JPH01262295A - 高度な「g」保護システム - Google Patents

高度な「g」保護システム

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JPH01262295A
JPH01262295A JP8704388A JP8704388A JPH01262295A JP H01262295 A JPH01262295 A JP H01262295A JP 8704388 A JP8704388 A JP 8704388A JP 8704388 A JP8704388 A JP 8704388A JP H01262295 A JPH01262295 A JP H01262295A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景] [発明の分野] この発明は航空機の操縦および/または航空機からの緊
急射出によって生じる高度の「g」の力から航空機の乗
組員を保護するための身体拘束システムおよび座席シス
テムに関するものである。
現代の高性能の戦闘機は乗組員に非常に強い力の加速を
与える飛行操縦が可能である。激しい応力がそのような
航空機の操縦によって乗組員に与えられる。実際、多く
の現代の航空機は人間の乗組員の許容を越えた空中の操
縦が可能である。その結果、戦闘機およびそれらの乗組
員はしばしばパイロットの瞬間的な失神によって破滅す
ることがある。
航空機装置の誤動作または環境の悪条件によってしばし
ば航空機が無事に着陸することが見込みがないほど適当
な航空機の制御が困難であることがある。戦闘状況にお
ける敵の射撃は航空機または乗組員に致命的な欠陥を負
わせて航空機が無事に着陸することを見込みないように
してしまうかもしれない。そのような状況において、航
空機から乗組員が射出することが望ましいかもしれない
しかしながら、そのような場合において、カタパルト射
出システムによって発生される加速の強い力が航空機の
動きによって発生される力に加えられ、合計の力が乗組
員の耐久力を越えることがあるかもしれない。その結果
、パイロットおよびその乗組員達はしばしば航空機から
の射出によって死亡したりまたは致命傷を負ったりして
しまう。
[先行技術の説明] 「g」の力の応力から乗組員を保護する多くの先行技術
の方法は乗組員が俯せの姿勢に置かれることを要求する
。この姿勢は多数の型の航空機の操縦によって乗組員が
一般に被る「g」の力に乗組員が良く耐えることができ
るようにするとされている。しかしながら、この俯せ姿
勢はパイロットの視野を狭くしかつパイロットが制御を
行なうにはやりにくい位置かもしれない。さらに、その
ような姿勢によって要求される座席の寸法のせいで緊急
の場合に乗組員を安全に射出することが難しくなるかも
しれずかつ座席が過度に長いために射出後のウィンドブ
ラストによって座席がひっくり返る可能性が増加する。
そのような先行技術の座席システムの例はシーバット(
Shebat)への米国特許番号節2,369,258
号である。
航空機のための他の先行技術の座席システムには飛行の
種々の条件の必要に合わせてパイロットまたは乗組員の
座席姿勢(および時には座席姿勢角度も)を変える能力
が設けられている。こうして、そのようなシステムでは
成る航空機操縦を行なうために「g」の耐久力を高める
ために後方にもたれた姿勢に乗組員を位置決めする。そ
のようなシテムはまた乗組員が良好な視界を有しかつ制
御を行なう際に改良された機敏さを有することが飛行条
件により必要とされるとき、はとんど直立して座った姿
勢に乗組員が着くことを可能にする。
しかしながら、そのようなシステムでの不利な点は、そ
の姿勢を変えるように座席に動力設備を付けることによ
って座席システムが複雑になりかつ重量を増すことにな
り、さらに所望の位置への座席の動きは特に戦闘条件の
下では飛行要件に合わせるのには遅いかもしれない。こ
れらのシステムの別の不利な点は、多くの場合良好な視
界と「g」の保護が同時に要求される、多くの飛行条件
