JPH0122462Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来からの天秤の多くは海底に寝た状態、即ち
海底にベタについた状態にある為、天秤に付随す
る仕掛及び餌も海底に着いた状態にあり、天秤自
体がかなりの抵抗になるため魚の当りがにぶくな
る一方、餌の動きが悪く且魚の目に付きにくい点
があつた。本考案は天秤の枝が直立するので仕掛
を引つぱる時の海底での抵抗が少く餌が海底より
少しはなれるのでより動きがよく、魚に気付かれ
易い効果を生むと共に、従来この種の天秤の多く
は、偏平なおもりを固着して直立させる式のもの
が多く使用されていた。しかし市販のおもりには
偏平なおもりが少く特に１号〜10号位の小さいも
のには市販品の無い地方が多く実際上使用が出来
なかつた。本考案はおもりの形にとらわれず普通
のおもりで直立させる事が出来、且つ着脱可能で
利用上至便であり、釣果も上げるのに役立つもの
で実用上大変有効である。

第１図は使用状態を示すもので、天秤本体１よ
り上方にのびる天秤枝２があり、その端はハリス
穴３を形成し、一方本体１の道糸穴４の反対側に
おもり掛環５が形成され、端部６を本体と平行な
状態に固定する締リング７が着合している。安定
盤８はおもりより少し大きい面積をもち、プラス
チツク等により形成され、その端はおもりの大き
さに合せて切除されるものである。安定盤８の上
部にはおもり固定輪９があり、これにおもり１３
が着合し、一方端部８Ａ側には天秤のおもり掛環
５にはまる着合穴１０が設けられている。この着
合穴１０とおもりの環１４は一緒におもり掛環５
に着合固定される。おもり掛環５の少し締リング
７よりの位置には、安定盤８の着合溝１２が着合
して天秤と安定盤８がずれない様固定出来るもの
である。薄い部分１１は安定盤８とおもり９の環
１４を一緒に天秤に取付けた時少し湾曲し、取り
付け易くしたもので、使用時は第１図の様に少し
曲がつて付く事が多い。おもりの固定輪９は上部
において切断部１５を設ける場合は、左右に広げ
ておもりを固定する事も出来る。

以上の様に単純な部品１つにより容易に正しく
直立させる事が出来るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図はその正
面図、第２図は安定盤の正面図、第３図はその平
面図、第４図は側面図である。 １……本体、２……天秤枝、３……ハリス穴、
４……道糸穴、５……おもり掛環、６……端部、
７……締リング、８……安定盤、９……おもり固
定輪、１０……着合穴、１１……薄い部分、１２
……着合溝、１３……おもり、１４……おもりの
環、１５……切開部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天秤本体に固着している天秤枝を有する天秤の
   おもり掛環に着合する着合穴と、その上部におも
   りを着合するおもり固定輪を有し、上記天秤枝に
   直交する面の方向に着合固定され、おもりの大き
   さよりやや大きい広さをもつ安定盤を有する事を
   特徴とする天秤。