JPH01211428A - 生茶葉管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は生茶葉の管理装置に関し、特に貯留槽の底面の
中央部に送風洞を形成したことを特徴とするものである
。

（従来の技術） 製茶工場には生茶葉管理装置が備えられていて、茶園で
摘採されて製茶工場に運び込まれた生茶葉は、先ず、生
茶葉管理装置の貯留槽に投入される。　この装置は生茶
葉を一時的に貯留して茶葉蒸機に定量的に供給するもの
で、主要部を構成する貯留槽は底面が通気性のコンベヤ
によって形成されていてこの面から除熱用空気を吹き上
げて槽内の生茶葉から生じる蒸れ気を収り除いて生茶葉
を新鮮な状態に保つと共に、コンベヤを適宜な速度で回
転させることにより生茶葉を定量的に送り出して茶葉蒸
機に供給するようになっている。

（従来技術の問題点） ところで近年は、茶の生産規模が次第に拡大されており
、それに伴なって生茶葉管理装置も貯留槽を大形化して
生茶′葉の貯留能力を増大させることが求められている
。　しかしながら、貯留槽内では生茶葉はそれ自体の重
量によって圧迫されて若干沈んでいる。　この圧迫力は
貯留槽の側壁の近くに位置するものは側壁によって緩和
されるので、結局生茶葉は貯留槽の中央部に位置するも
のほど強い圧迫力を受けて余計に沈み、茶菓間の間隙が
少なくなって空気の流通性が低くなっている。　そのた
め貯留槽は生茶葉の除熱効果に偏りがあって両側部に比
べて中央部の方が除熱効果が低いので、これを大形にし
て幅を広くするとその傾向が拡大されて中央部の生茶葉
が除熱不足のために萎凋して品質の低下をきたすことと
なる。　しかも貯留槽の底面はこの生茶葉によって通気
板の通気孔の可成の部分が塞がれていて除熱用空気の吹
き上げが抑えられているので、−層その傾向がｍ著に現
れる。

かかる不具合を解消する方策として従来は、貯留槽の中
心線上に前後方向に長くて下方が開口した通気室を装設
する方法が試みられた（例えば実公昭４９−４４６１０
号）。

しかしながら、この方法は貯留槽の中央部に位置する生
茶葉に対してより多くの除熱用空気を供給することが出
来る点で萎凋を押える効果は期待されるが、反面、生茶
葉は茶葉蒸機に供給するために前方に向けて移行させる
のに対して通気室は貯留槽内に固定されているので、生
茶葉が通気室の通気面との摩擦によって揉捻されて萎縮
するという不具合が生じるのである。

（発明の目的） 本発明は貯留槽の中央部に位置する生茶葉に対して除熱
用空気を充分に供給することが出来ると共に、これを傷
める虞れのない大形の生茶葉管理装置を提供することを
目的とする。

（発明の概要） 本発明に係る生茶葉管理装置は貯留槽の底面を構成する
コンベヤが１５０〜２００關程度の幅の通気板を連結し
て形成されている点に着目し、それぞれの通気板の中央
付近に送風洞を形成してこの部分からの除熱用空気の吹
き上げ量を多くし、生茶葉を傷めることなく萎凋を防い
てこれを新鮮な状態に保つものである。

（実施例） 以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。

図中符号１は貯留槽である。　このものは生茶葉管理装
置の主要部をなすものであり、一種の無蓋槽であって、
後壁２、左右両側壁３、前壁、及び底面４とからなって
いる。　これらは通常の生茶葉管理装置の貯留槽１と同
様であって、前壁は図示はしないが掻き落とし装置によ
って構成されており、底面４はコンベヤ５によって構成
されていてこれを回転させることにより貯留槽１に貯留
した生茶葉を掻き落とし装置に向けて送り出し、しかし
てこれを解ぐしながら移送コンベヤ上に掻き落として茶
葉蒸機に定量供給するようになっている。　そして、コ
ンベヤ５のコンベヤベルトは１５０〜２００龍程度の幅
の多数の通気板６を連結して形成されていると共に、上
位のベルト面（底面４）の下に送風室７が形成され、更
にこれに図示しないブロワが接続されていて底面４から
貯留槽１に向けて除熱用空気を吹き上げるようになって
いる。

