JPH01229214A - 自動焦点調整装置 - Google Patents

自動焦点調整装置

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JPH01229214A
JPH01229214A JP5670088A JP5670088A JPH01229214A JP H01229214 A JPH01229214 A JP H01229214A JP 5670088 A JP5670088 A JP 5670088A JP 5670088 A JP5670088 A JP 5670088A JP H01229214 A JPH01229214 A JP H01229214A
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JP
Japan
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analog
optical system
signal
pair
pixel
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Application number
JP5670088A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Tamada
玉田 一聖
Takashi Mitsuida
高 三井田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01229214A publication Critical patent/JPH01229214A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラ等の光学機器の自動焦点調整装置に係
り、特に撮像光学系の焦点検出時に行う位相差検出の演
算処理をアナログ信号処理にて行なうカメラの自動焦点
調整装置に使用するに好適な自動焦点調整装置に関する
〔従来の技術〕
従来のカメラ等の光学機器の自動焦点調整装置に用いら
れる自動焦点検出装置は、第13図に示す構成となって
おり、撮影レンズ1の後方に位置する撮像等細面2の更
に後方に、コンデンサレンズ3、セパレークレンズ4及
び位相差検出装置が順に配置されている。
位相差検出装置は、セパレータレンズ4によって結像さ
れる1対の被写体像を受光してこれを光電変換するCC
D等のラインセンサ5.6と、該ラインセンサ5.6の
各画素における光度分布に応じて発生する電気信号に基
づき合焦状態を判別する処理回路7より構成されている
ラインセンサ5.6上の結像は、被写体像が撮像等価面
2より前方に位置する前ピン状態にあっては光軸8側に
近づき、逆に後ピン状態にあっては光軸8より遠ざかり
、合焦状態では前ピンと後ピンの中間の所定の位置とな
る。従って、処理回路7が、夫々のラインセンサ5,6
より発生した電気信号に基づき、結像の光軸8よりの位
置を検出することで合焦状態を判別している。 ライン
センサ5,6上の結像の位置を検出するために位相差検
出の手法が用いられている。この手法は、次式(1)に
基づく演算によりラインセンサ5.6上の1対の結像の
相関演算値を求め、相関演算値が最小となるまでこれら
の結像の相対移動量(位相差)に基づいて合焦状態を判
別する。
ただし、!は1から9までの整数で、上記の相対移動量
を示す。
但しβ−1ではシフト動作が行われてない状態にあり、
122以上でソフト動作が行われる。
例えば、B(k)はラインセンサ5の各画素より時系列
的に出力される電気信号、R(k+β−1)はラインセ
ンサ6の各画素より時系列に出力される電気信号であり
、!を1乃至9まて変化させる毎に上記式(1)の演算
を行えば、相関演算値H(1)、H(2)、・ H(9
)が得られる。例えば、相関演算値H(5)が最小値と
なる場合に合焦状態であると予め設定しておき、これよ
りずれた位置での相関演算値が最小値となれば、そのず
れ量即ちp=5までの位相差をピントのずれ(ディフォ
ーカス量)として検出することができる。
従来の処理回路7の構成を第14図に示す。ラインセン
サ5.6の各画素により発生したアナログの電気信号B
 (k)、R(k)を、A/D変換器9によって例えば
8ビツトのデジタルデータに変換し、マイクロコンピュ
ータ10を介して一旦RAM (Random Acc
ess Memory) 11に記憶させ、その後これ
らのデジタルデータに基づいて上記式(1)の演算を行
うようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この様な従来の自動焦点調整装置にあっ
ては、撮像光学系の焦点検出時における位相検出の演算
処理に関してはマイクロコンピュータ等を用いてデジタ
ル信号処理による演算を行っているため、高速かつ高精
度の演算を行うためには高価なA/D変換器等を必要と
し、又、演算を行うマイクロコンピュータ等の量子化に
起因するまるめ誤差が生じて演算精度の低下を招来し、
更に、演算処理のためのコンピュータプログラム設計の
負担が大きくなるとともに多量のデジタルデータを記憶
する記憶装置を必要とする等の理由で部品点数が多く装
置の大型化を招来するなどの問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたものであり、
簡単な構成で且つ被写体に対する撮像光学系の合焦制御
を高速且つ高精度で行うことができる自動焦点調整装置
を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、被写体の一対の光学
