JPH0121785Y2 - - Google Patents
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- JPH0121785Y2 JPH0121785Y2 JP1984193716U JP19371684U JPH0121785Y2 JP H0121785 Y2 JPH0121785 Y2 JP H0121785Y2 JP 1984193716 U JP1984193716 U JP 1984193716U JP 19371684 U JP19371684 U JP 19371684U JP H0121785 Y2 JPH0121785 Y2 JP H0121785Y2
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、後で説明するMFRの高い合成樹脂
のフイルムに芯にして、その両側端面を含む全周
囲が接着剤層を介してMFRの低い外層樹脂のフ
イルムで囲まれている多層シートの製造装置に関
するものである。
のフイルムに芯にして、その両側端面を含む全周
囲が接着剤層を介してMFRの低い外層樹脂のフ
イルムで囲まれている多層シートの製造装置に関
するものである。
そして、この装置で成形される多層シートは、
深絞り成形することによつてジユース、コーラ、
乳酸菌飲料等の飲料用カツプを始め、獣魚肉及び
惣菜等の各種トレー、容器等に用いられるもので
ある。
深絞り成形することによつてジユース、コーラ、
乳酸菌飲料等の飲料用カツプを始め、獣魚肉及び
惣菜等の各種トレー、容器等に用いられるもので
ある。
(従来の技術)
MFRとは熱可塑性樹脂の流動特性の表し方と
して最も代表的なものであつて、JIS規格におい
ても、例えばポリエチレン、プリプロピレン、ポ
リエステル等の多くの成形材料のフロー表示に採
用されている。
して最も代表的なものであつて、JIS規格におい
ても、例えばポリエチレン、プリプロピレン、ポ
リエステル等の多くの成形材料のフロー表示に採
用されている。
この試験方法は、メルトフロー・インデツクサ
と称する試験装置を使用し、その加熱筒に一定量
の成形材料のサンプルを入れ、樹脂の種類に応じ
て定められている加熱温度と加圧力のものとに、
加熱筒の底部の細孔から溶融した樹脂を押出し
て、10分間当たりの押出し量(g/10min)を求
め、これをメルトフロー・インデツクス(メルト
インデツクス 略号MI)またはメルトフロー・
レート(MFR)と定義し、その材料の流動特性
の物差しとしているものである。
と称する試験装置を使用し、その加熱筒に一定量
の成形材料のサンプルを入れ、樹脂の種類に応じ
て定められている加熱温度と加圧力のものとに、
加熱筒の底部の細孔から溶融した樹脂を押出し
て、10分間当たりの押出し量(g/10min)を求
め、これをメルトフロー・インデツクス(メルト
インデツクス 略号MI)またはメルトフロー・
レート(MFR)と定義し、その材料の流動特性
の物差しとしているものである。
ところで、従来、共押の多層シートは、層構成
を1度にシート状に押出すことによつて形成して
いる。これらの共押の多層シートを形成するに
は、大別して2種の方式があり、その最も大きな
違いはダイ部分の構造である。
を1度にシート状に押出すことによつて形成して
いる。これらの共押の多層シートを形成するに
は、大別して2種の方式があり、その最も大きな
違いはダイ部分の構造である。
第1の方式は、マルチマニホールドダイを用い
るもので、1つのT型ダイの内で2種から4種程
度の合成樹脂を積層すると共に、そのまま押し広
げてシート状しする方式であるが、この方式では
層構成が増加するほどT型ダイ自体の構造が複雑
になるため、最大が4層程度までとされている。
るもので、1つのT型ダイの内で2種から4種程
度の合成樹脂を積層すると共に、そのまま押し広
げてシート状しする方式であるが、この方式では
層構成が増加するほどT型ダイ自体の構造が複雑
になるため、最大が4層程度までとされている。
第2の方式は、T型ダイの前工程において、供
給部を設けることにより、この部分において、押
