JPH01236926A - 分散装置 - Google Patents

分散装置

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JPH01236926A
JPH01236926A JP63061366A JP6136688A JPH01236926A JP H01236926 A JPH01236926 A JP H01236926A JP 63061366 A JP63061366 A JP 63061366A JP 6136688 A JP6136688 A JP 6136688A JP H01236926 A JPH01236926 A JP H01236926A
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dispersion
continuous phase
supply pipe
phase
dispersed phase
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JP63061366A
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Nobuhiro Hirano
暢宏 平野
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0802Preparation methods
    • G03G9/0804Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/40Mixing liquids with liquids; Emulsifying
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/40Mixing liquids with liquids; Emulsifying
    • B01F23/43Mixing liquids with liquids; Emulsifying using driven stirrers
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/94Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with rotary cylinders or cones
    • B01F27/941Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with rotary cylinders or cones being hollow, perforated or having special stirring elements thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、O/W型エマルジョンなどを連続的に調製す
る分散装置に関する。
〈従来の技術と発明が解決しようとする問題点〉懸濁重
合法などによりエマルジョンを製造する場合、最終の重
合体粒子径が重合性モノマーの液滴径に大きく支配され
るため、懸濁重合反応に先だってワーリングブレンダや
ホモミキサなどの高剪断力を何する分散装置を用いて、
重合性モノマーなどからなる分散F目を水などの連続相
に乳化、分散することが広く行なわれている。
また均一で微細な粒子径を有する重合体粒子を得るため
、上記乳化、分散工程においては、分散相を構成する液
滴の径を小さくすることと、液滴径が1iった状態に均
一に分散させることが必要とされる。
しかしながら、上記機械的剪断力による分散装置はバッ
チ式で用いられるため、全ての分散相を分散させるには
長時間を要する。従って、分散工程では、同一の液滴が
繰返し剪断されることとなり、液滴径分布がブロードに
なり易く、均一な液滴径を有する分散液を得ることが困
難となる。また分散槽内に収容された連続相および分散
相からなる被分散液に対する回転刃の位置や分散前の液
滴の大きさなどにより、分散相に作用する剪断力が大き
く異なり、回転刃の剪断力が液滴分散相に均一に作用し
ないため、液滴径を均一に揃えることがより一層困難と
なる。さらには、バッチ式分散法であるため、処理量に
限界があり、液滴を連続的に生成させることができず、
工業的に生産効率が低下するという問題がある。
特に前記分散装置は、液滴径分布がブロードになり易い
だけでなく、例えば電子写真用粉体トナーとして好適な
径約5〜20μmの液滴を効率的に生成させることが困
難である。すなわち、摩擦帯電性、流動性などの諸特性
が要求される電子写真用粉体トナーにおいて、上記トナ
ーの諸特性に悪影響を及ぼさない範囲で分散剤を使用し