像の相対的位置を検出して撮像光学系が合焦点状態にあ
るか否かを判別し、合焦点状態にない場合には前記相対
的位置に基づいて撮像光学系を合焦点状態に至るまでそ
の光軸方向に駆動することにより焦点合わせを行う自動
焦点調整装置において、一つの画素を形成する光電変換
素子が複数個、ライン状に配設されてなる一対のセンサ
を含み、該一対のセンサにより前記一対の光学像を光電
変換し該光電変換により発生した一方の光学像に相当す
るアナログ電気信号と他方の光学像に相当するアナログ
電気信号とを所定周期で画素単位毎にずらしながら非破
壊的に出力するセンサ手段と、該センサ手段より出力さ
れる一対のアナログ電気信号を相関演算し、相関演算値
を出力するアナログ演算手段と、撮像光学系をその光軸
方向に駆動する駆動手段と、アナログ演算手段から出力
される相関演算値に基づいてディフォーカス量を算出す
ると共に、該ディフォーカス量を算出する毎に前記セン
サ手段より画素信号を読み出して複数回、ディフォーカ
ス量を算出し、これらの平均値に応じて撮像光学系をそ
の光軸上の合焦位置まで駆動させるように駆動手段を制
御する制御手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
本発明による自動焦点調整装置では撮像光゛学系を介し
て一つの画素を形成する光電変換素子がライン状に複数
個、配設されてなるセンサ手段を構成する一対のセンサ
に各々、被写体の光学像が結像される。
前記センサ手段からは一対の光学像の光度分布に応じた
一対のアナログ電気信号を所定周期で画素単位毎にずら
しながら非破壊的に出力される。
該センサ手段から出力される一対のアナログ電気信号は
アナログ演算手段により相関演算され、時系列的に相関
演算値が出力される。
アナログ演算手段より出力される相関演算値は制御手段
により補間演算され、その演算結果に基づいて制御手段
は、相関演算値が最小となった前記センサ手段の画素位
置の合焦時における画素位置からのずれ量を求め、該ず
れ量からディフォーカス量を演算し、撮像光学系が合焦
状態になる方向に前記ディフォーカス量だけ撮像光学系
を駆動するように駆動手段を制御する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳説する。
第1図には本発明が適用される自動焦点調整装置を備え
たカメラの一実施例の構成が示されている。同図におい
て、ズームレンズ20は被写体像を焦点面に結像させる
フォーカスレンズ群2OAと、焦点距離を変更するバリ
エータ−レンズ群20Bと、焦点距離の移動に伴って生
じる焦点ずれを補正するコンペンセーターレンズ群20
Cと、マスターレンズ群20D、20Eとから構成され
ている。コイペンセーターレンズ群2DCとマスターレ
ンズ群20Dとの間には絞り22が配設されている。ま
た、マスターレンズ群20D及び20Eの間にはビーム
スプリッタ24が配設されている。
フォーカスレンズ群2OAは図示しない第10内筒に保
持され第1の外筒に内通されている。第1の外筒を回動
させるこきによりフォーカスレンズ群20Δを光軸方向
に移動できるようになっており、その外筒の回動は直流
モータ66によって行われる。直流モータ66はモータ
駆動回路68から出力される駆動信号により回転駆動さ
れるようになっている。第10外筒の回動に伴って所定
位置に移動するフォーカスレンズ群2OAの絶対位置は
第1の外筒に設けられたフォーカスレンズ位置検出部7
0から出力されるグレーコードによる位置データから判
定することができる。グレーコードによる位置データは
フォーカスレンズ位置検出部70に形成されたパターン
電極によって作成され、フォーカスレンズ群2OAの移
動位置を示す位置データが制御回路86に出力されるよ
うになっている。
制御回路86はマイクロコンピュータ等で構成され、焦
点制御を含むカメラ各部の制御を行うが、本実施例では
焦点制御以外の制御については本発明の本旨から外れる
ので説明を省略する。
直流モークロロの回転軸は歯車機構を介して第1の外筒
に連結されており、該第1の外筒は直流モータ66によ
り回動されるようになっている。
その回動量はスリットが放射状に多数形成された円板6
4Δ及びフォトインクラブタロ4Bから成るエンコーダ
64によって検出される。
フォーカスレンズ群2OAの移動量の検出は直流モータ
66の回転量をスリット付円板のスリット数を計数する
検出器によって検出し、該検出値とフォーカスレンズ群
2OAの移動量とを対応づけておくことにより行うよう
に構成してもよい。
バリニークーレンズ群20B及びコンペンセーターレン
ズ群20Cは図示しない第2の内筒に共に保持され第2
の外筒に内通されている。第20外筒はその内側にカム
溝が形成され、カム溝には第20内筒の外側に突設され
たピンが位置している。第2の外筒が回動されることに
よってズームレンズの倍率が変化するが被写体像は常に
撮像用のCCD42の受光面に結像されるようになって
いる。ズームレンズの倍率は第2の外筒に設けられたズ
ームレンズ検出部72から出力されるグレーコードによ
るズーム情報(本実施例ではズームレンズの焦点距離f
z)から調べることができる。
ズームレンズ検出部72から出力されるズーム情報は制
御回路86に入力される。
絞りを通過した光はビームスプリッタ24で撮像光学系
とAF光学系に分岐される。
ビームスプリッタ24により分岐された光はAF (A
uto Focus)用レンズ26、反射鏡28、セン
サ光学系30を介してAF用のセンサ手段32により受
光されるようになっている。センサ光学系は第13図に
示すコンデンサンズ3、セパレータレンズ4等から構成
されている。
絞り22は制御回路86によって駆動制御される図示し
