JPH01195340A - 超純水中の微粒子の測定方法 - Google Patents
超純水中の微粒子の測定方法Info
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- JPH01195340A JPH01195340A JP1929288A JP1929288A JPH01195340A JP H01195340 A JPH01195340 A JP H01195340A JP 1929288 A JP1929288 A JP 1929288A JP 1929288 A JP1929288 A JP 1929288A JP H01195340 A JPH01195340 A JP H01195340A
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Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、超純水中に含まれる固形微粒子の粒径別の
個数の測定方法に関するものである。。
個数の測定方法に関するものである。。
[従来の技術]
半導体製品のICの製造工程においては、超純水による
洗浄が行われる。最近では、超LSIに見られるように
集積度が著しく向上し、これに伴って洗浄用の超純水中
に含まれる昨蝶、微生物などの微粒子の個数がさらに厳
しくされ、含まれる微粒子の個数として、例えば粒径が
0.20μm以上で数個〜数十個/立方cm以下が要求
されている。
洗浄が行われる。最近では、超LSIに見られるように
集積度が著しく向上し、これに伴って洗浄用の超純水中
に含まれる昨蝶、微生物などの微粒子の個数がさらに厳
しくされ、含まれる微粒子の個数として、例えば粒径が
0.20μm以上で数個〜数十個/立方cm以下が要求
されている。
一般に、超純水中の微粒子の測定は濾過によって補集し
た粒子を顕微鏡で計測する方法が行われているが、時間
と熟練を要するばかりでなく、被測定試料力4汗怠、断
片的であるため効率的でなく、半導体′TA造工場にお
いて流れ状態で連続的に測定するには適さない。これに
対して、管中を流れる超純水に対して光を照射して微粒
子による散乱光を検出する光学方式が考えられるが、超
純水中に含まれる気泡などの妨害があり、特に水中にお
ける微生物は自身が多分に水分を含むために、屈折率が
周囲の水とほぼ同等となって、これを光学的に検出する
ことが困難であるなど上記の要求を満足しない。
た粒子を顕微鏡で計測する方法が行われているが、時間
と熟練を要するばかりでなく、被測定試料力4汗怠、断
片的であるため効率的でなく、半導体′TA造工場にお
いて流れ状態で連続的に測定するには適さない。これに
対して、管中を流れる超純水に対して光を照射して微粒
子による散乱光を検出する光学方式が考えられるが、超
純水中に含まれる気泡などの妨害があり、特に水中にお
ける微生物は自身が多分に水分を含むために、屈折率が
周囲の水とほぼ同等となって、これを光学的に検出する
ことが困難であるなど上記の要求を満足しない。
[解決しようとする課題]
以上の状況に対して、超純水をエアロゾル化して、従来
から行われている空気中の塵を臭などの微粒子を測定す
る方法で、エアロゾル中の微粒子を測定することが有効
と考えられる。すなわち、エアロゾル化ヒにより気泡の
妨害がなくなり、さらに乾燥して脱水すれば、微生物は
固形化して塵す臭と同様に測定が可能となる。しかしな
がら、超純水には可溶性の不純物が多かれ少なかれ溶存
しており、それを噴霧したときの液滴が蒸発すると残渣
すなわち微粒子を形成し、目的とする微小な固形粒子と
区別できない問題があった。このような問題を解決して
、半導体製造工場などにおいて、超純水中の塵埃、微生
物などの微粒子を連続的に測定できる測定方法が必要と
されている。
から行われている空気中の塵を臭などの微粒子を測定す
る方法で、エアロゾル中の微粒子を測定することが有効
と考えられる。すなわち、エアロゾル化ヒにより気泡の
妨害がなくなり、さらに乾燥して脱水すれば、微生物は
固形化して塵す臭と同様に測定が可能となる。しかしな
がら、超純水には可溶性の不純物が多かれ少なかれ溶存
しており、それを噴霧したときの液滴が蒸発すると残渣
すなわち微粒子を形成し、目的とする微小な固形粒子と
区別できない問題があった。このような問題を解決して
、半導体製造工場などにおいて、超純水中の塵埃、微生
物などの微粒子を連続的に測定できる測定方法が必要と