出機よる押出された溶融樹脂は積層されて多層と
なり、これをT型ダイで単に広げてシート状に押
出すものである。
給部を設けることにより、この部分において、押
出機よる押出された溶融樹脂は積層されて多層と
なり、これをT型ダイで単に広げてシート状に押
出すものである。
この方式では、供給部分がシングルマニホール
ドに付加されるが、T型ダイ自体は単純な構成と
なり、異種の樹脂を種々押出すには適するもので
ある。
ドに付加されるが、T型ダイ自体は単純な構成と
なり、異種の樹脂を種々押出すには適するもので
ある。
(考案が解決しようとする問題点)
上記の両方式は、いずれも異種の樹脂を同時に
押出して多層シート化するために、それによる多
層シートは、両側辺の耳端部を揃えることが困難
であり、構成樹脂層の内の1種又は2種の樹脂
が、耳端部まで行き渡らない等の問題を生じ、ま
た両側辺の耳端部の厚みが均一とならず、これが
ため、一般的に両側辺端部を50mm以上カツトして
製品にすることが常識化している。
押出して多層シート化するために、それによる多
層シートは、両側辺の耳端部を揃えることが困難
であり、構成樹脂層の内の1種又は2種の樹脂
が、耳端部まで行き渡らない等の問題を生じ、ま
た両側辺の耳端部の厚みが均一とならず、これが
ため、一般的に両側辺端部を50mm以上カツトして
製品にすることが常識化している。
このような場合、単一樹脂にてシート状に押出
すのであれば、カツトした部分の樹脂の再利用に
伴う問題は少ないが、異種の樹脂が混ざり合つた
ものにあつては、その再利用に非常な困難が伴う
ものである。その上、共押出しされた多層シート
の両側辺端部をカツトすることにより、両側辺端
部の切断面が外気に露出されることになり、例え
ば水蒸気を吸湿して、その酸素ガスバリヤーが極
端に低下するエチレン酢酸ビニル共重合体のケン
化物で、エチレンの含量が20〜50モル%、ケン化
度が90%以上のもののような場合は、その取扱い
に注意を要するものである。
すのであれば、カツトした部分の樹脂の再利用に
伴う問題は少ないが、異種の樹脂が混ざり合つた
ものにあつては、その再利用に非常な困難が伴う
ものである。その上、共押出しされた多層シート
の両側辺端部をカツトすることにより、両側辺端
部の切断面が外気に露出されることになり、例え
ば水蒸気を吸湿して、その酸素ガスバリヤーが極
端に低下するエチレン酢酸ビニル共重合体のケン
化物で、エチレンの含量が20〜50モル%、ケン化
度が90%以上のもののような場合は、その取扱い
に注意を要するものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記のような欠点を解決すべく案出
されたもので、前記したような飲食料品用のカツ
プ、トレー等の容器に用いる共押出しの多層シー
トの製造に当たり、従来のフイールドブロツク法
による共押出成形において、そのT型のフラツト
ダイ部分に改良を加えたものである。
されたもので、前記したような飲食料品用のカツ
プ、トレー等の容器に用いる共押出しの多層シー
トの製造に当たり、従来のフイールドブロツク法
による共押出成形において、そのT型のフラツト
ダイ部分に改良を加えたものである。
すなわち、流動性の高い内層樹脂が流動性の低
い外層樹脂で囲まれている多層シートの共押出成
形において、そのT型ダイのフラツトリツプの開
口端に、フラツト方向の両端部から内方に向か
う、流動性の低い外層樹脂の流れを絞るアウター
デイツケルを設けることにより、押出成形の外層
樹脂の流れが絞られて滞流を起こすように構成し
ている。
い外層樹脂で囲まれている多層シートの共押出成
形において、そのT型ダイのフラツトリツプの開
口端に、フラツト方向の両端部から内方に向か
う、流動性の低い外層樹脂の流れを絞るアウター
デイツケルを設けることにより、押出成形の外層
樹脂の流れが絞られて滞流を起こすように構成し
ている。
(作用)
上記のように装置を改良することにより、T型
ダイの前工程において、MFRの高い内層樹脂と
MFRの低い外層樹脂とを用い、これらを共押出
しすると、T型ダイのフラツトリツプにおいて、
そのフラツト方向の両端部に設けられた突出部