てないサーボモータによってその開口が調節されるよう
になっている。
ズームレンズを通った光は反射鏡34によって上方に9
06反射されてビームスプリッタ36に入射される。反
射鏡34は撮影時には上方に蹴り上がり、これにより入
射光はローパスフィルタ38、シャッタ40を介して撮
像用のCCD42の受光面に結像される。CCD42の
受光面には被写体像に対応した電荷が蓄積され、その電
荷パターンに応じた電気信号が記録部44に出力される
ローパスフィルタ38は干渉縞が発生しないように入射
光のうち不要成分を除去するために設けられており、シ
ャッタ40はCCD42の受光時間を調節するためのも
のである。記録部44は入力信号に基づいて被写体像を
示す映像信号を作成し磁気シート等の記録媒体に記録す
るように構成されている。
ビームスプリッタ36に入射した光はそのまま結像用レ
ンズ44を介してファインダ光学系に導かれ、ビームス
プリッタ36の光の一部は、受光素子46で受光される
受光素子46によって光電変換された電気信号は制御回
路86に入力され、制御回路86はこの人力信号に基づ
いて絞り22の絞り値及びシャッタ40のシャッタスピ
ードを制御する。
ファインダ光学系は反射鏡48と、リレーレンズ50と
、接眼レンズ52とから構成されている。
カメラ本体の上部にはストロボ53が設置され、ストロ
ボ530本体内には自動焦点調節を行う際、被写界光の
輝度が不足している場合に補助光として使用する発光素
子12が設けられている。
制御回路86はカメラ本体を統括、制御する回路であり
、該制御回路86には電源スィッチ、シャツタレリーズ
ボタン等の操作部88、各種データを表示させる表示部
等(図示せず)が接続されている。
さて、センサ手段より出力される光電変換されたアナロ
グ電気信号はアナログ演算手段74に入力され、該アナ
ログ演算手段74により相関演算が行われる。センサ手
段32及びアナログ演算手段74の構成を第2図に示す
。同図においてセンサ手段32は参照イメージセンサ3
20、基準イメージセンサ321、参照読出部322及
び基準読出部323から構成されており、参照イメージ
センサ320及び基準イメージセンサ321は、第14
図のラインセンサ5.6に相当し、画素毎に発生した信
号電荷を複数の電荷転送エレメントにより転送するCC
D (電荷蓄積デイバイス)を備えている。
また、参照読出部322と基準読出部323は、各イメ
ージセンサ320.321で光電変換された被写体像す
こ関するアナログ電気信号(以下、画素信号という)を
所定タイミングで時系列的に出力するようになっている
アナログ演算手段74はアナログ演算部740、制御信
号発生部742及びAGC回路744から構成されてい
る。
アナログ演算740は、参照読出部322及び基準読出
部323より出力される画素単位毎にずらしながら出力
される画素信号R(k>、B(k)に基づいて位相差検
出の演算を行い、その演算結果を出力端子745へ出力
する。
制御信号発生部742はセンサ手段32の作動タイミン
グを制御するための各種制御信号を発生し、例えば、イ
メージセンサ320.321内の前記CCDを転送動作
させるための電荷転送りロック信号、読出部322.3
23における画素信号R(k)、B (k)の出力動作
を該電荷転送りロック信号に同期した所定タイミングで
行わせる制御信号その他を発生する。
AGC回路744は、イメージセンサ320.321の
各画素に発生する信号電荷を検出し、所定の電荷量とな
ったことを検出すると位相差検出の演算を開始すべきこ
とを制御信号発生部742へ指令する。
第3図は第2図に示すブロック図に基づいて構成された
具体的な回路を示す。第2図の各ブロックに対応づけて
回路を説明すると、参照イメージセンサ320及び基準
イメージセンサ321はほぼ同じ構成からなり、夫々の
画素となる光電変換素子Drl −Drn 、 Dbl
 〜Dbnを有する受光部100.101と、夫々の受
光部100.101に発生する信号電荷を画素毎に蓄積
するために設けられたCCDより成る蓄積部102.1
03と、蓄積部102.103より転送される信号電荷
を取込み、これらを水平方向へ電荷転送するCCDで形
成されたシフトレジスタ部104.105で構成されて
いる。
即ち、蓄積部102.103及びシフトレジスタ部10
4.105は光電変換素子Drl〜Drn。
Dbl〜Dbnに対応した電荷転送エレメントTri〜
Trn、 Tb1−Tbn、 Crl 〜Crn、 C
bl−Cbnを有し、蓄積部102.103は信号電荷
をシフトレジスタ部104.105へ並列転送し、シフ
トレジスタ部104はそれを水平方向へ転送する。尚、
後述するが、基準イメージセンサ側のシフトレジスタ部
105はシフトレジスタ部104と異なり信号電荷の水
平方向への転送を行わないようになっている。
106.107は、受光部100.101から蓄積部1
02.103へ信号電荷を移動させるチャネル部の表面
上に形成される導電層であり、ポリシリコン層で形成さ
れ、ポテンシャル障壁部となる。
108.109は信号電荷の移動を制御するトランスフ
ァゲートである。
更に、夫々の電荷転送ニレメン) Crl〜Crn。
Cbl〜Cbnに隣接してフローティングゲートFrl
〜Frn5Fbl〜Fbnが形成され、夫々のフローテ
ィングゲートFrl 〜Frn5Fbl 〜Fbnは、
ゲートに制御信号CEが供給されるMO5型FET  
Mrl−Mrl′I、 Mbl−Mbnを介してリセッ
ト端子RESに接続されると共に、ゲートにチャネル切
換信号GHI 〜CHnが印加されることによりマルチ
プレックス動作を行うMO3型FET  Qrl〜Qr
n、Qb1〜Qbnを介して共通接点Pr 、 Pb 