されている。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、超純
水をエアロゾル化し、超純水に溶存している不に!物残
31−の影響を排除して、塵埃、微生物などの微粒子が
生ずる散乱光を、光散乱微粒子カウンタにより連続的に
測定する方法を提供することを目的とするものである。
水をエアロゾル化し、超純水に溶存している不に!物残
31−の影響を排除して、塵埃、微生物などの微粒子が
生ずる散乱光を、光散乱微粒子カウンタにより連続的に
測定する方法を提供することを目的とするものである。
[課題と解決するための手段]
この発明は、超純水中に含まれる塵pQなどの微粒子の
測定方法であって、噴射ノズルにより超純水とクリーン
エアとを混合噴射してエアロゾルとし、噴射ノズルの直
後に設けられた液滴セパレータにより一定の粒径以上の
液滴を除去し、それ以下の粒径の液滴と含むエアロゾル
を加熱乾燥して液滴の水分を気化させる。さらにこれを
冷却除湿した上、必要によりクリーンエアを混合して希
釈し−1このエアロゾルに含まれている固形微粒子の粒
径別の個数を光散乱微粒子カウンタにより測定する。
測定方法であって、噴射ノズルにより超純水とクリーン
エアとを混合噴射してエアロゾルとし、噴射ノズルの直
後に設けられた液滴セパレータにより一定の粒径以上の
液滴を除去し、それ以下の粒径の液滴と含むエアロゾル
を加熱乾燥して液滴の水分を気化させる。さらにこれを
冷却除湿した上、必要によりクリーンエアを混合して希
釈し−1このエアロゾルに含まれている固形微粒子の粒
径別の個数を光散乱微粒子カウンタにより測定する。
上記において、液滴セパレータにより除去する液滴の粒
径の下限としては、液滴に溶存する不純物が上記の気化
の際に残者となるので、この残31の大きさが光散乱微
粒子カウンタの検出限界以下となるように設定するもの
である。
径の下限としては、液滴に溶存する不純物が上記の気化
の際に残者となるので、この残31の大きさが光散乱微
粒子カウンタの検出限界以下となるように設定するもの
である。
[作用]
以上の構成によるこの発明の超純水中の微粒子の測定方
法においては、噴射ノズルにより超純水はクリーンエア
と混合されてエアロゾルとされ、これに含まれる液滴の
うちの、一定の粒径以上のものは液滴セパレータにより
除去される。このエアロゾルは、加熱乾燥、冷却除湿を
経て光散乱微粒子カウンタにおいて固形微粒子がカウン
トされる。この固形微粒子には、加熱乾燥により脱水し
て固形となった微生物の残骸が含まれており、同様にカ
ウントされる。なお、微粒子の個数が多いときなど必要
な場合には、さらにクリーンエアを混合して希釈される
。
法においては、噴射ノズルにより超純水はクリーンエア
と混合されてエアロゾルとされ、これに含まれる液滴の
うちの、一定の粒径以上のものは液滴セパレータにより
除去される。このエアロゾルは、加熱乾燥、冷却除湿を
経て光散乱微粒子カウンタにおいて固形微粒子がカウン
トされる。この固形微粒子には、加熱乾燥により脱水し
て固形となった微生物の残骸が含まれており、同様にカ
ウントされる。なお、微粒子の個数が多いときなど必要
な場合には、さらにクリーンエアを混合して希釈される
。
上記における液滴セパレータは、構造、寸法およびエア
ロゾルの速度などにより定まる液滴の粒径に対して、そ
れ以上の粒径の液滴を除去し、それ以下の粒径の液滴3
通過させるものである。−方、液滴に溶存する不純物は
加熱乾燥過程で水分の気化により残31となるが、この
大きさが光散乱微粒子カウンタの検出限界以下となるよ
うな液滴の粒径を下記する方法で求めておき、その粒径
に対して液滴セパレータの諸定数を設定する。これによ
り目的とする微小な固形粒子の測定に対して、溶存する
不純物残漬の影響が排除される。
ロゾルの速度などにより定まる液滴の粒径に対して、そ
れ以上の粒径の液滴を除去し、それ以下の粒径の液滴3
通過させるものである。−方、液滴に溶存する不純物は
加熱乾燥過程で水分の気化により残31となるが、この
大きさが光散乱微粒子カウンタの検出限界以下となるよ
うな液滴の粒径を下記する方法で求めておき、その粒径
に対して液滴セパレータの諸定数を設定する。これによ
り目的とする微小な固形粒子の測定に対して、溶存する
不純物残漬の影響が排除される。
上記において光微粒子カウンタの検出限界以下となるよ
うな液滴の粒径を定める方法を以下に説明する。一般に
液滴の粒径をX I Hこれが気化して生ずる残遠の粒
径をX3とするとき両者には次の簡単な関係がある。
うな液滴の粒径を定める方法を以下に説明する。一般に