、上記分散装置を用いて被分散液を分散すると、前記の
ように回転刃などによる剪断力が液滴に繰返し、しかも
不均一に作用するため、分散安定性に優れる約1μm以
下の液滴の存在割合が大きくなるだけでなく、上記径約
5〜20μmの液滴は分散安定性が十分でなく会合し易
いため、径約50μ1以上の液滴の存在割合が大きくな
る。従って、電子写真用粉体トナーのように粒子径5〜
20μm程度の重合体粒子を製造することが必要とされ
る場合、上記粒子径に対応した液滴径を有する分散液を
調製することが困難となる。
〈発明の目的〉 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、短時
間内に均一な液滴径分布を有する分散液を連続的に調製
することができる分散装置を提供することを目的とする
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の分散装置は、連続相
を供給する連続相供給管と、この連続相供給管の途中部
で分散相を供給する分散相供給管と、供給された分散相
を連続相に分散する分散部とを有する装置であって、上
記分散相供給管が、分散相を連続相に予備分散状態に供
給するものであり、上記分散部が、上記連続相供給管に
接続されかつ側壁に複数の孔を有する内筒と、この内筒
の外方に設けられかつ側壁に複数の孔を有する外筒と、
上記内筒と外筒との間に回転可能に配設された回転刃と
で構成されていることを特徴とする。
く作 用〉 上記構成の分散装置によれば、連続相を供給する連続相
供給管の途中部で、分散相供給管により分散相を予備分
散状態に供給するので、予備分散された予備分散液は、
分散部のうち連続相供給管に接続された内筒に供給され
、内筒の側壁に形成された孔を通過し側方に放射される
。また上記内筒と、側壁に孔を有する外筒との間には回
転可能な回転刃が配設されているため、前記内筒の孔か
ら側方に放射された予備分散液に前記回転刃の剪断力が
作用し、予備分散液中の分散相である液滴がさらに細か
く分散した分散液が生成し、該分散液は回転刃の遠心力
などにより外筒の孔を通過する。その際、分散部では、
回転刃が回転内刃として機能し、孔を有する外筒が固定
外刃として機能し、回転刃による剪断力が予備分散され
た予備分散液に繰返し作用することなく、ワンスルーシ
ステムでしかも均一に作用するため、短時間内に均一な
液層径分布を有する分散液を連続的に調製することがで
きる。
なお分散液の液滴径とその分布は、連続相および分散相
の供給量、すなわち連続相に対する分散相の容積分率や
流量を調整したり、内筒と外筒とのクリアランス、回転
刃の回転速度や、外筒の側壁に形成された孔の径などを
調整することにより制御することができる。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例である分散装置のうち分散部
の構成を示す概略縦断面図、第2図は分散装置の概略図
、第3図は分散部の概略横断面図であり、上記分散装置
は、分散剤を含有する連続相を貯溜する連続相用貯溜槽
(図示せず)に接続されているとともに供給手段として
のポンプ(2が設けられた連続相供給管(1)と、分散
相を貯溜する分散相用貯溜槽(図示せず)に接続され、
供給手段としてのポンプ(4)が設けられているととも
に上記連続相供給管(1)の途中部で分散相を供給する
分散相供給管(3)とを有している。上記連続相供給管
(1)および分散相供給管(3)には、それぞれニード
ルバルブや電磁弁などで構成された流量調整器(5) 
(6)が設けられている。また連続相と分散相とを連続
的に供給することにより分散相を連続相に予備分散する
ため、上記分散相供給管(3)は、所定部で連続相供給
管(1)内に延出しているとともに、分散相供給管(3
)の先端部は拡径し、先端部端面には複数の孔(7)が
形成され多孔状となっている。すなわち、分散相供給管
(3)の端面に複数の孔(7)が形成されているため、
連続相供給管(1)で連続相を供給しつつ、分散相供給
管(3)で分散相を供給すると、界面張力の作用により
分散相が液滴状となり連続相に連続的に予備分散される
。なお予備分散液の流速を大きくした状態で分散部(8
)に予備分散液を供給するため、連続相供給管(1)の
うち先端部内径は径小に形成されている。
なお予備分散された分散相の液滴径とその分布は、分散
相供給管(3)の端面に形成された孔(7)の径、ポン
プ(2) (4)による連続相と分散相の供給速度およ
びそれらの粘度などを調整することにより制御すること
ができる。
予備分散された予備分散液は、所定の液滴径および分布
を有する分散液を調製するため、分散部(8)でさらに
分散される。この分散部(8)は、前記連続相供給管(