に接続され、共通接点Pr SPb は夫々インピーダ
ンス変換回路110.111を介して接点PrQ、Pb
Oに接続されている。
インピーダンス変換回路110.111は共に同一の回
路構成からなり、電源VDDとアース端子間にドレイン
・ソース路を直列接続するMO3型FET  Irl、
Ir2、Ibl、Ib2と、MO3型FET  IrL
  Iblのゲート・ソース間に並列接続されリフレッ
シュ信号φRが印加されると共通接点Pr 、 Pb 
を電源VDDにクランプするMO3型FETIr3、I
b3を有し、MO3型FET  Ir2、Ib2のゲー
トは所定電位にバイアスされている。
次に、シフトレジスタ部104.105とフローティン
グゲートFrl 〜Frn5Fbl 〜Fbnの位置関
係を第4図と共に説明する。
参照イメージセンサ320側の受光部100゜蓄積部1
02、シフトレジスタ部104の光電変換素子及び電荷
転送エレメントは共に等しいピッチ幅Wで48個ずつ形
成され、両側の4個ずつの部分から成る第1、第2ブロ
ツクIR、nRを除く40個の部分から成る第3ブロツ
クIIIRの電荷転送エレメントCrl〜Cr4Q に
フローティングゲ−) Frl〜Fr4Q が併設され
、更に32個のフローティングゲー)Frl〜F r3
2 から成る第4ブロツクrVRと、残りの第5ブロツ
クVRに分類されている。そして、フローティングゲー
トFrl〜Fr40の一端は、第3図のMO3型FET
  Mrl、Mr2、・・・を介してリセット端子RE
Sに接続され、その内のフローティングゲー) Frl
〜F r32 が第3図のMO3型F E T  Qr
l 〜Qrnを介して接点Pr に接続されている。即
ち、第3図には、第4図の第3、第4ブロツクI[[R
、IVHの部分を代表して示し、他のIR、I[R、V
Rの部分の記載は省略しであるが、これらは信号電荷を
水平方向へ転送する際などに作動する予備の領域となっ
ている。
一方、基準イメージセンサ321例の受光部101、蓄
積部103、シフトレジスタ部105の光電変換素子及
び電荷転送エレメントは共に等しいピッチ幅W(参照イ
メージセンサ320側とも等しい)で40個ずつ形成さ
れ、両側の4個ずつの部分から成る第1、第2ブロツク
IB 、 nBを除く第3ブロツク[[B の電荷転送
エレメントCb1〜Cb32 に隣接してフローティン
グゲートFbl〜Fb32 が併設されている。そして
、フローティングゲートFbl〜F b32の夫々の一
端は、第3図のMO3型FET  Mbl−Mbn、Q
bl−Qbnに接続されている。即ち、第3図には第4
図の第3ブロツクIB について示されている。
又、受光部100は光軸90に対して距離β1だけ離し
て形成され、受光部101は距離β1に4ピッチ幅4W
を加算した距離!2(=β1+4・W)だけ離して形成
されている。
次に、この実施例による位相差検出装置は、半導体集積
回路装置としてワンチップ化されるものであり、イメー
ジセンサ100(101)かラフ0−ティ7グゲー) 
Fr1−Frn (Fbl 〜Fbn)にかけて示す第
5図の概略断面図に基づいて、その構造を説明する。
第5図において、N型半導体基板の表面部分に形成され
たP型拡散層(P −well )の一部に複数のN゛
型層形成されることで受光部100(101)の光電変
換素子群が構成されている。又、半導体基板上には81
02層(図示せず)を介して、信号STSを生じる障壁
部106(107)、蓄積部102(103)の各電荷
転送エレメントを構成する転送ゲート電極層、トランス
フアゲ−ト108 (109)を構成するゲート電極層
及び、シフトレジスタ部104(105)の各電荷転送
エレメントを構成する転送ゲート電極層が併設されてい
る。更に、シフトレジスタ部104.105の隣りには
、フローティングゲー)Frl〜Frn、Fbl〜Fb
nを構成するポリシリコン層及び、電源VDDにクラン
プされる電極層Δlが積層されている。この電極層Af
lは、複数形成されるフローティングゲートFrl〜F
rnXFbl〜Fbnの上面全体を覆うように形成され
ている。そして、各フローティングゲートの一端にMO
3型FET  Mrl〜Mrn、 Mbl〜Mbnが接
続されている。
また半導体基板の表面部分に形成された受光部100 
(101)に隣接して8102層(図示せず)を介して
ラテラルオーバフローゲート(LOG)90が設けられ
ており、更にラテラルオーバフローゲート90に隣接し
て半導体基板の表面部分にラテラルオーバフロードレイ
ン(LOD)92が形成されている。
オーバフローゲート90には手動により又は自動的に切
り替えられるスイッチ94を介して電源電圧Vcc又は
電圧VBA(VBA<Vcc)が供給されるようになっ
ている。
さて、リセット端子RESに印加されるリセット信号φ
FGを電源■DDと等しい電位にして゛′H″レベルの
制御信号CEによりMO3型FET  Mr1〜Mrn
、 Mbl〜Mbnを介してフローティングゲートFr
1−Frn、 Fbl 〜Fbnを電源VDDにクラン
プした後、再びMO3型FET  Mrl−MrnSM
b1〜Mbnを遮断状態にすると、第5図中の点線で示
すように半導体基板内に深いポテンシャル井戸が形成さ
れ、シフトレジスタ部104(105)の信号電荷がフ
ローティングゲート下の領域へ流入する。この流入した
信号電荷の夫々の電荷量に応じた電圧降下が夫々のフロ
ーテイングゲー)Frl〜Frn (Fbl−Fl)1
1)に生じ、受光部100(LQI)上の結像パターン
を電圧信号として検出することができる。
一方、リセット端子RESをアース電位にしてからMO
5型FET  Mrl〜Mrn、Mbl 〜Mbnをオ
