JPH0122425B2 - - Google Patents

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JPH0122425B2
JPH0122425B2 JP56121317A JP12131781A JPH0122425B2 JP H0122425 B2 JPH0122425 B2 JP H0122425B2 JP 56121317 A JP56121317 A JP 56121317A JP 12131781 A JP12131781 A JP 12131781A JP H0122425 B2 JPH0122425 B2 JP H0122425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
waterproof
ventilation
base slab
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56121317A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5824058A (ja
Inventor
Sekiji Yokota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayakawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Hayakawa Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hayakawa Rubber Co Ltd filed Critical Hayakawa Rubber Co Ltd
Priority to JP12131781A priority Critical patent/JPS5824058A/ja
Publication of JPS5824058A publication Critical patent/JPS5824058A/ja
Publication of JPH0122425B2 publication Critical patent/JPH0122425B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンクリート下地スラブの防水構造
を形成するための下地スラブ被膜防水通気用テー
プを用いた施工法に関するものである。
しかして、本発明は、被膜防水層と下地スラブ
面との間に通気用テープを併設して、防水層と下
地スラブとの中間に滞留する空気、水蒸気等を外
気に通気放散せしめる通気用テープの施工法に係
るもので、通気用テープ基材1を下地スラブ4面
に貼着固定する目的で、貼着性接着剤層2をあら
かじめテープ面に格子状に配列して設け、テープ
基材面積に対して粘着性接着剤層の占有する面積
を5%〜30%の範囲となし、残余の95〜70%の面
積を通気用空〓3となし、被膜防水層5を被覆し
て防水層を構成した時、当該テープ1の上面は被
膜防水層5に密着させることを特徴とするもので
ある。
従来、コンクリート下地スラブ4には、セメン
トの結晶化に必要な水分以外の余剰の水分が存在
すること、また防水被膜を設ける以前に、降雨、
雪、露などによりコンクリート下地スラブの中に
水分が存在することは、必然的なことであり、こ
のようなコンクリート下地スラブに対して通常の
方法で防水被膜を設置した場合、防水層の施工完
了後に太陽光線による輻射熱を受けて温度が上昇
した時、コンクリート下地スラブ中に存在する水
分は、水蒸気化してコンクリート下地スラブと防
水被膜との中間において気化膨張し、防水層に著
しいふくれ現象がしばしば発生する。
これまで被膜防水層のふくれ現象を防止する施
工法は多種にわたり試みられ、実施された。しか
しながら、ふくれ防止効果の決め手はなく、止む
なく、絶縁工法とか、部分的な浮かし張り工法等
が従来行われているが、降雨、雪、露後に被膜防
水施工した時、コンクリート下地スラブの乾燥不
充分な時点で、被膜防水層を設置した時は必ず防
水層にふくれ現象が発生する事は事実である。
本発明は、従来どうしても防止することができ
なかつたふくれ現象の欠点を解決するための通気
用テープの施工法を提供しようとするもので、コ
ンクリート下地スラブの中に残余の水分が存在す
るが、コンクリート下地スラブと被膜防水層との
間に通気用テープを介在し、残余の水分が水蒸気
化した時、被膜防水層をふくれさせる以前に、通
気用テープと下地スラブ面との間を水蒸気が通過
して外気に放散し、水蒸気化した膨潤圧力を外気
圧力と等圧に保つためのコンクリート下地スラブ
被膜防水通気用テープの施工法を提供するもので
ある。
本発明は、その実施例が図面にもみられるよう
に、コンクリート下地スラブ4の防水構造を形成
するための下地スラブ被膜防水通気用テープ6を
用いた施工法において、合成樹脂又はゴムのテー
プ基材1の片面に、該テープ基材1をコンクリー
ト下地スラブ4面に固定せしめる粘着性接着材層
2が配設され、表面は被覆防水層5に密着せしめ
ることができるようにし、前記テープ基材1の表
面積における前記粘着性接着剤層2の占める面積
の比が5%〜30%の範囲にある通気用テープを用
いて、コンクリート下地スラブ4に所望の間隔を
おいて縦横に配備し、これを、水蒸気や膨張空気
等が外気に放散できる立上り部出口に連通せし
め、前記通気用テープ6の上面に、被膜防水層5
を密着させて設けることを特徴とする。
本発明の特徴として、通気用テープと被膜防水
層とは密着させて通気用テープとコンクリート下
地スラブとの間に95〜70%の空〓を併設している
所を気体が通過するもので、通気用テープと被膜
防水層とが密着しているので、被膜防水層と通気
用テープとの間に水蒸気が停滞してふくれ現象を
発生することを防止できる。
本発明は、通気用テープ基材1の片面に、該テ
ープを接着固定せしめるために、あらかじめ格子
状に点接触する如く粘着性接着剤層2を配設した
もので、テープ基材1は合成樹脂フイルム、ゴム
テープなどを使用するものである。
本発明の工法においては、テープ基材1の片面
に格子状に点接触する粘着性接着剤層2の占める
面積の割合が5〜30%の範囲にあることが必要で
ある。この理由は、通気用空〓を施した時は、コ
ンクリート下地スラブに接着固定した接着力が弱
ければ、被膜防水施工作業に手間が掛る欠点があ
る。
テープ基材1として一般的に使用される例を示
すと、合成樹脂フイルム又はシートとしては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン醋酸
ビニル共重合樹脂、塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート等である。合成ゴムテープ又はシー
トとしては、エチレンプロピレンゴム、ポリブタ
ジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、ブチルゴム、ブロツク重合スチレン
ブタジエンゴム等である。
テープ基材1にあらかじめ格子状に点接触する
粘着性接着剤層2は、ゴム系又は合成樹脂系の接
着剤で構成する。例えば、接着剤としては粘着性
を長時間保持する形態のものが好ましく、溶剤
型、エマルジヨン型、加熱溶融型などの粘着性接
着剤を用いてテープ基材に点接し形成したもので
ある。
以下さらに本発明を実施例にて説明する。
実施例 1 通気用テープ基材1としてポリエステル(ポリ
エチレンテレフタレート樹脂)のフイルムを約40
mm幅にしたテープに約4mmφの円形に加熱溶融型
接着剤層2を格子状に中心間隔12mmに点接着した
通気用テープを用いた。
コンクリート防水用下地の含水率が高周波水分
計を用いて測定した時、15%を超える数値を示し
たコンクリート下地にたいして、プライマーを塗
布乾燥してから防水用下地の半分に当該テープを
縦50cm間隔、横4m間隔にセツトしたものと、残
余の半分は従来の工法により通気テープ処理をし
ないもので、合成高分子ルーフイング(非加硫ブ
チルゴムシート)を用いて防水施工を行つた。但
し、通気用テープの端末は立上り部で外気と連通
させて雨仕舞7を行つた。
この結果、3日後に、被膜防水層の外観を検査
したところ、従来の工法で行なつた個所には、多
数のふくれ現象が見受けられたが、本発明による
通気用テープを用いた個所では、ふくれ現象は全
く見受けられなかつた。
以上の結果から被膜防水層のふくれ現象を防止
する効果が顕著であることが確認された。
上述の如く、コンクリート下地スラブ4の防水
構造を形成するための下地スラブ被膜防水通気用
テープ6を用いた施工法によれば、比較的簡単か
つ確実に、従来防止出来なかつた被膜防水工法に
おけるコンクリート下地の水分や空気によるふく
れ現象を防止する効果が充分あり、降雨、雪、露
などにより防水工事作業の遅延を少くできるの
で、工期短縮に役立つものであり、ふくれ現象に
起因する材質の劣化促進を防止する効果がある。
さらに述べれば、被膜防水層と下地スラブ面と
の間に通気用テープを併設して防水層と下地スラ
ブとの中間に滞留する空気、水蒸気等の通気放散
せしめる目的の通気用テープを用いて、被膜防水
層のふくれ現象を防止する方法を提供することが
できる。通気用テープの接着剤を塗布していない
テープ面積の95〜70%の空〓を空気、水蒸気等を
通気させるものである。通気用テープを随時配置
する方法として、テープの間隔を縦50cm、横4m
間隔にセツトすることにより通気がスムーズに行
なわれる。通気用テープは40mm幅程度のテープ基
材を用いることで下敷テープの様に全面には用い
ないことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面略図、第
2図は同じくその断面略図、第3図は本発明に係
る通気用テープを設置した被膜防水層を示す斜視
図である。 1…テープ基材、2…テープ固定用粘着性接着
剤層、3…通気用空〓、4…コンクリート下地ス
ラブ、5…被膜防水層、6…通気用テープ、7…
通気口の雨仕舞。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート下地スラブ4の防水構造を形成
    するための下地スラブ被膜防水通気用テープ6を
    用いた施工法において、合成樹脂又はゴムのテー
    プ基材1の片面に、該テープ基材1をコンクリー
    ト下地スラブ4面に固定せしめる粘着性接着剤層
    2が配設され、表面は被覆防水層5に密着せしめ
    ることができるようにし、前記テープ基材1の表
    面積における前記粘着性接着剤層2の占める面積
    の比が5%〜30%の範囲にある通気用テープを用
    いて、コンクリート下地スラブ4に所望の間隔を
    おいて縦横に配備し、これを、水蒸気や膨張空気
    等が外気に放散できる立上り部出口に連通せし
    め、前記通気用テープ6の上面に、被膜防水層5
    を密着させて設けることを特徴とするコンクリー
    ト下地スラブ被膜防水通気用テープの施工法。
JP12131781A 1981-08-04 1981-08-04 コンクリート下地スラブ被膜防水通気用テープの施工法 Granted JPS5824058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12131781A JPS5824058A (ja) 1981-08-04 1981-08-04 コンクリート下地スラブ被膜防水通気用テープの施工法