1)に接続された内筒(9)と、この内筒(9)の外方
に設けられた外筒(11)と、内筒(9)と外筒(11
)との間に回転可能に配設された回転刃(13)とを有
しており、上記回転刃(13)はモータ(14)の回転
軸(15)に連結されている。より詳細には、上記内筒
(9)は側壁に複数の細孔(10)を有しており、内筒
(9)に供給された前記予備分散液を上記細孔(lO)
を通じて側方、すなわち回転刃(13)の剪断力が作用
する領域に供給可能にしている。また上記外筒(11)
は、回転刃(13)の剪断力を前記予備分散液に効率的
に作用させるため、回転刃(13)とは所定のクリアラ
ンスをもって設けられているとともに、回転刃(13)
の剪断力が予備分散液に繰返し作用するのを抑制し、か
つ上記剪断力を均一に作用させるため、外筒(11)の
側壁には、周方向に所定間隔離間して軸方向に延る複数
のスリット(12)が形成されている。なおこの例では
、外筒(11)の上部は0リング(16)を介して外カ
バー(17)で覆われ、内筒(9)を包囲している。
なお上記分散部(8)における予備分散液の分散効率や
、分散部(8)で分散された分散液中の液滴径とその分
布は、予備分散液の流量、回転内刃として機能する回転
刃(13)と固定外刃として機能する外筒(11)との
クリアランス、モータ(14)により回転駆動される回
転刃(13)の回転速度などを調整することにより制御
することができる。
またこの例では、分散部[F])で所定の液滴径および
分布に分散され、前記外筒(11)のスリット(12)
を通過した分散液を貯溜するとともに、重合反応装置(
図示せず)に移送するため、移送口(19)を有する移
送槽(18)が外筒(11)を包囲状態に設けられてい
る。なお上記移送槽(18)の移送口(19)に接続さ
れた移送管(図示せず)には供給手段としてのポンプ(
図示せず)が設けられている。
上記分散装置によれば、連続相供給管(1)に接続され
た内筒(9)の孔(io)を通過し側方に供給された予
備分散液に、内筒(9)と外筒(11)との間に回転可
能に配設された回転刃(13)の剪断力が作用するとと
もに、外筒(11)の側壁にはスリット(12)が形成
されているため、回転刃(13)による剪断力が予c’
X分散液に繰返し作用することなく、ワンスルーシステ
ムでしかも均一に作用し、短時間内に均一な液滴径分布
を有する分散液を連続的に生成させることができ、処理
量を著しく高めることができる。
なお前記連続相供給管(1)と内筒(9)とは一体に形
成してもよい。連続相供給管(1)の先端部内径は必ず
しも径小に形成する必要はない。また連続相用貯溜槽内
の連続相に含有される分散剤は、上記貯溜槽に接続され
たタンクなどの付帯設備から供給してもよく、前記連続
相供給管(1)の適宜の箇所で供給してもよい。
分散相供給管(3)は、連続相中に分散相を予備分散状
態に供給できるものであればよく、分散相供給管(3)
の先端部は図示するように拡径しシャワー状に分散相を
予備分散するものであってもよく、先端部が拡径するこ
となくノズル状、特に、処理効率を高めるため、複数の
ノズル状に形成されていてもよい。なお分散相供給管(
3)の孔(7)は、予備分散液中の所望する液滴径など
に応じて適宜の径設定することができる。また上記予備
分散液中の液滴径は、最終分散液の液滴径とその分布や
処理量などに応じて適宜設定することができるが、分散
部(8)での分散効率を高めつつ、電子写真用粉体トナ
ーとして好適な5〜20μl程度の液滴径を有し液滴径
分布がシャープな最終分散液を調製する場合、例えば1
00〜1000μm程度に形成されるのが好ましい。
なお、前記分散相用貯溜槽に貯溜される分散相は、乳化
分散により生成した液滴を重合して得られる重合体粒子
の特性に応じて、種々の材料を含有していてもよく、上
記貯溜槽には、上記種々の材料を供給するタンクなどの
付帯設備が接続されていてもよい。
上記連続相および分散相は、前記連続相用貯溜槽内 る加圧ガス方式などの種々の供給手段で供給してもよい
。また連続相および分散相の流量を調整し、予備分散液
ひいては分散液の液滴径とその分布を制御するため、連
続相供給管(1)および分散相供給管(3)の途中部に
、流ffi調整器により調整された連続相および分散相
の流量を検出する流量計が設けられていてもよい。なお
分散相の容積分率や分散相および連続相の供給速度は、
分散相および連続相の種類などにより適宜設定すること
ができる。
また内筒(9)の側壁に形成された孔(10)は前記予
備分散液の液滴が通過可能な径を有していればよいが、
前記回転刃(I3)による剪断力を繰返し作用させるこ
となくワンスルーシステムでかつ均一に作用させるため
、孔(10)は回転刃(13)に対して垂直方向に形成
