JPH0122982Y2 - - Google Patents

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JPH0122982Y2
JPH0122982Y2 JP14460881U JP14460881U JPH0122982Y2 JP H0122982 Y2 JPH0122982 Y2 JP H0122982Y2 JP 14460881 U JP14460881 U JP 14460881U JP 14460881 U JP14460881 U JP 14460881U JP H0122982 Y2 JPH0122982 Y2 JP H0122982Y2
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JP
Japan
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shaft
wire
flexible
socket
shear pin
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JP14460881U
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JPS5850236U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフレキシブルシヤフトの破損防止装置
に係り、殊更そのシヤフトに異常又は過大な回転
トルクが作用した時や、所定の方向と逆な方向に
誤つて回転セツトされた時に、何れもその回転動
力の伝達を一早くカツトして、そのシヤフトのワ
イヤー切れを自動的に且つ確実に防止し、その使
用上の安全とシヤフト自身の耐用性向上を図ると
共に、その目的を達して剪断されたシヤーピンの
交換並びにその再組立の作業性向上をも期したも
のである。
以下、図示の実施態様に基き本考案の具体的構
成を説明すると、図は薬液のフレキシブル撹拌機
に適用した本考案の一例を表わしており、その第
1〜7図において1はフレキシブルワイヤー軸で
あり、その詳細を図示省略してあるが、表面に近
い程線径の太くされたコイルバネの複数本が相反
する螺旋方向に密巻き圧着され、且つこれにより
同芯円形に重合された複数層の内部中心に、ピア
ノ線などの芯棒が通されて、全体的にフレキシブ
ルな所定長さの回転軸体として一体化されてい
る。2はこのワイヤー軸1の先端部に被着固定さ
れた先端連結短軸であり、これには撹拌羽根3の
ボス4が止めビス5で着脱自在に固定されてい
る。
6は同じくワイヤー軸1の基端部に被着一体化
された基端連結短軸、7はこの短軸6から一体に
張り出された断面コ字型の径大円形な被包フラン
ジであり、第3〜5図から明白なように、その張
り出し頂面(切断端面)は互いに反対方向に向か
い徐々に張り出し高さが高くなる一対のテーパー
面aとして加工されている。そして、その張り出
し高さの最も高い部分と同じく最も低い部分と
は、段差によつて連続されており、その段差部分
が後述のシヤーピンと係合可能な向かい合う喰え
爪bとして、円形フランジ7の直径中心線上に一
定幅のピン受け入れ間隙Sを、その一対により保
つよう設定されているのである。
他方、8は動力噴霧機やその他の原動機(図示
省略)のPTO軸9へ着脱自在に連動連結される
ソケツトであり、これには上記短軸6の被包フラ
ンジ7と同一軸線上において向かい合いつつ、そ
の断面コ字型内部へ遊転自由にはまり込む円形突
子10が一体形成されている。11はこの突子1
0の軸芯に沿い穿設された盲状のバネ挿入孔、1
2は同じく突子10の直径中心線上に切り欠かれ
たピン受け入れ凹溝であつて、フランジ7におけ
る両喰え爪b相互のピン受け入れ間隙Sと実質的
に符合しつつ、その内部にワイヤー切れ防止用の
シヤーピン13を挿脱自在に受け入れ保持する。
14はバネ挿入孔11に挿入されたコイルバネ
で、ピン13をフランジ7へ常に押し付け、その
ピン13によるソケツト8と上記短軸6との伝動
可能な係合方向へ常時弾圧付勢している。
つまり、基端連結短軸6の被包フランジ7とソ
ケツト8の突子10との同芯遊合状態において、
その互いに合致した受け入れ間隙Sと受け入れ凹
溝12とに亘り、シヤーピン13が貫挿されるこ
とによつて、その短軸6とソケツト8とが伝動可
能に係合するよう組立てられているわけであり、