に合わせることができないことである。そのような先行
技術の座席システムの2つの例はクロスビ−(Cros
by)への米国特許番号第4,243゜024号とパネ
ル(Bunne l 1) への米国特許番号第4,0
04,763号である。
後ろ向けの姿勢に固定されたシステムはまたそれらがコ
ックピット内外でのパイロットの視野を狭めかつ利用可
能なデイスプレィパネル面積を非常に減じるといつ、た
不利な点を有する。「g」の保護が最も必要とされる強
い応力状況の間、多くの乗組員達は本能的に「警戒」体
制、すなわち頭を持ち上げ上体を前にかがめるようにす
る。さらに、強い航空機加速の間に典型的である、振動
に対して乗組員達は仰向けの姿勢ではあまり耐えること
ができないことが研究により示されている。
そのような身体拘束システムの例はパーウッド(Bar
wood)への米国特許番号第3,329.464号で
ある。
乗組員に対して「g」の力からの保護を与えるための他
の先行技術のシステムはパイロットまたは乗組員をしっ
かりと座席に維持するストラップの拘束を含む。そのよ
うな先行技術のシステムは典型的には仰向けまたは直立
に腰を掛けた姿勢にいる間乗組員に拘束を与える。その
ような拘束システムは座席上の乗組員の動きを非常に限
定してしまう。
先行技術システムの中には乗組員の胸部に直接拘束を与
えるために乗組員の胸部に置かれたパッドを利用するも
のがある。そのような胸部パッドは乗組員の胸部上にそ
の拘束力を分散させる傾向にあるが、それらは機能的に
は本質的に上で述べられた拘束システムと同じでありか
つそれ以上の効果はない。胸部パッドを利用するそのよ
うな拘束システムの2つの例はド・ラベンヌ(De  
Lavaenne)への米国特許番号第3,524゜6
79号と、カニンガム(Cunn ingham)への
米国特許第4.300,799号である。
「g」の力から乗組員を守るためのさらに別の型の先行
技術のシステムは、与圧空気で満されたスーツを組み込
む。スーツ内の与圧空気は腹部および脚部のような乗組
員の身体の成る区域に圧力を及ぼし、乗組員の血液が強
い「g」の力のために身体のこれらの区域に溜まること
を防ぐ。そのような与圧スーツでの不利な点はそれらが
「g」の力によって脊椎上に及ぼされる圧縮力および乗
組員の身体が座席と接するところの局所圧力点の問題を
処理することができないということである。
自動的な圧力調整を組み込む先行技術の空気圧スーツの
例はクロスビー(Crosbie)への米国特許番号第
4,243,024号である。
高度の「g」保護システムはこのように必要とされ、そ
のシステムは加速の力によって引き起こされるを柱のを
髄の圧縮に対して保護を提供しかつ一般に加速の力に対
する乗組員の耐久力を改良し、一方で選択的な乗組員の
動きや良好な視野、安全な射出および制御への素晴らし
いアクセスなどを可能にする。
[発明の要約コ この発明の主な目的は航空機の操縦から生じる「g」の
力からの保護を航空機の乗組員に提供することである。
この発明の目的は航空機からの射出の力によって引き起
こされる強い「g」力からの保護を航空機の乗組員に提
供することである。
この発明の別の目的は腰を曲げた姿勢の乗組員を支持す
る航空機の乗組員のための座席システムを提供すること
である。
この発明のさらに別の目的は座席内での乗組員の動きを
可能にし、一方で「g」の力から保護を与える拘束シス
テムを提供することである。
この発明のさらに他の目的は乗組員が計器パネルおよび
周りの環境の良好な視野を維持することを可能にしかつ
乗組員が制御に対する良好なアクセスを有することを可
能にする、高度な「g」保護システムを提供することで
ある。
この発明のまた別の目的はウィンドブラストから保護す
るために航空機から射出されると安定した姿勢に乗組員
を置く座席システムを提供することである。
この発明のシステムは多数の方向に作用する「g」の力
から航空機または他の乗物の乗組員を保護するように設
計されているが、主に航空機X−y軸平面に対しほぼ垂