で、そのMFRの低い外層樹脂は、内方向に絞ら
れて滞流を起こし、これと同時に内部のMFRの
高い内層樹脂は押出し方向に流動し易いから、内
側に押され、その両側辺部は全体として均一の厚
さとなると共に耳端部が外層樹脂だけの多層シー
トが成形される。
ダイの前工程において、MFRの高い内層樹脂と
MFRの低い外層樹脂とを用い、これらを共押出
しすると、T型ダイのフラツトリツプにおいて、
そのフラツト方向の両端部に設けられた突出部
で、そのMFRの低い外層樹脂は、内方向に絞ら
れて滞流を起こし、これと同時に内部のMFRの
高い内層樹脂は押出し方向に流動し易いから、内
側に押され、その両側辺部は全体として均一の厚
さとなると共に耳端部が外層樹脂だけの多層シー
トが成形される。
(実施例)
次に、本考案の実施例を図面について説明す
る。
る。
第1図は、管内結合型供給部とTダイとを結合
した本考案にかかる多層シートの製造装置の概略
を示す図面である。
した本考案にかかる多層シートの製造装置の概略
を示す図面である。
本考案の装置は、フイードブロツク法による共
押出成形のもので、共押出部Aとこれに続くT型
ダイBとから構成されている。
押出成形のもので、共押出部Aとこれに続くT型
ダイBとから構成されている。
共押出部Aは、管体aに対して、その本体1に
他の供給管b及びcが設けられている。これらの
管体a、他の供給管b及びcの本体1,2,3に
は、固形樹脂を投入するホツパー4,5,6と、
本体1,2,3で加熱溶融された樹脂を押出すエ
クストルーダ7,8,9が設けられている。
他の供給管b及びcが設けられている。これらの
管体a、他の供給管b及びcの本体1,2,3に
は、固形樹脂を投入するホツパー4,5,6と、
本体1,2,3で加熱溶融された樹脂を押出すエ
クストルーダ7,8,9が設けられている。
T型ダイBは、共押出部Aより同時に押出され
積層された溶融樹脂を多層シートに成形するとこ
ろで、本体10は偏平状にして幅広く、そのフラ
ツトリツプ11にはその開口両側端部に内方に向
かうアウターデイツケル12,12が設けられて
いる。
積層された溶融樹脂を多層シートに成形するとこ
ろで、本体10は偏平状にして幅広く、そのフラ
ツトリツプ11にはその開口両側端部に内方に向
かうアウターデイツケル12,12が設けられて
いる。
本考案の装置は、3種の樹脂にて5層の多層シ
ートを形成するものであるが、これがためには管
体aに対して、他の供給管b,cとも両側から
か、また他の供給管bは両側、cは片側に設ける
等が考えられる。
ートを形成するものであるが、これがためには管
体aに対して、他の供給管b,cとも両側から
か、また他の供給管bは両側、cは片側に設ける
等が考えられる。
(使用法)
本考案の装置により押出成形される1実施例と
しての多層シートCは、そのMFRの高い内層樹
脂フイルムdが接着剤層フイルムeを介して
MFRの低い外層樹脂フイルムfで被覆されたも
のである。
しての多層シートCは、そのMFRの高い内層樹
脂フイルムdが接着剤層フイルムeを介して
MFRの低い外層樹脂フイルムfで被覆されたも
のである。
具体的には、このMFRの高い樹脂フイルムd
は、エチレン酢酸ビニル共重合体のケン化物で、
エチレンの含量が20〜50モル%、ケン化度が90%
以上のものを主成分とした樹脂フイルムで、バリ
ヤー性のようものであり、MFRの低い外層の樹
脂フイルムfは、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、またはポリエチレン等の熱可塑性樹脂であ
り、これらを接着する接着剤層のフイルムeは、
カルボニル基を有するオレフイン系や粘着性を有
するエチレン酢酸ビニル系等の樹脂である。そし
て、これらの各層の樹脂フイルムのMFRは、外
層樹脂が1.5程度、接着剤層樹脂が10程度、内層
樹脂が10程度のものがよい。
は、エチレン酢酸ビニル共重合体のケン化物で、
エチレンの含量が20〜50モル%、ケン化度が90%
以上のものを主成分とした樹脂フイルムで、バリ
ヤー性のようものであり、MFRの低い外層の樹