ンにすることによりフローティングゲー) Frl〜F
rn、Fb1〜Fbnを’ L ”レベルにすると、フ
ローティングゲート下の領域のポテンシャル井戸が浅く
なり、再び信号電荷をシフトレジスタ部104(105
)へ戻すことができる。このような信号電荷の移動は非
破壊的に行われるので、信号電荷の読出しを何回も繰り
返すことができる。
一方、受光部100(101)により光電変換されて生
じた信号電荷のうちの不要電荷はラテラルオーバフロー
ゲート90を電源電圧Vcc(>VBA)にクランプす
ることによりラテラルオーバフロードレイン<LOD)
領域92に排出される。
従って受光部100を構成する複数の光電変換素子群の
うちの特定の範囲に属する光電変換素子の信号電荷のみ
をフローティングゲートFrl〜Frn(Fbl〜Fb
n)下の領域に流入させ、電圧信号として検出するには
上記特定の範囲外の光電変換素子に生じた信号電荷を上
述したようにラテラルオーバフロードレイン領域92に
排出すればよい。
このようにフローティングゲートFrl〜Frn。
Fbl〜Fbnを介して発生する信号をMO3型FET
  Qrl 〜Qrn、Qb1〜QbOのマルチプレッ
クス動作により時系列の信号R(k)、B (k)に変
換してアナログ演算部740の端子Pr01PbOに出
力する。
制御信号発生部742は、所定周期のチャネル切換信号
CHI 〜CHn 、蓄積部102.103と転送りロ
ック信号Tf 、 トランスファゲート108.109
のゲート信号TG、シフトレジスタ部104.105の
転送りロック信号φr1〜φr4、φb1〜φb4、イ
ネーブル信号EN、クリア信号CLR及び制御信号CE
、φSH1φSHを所定のタイミングで発生する。
次に、第2図及び第3図に示す位相差検出装置による位
相差検出の動作を第6図のタイミングチャートと共に説
明する。
時刻to の前において、光電変換素子Drl〜Drn
、 Dbl〜Dbnが所定の信号電荷を発生したことを
AGC回路744により検出されると、AC信号がH”
レベルとなり、時刻to に印加されたスタート信号S
TR(カメラのレリーズボタン等に連動して生じる)に
同期して演算処理が開始する。まず、リセット端子28
へは一定周期Taのリセット信号φRが発生する。又、
時刻toからt3 までの期間、シフトレジスタ部10
4.105の各電荷転送エレメント(第4図参照)に4
相駆動力式に基づく電荷転送を1ピンチ分だけ行わせる
4相りロック信号φr1〜φr4、φb1〜φb4が発
生する。
この電荷転送エレメントによる電荷転送の間の時刻t1
 において、制御信号CEが゛H′″レベルとなってM
O3型FET  Mrl−Mrn、 Mbl 〜Mbn
がターンオンしている時にリセット信号φFGが” L
 ”から“H′”レベルに反転することにより、7o−
ティングゲートFr1〜Fr40、Fb1〜Fb32は
電源電圧VDDの電位にクランプされ、時刻t2におい
て制御信号CEが゛′L″レベルとなってMO5型FE
T  Mrl、Mr2、 、Mlll、Mb2、・が高
インピーダンスとなることによりフローティングゲート
はそのまま電位に保持される。これにより、フローティ
ングゲート下の半導体基板内には第5図に示すようなポ
テンシャル井戸が形成される。そして、時刻t2 より
若干前の時点でゲート信号φTGによるトランスファゲ
ート108.109の導通が行われるので、蓄積部10
2.103の信号電荷がシフトレジスタ部104.10
5の対応する電荷転送エレメントへ移される。そして電
荷転送エレメントの転送動作が時刻t4 において完了
するまでに上記夫々のポテンシャル井戸に信号電荷は更
に移される。
次に、時刻t4乃至t5の期間において、チャネル切換
信号CHI 〜CH32が出力され、マルチプレクサ回
路を構成するMO3型FET  Qrl〜Qrn、 Q
bl〜Qbnがターンオンされ、各画素毎の時系列信号
が接点Pr01PbOに出力される。接点Pr01Pb
Oの信号波形は例えば第6図のCQi に示すように現
れる。即ち、各フローティングゲートFrl〜Frn、
 Fbl〜Fbnは画素毎の信号電荷に相当する電圧降
下が発生し、接点Pro、PbQには電源電圧VDDを
基準として該電圧降下分だけ下がった電圧波形が現れる
次に、第2図に示すアナログ演算部740の構成を第7
図に基づいて説明する。このアナログ演算部740はス
イッチド・キャパシタ積分器から成り、端子Pry(第
3図参照)より延設された信号線が、互いに直列接続さ
れたスイッチング端子140、容量素子Csl及びスイ
ッチング素子141を介して差動積分器142の反転入
力端子に接続され、容量素子Cslの両端がスイッチン
グ素子143.144を介してグランド端子に接続され
ている。
一方、端子Pb(](第3図参照)より延設された信号
線が、互いに直列接続するスイッチング素子145、容
量素子Cs2及びスイッチング素子146を介して差動
積分器142の反転入力端子に接続され、容量素子Cs
2の両端がスイッチング素子147.148を介してグ
ランド端子に接続されている。差動積分器142の反転
入力端子と出力端子149との間には、相互に並列接続
したスイッチング素子150と容量素子CI が接続さ
れている。
更に、端子Pr01PbOより延設された信号線にはア
ナログコンパレータ151の反転・被反転入力端子が接
続され、その入力端子がチャネルセレクト回路1520
入力端子に接続され、該チャネルセレクト回路152は
スイッチング素子140.141.143.144.1
45.146.147.148の「オン」、「オフ」を
制御するセレクト信号φ1、φ2、φに^、φKBを発
生する。
アナログコンパレータ151は被演算信号のレベルがR