液滴の粒径をX I Hこれが気化して生ずる残遠の粒
径をX3とするとき両者には次の簡単な関係がある。
X、、=kCTX、 ・・・・・
・・・・(+)ここで、Cは溶液の濃度であり、またk
は加熱乾燥過程により影響されるが、原理的には、上 に=(ρl/ρ3)3 −・・−一
−−・・(2)で表されるもので、ρ鵞は液滴の密度、
ρ3は不純物残漬の密度である。従って、超純水に溶存
する具体的な不純物に対するC、 kt、用い、光散乱
微粒子カウンタの検出限界をX3として、除去すべき液
滴の粒径XIが求められる。
・・・・(+)ここで、Cは溶液の濃度であり、またk
は加熱乾燥過程により影響されるが、原理的には、上 に=(ρl/ρ3)3 −・・−一
−−・・(2)で表されるもので、ρ鵞は液滴の密度、
ρ3は不純物残漬の密度である。従って、超純水に溶存
する具体的な不純物に対するC、 kt、用い、光散乱
微粒子カウンタの検出限界をX3として、除去すべき液
滴の粒径XIが求められる。
次に、上記の光散乱微粒子カウンタは、既に実用されて
いる空気中の塵埃などの固形微粒子を検出するダストモ
ニタと称されるものを使用する。
いる空気中の塵埃などの固形微粒子を検出するダストモ
ニタと称されるものを使用する。
ダストモニタの検出限界は機種により異なるが、0.1
μm以上、または0.05μm以上の微粒子を大きさ別
の段階に区分して個数をカウンタすることができる。従
って、上記の溶存する不純物の残シにの大きさは、機種
に対応して0,1μm以下、または0,05μm以下と
してこれを上式のXsとする。。
μm以上、または0.05μm以上の微粒子を大きさ別
の段階に区分して個数をカウンタすることができる。従
って、上記の溶存する不純物の残シにの大きさは、機種
に対応して0,1μm以下、または0,05μm以下と
してこれを上式のXsとする。。
以上により、超純水はエアロゾル化された状態において
、溶存する不純物残S査の影響が排除され、塵埃、微生
物の残骸などの固形微粒子の測定が連続的に行われる。
、溶存する不純物残S査の影響が排除され、塵埃、微生
物の残骸などの固形微粒子の測定が連続的に行われる。
[実施r!AI ]
第1図はこの発明による超純水中の微粒子の測定方法の
実施例における構成図を示すもので、超純水1は適当な
容器1′に収容されて排出管1″によりその液面が一定
の高さに保たれる。超純水は、フィルタ2により塵埃な
どが除去されたクリーンエアAにより噴射ノズル3で霧
化されてエアロゾルとなり、液滴セパレータ4に艇、い
て一定の粒径以上の液滴が除去され、この液滴は排出管
5より外部に排出される。これより小さい液滴はエアと
ともに次のキャビティ6に入り、ついで加熱器7におい
て加熱乾燥されて液滴の水分が気化する。エアロゾルの
温度は、加熱器7の出口に設けられた温度センサ8aと
温度制御器8bの動作により一定温度に保持される1つ
いで、エアロゾルは冷却器9において冷却除湿され、必
要によりクリーンエアAが混合、希釈されて光散乱微粒
子カウンタ10に送出される。光散乱微粒子カウンタ1
0には前記したダストモニタを使用し微粒子は大きさ別
の段階に区分されてカウントされる。なお、図において
点線で示した凝縮核カウンタIIは、特開「液中不純物
測定方法とその測定装置J (昭62−2221−45
)にかかるもので、微小な不純物3核とし、これを水な
どの高温飽和蒸気と混合して蒸気を付着凝縮させて粒径
を拡大して光学的に計数するものである。ただしこのも
のは本発明の構成に関係がないが、次記する液滴セパレ
ータの性能の説明のために便宜記載したものである。
実施例における構成図を示すもので、超純水1は適当な
容器1′に収容されて排出管1″によりその液面が一定
の高さに保たれる。超純水は、フィルタ2により塵埃な
どが除去されたクリーンエアAにより噴射ノズル3で霧
化されてエアロゾルとなり、液滴セパレータ4に艇、い
て一定の粒径以上の液滴が除去され、この液滴は排出管
5より外部に排出される。これより小さい液滴はエアと
ともに次のキャビティ6に入り、ついで加熱器7におい
て加熱乾燥されて液滴の水分が気化する。エアロゾルの
温度は、加熱器7の出口に設けられた温度センサ8aと
温度制御器8bの動作により一定温度に保持される1つ
いで、エアロゾルは冷却器9において冷却除湿され、必
要によりクリーンエアAが混合、希釈されて光散乱微粒
子カウンタ10に送出される。光散乱微粒子カウンタ1
0には前記したダストモニタを使用し微粒子は大きさ別
の段階に区分されてカウントされる。なお、図において