脂フイルムfは、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、またはポリエチレン等の熱可塑性樹脂であ
り、これらを接着する接着剤層のフイルムeは、
カルボニル基を有するオレフイン系や粘着性を有
するエチレン酢酸ビニル系等の樹脂である。そし
て、これらの各層の樹脂フイルムのMFRは、外
層樹脂が1.5程度、接着剤層樹脂が10程度、内層
樹脂が10程度のものがよい。
これらの多層シートCを構成する各層の樹脂フ
イルムの原料となる固形樹脂は、外層樹脂フイル
ムfに対しては管体aのホツパ4より、接着剤層
の樹脂フイルムeに対しては他の供給管bのホツ
パ5より、内層樹脂フイルムdに対しては他の供
給管cのホツパ6よりそれぞれ投入され、各本体
1,2,3部分で加熱溶融されると共に、各エツ
クストルーダ7,8,9によつて一緒に押送され
て第2図に示すように積層され、T型ダイBの本
体10内において扁平状に押広げられ、フラツト
リツプ11より多層シートCとなつて押出され
る。
イルムの原料となる固形樹脂は、外層樹脂フイル
ムfに対しては管体aのホツパ4より、接着剤層
の樹脂フイルムeに対しては他の供給管bのホツ
パ5より、内層樹脂フイルムdに対しては他の供
給管cのホツパ6よりそれぞれ投入され、各本体
1,2,3部分で加熱溶融されると共に、各エツ
クストルーダ7,8,9によつて一緒に押送され
て第2図に示すように積層され、T型ダイBの本
体10内において扁平状に押広げられ、フラツト
リツプ11より多層シートCとなつて押出され
る。
このとき、第3図に示すようにMFRの低い外
層となるべき樹脂f′は、フラツトリツプ11の開
口両端部から内方に向かつて設けられているアウ
ターデイツケル12,12のために、その一部が
流れをせき止められて滞流13を起こして、樹脂
の流れを内方向に押しやることとなる。
層となるべき樹脂f′は、フラツトリツプ11の開
口両端部から内方に向かつて設けられているアウ
ターデイツケル12,12のために、その一部が
流れをせき止められて滞流13を起こして、樹脂
の流れを内方向に押しやることとなる。
一方、MFRの高い接着剤層の樹脂e′及び内層
の樹脂d′は、流れ易いために外層の樹脂f′のよう
に滞流を起こすことなく、むしろ内側に集まるよ
うにして流れて押出されるから、第6図に示す従
来の多層シートC′のように両側辺部が薄くなるこ
となく、第4図に示すように均一な厚さとなる。
の樹脂d′は、流れ易いために外層の樹脂f′のよう
に滞流を起こすことなく、むしろ内側に集まるよ
うにして流れて押出されるから、第6図に示す従
来の多層シートC′のように両側辺部が薄くなるこ
となく、第4図に示すように均一な厚さとなる。
T型ダイBのフラツトリツプ11より押出され
た場合、アウターデイケル12,12間が600mm
であれば、外層の樹脂フイルムfは約50mm程度内
側に入り、接着剤層eを含めた内層樹脂フイルム
dの幅は約500mmとなる。したがつて、多層シー
トCは、第4図に示すようにその両側辺の耳端部
より50mm近いイ−イ線でカツトしても、第5図に
示すように内層樹脂シートdが露出することはな
い。
た場合、アウターデイケル12,12間が600mm
であれば、外層の樹脂フイルムfは約50mm程度内
側に入り、接着剤層eを含めた内層樹脂フイルム
dの幅は約500mmとなる。したがつて、多層シー
トCは、第4図に示すようにその両側辺の耳端部
より50mm近いイ−イ線でカツトしても、第5図に
示すように内層樹脂シートdが露出することはな
い。
以上の第1図のような装置の他に次のようなも
のであつてもよい。
のであつてもよい。
すなわち、第7図イ,ロ,ハに示すように、溶
融樹脂の流路の分配部gと供給部hとT型ダイ
B′とからなるものであつて、第1図に示すよう
なエツクストルーダにて押出される3種類の溶融
樹脂は、流路分配部gの流路x,y,zに別個に
押送される。
融樹脂の流路の分配部gと供給部hとT型ダイ
B′とからなるものであつて、第1図に示すよう
なエツクストルーダにて押出される3種類の溶融
樹脂は、流路分配部gの流路x,y,zに別個に
押送される。