直かまたはx−y軸平面にへの垂直から機尾の方に傾い
て作用する正の「g」力等からの保護を提供する。
一般に、そのシステムは好ましい実施例では乗組員の上
体のための支持が接続されている座席を含む。その支持
は乗組員が腰を曲げた姿勢にあるとき乗組員の上体に対
して支持を提供するように特定的に設計される。支持は
支持手段に関連してプレートの多数軸の回転を可能にす
るように支持部材に接続される支持プレートを含む。支
持プレートと支持部材との接続部分は自在継手であって
、これによって乗組員が自由に上体を回転することがで
き、一方で乗組員の前後、左右、上下の並進を制限する
。しかしながら、支持部材は前後の移行する量が制限さ
れており、これによって乗組員が成る範囲内で前方およ
び後方にもたれることができ、前後の移行は好ましくは
部材の延長を可能にする伸縮自在構造の組み込みによっ
て好ましくは提供される。ばねおよび減衰システムは受
台(支持部材)内に設けられて乗組員の前後の変位の度
合および速度の両方の関数である復元力を提供してもよ
い。乗組員はすべての軸で拘束されているので、従来の
肩バンドおよびひざベルトのような拘束するものは必要
ではない。
その代わりに、適切に位置決めされた1対の肘掛けが腰
を曲げた姿勢の乗組員に支持を提供してもよい。肘掛け
は乗組員が腰を屈めたときにその肘と上体の重心が「g
」の力とほぼ整列しているように乗組員の上体の十分に
前方にある。こうして、肘掛けは加速の強い「g」の力
を受けたとき乗組員の上体に支持を提供する。
座席は好ましくは姿勢換えが可能な座席パン(seat
  pan)を含む。好ましくは座席パンは乗組員の脚
部の下の空気ブラダによって、射出の間乗組員のひざを
自動的に持ち上げる。上体がほとんど加速力に対して垂
直である姿勢を乗組員が維持することを助けることによ
って、座席は射出の高度の「g」の力を維持する乗組員
の能力を高める。射出の間、1対のコードが乗組員の上
体の下でその足を後ろに引張り、それによって乗組員を
一般にしゃがみ込んだ姿勢に置く。これによってもしそ
うでなければウィンドブラストに手足が当たって生じて
しまうような高速のきりもみ降下を乗組員が受けにくな
る。
前方に屈んだ腰を曲げた姿勢は乗組員を刺激したりまた
は機敏な状態にする傾向があるということに気付くこと
もまた重要である。反対に、先行技術のシステムの俯せ
の姿勢は乗組員をリラックスした状態にする傾向にある
。明らかに、戦闘状況やまたは高度の「g」飛行操縦の
間、乗組員が刺激された機敏な状態にあることが好まし
い。
さらに、前方に屈むかまたは腰を曲げた姿勢は乗組員の
有益な意識の制限を拡げる。乗組員の有益な意識の「g
」の耐久力の制限は目から大動脈弁への水圧柱に(th
e  eye  to  aortic  valve
  hydrostaticcolumn)反比例して
いる。従って、「g」力が、目から大動脈弁への柱と整
列して血液の流れを妨げるとき、有益な意識の「g」耐
久力の乗組員の限界は所与のレベルの「g」力等に対し
て最小である。逆に、「g」力が水圧柱と整列していな
いとき、有益な意識の「g」耐久力の乗組員の限界は改
良される。目から大動脈弁への柱は乗組員のを柱に対し
て前方に約24゛ないし28゜傾いているので、前方に
もたれた姿勢はさらに水圧の柱を「g」力ベクトルから
遠ざけるように傾ける。さらに、腰を曲げた姿勢では乗
組員は頭をまっすぐにして肩をすくめるかもしれず、そ
れによって大動脈弁に対する目の距離を縮めかつさらに
有益な意識の「g」耐久力の限界を高める。後ろに倒れ
た姿勢で乗組員が首を「縮める」のは困難であるので、
腰を曲げた姿勢はこの点で有益な意識の「g」の耐久力
の乗組員の限界を引き延ばす際に、後ろにもたれた姿勢
よりも効果的である。
乗組員は後方よりもむしろ前方に上体を曲げているので
、飛行方向における視野は乗組員を仰向けの姿勢に置く
他の先行技術の装置よりも良好である。さらに、より多
くの表示パネルが視野の範囲内にある。さらに、乗組員