(k)≧B(k、)の時は“H”レベル、R(k) <
B (k)の時は“L”レベルの極性信号Sgn(k)
を出力し、この極性信号3g口(k)のレベルに従って
セレクト信号φ1、φ2、φKA、φKBの電圧レベル
が決定されるようになっている。
次に、かかる構成からなるアナログ演算部740の動作
を第8図のタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、図示していないリセット手段よりのりセット信号
φ6.によりスイッチング素子150が「オン」となっ
て容量素子C1の不要電荷を放電した後、再びスイッチ
ング素子150を「オフ」にして第8図に示す動作が開
始される。
センサ手段32における参照読出部322、基準読出部
323からは同図(A>に示すように所定の周期で被演
算信号R(k)、B(k)が出力される。時刻t1 乃
至t2 の期間のように被演算信号がR(k)≧B(k
)の関係にあると極性信号Sgn(k)は“H″′とな
り、同図(B)、(C)、(D)、(E)に示すような
矩形波のセレクト信号φ1、φ2、φに八、φKBが発
生する。ここでセレクト信号φ1 とφ2、φKA、φ
KBは相互に同時には“H″′とはならないタイミング
で発生する。
一方、時刻t3乃至t4の期間のように被演算信号がR
(k) <B (k)の関係にあると極性信号Sgn(
k)は′L″となり、時間t1 乃至t2とは位相が逆
のセレクト信号φKA、φKBが発生する。尚、セレク
ト信号φ1、φ2は極性信号Sgn(k)のレベルにか
かわらず同じタイミングで発生する。
これらのセレクト信号φ1、φ2、φKA、φKBによ
り期間t1〜t2 の前半の周期TFIではスイッチン
グ素子144.148及びスイッチング素子140.1
47が「オン」となり、被演算信号R(k)が容量素子
Cslに充電され、容量素子C82の不要電荷が放電さ
れる。次に期間t1〜t2の後半の周期TRIにおいて
はスイッチング素子143.141が「オン」となるの
で容量素子Cslと容量素子C1の電荷が結合され、更
にこれと同時にスイッチング素子145.146が「オ
ン」、スイッチング素子147.148が「オフ」とな
るので、被演算信号B(k)が容量素子C82を介して
差動積分器142に供給される。この結果、次式(2)
に示す電荷q(k)が容量素子C,に蓄積される。
q(k)= Cr           C+ □・R(k)−□・B(k)  ・・・(2)Csl 
         Cs2 一方、時刻t3乃至t4のように被演算信号がR(k)
 <B (k>の場合には、該期間t3〜t4の前半の
周期T F 2においてスイッチング素子144.14
8及びスイッチング素子143.145が「オン」とな
り、被演算信号B(k)が容量素子C32に充電され、
容量素子Cslの不要電荷が放電される。次に期間t3
〜t4の後半の周期TR2においてはスイッチング素子
147.146が「オン」となるので容量素子Cs2と
容量素子C1の電荷が結合され、更にこれと同時にスイ
ッチング素子140.141が「オン」、スイッチング
素子143.144が「オフ」となるので、被演算信号
R(k)が容量素子Cslを介して差動積分器142に
供給される。この結果、次式(3)に示す電荷q (k
)が容量素子C1に蓄積される。
q(k)= 上式(2)、(3)から明ろかなように、このアナログ
演算部740は必ずレベルの大きな被演算信号からレベ
ルの小さな被演算信号を減算した値に相当する電荷を容
量素子C1に蓄積するので、時系列の被演算信号R(1
)、・・・R(n>、B(1)・・・B(n)について
処理を繰り返し行うと、次式(4)に示すように、これ
らの信号の差の絶対値Hが出力端子745に電圧として
得られる。
H= に=I  Cs2         Csl上式(4)
の演算を完了すると、参照続出部322は参照イメージ
センサ320のシフトレジスタ部104に保持されてい
る信号電荷を他方のシフトレジスタ部105の信号電荷
に対して1ピッチ分電荷転送し、その相互に位相のずれ
た信号電荷を再び時系列的に読出してアナログ演算部7
40は上式(4)の演算処理を行う。そして更にシフト
レジスタ部104.105の信号電荷の位相をずらしこ
れを繰り返し行う。この位相のずれは前記の相対移動量
lに相当し、この移動量lを順法度化させた時の相関演
算値は次式(5)として得ることができ、出力端子74
5より電圧として検出される。
I □・R(k+Jl!−1>  1  ・・・(5)5l (4)  即ち、上式(5)は前記式(1)に相当し、
相関演算値H(1)、H(2)、・・・H(β)がアナ
ログ信号処理にて求められる。
次に時刻tlO乃至tllの期間において、先の時刻t
6乃至tlDと同じ処理が所定の回数だけ繰り返され、
シフトレジスタ部104において順にシフトされるパタ
ーンとシフトされないシフトレジスタ部105のパター
ンとの相関演算値が得られる。
以上の処理は、βをシフト動作の回数とすれば、で示さ
れ、従来例で述べたデジタル信号処理による相関演算値
〔式(1)を参照〕に相当する。
第10図(a)〜(C)は、8回のシフト動作によって
出力端子745より得られる信号Voutの波形例を示
し、同図(a)のようにβ=4の時に最小値となるよう
な相関演算値のパターンが発生した場は、合焦状態にあ
ると識別することができ、同図(b)のようにz<4の
時の相関演算値が最小の時は前ビン状態、同図(C)の
ように1〉4の時に最小となる時は、後ピン状態であり
、lの値によってピントとずれ量も同時に検出すること
ができる。
以上説明したように、この実施例によれば、アナログ信
号処理により相関演算値の演算を行うので演算速度が極
