半径方向に内
向きに導入する。反応は総括燃焼百分率35.2%で
行い、燃焼ガス気流が最高速度に到達する平面の
下流7フイート(2.13m)の個所で、反応を水で
消止する。前記「総括燃焼百分率」の用語は、カ
ーボン形成工程で消費される酸素の総量を、カー
ボン形成工程中で存在する炭化水素の総量を完全
に燃焼させて二酸化炭素と水を生じさせるのに必
要な総酸素量で割り、それに100をかけて百分率
としたものである。この場合には、仕込み原料
を、速度の遅い燃焼ガス気流中に注入するときに
通すオリフイスは、仕込み原料を移行帯域の中間
個所から燃焼ガス気流中に注入するときに通すオ
リフイスに対して、15゜の角度で仕込み原料を注
入するような方式で、周囲に設置する。カーボン
ブラツクの分析及び物理的特性を第1表〜第3表
に示す。
【表】 下記の表では、本発明のカーボンブラツクのゴ
ム組成物に対する低履歴強化剤としての適合性を
明確に示している。カーボンブラツクを評価する
ときには、ゴム調製品は通常の方法で容易に作ら
れる。例えば、確実に十分分散させるために、バ
ンブリー(Banbury)混合機及び(又は)ロール
ミルのような、ゴム又はプラスチツクの混合に通
常使するタイプの通常の混合機で、ゴム及びカー
ボンブラツクを緊密に混合する。ゴム調製品は天
然ゴム及び合成ゴム含有処方に対する標準工業処
方に従つて配合する。得られる加硫物は、特定の
物理特性を測定するときに規定された時間の間硬
化させる。本発明のカーボンブラツクの性能を評
価するときには、量を重量部で規定してある下記
の処方を使用する。
【表】
【表】 ツク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第一帯域で燃料と酸化剤とを反応させ、カー
    ボンブラツク生成液体炭化水素仕込み原料をカー
    ボンブラツクに転化させるのに十分なエネルギー
    のある高温の燃焼ガス気流を生成し、第二帯域
    で、液体炭化水素仕込み原料を複数の未噴霧状態
    の流れ(凝集性ジエツト)の形態で、ガス燃焼生
    成物の気流中に、燃焼ガス気流の流れる方向に対
    して実質的に直角の方向に、且つ仕込み原料を適
    切にせん断し、且つ混合するのに必要な程度に貫
    通させるのに十分な圧力で周りから注入し、且つ
    第三帯域で、カーボンブラツク生成反応を急冷で
    停止させる前に、仕込み原料を分解させてカーボ
    ンブラツクに転化させ、次に生成したカーボンブ
    ラツクを冷却し、分離して採取するフアーネス
    カーボンブラツクを製造するモジユラー方法にお
    いて、液体炭化水素仕込み原料を分割してその一
    部分を複数の未噴霧状態の流れの形態で、燃焼ガ
    ス気流が最高速度に到達する個所よりも前で、燃
    焼ガス気流中に、そのガス気流の周りから実質的
    に半径方向に導入し、仕込み原料の残りの部分を
    未噴霧状態の流れの形態で、燃焼ガス気流が最高
    速度に到達した第二帯域のほぼ中間個所で、燃焼
    ガス気流中に、その気流の周りから実質的に半径
    方向に導入し、且つ前記分割した仕込み原料の各
    部分を導入するときに通すそれぞれのオリフイス
    がなす角度を60゜よりも小さい角度に調節して、
    着色力が通常のカーボンブラツクよりも弱く、且
    つゴム組成物の履歴特性を改良することのできる
    カーボンブラツクを生成することを特徴とする、
    フアーネス カーボンブラツクを製造するモジユ
    ラー方法。 2 仕込み原料の分割した一部分を注入するとき
    に通すオリフイスのなす角度が0゜から約30゜まで
    の範囲にわたる、特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 3 仕込み原料の分割した一部分を注入するとき
    に通すオリフイスのなす角度が0゜である、特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 4 燃焼ガス気流が最高速度に到達する個所より
    も前で、燃焼ガス気流中に導入する液体仕込み原
    料の量は、注入する仕込み原料の全量の約20%か
    ら約80%までの範囲にわたり、液体仕込み原料の
    残りの部分を第二帯域のほぼ中間の個所で導入す
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5 燃焼ガス気流が最高速度に到達する個所より
    も前で、燃焼ガス気流中に導入する液体仕込み原
    料の量は、注入する仕込み原料の全量の約40%か
    ら約60%までの範囲にわたり、液体仕込み原料の
    残りの部分を第二帯域のほぼ中間の個所で導入す
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6 燃焼ガス気流が最高速度に到達する個所より
    も前で、燃焼ガス気流中に注入する液体炭化水素
    仕込み原料を、燃焼ガス気流の内部周辺から外向
    きに実質的に直角方向に注入する、特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 7 最高速度に到達する個所で燃焼ガス気流中に
    注入する液体炭化水素仕込み原料を、燃焼ガス気
    流の外部周辺から内向きに実質的に直角方向に注
    入する、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 8 燃焼ガス気流が最高速度に到達する個所より
    も前で、燃焼ガス気流中に注入する液体炭化水素
    仕込み原料を、燃焼ガス気流の内部周辺から外向
    きに実質的に直角方向に注入し、且つ最大速度に
    到達する個所で、燃焼ガス気流中に注入する液体
    炭化水素仕込み原料を、燃焼ガス気流の外部周辺
    から内向きに実質的に直角方向に注入する、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 9 仕込み原料の分割した一部分を注入するとき
    に通すオリフイスのなす角度が0゜から約30゜まで
    の範囲にわたる、特許請求の範囲第8項に記載の
    方法。
JP27056384A 1983-12-23 1984-12-21 カーボンブラツクの製造方法 Granted JPS60156764A (ja)

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JP2571061B2 (ja) * 1987-08-12 1997-01-16 東海カ−ボン株式会社 磁性カ−ボンブラックの製造方法
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