されているのが好ましい。
回転刃(13)は、適宜の形状、例えば平板状または湾
曲状に形成されていてもよく、適宜数設けることができ
る。また回転刃(13)は鋭利な先端部を有していても
よい。
さらには、内筒(9)と外筒(11)とのクリアランス
は最終分散液の所望する液滴径とその分布に応じて適宜
設定することができる。また外筒(11)のスリット(
12)は、固定外刃としての機能を阻害しない範囲で、
例えば円状や湾曲状など適宜の形状に形成することがで
き、外筒(11)の側壁に形成されたスリット(12)
などの孔の数は、前記回転刃(13)と外筒(11)の
側壁との間で剪断力が生じる範囲で適宜数形成すること
ができる。
なお上記分散装置においては、前記のように、連続相と
分散相との供給量、回転刃(13)の回転速度などを調
整することにより、予備分散液や最終分散液中の液滴径
および液滴径分布を制御することができるが、分散相を
連続相に予備分散する予備分散部と、予備分散液を分散
する分散部(8)とを含んでいるため、予備分散部にお
ける予備分散状態と、分散部(8)における分散状態と
をそれぞれ制御することにより液滴径とその分布をより
一層精度よく制御するのが好ましい。
第4図は分散装置の一実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図であり、予備分散部と分散部(8)での分散状態を
それぞれ制御している。予備分散部での制御部は、分散
部(8)で分散された分散液中の所望する液滴径または
該液滴径に対応する基準値を人力する基準値設定部(2
5)と、基準値設定部(25)に入力された基準値デー
タを予備分散液用基準値データに変換する変換部(28
)と、前記予備分散部で予備分散された予備分散液の液
滴径などを検出算出する第1の液滴径算出部(20)と
、上記予備分散液用基準値データと第1の1.W径算出
部(20)で算出された液滴径データとに基づいて偏差
量を算出し、この偏差量と、連続相と分散相の流量を検
出する検出部(34)からの帰還データとに基づいて、
制御信号を生成し出力する第1の液滴径制御部(29)
と、第1の液滴径制御部(29)からの制御信号に応じ
て基準値データに対応する液滴径に調整する調整部(3
3)と、調整部(33)からの出力を検出し、上記第1
の液滴径制御部(29)に帰還させる上記検出部(34
)とを有している。
より詳細には、この例では、連続相供給管(1)のうち
、予備分散液の液滴径などを検出可能な所定箇所に設け
られた第1の光学センサ(21)と、該第1の光学セン
サ(21)による検出信号をA/D変換するA/Dコン
バータ(22)と、A/D変換されたデータに基づいて
、予備分散液の液滴径とその分布を算出する演算部(2
3)と、算出された予備分散液の?&滴径データを格納
するメモリ(24)とで構成された第1の液滴径算出部
(20)を有している。
なお予備分散液中の液滴径とその分布は、従来公知の方
法、例えば1つの波長光に対する光透過率や波長の異な
る光に対する濁度の変化を利用した濁度法などの光学的
方法などにより算出することができる。
また最終分散液における所望する液滴径などの基僧値デ
ータを入力設定する設定部(26)と、該設定部(26
)に入力された基準値データを格納するメモリ(27)
とで構成された基準値設定部(25)を有しているとと
もに、上記メモリ(27)に格納された基準値データを
、予備分散液を分散部G)で所望の液層径に分散するの
に適した予備分散液用基準値データに変換する変換部(
28)とを有している。この変換部(28)では、例え
ば最終分散液中の所望する液滴径に対応した基準値デー
タを10μmとする場合、基準値データは分散部(8)
での分散に適した予備分散液用基準値データ100 I
I@などに変換される。
そして、上記メモリ(24)に格納された液滴径データ
と変換部(28)で変換された予備分散液用基準値デー
タとが第1の液滴径制御部(29)の比較制御部(30
)に入力される。上記第1の液滴径制御部(29)は、
前記第1の比較制御部(30)と、液滴径に応じた操作
量を記憶するR OM (31)と、連続相供給管(1
)および分散相供給管(3)の適所に設けられ、制御対
象である連続相流ffi調整器H3a)および分散相流
量調整器(33b)で調整された連続相および分散相の
流量を検出する流量センサ(34a) (35b)から
の検出信号をA/D変換するA/Dコンバータ(35a
) (35b)と、A/D変換されたデータを格納する
メモリ(3[ia) (3Bb)と、メモリ(38a)
 (36b)に格納されたデータに基づいて、予備分散
液での連続相と分散相との比率、すなわち分散相の容積
分率を算出する演算部(37)とで構成されており、第