この流路x,y,zは、分配部g内においてx
は上下の外側x′,x′に分かれ、yはそのままy′と
なり、zはz′とx′,x′の間にz′,z′と分かれ、全
体は上下方向にx′,z′,y′,z′,x′となる。次の
供給部hにおいて、横方向の5層の層状に押広げ
られる。
は上下の外側x′,x′に分かれ、yはそのままy′と
なり、zはz′とx′,x′の間にz′,z′と分かれ、全
体は上下方向にx′,z′,y′,z′,x′となる。次の
供給部hにおいて、横方向の5層の層状に押広げ
られる。
このように5層になつた樹脂は、T型ダイ
B′において、更に扁片状に押広げられて、第1
図のときと同様の第5図に示すような薄い多層シ
ート製品ができ上がる。
B′において、更に扁片状に押広げられて、第1
図のときと同様の第5図に示すような薄い多層シ
ート製品ができ上がる。
(考案の効果)
本考案は、流動性の高い内層樹脂が流動性の低
い外層樹脂で囲まれている多層シート共押出成形
において、そのT型ダイのフラツトリツプの開口
端に、フラツト方向の両端部から内方に向かうア
ウターデイツケルを設けることにより、流動性の
高い内層樹脂に対して流動性の低い外層の樹脂の
押出しによる流れを絞つて滞流を起こさせるよう
に構成したから、流動性の高い内層樹脂の流れに
より外層樹脂が内方に押しやられることになつ
て、成形された多層シートの両側辺縁部は全体と
して均一な厚さとなると共に、両耳端部は一定の
幅、外層樹脂フイルムだけとなる。
い外層樹脂で囲まれている多層シート共押出成形
において、そのT型ダイのフラツトリツプの開口
端に、フラツト方向の両端部から内方に向かうア
ウターデイツケルを設けることにより、流動性の
高い内層樹脂に対して流動性の低い外層の樹脂の
押出しによる流れを絞つて滞流を起こさせるよう
に構成したから、流動性の高い内層樹脂の流れに
より外層樹脂が内方に押しやられることになつ
て、成形された多層シートの両側辺縁部は全体と
して均一な厚さとなると共に、両耳端部は一定の
幅、外層樹脂フイルムだけとなる。
したがつて、本考案の装置によつて成形された
多層シートは、それの一定幅を得るために両側辺
縁をカツトしてもバリヤー性の高い内層樹脂フイ
ルム部が露出することがないから、飲食料品等の
カツプ、トレー等の容器の成形利用に適するもの
となる。しかも、多層シートのカツトされた両側
辺縁部は、同一の樹脂であるため再利用において
困難が伴うことはない。
多層シートは、それの一定幅を得るために両側辺
縁をカツトしてもバリヤー性の高い内層樹脂フイ
ルム部が露出することがないから、飲食料品等の
カツプ、トレー等の容器の成形利用に適するもの
となる。しかも、多層シートのカツトされた両側
辺縁部は、同一の樹脂であるため再利用において
困難が伴うことはない。
本考案は、T型ダイのフラツトリツプの開口両
端部において、押出し樹脂の滞流を生ずる程度の
アウターデイツケルを内方に向かつて設けただけ
であるから、その構成が簡単で、そのための費用
も低廉ですむことになる。
端部において、押出し樹脂の滞流を生ずる程度の
アウターデイツケルを内方に向かつて設けただけ
であるから、その構成が簡単で、そのための費用
も低廉ですむことになる。
第1図は本考案の装置の概略を示す説明的の斜
視図、第2図は各溶融樹脂の押出し状態を示す断
面図、第3図はフラツトリツプ部の断面図、第4
図は本考案装置で成形された多層シートの1部断
面図、第5図は本考案装置で成形された多層シー
トの製品としての断面図、第6図は従来装置で成
形された多層シートの1部断面図、第7図イ他の
装置の主要部の斜視図、ロはその1部の斜視図、
ハは1部の断面図である。 符号A……共押出部、B,B′……T型ダイ、
C……多層シート、a……管体、b,c……供給
管、d……内層樹脂フイルム、d′……内層樹脂、
e……接着剤層フイルム、e′……接着剤層樹脂、
f……外層樹脂フイルム、f′……外層樹脂、x,
y,z……流路、1,2,3……本体、4,5,
6……ホツパー、7,8,9……エツクストルー
ダ、10……本体、11……フラツトリツプ、1
2……アウターデイケル、13……滞流。
視図、第2図は各溶融樹脂の押出し状態を示す断