の手は計器パネルに近く、それゆえ制御装置を作動させ
たり計器を読取るためにより良い姿勢にいる。乗組員の
を柱はまた通常高い加速を伴う振動を止めるためにより
良い姿勢で整列される。さらに、乗組員は航空機から射
出されるとき腰を曲げた姿勢であるので、乗組員のを柱
はこれらの射出力によって人を傷つける可能性のある圧
縮にさらされない。こうして、この発明は航空機からの
射出力からのより素晴らしい保護を提供する。
射出システムは座席パンの下側に取付けられたロケット
モータと航空機の外に座席をガイドするために背もたれ
の後に取付けられたレールを組み込む従来のデザインで
ある。レールは最適の射出曲線を提供するために飛行方
向から機尾に向かって傾いている。
[好ましい実施例の説明コ 図面を参照すると、この発明の高度の「g」保護システ
ムは一般に数字10によって示される。
航空機または他の乗物(示されていない)の乗組員はス
ーツ12を着ている。
数字20で一般に示される座席は所望のしゃがんだ姿勢
で乗組員を支持し、高度の「g」の力からの保護が改良
される。座席20は座席パン22と、座席パンベースプ
レート23と、シートバック24と、下部のシートバッ
ク25とを含む。座席パン22は軸26を中心としてシ
ートバック24に関連して回転可能であり、この軸は座
席パン22と下部のシートバック25との接続部分のあ
たりに置かれることが好ましい。座席パン22の位置は
「g」センサ18と空気圧により膨張可能なブラダ16
とによって自動的に制御される。座席パン22下の空気
圧により膨張可能なブラダ16は「g」センサ18に動
作可能に接続されかつ(示されていないが適切な圧力手
段によって)膨張されると座席パンの前方部分を持ち上
げ、軸26を中心として座席パン22の回転を生じるこ
とが好ましい。ブラダ16の空気が抜けると乗組員の脚
の重さによって座席パン22の前方部分が下に動かされ
る。座席パン22はこうして乗組員の腰掛は角度を増す
ために上方に回転可能である。
こうして、乗組員が高度の「g」の力を受けると、座席
パン22は上方に回転し乗組員のひざを持ち上げて腰掛
は角度を増加させる。これは実際に高度の「g」の力か
ら乗組員をより良く保護する。
さらに、「g」の力が腰掛けの大きい角度を有する姿勢
を補償するほど十分に強くないであろうと決定されると
、座席パン22は下方に回転され得て、それによって乗
組員の脚を下げて乗組員を腰の曲げの少ないより快適な
位置に置く。このように、回転可能座席パン22によっ
て腰掛は角度を細かく調整することができ、飛行要件に
適応させたりまたは乗組員の好み4こ合わせられる。乗
組員の上半身の腰掛は角度の範囲は航空機の2軸の機首
に対してほぼ0°から45°の間である。しかしながら
、好ましい範囲はおよそ15°から35°の間であって
、乗組員の上半身の腰掛けの好ましい特定の角度は航空
機の2軸の機首に対してほぼ24°である(第6図参照
)。
高度の「g」の力が与えられる間、乗組員の脚は一般に
持ち上げられることが好ましい。この姿勢では、乗組員
の足はほぼでん部の高さである(乗組員の大腿が水平軸
に対して20°の角度で位置決めされて示されている第
6図参照)。乗組員の脚をこの位置に持ち上げることに
よって高度の「g」の力が与えられている間、血液が足
に溜まるのを防ぐ傾向にある。
上で述べられたように、乗組員は直立して腰を掛けた姿
勢よりも腰を曲げた姿勢においての方がより高度の「g
」の力に耐えることができ、かつ腰を曲げた姿勢での方
が俯せの姿勢よりも乗組員により広い視界を提供する。
高度の「g」の力の負荷に耐えることを高めるために、
パイロットの上半身は腰を掛けた姿勢にある間支持され
なくてはならないので、好ましくは胴支持30の形をし
た上半身支持手段が与えられる。胸部支持30は胸部す
なわち前部支持プレート32と支持部材34とを含むこ
とが好ましい。胸部プレート32は乗組員の胸部の形に
合うようにパッドを入れられるかまたは型に入れて作ら
れる。腰を掛けた姿勢において、乗組員の胸部は胸部プ
レート32と接触しかつそれによって支えられ、「g」