1の比較制御部(30)では、入力された前記予備分散
液用基準値データと第1の液滴径算出部(20)で算出
された液滴径データとに基づいて偏差量を算出し、この
偏差量と、上記演算部(37)で算出された帰還データ
である容積分率データとに基づいて、ROM (31)
から所定の操作量を読出して制御信号を生成するととも
に、連続相または分散相の流量を、7s整するのに適切
な流量調整器(33a) (33b)を選択し、制御信
号をドライバ(32a) (32b)のいずれか一方に
出力している。なお前記連続相流量調整器(33a)お
よび分散相流量調整器(33b)は連続相供給管(1)
および分散相供給管(3)にそれぞれ設けられており、
前記第1の液滴径制御部(29)からの制御信号により
、ドライバ(53a) (53b)を介して連続相また
は分散相の流量が調整される。従って、予備分散部では
、分散部(8)で所定の液滴径に分散するのに適した液
滴径とその分布を有する予備分散液を生成させることが
できる。
一方、予備分散液を所定の液滴径および分布に分散する
ため、分散部(8)での制御部は、前記分散部(8)で
分散された分散液の液滴径などを検出算出する第2の液
滴径算出部(38)と、上記基準値設定部(26)の基
準値データと第2の液滴径算出部(38)で算出された
液滴径データとに基づいて偏差量を算出し、この偏差量
と、モータ(14)の回転数を検出する回転数センサ(
47)からの帰還データとに基づいて、制御信号を生成
し出力する第2の液滴径制御部(43)と、第2の液滴
径制御部(43)からの制御信号が応じて回転数が調整
されるモータ(14)と、モータ(14)からの出力を
検出し、上記第2の液滴径制御部(43)に帰還させる
上記回転数センサ(47)とを有している。
より詳細には、第2の液滴径算出部(38)は、前記と
同様、分散液の液滴径を検出する第2の光学センサ(3
9)と、第2の光学センサ(39)による検出信号をA
/D変換するA/Dコンバータ(40)と、A/D変換
されたデータに基づいて液滴径などを算出する演算部り
41)と、該演算部(41)で算出された液滴径データ
を格納するメモリ(42)とで構成されている。
また前記メモリ(27)に格納された基準値データとメ
モリ(42)に格納された液滴径データとが第2の液滴
径制御部(43)のうち第2の比較制御部(44)に入
力される。上記第2の液滴径制御部(43)は、前記第
2の比較制御部(44)と、液滴径に応じた操作量を記
憶するR OM (45)と、モータ(14)の回転軸
(15)部近傍などの適所に設けられ、モータ(14)
の回転数を検出する回転数センサ(47)からの検出信
号をA/D変換するA/Dコンバータ(48)と、A/
D変換されたデータを格納するメモリ(49)とで構成
されている。上記第2の液滴径制御部(43)の第2の
比較制御部(44)では、前記基準値データと液滴径デ
ータとの偏差量を算出し、この偏差量と、メモリ(49
)に格納された帰還データとに基づき、ROM (45
)に記憶されている操作量を読出して制御信号を生成し
、制御信号をドライバ(46)に出力している。
またモータ(14)の回転数は、前記第2の比較制御部
(44)からの制御信号によりドライバ(46)を介し
て調整される。従って、分散部(8)では、所定の液滴
径に調整された予備分散液を、モータ(14)の回転数
を調整することにより、所定の液滴径とその分布を有す
る分散液に精度よく分散することができる。
なお上記分散装置において、流量センサおよび回転数セ
ンサからの帰還データを前記第1の比較制御部および第
2の比較制御部にそれぞれ入力することなく、第1の比
較制御部では、予備分散液用基準値データと液滴径デー
タとの偏差量に基づいて、ROMから所定の操作量を読
出して制御信号をドライバに出力し、第2の比較制御部
では、基準値データと液滴径データとの偏差量に基づい
て、ROMから所定の操作量を読出して制御信号をドラ
イバに出力してもよい。
また回転数センサからの帰還データを第2の比較制御部
に入力することなく、第1の液滴径算出部で算出された
液滴径データに応じて分散部(8)で予備分散液を所定
の液滴径に分散するのに必要なモータの操作量を第2の
液滴径制御部のROMに記憶させ、第1の液滴径算出部
で算出された液滴径データに基づいて、第2の比較制御
部で上記ROMに記憶された操作量を読出して制御信号
をモータのドライバに出力してもよい。
また基準値設定部と変換部とにより基準値を予備分散液
用基準値データに変換する必要はなく、予備分散部と分
散部(8)用の基準値設定部をそれぞれ設け、一方の基
準値設定部に予備分散液用基準値を入力設定し、他方の
基準値設定部に分散液用基準値を入力設定してもよい。
さらには前記第1の液滴径算出部と第1の液滴径制御部