面図、第3図はフラツトリツプ部の断面図、第4
図は本考案装置で成形された多層シートの1部断
面図、第5図は本考案装置で成形された多層シー
トの製品としての断面図、第6図は従来装置で成
形された多層シートの1部断面図、第7図イ他の
装置の主要部の斜視図、ロはその1部の斜視図、
ハは1部の断面図である。 符号A……共押出部、B,B′……T型ダイ、
C……多層シート、a……管体、b,c……供給
管、d……内層樹脂フイルム、d′……内層樹脂、
e……接着剤層フイルム、e′……接着剤層樹脂、
f……外層樹脂フイルム、f′……外層樹脂、x,
y,z……流路、1,2,3……本体、4,5,
6……ホツパー、7,8,9……エツクストルー
ダ、10……本体、11……フラツトリツプ、1
2……アウターデイケル、13……滞流。
Claims (1)
- 流動性の高い樹脂の押出部と、流動性の低い樹
脂の押出部とからなる共押出部は、前者の押出部
よりの樹脂が、後者の押出部よりの樹脂で囲まれ
る関係にあるものであり、この共押出部に続くT
型ダイは、そのフラツトリツプの開口端に、フラ
ツト方向の両端部から内方に向かう、流動性の高
い内層樹脂に対する流動性の低い外層樹脂の流れ
を絞るアウターデイツケルを設けた多層シートの
製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984193716U JPH0121785Y2 (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984193716U JPH0121785Y2 (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61107517U JPS61107517U (ja) | 1986-07-08 |
JPH0121785Y2 true JPH0121785Y2 (ja) | 1989-06-28 |
Family
ID=30751141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984193716U Expired JPH0121785Y2 (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0121785Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4880706A (en) * | 1987-10-05 | 1989-11-14 | Mobil Oil Corp. | Biaxially oriented multilayer barrier films |
JP2007038655A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-02-15 | Sekisui Chem Co Ltd | フラットダイ、並びに、積層樹脂フィルム又はシートの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528825A (en) * | 1978-08-21 | 1980-02-29 | Toyobo Co Ltd | Extrusion die for manufacturing multilayer film |
-
1984
- 1984-12-21 JP JP1984193716U patent/JPH0121785Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528825A (en) * | 1978-08-21 | 1980-02-29 | Toyobo Co Ltd | Extrusion die for manufacturing multilayer film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61107517U (ja) | 1986-07-08 |
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