めて速く、また回路をユニット化することができるので
半導体集積回路装置として製造するのに適している。特
に半導体集積回路のうちコンデンサーの相対精度は極め
て優れており、回路のユニット化と相俟って高精度の演
算が可能となる。
更に、シフトレジスフにはフローティングゲートを設は
信号電荷を非破壊的に繰り返し読出すことができるので
、被写体像に関わるパターンの信号を記憶するための記
憶装置が不要となり、小形の位相差検出装置を提供する
ことができる。
再び第1図にもどる。上述したようにアナログ演算手段
74内のアナログ演算部74Dにより相関演算値Hi)
が算出され、該相関演算値Hi)はサンプルホールド回
路76を介して又は直接比較器78に入力される。アナ
ログ演算手段74からは周期的に相関演算値H(jlり
iは1以上の整数)がH(1)、H(2)、・・・と順
次、出力されるが、比較器78の非反転入力端子にはタ
イミングパルス発生器80により制御されるサンプルホ
ールド回路76により前回、アナログ演算手段74より
出力された相関演算値が保持される。ここでアナログ演
算手段74より前回、出力された相関演算値をH(β−
1)、今回出力された相関演算値をH(β)とすれば、
H(β−1)とH(β)との大小関係が比較器78によ
り比較される。
制御回路86は比較器78の比較結果に基づいてズーム
レンズ20の焦点調節を行う駆動手段である直流モータ
66を駆動制御するための制御信号をモータ駆動回路6
8に出力する。
次に制御回路86により実行される自動焦点制御処理プ
ロクラムの内容を第11図に示す。同図においてプログ
ラムが起動されると、タイミングパルス発生器80は制
御回路86からの制御信号を受けてサンプルホールド回
路76にタイミングパルスを出力し、該サンプルホール
ド回路76はアナログ演算手段74より出力される相関
演算値Hi)を所定の周期でサンプルホールドする(ス
テップ500)。次いでサンプルホールド回路76によ
り保持されている前回、アナログ演算手段74より出力
された相関演算値Hi−1)と、今回出力された相関演
算値Hi)との大小比較が比較器78により行われる(
ステップ501)。
ステップ501でH(β−1)<Hi)であると判定さ
れた場合には制御回路86内のソフトカウンタAの計数
値Jがインクリメントされ、ステップ501に戻る(ス
テップ502)。
ここでソフトカウンタAはアナログ演算手段74により
アナログ相関演算を行う際の参照イメージセンサ320
と基準イメージセンサ321との画素単位でのずれ量(
相対移動量)」(本実施例では」−1〜9)を計数する
カウンタである。
ステップ501でH(β−1)>H(β)であると判定
された場合にはその時点におけるソフトカウンタAの内
容」が取り込まれ(ステップ503)、ディフォーカス
量Δd1が算出される(ステップ504)。ディフォー
カス演算は次のようにして行われる。即ち、合焦時にお
いて相対移動量がj=にで相関演算値H(β)が最小に
なるものとする。非合焦時における相関演算値H(1〉
が最小となる場合の相対移動量をjとすると、合焦時に
おける相関演算値H(β)が最小となる相対移動量と非
合焦時における相関演算値H(1)が最小となる相対移
動量との差nは n=k −(j+1)   ・・(7)(nは正又は負
の符号をとる。) となる。次にズームレンズ20のフォーカスレンズ群2
0A(第1図)のディフォーカス量を△d。
相関演算値H(β)が最小となるイメージセンサ320
.321上における画素単位当たりのディフォーカス量
を△Xとすると、ディフォーカス量△diは △di  −Δx−n   ・・・(8)となる。
尚、上式(7)において本実施例ではに=5である。ま
たnの符号はフォーカスレンズ群2OAを撮像光学系の
光軸方向に駆動する方向を示し、直流モータ66の回転
駆動方向に対応している。
さてディフォーカス量△d】 の演算が終了すると、ソ
フトカウンタBの計数値Nがインクリメントされる(ス
テップ505)。ここでソフトカウンタBはディフォー
カス量Δdi の演算回数を計数するカウンタである。
次いでステップ506にソフトカウンタBの内容NがN
−αであるか否か、即ち相関演算値H(β)に基づくデ
ィフォーカス量△di の演算がα回、行われたか否か
が判定される。ここでフローチャートには示されていな
いが1回のディフォーカス演算が行われるに先立ち、必
ず参照イメージセンサ320、基準イメージセンサ32
1から画素信号R(k)、B(k)が制御信号発生部7
42からの制御信号によりアナログ演算部740に出力
されるようになっている。ディフォーカス量Δdi の
演算がα回、行われていない場合にはステップ501に
戻り、前述したのと同様の処理が行われる。
一方、ディフォーカス量Δdl の演算がα回、終了し
たと判定された場合には処理はステップ507に移行し
、ステップ507でα回のディフォーカス量△di  
(i=1〜α)の演算値の平均値Δdが次式により算出
される。
α i=1 このようにα回のディフォーカス量Δdl の平均値△
dを同一被写体に対する焦点量情報として使用すれば結
果的に補間演算された相関演算値H<p>に基づいてデ
ィフォーカス△dが算出されたことになる。第12図に
示すように複数回、ディフォーカス量Δdl を算出す
ると、同一被写体(距離的に)に対するディフォーカス
量Δdl は正規分布をなし、その平均値△dが最も出
現頻度が高くなることが経験則として確認されているの
でこれを最確値として焦点調整に用いるものである。
制御回路86は、上式(7)、(8)、(9)によりデ
ィフォーカス量△dを算出し、更に該ディフォーカス量
に応じてフォーカスレンズ群20Δをその光軸上、合焦