そのピン13は異常又は過大な回転トルクが作用
した時、一早く回転動力の伝達を切る所謂トルク
リミツターとして剪断され、これによりワイヤー
軸1のワイヤー切れを防止する。
しかも、そのピン13は一方向クラツチ機構A
を形作るものとして、正規方向P(ワイヤー軸に
おける表面の巻き方向)へ回転された時には、フ
ランジ7の喰え爪bと係合しつつ、回転動力を伝
達し、逆方向へ回転された時にはフランジ7のテ
ーパー面aを乗り上げつつ、軸線方向へ離反する
如く移動して喰え爪Bとの係合を解き、その回転
動力の伝達をカツトするようになつており、従い
誤つて回転セツトされたような場合に生ずるワイ
ヤー切れなども併せ防止されることになる。尚、
シヤーピン13の新品を突子10の凹溝12へ挿
入セツトしやすくする意味において、上記コイル
バネ14を凹溝12から張り出さね長さに予じめ
定めておくことが望ましい。
15はソケツト8をPTO軸9へ連結固定する
セツトボルト、16は基端連結短軸6上に遊合さ
れたホース基端保持筒であり、その短軸6上に挿
着されたスラストベアリング17を、該保持筒1
6と短軸6のフランジ7との相互間に拘束してい
る。18は先端連結短軸2上に同じく遊合された
ホース先端保持筒であり、該保持筒18と短軸2
との摺れ合い面には軸受メタル19が介在されて
いる。20はワイヤー軸1を被覆した鋼線入りの
サポートホースで、その両端部が両保持筒16,
18の一部に各々被着され、且つ締結バンド2
1,22で固定されている。23はサポートホー
ス20内に挿着された鋼板製蛇管で、両保持筒1
6,18と同じくワイヤー軸1との非干渉状態に
保たれている。
24はソケツト8と基端連結短軸6との上記係
合個所を被包したベアリングケースであつて、ホ
ース基端保持筒16上へ止めビス25で着脱自在
に固定されている。26は同じく係合個所に臨む
よう、ベアリングケース24の外周面に植立され
たグリースニツプルで、そのグリースの注入によ
り係合部分の潤滑を行なう。27は止め輪により
保持されたソケツト支承用のベアリング、28は
ホース基端保持筒16の露出状外周面と、サポー
トホース20の外周面一部とに亘つて被着された
コイルバネであり、フレキシブルなワイヤー軸1
の反撥作用を抑制する。29は薬液侵入防止用の
オイルシール、30はホース先端保持筒18へ、
取付筒31とセツトボルト32を介して着脱可能
に固定された羽根用篭ガード、33は羽根3の下
面を遮蔽する如く、篭ガード30へ締結ナツト3
4によりやはり着脱自在に固定された定置拡散板
であり、薬液貯溜槽(図示省略)内の底面に対す
る定置力と液流の拡散力を増し、その浮き上り防
止などに奉仕する。
ベアリングケース24上の止めビス25を螺退
させれば、ワイヤー軸1側からソケツト8側を軸
線方向に沿い分解できるため、ワイヤー切れ防止
の目的を達して剪断されたシヤーピン13を、そ
のソケツト8における突子10の受け入れ凹溝1
2内から容易に取り出すことができ、新しいピン
13のみの挿入により、極めて高能率にソケツト
8側とワイヤー軸1側とを再度組立作業すること
ができることになる。図ではソケツト8に突子1
0を、基端連結短軸6にその被包フランジ7を
各々設けているけれども、これは互いに逆として
対応形成しても良く、更にシヤーピン13を介し
て、ソケツト8側とワイヤー軸1側とを常時伝動
可能な係合方向に押圧するコイルバネ14を、突
子10のバネ挿入孔12内に挿入セツトしたもの
につき説示したが、これに代えて第8図のように
基端連結短軸6のフランジ7に接するスラストベ
ヤリング17と、ホース基端保持筒16との相互
間にコイルバネ14を捲装し、上記押圧力を逆に
ワイヤー軸1側から付与しても勿論良い。尚、フ
レキシブル撹拌機に適用した本考案を図示説明し
たが、本考案をグラインダーや草刈り、その他の
諸作業用伝動フレキシブルシヤフトとしても、広
く使用できること言うまでもない。
以上のように、本考案ではフレキシブルワイヤ
ー軸1側と、これを原動機へ連結するソケツト8
側との向かい合う端部同志を、正規方向Pへの回
転時にはワイヤー切れ防止用のシヤーピン13を
介して係合し、逆方向への回転時には同じく係合
を解く一方向クラツチ機構Aによつて、一体回転
するよう組立連結しているため、作業者が誤つた
方向に回転セツトしたような場合に生ずるワイヤ
ー軸1のワイヤー切れなどを自ずと確実に予防す
ることができ、その使用上の安全とワイヤー軸1