点線で示した凝縮核カウンタIIは、特開「液中不純物
測定方法とその測定装置J (昭62−2221−45
)にかかるもので、微小な不純物3核とし、これを水な
どの高温飽和蒸気と混合して蒸気を付着凝縮させて粒径
を拡大して光学的に計数するものである。ただしこのも
のは本発明の構成に関係がないが、次記する液滴セパレ
ータの性能の説明のために便宜記載したものである。
さて、上記において重要な役割を演する液滴セパレータ
の原理と作用を第2図(a)、(b)により説明する。
の原理と作用を第2図(a)、(b)により説明する。
図(a)において、液滴セパレータはノズルNと衝突板
Mとよりなり、ノズルより噴射されたエアロゾル中の液
滴のうちの一定粒径より大きいものは、矢印pのように
衝突板に衝突するが、小さいものは矢印qのように周辺
に向い衝突板に衝突しない。すなわち液滴は大きさによ
って分離される。ただし、この分離はある粒径に対して
、それ以上のものとそれ以下のものを判然と分離するの
でなくて、その粒径の上下に対しである効率で分離する
ものである。このような分離作用については、粘性を有
する気体中の微粒子の運動方程式により解析されて、そ
の結果が粉体工学、エアロゾル工学において適用されて
実用されているものである。
Mとよりなり、ノズルより噴射されたエアロゾル中の液
滴のうちの一定粒径より大きいものは、矢印pのように
衝突板に衝突するが、小さいものは矢印qのように周辺
に向い衝突板に衝突しない。すなわち液滴は大きさによ
って分離される。ただし、この分離はある粒径に対して
、それ以上のものとそれ以下のものを判然と分離するの
でなくて、その粒径の上下に対しである効率で分離する
ものである。このような分離作用については、粘性を有
する気体中の微粒子の運動方程式により解析されて、そ
の結果が粉体工学、エアロゾル工学において適用されて
実用されているものである。
第2図(a)において、ノズルNの直線部の長さをT、
内径をDとし、これに対して距離Sに衝突板Mがあるも
のとする。ノズルを通過するエアロゾルの速度をU、微
粒子(液滴)の密度9粒径をそれぞれρ+、d、エアの
密度、粘度をそれぞれρ「、ηとすると、エアの流れを
特徴づけるレイノルズ数Reと流体中の微粒子の運動3
規定するストーク数θとが次式により決まる。
内径をDとし、これに対して距離Sに衝突板Mがあるも
のとする。ノズルを通過するエアロゾルの速度をU、微
粒子(液滴)の密度9粒径をそれぞれρ+、d、エアの
密度、粘度をそれぞれρ「、ηとすると、エアの流れを
特徴づけるレイノルズ数Reと流体中の微粒子の運動3
規定するストーク数θとが次式により決まる。
Re=uDρ「/η ・・・・・・・・
・(3)θ=CCρ+d+】/9ηD −・・・
・・・・・(4)。
・(3)θ=CCρ+d+】/9ηD −・・・
・・・・・(4)。
だしCCはカニンガムの補正係数である。
微粒子の粒径に対する分離作用は、Re、θの二数とノ
ズルの形状および寸法比(T/D、S/D)によって変
化するもので、第2図(b)に円形のノズルに対する分
離効率の理論曲線を示す。曲線群はレイノルズ11 R
eをパラメータとし、ストークス数θの平方根、rFを
横軸にとったときの、微粒子の分離効率3%で示すもの
である。そこで、ノズルの形状、寸法比、諸定数および
適当な分離効率を与えて、除去すべき液滴の粒径dの下
限を設設定することができる。
ズルの形状および寸法比(T/D、S/D)によって変
化するもので、第2図(b)に円形のノズルに対する分
離効率の理論曲線を示す。曲線群はレイノルズ11 R
eをパラメータとし、ストークス数θの平方根、rFを
横軸にとったときの、微粒子の分離効率3%で示すもの
である。そこで、ノズルの形状、寸法比、諸定数および
適当な分離効率を与えて、除去すべき液滴の粒径dの下
限を設設定することができる。
第3図は、液滴セパレータの分離性能を示す1実験デー
タである。実験は、試料として1000分の1の濃度の
塩化カリ溶液を使用し、第1図の構成により溶液をエア
ロゾルとして、前記の凝縮カウンタ11により測定し、
測定値に所要の処理を行って液滴粒径に換算したもので
ある。横軸は液滴の粒径をμm単位で、縦軸は溶液の単
位体積当たりの個数(個数濃度)を任意数の対数スケー
ルとした粒径に対する個数の分布特性を表す。液滴セパ
レータを陸用しない場合の°“○゛のデータに対して、
1μmを分離境界とする液滴セパレータを使用した“・
°°データでは、1μm以上の液滴が殆ど除去され、1
μmの実効分離効率は100%に近いことを示している