このように構成された貯留槽１のコンベヤ５の通気板６
の中央付近には送風枠８が取り付けられており、これに
よって底面４に送風洞９が形成されていて、底面４のこ
の部分の除熱用空気の吹き出し量を増加させて貯留槽１
の中央部に位置する生茶葉の萎凋を抑制するようになっ
ている。　第１図に示した実施例では、送風枠８ａは通
気板６と同様、パンチングメタル等の多数の小孔を有す
る銀材を断面ｌ型に折り曲げ形成した一例を示したが、
もとよりこの形状に限定されるものではない。

即ち、送風枠８は底面４のこの部分の通気孔が生茶葉に
よって塞がれて通気性を損なう事態を少なくすると共に
、この部分の見掛は上の有効面積を拡大して除熱用空気
の吹き出し量を増加させるものであるから、この点から
して送風枠８は底面４のこの部分を覆って直接生茶葉が
接触しないようにすると共に、少なくとも一つの側面が
４５〜９０”程度の傾斜角度を有していてこの面に対す
る生茶葉の圧接力を軽減してこれ自体が生茶葉によって
通風孔を塞がれることのないように形成されていること
が必要とされる。

従って送風枠８は、例えば断面形状をＡ型に形成した送
風枠８ｂやＸ型に形成した送風枠８ｃ等も用いられる。

尚、送風枠８はコンベヤ５の通気板６の幅と同程度、若
しくはそれより１かに長く形成されておりそれぞれが通
気板６に独立して取り付けられていて、コンベヤ５が回
転すると通気板６と共に前進して、生茶葉を送り出す際
にこれと摩擦することのないように構成されている。

（作用） 通常の生茶葉管理装置と同じく生茶葉を貯留槽１に投入
し、ブロワを駆動させて底面４から除熱用空気を吹き上
げる。　底面４は送風洞を形成した部分は茶菓によって
通風孔を塞がれることが無く、しかもこの部分は送風枠
８によって見掛は上の通風面積が拡大されているので除
熱空気の吹き上げ量が多くなり、貯留槽１の中央部に位
置する生茶葉を他のものと同じように除熱する。

勿論この場合において、送風枠は通気板の中央に一列に
形成するだけではないのであって、貯留槽の大きさに応
じて二列もしくはそれ以上の列にして取り付けるのであ
り、また、それぞれの送風枠を独立させて、或いは前位
の送風枠に後位の送風枠の前縁を重ねながら数個づンを
連続させて通気板に取り付けて送風洞を適宜な寸法にす
るのである。

（効果） 以上詳述したように本発明は貯留槽の底面を構成するコ
ンベヤが１５０〜２００−１１程度の幅の通気板を連結
して形成されている点を利用し、通気板の中央付近に送
風枠を取り付けて底面の中央線の付近に送風洞を形成し
たものであって、これにより底面のこの部分の除熱用空
気の吹き上げ量が増加し貯留槽の中央部に位置する生茶
葉が他のものと同じように除熱され、鮮度が保持される
。　殊に、送風枠が通気板に取り付けられていて、生茶
葉を送り出すときはこれが通気板と共に移動するので生
茶葉を傷める虞れが無くなって良質の製品緑茶が得られ
るようになったのである。

また、通気板に送風枠８ごと８ｂを取り付けると通気板
のその部分が送風枠によって蔽われるので、その部分の
通気孔を拡大して通気性を高めることが出来るが、更に
、コンベヤ５を二連にしてその部分を両コンベヤの継ぎ
目にすることも出来るので、装置を大型化することが出
来る利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る生茶葉管理装置の一実施例を示す
一部切欠斜視図、第２図は同上要部を示す縦断面図、第
３図及び第４図は他の一例を示す斜視図である。 １：貯留槽　　　　　２：後壁 ３：側壁　　　　　　４：底面 ５：コンベヤ　　　　６：通気板 ７：送風室　　　　　８：送風枠 ９：送風洞 特許出願人　株式会社　宮村鉄丁所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 貯留槽の底面が１５０〜２００ｍｍ程度の幅の通気鈑を
   連結したコンベヤによつて形成されている生茶葉管理装
   置において、通気鈑の中央付近にパンチングメタル等の
   通気性鈑材を用いて形成した送風枠を取り付けて、底面
   の中央線付近に送風洞を形成したことを特徴とする生茶
   葉管理装置。