とを設けることなく、最終分散液中の液滴径データと、
流量センサおよび回転数センサとによる帰還データとに
基づいて液滴径を制御してもよい。すなわち、最終分散
液中の液滴径などを液滴径算出部で算出し、基準値デー
タと算出された液滴径データとを液滴径制御部の比較制
御部に入力し、偏差量を算出するとともに、流量センサ
および回転数センサによる帰還データを上記液滴径制御
部の比較制御部に帰還させ、上記偏差量と帰還データと
に基づいて、ROMからの操作量を読出して制御信号を
生成するとともに、連続相または分散相の流量、モータ
の回転数のうちいずれか1つを選択し、制御信号をドラ
イバに出力させてもよい。
上記分散装置を用いると、W10型エマルジョンを生成
させることもできるが、分散相が重合性モノマーなどの
有機相であり、連続相が水相であるO/W型エマルジョ
ン、特に電子写真用粉体トナーなどを製造する上で好適
な液層径5〜2077mを有するO/W型エマルジョン
を生成させる上で有用である。より具体的には、上記分
散装置を用いて重合性モノマーなどを乳化分散し、重合
することにより電子写真用粉体トナーを製造する場合を
例にとって説明すると、上記連続相用貯溜槽内の連続相
としては、ポリビニルアルコールや界面活性剤等の分散
剤を含有する水溶液が使用される。
なお連続相中の前記分散剤は、分散剤の種類に応じて適
宜量使用されるが、通常、0.01〜5重量%使用され
る。分散剤の使用量が0,01重量%未満であると液層
径が大きく、しかもブロードに分布したものとなり、5
重量%を越えると液滴径が小さくなりすぎ、電子写真用
粉体トナーに適さなくなる。また分散相用貯溜槽内の分
散相として、例えば、スチレン、メタクリル酸メチルな
どの重合性モノマー、重合開始剤、着色剤、電荷制御剤
、ブロッキング防止剤などの種々の材料を含有する重合
性組成物が使用される。そして、分散相である重合性組
成物を連続相に予備分散し、前記分散部(8)で乳化分
散した後、所定の温度で懸濁重合することにより、電子
写真用トナーを製造することができる。
なお、上記分散装置は、電子写真用粉体トナーの製造に
限らず、懸濁重合用重合性モノマーの乳化分散、化粧料
などの乳化分散などに利用することができる。
〈発明の効果〉 以上のように、゛本発明の分散装置によれば、連続相を
供給する連続相供給管の途中部で、分散相が予備分散状
態に供給されるとともに、内筒の側壁に形成された孔を
通過し側方に放射される予備分散液に、内筒と、側壁に
孔を有し、固定外刃として機能する外筒との間に回転可
能に配設された回転刃による剪断力がワンスルーシステ
ムでしかも均一に作用するため、短時間内にシャープな
液滴径分布を有する分散液を連続的に調製することがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である分散装置のうち分散部
の構成を示す概略縦断面図、 第2図は分散装置の概略図、 第3図は分散部の概略横断面図、 第4図は分散装置の一実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 (1)・・・連続相供給管、(3)・・・分散相供給管
、(7)・・・孔、(8)・・・分散部、(9)・・・
内筒、(1o)・・・細孔、(11)・・外筒、(12
)・・・スリット、(13)・・回転刃、(18)・・
・移送槽、(19)・・・移送口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、連続相を供給する連続相供給管と、この連続相供給
    管の途中部で分散相を供給する分散相供給管と、供給さ
    れた分散相を連続相に分散する分散部とを有する装置で
    あって、 上記分散相供給管が、分散相を連続相に予備分散状態に
    供給するものであり、 上記分散部が、上記連続相供給管に接続されかつ側壁に
    複数の孔を有する内筒と、この内筒の外方に設けられか
    つ側壁に複数の孔を有する外筒と、上記内筒と外筒との
    間に回転可能に配設された回転刃とで構成されているこ
    とを特徴とする分散装置。 2、分散相供給管の先端部がノズル状に形成されている
    請求項1記載の分散装置。 3、分散相供給管の先端部が多孔状に形成されている請
    求項1記載の分散装置。 4、外筒の孔が、周方向に離間して軸方向に延るスリッ
    トである請求項1記載の分散装置。 5、連続相が水相であり、分散相が有機相である請求項
    1記載の分散装置。 6、移送口を有する移送槽が外筒を包囲状態に設けられ
    ている請求項1記載の分散装置。
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