。
タである。実験は、試料として1000分の1の濃度の
塩化カリ溶液を使用し、第1図の構成により溶液をエア
ロゾルとして、前記の凝縮カウンタ11により測定し、
測定値に所要の処理を行って液滴粒径に換算したもので
ある。横軸は液滴の粒径をμm単位で、縦軸は溶液の単
位体積当たりの個数(個数濃度)を任意数の対数スケー
ルとした粒径に対する個数の分布特性を表す。液滴セパ
レータを陸用しない場合の°“○゛のデータに対して、
1μmを分離境界とする液滴セパレータを使用した“・
°°データでは、1μm以上の液滴が殆ど除去され、1
μmの実効分離効率は100%に近いことを示している
。
元来、この発明において大きい液滴を除去する目的は、
既述したように大きい液滴の水分が加熱乾燥により気化
した場合は、溶存した不純物が大きな残:、沓として残
り、これが固形微粒子と区別できず測定エラーとなるこ
とを防ぐためである。そこで、残渣の粒径X、を光散乱
微粒子カウンタの検出限界以下(前記したダストモニタ
の場合、検出限界0.1μm以下または0,05μm以
下)とし、前記の式(1)、(2)に示した残渣の粒径
X3と液滴の粒径X、の関係により、不純物の種類と濃
度を指定して除去すべき液滴の粒径d(X+)を定める
。またこのdを分離境界とする液滴セパレータは、前記
の式(3)、(4)により設定されるものである。
既述したように大きい液滴の水分が加熱乾燥により気化
した場合は、溶存した不純物が大きな残:、沓として残
り、これが固形微粒子と区別できず測定エラーとなるこ
とを防ぐためである。そこで、残渣の粒径X、を光散乱
微粒子カウンタの検出限界以下(前記したダストモニタ
の場合、検出限界0.1μm以下または0,05μm以
下)とし、前記の式(1)、(2)に示した残渣の粒径
X3と液滴の粒径X、の関係により、不純物の種類と濃
度を指定して除去すべき液滴の粒径d(X+)を定める
。またこのdを分離境界とする液滴セパレータは、前記
の式(3)、(4)により設定されるものである。
[発明の効果コ
以上の説明により明らかなように、この発明による超純
水中の微粒子の測定方法は、被測定の超純水をエアロゾ
ル化して光散乱微粒子カウンタにより測定するもので、
液滴セパレータによりエアロゾル中の大きい液滴を除去
することにより、超純水に溶存した不純物の気化による
残渣の大きさが光散乱微粒子カウンタの検出限界以下と
なって、測定エラーを生ずることなく、超純水中の塵y
l、微生物の残骸などの微粒子の連続的な測定が可能で
ある。これを半導体製造工場などにおける超純水の検査
装置に適用することにより、効率よく、かつ正確に微粒
子の粒径と個数を連続的に測定できる効果には大きいも
のがある。
水中の微粒子の測定方法は、被測定の超純水をエアロゾ
ル化して光散乱微粒子カウンタにより測定するもので、
液滴セパレータによりエアロゾル中の大きい液滴を除去
することにより、超純水に溶存した不純物の気化による
残渣の大きさが光散乱微粒子カウンタの検出限界以下と
なって、測定エラーを生ずることなく、超純水中の塵y
l、微生物の残骸などの微粒子の連続的な測定が可能で
ある。これを半導体製造工場などにおける超純水の検査
装置に適用することにより、効率よく、かつ正確に微粒
子の粒径と個数を連続的に測定できる効果には大きいも
のがある。
第1図は、この発明による超純水中の微粒子の測定方法
の実施例における構成図、第2図(a)、(b)は、第
1図の液滴セパレータの原理と作用の説明図、第3図は
第2図の液滴セパレータの性能についての測定データの
1例を示す曲線図である。 1・・・超純水、 1′・・・超純水の容器、
2・・・フィルタ、 3・・・噴射ノズル、4・
・・液滴セパレータ、 1”、5・・−排出管、6
・・・キャビティ、 7・・・加熱器、8a・・・
温度センサ、 8b−・・温度制御器、9・・・冷却
器、 IO・・・光散乱微粒子カウンタ、11・・
−凝縮核カウンタ。 第1図 j 第2図 (a) (b) ストー7ん牧5 第3図 〕伏シ肉甜径(um)
の実施例における構成図、第2図(a)、(b)は、第
1図の液滴セパレータの原理と作用の説明図、第3図は
第2図の液滴セパレータの性能についての測定データの
1例を示す曲線図である。 1・・・超純水、 1′・・・超純水の容器、
2・・・フィルタ、 3・・・噴射ノズル、4・
・・液滴セパレータ、 1”、5・・−排出管、6
・・・キャビティ、 7・・・加熱器、8a・・・
温度センサ、 8b−・・温度制御器、9・・・冷却
器、 IO・・・光散乱微粒子カウンタ、11・・