位置まで移動させるようにモータ66を駆動するための
制御信号がモータ駆動回路68に出力される(ステップ
508)。
この結果、フォーカスレンズ群20A1延いてはズーム
レンズ20が合焦状態に焦点調整がなされる。
尚、本実施例では1回のアナログ相関演算でアナログ演
算手段74から出力される相関演算値H(1)〜H(9
)のうち最小となる相関演算値に対応するセンサ手段3
2における画素位置を求め、この画素位置の合焦時にお
ける画素位置からのずれ量に基づいてディフォーカス量
を演算すると共に、上記手順により同一被写体に対し複
数回、ディフォーカス量を算出しこれらの平均値を求め
ることにより結果的に相関演算値の補間演算を行うよう
にしている。
尚、上記実施例では本発明に係る自動焦点調整装置をカ
メラについて適用した場合について説明したが、これに
限定されることなく他の光学機器、例えば測距装置等に
も適用可能であることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明では被写体の一対の光学像
の相対的位置を検出して撮像光学系が合焦点状態にある
か否かを判別し、合焦点状態にない場合には前記相対的
位置j二基づいて撮像光学系を合焦点状態に至るまでそ
の光軸方向に駆動することにより焦点合わせを行う自動
焦点調整装置において、一つの画素を形成する光電変換
素子が複数個、ライン状に配設されてなる一対のセンサ
を含み、該一対のセンサにより前記一対の光学像を光電
変換し該光電変換により発生した一方の光学像に相当す
るアナログ電気信号と他方の光学像に相当するアナログ
電気信号とを所定周期で画素単位毎にずらしながら非破
壊的に出力するセンサ手段と、該センサ手段より出力さ
れる一対のアナログ電気信号を相関演算し、相関演算値
を出力するアナログ演算手段と、撮像光学系をその光軸
方向に駆動する駆動手段と、アナログ演算手段から出力
される相関演算値に基づいてディフォーカス量を算出す
ると共に、該ディフォーカス量を算出する毎に前記セン
サ手段より画素信号を読み出して複数回、ディフォーカ
ス量を算出し、これらの平均値に応じて撮像光学系をそ
の光軸上の合焦位置まで駆動させるように駆動手段を制
御する制御手段とを具備するように構成したので、本発
明によれば被写体に対する撮像光学系の合焦制御を簡単
な構成で高速且つ高精度で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される自動焦点調整装置を備えた
カメラの一実施例の構成を示すブロック図、第2図は第
1図における位相差検出装置の一実施例の構成を示すブ
ロック図、第3図は第2図の実施例の具体的な回路構成
を示す回路図、第4図は参照部及び基準部の受光部、蓄
積部、シフトレジスタ部及びフローティングゲートの配
置を示す説明図、第5図は受光部、蓄積部、ンフトレジ
スタ部及びフローティングゲートの要部断面を概略的に
示す縦断面図、第6図は第3図の回路動作を説明するた
めのタイミングチャート、第7図は第3図におけるアナ
ログ演算部の具体的な回路構成を示す回路図、第8図は
アナログ演算部の動作を示すタイミングチャート、第9
図は相関演算値の演算過程を説明するための説明図、第
10図は相関演算値より合焦状態を判別するための原理
を示す説明図、第11図は制御回路により実行される自
動焦点制御処理プログラムの内容を示すフローチャート
、第12図は同一被写体に対するディフォーカス量を複
数回、演算した場合におけるその演算値の分布を示す説
明図、第13図は従来の自動焦点検出装置の構成を示す
概略構成図、第14図は第13図における位相差検出装
置の構成を示すブロック図である。 20・・・ズームレンズ、 32・・・センサ手段、6
8・・・モータ駆動回路、 74・・・アナログ演算手
段、  76・・・サンプリングホールド回路、78・
・・比較器、 86・・・制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被写体の一対の光学像の相対的位置を検出して撮
    像光学系が合焦点状態にあるか否かを判別し、合焦点状
    態にない場合には前記相対的位置に基づいて撮像光学系
    を合焦点状態に至るまでその光軸方向に駆動することに
    より焦点合わせを行う自動焦点調整装置において、 一つの画素を形成する光電変換素子が複数個、ライン状
    に配設されてなる一対のセンサを含み、該一対のセンサ
    により前記一対の光学像を光電変換し該光電変換により
    発生した一方の光学像に相当するアナログ電気信号と他
    方の光学像に相当するアナログ電気信号とを所定周期で
    画素単位毎にずらしながら非破壊的に出力するセンサ手
    段と、該センサ手段より出力される一対のアナログ電気
    信号を相関演算し、相関演算値を出力するアナログ演算
    手段と、 撮像光学系をその光軸方向に駆動する駆動手段と、 アナログ演算手段から出力される相関演算値に基づいて
    ディフォーカス量を算出すると共に、該ディフォーカス
    量を算出する毎に前記センサ手段より画素信号を読み出
    して複数回、ディフォーカス量を算出し、これらの平均
    値に応じて撮像光学系をその光軸上の合焦位置まで駆動
    させるように駆動手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする自動焦点調整装置。
JP5670088A 1988-03-09 1988-03-09 自動焦点調整装置 Pending JPH01229214A (ja)

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