JPH0126308Y2 - - Google Patents

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JPH0126308Y2
JPH0126308Y2 JP2159284U JP2159284U JPH0126308Y2 JP H0126308 Y2 JPH0126308 Y2 JP H0126308Y2 JP 2159284 U JP2159284 U JP 2159284U JP 2159284 U JP2159284 U JP 2159284U JP H0126308 Y2 JPH0126308 Y2 JP H0126308Y2
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Japan
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seat
reinforcing plate
opening
annular rib
cylindrical leg
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JP2159284U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として風呂用に利用される椅子で
あつて、合成樹脂製の座部及び筒状脚部から成
り、座部に、筒状脚部の上端縁部に外嵌させる周
縁部、ほぼ中央に位置する水抜用開口、及び、そ
の開口の縁部で下方に突出する環状リブを一体形
成し、筒状脚部に、その内部をほぼ横断する補強
板状部を一体形成した椅子の改良に関する。
従来、第4図イに示すように、筒状脚部2に形
成した補強板状部6を、単に筒状脚部2の補強の
みを意図して、かなり座部1から離すか、あるい
は、第4図ロに示すように、座部1の補強を意図
して、座部1を無荷重状態で補強板状部6に接当
又は極めて接近させていた。
上記従来品の欠点は次の通りである。
(a) 上記図イのものは、破損の無いように座部1
を強度が大きい合成樹脂で形成すると、座部1
が弾性変形しにくい硬い感じのものになつて、
座り心地が悪くなり、逆に、座り心地が良いよ
うに座部1を弾性変形しやすい合成樹脂で形成
すると、過度の荷重が繰返し加えられることに
よつて座部1が変形や破損を生じやすくなり、
耐久性が悪くなる。
(b) 上記図ロのものは、座部1が、材質いかんに
かかわらず弾性変形不可で、座り心地が悪くな
る。
本考案の目的は、本来構成を有効利用した簡単
かつ合理的な改良でもつて、座部を座り心地が良
く、しかも、耐久性に優れたものにできるように
する点にある。
本考案による合成樹脂製椅子の特徴構成は、座
部のほぼ中央に形成された水抜用開口を補強する
ための環状リブを入り込ませる開口を、筒状脚部
の内部をほぼ横断する補強板状部に形成し、座部
の下面のうち環状リブの周辺部を、無荷重状態で
補強板状部から離れるように、かつ、着座に伴う
座部の弾性変形により補強板状部に接当するよう
に配置したことにあり、その作用効果は次の通り
である。
つまり、座部を着座に伴つて弾性変形される合
成樹脂で形成すると、座部が補強板状部に接当す
るまでの間クツシヨン作用が発揮され、そして、
過度の荷重が座部に加えられても、補強板状部に
よる座部受止め作用によつて、座部が過度に変形
しないのである。その上、環状リブを、補強板状
部に接当させないで、その開口に入り込ませるか
ら、環状リブの撓みに起因する座部の集中応力を
無くせる。
その結果、座部をクツシヨン性の良い座り心地
の良好なものにできると共に、座部の変形や破損
を生じにくくでき、椅子としての機能及び耐久性
のいずれにおいても優れた商品を提供できるよう
になつた。
その上、単に、座部と補強板状部との位置関係
に工夫を施すと共に、環状リブに対する開口を補
強板状部に形成するだけの、本来構成に対する簡
単な改造で済み、製造面やコスト面においても有
利になつた。
次に、第1図ないし第3図により実施例を示
す。
合成樹脂製座部1に一体形成した周縁部1a
を、合成樹脂製筒状脚部2の上端縁部2aに外嵌
させて、座部1を筒状脚部2に嵌着し、筒状脚部
2の下端縁部2bに形成した環状溝3に、合成樹
脂製の摺止め用バンド4を嵌着し、もつて、風呂
用等に好適な合成樹脂製椅子を構成してある。
座部1のほぼ中央に水抜用開口5を形成し、そ
の開口5の縁部で下方に突出する環状リブ1bを
座部1に一体形成して、開口5周りにおける割れ
を環状リブ1bで防止するように構成してある。
筒状脚部2の内部をほぼ横断する補強板状部6
を、そのほぼ中央が上方に突曲する状態で筒状脚
部2に一体形成し、環状リブ1bを入り込ませる
開口7を突曲部6aの上面に形成し、小径水抜孔
8を補強板状部6の低位部6bに形成してある。
座部1の下面のうち環状リブ1bの周辺部1c
を、無荷重状態で突曲部6aから離れるように、
かつ、着座に伴う座部1の弾性変形により突曲部
6aに接当するように配置して、座部1の過度の
変形を補強板状部6の受止作用で防止するように
構成してある。
次に、別の実施例を説明する。
座部1、筒状脚部2、バンド4の形状、寸法、
材質は適当に選定でき、また、バンド4を省略し
てもよい。
座部1の開口5及び環状リブ1b、並びに、筒
状脚部2の補強板状部6及び開口7の形状、寸法
は適当に変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は縦断面図、第3図は分
離斜視図である。第4図は従来例の縦断面図であ
る。 1……座部、1b……周縁部、1b……環状リ
ブ、1c……リブ周辺部、2……筒状脚部、2a
……上端縁部、5……水抜用開口、6……補強板
状部、7……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の座部1及び筒状脚部2から成り、
    その座部1に、前記筒状脚部2の上端縁部2aに
    外嵌させる周縁部1a、ほぼ中央に位置する水抜
    用開口5、及び、その開口5の縁部で下方に突出
    する環状リブ1bを形成し、前記筒状脚部2に、
    その内部をほぼ横断する補強板状部6を形成した
    椅子であつて、前記環状リブ1bを入り込ませる
    開口7を前記補強板状部6に形成し、前記座部1
    の下面のうち前記環状リブ1bの周辺部1cを、
    無荷重状態で前記補強板状部6から離れるよう
    に、かつ、着座に伴う前記座部1の弾性変形によ
    り前記補強板状部6に接当するように配置してあ
    る合成樹脂製椅子。
JP2159284U 1984-02-16 1984-02-16 合成樹脂製椅子 Granted JPS60133989U (ja)

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JP2159284U JPS60133989U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 合成樹脂製椅子

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JPS60133989U JPS60133989U (ja) 1985-09-06
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JPS60133989U (ja) 1985-09-06

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