−凝縮核カウンタ。 第1図 j 第2図 (a) (b) ストー7ん牧5 第3図 〕伏シ肉甜径(um)
Claims (2)
- (1)噴射ノズルにより超純水とクリーンエアとを混合
噴射してエアロゾルとし、該噴射ノズルの直後に設けら
れた液滴セパレータにより、該エアロゾルに含まれた一
定の粒径以上の液滴を除去し、該一定の粒径以下の液滴
を含むエアロゾルを加熱乾燥して該液滴の水分を気化さ
せ、さらに冷却除湿した上、必要によりクリーンエアを
混合して希釈し、該エアロゾルに対して光散乱微粒子カ
ウンタにより、上記超純水中に含まれた塵埃などの固形
微粒子の粒径別の個数を連続的に測定することを特徴と
する、超純水中の微粒子の測定方法。 - (2)上記の液滴の水分の気化において、液滴に溶存す
る不純物の残渣の大きさが、上記光散乱微粒子カウンタ
の検出性能の下限以下となる上記一定の粒径とし、該粒
径以上の液滴を除去する液滴セパレータとする、請求項
1記載の超純水中の微粒子の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1929288A JPH01195340A (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 超純水中の微粒子の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1929288A JPH01195340A (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 超純水中の微粒子の測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01195340A true JPH01195340A (ja) | 1989-08-07 |
Family
ID=11995359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1929288A Pending JPH01195340A (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 超純水中の微粒子の測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01195340A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012037318A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Japan Organo Co Ltd | 液中粒子の計測装置及び計測方法 |
US8274664B2 (en) | 2007-12-10 | 2012-09-25 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus with image reading unit including contact glass |
WO2013132630A1 (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-12 | 株式会社日立製作所 | 液中微生物の検出方法及び装置 |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP1929288A patent/JPH01195340A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8274664B2 (en) | 2007-12-10 | 2012-09-25 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus with image reading unit including contact glass |
JP2012037318A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Japan Organo Co Ltd | 液中粒子の計測装置及び計測方法 |
WO2013132630A1 (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-12 | 株式会社日立製作所 | 液中微生物の検出方法及び装置 |
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