の負荷を胸部プレート32に伝える。胸部プレート32
は支持部材34上に回動可能に取付けられることが好ま
しく、その回動接続部分は適切なU継手接続36である
ことが好ましい。U継手接続36により胸部プレート3
2が支持部材34上で回動しかつそれに関連して移動す
ることが可能となり、これによって乗組員は支持部材に
関連して成る程度動くことができ、制御装置をより簡単
に作動させることができ、前方および後方にわずかに曲
げたり敵の航空機や周囲の状態または他の必要とされる
ものを見るために限定された範囲で回転することができ
る。支持部材34はコックビットまたは好ましくは示さ
れているように座席パン22にしっかりと留められる。
支持部材は伸縮自在構造35との組合わせによって拡張
可能であることが好ましい。これによって支持プレート
32と一体化しているかまたはそこにしっかりと留めら
れたスーツ12を着た乗組員が腰を曲げた姿勢から一般
にまっすぐな姿勢へと前方および後方に上体を曲げるこ
とができる。
また、支持部材34内に取付けられかつその下方の姿勢
でU継手36に接続される弾性手段、好ましくはばね3
7がある。ばね37は所望の腰を掛けた姿勢に乗組員を
支持するように働く。高度の「g」の力が与えられると
乗組員の上半身をばね37の圧縮力に対して押す傾向が
ある。その結果、「g」の力が強ければ強いほどばね3
7の圧縮は増加しかつ結果として乗組員の腰掛は角度が
増す。
現在の戦闘機は約9「g」の加速力に耐えるように制限
されて構造的に設計されている。ロックウェル・インタ
ーナショナル・コーポレーション(Rockwell 
 International  Corporati
on)によって1985年10月におこなれた遠心分離
器テストからの予備的な指摘によると、乗組員の上半身
に直接に接してそれを支持する特別の衣類または特別の
構造部材の付加的な利益なくとも、前方に上体を曲げる
ことでその程度の「g」保護が乗組員に与えられるかも
しれないということが示されている。もしそうなら、パ
イロットが「gJ操縦の間、腰から前方に上体を曲げる
ことを可能にする支持および身体拘束システムは現代の
戦闘機に利用するのに十分であろう。それゆえ、この発
明の第2の実施例では(第7図)、特殊化肘掛け130
は前傾姿勢の乗組員に上体の支持を提供する。肘掛け1
30は乗組員が所望の前傾姿勢にあるときその乗組員の
肘と上体の重心が加速力の一般方向とほぼ整列するよう
に位置決めされ、このため「g」の力が与えられると、
乗組員は腰を曲げた姿勢の門前腕を適切に位置決めされ
た肘掛は上に休ませ、それによって上体に対する支持を
提供することができる。その代わりに、乗組員が上体を
寄り掛らせることができる前部支え232が提供されて
もよく、スーツ12と一体化されているかまたはそれに
接していて、かつ拡張可能でないという点を除いて胸部
支持30とその前部支え232(第8図)は類似してい
るかもしれない。前部支え232はまた高められた「g
」保護または保護システムを利用するときに乗組員の快
適さを改良するために肘掛け230と組合わせて用いら
れてもよい。
構造130と230と232は好ましくは座席と一体化
しているかまたは直接機体に取付けられてもよい。
座席パン22の下側に取付けられたロケットモータ38
(第3図)は航空機から乗組員および座席20を追い出
すのに必要な推進力を提供する。
座席には航空機から座席を進めるレール28が備わって
いる。そのレール28は好ましくは後方に傾いている。
図面において開示されかつ示されたロケット38および
レール構造は好ましい射出システムであるが、他の適切
な射出システムがまたここで述べられた「g」保護シス
テムと関連して用いられてもよい。
乗組員の肢のいずれかが射出後にウィンドブラストを受
けかつ角運動量を乗組員に与えて、それによって高速の
きりもみ降下を生じることがないようにするために、乗
組員と座席はより小型でかつ一体に引き寄せられること
が必要である。その結果、乗組員の脚をその上体近くに
