JPH0122719B2 - - Google Patents

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JPH0122719B2
JPH0122719B2 JP56020722A JP2072281A JPH0122719B2 JP H0122719 B2 JPH0122719 B2 JP H0122719B2 JP 56020722 A JP56020722 A JP 56020722A JP 2072281 A JP2072281 A JP 2072281A JP H0122719 B2 JPH0122719 B2 JP H0122719B2
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JP
Japan
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accelerator
microwave power
time
energy
incident
Prior art date
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Expired
Application number
JP56020722A
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English (en)
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JPS57134900A (en
Inventor
Isamu Uetomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はQ値の高い定在波形加速管を使用す
る線形粒子加速装置(ライナツクと称す)のビー
ム形成方式に関するものである。
ライナツクの構成は簡単に言えば第1図のよう
なものである。図においてGは電子銃、Tは加速
管、Pは加速管Tへのマイクロ波電力、Biは電
子銃Gから加速管Tへ入射する電子ビーム、Bo
は加速管Tにより加速された電子ビームである。
定在波形加速管の場合、パルス動作が一般的で、
第2図aに示すように入射ビームBiとマイクロ
波電力Pが時間的に同位相で加速管に供給されて
いる。
図において横軸のtは時間、τはマイクロ波電
力のパルス幅、縦軸の振幅はマイクロ波電力又は
ビーム電流を示す。
第3図Aの曲線は、マイクロ波電力Pと入射ビ
ームBiを同じ時間位相において加速管Tに入射
したときに得られる出力ビームBoの時間に対す
るエネルギゲイン特性である。
図において横軸のtは時間、縦軸のVはエネル
ギゲインである。V∞は定常状態におけるエネル
ギゲイン、t′はエネルギゲインが0.9V∞になる時
間を示す。
次に動作について説明する。
高いQ値を有する定在波形加速管Tに第2図a
に示すようにマイクロ波電力Pと入射ビームBi
を同時に入射させたときの出力ビームBoのエネ
ルギゲイン特性は次式で与えられる。
但しVはエネルギゲイン、βは導波管と加速管
の結合係数、ZT2は実効シヤントインピーダン
ス、Lは加速管の長さ、Pは入射マイクロ波電
力、iはビーム尖頭電流、αはωo(1+β)/2Qo, ωoは加速角周波数、Qoは加速管の無負荷Q値と
する。
この式をみてわかるように時間tが増大するに
つれてエネルギゲインは増大し、tを∞にすれば
エネルギゲインは になることがわかる。
例えば、ZT2=95MΩ/m,Qo=31,200,ωo
=2π×2856×106,β=3,5,L=1m,P=
15MW,i=0.32Aなる加速管を考えた場合エネ
ルギゲイン特性は第3図Aに示す曲線となる。つ
まり、ビームとマイクロ波を入射させてから、時
間t′後にエネルギは0.9V∞になることがわかる。
このエネルギゲインの過渡特性はQ値が大きい程
大きくなる。
この過渡特性のため、得られるビームのエネル
ギスペクトルは悪化する。パルス幅の短かいビー
ムを加速する程、過渡特性の示す部分(時間幅)
の占める割合が多くなるため、エネルギスペクト
ルが悪くなる。
従来の装置は以上のような動作のさせ方をして
いたため、エネルギスペクトルの良いビームを形
成とするときにはエネルギ限定システム(偏向マ
グネツト、限定スリツト、ビーム集束マグネツト
より構成された、限定範囲のエネルギのビームの
み後方に導くシステム)を追加する必要があるな
どの欠点があつた。
この発明は上記のような従来の欠点を除去する
ためになされたもので、Q値の高い定在波形加速
管内におけるマイクロ波電力の立上り特性に着目
して、エネルギスペクトルの良いビームを得るよ
うにした線形粒子加速装置のビーム形成方式を提
供することにある。
以下この発明の一実施例を図について説明す
る。
第2図bは加速管に入射するマイクロ波電力P
と入射ビームBiの時間関係を示す。toはマイク
ロ波に対するビームの遅れ時間である。
第3図のBはマイクロ波電力Pより時間t0遅れ
て加速管Tに入射ビームBiを入射させた出力ビ
ームB0の時間に対するエネルギゲイン曲線であ
る。この曲線からも解るように入射ビームBiを
時間位相をもつて入射することにより入射ビーム
Biは入射後過渡特性を伴わないですぐにV∞の
エネルギになる時間である。
まず、マイクロ波電力Pを加速管に入射させ、
ある程度加速管内でのマイクロ波電界の立上りが
完成した時間t0後にビームを入射させてやる場合
のエネルギゲインVは次式で与えられる。
V/V∞=1として、時間tに無関係となるt0
の値は t0=Q0/ω01+β)lni2ZT2L/4βP0 となる。前に上げたパラメータについてt0を計算
するとt0=1.19μsとなる。
このビームエネルギゲイン特性を第3図Bに示
した。
つまり、t0なる時間を決めてやれば、エネルギ
スペクトルの幅が計算上0になることがわかる。
このマイクロ波とビームの時間位相をずらせる方
法は、グリツト付電子銃を使用するなり、或はマ
イクロ波電源と電子銃電源を別個にするなどによ
り達成することができる。
以上の理論は、マイクロ波電力とビーム共にス
テツプ的に考えたが、現実は有限の立上り時間が
両者に存在するため、計算で求めたt0より幾分ず
れた位置で、得られるビームエネルギのスペクト
ルが最良となるはずである。
以上のようにこの発明によれば、定在波形加速
管の立上り特性をうまく利用して、マイクロ波と
ビームの時間位相をずらして動作させる線形粒子
加速装置のビーム形成方式を考えたので、エネル
ギスペクトルの非常に良いビームを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、線形粒子加速装置の概略構成図、第
2図はマイクロ波とビームの時間位相を示す特性
図、第3図はエネルギゲインの特性図である。 図中、Gは電子銃、Tは加速管、B0は出力ビ
ーム、Pは加速管への入射マイクロ波電力、Bi
は加速管への入射ビームである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電子銃と、この電子銃よりの電子ビームおよ
    びマイクロ波電力が入射されるQ値の高い定在波
    形加速器とを備え、この定在波形加速器にマイク
    ロ波電力と電子ビームとを入射させて出力ビーム
    を得るようにした線形粒子加速装置のビーム形成
    方式において、マイクロ波電界の立上り完成度と
    電子ビームの負荷度とを打ち消すように上記定在
    波形加速器に入射される上記マイクロ波電力を上
    記電子ビームより先に入射させるように両者の時
    間位相を設定することを特徴とする線形粒子加速
    装置のビーム形成方式。
JP2072281A 1981-02-12 1981-02-12 Linear particle accelerator Granted JPS57134900A (en)

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JP2072281A JPS57134900A (en) 1981-02-12 1981-02-12 Linear particle accelerator

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JPS57134900A JPS57134900A (en) 1982-08-20
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132399A (en) * 1975-05-13 1976-11-17 Toshiba Corp Electronic linear accelerator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51132399A (en) * 1975-05-13 1976-11-17 Toshiba Corp Electronic linear accelerator

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JPS57134900A (en) 1982-08-20

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