それ自身の耐用性向上とを得ることができる。つ
まり、ワイヤー軸1における表面コイルバネの巻
き方向と逆方向へ回転されると、そのワイヤー軸
1の巻き戻し剥離やワイヤー切れを生ずることに
なる処、これが完全防止されることになるわけで
ある。しかも、その一方向クラツチ機構Aは、ソ
ケツト8側とワイヤー軸1側とを伝動可能に係合
させるシヤーピン13によつて成り立つているた
め、言わば公知のクラツチ機構と異なり、正規方
向Pへの回転動力伝達中に異常な又は過大な回転
トルクが作用した場合、その一早い剪断によつて
やはりワイヤー軸1のワイヤー切れを併せ防止で
きるのであり、更にその剪断されたピン13の交
換も高能率に行なえるので、その全体的な構成が
簡素であることも相俟ち、実用向きの優れた考案
と言うことができる。
【図面の簡単な説明】
図はフレキシブル撹拌機に適用した本考案の実
施一例に係り、第1図はその全体を示す一部切欠
の側断面図、第2図は同じく要部の分解状態を示
す側断面図、第3図は基端連結短軸を抽出して示
す側面図、第4,5図は同じく平面図と正面図、
第6図は要部の組立状態を示す断面平面図、第7
図は第6図の−線断面図、第8図は部分的変
形例を示す組立状態の側断面図である。 1……フレキシブルワイヤー軸、2,6……連
結短軸、7……被包フランジ、8……ソケツト、
10……突子、13……シヤーピン、14……コ
イルバネ、24……ベアリングケース、a……テ
ーパー面、b……喰え爪、A……一方向クラツチ
機構、P……正規回転方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フレキシブルワイヤー軸側と、これをその回
    転駆動用の原動機へ連結するソケツト側との向
    かい合う端部同志を、正規方向への回転時には
    ワイヤー切れ防止用シヤーピンを介して係合
    し、逆方向への回転時には同じく係合を解く一
    方向クラツチ機構によつて、一体回転可能に組
    立てたことを特徴とするフレキシブルシヤフト
    の破損防止装置。 2 フレキシブルワイヤー軸側とソケツト側との
    相互係合面に、挿脱可能なシヤーピンを介在さ
    せると共に、そのシヤーピンを上記両側の常時
    係合する方向に弾圧付勢したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲・第1項記載のフレキ
    シブルシヤフトの破損防止装置。
JP14460881U 1981-09-28 1981-09-28 フレキシブルシヤフトの破損防止装置 Granted JPS5850236U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14460881U JPS5850236U (ja) 1981-09-28 1981-09-28 フレキシブルシヤフトの破損防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14460881U JPS5850236U (ja) 1981-09-28 1981-09-28 フレキシブルシヤフトの破損防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5850236U JPS5850236U (ja) 1983-04-05
JPH0122982Y2 true JPH0122982Y2 (ja) 1989-07-13

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ID=29937564

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14460881U Granted JPS5850236U (ja) 1981-09-28 1981-09-28 フレキシブルシヤフトの破損防止装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121429U (ja) * 1987-01-30 1988-08-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5850236U (ja) 1983-04-05

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