引き寄せ、足を乗組員の上体の下に一般にしゃがみ込む
位置に押し込むことが所望である。これを達成するため
に、コード40は乗組員の下方の脚を航空機に接続しか
つ射出の間、第5図に示されるように航空機から離れる
ように座席を動かすことによって上体の下に脚を引張っ
てくる(示されていない切断メカニズムはこの点で航空
機からコード40を切断し、かつ示されていない拘束手
段が射出の間適切な位置に押し込まれた足を保持する)
。その代わりに、コード40の代わりにシェパード鉤(
Shephe rd’  s  hooks)(示され
ていない)が上体の下に乗組員の足を引くひくために用
いられ得る。乗組員の腕はまた適切な手首ストラップシ
ステムによって射出シーケンスの開胸の近くに引張られ
てもよい。
、乗組員はまたその骨組の中に穿孔15を有するヘルメ
ット14を被っている。穿孔15は射出の間ヘルメット
14内部にある空気とヘルメットの外部の自由な空気と
の間の圧力のアンバランスを減じるためにヘルメット1
4内に空気の出入りを可能とする。航空機からの射出後
ヘルメットから空気圧を放たなければ、ヘルメット14
内の空気圧は乗組員の頭からヘルメットを実際に引き裂
いてしまうほど十分に外部の空気圧より大きいことがあ
り得る。
スーツ12にはまた襟13が付いており、これは航空機
から乗組員を射出するときに乗組員の頭と首にしっかり
とした支持を与えかつ首と頭を所望の直立姿勢に保持し
ておくために、膨張可能である。襟13は航空機からの
乗組員の射出の力に応答して、示されていない従来の手
段によって好ましくは自動的に膨張される。
こうして、この発明に従えば、上で述べられた目的、狙
いおよび利点を十分に満足させる高度の「g」保護シス
テムが提供されることが明らかである。この発明は以上
に述べられた特定の実施例と関連して説明されている一
方で、多くの代替例、修正および変化が前述の説明に照
らし合わせると明らかであろうことが明白である。した
がって、前傾の特許請求の範囲の精神および範囲内にあ
るすべての代替例、修正および変化を含むことが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は座席において一般に直立した姿勢の乗組員を示
す、この発明の高度の「g」保護システムの斜視図であ
る。 第2図は下方の位置の座席パンを示しかつ乗組員が座席
の快適な休止姿勢にもたれかかることができるところを
例示する、この発明の高度な「g」保護システムの側面
図である。 第3図は支持手段に対して腰を曲げた姿勢に乗組員が前
傾することができる(乗組員のスーツは支持手段との一
体部分を形成している)ことを示す、この発明のシステ
ムの側面図である。 第4図は飛行操縦のために仮想の位置にある乗組員を示
しかつ第1図、第2図および第3図の座席システムをよ
り詳細に例示する側面図である。 第5図は乗組員の飛行スーツの襟が膨張された状態で飛
行射出位置にある乗組員を例示する第1図、第2図、第
3図および第4図のシステムの側面図である。 第6図は高度な「g」航空機操縦の間の乗組員の腰を曲
げた姿勢および座席部分の角度形態をより正確に示す、
この発明の座席システムの線図である。 第7図は支持手段が1対の肘掛けを含む、この発明の他
の実施例の側面図である。 第8図は第4図に例示された支持手段がさらに前部支え
を含む、この発明の別の実施例の側面図である。 図において、16はブラダ、18はgセンサ、20は座
席、22は座席パン、23は座席パンベースプレート、
24はシートバック、30は胸部支持、32は前部支持
プレート、34は支持部材、36はU継手接続、37は
ばね、130は肘掛け、232は前部支え、38はロケ
ットモータ、28はレール、40はコードである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)座席と、 前記座席で前方に腰を曲げた姿勢で座っている間、乗組
    員の上体を支持するための支持手段とを含み、前記支持
    手段は通常および高度の「g」飛行条件の下で前記座席