Applications Claiming Priority (1)

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JP12131781A JPS5824058A (ja) 1981-08-04 1981-08-04 コンクリート下地スラブ被膜防水通気用テープの施工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5824058A JPS5824058A (ja) 1983-02-12
JPH0122425B2 true JPH0122425B2 (ja) 1989-04-26

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ID=14808247

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JP12131781A Granted JPS5824058A (ja) 1981-08-04 1981-08-04 コンクリート下地スラブ被膜防水通気用テープの施工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120828U (ja) * 1984-07-11 1986-02-06 隆 冨永 排湿テ−プ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110630A (ja) * 1974-07-16 1976-01-28 Eebiishii Shokai Kk Konkuriitoyukaniokeru goseijushitoryoshiagehoho
JPS54156322A (en) * 1978-05-31 1979-12-10 Nisshin Kogyo Kk Pressure sensitive adhesive waterrproof sheet and its waterrproof execution method

Patent Citations (2)

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JPS5110630A (ja) * 1974-07-16 1976-01-28 Eebiishii Shokai Kk Konkuriitoyukaniokeru goseijushitoryoshiagehoho
JPS54156322A (en) * 1978-05-31 1979-12-10 Nisshin Kogyo Kk Pressure sensitive adhesive waterrproof sheet and its waterrproof execution method

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JPS5824058A (ja) 1983-02-12

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