    における一般に直立姿勢から前方に腰を曲げた姿勢に乗
    組員による選択的な動きを可能にし、前記前方に腰を曲
    げた姿勢は航空機のZ軸の機首に対して15°ないし4
    5°の腰曲げ角度の範囲内にあり、前記支持手段は一般
    に直立姿勢でのときよりも前方に腰を曲げた姿勢におけ
    るときに前記乗組員の上体に対して実質的により大きな
    支持を提供し、前記支持手段は前方に腰を曲げた姿勢に
    あるとき前記乗組員の胸部に重みをかけ、前記支持手段
    は前記乗組員が前方に腰を曲げた姿勢にあるとき航空機
    のZ軸における乗組員の脊椎負荷を「g」力から実質的
    に減じる、航空機の乗組員のための高度な「g」保護シ
    ステム。
  2. (2)前記支持手段が前記座席に接続されている、請求
    項1記載のシステム。
  3. (3)乗組員が着ているスーツをまた含み、かつ前記支
    持手段はスーツにしっかりと取付けられた剛性の支持プ
    レートを含む、請求項1記載のシステム。
  4. (4)前記座席は座席パンと背もたれとを含み、前記座
    席パンは前記背もたれに接続され、前記座席パンの少な
    くとも一部が乗組員の脚を持ち上げて前記座席にいる間
    乗組員に与えられる「g」保護を高めるために、前記背
    もたれに関して回転可能であり、さらに前記座席パンの
    回転の動きを選択的にするための回転手段を含み、前記
    回転手段はブラダと前記ブラダを膨張するための膨張手
    段とを含み、前記ブラダは座席パンに隣接して位置決め
    され、前記ブラダは前記座席パンの下側部分に装着され
    、前記ブラダは前記座席パンの少なくとも前方部分を持
    ち上げて前記座席パンと前記背もたれとの接続部分のま
    わりで前記座席パンを回転させるために、膨張可能であ
    る、請求項1記載のシステム。
  5. (5)所望のしきい値の大きさを越える加速力が与えら
    れると、前記ブラダを膨張させるために前記膨張手段に
    動作可能に接続される「g」センサをさらに含む、請求
    項4記載のシステム。
  6. (6)前記剛性支持プレートが乗組員のスーツの一部を
    形成し、かつまた支持部材を含み、前記支持プレートは
    乗組員の上体の制限された運転可能な動きの範囲を可能
    にするために前記支持部材に回動可能に接続される、請
    求項3記載のシステム。
  7. (7)前記支持手段は航空機の構造部材にしっかりと固
    定される、請求項1記載のシステム。
  8. (8)前記支持手段は支持部材を含み、前記支持部材は
    前記支持プレートに回動可能に接続され、前記支持部材
    は「g」力が保証される航空機の飛行の間、前方に腰を
    曲げた姿勢と一般に直立の姿勢との間で乗組員の選択的
    な動きを可能にするために、拡張可能である、請求の項
    3記載のシステム。
  9. (9)前記支持手段は前方の腰曲げ角度の増加とともに
    増加する力を前記乗組員に及ぼす、請求項1記載のシス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US4488691A (en) * 1982-12-27 1984-12-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Torso restraint system

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US4488691A (en) * 1982-12-27 1984-12-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Torso restraint system

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